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7thKING WAR㉕〜駆逐王を駆逐せよ!

#デビルキングワールド #7thKING_WAR #召喚魔王『デストロイキングボス』

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#召喚魔王『デストロイキングボス』


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「デェェストロォォイ!」
 デストロイ性が世界最強のデストロイキングボスは召喚魔王の一角として吠えていた。他の召喚魔王達がそれぞれの思惑を持っている中、デストロイキングボスはそんな事お構いなしであった。
「ビューティスパイダーを他世界に乗り込ませて滅ぼす……確かに可能だ、しかし!」
 その巨木のような足で大地を踏みしめると岩盤が簡単に砂になってしまう。
「それではデストロイが足らん! 我が望むのはこのパワーと力に見合ったデストロイ! ガチデビルの護衛の結果がそれでは見合わぬ! だがやっとデストロイにふさわしい相手を見つけだぞ!」
 デストロイキングボスの拳が宙に叩きつけられば強烈な空振が広がり軽い物体が吹き飛ばされていく。
「猟兵よ! お前達こそ我がデストロイに相応しい!」


「デストロイキングボスだぜ!」
 ディグ・ドリラー(ドリル仁義・f31701)がそう敵の名前から話し始めた。
「デストロイキングボスは俺たちの先手取って、戦場に沢山いるビューティスパイダーの場所にテレポートして、デストロイしてくる! クソ強いぞ!」
 身も蓋もないがそういう存在らしい。
「もしポイントがあるとするならユーベルコード以外でどれだけビューティスパイダーを倒して距離を取れるかだろうぜ! 近づかせないってのが一つの手だ! 背が50メートルくらいあるから普通に射程もなげーが」
 強くてデカくて速い、三拍子揃った相手なのは間違いない。ストレートな戦闘能力を持っている分、半端な戦術やユーベルコードでは厳しいだろう。
「つーわけでガチバトルだ! さあ腕の見せどころだぜ!」


西灰三
いつもお世話になっています。
西灰三です。
今回は7thKING WARのデストロイキングボス戦のシナリオをお送りします。
詳しい内容はオープニングの通り。

以下プレイングボーナスとなります。(どっちかを満たしていればいいですが、敵は先制ユーベルコード使ってくるのは変わりません)
=============================
プレイングボーナス……敵の先制攻撃に対処する/ビューティスパイダーを排除する。
=============================

以上です。
それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『デストロイキングボス・一撃必殺』

POW   :    デストロイフィンガー
【ビューティスパイダーへ瞬間転移し、指先】で触れた敵に、【デストロイエネルギー】による内部破壊ダメージを与える。
SPD   :    デストロイタイフーン
【多くの敵を捕捉できる地点に転移して】から、戦場全体に「敵味方を識別する【破壊の大嵐】」を放ち、ダメージと【装備破壊】の状態異常を与える。
WIZ   :    インビジブルスパイダー
【転移先となる透明ビューティスパイダー】を召喚する。それは極めて発見され難く、自身と五感を共有し、指定した対象を追跡する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

神臣・薙人
名は体を表すと言いますか
分かりやすい相手ですね…
こちらも全力でお相手せねば
失礼でしょうね

透明な蜘蛛
それだけで私の恐怖を呼び起こすには十分
耳に意識を集中させ
不審な物音が聞こえれば即座に距離を取ります

射程内にいる事が感じ取れれば
リアライズ・バロックを使用
バロックレギオンの攻撃に合わせ
蟲笛で白燐蟲を呼び出し追撃します

戦闘中はデストロイキングボスの動きに注意
ビューティースパイターの排除を優先しますが
意識がこちらに向いた際は
攻撃を中断し射程外に逃れるよう試みます
その際の攻撃の標的は
デストロイキングボスへ変更
距離が取れればビューティースパイダーへ
リアライズ・バロックを再使用
蟲笛による攻撃も継続して行います




「名は体を表すと言いますか分かりやすい相手ですね……」
 アトラクションの外から見えたゼルデギロス程ではないが、やはり巨大と言っても差し支えないデストロイキングボスの異様を見上げて神臣・薙人(落花幻夢・f35429)は呟く。首の向きからして既に敵は自分の事に気づいているはずだ。
「……こちらも全力でお相手せねば失礼でしょうね」
 そう言った瞬間、空気が動いた。いやデストロイキングボスの周囲では常にデストロイが巻き起こっておりその音や振動が溢れているのには違いないが、それとは違う気配が近くを走ったのが薙人の感覚に引っかかった。
(「これが透明な蜘蛛……確かに恐怖ではありますが……」)
 彼の恐怖に対応しバロックレギオンが現れ、何も見えない場所に飛びかかっていく。
「これで……、っ!?」
「デストロォイ!」
 瞬間彼の視界に蒼い肌の足が現れて無造作に自身を蹴り飛ばした。体が数十メートルほど転がりながら飛ばされたところで薙人はようやく止まり、その場で血を吐く。
「………!」
 腹の中から出てくるものに咳き込みながら、同時に再びバロックレギオンが溢れ出す。真に恐るべき相手は透明な蜘蛛ではなく、この正真正銘の破壊の化身だ。蜘蛛は単なるそれの移動手段に過ぎない。倒すにしても恐怖に任せず白燐蟲に絞った攻撃にすべきだったのだろう。その時点で彼は既に敵の破壊衝動に呑まれていたのかもしれない。
「行って下さい……私の代わりに……」
 彼は白燐蟲とバロックレギオンを残しグリモアベースへと転送されるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ユニ・バンディッド
アドリブ歓迎
わわっ逃げるが勝ち!
悪魔的視力で魔力など転移の予兆や敵の動きを盗み先読み。いち早く逃走して、デストロイタイフーンによる被害を抑えるね。それでも避け切れない分はダガーをじゃんじゃん錬成。破壊されても積み重ねて威力軽減を狙った短剣の盾とするよ。移動は宙に錬成したダガーを足場に蹴ってはビューティスパイダーへ投擲して少しでも排除。
隙を見て【エスケープ】回避率の底上げと回復。そして避ければ避ける程増した盗みの力で盗むものは、ビューティスパイダーの識別信号のようなもの。味方意識など、敵味方の識別を盗んで無差別の破壊の大嵐に巻き込んじゃえ
ボクはあくまであらゆるものを、恋心だって盗む魔界盗賊だから




「イエス、ビューティスパイダー」
「わわっ逃げるが勝ち!」
 戦場に溢れるビューティスパイダーから逃げ回るユニ・バンディッド(贋作の悪魔・f31473)。逃げれば逃げるほどその背後にデストロイキングボスが現れ破壊の竜巻を巻き起こしていく。少しでもその威力を減衰できればと即席のナイフを投げつけるが、その特性上すぐに破壊されてしまう。
「デストロォイ!」
「ほんとにもー!?」
 とにかく贋作の悪魔たる彼女にとって物を破壊しまくる敵は相性が悪すぎる。いやワルいことは良いのだけれど悪いのはよくない。
「とりあえずキミたちからどいてよ!」
「イエス、ビューティスパイダー」
 ナイフの対象を切り替えながら彼女は走る。この戦場には自分のを除けば「デストロイ」と「イエス、ビューティスパイダー」の言葉しかない。酷い鬼ごっこだ、なら破壊の嵐の周りを巡る微風となればいい。
「からりと回れ、狗盗の風車。東西南北大捕物さ、もちろんボクは逃げ続けるけどね」
 彼女は破壊の嵐の弱いタイミングを狙って風となる。もちろん嵐の勢いが全くなくなるわけではないけれど、かと言って無傷で逃げ切れる相手ではない。勢いで装備を壊されながらもその手がデストロイキングボスの頭に触れる。
「取った!」
 そのまま地上に落ちた彼女はすぐに立ち上がるとすぐに逃げ出す。すぐさまデストロイキングボスも嵐を呼び起こし彼女をデストロイせんとする。しかし。
「イエス、ビューティスパイダー」
「デストロォイ!」
 巻き込まれるのは彼女だけでなくビューティスパイダーやデストロイキングボスもである。彼女が盗んだのは『敵味方の識別』。
「どうだ! ボクはあらゆるものを、恋心だって盗む魔界盗賊だからね!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。

デストロイか、ならばこちらも筋肉もrえそれはもういい?仕方ないわね。
リミッター解除、限界突破、オーバーロード!真の姿で厨ニ魂(猟コレ2022戦闘部門の格好)の封印を解く。
多重詠唱で決闘結界術を展開。武器を振るう腕の間合い、腰を入れる胴の間合い、踏み込む足の間合い、走り込む歩の間合い。その間合い内は私の結界術が支配する領域内(第六感、情報収集、千里眼(視力)、順風耳(聞き耳))。故に全てが手に取るようにわかる。
転移を感知してから反応余裕(先制攻撃)です。相手の攻撃に攻撃をぶつける攻勢防御(カウンター、部位破壊)。デストロイエネルギー?私はエナジーを糧にするサイキックヴァンパイアよ。それがどのような性質であれエネルギーであるなら飲み干して(大食い、エネルギー充填)みせるわ。
ま、失敗してもダメージを受けた時点で相手の先制攻撃は終わっている。ならばエンドブレイカーでそのエンドをエンドブレイクして立ち上がるわ(継戦能力)。
さぁ、壊し愛ましょう❤




「デストロイか、ならばこちらも筋肉も……え、それはもう良い?」
 こちらとしては一向にかまわないので、きっと違う誰かにアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト艶魔少女・f05202)は言っているのだろう。それが誰かは知らないが、きっと第四の壁の向こう側に言っているのだろう。黄色い字できっと書いてある。
「仕方ないわね。リミッター解除、限界突破、オーバーロード!」
 彼女の体が黒いハートに包まれて、その中で変身シーケンスが繰り広げられる。いやこのシーン前どこかで書いたぞ。今回割りとギャグっぽいけど戦闘力はガチだからな?
「か・い・ほ・う❤ これが私の真の姿、厨二魂モードよ! くっ! 私の右腕と右目が疼く!」
 何故か右腕にリボンが、右目にハート型の眼帯が付いている。この程度の見た目の変化で強くなるとか本当猟兵って理不尽。彼女は持ちうる力の全てを使いデストロイキングボスの動きを捉えんとする。
(「見える! 私にも敵が見えるぞ! 全てが手に取るようにわかる!」)
「デストロォイ!」
「へぶぅ!?」
 分かったからと言って回避できるわけではない。あと結界術の力を過信したな。テレポート後即攻撃とか正直この能力考えた奴エグいと思う。なんでもプレイングに書けば叶うわけではない。特にガチ敵に対しては。
「な、中々やるわね」
 内部からデストロイエネルギーを叩き込まれ、それを吸収しようとしてキャパシティ超えでダメージを受けるというボス敵な状況でありながらも彼女はよろよろと立ち上がる。はっきり言うとこの敵に勝ち確ロールは相性が死ぬほど良くない。容赦も油断もないもん、こいつ。
「あまりに理不尽すぎるわね。でも理不尽だからこそその終焉には抗える。『終焉を終焉させる者(エンドブレイカー)』!」
 とにかく死に辛くなるユーベルコードで立ち上がるアリス。彼女は人のものとは思えない微笑みを見上げて囁いた。
「さぁ、壊し愛ましょう❤」

成功 🔵​🔵​🔴​

神宮時・蒼
……何だか、此の戦争の、当初の、目的が、分からなくなる、お相手、ばかり、ですね
…若津姫様も、大変、大きかった、ですが、此の方も、大きい、ですね

あちこちにクモがいるのに、透明なクモもいるのですか
なんと、まあ、厄介な事、でしょうか
とりあえず、クモを、何とか、しないと、ですね
自分を中心に【全力魔法】【範囲攻撃】、【属性攻撃】で風の力を宿した【弾幕】でクモを穿ちます
弾幕で貫いて倒せれば御の字
倒せなくても、風の力で遠くまで吹き飛ばします

例え、クモを楽しても相手の方が射程は上
【高速詠唱】【魔力溜め】で【彩花万象ノ陣】を描きます
渾身の力を込めて、相手の攻撃が届く前に氷の暴風を呼びます




「……何だか、此の戦争の、当初の、目的が、分からなくなる、お相手、ばかり、ですね」
 神宮時・蒼(追懐の花雨・f03681)は破壊の力が満ちる空間の中で青い巨大悪魔を見上げて呟く。確かに今回の戦争では首魁のガチデビルが自身を守らせるために呼び出した魔王たちは、一応その事を聞いてはいるもののそれ以外は個人の望みに集中している者たちばかりだ。
「……若津姫様も、大変、大きかった、ですが、此の方も、大きい、ですね」
 魔王ゼルデギロス、の本体である此華咲夜若津姫も自身のなすべきことをせんとしていた。そういう意味であの仮面の魔王がこの戦争の中で一番従順だったのかもしれない。ともかく猟兵の気配を嗅ぎつけたビューティスパイダー達がカサカサと蒼の元へと近づいてくる。彼らは全てデストロイキングボスの瞬間移動の座標となる存在だ。
「これに加えて透明なクモもいるのですか、なんと、まあ、厄介な事、でしょうか」
 杖を掲げ風を呼ぶ、それは敵を討つものではなく遠ざけるためのもの。地面と体の隙間が開いているビューティスパイダーは風に吹かれて彼女からじりじりと飛ばされていく。
「……ですが」
「デストロォイ!」
 視界が暗くなると同時に巨大な足が自身の上に落ちてくる。慌てて避けながらもその破壊の力と衝撃が離れていても蒼の体を強く打つ。
「……踊れ、幾多の色彩、抱く、花脣。……舞え、優雅に。……幻想よ、現に至れ」
 しかしその攻撃に怯むわけにはいかない、花に幻想を弁らせて氷嵐で破壊を凍てつかせた。

成功 🔵​🔵​🔴​

リダン・ムグルエギ
『自分の力に見合ったデストロイ』ね
力を無くした状態でのデストロイでも満足してくれるといいけど…

「お腹に口があるアナタにピッタリなのはへそ出し衣装。夏の流行を先取りした…

蜘蛛攻略法は単純よ
共有してる五感を狂わせるの
距離感狂わす錯視催眠模様を仕込んだ耐衝撃性改造服を着ることで
直撃を避け衝撃を殺すのよ
吹き飛んでも射程は問題なし

「さ、『今のアナタのパワー』に見合ったデストロイ、見せてくれるかしら?

宣伝(詠唱)で強化した幼児化コードを放ち
彼の力を微笑ましいものに変え…れたらいいなぁ

精神まで子供化してたら一緒に遊びましょ
へそ出し子供服着る?

あ、攻撃は…
子供化動画をデビルSNSに上げて尊厳デストロイでいっか




「『自分の力に見合ったデストロイ』ね。力を無くした状態でのデストロイでも満足してくれるといいけど……」
 破壊の余波に吹き飛ばされながら、服屋の店員の案内のような発言をし続けているのはリダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)。
「お腹に口があるアナタにピッタリなのはへそ出し衣装。夏の流行を先取りした……」
 彼女がそんな佇まいができるのは、着ている服で蜘蛛やそれを通じて自身を見ているデストロイキングボスの感覚を狂わせているからだ。もっともあの巨体で近くに現れて、地面を大きく踏むだけで自分はダメージを受けるのだから、全くもって長く続けられるような作業ではない。
「あいたた……直撃じゃなくてもこの威力とか。まあ良いわ、キッズの仕立てはできたから」
 リダンが指を鳴らすとどこからともなく群龍大陸の時蜘蛛の糸が伸びデストロイキングボスの巨大な体を一気に包み込む。
「これで彼の力を微笑ましいものに変え……れたらいいなぁ」
 一応背は小さくなってはいる、元の半分くらいの大きさくらいだがそれでもデカい。そして糸が消えると中からTシャツ短パンの子供化したデストロイキングボスが現れた。
「……一緒に遊びましょ?」
 我ながら無理そうだなーと思いながらリダンは問うが、もちろん答えは。
「ですとろーい!」
 まあ子供って基本的にデストロイ好きだし、悪魔って子供でもめっちゃ強いし、その祖であるデストロイキングボスが弱くないわけがなかった。
「せ、せめて尊厳デストロイしてから……」
 そして子供化デストロイキングボスの画像はデビルSNSで『ワルいね!』が沢山付いたとかなんとか。

成功 🔵​🔵​🔴​

九条・救助
破壊の嵐か……!
けど、防ぎ切る!氷杖クトネシリカを通してオレの神性権能を発揮し、[オーラ防御]で敵の攻勢に立ち向かうぞ
【装備破壊】の効果でクトネシリカは砕かれるが……オレの武器はこれだけじゃない!

いくぜ……【完全同調】ッ!
オレは自分の[封印を解く]……!ウェンカムイに変身だ!
(※変身後サイズ可変のため敵と同サイズまで巨大化するぞ!)

勝負だ、デストロイキングボス!
まずは凍神の権能によって吹雪を伴う氷の[属性攻撃]/[範囲攻撃]だ
これでお前の手下はもう動けない

そこから先は正面からの殴り合いだ!
ありったけの[戦闘知識]を駆使して戦うぞ!
とどめは[捨て身の一撃]……ゼロ距離ディヴィニウム光線だっ!




 九条・救助(ビートブレイザー・f17275)の持つ氷杖クトネシリカが、それ自体が張った氷壁と共に破壊され、守られていた彼自身もデストロイタイフーンに吹き飛ばれ地面へと叩きつけられる。
「デストロォイ!」
「く……、クトネシリカは保たなかったか」
 彼が見上げれば大股で大地を砕きながらデストロイキングボスが歩いて近づいてくる。絶体絶命のピンチとはこの事だが彼は諦めない。
「まだ……オレの武器はこれだけじゃない! いくぜ……【完全同調】ッ!」
「む、まだデストロイさせてくれるか猟兵!」
「カムイイグナイター、アクティベイト! 叫べ、悪神《ウェンカムイ》ッ!」
 救助の体が人ではないものへと巨大化していく、それは身の内に宿る悪神の顕現。
「完全同調《フルポゼッション》! ギガ・カムイライズ!」
「それが貴様のデストロイか! より我に見せてみよ!」
「勝負だ、デストロイキングボス!」
 救助の巨大化と共に吹きすさぶ氷嵐が、辺りにいたビューティスパイダー達を凍てつかせる。しかしデストロイキングボスはそんな事に意も介さず自身と同じ程の大きさになった救助に格闘を仕掛ける。無論、彼も拳を放ち互いの顔面にそれぞれの攻撃が突き刺さる。同時にその余波が戦場に広がり凍っていたビューティスパイダーたちも砕かれていく。
「良いデストロイだ!」
「くっ……」
 お互いによろめきながらも救助には時間がない、胸のコアもエネルギー切れ間近を示している。
「惜しいがこのままデストロイさせてもらうぞ!」
「なら……!」
 再び振るわれるデストロイキングボスの剛腕、だが救助は果敢に飛び込み腕から放たれるデストロイエネルギーを受けながら敵の眼前で腕を交差させる。
「くらえ! ゼロ距離ディヴィニウム光線だっ!」
 自身の神性体を構成する神気を収束し至近距離から放つ。光線はデストロイキングボスの要塞のような胸板を貫通し大穴を開け……爆発させた。全てが終わったあとこの場所には何も残されてはおらず、遠くから聞こえる悪魔たちの大騒ぎがかすかに響くだけであった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年05月18日


挿絵イラスト