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7thKING WAR㉕〜破壊の権化

#デビルキングワールド #7thKING_WAR #召喚魔王『デストロイキングボス』

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#召喚魔王『デストロイキングボス』


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●デストロイの王のボス
「力とはパワーだ! パワーがあれば……デェェェストロォォォォイ!!」
 急造デストロイキングダムにて、召喚魔王『デストロイキングボス』は破壊を求めて叫んでいた。
「だが……足りぬ、デストロイがまるで足りぬぞ!」
 本当はいろいろと事情があるようだが、彼にとって今重要なのはその点だけのようだ。
「故に猟兵! お前達を我が標的とする! 真っ向勝負だ、猟兵よ……!」
 そしてデストロイキングボスはその衝動のまま、猟兵達を破壊の対象に決定した……!

●最後の召喚魔王
「さて、戦争アタックは順調だな。これで最後の召喚魔王の正体も判明したぞ」
 グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は、予知により判明した内容の説明を始めた。

「最後の召喚魔王は『デストロイキングボス』だ。他の魔王に負けず劣らず、こやつも厄介な能力をもっているぞ」
 召喚魔王達はどれも曲者揃いだったが、この魔王の能力もそれに引けを取らない。
「デストロイキングボスは、引き連れている人面蜘蛛ビューティスパイダーの居場所にテレポートする能力を持つのだ」
 条件があるとは言え、テレポートとはまた厄介な能力(ユーベルコード)を持つものだ。ちなみにこのビューティスパイダーは美少年の顔をした蜘蛛である。基本的にかさかさ動くだけで、戦闘力は持っていない。
「そして、ゼルデギロスほどではないものの、デストロイキングボスは身長50mの超巨体と圧倒的なパワーを持つ。この『パワー+瞬間移動』という組み合わせが最悪だな。魔王に見つかったものは一瞬でデストロイされ、周辺も焦土化されてしまうのだ」
 デストロイキングボスはこのテレポート能力を利用して、『悪魔契約書』でスパイダーを送ることで全ての世界をデストロイすることを目的としてガチデビルの護衛についたようだ。しかしその破壊衝動を抑えることは出来ず、猟兵を標的に定めて襲い掛かってくる。
「戦闘となれば、デストロイキングボスは瞬間移動にて一瞬で間合いを詰めてから、恐るべきパワーによる先制攻撃を仕掛けてくるぞ。先ずはこれに対処する必要があるだろう」
 先制攻撃を切り抜けたとしても、戦場にビューティスパイダーがいる限り、その後もテレポートされてしまう。テレポートを阻害するために、スパイダーを排除することも有効だろう。

「破壊を求めるデストロイキングボスは、わかりやすく危険なオブリビオンだ。ガチデビルへと進むためには後はパラダルクさえ倒せばいいとしても、こやつを野放しにしておくわけにはいくまい。貴殿らの知恵と力で、この魔王を成敗してくれ」
 百々はそう猟兵達に頼むと、転移を開始したのであった。


夢幻
●マスターの夢幻です。

●戦争シナリオのため、1章で完結となります。
●パラダルクは必ず先制攻撃をしてきます。
●このシナリオのプレイングボーナスは、『敵の先制攻撃に対処する/ビューティスパイダーを排除する』です。
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第1章 ボス戦 『デストロイキングボス・一撃必殺』

POW   :    デストロイフィンガー
【ビューティスパイダーへ瞬間転移し、指先】で触れた敵に、【デストロイエネルギー】による内部破壊ダメージを与える。
SPD   :    デストロイタイフーン
【多くの敵を捕捉できる地点に転移して】から、戦場全体に「敵味方を識別する【破壊の大嵐】」を放ち、ダメージと【装備破壊】の状態異常を与える。
WIZ   :    インビジブルスパイダー
【転移先となる透明ビューティスパイダー】を召喚する。それは極めて発見され難く、自身と五感を共有し、指定した対象を追跡する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ソニア・シルヴァーヌ
圧倒的な巨体とパワー、まさに破壊という概念を形としたかのような存在ですね…
放っておけばデビルキングワールド全てがデストロイされかねません。
何としてもここで倒しませんと。

まずは転移対象となるビューティスパイダーの排除を。
NoctPhantasmからの【弾幕】、波動砲を広域照射する【範囲攻撃】、触手の【なぎ払い】を駆使して手早くスパイダーを減らしていきます。
デストロイキングボスの攻撃は残酷な光翼の【推力移動】を駆使し回避を。

見える範囲のスパイダーを全て排除したら、後はボスの転移先に透明スパイダーがいる筈。
転移の瞬間の居場所を基にスパイダーの位置を捕捉、ボス諸共天から降り注ぐもので攻撃します。



「デェェェストロォォォォイ!!」
「もう、目の前に……!?」

 戦場へ転移したソニア・シルヴァーヌ(玻璃の白百合ラスボス仕立て・f31357)の眼前に、一瞬でデストロイキングボスの巨体が出現した。

「我のパワーでデストロイしてくれる!」
「ああっ……!」

 豪腕の一撃が、ソニアの身体を薙ぎ払う。咄嗟に下半身の触手で防御したものの、受けたダメージは甚大だ。先に行動し、かつ一瞬で移動するデストロイキングボスに対し、ビューティスパイダーの排除を間に合わせるには無理があったのだ。

「圧倒的な巨体とパワー、まさに破壊という概念を形としたかのような存在ですね……
放っておけばデビルキングワールド全てがデストロイされかねません。何としてもここで倒しませんと」

 攻撃を受けて、その脅威がより明確にわかる。このオブリビオンを野放しにすれば、どれほどの被害が出るかわかったものでは無い。

「急いでビューティスパイダーの排除を進めましょう」

 ソニアは『残酷な光翼』で飛翔してデストロイキングボスの攻撃を躱しながら、各種範囲攻撃を駆使してスパイダーを殲滅していく。近いものは触手でなぎ払い、中距離は『NoctPhantasm』からの放つ弾幕、そして遠距離では波動砲の照射と、ソニアの攻撃によりスパイダーは一気に数を減らしていった。

「それでテレポートを封じたつもりか? 我がデストロイは止められぬ!」
「いいえ。今これで、殲滅完了です」

 見えるスパイダーを全て倒したというのに、デストロイキングボスはまた瞬間移動した。つまり、そこに『インビジブルスパイダー』がいるはずだ。ソニアはその見えないスパイダーを、『天から降り注ぐもの』でデストロイキングボスごと吹き飛ばしたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

マリア・ルート
ほんと、単純なだけに強いわよねコイツ。
でもだからこそやりがいがあるってもんよ!
上等じゃない、そのデストロイ、受けて立つわ!

キャバリアのブリュンヒルデに乗ってエントリー。
デストロイキングボスが肉薄してくるのを野生の勘で察知したら早業で脱出、ブリュンヒルデをコードの犠牲にするわ。そのまま私はスレイプニルを呼んでライドオン。
【指定UC】とスレイプニルの火器でビューティスパイダーを一掃しつつデストロイキングボスを巻き込んでいきましょう。
移動時はなるべくビューティスパイダーのいない場所を選ぶわ。
万が一追撃が来たらスレイプニルを犠牲にするしかないけど…

デストロイされるのはあんたよ、デストロイキングボス?



「力とはパワーだ! パワーがあれば……デェェェストロォォォォイ!!」
「上等じゃない、そのデストロイ、受けて立つわ!」

 XXX-deleter『ブリュンヒルデ』に搭乗したまま転移してきたマリア・ルート(紅の姫・f15057)に対して、デストロイキングボスはテレポートで至近に現れるや、平手で叩き潰しにきた。

「ほんと、単純なだけに強いわよねコイツ。でもだからこそやりがいがあるってもんよ! 『スレイプニル』!」

 マリアはデストロイキングボスの攻撃を受ける寸前にキャバリアから脱出、すんでの所で敵の先制攻撃を回避した。代わりに犠牲になったブリュンヒルデは、『デストロイフィンガー』をまともに食らって、デストロイエネルギーで内部より大破していた。これをもし生身で受けたとすれば、悲惨なことになるのは間違い無い。

「あんたは見たことある? 目の前を埋め尽くす、武器の大群を!」

 機動力の高い悪魔バイクで戦場を縦横無尽に駆け巡りながら、マリアは『血見猛猟・百器野行』で生み出した武器を操り、蔓延るビューティースパイダーごとデストロイキングボスにダメージを与えていく。

「スパイダーがいなくとも、貴様如きデストロイしてくれる!」
「デストロイされるのはあんたよ、デストロイキングボス?」

 スパイダーを排除してテレポートを封じたとて、デストロイキングボスは恐るべき強敵だ。デストロイエネルギーを噴出する手に警戒しながら、マリアは敵を削っていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

パティ・チャン
■WIZ
大きい敵とはいっても、ゼルデギロスに操られた女神様よりはまだ、そこまででもありませんし、そもそも。私にとってはほぼ全ての敵が私よりも大きいですし。

先制攻撃対策=[世界知識、情報収集]で効果的に身を隠す場所を探り[迷彩、オーラ防御]で防御し[空中機動]でかわす([医術]による応急手当と[激痛耐性]で居場所を悟られないよう)

待って討つ、が難しいのなら、この【UC(手)】でいきましょう!
[2回攻撃、カウンター、空中機動、衝撃波]のせで私の飛び回る範囲を索敵兼ねて、鱗粉振りまきますよ!
(私だけで倒しきれないのなら、せめて透明化したスパイダーさんを焙り出すだけでも)

※連携・アドリブ共歓迎



 続いて戦場に現れたのは、パティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)だ。小さな妖精の彼女であっても、デストロイキングボスはそれを察知して、その近くへと瞬間移動してきた。

「慌てず冷静に……あそこがいいですね」
「デェェェストロォォォォイ!!」

 圧倒的なパワーによって振り下ろされた拳が、パティが先ほどまでいた周辺を粉砕した。しかし、間一髪、彼女は僅かな間で見つけた隠れ場所に、急いで飛んで移動して事なきを得ていた。もっとも、それはあくまで直撃を回避しただけで、強烈な余波がパティを襲った。だが、彼女はオーラの防御と負傷の応急手当で、そのまま隠れきった。

「我がパワーの前にデストロイされて消し飛んだか?」

 パティを見失ってデストロイキングボスが周囲を見回している間に、パティは次の手を考える。

「敵は大きいですが、ゼルデギロスに操られた女神様よりはまだ、そこまででもありませんし、そもそも。私にとってはほぼ全ての敵が私よりも大きいですし。上手く隠れれば、そこから仕切り直して反撃出来ます」

 隠れているだけでは勝てないが、次の策は余裕を持って検討出来る。そして、パティはどうするかを決めたようだ。

「待って討つ、が難しいのなら、この手でいきましょう!」
「ぬ? そこに居たか! デェェェストロォォォォイ!」

 隠れ場所から飛び出したパティは、眩く輝く鱗粉を振り撒きながら飛び回った。少々目立ってしまうが、そこは必要経費だ。デストロイキングボスの攻撃を回避しながらパティが撒いた鱗粉は、戦場に蔓延るビューティースパイダーを駆逐していく。一部鱗粉が空中に留まっている様に見えるところは、透明化したスパイダーだ。それらを撃破しておけば、デストロイキングボスも自由にテレポートは出来なくなる。

 そしてパティの撒いた鱗粉は、じわじわとデストロイキングボスにもダメージを蓄積させていたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!

HAHAHA!
気風の良いデストロイでありますな!
無差別蹂躙するところは減点デスガ!
OK、ワタシたちが真っ向勝負してあげマース!

敵は50mのビッグサイズでありますが、先に対処すべきはビューティスパイダーデスネ!
即ち、火炎放射器で焼却デース!
先制UCで飛んできたところで、伸びてきた指先に触れるのはカウンターで放つグレネードランチャー!
痛打を与えられずとも、爆炎で視界を遮れば緊急回避する猶予はあるはず……!

そして、後攻UCを発動!
「骸式兵装展開、剣の番!」
大きさで劣るならば、速度で上回りマース!
蜘蛛は焼き払った故に、転移はもう適うまい!
ここからは、剣による白兵戦で勝負だ!



「足りぬ、デストロイがまるで足りぬぞ! デストロイを満たすため、真っ向勝負だ、猟兵よ……!」
「HAHAHA! 気風の良いデストロイでありますな! 無差別蹂躙するところは減点デスガ! OK、ワタシたちが真っ向勝負してあげマース!」

 破壊衝動の権化のようなデストロイキングボスに対して、転移してきたバルタンは正面から迎え撃つ構えだ。

「デェェェストロォォォォイ!!」
「スパイダーの排除は間に合わないデスネ。それなら……グレネードランチャー!」

 先手を取ってテレポートしてきたデストロイキングボスに、バルタンはグレネードランチャーをぶっ放す。それはデストロイエネルギーの込められた敵の指先に当たり、爆炎を巻き起こした。

「今のうちに緊急回避でアリマース!」

 グレネードランチャーを喰らっても、デストロイキングボスは怯むこと無く手を伸ばしてくる。しかし、視界が遮られたこの隙に、バルタンは紙一重で『デストロイフィンガー』を回避した。

「敵は50mのビッグサイズでありますが、先に対処すべきはビューティスパイダーデスネ!」

 とはいえ、瞬間移動するデストロイキングボスの攻撃をそう何度も避けることは難しい。バルタンは火炎放射器で、周囲のスパイダーを焼き尽くしていく。

「スパイダーが倒されようと、我がパワーだけでデストロイは出来る!」

 これで多少戦いやすくなったとは言え、圧倒的なパワーはやはり脅威的だ。

「大きさで劣るならば、速度で上回りマース! 骸式兵装展開、剣の番!」
「ぬうっ! ちょこまかと! これではデストロイ出来ないでは無いか!」

 そこでバルタンは『模倣様式・八艘飛び』を発動し、遠距離戦闘を放棄して近接戦闘能力を上昇させる。リスクは高いように見えるが、敵が大きい分、上手く死角に入れば大丈夫だ。

「これでトドメデース!」
「馬鹿な……我がデストロイされるなど……!」

 白兵戦出戦うバルタンのファルシオンが煌めき、次々とデストロイキングボスへと斬撃が刻まれる。そしてバルタンは、デストロイキングボスの残る体力を削りきった!

 恐るべき破壊の権化は、ここに討伐された。魔王ガチデビルとの決戦も始まっており、7thKING WARも間もなく終結を向かえようとしている。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年05月17日


挿絵イラスト