7thKING WAR㉕〜力こそパワー
●力こそパワーの初出は新ビック〇マンのアニメのスーパーデ●ルである事は割りと知られていない。
『……デェェェストロォォォォイ!!』
そんな咆哮と共に巨大な男が大地に拳を突き立てる。
同時に大地は一瞬で崩れ去りマグマがまるで間欠泉の様に勢いよく噴出する。
当然、大地を破壊した男は其のマグマの直撃を受けるのだが……。
『足りぬ!この程度のデストロイでは全く足りぬ!!』
男はマグマの直撃等物ともする事無く、ただ現状への不満へ叫びを挙げる。
『やはり猟兵だ!
あの者達と真正面からぶつかりデストロイする!
そう数多の世界等より余程デストロイする価値がある猟兵達を我が力、パワーを以って破壊、デストロイするのだ!!』
その為ならばガチデビルが約束した他の世界をデストロイ出来る環境等どうでも良い!
デストロイキングボスは心の底から破壊し打ち倒したいと思った強敵を待ち侘び周囲を破壊し続けていくのであった。
●グリモアベースにて。
「という訳で、そんな強烈なラブコールを皆にしてる人が待ってるから頑張ってきてほしいんだな~」
グリモア猟兵はそんな風に呑気な声色で恐ろしい状況を説明する。
「敵は此方を補足した瞬間に挨拶代わりに足元の地面を一殴りして大地を崩壊させてくるんだな~。
そして其のまま弾け飛ぶ岩盤や吹き出すマグマを一切無視して皆に一直線に向かってくるから岩盤やマグマを躱すなり利用するなりして対応して欲しいんだな~」
因みにデストロイキングボスが大地を殴った瞬間から足場は消失するのではじけ飛ぶ岩盤を足場にするなり飛行するなりの対処も必要になってくるのだという。
序に言うとデストロイキングボスは瞬間移動して一瞬で此方に近付き大地を殴ってくるのを邪魔するのは難しいのだとか。
「幸いと言って良いか瞬間移動の種のビューティスパイダーは大地を殴りつけた瞬間に全滅するから瞬間移動で逃げられる事はないのは安心かな?
多分、逃げる事なんてないとは思うけど」
尤も他の猟兵が戦う様になる時には補充される様なので其の辺は厄介と言えるだろう。
「更に言うとデストロイキングボスは動ける筋肉なんで皆よりも早く攻撃してくるんだな。
此れは覆しようがないんで先制攻撃に対する対処も考えておいた方が良いかもしれないんだな」
其の上で敵がしてくる攻撃は三つ。
「一つはデストロイブラスター。
至近距離に接近して極大威力のデストロイエネルギーを放つって技なんだな~」
かなり強力な技ではあるが放つと同時にエネルギーチャージの為に動けなくなるので其処から反撃という流れには持っていきやすい業だろう。
「二つ目がデストロイサンダー。
デストロイしたいという気持ちに応じ無限に攻撃対象数が増えるデストロイサンダーを放つんだけど……此れが或る意味一番面倒臭いかもしれないね」
何せ敵は猟兵をデストロイしたいと今か今かと待ちわびているのだ。
其れを考えるとどれだけ攻撃対象数が増えているのか、考えたくもないというものだろう。
「まあ、攻撃回数でも威力でもなくて攻撃対象数なのは未だ救いではあるけどねえ。
そして最後にアルティメットデストロイ。
肉体を究極デストロイモードにし自分に向かってくる攻撃を全てデストロイする形で通常の10倍攻撃が当たらなくなり更に高速で飛んでくる」
此れに関しては直接当てるのではなく攻撃を工夫するなりデストロイしきれない攻撃を仕掛けるなりする必要があるだろう。
「まあ、其れでも皆なら絶対に倒せる相手なんだな~。
だから頑張ってきてほしいんだな~」
そう言ってグリモア猟兵は猟兵達を戦場に送るのであった。
久渓洞
初めまして、或いはお久しぶりです久渓洞です。
今回の依頼は戦争依頼、デストロイキングボスとの戦いになります。
プレイングボーナスは先制攻撃に対処する事、或いは崩壊した大地の上での空中戦を行う事となります。
皆さんのプレイング楽しみにお待ちしております。
第1章 ボス戦
『デストロイキングボス・大地殲滅』
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POW : デストロイブラスター
自身の【敵の至近距離に移動して】から極大威力の【デストロイエネルギー】を放つ。使用後は【エネルギーチャージ】状態となり、一定時間行動できない。
SPD : デストロイサンダー
【デストロイしたい!という気持ち】のチャージ時間に応じ、無限に攻撃対象数が増加する【デストロイサンダー】を放つ。
WIZ : アルティメットデストロイ
自身の【肉体が究極デストロイモード】になり、【自分の受ける攻撃全てをデストロイする】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
イラスト:シャル
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
アドリブ・連携歓迎
うーん、まあ分かりやすい手合いではあるね。
放っておくわけにもいかないし、何とかしようか。
さて、軽業はそれなりに得意だし、弾け飛ぶ岩盤を足場にするのは特に問題ないね。
岩盤を飛び移りながらなるべく上に高く飛んでいくやつに乗って、
一旦上空まで上がったら【巨身天墜】を発動。
落下しながら巨大化して、落下速度も加えた一撃を叩き込むよ。
真っ向勝負が望みなら、避けるような真似はしないだろうしね。
一応、殴る時は「デェェェストロォォォォイ!!」と叫んでおこうか。
●デストロイ的マッスルと野獣的マッスル。
「うーん、まあ分かりやすい手合いではあるね。
放っておくわけにもいかないし、何とかしようか」
『ははははは!ならば先ずは此の一撃にどう対処するか魅せてくれ猟兵!
デェェェストロォォォォイ!!』
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)が戦場に降り立ち嘯くと同時にデストロイキングボスは彼女の元に転移。
強力な一撃を大地へ叩きつけ、周囲には岩盤が弾け飛びマグマが噴出する地獄絵図が簡単に生み出されてしまう。
だが、此れに対してペトは冷静に対応。
「軽業はそれなりに得意だし岩盤を足場にするのは問題ないね」
そう呟くと同時に足を樹皮の様な質感の蹄に変え跳躍。
軽身躍動、岩盤に飛び乗り移動を開始。
其の身体能力を十分以上に活かしながら上へ上へと岩盤を飛び移り続けていく。
『ほう、貴様の変化、足だけではないな!
背中から何某かを噴出しているし手首から……恐らく蜘蛛の糸の様な物を出している』
「うわ、意外にめざといねえ」
そんなペトの動きにデストロイキングボスは楽し気に声を掛ける。
其れに対しペトは油断してくれた方が嬉しいのにと嫌そうな表情。
実際、デストロイキングボスが言う通りペトは跳躍だけで飛距離が足りない時は背中の噴出孔から空気を噴出して距離を稼いでいるし場合によっては糸を岩盤にくっつけての移動もしたりもしている。
「余り手札を晒したくないんだけど、ね!」
『何、油断はせんが邪魔はせんさ!
貴様の其の獣の動き、見ていて実に気持ちが良い。
故にその全てを我が拳でデストロイしたいとそう思ったのでな!』
只管に上へ上へと向かっていくペトに対してデストロイキングボスは楽し気にそう言いながら全てを打ち砕く究極のデストロイモードに移行していく。
「う~ん、一番高い岩盤は此処迄か。
なら……!」
『ほう、更に上を目指すか。
だが足場がないなら其れも限界が有ろう!
何を魅せてくれる!!』
そして遂に一番高い岩盤迄ペトは辿り着き、彼女は其処から更に背中の噴出口から空気を噴出して上空へ。
そして……。
「グルルルルルルルルル――――!」
『ほう、此れは巨大化か!面白い、面白いぞ!!』
ペトが唸り声を上げ始めると同時に彼女の体は膨張を開始。
徐々に徐々に巨大化を始め彼女は天からデストロイキングボスへ向かい堕ちていく。
其の巨身は最早デストロイキングボスを超えて100mに届こうかという程!
『面白い、面白いぞ!
我が拳でデストロイできるか……勝負だ!』
(うん、真っ向勝負が望みの様だし避ける様な真似はしないと思っていたよ)
巨大化したペトの重さも相まって落下速度はかなりの物。
そんな状態でペトは唸り声を止めるとデストロイキングボスに拳を向け……。
『「デェェェストロォォォォイ!!」』
二人の拳と拳が激突する!
巨体と巨体のぶつかり合い、破壊的なマッスルと野獣的なマッスル、マッスル性の違うマッスルの激突は周囲に衝撃波が走り周囲の地形を更に破壊する程であった!!
そして、激突の一瞬後……。
『見事、見事だ……我がマッスルをデストロイしたお前のデストロイっぷり、やはりお前達と戦う事を選んだのには間違いはなかった――――!』
デストロイキングボスは己のマッスルを超えたペトを称賛し倒れ伏すのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ヘスティア・イクテュス
流石に物理的熱烈ラブコールはお断りね!
ティターニアで【空中戦・機動】
厄介なテレポートを自ら封じてわたしな得意な戦場にしてくれるなんてありがたいわね!お返しは銃弾でいいかしら?
スペースシップのデブリを避けるように、周囲の岩、そして熱源からマグマの噴き出す位置を『情報収集』
時に相手の足場となる岩をミステルテインで撃ち抜き砕き
至近距離に来るなら追いつかれないよう距離を保って…
岩石へスモークミサイルを発射し『目潰し』
上手いこと岩石に隠れて目標を見失わせる
そして隙にレッドキャップ発射!
●宇宙のデブリ問題はかなり酷い。
「流石に物理的熱烈ラブコールはお断りね!」
大地を破壊するデストロイキングボスを見据えながらヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)は背に装備した妖精の羽を象った白いジェットパックを起動させる。
そして其のまま彼女は上下二対の推進器で空へと飛びあがりつつ此方を見る敵を一瞥。
「けど、厄介なテレポートを自ら封じてわたしの得意な戦場にしてくれるなんてありがたいわね!
お返しは銃弾で良いかしら?」
『うむ、拳でのぶつかり合いも良い物だが貴様が其方が得意ならばその方が好ましいな!!』
つつデストロイキングボスは楽しそうに言いつつ空のヘスティアに迫らんと岩を足場に跳躍を開始。
『さあさあ、楽しもうではないか妖精の如き羽を持つ猟兵よ!
お前は何を魅せてくれる!!』
「情熱的ね。
けど、ごめんなさい好みじゃないわ」
『ふむ!それは残念だ!!』
此れにヘスティアはデストロイキングボスが足場とした岩をミスティルテインから放ったビームで破壊し態勢を崩させる事で対処。
そうして生じた隙を活かして彼女は敵に追いつかれない様に更に距離を取っていく。
(後ろの岩盤は敵が足場に出来そうな大きさだからミスティルテインで足場に出来ないレベル迄破壊。
後、横スレスレにマグマが噴出するから避けて……うん、スペースシップのデブリを避けるのに比べれば問題ないわね)
そして、其れと同時進行で自身に向かってくるマグマへの対処、デストロイキングボスの足場となりそうな岩盤の事前破壊等もヘスティアは行っていく。
中々に忙しい状況ではあるが彼女に言わせれば故郷の宇宙で戦うのに比べれば遥かに余裕がある状況の様である。
そして……。
「今、ね!」
『む?当たらぬでは……いや、此れは煙幕、か!』
デストロイキングボスの眼前に岩石群が過ったタイミングでヘスティアはミサイルを発射。
其のままミサイルは敵へと向かい……デストロイキングボスの眼前の岩石にぶつかると同時に煙が大量に噴出。
デストロイキングボスの視界を完全に塞ぎきる事に成功する!
(其の隙に隠れれば)
『む!何処に消えた猟兵よ!!』
(こうして此方を見失う。
其の上で……)
此方を探す事で隙が生じたデストロイキングボスを打ち倒す。
その為の仕込みは既に済んでいるのだから。
「紅蓮に染め上げなさい!レッドキャップ!」
ヘスティアの言葉と共にミサイルと共にデストロイキングボスに向かって放ち敵の周囲にある岩石群に潜んでいた犬型ドローンが起動を開始。
『ぬぅ!いつの間に此処迄!!』
遠くにいるだろうヘスティアを探していた為に己の近くへの警戒が僅かに緩んでいたデストロイキングボスは犬型ドローン、レッドキャップの接近を許してしまう。
其のままレッドキャップはデストロイキングボスの腹の巨大な口に侵入し……。
『ぐっ!がああああああああああああああ!!
こ、此れは何という威力!
己の未熟さもあったとは言え、見事、見事だ猟兵よ!!』
レッドキャップは敵の体内で電脳化していた対艦ミサイルを大量に実体化。
其の威力は凄まじくデストロイキングボスの全身は血に染まるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
カイリ・タチバナ
ヤンキーヤドリガミ、故郷の島での祭事が終わったので来た。
(これでも島の守り神)
はー、またわかりやすい奴で。後腐れがなくていいな!
って、いきなり地面がねぇし!
仕方ねぇ。『守神霊符』を簡易足場に空中戦の要領で見切り、さらに念のために『幻守神煙管』の煙で幻覚見せて、結界張っておく!
あと、『原初守神宝珠』のレーザーでさらに砕いて、砂煙にしておくか。
その技、絶対に反動あるとおもってたぜ!一定時間がどれだけかわかんねぇから、すぐに一撃だ。至近距離に来てるんなら、当たる!
ていうわけで、【海神殺し】つきの銛(俺様の本体)で突く!これが俺様の「デストロォォォォイ!」だ!
●島の守り神は破壊者を狩り。
「はー、またわかりやすい奴で後腐れがなくていいな!
『フハハハハ!来たな猟兵!デストロオオオオオオオオオオオイ!!!!』って、いきなりかよ!
もう地面がねぇし!」
ヤンキーヤドリガミ、カイリ・タチバナ(銛に宿りし守神・f27462)はやって来た瞬間に周囲の地面が破壊され、自身も立ってた地面ごと空中に吹き飛ばされた事にツッコミの声をあげる。
まあ島の守り神として故郷の島の祭事に携わり、其れが終わって漸く来れたと思ったら此れなのだから、こんな反応をするのも当然ではあるが。
とは言えカイリは熟練の猟兵。
戸惑った侭でいる事等ある訳もなく……。
「仕方ねぇ。
先ずは足場からだな」
『ほう、面白い。札を空中に固定し足場にするか!!』
そう言ってカイリは懐から霊符を取り出すと自分の下側に投擲。
霊符は其のまま空中に留まり、カイリは其の霊符の上に着地する。
「岩盤が飛んでくるから留まってはいられねえ、な!」
そして其のまま霊符を投げては其方に跳躍、投げては其方に跳躍と繰り返し自分に向かってくる岩盤を回避。
『岩盤やマグマは其れで凌げよう!
だが我が一撃はしのげるかな?!』
「いいや、思っちゃいねえさ」
『む、此れは幻覚か!味な真似をしてくれる!』
そんなカイリにデストロイキングボスは肉薄、攻撃を放とうとしかけるも直ぐに何かに気付いて一旦手を止める。
そして其のままカイリを軽く殴り……カイリだと思われた『何か』は吹き飛び煙になって散ってしまう。
そう、デストロイキングボスがカイリと思い肉薄した物はカイリが用意した幻だったのだ。
『しかも、此の幻……無数に存在するか!』
そして周囲を見渡せばカイリの幻は無数に存在。
此れにはデストロイキングボスも僅かに悩むが其れも一瞬。
『ならば全てを殴り倒し、手応えがあった相手に本命を叩きつけるのみよ!
デストロオオオオオオオオオオオイ!!』
雄たけびと共にデストロイキングボスは目につく全てのカイリへと殴りかかっていったのだ。
(それで此方の用意した幻の半分近くはもう消し去ってるんだからたまらねえな。
本当に実力が伴った脳筋ってのはよ!)
そんなデストロイキングボスを横目にカイリは己の周囲に結界を構築。
時間をかけ硬度を増しデストロイキングボスの本命を防ぐ為の盾を纏っていく。
『っ!其処かぁっ!』
「来やがったな!」
そして全ての幻を殴り終えたデストロイキングボスが遂に本物のカイリを補足。
彼に肉薄し己の最高の一撃を放たんとし……。
「此のタイミングなら攻撃のキャンセルは出来ねえわな!」
カイリはデストロイキングボスの周囲の岩盤を蒼き宝珠から放つ光線で粉砕。
生じた砂煙がデストロイキングボスの視界を覆う!
『ぐっ!目が……っ!だが其れで避けられると思うな!!
デストロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオイ!!』
結果、周囲に大量のデストロイエネルギーは放たれるが僅かにデストロイキングボスの狙いからはズレており……。
『馬鹿な!此の身がデストロイ、破壊出来ぬ結界だと?!』
「万全の状態で放たれたなら判らなかったけど、な!」
デストロイエネルギーの奔流が納まった後に現れたのは僅かに傷は負っているものの戦闘を行うには十分すぎる状態のカイリの姿。
『ぐぅ……っ!見事!見事だ猟兵……っ!』
「あれだけの威力だ。絶対に反動はあるとおもってたぜ!
こいつはお返しだ!」
そして、動けない一定時間がどれだけかわからんねぇからな!とカイリは即座に反撃を開始。
取り出すは己が本体。
青く輝く鉱物から作られた海神殺しの銛が一本。
「至近距離に来てるんだ外しはしねえ!
此れが俺様の「デストロォォォォイ!」だ!」
『ぐっ!がああああああああああ!!!』
其の本体を以ってデストロイキングボスをカイリは一突き。
そして、突き出された銛の先端からは無数の針が放たれてデストロイキングボスへと降り注ぎ、思うが儘にデストロイキングボスを蹂躙していくのであった―――。
大成功
🔵🔵🔵
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!
バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?
戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!
〇拳と拳はぶつかり合い。
『フフフフフ!ハーハッハッハ!
本当に!本当に素晴らしいな猟兵達よ!
後戦い一回分しか我が体が保ちそうにないのが勿体ない位だ!!』
ボロボロの体を引きずりながらデストロイキングボスは楽しそうに笑う。
その表情は恐怖など一つもなく唯々最後の戦いへの期待に満ち溢れていた。
「はっはっは、妾、推っ参!
倒される事より後一回しか戦えない事を嘆くとはほんにガンギマリ系よな。
実に好ましいぞデストロイキングボス殿!」
そして、そんな彼に声を掛けた女が一人。
幾多の角に蝙蝠の翼、蛇の下半身を持つ女、御形・菘(オブリビオンではない・f12350)の登場である。
「戦いを好み如何なる攻撃も己の手で破壊せんとする気概、妾達猟兵との戦いに全力を傾ける其の姿勢!
そして何より名が体を表すのお手本と言うべき其の名!
全てが王道的な魔王として素晴らしいな!」
菘としても単純明快で目的もわかりやすく強いデストロイキングボスは好感の持てる相手であったのだろう。
デストロイキングボスに対し称賛の言葉を述べながら戦闘態勢に移行する。
『随分と褒めてくるものだ!だが折角の最後の戦い、手加減はせんぞ?!』
「いらぬ!全力でぶつかってこそ皆が楽しめるという物よ!」
『ならば先ずは此れをどう対応する!デストロオオオオオオオオオオオイ!!!!』
そして、其のまま戦闘開始。
先ずは挨拶代わりとばかりにデストロイキングボスは菘に肉薄。
周囲の大地を破壊し、岩盤やマグマが噴出する地獄が顕現する。
其れに対し菘は……。
『動かず耐えるか!面白い、其れでこそ破壊し甲斐があるというもの!!』
「はーっはっはっは!さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!」
『応!貴様には我が全力を以って破壊させてもらう!!我が究極デストロイモードで!!』
菘は其の環境への高い耐性を活かしマグマの熱に適応。
岩盤に対しては気の障壁で身を護り、其れでも防ぎきれぬダメージも痛みへの強さで耐えきったのだ!
此れにはデストロイキングボスも楽し気であり、最後の祭りを楽しまんと菘に向かっていく。
「うむ!それでは此方も全力で応えよう!!
此れならお主にも見えるであろう、聞こえるであろう?
この感動を背負い、後押しされる限り、妾は最強無敵よ!」
そして、菘の詠唱と共に周囲に現れるは幾つものディスプレイ。
彼女の動画を見守り楽しむ多くの視聴者たちが写る其れは皆、実に楽しそうで菘を応援しているのが見て取れた。
【マグマを耐えきるとか相変わらず邪神さんすげえな?!】
【というか相手も相手だよ!あの破壊力IS何?!】
【でもオブリビオンって俺達の世界半分にしたりするし、あれだけゴツかったら此れ位は出来るんじゃ?】
【あれって元々、俺達の世界がそういう風に出来てたんじゃなかったっけ?】
菘を称賛する者、デストロイキングボスの破壊力に驚く者、横道に逸れる者。
様々な者が居たが皆、楽しそうなのは間違いない。
そして、そんな彼等の歓声や応援、笑顔と高評価は菘に更なる力を与えてくる!
『其れでは行くぞ!』
「うむ、来るが良い!!此処はお主の流儀に合わせて、こう言おう!」
「『デストロオオオオオオオオオオオイ!!』」
そして、そんな視聴者を背に菘はデストロイキングボスを迎え撃つ!
【うおお!拳と拳がぶつかった?!】
【こ、此れはどっちだ!?】
【負けるな邪神さあああああん!!】
二人は拳と拳をぶつけ合い、そんな二人を視聴者たちは固唾をのんで見守る。
そして……。
『我の……負け、だな』
「うむ、妾の勝ちだ!」
デストロイキングボスは倒れ伏し、菘は彼の攻撃を正面から受けた事によってボロボロになりながらも勝利を宣言する。
【うおおおおおおお!!!】
【邪神さん、すっげええええええ!!!】
そして、そんな彼女を称賛する視聴者たち。
『此れが個人ではなく、想いを背負った力とやらか……デストロイ出来なかったのは残念だが楽しかったぞ猟兵よ!』
勝者である菘を讃えて消えるデストロイキングボス。
「うむ、妾もお主との戦い、楽しませてもらったぞ」
そんな彼に別れを告げる菘。
……こうして、此の地での戦いは終わりを告げるのであった―――。
成功
🔵🔵🔴