7thKING WAR㉕~王拳滅殺エアリアル
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「皆様、集まって下さり有難うございます。只今デビルキングワールドで開催中の「7thKING WAR」、新たな予知を致しました」
フェイト・ブラッドレイ(DOUBLE-DEAL・f10872)は自らの声掛けに応じた猟兵たちに恭しく一礼すると、マラカイトグリーンの左目を輝かせてそう言った。
「魔王ガチデビルが特級契約書で呼び寄せた最後の召喚魔王「デストロイキングボス」が、ガチデビルの思惑から外れ、デストロイを繰り返しております」
なんだって? 猟兵たちは聞き返した。
「ですから、デストロイなのです」
なんでも、デビルキングワールドの住人には「デストロイキング一族」というものが存在するらしい。同名のオブリビオンと戦った猟兵もいるかもしれない。デストロイキングボスはその始祖ではないかと推測されている魔王であり、身長50メートルの超巨体と圧倒的なパワーを「ユーベルコードに因らずに」有している。
「配下である美少年の顔をした蜘蛛・ビューティスパイダーの居場所にテレポートするというユーベルコードを有しているようですが、今回の戦いでは使わないようです」
万物を女の子に変える魔王が出てきたと思ったら美少年の顔面がついた蜘蛛とか出てくる。魔王ってどうなってるんでしょうね、と少年は溜息をついて話を続けた。
「なぜビューティスパイダーが現れないかと申しますと、「まずは地面を……デェェェストロォォォォイ!!」と足元の地面をデストロイしたデストロイキングボスの戦場デストロイに巻き込まれて全滅してしまうようです」
地面をデストロイしたデストロイキングボスは爆裂した大地の中を猟兵めがけて一直線に襲い掛かってくる。崩壊して空中に浮かぶ岩盤、噴出する溶岩の中の戦いとなるであろう。
「デストロイキングボスが地面をデストロイする、これは既に変えようのない事象です。戦場にまともな足場は一つも残りません。飛び交う岩盤の中で空中戦を行う必要がありますね」
空を飛ぶなり、空中を歩いていくことが出来ればよし。それが出来なくとも、宙を舞う岩盤を伝っていくことが出来ればデストロイキングボスと戦闘を行うことが可能だと少年は言う。
「デストロイキングボスは必ず先制攻撃を行って参ります。皆様方の攻撃、ユーベルコード、必ずそれよりも速くユーベルコードを繰り出してくるのです。ゆめゆめご注意なさってくださいませ」
大地をデストロイしたデストロイキングボスは敵の至近距離に移動してのデストロイエネルギーの放射、デストロイしたい!という気持ちのチャージ時間に応じたデストロイサンダー、肉体を究極デストロイモードに変換することで受ける攻撃をすべてデストロイする回避率上昇と飛翔能力の獲得などによって攻撃してくるという。
「ビューティスパイダーは現れませんので、テレポートを警戒することはありません。それだけは安心してよろしいですよ」
それでは、というと、少年はグリモアを煌めかせ、転移の門を創造する。
「準備の整った方から、僕にお声がけくださいますよう」
遊津
遊津です。デビルキングワールドより、戦争シナリオをお届けします。
ボス戦一章のみの構成、難易度はやや難となっております。
当シナリオには以下のプレイングボーナスが存在します。
※プレイングボーナス……敵の先制攻撃に対処する/崩壊した大地の上で空中戦を展開する。
「戦場について」
デストロイキングボスが地面をデストロイするので、戦場は崩壊しています。
空を飛ぶか空中浮遊などの技能を使う、もしくは飛び交う岩盤などをジャンプしていくなどが移動手段となり、まともな足場は全く残りません。
当然戦場に邪魔は入りません。飛び交う岩盤などを利用しようと思えば利用できるかもしれません。そこにある何かを使って戦う場合、「使えるものは何でも使う」といった曖昧なものではなく、「何を」「どう使う」かプレイングに明記してください。
リプレイ開始時の状態は既に地面がデストロイ済みで、デストロイキングボスが先制攻撃を仕掛けてこようとしてくる最中になりますので、何かをあらかじめ準備しておくということは出来ず、何らかの準備行動には戦闘と並行して行うこととなります。
「デストロイキングボスについて」
必ず先制攻撃をしてきます。爆裂した大地の中を猟兵めがけて一直線に襲い掛かって来る状態から始まります。
ビューティスパイダーは最初の地面デストロイですべて死滅しますので、テレポートは行いません。警戒する必要はないでしょう。
当シナリオのプレイング受付開始は5/15(日)朝8:31からとなります。
シナリオ公開の時間によっては上記タグ・マスターページにプレイング受付中の文字が出ていないことがありますが、その状態でもプレイングを送ってくださってかまいません。
採用できないプレイングの内容など、諸注意はマスターページに書いてありますので、必ずマスターページを一読の上、プレイングを送信してください。
また、送られてきたプレイングの数によっては全員採用をお約束できない場合がございますので、あらかじめご了承ください。
それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『デストロイキングボス・大地殲滅』
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POW : デストロイブラスター
自身の【敵の至近距離に移動して】から極大威力の【デストロイエネルギー】を放つ。使用後は【エネルギーチャージ】状態となり、一定時間行動できない。
SPD : デストロイサンダー
【デストロイしたい!という気持ち】のチャージ時間に応じ、無限に攻撃対象数が増加する【デストロイサンダー】を放つ。
WIZ : アルティメットデストロイ
自身の【肉体が究極デストロイモード】になり、【自分の受ける攻撃全てをデストロイする】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
イラスト:シャル
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アーデルハイド・ルナアーラ
エメ・パラディールちゃんと
足場が不安定ね。ここは空飛ぶホワイトタイガー、ツバサちゃんを召喚するわ!
召喚ができるまでの間はエメちゃんとその辺にある岩を使ってデストロイの視界を妨害。怪力(193レベル)で岩をデストロイの顔に向かって方に蹴り飛ばす。
召喚ができたらツバサちゃんに乗ってデストロイに接近。エメちゃんと岩を盾にして雷を避けつつ、思いっきりぶん殴るわ!
エメ・パラディール
アーデルハイド・ルナアーラさんと参加
ユーベルコードを使うまでの時間を少しでも稼ぐ!
そのために宙に浮く岩盤群をデストロイキングボスの眼前に向かって蹴飛ば続けて、視界を妨げ続けるぞ。
時間が稼げたらユーベルコード「無敵城塞」を使うことで、エーデルさんも自分も守る!
移動はエーデルさんのツバサちゃんにお願いするぞ!
敵の行動をすべて受けきったら反撃だ!
無敵城塞を解除して全力パンチ!
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「まずは地面を……デェェェストロォォォォイ!!」
デストロイキングボスは足元の大地に一撃食らわせる。その瞬間大地は粉々に砕け散り、地面は爆裂し、岩盤が飛び交う。
アーデルハイド・ルナアーラ(獣の魔女・f12623)は不安定になった足場から自身の召喚獣たる有翼の白虎・ツバサちゃんを呼び出そうとする。しかし、それはユーベルコードによるものだ。ツバサちゃんを呼び出すよりも、デストロイキングボスが彼女の至近距離に移動してデストロイエネルギーを放つ方が、速い――しかしそれよりも速く、アーデルハイドは叫んでいた。
「ウィザード・ミサイルッ!!」
「何ィっ!!我よりも先にユーベルコードが使える筈がなゴッフアァッ!?」
デストロイキングボスの顔面に岩の塊がめり込み、放電しながらぶっ飛んだ。
「流石はエーデルさん!!その辺の石をぶん投げることをウィザードミサイルと公言してはばからない!!そこにシビれるあこがれるぅッ!!」
エメ・パラディール(キマイラのパラディン・f06803)はそう言うと、アーデルハイドと一緒になって宙に浮かんだ岩盤群をデストロイキングボスに蹴り飛ばし続ける。違う。ウィザードミサイルはそういう技じゃなかったはず。けどアーデルハイドが自信満々に言ってるからそうなのかな? きっとそうなんだろう。二人は一心不乱に岩を投げ続け蹴り続け、デストロイキングボスの接近を阻害し続けた。しかし二人が相手ならばデストロイキングボスは二回先制攻撃を行う事が出来るのだ!
「何のォッ!!デストロイ・サンダァーゴガぁッーー!!」
デストロイキングボスが放電する――それはデストロイキングボスがデストロイしたい!と思った気持ちのチャージ時間に応じて無限に攻撃対象数が増加するデストロイサンダー。普段からデストロイしたいと思っているデストロイキングボスにとって、チャージは既にフルマックスと同じことの筈だった。しかしデストロイキングボスには雨霰の様にアーデルハイドとエメの投げつけ蹴りつける岩盤が降り注いでいた。しかもアーデルハイドのその怪力たるや、並の猟兵ではユーベルコードを用いても到れぬほどに練り上げられている。至高の領域に近い。それがデストロイキングボスの全身に二人がかりで終始ぶち込まれ続けたのだ。時間は充分に稼げたといっていいだろう。
「“召喚の門よ開け!”盟約に従い、我が騎馬となれ!草原の盟友よ!」
『お呼びですか盟友。私は虎、故に騎馬にはなれませんが、あなたを乗せてどこまでも駆けることはできましょう。さあ、私の背にお乗りなさい』
「ありがとう、ツバサちゃん」
アーデルハイドの乗騎・有翼の白虎ツバサちゃんが満を辞して顕現する。
「ここからは私の出番!!エーデルさん、私の後ろにっ!」
「任せたわよ、エメちゃん!」
エメは自らの全身を超防御モードにする。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるユーベルコード【無敵城塞】。自身は全く動けないのが難点だが、エメの相方は誰あろう怪力レベル193のアーデルハイドだ。エメが動けないのなら、アーデルハイドがエメのジャストポジションに彼女を運んでいけば問題ない!!
「よいしょ、っと」
ツバサちゃんにエメを乗せ、その後ろにアーデルハイドが乗る。これでアーデルハイドへの攻撃は完全に無敵状態のエメがカバーできる状態となった。放電の中をツバサちゃんはデストロイキングボスへと飛んでいく。上空から落ちる雷はアーデルハイドが掲げた岩の塊で防御する。そしてツバサちゃんは、デストロイキングボスの下へと辿り着いた。
『追いつきましたよ、デストロイの王のボスよ……』
「ウヌゥゥゥ、我にここまでの接近を許すとはさすが猟兵、良いだろう真っ向勝負だ、デェェェストロォォォイ!!」
迫るデストロイキングボスの拳は無敵状態のエメが受け止める。
「良いでしょう真っ向勝負です、行くわよエメちゃん!!」
「行くぞ必殺!全力パンチ!!」
アーデルハイドは勢いよく宣言する。そして無敵城塞を解除したエメとはともにデストロイキングボスに向かって、全力の拳を叩きつけるのであった――!!
大成功
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塩崎・曲人
相手のUCは破壊衝動をチャージするだけ派手になる、と
つまり大地をデストローイ!した直後の今が最大のチャーンス!!
「速攻は大得意だぜ死ねやオラァァァ!!」
大崩壊して大惨事な戦闘空間を【カラビヤウ・シックス】や自前の身体能力で飛び跳ねて(【地形の利用】)
飛んでくるデストロイサンダーは雷の性質を利用して
重力操作で周囲に舞わせたチェーンで受け流し
余計な時間を与えねぇよう一直線にデストロイキングボスを目指すぜ
え?完璧には防御しきれない?
そこはほら、根性でなんとか
「やせ我慢でもなんでも、懐まで飛び込めればこっちのモンだっつ―の!くたばれ!」
あとは渾身の力で鉄パイプを脳天に振り下ろしてやればいいだけさ
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(こいつのユーベルコードは破壊衝動をチャージするだけ派手になる、と……つまり、)
「大地をデストローイ!した直後の、今がッ!最大のチャーンス!!」
塩崎・曲人(正義の在り処・f00257)は戦場を駆ける。デストロイキングボスの地面デストロイにより大崩壊して大惨事な空間を、曲人の眼は正確に把握する。どこに飛び、次にどこの岩盤に飛び移ればいいか、全て理解できている。そして彼の持つ機械仕掛けのリンゴ「カラビヤウ・シックス」は重力制御機能を持つ。重力を調整して飛び移りやすいように岩盤を浮かせることなど造作もないことだった。
「やるではないか猟兵、しかしお前の考えることなどお見通しよ、我はデストロイの王のボス!デストロイしたい!という気持ちなど、常にフルチャージであるわァ!!」
「ははっ、マジかよおい!」
「デストロォォォォイサンダァァァァァ!!!」
戦場に雷の雨が降り注ぐ。
「だがなあ、俺だって雷なんざ雷平原で二百回は避けたことあっからよぉ!!この程度で怯んでられねぇんだわァ!!」
曲人はヤンキー御用達の拷問具ことチェーンをカラビヤウ・シックスによる重力操作で周囲に舞わせ、避雷針の如く使って雷を受け流していく。
(フルチャージたぁ言うが、時間を掛ければ掛ける程チャージが溜まってくのは同じだ……余計な時間は与えねえ!!)
一直線にデストロイキングボス目指して駆けていく曲人。雷を避ける為の重力操作と岩を浮かせるための重力操作に集中しすぎて、飛び交う岩盤が体を掠る。
「ぐ、はッ……」
「どうだ、どうした猟兵よ!その調子では我を倒すはおろか、我の所までたどり着けぬぞ
!!」
「は、こんなもなぁ根性で何とかしてやんだよ!!やせ我慢でもなんでも……テメェの懐まで飛び込めりゃあ、こっちのモンだっつーの!」
曲人は言葉通りにデストロイキングボスの真正面に飛び込む。その手には曲人御用達の鉄パイプ。それを渾身の力で、デストロイキングボスの脳天に振り下ろした――
「じゃあな、くたばれ!」
大成功
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ダーティ・ゲイズコレクター
私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!
凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは私のことです!
いきなり地面を砕かれびっくりしましたが{ダーティウイング}を使った『空中浮遊』で難を逃れ…てません!
『念動力』で宙に浮いた地面を寄せ集めて殻を作り
さらに{ゲイズ・パワー}を使った『オーラ防御』で殻ごと包むことで二重の防壁を作り
召喚魔王さんの攻撃に『気合い』と『根性』で耐えます!
耐え切れたらUC【酷悪!濁穢花蕾狂咲】で反撃です!
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「私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは私のことです!」
「ほう、お前も魔王を名乗るか!」
「ええ!私はやがてデビルキングになる魔王!ならば今ここで、魔王たるあなたを打ち倒して見せますとも!!」
ダーティ・ゲイズコレクター(Look at me・f31927)は背中に生えた翼「ダーティウイング」によって空を飛びながら、びしりとデストロイキングボスを指さした。
「いきなり地面を砕かれてびっくりしましたが、ダーティウイングのおかげで難を逃れ……て、ませんねこれ!」
「フゥゥゥハハハハハハ然り!然り!然り!我はデストロイの王のボス!デストロイしたいという気持ちなど常にフルチャージよォォ!!――デストロォォォォイ、サンダァァァ!!」
裂帛の気合でデストロイキングボスが叫ぶと、戦場中に雷が落ちる。ダーティは慌てて爆裂した地面から飛び交う岩盤を念動力によって寄せ集め、自らを中心にして殻を作った。そしてさらには「ゲイズ・パワー」――ダーティへの視線を彼女に向いた赤紫色の矢印型のオーラへと変換したものにより、オーラの分厚い膜によって殻を包み込んで二重の防壁を作る。あと残るはもはや気合いと根性しかない。崩壊した地面を打ち空を荒れ狂う雷の中を、ダーティを包んだオーラと岩盤のボール――通称「ダーティ・ボール」は浮かび、念動力によって浮遊しながらデストロイキングボスの下へと向かっていく。
(ううう……もどかしい……でも……これは、必要だから……!!)
ダーティが使おうとしているユーベルコードもデストロイキングボスの使ったものと原理は同じであった。
デストロイキングボスが「デストロイしたい!気持ち」をチャージするならば、ダーティのそれは「ダーティ自身に向いた視線を変換したオーラ」をチャージするもの。大軍を相手にしているならばともかく、此度の相手はデストロイキングボス一人、しかしデストロイキングボスがデストロイの王のボス故にデストロイしたい気持ちがフルチャージであるならば!そう!ダーティにだって!今まで集めてきた人々(あくまたち)の分だけチャージした視線がある!何よりもダーティは、この戦争によって大軍と何度も何度も戦っている。その分だけチャージした「視線」の量ならば、常にフルチャージだと公言したデストロイキングボスのデストロイしたい気持ちに何ら引けを取ってはいない!!
ダーティ・ボールはデストロイキングボスの眼前にたどり着き、そしてそのままボールの表面のオーラが赤紫色の矢印となる。
「“恐れ慄け!泣き叫べ!終焉告げる花よ咲け!”【酷悪!濁穢花蕾狂咲】!!」
赤紫色の矢印のオーラが、「凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王」ダーティの矜持にかけてデストロイキングボスを打ち据える――!!
大成功
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アルテミシア・アガメムノン
デストロイさん楽しそうですわねえ……
可哀想ですけれど放置すると世界がデストロイされてしまいそうですから仕方ありませんわね!
先制対策
敵WIZUC、自分の受ける攻撃全てをデストロイするという事ですから物量攻撃によりその対処に時間を費やしてもらいましょう。
『アルテミシアの翼』から魔力弾を連続射出しての弾幕に加えて、周囲に浮かぶ岩盤等を念動力(魔力)で巨大な石礫としてデストロイさんに放ちます。全て対処されるでしょうが、時間は稼げました。
それでは本命です。
『滅びの創造』で究極デストロイモードの肉体をも破壊する【巨大な光の剣】を召喚する魔法を創り出し、放ちます。
破壊という概念を破壊する剣、これがそれです。
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「デストロイさん、楽しそうですわねえ……」
爆裂した地面、岩盤舞う中、アルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)は三対六枚の黄金翼によって空を飛びながらため息を吐いた。
「こんな楽しそうなのを倒すのも可哀想ですけれど。放置すると世界の方がデストロイされてしまいそうですから、仕方ありませんわね!」
「フゥゥゥハハハハハハ、デストロイだ!デストロイが足りんぞ、デェェェストロォォォイ!!」
そうアルテミシアが言う間にも、デストロイキングボスは肉体を究極デストロイモードに変換していた。
「ならば……物量攻撃と参りましょうか」
アルテミシアは自身の翼から羽根型の魔力弾を連続射出する。
「食らいなさいませ!」
「何のォ!!デェェェストロォォォイ!!」
究極デストロイモードになったデストロイキングボスは雨霰の如く降り注ぐ羽根型魔力弾を直接殴り、四散させる。アルテミシアは魔力弾によって弾幕を張るが、デストロイキングボスもまた高速飛翔能力を得、アルテミシアをデストロイせんと迫ってくる!
「まだですわ!」
爆裂四散し宙に舞う岩盤を魔力によって操り、巨大な石礫にとしてデストロイキングボスに次々とぶつけていくアルテミシア。デストロイキングボスは楽しげにそのすべてをぶん殴り、ぶちのめし、デストロイして破壊していく!!
「フゥーハハハハ、攻撃全てをデストロイすれば回避率は十倍、否、十割!!そう、まさにデストロイ、デストロイはすべてを解決する!!」
「――そううまくいきますかしら?」
飛翔しながら殴りかかってくるデストロイキングボスから同じく翼によって飛翔しながら避けて回るアルテミシアが、不意に玲瓏に宣告する。
「あなたが全てをデストロイするのは計算のうち。時間は、稼げましたわ――それでは、本命です」
「ヌゥ、何だとォ……?」
アルテミシアの両手の中に黄金の光が生まれた。
「“願いは叶う。わたくしが叶える――これが、その魔法です”」
それはアルテミシアの無限の叡智から生み出された魔法。敵対者を亡ぼさんとする願いから生み出された魔法。巨大なる光の剣が、アルテミシアの両手の中に創造される、そして彼女はその魔法を、剣を、デストロイキングボスに向かって、放ち、振り抜いた――!
「ヌォォォォォッ、この我が!デストロイの王のボスが!究極デストロイモードを以てしても、デストロイ出来ぬとはァァァァッ!!??」
「そう、破壊という概念そのものを破壊する剣。【滅びの創造(アンラ・マンユ)】……これがそれです」
光の剣をデストロイ出来ないデストロイキングボスの体に、大きく傷がつく。
そしてアルテミシアは、手の中の光の剣、破壊を破壊する剣を、デストロイキングボスへ向かって大きく振り下ろした――!!
大成功
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グァーネッツォ・リトゥルスムィス
特級に危険な相手だが、悪魔達の世界も他の世界にも、これ以上デストロイなんてさせてたまるか!
何より特級に危険な奴こそ狂戦士として楽しそうな相手だ、一石二鳥でぶっとばすぞ!
ボスに至近距離に迫られる前に周囲の岩盤の数々を怪力で溶岩の一箇所に蹴飛ばすことで、攻撃される時に溶岩を噴出させて、オレが溶岩に晒されようともブラスターがオレへの直撃を出来るだけ躱す目くらまし兼溶岩での防御アップを狙うぞ
アッチッチ!だが生きていれば十分だ!
ボスがエネルギーチャージで動けない間に反撃だ
竜骨斧ナチュラルアックスの封印を解いて、オレ自身が茨に痛く巻かれようとも【茨竜の戯れ】を発動だ!
イデデ!棘と締め付けで痛いが、手足が増えたも同然だ!
伸ばした茨をロープ代わりにして岩盤を次から次へとロープアクションのように飛び移る
飛び移る間に小さな土の欠片も含めて岩を集め、最後に溶岩も内部に含ませて茨で包んだ大岩爆弾を作るぞ!
茨の棘の殺傷力、お前が壊した大地の重量、お前が露わにさせた溶岩の熱さを、その身で食らいやがれ!
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「はッ!こいつぁ……特級に危険な相手だな!だが……」
グァーネッツォ・リトゥルスムィス(超極の肉弾戦竜・f05124)は舞い散る岩盤を飛び移りながら言う。
「悪魔たちの世界も他の世界にも、これ以上デストロイなんてさせてたまるかぁ!」
そう口にするグァーネッツォだったが、その心の裡には戦いを楽しむ狂戦士の歓びがある。
(特級に危険な奴こそ、狂戦士として楽しそうな相手だ……!一石二鳥で、ぶっ飛ばすぞ……!!)
そうしている間にも、デストロイキングボスはグァーネッツォへの至近距離へと飛び込んでくる。それよりも前に、グァーネッツォは周囲の岩盤の数々を怪力でもって地面から流れ出している溶岩へと勢いよく蹴り入れる。
「デェェェストロォォォイ、ブゥゥルァスタァァァァ!!」
デストロイキングボスは極大威力のデストロイエネルギー、デストロイブラスターを放つ。それがグァーネッツォに直撃する寸前、刺激を受けた溶岩は勢いよく噴出し、、グァーネッツォとデストロイキングボスの間を間欠泉の如く遮った。
「ヌゥゥゥゥ!!」
「アッチッチ!だが生きていれば十分だ!!」
溶岩に塗れながらも感想がアッチッチですむあたり、グァーネッツォもまた特級のバーサーカー具合である。
「さぁ、反撃開始だ!!」
全力の極大威力デストロイブラスターを撃ち放った反動でエネルギーチャージ中の行動不能状態に陥るデストロイキングボス。
「さぁ行くぜ、竜骨斧ナチュラルアックス!」
愛用の竜骨斧の封印を解き、【茨竜の戯れ(エンチャント・ドラゴンソーン)】を発動させるグァーネッツォ。日月を経て斧として用いられるようになった竜骨は、時を遡れば一頭の竜である。それもグァーネッツォが持つそれは、茨竜のものであった。グァーネッツォの四肢をも茨で縛りながら、茨は太く鋭く、幾本もの長く頑丈なワイヤーへと変化していく。
「イデデ!だが、手足が増えたも同然だ!」
伸ばした茨をロープ代わりにして、岩盤をロープアクションの様に飛び移りながら飛び散る土の欠片を、岩を集め、そして溶岩すらも内部に含ませて茨で包み込み作り上げられたのは、天然にして手作りの大岩の爆弾!
「さあ、食らえよ、デストロイキングボス!!」
「ヌゥゥゥ動けぬ!動け我が体よ、我はデストロイの王のボス、デストロイするのだ己への攻撃を、デストロイするのだ全てを!ヌォォォォォォ!!」
「茨の棘の殺傷能力、お前が壊した大地の重量、お前が露わにさせた溶岩の熱さ!!その身で、喰らいやがれぇぇぇぇ!!」
「ヌゥゥゥゥゥォォォォォォオオオオォォォォォォォォォォァァァァァァァ!!」
溶岩大岩爆弾が身動きの取れないデストロイキングボスに直撃し、その身を吹き飛ばす!!デストロイキングボスは爆弾の爆発と散弾めいた溶岩の破裂によってボロボロになりながらも大きく飛び、そして眼下にある剥き出しの大地を割って流れ出る溶岩流の中へと落ちていった。
デストロイキングボス、ここに墜つ――!!
大成功
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