7thKING WAR㉕〜デェェェストロォォォォイ!!(作者 カンナミユ
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#デビルキングワールド  #7thKING_WAR  #召喚魔王『デストロイキングボス』 


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#召喚魔王『デストロイキングボス』


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「デストロイキングに始祖がいたとかマジびっくりだな」
 海老名・轟(轟く流星・f13159)は資料に目とを通しつつ、そんな事を言い出した。
 猟兵達でさえも驚きの新事実だが、今のところは推測でしかない。
 なにせガチデビルが特級契約書で呼び寄せた『異世界の魔王』、デストロイキングボスはデビルキングワールドの住人に存在する『デストロイキング一族』に見た目が似ているのだ。
 デストロイキングボスという名前もデストロイキングに似ているし、もしかするときっと始祖なのだろう。
「まあ、始祖だろうとなんだろうと厄介な敵であるのは確かなんだけどな」
 いよいよ佳境となりつつある『7thKING WAR』を突破すべく轟は猟兵達へ召喚魔王『デストロイキングボス』撃破の依頼を告げ、その詳細の説明をはじめた。

「召喚魔王『デストロイキングボス』はガチデビルが特級契約書で呼び寄せた『異世界の魔王』だ。身長50mの超巨体と圧倒的なパワーを持ち、配下である人面蜘蛛ビューティスパイダーの居場所にテレポートする能力を持っている」
 デストロイキングボスについての説明をする轟によると、この『圧倒的なパワー+ビューティスパイダーの居場所にテレポートする能力』という組み合わせによって、魔王に見つかったものは一瞬でデストロイされ、周辺も焦土化してしまうという。
「まあ、デストロイキングボスだしな。『デェェェストロォォォォイ!!』とかなんとか言いながら足元の地面に大地破壊の一撃を叩き込んで爆裂した大地の中を、お前達猟兵めがけて一直線に襲いかかってくるようだ」
「大地破壊?」
「足場はどうなるの?」
 話す轟へと猟兵達は疑問を投げかけるが、回答はこうだ。
「そりゃ大地がデストロイだからな。足場はないぞ」
 猟兵達は崩壊して空中に浮かぶ岩盤や噴出する溶岩をかわし、あるいは利用しつつ戦わなければならない。
 大地をデストロイされた戦場は当然まともな足場はひとつもない。飛び交う岩盤の中で空中戦を展開する事になる。
「デストロイキングボスはビューティスパイダーの居場所にテレポートする能力があるって事は、ビューティスパイダー軍団も相手にしないといけないのか」
 難しい戦いを求められた猟兵は頭を悩ませるが、轟は気にしないでいいと言いきった。
「デストロイキングボスはお前達の前に現れたと同時に大地をデストロイするだろ? ビューティスパイダーも巻き込まれてデストロイさ」
 気付けばグリモアキューブは展開され、轟の後ろには戦うには十分な広い場所があり遠くにはビューティスパイダー軍団がいた。

「大地がデストロイされた場所での戦いになるが、お前達なら対策はバッチリだろ?」
 にっと笑う轟はぐっと硬く拳を握る。
「さあデストロイキングボスをデストロイしちまおうぜ! ガツンとブチかまして来い!」
 こうして転送された猟兵達は見送られ、ビューティスパイダー軍が待ち構え――召喚魔王『デストロイキングボス』との戦いへと向かうのだった。


カンナミユ
 カンナミユです。
 デストロイキング一族の始祖?!
 このシナリオにはプレイングボーナスがあります。

 プレイングボーナス……敵の先制攻撃に対処する/崩壊した大地の上で空中戦を展開する。

 それではよろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『デストロイキングボス・大地殲滅』

POW ●デストロイブラスター
自身の【敵の至近距離に移動して】から極大威力の【デストロイエネルギー】を放つ。使用後は【エネルギーチャージ】状態となり、一定時間行動できない。
SPD ●デストロイサンダー
【デストロイしたい!という気持ち】のチャージ時間に応じ、無限に攻撃対象数が増加する【デストロイサンダー】を放つ。
WIZ ●アルティメットデストロイ
自身の【肉体が究極デストロイモード】になり、【自分の受ける攻撃全てをデストロイする】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 グリモアキューブによって転送された猟兵達は、到着するなり戦闘態勢を整えた。
 すると、どうやらビューティスパイダー軍も猟兵達に気付いたらしい。恐ろしい速さでこちらへと迫って来るが――、
「見つけたぞ、我が標的である猟兵ども!」
 ずう、ん。
 その存在はビューティスパイダー軍を介してやって来た。
 巨大なその存在は、ガチデビルが特級契約書で呼び寄せた『異世界の魔王』。
「我こそはデストロイの王のボス、デストロイキングボス!」
 びりびりと胴を打つほどの声を上げ、デストロイキングボスは高らかに名乗りを上げる。
 その姿を見上げるビューティスパイダー達は畏まって膝をついて頭を下げる。だが、デストロイキングボスはそんな様子に目もくれず、対峙する猟兵達を値踏みするよう鋭い瞳を向けるだけ。
 そして硬く握りしめた拳を高々と上げたデストロイキングボス大地を揺るがし轟き吼え、
「デェェェストロォォォォイ!!」
 拳が振り下ろされると同時に地面がめこりとへこみ、大きな亀裂が走ると大地が爆裂。
 猟兵達の足場は文字通りデストロイされてしまったが、それはデストロイキングボスとて同じ。ビューティスパイダー軍もまた足場と一緒にデストロイされてしまった。
「力とはパワーだ! パワーがあればデストロイできる! 真っ向勝負だ、猟兵どもよ……!」
 岩盤を足場に溶岩を飛び越え、デストロイキングボスは猟兵達へと襲い掛かるのだった。
栗花落・澪
破壊直後は【ダンス】の要領でバランスを取り
すぐに翼の【空中戦】
万一の為に【激痛耐性】を乗せた【オーラ防御】を身に纏い
飛び交う岩盤は足場や盾として利用

一直線に来るっていうのがわかってれば
まだ対処のしようがあるってものだよ

【高速詠唱】で風魔法の【属性攻撃】を飛び回る岩に向かって放ち
キングボスの顔面に飛ばして視界妨害したり
【聞き耳】で溶岩の噴出を予測し敢えてギリギリまで引き付けてから回避する事で溶岩を攻撃として利用

隙を見て【指定UC】発動

なんでも壊すくらい力持ちなのはわかった
けどそれ、実態の無いものも壊せます?

強化した魔力で紡ぎ出すのは【破魔】を宿した光の【全力魔法】
悪に【浄化】は毒でしょう


 デストロイキングボスの破壊力は凄まじかった。
「うわっ」
 砕けた足元が大きく爆ぜ、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)の身体は吹っ飛ばされてしまったが、ダンスの要領で上手くバランスをとってみせた。
 地面はデストロイされ、足場はない。このままでは奈落の底にまっしぐらだが、ばさりと羽ばたけば足場のない戦場に難なく身体は浮き上がる。
 情報はグリモアベースで聞いているが、万が一の事も考えないと。しっかりとした防御を展開させ、澪は轟音轟く先に琥珀の瞳を向けた。
「アルティメット……デェェェストロォォォォイ!!」
「一直線に来るっていうのがわかってれば、まだ対処のしようがあるってものだよ」
 究極デストロイモードとなったデストロイキングボスは澪めがけて一直線にやって来る。
「これでもくらえっ!」
 高速詠唱で放った風魔法を使って飛んできた岩盤をデストロイキングボス目がけて放つが、
「デェェェストロォォォォイ!!」
 ばがんぼがんと立て続けにそれらはデストロイされてしまう。
 無傷のデストロイキングボスは容赦なく迫って来るが、焦りはない。耳を澄ませ、溶岩の音を聞く。
「こっちこっち!」
 肉薄し、デストロイキングの拳は遂に澪を捉え――、
 ごおおぉおッ!!
「ぬるいわあっ!!」
 吹き出す溶岩は澪が狙ったタイミング通り。滾る溶岩はデストロイキングボスへと襲い掛かったが、シャワーを浴びるが如く、デストロイキングボスは難なく溶岩を越えてしまった。
 受ける攻撃をデストロイし続ける魔王の勢いは衰えない。だが、かすかな隙を見逃しはしなかった。
「はっ、恥ずかしいから一瞬で終わらせるよ……!」
 聖なる杖を手に豪華絢爛なドレス姿へと変身すると、澪は花びらと共に舞う。
「なんでも壊すくらい力持ちなのはわかった。けどそれ、実態の無いものも壊せます?」
 すっと杖をかざして放つは破魔を宿した光の全力魔法。
「な、なにっ……!!」
「悪に浄化は毒でしょう」
 花びらが舞う中、澪の呟きは果たして聞こえたか。
 ちらと見れば、共に戦う仲間達の姿が見えた。
大成功 🔵🔵🔵

アルテミシア・アガメムノン
デストロイキングボスさんが魔界のデストロイキング一族の始祖であるならば『異世界』の魔王ではないのでは……?
それはさておき世界をデストロイさせる訳にもいきませんから倒しますわよ!

先制対策
『アルテミシアの翼』から魔力弾を連射、弾幕を張りつつ、さらにその魔力の塊である魔弾一つ一つを魔女の欲望具現術により避雷針へと変じさせましょう。それによりデストロイサンダーを逸らしに逸らします。

しかる後に『地母神の戦域』を発動。
戦場全体に神炎を出現させた後にそれを結集。極大神炎にてデストロイキングボスさんを焼き尽くしましょう!


赤嶺・愛(サポート)
『世界が平和になりますように』
 人間のパラディン×シーフの女の子です。
 普段の口調は「平和を愛する(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、怒った時は「憤怒(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく、人と話す事が好きで
平和的な解決を望む優しい性格の女の子ですが
戦う事でしか依頼を成功出来ない時は戦う事も厭わないです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


メイリン・コスモロード(サポート)
『一緒に頑張りましょうね。』
人間の竜騎士×黒騎士の女の子です。
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「対人恐怖症(ワタシ、アナタ、デス、マス、デショウ、デスカ?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
人と話すのに慣れていなくて
「えっと……」とか「あの……」とか多様します。
戦闘ではドラゴンランスを使う事が多い。

その他、キャラの台詞はアドリブ等も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


「我こそはデストロイの王のボス、デストロイキングボス!」
 胴を打つ程の声を全身で浴びるアルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)はその巨大な姿を目にして、ふと考える。
「デストロイキングボスさんが魔界のデストロイキング一族の始祖であるならば『異世界』の魔王ではないのでは……?」
 整った顎に指を添えポツリと口にしたアルテミシアだが、異世界の魔王は思案の時を与えてはくれない。
「デェェェストロォォォォイ!!」
 拳が振り下ろされると同時に地面がめこりとへこみ、大きな亀裂が走ると大地が爆裂。グリモアベースで聞いた通りである。
「先制攻撃がきますわ!」
 そしてこの先の行動も聞いた通りならばとアルテミシアは仲間達へと声を向ける。
「アルティメット……デェェェストロォォォォイ!!」
 肉体が究極デストロイモードとなったデストロイキングボスは巨大な岩盤を蹴り砕くと、赤嶺・愛(愛を広める騎士・f08508)めがけて一直線に襲い掛かったのだ。
 溶岩をデストロイし、飛んできた岩盤も立て続けにデストロイしていくデストロイキングボスはその勢いを落とす事なく、いやむしろ速度をぐんぐんと上げてくる。
「は、速い!」
 思わずこぐりと息をのむが、愛を広める騎士はこれしきで退きはしない。
「足りぬデストロイの為に! まずはお前からデストロイしてくれよう!!」
「負けないよ!」
 愛用する武器に蒸気エンジンを搭載させる愛は、真っ直ぐな瞳を相手へと向けた。
 ごぼんと溶岩が吹きあがり、熱気に流れる汗が頬を伝い落ち。
「いくよっ」
 武器を握る手に力が入り、愛はデストロイキングボスへと向かっていく。
 迫る、迫る。
「覚悟っ!!」
「デェェェストロォォォォイ!!」
 ごおっ!
 襲い掛かる攻撃を武器で受け止め、弾いて返す手で反撃を放つ。
「っ! なに……?!」
「世界の平和の為に負ける訳にはいかないよ」
 平和と平穏な日常を愛する少女。争いごとは嫌いだが、平和の為なら戦う事も厭わない。
 武器を構え直すと、メイリン・コスモロード(飛竜の鉾・f13235)もまた、竜槍を手に戦闘態勢を整えている。
「先制攻撃に気を付けてね」
「あっ……」
 戦う愛からの声に人と話す事に慣れていないメイリンは言葉に詰まってしまった。
「あ、あの……えっと……」
 どう言葉を返すべきか頭の中であれこれ考えてしまうが、自分めがけて一直線に襲い掛からんとするデストロイキングの姿を目前にするとぷつりと止まる。
「デストロイだ! デストロイ、デストロイを我は求めているのだ!!」
 轟く声に見上げると、ばぢばぢと光がいくつも瞬き爆ぜている。
 これは――、
「デストロイ……サンダー!!!」
 幾重にも轟く落雷音。
 デストロイしたい気持ちをチャージしたデストロイサンダーはメイリンへと激しく牙を剥いたのだ。
「っ!」
 降り注ぐ雷を岩盤を足場に一つ飛び越え、二つ目は躱し、
「わっ!」
 ばがんと三つ目は岩盤を打ち砕いたが、このままやられてばかりではいられない。
 反撃だ。
 メイリンは軽快に足場を飛び越えて、デストロイキングボスまでまっしぐら。
「な、なにっ?」
 デストロイサンダーを耐えるとは思っていなかったデストロイキングボスまでの距離を一気に縮め、
「竜の力よ、私に宿りなさい!」
「ぐおぉおっ!!」
 夜空の星の名を持つ竜槍を手に高らかに告げたメイリンの攻撃にデストロイキングボスは思わず呻く様子をアルテミシアは戦いの為の準備を完了させる。
「ではいきますわ」
 ばさりと広がるのは黄金に輝く光の翼。
「足らぬ、足らぬ、デストロイが、デストロイが足りぬぞ!!」
 溶岩や岩盤さえも難なくデストロイするデストロイキングボスは、デストロイしたいという気持ちをこれでもかとチャージしはじめた。
 乱れそうになる髪をさっと払って光の翼は羽ばたかせると、羽型の魔力弾を連射して弾幕を張りつつ、さらにその魔力の塊である魔弾一つ一つを極めた魔法により避雷針へと変じさせていった。
 その間もデストロイキングボスはチャージを続け――、
「デストロイ……サンダー!!!」
 ばぢばぢと眩いほどの雷が爆ぜる。受ければひとたまりもないだろうその攻撃を前にしてもアルテミシアには余裕さえうかがえた。
 図上には避雷針がある。
 見上げれば、数え切れぬほどの避雷針が張り巡っている。
「なに……?!」
「この戦場はわたくしの支配下にあります」
 デストロイサンダーが避雷針へと落ち、まばゆい中で黄金の女帝は凛と告げた。
「な、なにいっ!!」
 魂魄まで焼き尽くす金色の神炎は集まり極大神炎となってデストロイキングボスを焼き尽くさんとする。
「なんという……だが、我は負けぬ!」
 攻撃によろめくデストロイキングボスだが、異世界の魔王への攻撃はこれだけではなかったのだ。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

秋月・充嘉
50m級の巨体…へー、いいっすねぇ、悪くないっす。
それにしても、なかなか良い体っすねぇ…。
…にひ、良いこと思いついたっす。それを実現するためにもまずはお仕事やるっすかね。
簡単にデストロイされるつもりはないっすよ。

混沌の波に乗って飛翔するっす。
左瞳に意識を集中して…うっし、見えた。
デストロイキングボス…ちょっと長いな。略してデスボス!

その図体じゃあ、俺を見つけられても波は見えないっしょ?
あんたには見えない混沌の波、どうやってデストロイするんすか?
俺は文字通り影からちくちくやらせてもらうっすよ!

とと、さすがに頭上からこられるとまずいかも?
そんなときは、混沌の波の下流に乗るっす。


「50m級の巨体…へー、いいっすねぇ、悪くないっす」
 秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)の視界の先では仲間達が召喚魔王『デストロイキングボス』と戦っていた。
 大地を砕き、ビューティスパイダーもろともデストロイした力は凄まじい。
 隆起する筋肉を見せつけるようにして、魔王は吼える。
「我がこれだけで満足すると思っているのか! もっと、もっとだ! デストロイを!!」
「それにしても、なかなか良い体っすねぇ……」
 鍛え上げられた身体を目に呟く充嘉だが、当然簡単にデストロイされるつもりはない。
 眺めつつ思案する事しばし。
「……にひ、良いこと思いついたっす。それを実現するためにもまずはお仕事やるっすかね」
 閃いてしまえば実行するのみだが、足場にしていた岩盤がばがんと砕けてしまった。このままでは溶岩たぎるマグマの中へとまっしぐら。
「……見えたっすよ、カオスの流れ!」
 砕け色がなくなった左瞳に意識を集中させるとぼんやりと混沌の波が見えてきた。次第にはっきりとしてくる波に乗り、飛翔に成功した充嘉はそのまますいと進んでいく。
「デストロイキングボス……ちょっと長いな。略してデスボス!」
 閃き発言をデスボス、いや、デストロイキングボスは聞き逃しはしない。
「デストロイされにきたか」
「簡単にデストロイされるつもりはないっすよ」
 不敵な笑みを見せる充嘉にデストロイキングボスもにい、と口角を上げ、
「そうか、期待しているぞ……アルティメットデストロイ!!」
 どうと空を震わせ魔王は充嘉めがけて一直線。
 究極デストロイモードは自分の受ける攻撃全てをデストロイする事で効果を発揮する、正にアルティメットな能力なのだが――、
「その図体じゃあ、俺を見つけられても波は見えないっしょ? あんたには見えない混沌の波、どうやってデストロイするんすか?」
 充嘉の作戦勝ちである。
「くっ……」
「俺は文字通り影からちくちくやらせてもらうっすよ! ……ととっ」
 頭上に迫る魔王を躱すべく下流の混沌の波に乗った充嘉はちくちくと、確実に攻撃を仕掛けていった。
 ダメージは蓄積されている。あと少しだ。
 迫る魔王を避けた充嘉は仲間の姿を見た。
大成功 🔵🔵🔵

神宮時・蒼
…何とも、過激な、魔王、ですね
…とは言え、別に、理性が、蒸発、しているわけでも、ないようで…
…いろんな、意味で、難しい、相手、ですね

地面がですとろいされたら【目立たない】ように砕けた岩を足場にして移動
【空中機動】と【空中浮遊】があるので、問題無く移動出来るかと
移動している様子が見られそうであれば【弾幕】で岩盤を粉砕して、身を隠します

攻撃まで、ですとろい、とは。…ですとろいって、凄いの、ですね…
ではなく。
相手が飛翔能力を得るのならば【天候操作】で雷雲を呼びましょう
【属性攻撃】で雷どかーん
的が、大きいので、きっと、当たる、と思うのです

念のため【結界術】で自身に薄い結界を張っておきます
相手の攻撃は【見切り】で回避出来れば
避けれないと確信したならば、地面に【弾幕】を打って、自分の軌道を変えます
攻撃が回避されてしまうのであれば、回避されなければいいんですよね
【高速詠唱】【範囲攻撃】【全力魔法】【魔力溜め】使用して【徒花惨烈ノ陣】を描きます
クモにも狙いを定めて放ちます


「くっ……なんという事だ」
 デストロイキングボスは拳を握り、吐き捨て呻く。
 猟兵との戦いに先制攻撃を仕掛けたというのに対策を取られ、あまつさえ攻撃を受けてしまう。『異世界の魔王』であるキングがこのような屈辱を受けていいのか。
 否。
「デストロイを求めて猟兵達と戦っているというのに……この程度では満足できぬ!」
 ご、ばあんっ!!
 溶岩が吹きあがり、接近する巨大岩盤を拳一つで粉々に打ち砕いた。
「さあ出てこい猟兵どもよ! もっとデストロイを! 我にデストロイを見せつけるのだ!!」
「……何とも、過激な、魔王、ですね。」
 溶岩を浴びながら叫ぶ姿を神宮時・蒼(追懐の花雨・f03681)はじっと遠くから見つめ、ぽつりと呟いて足場へと着地した。
 琥珀の瞳が見据える魔王は、猟兵達と戦うもどうやら物足りないようだ。ばがんぼがんとあらゆるものをデストロイしていく。
「……とは言え、別に、理性が、蒸発、しているわけでも、ないようで……いろんな、意味で、難しい、相手、ですね」
 砕けた岩を足場にとんと飛び、次なる岩へと蒼は注意して移動していると、デストロイキングボスがこちらに気付いたのかもしれない。ぐるりと身体ごとこちらに振り向いた。
 まずい。
「……これで」
 とっさに弾幕で飛んできた岩盤を粉砕して身を隠すと、気付かれずに済んだようだ。
「アルティメット……デェェェストロォォォォイ!!」
 肉体が究極デストロイモードとなったデストロイキングボスは巨大な岩盤を蹴り砕き、仲間に攻撃を仕掛けていく。
 異世界の魔王は吼え、戦いの音が響く。
「攻撃まで、ですとろい、とは。……ですとろいって、凄いの、ですね……」
 溶岩を越え、岩盤を砕き散らすデストロイキングボスへと感嘆を漏らす蒼だが、
「ではなく」
 乱れる髪をそっと直し、仲間達が戦う中へと飛び込んでいく。
「デェェェストロォォォォイ!!」
「相手が飛翔能力を得るのならば、天候操作で雷雲を呼びましょう」
 すと手を伸ばし、指さし。
「で、雷どかーん」
「ぬおおぉおっ?!」
 巨大な体躯は狙う的としてはとても大きい。攻撃に気付かぬ相手なら外すことはあり得ない。
 不意打ちをまともに喰らい、大きくのけぞったデストロイキングボスだが、身を隠していた蒼へぎろりと鋭い眼光で睨みつけると空を蹴って襲い掛かってきた。
「おのれええぇぇっ!!」
 岩盤を砕き襲い掛かる一撃をかろうじて躱すも凄まじいスピードで再び飛び掛かってくる。
「……っ」
 とっさに撃った弾幕で己の軌道を変えて再び回避。すると頬にちり、と痛みが走る。
 どうやら回避した時に軽く攻撃を受けてしまったらしい。だが、結界術も張っていた事もあり、大事には至らずかすり傷で済んだようだ。
 ぐいと頬を拭って敵を見据え。
「我の攻撃をかわすとは!」
 今度こそはとデストロイキングボスが迫りくる中、軌道を変えた蒼は見た。
 巨大な身体のあちこちには仲間達が戦った痕跡、傷が至る所に走っている。痛々しく、生々しいそれらは数え切れぬほど。よく見ると勢いも落ちてきているような。
 とどめを決めるなら、今。
「……一撃で、終わらせましょう」
 すいと体勢を変えて宙を舞い、終わりの為の言葉が紡がれた。
「……儚き色彩、無垢なる白。……されど、纏うは、死の香り。……劫火よ、燃え尽くせ」
「む? これは……!」
 己の持つ能力を駆使して描く花は白く、無垢。そして花言葉は――、
「ぐおおおおおおおぉぉぉっっ!!!」
 花は炎となり、火柱に包まれ、デストロイキングボスは地を響かせるほどの断末魔を上げた。

 決着はついた。
「わ……我が……負ける、だと……」
 ごぶりと血を吐き、異世界の魔王は呻くように言葉を吐き出す。
 体中は傷つき、あちこちの傷口から血がとめどなく流れ、命の灯が消えるのも時間の問題である。
 だが、魔王はその時を待つ事はなかった。
「……見事だ、猟兵……お前達の、勝ち、だ……」
「……くっ」
 灼熱の溶岩が吹きあがり、あまりの熱波に目を塞ぐ蒼だが、程なくして瞼が開くと琥珀の瞳は魔王を探すが――ない。
 デストロイキングボスの姿は消えた。あの状態では逃げる事も攻撃に転じる事もできないだろう。
 つまり、終わったのだ。
「……帰りましょう」
 岩盤をとんと蹴って戦場から離脱しようとすると、見れば仲間達もそれぞれ撤退をはじめていた。
 帰ろう。
 戻るべき場所へ。

 戦いは終わり、猟兵達は戻るべき場所へと戻っていった。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2022年05月28日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴