「うーなーなー♪」
招き猫のポーズで待っていたのは、ノラ・ネコカブリ(ダークエルフの眠りの歌い手・f35214)であった。
彼は「涼」と書いてあるうちわを仰ぎ、かき氷を傍に置きながら、アロハシャツに海パン姿、サングラスをかけて涼んでいた。床に三畳の畳の香りがあり、置いてある扇風機がそよぐことで、猟兵達へ届いてくる。
そんな真夏を満喫する姿で、真剣に依頼に赴いた猟兵達も気が抜けてくる。
「今回は、川遊びしてくるついでに、綺麗な宝石がゲットできる任務なのら♪」
彼は綺麗な宝石のちょうちょの写真を猟兵に渡すと、サングラスを上げてニンマリ笑った。
「このちょうちょが、今回倒すオブリビオンなのら~。澄んだ川にしか現れないやつなのら」
カラフルにそれぞれの赤、青、黄色、緑などに輝く宝石の蝶は真夏の太陽の光を浴びて、美しく輝いている。
「それが、近くの森で現れる事が分かったのら。息抜きついでに、川遊びしつつ狩ってきて欲しいのら♪ 敵は、水がきれいなほど強くなるのら。川を汚しちゃダメなのらよ?」
街の近くの森の水質は、飲めるほどきれいだ。それなりの強さを考えた方が良いだろう。
「輝きで治療したり、宝石の粒を飛ばしてくる攻撃をしたりするのら。まあ、単純な攻撃だから、問題ないのらね。狩った後の宝石は、自由に持って帰っていいのら~」
そしてノラは、羊皮紙にインクで書かれたチラシを猟兵達に見せた。
「近くの森では、お祭りがあってるのら。川遊びで種を水圧で飛ばして、相手にぶつけあうウォーターバトルが開催されているのら♪ 子供を連れた家族が、お祭りで種をぶつけあって遊んでいるのら~」
それを聞いて、早速、猟兵達も小さなスコップやらバケツ、ウォーターガンを集め出し、装備し始める。
こんな暑い日に、ただただオブリビオンを狩るなんてやってられない! 夏だ! 川だ! 遊びだ!
「真夏を満喫してってな~♪」
転送のゲートが開くと、川遊び衣装で猟兵達は駆けだしていった。
はるかず
●はじめに
箸休めに書いていた真夏シナリオです。
真夏を楽しみましょー!!
●近くの森でウォーターバトル!
種を飛ばしてぶつけ合う、ウォーターガンや水圧を利用した種まき遊びです。豊穣の遊びでもあります。
近くの森の川で、たくさん遊んで、種をまきましょう!
子供達相手に、ぶつけて遊ぶのも良し、恋人同士で遊ぶのも良しです。
●宝玉蝶
美しい川の水にひかれて、蝶がやってきます。
狩った後の宝石は、自由にお持ち帰り下さい。
第1章 日常
『ボムって!ウォーターバトル!』
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POW : 肉体や気合を駆使して遊ぶ!
SPD : 速さや技量を駆使して遊ぶ!
WIZ : 魔力や賢さを駆使して遊ぶ!
イラスト:ミムミリ
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん
今回、私は保護者ですよー。
まあねえ、陰海月が行きたくて仕方がない!と引っ張られたものですからー。
(孫に甘い祖父気分)
※はしゃぐ孫的存在のクラゲ※
陰海月「ぷきゅ!ぷきゅ〜♪」
わーい、水遊び!ぼく、やりたい!ってねだったんだ〜♪
ウォーターガン持って、現地の子ども達と一緒に遊ぶ!
楽しいね、このお祭りの水遊び!
ウォーターガンを持って、陰海月が子供たちと遊んでいる。
川はキラキラと輝き、水質の良さが分かるほど透明だ。そんな川が1680万色に優しく光る輝きを発する陰海月の、優しい空間によって守られていた。
UC《翳鏡虫霓》は子供達をあらゆるダメージから守り、ケガをしてもすぐ治るように補助してくれているのだ。
子供たちは飛んで回る陰海月を撃ち落とそうと、躍起になってウォーターガンで水かけあっている。
「ぷきゅ!ぷきゅ〜♪」
楽しそうに陰海月は水鉄砲を回避した。
右へ、左へ、海月らしくゆらゆらと揺れて神回避を繰り出す。
子供達がウォーターガンを発射すると、水鉄砲に種が乗って、ぴゅーっと飛んでいく。ぱしんと、子供に当たった。当てられた子供がやり返すと、種がまたぴゅーっと飛んでいった。こうやって、豊穣の種をまく祭りなのだ。
「ぷきゅきゅ~♪」
この祭りがとっても楽しいと言わんばかりに、体を名一杯に陰海月は動かす。
「おじちゃんは、遊ばないのー?」
一人の子供が、川に足をつけて陰海月を眺める馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)に聞いていた。
「私は今回保護者ですからー」
馬県に話しかけている男の子に、クラゲがぷしゅっと水をウォーターガンで当てた。
「ぷきゅ~! ぷきゅきゅ~!」
攻撃を誘う踊りで、くるくると回って子供を挑発してくる。
「やったなー!! 二倍返しだー!」
木製のウォーターガンを振り回し、子供が陰海月を追いかける。
その様子をみて、馬見はのほほんと孫を見る祖父の気持ちで言った。
「いいですねー。めいいっぱい楽しんでますねー」
成功
🔵🔵🔴