7thKING WAR㉖〜最終決戦! 魔王対猟兵
●初代魔王と六番目の猟兵
「みんな、お疲れさまー!
とうとうこの戦争も最後の戦場まできたっぽいよ」
とはいえ、事実上喉元に刃を向けられたも同然の初代魔王はまだ諦めてはないようで。
「なんかギリギリまで凌いで、悪魔契約書を持ち逃げしようとしてるっぽいよ」
持ち出された悪魔契約書を利用して、何処かの世界で疑似カタストロフなど起こされた日にはたまったものではない。なんとしても、それは阻止しなければならない。
「で、そのガチデビルなんだけど。
自分の後の魔王たちの……コピー……みたいなもんなのかな。そんなんをふよふよさせてるっぽいね」
そう言いながら、ミーシャ・フェイ(光のマジックナイト(自称)・f36917)は手にした薄い板――よく見てみるとスマホのようにも見えるが、これが彼女のグリモアだったりする――の上で指を滑らせながら、情報を読み上げる。
ひとつめ。様々な料理を作って食べさせ回復する、2ndKING『魔王ビストログルメ』の宝珠。
ふたつめ。「植物怪獣軍団」をひたすら召喚し続ける、3rdKING『堕天使エンケロニエル』の宝珠。
みっつめ。新たな知識を脳内に流し続けることで戦闘時間に比例して強化を施していく、4thKING『キング・ブレイン』の宝珠。
よっつめ。盾のオーラを放出しながら飛び回り持ち主を護る、5thKING『勇者リリリリ』の宝珠。
さいごに。命中精度高かつダメージ大の「腹からビーム」をユーベルコードと共に撃てるようになる、6thKING『ビームスプリッター』の宝珠。
「でもねー。
攻撃してると、こっちの味方をしてくれるようになるっぽいよ。……我にかえるのかな?」
殴れば正気に戻るって、そんな家電製品みたいな。と、いうか、魔王に寝返られる魔王って。
まあ、そもそもこのガチデビルを倒すために「デビルキング法」なんてものを作った世界だ。そのガチデビルを倒すためなら……と、いうことなのかもしれない。たぶん。
「あ、そうそう。
ガチデビルは先手取ってくるから、注意してね。流石にこればっかりは前のめりすぎたら、どーしよーもなく大変なことになっちゃうから」
宝珠だけでもかなり厄介なのだが、先手を打って展開してくるユーベルコードも、配下の古代悪魔軍を召喚する『強欲』、戦場に敵を攻撃し味方を癒す魔力の炎を発生させる『憤怒』、悪魔契約書による契約の魔術鎖で繋げてくる『嫉妬』……と、厄介なものがそろっている。しかも、『ビームスプリッター』の宝珠の追加攻撃もついてくるので、対策は必須になってくる。
「と、いうわけで。
わるい魔王にここまでの勢いでバッサリ天誅、やってきちゃってー!」
そう言って、ミーシャは猟兵達を送り出した。
白神 みや
お世話になっております、白神です。
あれよあれよと、オブリビオン・フォーミュラが戦場にひきずりだされましたね。
「やや難」ではありますが、明るく元気に楽しく殴りにまいりましょう!
●プレイングボーナス
敵の先制攻撃に対処する。
「KING宝珠」を味方にする。
●お願い
MSページはお手数ですが必ずご一読ください。
受付期間については、タグにて告知いたします。
ただし、最初に掲示する締切の後も🔵状況等により受付再開する可能性があります。
第1章 ボス戦
『1stKING魔王ガチデビル召喚形態』
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POW : 『強欲』
レベル×1体の【配下の古代悪魔軍】を召喚する。[配下の古代悪魔軍]は【邪悪】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : 『憤怒』
戦場全体に【ガチデビルの魔力が具現化した闇色の炎】を発生させる。レベル分後まで、敵は【炎から現れる『憤怒獣』】の攻撃を、味方は【闇色の炎による治癒】の回復を受け続ける。
WIZ : 『嫉妬』
自身と対象1体を、最大でレベルmまで伸びる【悪魔契約書による契約の魔術鎖】で繋ぐ。繋がれた両者は、同時に死なない限り死なない。
イラスト:落葉
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●斯くして、戦いの火蓋は切って落とされる
「遂にここまで来たか、猟兵ども」
転送された猟兵達の前にガチデビルの巨体が立ちふさがる。
「万全の状態ではじめた此度の戦いも、最早此れまでか」
ガチデビルの身体が揺れ、猟兵達へと狙いを定める。それとともに、その周囲に五つの宝珠が付き従う様に舞う。
「私の後にデビルキングを僭称した者共の力をもって、勝機を掴み取る……!」
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
炎の憤怒獣が相手、ね。
最初は[オーラ防御]+[結界術]で体全体に防御障壁を張りつつ、[火炎耐性]でしのぐ。
そして動けるようになれば直ちにユーベルコード【因果応報の鏡】
拳銃で憤怒獣の攻撃を受けたらすぐにそれをコピー。
「これは貴方の罪」
こちらも戦場全体に憤怒獣を出現させて敵に対応しつつガチデビルも攻撃よ。
私の魔力だから、出てくるのは蒼炎の憤怒獣で、青紫の炎による治癒を受けるのかしらね。
もちろん私自身も近くの敵を拳銃で射撃して、少しでも有利になるように立ち回るわね。
●希望の宝珠と魔王の宝珠
ガチデビルが咆哮と共に戦場を闇色の炎で染め上げる。
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)はオーラを身に纏い、さらに結界を用いて己の周囲に結界を張ることで『ビームスプリッター』の宝珠の加護によるビームから身を護り、炎をしのぐ。さらに闇色の炎から同じ闇色の炎を纏う憤怒獣が現れる。
「流石に一筋縄ではいかないようね。……でも、『これは貴方の罪』」
憤怒獣に相対するヴィオレッタは、ユーベルコード『【因果応報の鏡】』の詠唱を共に武器を構える。
飛び掛かる獣の爪を銃で受け止めえることで、ガチデビルの『憤怒』を転写する。ただ、ヴィオレッタが転写した『憤怒』は、ガチデビルの闇色の炎とは異なり、彼女自身の本性である宝珠に似た蒼い色をしており、付き従う獣もまた同じ蒼を纏っている。
ヴィオレッタは、己が、味方の猟兵達が少しでも有利であるよう、獣たちと共に戦場を駆抜けていく。
大成功
🔵🔵🔵
アマネセル・エルドラート
【同時参加フィルート】
「敵の数がどうしても増えちゃうのが厄介よね。何とか宝珠を味方に付けたいところ。」
宝珠の一つ、『勇者リリリリ』の宝珠を確認。
味方に付けることが出来れば守りを固めて一気にガチデビルの元に向かえるかもしれない。
「ちょっと賭けにはなるけれど、取れれば大きいわよね。」
UCドリームベールで身を隠し、憤怒獣からの攻撃を躱しつつ赤のプレイングカードを『勇者リリリリ』の宝珠に向けて投擲。
宝珠を味方に付けることが出来たら自身を覆い隠す夢を飛ばして周囲に居る憤怒獣を払いのけて盾のオーラを利用してガチデビルに接近、ランスチャージからの攻撃で一気にダメージを狙って行こう。
フィルート・オフハート
【同時参加アマネセル】
「ボクは援護するよ。とにかく、アマネセルに近づけさせないよ」
UC次元斬を放ち、世界を隔絶する一撃で、戦場に広がる闇色の炎に路を拓く。
アマネセルの向かう先を守るように空を斬る。
「さてと、ボクがここで相手をするよ」
あとは、自身に向かう憤怒獣に応戦して、アマネセルの策が上手くいくことを願うばかりだ。
自分の持てるもの全てを使ってでもここは耐えて見せよう。
宝珠を味方にできたなら、アマネセルの通った道を追いかけて、魔創剣を使って残りの力全てでガチデビルに次元を裂く一撃をお見舞してやるさ。
●夢と理で、盾を穿つ
「敵の数がどうしても増えちゃうのが厄介よね。」
アマネセル・エルドラート(時計ウサギのアリスナイト・f34731)が、戦場を見渡しながら言う。
「ボクは援護するよ。とにかく、アマネセルに近づけさせないから」
その傍らで、フィルート・オフハート(理を識る旅猫・f36752)が武器を構える。
「ありがとう。何とか宝珠を味方に付けたいところ……よし。」
フィルートの心強い発言を受けて、アマネセルは狙いを定める。それは、主に護りの力を持つ、『勇者リリリリ』の宝珠。
「『外からは見えないわよ、夢だから。』」
「『世界を越える一撃、これなら!』」
各々のユーベルコードの詠唱を共に地を蹴ったのは同時。
「さてと、ボクがここで相手をするよ」
フィルートのユーベルコード『次元斬』の衝撃波が闇の炎を切り裂き、斬撃が描いた軌跡に残る次元断層の壁が『ビームスプリッター』のビームを受け止める。
その一方アマネセルはユーベルコード『ドリームベール』で己と武器を深い夢で覆い隠し、フィルートの次元断層の壁も利用して炎から現れる憤怒獣の攻撃を躱す。そのまま手にした赤のプレイングカードを『勇者リリリリ』の宝珠へと投げた。
カードは狙い過たず宝珠へと突き刺さっていく。幾枚かのカードが突き刺さった時、高く澄んだ音がして、ガチデビルの周囲を護っていた盾のオーラが消失する。更に宝珠はガチデビルの元を離れ猟兵達の方へと舞い降り、その周囲へ盾のオーラを纏わせる。
「な……?! 私が解析し生み出した宝珠が……?!」
ここまで余裕を見せていたガチデビルが声をあげた。
「ちょっと賭けではあったけど、思った通りね。」
アマネセルは自身の周囲に盾のオーラが現れたのを確認すると、武器や己に纏わせていた深い夢を憤怒の獣たちへ飛ばし、払いのける。そのままガチデビルへと駆け出す。フィルートもその後を追って走りだす。
「一気に行くわよ!」
「次元を裂く一撃をお見舞してやる!」
アマネセルの槍の一撃と、フィルートの大剣の一撃が、同時にガチデビルの巨体を穿った。
大成功
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神臣・薙人
【護】
これで最終局面であれば
こちらももうひと頑張りですね
ビームスプリッターには初手から警戒
腹部が光る等の予兆があれば
即座に回避行動を取ります
魔術鎖を受けた際は
鎖を引っ張る・白燐蟲に攻撃させる等
外せないか試みます
有効な手立てが見付かれば
以後も同様の方法で解除
キアラさんの鎖も同様に
外せなければ
一緒に死んで下さるんですか?と
聞いてみましょうか
宝珠全体が範囲に入るよう立ち位置を調整し
白燐桜花合奏を使用
宝珠が味方になるまでは
攻撃範囲から外れないよう留意します
蟲笛の演奏が途切れた際は
可能な限り早く再開
魔術鎖も花吹雪で切れないでしょうか
宝珠が味方になった後も
UCは継続使用
負傷者が範囲に入るよう位置を取ります
キアラ・ドルチェ
【護】
「時人さんっ、やってやりましょうっ!」
『嫉妬』で私と繋がれた場合は伸びる範囲外まで出て効果無効化
「そんな契約は無効ですよっ」
宝珠と繋がった場合は同時撃破目指し
薙人さんの鎖はCVCでガンガン攻撃して破壊しようと
ビームスプリッターのビームは【第六感】と射撃体勢に入るのから判断して射線を予測し回避
基本はその時点で敵+味方が最大数入る位置取りを保ち、【全力魔法】【高速詠唱】【多重詠唱】【魔力溜め】でのCVCを連発し攻撃・回復両立
「陸井さんっ! いっけええええええ!!!」
ただ回復が追い付いていない方がいる場合は、その味方が入る位置でCVC
逆に回復足りていれば、敵が最も効果範囲に入る位置に移動します
葛城・時人
【護】
絶対に止めて見せる
思い通りになんかせてたまるか!
作戦は全員の全体攻撃での全宝珠覚醒
此処に居るのは掛け替えのない仲間たちだ
やれる!
「頑張ろうね、皆!」
初手【空中機動】【結界術】等で憤怒や
ビームスプリッター躱し
即時全体治癒付の白燐大拡散砲詠唱
「往け!宝珠を狙い撃て!」
被弾にも熱線にも落ち着き気合を入れ
【高速詠唱】【多重詠唱】も用い畳みかけ
疑似でも歴代王たちに呼びかけも
「起きて軛を振り解け!俺たちに力を貸してくれ!」
全ての宝珠が此方の味方をするか大半が来たら
加護を謝し力を借りつつ再び今度はガチデビルに
向け大拡散砲を放つ
「貴様は何処の世界にも不要だ!消えて!無くなれっ!」
通常攻撃も加護に乗せ行う
凶月・陸井
【護】
ガチデビルもこれで王手って所だな
「あぁ、ぼっこぼこにしてやろうな」
ビーム含め先制攻撃は意識を研ぎ澄まして「見切り」で回避
憤怒の様な全体攻撃には「覚悟」と「武器受け」で耐え抜く
「こんなもんじゃ俺達の心は折れないぞ」
先制攻撃に対処しつつ仲間と宝珠の位置にも気を向け
仲間達の攻撃開始と共に【水遁「無尽霧影分身撃」】を発動
観察から、攻撃のひと押しが足りない宝珠へ分身を向かわせ
仲間達の攻撃に紛れてとびかかり
117体の分身を一気に爆弾へ変化させて起爆
「今、目を覚まさせてやる」
宝珠が味方になってからは集中攻撃
分身を全て苦無に変化させて打ち込んでいく
「悪いが、お前の思い通りになんかさせない。此処で討つ!」
●護りし者達は生命と未来を讃え歌う
「これで最終局面であれば、こちらももうひと頑張りですね」
神臣・薙人(落花幻夢・f35429)が、戦局を見定めようと彼方を見据えながら言う。
「そうだね、絶対に止めて見せる。思い通りになんかせてたまるか!」
「あぁ、ぼっこぼこにしてやろうな」
その言葉に、葛城・時人(光望護花・f35294)が応え、凶月・陸井(我護る故に我在り・f35296)もその傍らで頷き返す。シルバーレインで長く戦い続けてきた彼らは、殊更に「カタストロフ」という言葉には敏感になる。例え事象として異なろうとも、それが重篤な危機であることは変わらないというのも確か。そして、今それを阻止する力があるのであれば、やる事は唯一つ。
「時人さんっ、やってやりましょうっ!」
キアラ・ドルチェ(ネミの白魔女・f11090)も、両親からその当時の事は語り聞かされてきた。それでなくとも、今現在猟兵としてあるのであれば、思うことは皆と変わらない。
「頑張ろうね、皆!」
時人のその言葉を嚆矢に、一同は武器を手に駆け出した。
それと同時に、戦場が三度闇色の炎に染まり、腹部の顎から『ビームスプリッター』の宝珠の加護によるビームが放射される。が、既に味方になっている『勇者リリリリ』の宝珠の盾のオーラがビームを受け止める。
「貴様達が対策を練ってきているのは此方も承知の上である! 私と契約せよ、猟兵!」
『キング・ブレイン』の宝珠の加護もあるのか、ガチデビルは余裕綽々といった体である。更にビームを避けた面々の中でも薙人とキアラに向かって掲げた腕から闇色の鎖が放たれる。
「そんな一方的な契約は無効ですよっ」
腕に鎖が巻き付いたキアラはそういうと踵を返して距離を取る。繋がれた鎖が徐々に細くなる。それに気づいた薙人も同じく距離を取る。互いの鎖の一番薄くなった箇所を、薙人は己の白燐蟲を飛ばして、キアラは高速詠唱で展開したユーベルコード『ケルティックヴァンパイアクロス』を展開することで断ち切る。
「こちらは大丈夫です。予定通りに!」
薙人は先行する形になった時人と陸井に無事を伝えると、蟲笛を構え、音を奏でだす。
「……わかった! 往け、ククルカン! 宝珠を狙い撃て!」
「こんなもんじゃ俺達の心は折れないぞ、ガチデビル」
二人の鎖が途切れたことを確認すると、二人も展開したユーべルコードに宝珠達への攻撃を指示する。
戦場範囲系のユーベルコードによる、宝珠の一斉撃破。それが彼らの目論見である。憤怒の獣の攻撃は『勇者リリリリ』の宝珠の盾のオーラで抑え、残りの宝珠に白燐蟲たちが、逆十字架が、分身たちが攻撃を加えていく。
「起きて軛を振り解け!俺たちに力を貸してくれ!」
「今、目を覚まさせてやる」
「陸井さんっ! いっけええええええ!!!」
薙人の笛の音と三人の声に呼応するように。
『堕天使エンケロニエル』の宝珠。
『キング・ブレイン』の宝珠。
『ビームスプリッター』の宝珠。
そして、『魔王ビストログルメ』の宝珠。
次々と宝珠が澄んだ音をたててガチデビルの元を離れていく。
「く……ッ。ここまでとは……」
猛攻にガチデビルが狼狽える。『キング・ブレイン』の宝珠が離れたことで、それまでに得た知識を喪失し、『魔王ビストログルメ』の宝珠による回復の手段も『ビームスプリッター』の宝珠や『堕天使エンケロニエル』の宝珠による猛攻の手段も奪われた。虎の子を奪われ、今ガチデビルに残るのは己の巨躯のみ。
「さあ、後はお前だけだ。ガチデビル」
五つの宝珠を従えた猟兵達が、ガチデビルに向けて武器を向ける。
「貴様は何処の世界にも不要だ!消えて!無くなれっ!」
時人の裂帛の声と共にククルカンが飛び、白燐蟲が、逆十字架が、分身たちが雪崩れ込むようにガチデビルへと飛び掛かっていく。更に、『ビームスプリッター』のビームや『堕天使エンケロニエル』の植物怪獣軍団が追従する。
如何に巨躯であろうとも、物量で攻め立てられれば為す術も無く。この場に現出したガチデビルは消えゆくのだった。
大成功
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