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【サポート優先】島の未来を船に託して

#グリードオーシャン #戦後

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#グリードオーシャン
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#戦後


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●長きに渡る研究成果
 彼らには七大海嘯の脅威が無くなってから温め続けていた願いがあった。
 海を渡り、他の島との交流を。だがそれには船が要る。ただの船ではない。島の周囲に潜むコンキスタドールとの戦いに於いて絶対に壊れない船だ。
 少しずつ知恵を出し合って船の設計、製造技術を高めていったが島の資源は限られる。試行錯誤も机上の話が主になり、島民全てが納得のいく出来になるまで長かった。
 そうして島民達の思いを乗せた船が一隻、ようやく誕生する。海賊達は船に乗り、勇敢に海へ出向いていったが――。

●グリードオーシャン・12thラウンド
「コンキスタドールに立ち向かおうとしている島の存在がわかりましたので、その島を助けていただける方を募集したいと思います!」
 ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)は相も変わらずグリモアベースに立っていたが、この日は佳境を迎えつつある大戦の話ではなかった。
「状況としては、その島の方々は日夜研究に研究を重ね、コンキスタドールと戦う上で『絶対に壊れない船』を作ろうとしていました。そしてついに完成の日を見たわけですが、やはり彼らが信じた『絶対』は幻でした。船はコンキスタドールとの戦いに巻き込まれて無残に破壊され、敗走、そして絶望と、その島には悲惨な悪夢が待ち構えています」
 ロザリアが視たところでは、敗戦の傷は島民達の心を深く傷つけ、再起の兆しは伺えなかった。故にこのチャンスを勝利に変えるしかなく、依頼の案内となったのだ。
「今はまだ船が完成していませんので、皆さんにお願いしたいのはまず、船の完成のお手伝いをすることですね。皆さんが手を貸したとしても『絶対に壊れない船』というのは無理難題かと思いますが、島の方々だけで作るよりは頑丈になると思いますし、こういうのは気持ちの問題です。『これなら絶対に壊れないぞ』と思ってもらえるような立派な船を造り上げれば士気も高まって、コンキスタドールとの戦いにも良い影響が生まれると思います。そして倒すべきコンキスタドールの情報ですが、『ディープ・ライダー』という、海の怨霊みたいな集団ですね。海上では飛行や転移が阻害されますので、そこだけ気を付けて海賊の方々と一緒にやっつけてください!」
 ロザリアは情報の詰まったノートをぱたんと閉じて、案内を締めくくる。
「何処の世界でも戦いは続いています。私達は私達で出来ることを少しずつやっていきましょう! それではよろしくお願いします!」


沙雪海都
 沙雪海都(さゆきかいと)です。
 気付けば満月も近いのでシフトチェンジな感じです。

●フラグメント詳細
 第1章:日常『船を造ろう、直そう!』
 金属製の船を造ろうとしています。ただ島一つの知識だけでは限界があって、彼らが信じた船はこのままでは壊されてしまいますので、お手伝いしつつもう少し頑丈な船造りを目指しましょう。

 第2章:集団戦『ディープ・ライダー』
 いざ、船に乗って海戦です。
 戦闘のやり方次第で船はいくらでも形を保てると思いますので、海賊達に勝利と自信を味わってもらいましょう。
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第1章 日常 『船を造ろう、直そう!』

POW   :    力が必要な仕事なら任せろ!

SPD   :    器用さが必要な仕事なら任せろ!

WIZ   :    知識が必要な仕事なら任せろ!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ロビン・バイゼ(サポート)
「困っている人を助けたい」と強く願う少年。
時には自身を犠牲にしてでも助けようとします。

アイテム・技能・UCは状況に応じて好きなものを使わせて構いませんが、拷問具や拷問系UC・咎力封じは基本ヴァンパイアにしか使いません(逆にヴァンパイアに対してはよく使用)

絵を描くのが好き。でも描く絵はピカソや岡本太郎のような抽象画。だいたい何描いてあるか分かりません。
基本無表情。何があっても表情変わりませんが、芸術的なもの・博物館・拷問具を見ると瞳が輝きます。
「…」や「、」多めの喋り方。
好きに使ってください。よろしくお願いします。

台詞例
「……びっくり、した」
「……すごい」
「……少しは、役に……立てた、かな」


高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
 スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
 普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用する。
好奇心の赴くままマイペースに楽しむことが多い。
美味しいものともふもふしたものは必ず堪能する。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないし交流は適度に楽しむ。
お宝大好き。宝石などは持ち帰れそうなら確保する。
素材になりそうな羽や毛、薬になりそうな植物など使えそうなものも可能な限り採集する。

アドリブはご自由に。



●絵は口ほどに物を言う
 鋼鉄の塊が水面に浮いている。船、あるいは敢えて鉄甲船とも呼ばれるであろう海賊達の根城はもうじき完成を迎えようとしていた。
 精密な計算、緻密な設計を繰り返し、最小限の資源で最大の価値を捻出する。海賊達が人生を懸けたと言っていい船だ。完全無欠を信じ、沈むなど彼らは一つまみも考えていなかったが――海賊達の末路を知っているロビン・バイゼ(芸術と鮮血・f35123)、高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)、パルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)の三人は複雑な面持ちで見つめている。
「何かしてさしあげないといけませんけど……どうしましょう?」
「そうね……何ていうか、わたしが思うにこの船には輝きが足りないわ! 宝石のような眩いほどの輝きが!」
 パルピがロビンと茉莉に向け、飛び回って全身で力説する。船はメタリックではあったが、裏を返せば単調で無骨。海賊達は外観には価値をあまり見出さなかったようだ。
「輝き、ですか……。これから船の部品を入れ替えていくのは難しい気がしますが……そういえば、ロビンさんは絵を嗜まれているご様子」
「……少しは……描ける」
 巨大絵筆を抱えるロビンは茉莉の問いかけに軽く頷く。衣服の端に色が飛んでも然して気にする風でもないロビンは純粋に絵を描くのが好きだった。ただ、他者と比較してどうこう言うことに興味は向かず物言いも控えめ。それでも、茉莉はロビンの反応に穏やかに微笑んだ。
「でしたら、今から海賊さん達が作った船に思いっきりペイントしちゃいましょう! 理由は……初航海の際のおまじないとかが、この古代書の中にきっとあるはず。見つけ出してみせますので、ロビンさんは気兼ねなく!」
「……わかった」
 宇宙魔術古代書を手にした茉莉の瞳にはやる気が漲っている。それにあてられてか、ロビンの瞳にも薄らと力が籠った。
「そうと決まれば早速交渉ね! このパルピ・ペルポルに任せなさい!」
 パルピはえっへんと胸を張り、ぴゅーっと飛び出して海賊達に声を掛けて回る。半ば呼びつけられた格好で海賊達がパルピの回りに集まってくると、
「この船に足りないのは『輝き』よ! それさえあれば、コンキスタドールになんか絶対に負けないわ!」
 大声で演説を始めた。何を急に、と怪訝な顔をしていた海賊達も、パルピが猟兵と分かると途端に納得するのだから不思議なものだ。
「これから、こちらにいるロビンさんが皆さんの船に素敵な絵を描いていきます。皆さんはそれこそ――大きな船なのですから、大船に乗った気持ちでいてください」
 茉莉が追って説明すると、海賊達はやがて、頷き合って船を三人に託してくれた。自分の絵が海賊達の助けになるのなら、とロビンは表にこそ出さないが、船という巨大なキャンバスに真剣に向き合っている。自然体のまま、気の向くままに――絵筆を叩きつけて色を引き伸ばし、重ねてロビンの世界を作る。
 それは抽象的、前衛的であり解釈には労を要するものだったが、茉莉には却って都合が良かった。似た図柄を古代書から引き出して海賊達に説明しながら、そっと船に魔力を注ぐ。元より図柄はまじないの類、何かの折に力となれば、との茉莉のささやかな加護だった。
「……でき、た」
「凄いじゃない! これがわたしの求めていた輝きよ!」
 絵筆を存分に走らせたロビンが鮮やかに描くそれは宝石をぎっしり詰め込んだような色彩に溢れていてパルピを唸らせる。海賊達の中にも士気の上がった歓声が沸き、いよいよ出航の運びとなったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『ディープ・ライダー』

POW   :    怨みの一撃
【怨念を纏う巨大な三叉槍】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    海の底から来る者
【突如地中より溢れ出す黒く濁った海水】と共に、同じ世界にいる任意の味方の元に出現(テレポート)する。
WIZ   :    猛毒の細針
レベル×5本の【猛毒】属性の【ウニの一種、ガンガゼのような細長い毒針】を放つ。

イラスト:猫背

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●真を示せ
 海の飛沫を浴びた船体はそれこそ宝石のように艶々と輝いて海上を征く。乗り込むは海賊達、そして猟兵。待ち受けるはディープ・ライダーの大群だ。多脚を海面下に沈めて群れを成し、大海へ繰り出そうとしている者達を海に沈めようとしている。
 しかしこの鉄甲船は、絶対に壊れないとの自負より成り立つ。それが真実となって現れるか否かは、海賊達、そして猟兵達の奮闘次第であった。
赤嶺・愛(サポート)
『世界が平和になりますように』
 人間のパラディン×シーフの女の子です。
 普段の口調は「平和を愛する(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、怒った時は「憤怒(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく、人と話す事が好きで
平和的な解決を望む優しい性格の女の子ですが
戦う事でしか依頼を成功出来ない時は戦う事も厭わないです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●怨念は深き海より
 ディープ・ライダー、如何にもな骸達であった。大海に我が物顔でのさばって紫黒の怨念を吐き出す彼らは海面の陽の反射に輝く鉄甲船へ怒涛となって押し寄せてくる。しかし宝石のような煌びやかな色彩の鉄甲船は舵を真っ直ぐ保ち、海賊達の勇ましき鬨の声と共にディープ・ライダーの軍勢と衝突していた。
 多脚の爪を船側に立て、ばねのような跳躍で戦場へ躍り出ようとするディープ・ライダー達。迎え撃つべく剣を取る海賊達の中、赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)の可憐な姿もまた在った。海賊達の血と汗と涙の結晶とも言うべき鉄甲船の完成を間近に見て、その願いに応えたいと剣を取った愛は優しき心のオーラを纏う。海上は何故にかの力で飛翔こそ封じられているが、甲板上での高速移動は健在だ。三叉槍を突き立てんと降り注いでくるディープ・ライダー達の落下点に飛び込むと、愛は下段に構えた剣を大空へと薙ぎ払った。
 愛の剣閃へ、怨念を湛える三叉槍が大岩のようにずんと重く衝突する。三方より来たる三叉槍は愛の体を押し返すだけの威力があったが、愛もまた押し負けずディープ・ライダー達を船外へ弾き返した。それで先陣、退けはしたがディープ・ライダー達はまだ降り注ぐ。耳障りな引っ掻き音を立てて着地した彼らへは愛も見据え、海賊達は勇ましい雄叫びを上げながら突進していく。
 戦う意志は強く、愛も負けじと前へ出た。投擲のような格好から繰り出される三叉槍の突き下ろしに上段の斬撃を叩きつけ、仰け反ったディープ・ライダーを斬り返して砕く。キィキィと錆びついた鉄扉のような悲鳴を上げて骨の体躯が崩れ去り、愛が剣を振りかざす度に、ディープ・ライダーの群れは蝕のように円形に削られた。
 振り向き様、斬りつける動きを何度繰り返したことだろうか。ディープ・ライダー達の襲撃は絶え間なく、海洋の群れの果てはまだ見えないが――愛は決して壊れることの無い海賊達の絆に支えられながら、寄せるディープ・ライダー達を一閃で斬り捨てていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

虚偽・うつろぎ(サポート)
世界問わず大歓迎
世界を超えて自爆活動さ
アドリブ連携等ご自由に

登場即自爆
自爆できれば台詞も活躍もいらぬ!
速攻で自爆することが最優先
1歩も動かず即自爆
そう、自爆だ
僕に自爆をさせるんだ!
僕もろとも鏖殺だ
これぞ鏖殺領域なり

ただ自爆するためだけに現れる存在
何かいきなり自爆する怪奇現象
もはや災害である

技能:捨て身の一撃を用いての
メッサツモードによる高威力な広範囲無差別自爆

射程範囲内に敵が1体でもいれば速攻で自爆
自爆することが最重要
なので敵がいなくても自爆するよ
大事なのは自爆までのスピード
有無言わせぬスピードで自爆する
これ最重要だね

捨て身の一撃なので自爆は1回のみ
1回限りの大爆発
自爆後は爆発四散して戦闘不能



●遥かなる空へ
 耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ――虚偽・うつろぎ(名状しやすきもの・f01139)の船旅は己との戦いであった。爆ぜ散ることを至高とするうつろぎには、その時が来るまでの間が永遠のように長い。一触即発、醸し出す異様な雰囲気に海賊達も触れずにいたが、不意に船は影の中に呑まれゆく。
 どす黒い海水が暗雲のように空へ広がっていた。海の底より来たる骸、ディープ・ライダー達は宙まで跳んだ仲間達を頼りに次々と船の上空へ転移を果たす。猟兵達さえ自在の飛翔を許されない戦場でディープ・ライダー達は初めての優位を取った――かに見えた。
 うつろぎは最早限界と言わんばかりに甲板から躍動し跳び上がる。ブラックタールの軟体がアメーバのように動き出し、空より降り注ぐ海水とディープ・ライダー達の元へと向かっていく。
 そして接触するかどうかの刹那――黒い帯の閃光を辺りに発しながら、うつろぎは一瞬で空に炸裂していた。燃える魂の如く生じた爆炎で海水は干上がるように蒸発し、骨格のみのディープ・ライダー達は至近の衝撃に耐えきれず、ばらばらに砕かれ吹き飛んで怨念さえも残らない。
 ただの一撃、しかし捨て身の一撃により、何もかもが綺麗に晴らされていた。ディープ・ライダー達の攻撃を凌いだうつろぎの勇姿を、海賊達は確と目に焼き付けていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

アウル・トールフォレスト(サポート)
(基本好きにお任せします)
「今日はどんなところに行けるのかな?」

楽観的で感情豊か、夢見る乙女な性格の少女
年相応に無邪気であり、根本が人でない故に残酷

神出鬼没に出現し、気まぐれに歩き回り、楽しげに爪を振るう
猟兵の役割は理解し依頼も一応遵守しようとするが、それはそれとして楽しそう、面白そうで物事を判断し、それを優先して行動する

バイオモンスターの特徴として、肉体は植物の性質を持つ

戦闘では怪力の発揮や身体の巨大化、鋭い爪での引き裂き、捕食等の野性味溢れる攻撃スタイル
理力の扱いも得意で、体表で自生する蔓や苔植物を操り、防御や隠密に罠等サポートも行わせる


蒼月・暦(サポート)
 デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。

 普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●オニさんこちら、骨鳴るほうへ
「船を止めるな! 止まったら奴らの思う壺だぜ!」
 海賊の誰かが奮闘の最中で叫んでいた。戦う者も命懸けならば、舵を取る者も命懸け。他人の命を預かる分だけ重圧も大きいが、彼らは強固な結束の下にディープ・ライダーの軍勢と大戦を繰り広げる。
 そして猟兵達が受け持つ戦場にも、三叉槍を掲げた軍勢が海面より飛び立っていた。黒紫の怨念が獄炎の如く燃え上がり、ガチガチと歯を鳴らしてディープ・ライダー達が降り注いでくる。
「暦ちゃん、オニごっこしよっか」
 アウル・トールフォレスト(高き森の怪物・f16860)がディープ・ライダー達を見上げながら、横に並ぶ蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)へと楽しそうに話しかけていた。
「オニごっこ?」
「そ! わたし達がオニで、あいつらをいーっぱい捕まえちゃうんだよ」
「楽しそうなの!」
 改造ナノブレードを手にしていた暦は一旦それを収めて両手を空ける。暦の返事を聞いたアウルはディープ・ライダーの軍勢を受け止めるかのように掌を広げて空へ突き出すと、
「オニごっこの舞台は――森の中だよ」
 アウルの呟きが戦場を変質させていく。鋼鉄の甲板から空中へと平面に広がる、鬱蒼とした樹木達。密度濃く埋め尽くして、アウルと暦、そしてディープ・ライダー達を一呑みにした。
 がしゃがしゃ、ざしゃざしゃ、樹木に絡め捕られながら落ちてきたディープ・ライダー達は目標となる二人を見失って森の中で群れを成す。そこへ音無く樹木の間を掠めていく黒き影。高き森には怪物がいる――百体を超える影の軍団がディープ・ライダー達を惑わせる。
 ディープ・ライダー達は四方八方に毒針を放っていった。樹木の幹には夥しく突き刺さっていくが、影は存在を消すことなく徘徊を続ける。ディープ・ライダー達に感情の類は見られないが、戦闘本能を乱されている雰囲気があった。
 さらに影――否、今度は鋭敏な、死神の如き気配。捕まえるとは生易しい表現だが、樹木を乗り継ぎディープ・ライダー達の頭上に飛び出したアウルは両腕を大きく広げ、刈り取るべく振るっていった。
 ごしゃん、と三体のディープ・ライダー達がアウルの両腕に束ねられて、背骨様の骨格が小魚のように砕けていく。それを合図にしたように、今度は暦が樹木の間を駆け抜け飛び出してきた。左腕を躊躇いなくもぎ取って放り投げ、欠損に応じた膨大な電流を体内に溜め込むと、アウルの出現によって圧されるように固まったディープ・ライダー達の背後に強烈な電撃を見舞う。
 過剰な電流に晒されたディープ・ライダー達は赤黒く発光、発熱した後に耐えきれなくなり破裂した。破片が花火のように花開いて散っていき、頭蓋骨が怨念を噴き出しながら流星となって弾け飛ぶ。
 オニごっこは捕まった者が次のオニ――しかしその場にいたディープ・ライダー達は全て、ピクリとも動かない残骸になってしまった。
「もっといっぱいいたよね!? 早く捕まえにいこ!」
「うん!」
 捕まえるオニはただ無邪気。アウルと暦は森という遊び場を縦横無尽に駆け巡り、引きずり込まれたディープ・ライダー達を捕まえ尽くしていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
 人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
 普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用する。
基本は隠密行動。
空中に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて攻守両方に利用し、敵の行動を阻害したところに穢れを知らぬ薔薇の蕾を併用して行動を封じる、もしくはそのまま糸で切り裂くのが主な攻撃方法。
もしくは徳用折り紙で作成した折り鶴を筆頭に折り紙動物たちをけしかけてのかく乱兼攻撃を行う。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
好奇心旺盛ではあるが、行動は慎重。
お宝大好き。宝石などは勿論素材になりそうな物も出来る限り確保しエプロンのポケットに格納する。
もふもふは抵抗できないよう拘束してからもふる。

アドリブはご自由に。



●黒き海にさようなら
 まるで満ちた潮が引くように、ディープ・ライダーの軍勢は数を減らしていく。海賊、猟兵、数々の者達の奮闘が彼らの船の不敗神話を築き上げようとしていた。
 その中には人並外れた背丈を持った者も居れば、掌で包み込めるほどに小さき者もいる。しかし見た目で侮るなかれ。パルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)は翅を我武者羅に動かし突風の如き直進力を得て、黒く濁る海水と共に転移してきたディープ・ライダーの群れに突っ込んでいた。
 船上、それも周りの海賊達の視線ほどの高さまでしか飛翔の力は発揮されていないが、パルピからすれば大空に羽ばたいたも同然で、ぎゅっと脇を締め握り拳を作る。前方には淀み切った海が漂い、その向こうに薄らディープ・ライダー達の姿が蠢く。暗黒に身を投げ出すか――しかしパルピの真横を黒紫の輝線が突き抜けて黒き海を破り、不運なディープ・ライダーを一体、貫き砕いていった。
 音無き暗殺者を体現するかのように光線を放ったのはレイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)。パルピと示し合わせることはなく、ただ自身が最善と思う一手を選択したレインが感じ取ったのは、噛み尽くしたガムのような味気ない手応え。ディープ・ライダーを倒したはいいものの、骨と外殻ばかりの骸は血の一滴も流してくれない。無味無臭――相手の不足は香る潮風で紛らわすことにした。
「てめぇら、もう一息だ!」
 銅鑼を遮二無二打ち鳴らすような喧騒に混ざって、海賊の声が戦の終幕の訪れを告げていた。黒き海に空いた穴を突っ切ってパルピはディープ・ライダー達の細腕に掴みかかると、どこから湧き出たのかよく分からないような破格の怪力を発揮して宙に振り回し、ぶん投げて漂う海水を叩き割った。イルカの曲芸のような派手な飛沫が円形に迸る中、ディープ・ライダー達は三叉槍を甲板に突き立てて制御を図ろうとしたが、海賊達の魂とも言うべき鋼の輝きが怨念を寄せ付けない。
 飛んでくるディープ・ライダー達に対し、レインは伸ばした腕をガイド代わりに狙い撃った。鋭く盛り上がる背の部位よりわずかに下、彼らの体を支えながらも細く脆い一点を、時間差を考慮して精密に射抜く。上下が分断され、ひっくり返って転がる髑髏が恨めしい視線のようなものを向けていたがレインは素知らぬ顔で、淡々と廃棄物を処理していた。
 船上から黒き海が掻き消えていく。同時に水平線の彼方まで飛散する光線も止んで、レインは安堵のため息を小さく漏らす。
「みんな! やったわね!」
 勝鬨の声はパルピが一番早かった。応じる海賊達の声で船上は揺れんばかりの賑わいになり、輝かしい航海の一ページが、確と歴史に刻まれたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年07月05日


挿絵イラスト