13
7thKING WAR⑳〜特殊性癖だよ!全員集合!

#デビルキングワールド #7thKING_WAR #西のラスボス『アイスエイジクイーン』

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#デビルキングワールド
🔒
#7thKING_WAR
🔒
#西のラスボス『アイスエイジクイーン』


0




●いつ四天王が四人いると錯覚した……?
「お〜っほっほっほっ!」
 高笑いをする西のラスボス『アイスエイジクイーン』と、その周りには大量の悪魔達が揃えられていた。
「この絶晶と100人の四天王さえあれば敵なしですわ!」
 彼女は操る氷の自動鎧『絶晶(ぜっしょう)』と……はて?四天王と言われても?
 事実『100人の四天王』はその名の通り100名の人数で完全に矛盾している。
 だが、細かいことは気にしないといった勢いで四天王達はその気になっている。
 かくして猟兵と『アイスエイジクイーン』軍団との戦いが始まる事となった……!

●特殊性癖のバーゲンセール
「みなさま戦争の方、おつかれさまです!ついに西のラスボスとの戦いになります」
 とうとう来てしまったラスボス戦、ミネラル・トーリア(蝋成分100%のブラックタール・f25607)はぺこりとお辞儀をし、依頼内容を説明する。
「西のラスボス『アイスエイジクイーン』と氷の自動鎧『絶晶(ぜっしょう)』、さらには『100人の四天王』と戦うことになります」
 今さらっととんでもないことを言っていたような……?
 『100人の四天王』??どこぞの物置に全員乗っても大丈夫な人数というか矛盾そのものの軍団名である。
 またさらにとんでもないこと(2回目)をトーリアの口から発せられた。
「で……その……その四天王(100名)もかなり癖のある者ばかりです」
 どいつもこいつも状態変化の能力を持っており、それを特化させた四天王ばかりという、ある意味地獄のような軍団が形成されていた。
「どう見てもふざけているような軍団ですが、実力は確かで全員強いとまであります」
 だが、誰もがしぐさが強すぎるわ、何故かなんとなく単騎ずつ挑んでくるわであるため、性質をうまく利用して順番に倒していけば大丈夫だろう。
「そして……最終目標としてアイスエイジクイーンを倒しましょう!」
 つまりはその軍団を上手く倒し、彼女の『絶晶(ぜっしょう)』に対処して戦えば西のラスボスを倒す事ができるだろう。
 無論……一癖も二癖もあるような特殊性癖な四天王達が簡単に進ませるわけもなく向こうも(一人ずつ)全力で妨害してくるだろう。
「恐らくこちらの被害もただでは済まないでしょうね……色んな意味で……」
 ちょっと不穏な事を言いながらもトーリアは転送の準備に入った。


もちもち大福
 おはこんばんちは!今日ももちもち!もちもち大福です。
 西のラスボスすこすこ侍で候……。

 戦争シナリオのため、特殊ルールが存在します。
 プレイングボーナス……四天王しぐさを利用する/絶晶に対処する。
 支配地を拡大してきた西のラスボス『アイスエイジクイーン』(オブリビオンではありません)と氷の自動鎧『絶晶(ぜっしょう)』、さらには彼女が率いる『100人の四天王』……と、まさにラスボス感が半端ない軍勢との戦いとなります。
 が、『100人の四天王』は実力があり全員が強く、何故か単騎で挑んでくるので四天王達の強すぎるしぐさを利用しつつ倒しながらも『アイスエイジクイーン』に戦いを挑みましょう!
 オープニングで出た通り、『100人の四天王』は石化や凍結から平面化や箱化などといった状態変化能力一つを特化させた性癖の闇鍋みたいな四天王達が勢ぞろいとなります。

 いつもの通りやられ前提のプレイングも問題なく採用します!
(仮に変化されても終了時にはなんやかんやで戻ります)
 それでは、みなさまのプレイングをお待ちしております!
49




第1章 ボス戦 『西のラスボス『アイスエイジクイーン』軍』

POW   :    絶晶融解体
自身の【氷の自動鎧「絶晶(ぜっしょう)」】を【融解変形モード】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD   :    絶極双晶舞
【もう1つの自動鎧「極晶(きょくしょう)」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    超絶凍結刃
【氷の自動鎧「絶晶」の凍結魔力】を込めた武器で対象を貫く。対象が何らかの強化を得ていた場合、追加で【超凍結】の状態異常を与える。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

隣・人
やられ上等

皆さんお久しぶりです、正気じゃねぇ方の隣人ちゃんですよ
ひとつだけ言いたいのですが四天王(みな)さん、ええ、百人全員に質問なんですが――ど う し て 状 態 変 化 だ け な の で す か !
食わず嫌いもいい加減にしやがれってんですよ、まあ喰わせたあとに🌈ですが
そこの石化!!!
時代は眩暈(スタン)と🌈だってのが理解出来ないんですかこの野郎!!! あ、出来れば女の子が良いです
四天王(そいつ)は回転椅子に縛り付けて回転(ほうち)しておきましょう。そんで其処のクイーンなアイス! テメェそんなデケェ鎧(まと)で良いんですかね?
これぞ文字通り罪深き刃(ユーベルコード)です
反芻しやがれ!



「皆さんお久しぶりです、正気じゃねぇ方の隣人ちゃんですよ」
 誰に向けて言っているのかわからないが律儀に挨拶をする隣・人(22章39節・f13161)は目の前の四天王達を見やる。
「ひとつだけ言いたいのですが四天王(みな)さん、ええ、百人全員に質問なんですが―――」
 突然の質問に四天王達はゴクリと息を飲む。
「ど う し て 状 態 変 化 だ け な の で す か !」
 いや、知らねーよ!と総じて四天王達が突っ込みたくなる質問だった。
 食わず嫌いもいい加減にしやがれってんですよと愚痴をこぼすが……何 故 参 加 し た。
「ああ喰わせたあとに🌈ですが……そこの石化!!!」
「あ……はい……?」
 突然指名された石化……と言われているが、実際は【砂岩化の悪魔】が素っ頓狂な反応をする。
「時代は眩暈(スタン)と🌈だってのが理解出来ないんですかこの野郎!!!」
 あ、出来れば女の子が良いです……と付け加える。
 とんでもないこのテンション……明らかにヤバい!!四天王の誰もが……特に【砂岩化の悪魔】はそのテンションについていけなかった。
 そんなこんなに四天王の一人である【砂岩化の悪魔】は適当に回転椅子に縛り付けて回転しまくって放置されたようだ……その後のことについてはあまりにもアレな光景なので割愛させていただく……というか他の四天王達何やってるの?

 そして何とか(?)アイスエイジクイーンの元へとたどり着いた隣・人のテンションは一切変わらない。
「其処のクイーンなアイス!テメェそんなデケェ鎧(まと)で良いんですかね?」
「な……何なんですのこの方……いきなり現れてはいちゃもんを付けられるなんて……」
 流石のクイーンも自分のテンションを崩されて反応に困っていた。
 そんな相手もお構いなしに彼女はユーベルコードを発動させていく。
「これぞ文字通り罪深き刃(ユーベルコード)です、反芻しやがれ!」
 彼女の発動させたユーベルコード【病的かつ冒涜的な禍々しい混沌とした患いを齎す色彩】……えっと……その……。
 所謂、口から出される虹色のモザイクか掛かったアレをクイーンに浴びせた……のだ。
 正直なところ事細かく書くと本当にヤバいことになるのでこれ以上の詮索は勘弁してほしい……。
 して、クイーンへのダメージはというと……。
「いやぁぁぁーーー!?わたくしの鎧がぁぁぁーーー!!」
 鎧にかかった『それ』にショックを受けていた。
 自身に掛かってはいないものの、精神的ダメージはとてつもなく大きい。
「お……お……覚えてらっしゃい!!」
 涙目で相手を指さしながらも悪役みたいなセリフを残して脱兎のごとく逃走していった。
 そんな隣・人は……ユーベルコードの反動(?)でグロッキー状態、その場でぶっ倒れていた。
 目隠しをしても顔が青くクイーンを追いかけることすらできないのは目に見えてわかるほど。
「…………」
 ビクンビクンと痙攣しながらも体力が回復するまではしばらく倒れ続けていた。

 開幕がこんなので大丈夫か……?

大成功 🔵​🔵​🔵​

四王天・燦
四天王の人選ってミネラル女史で打ち合わせしてね?

浄化の符で耐性強化しておくよ
相手の名乗りの内から大理石の剣と黒曜石の杖で先制攻撃しかけてくれる
お前が石になれーって次から次に出てくるんだけど!?
真威解放で大理石像の山を築いてやんよ

石化を呪詛耐性で耐え、マネキン化を気合で動き、蝋を狐火で燃え上がらせ、カーボンフリーズは怪力で脱出する(追加歓迎)

服が変化で砕けて真っ裸なのはお約束

破魔符で異常を祓いクイーンに挑むも、最後に水晶化四天王の術と超凍結で氷点下の水晶像に
空の自動鎧に乗せられ美しいオブジェとなる
愛でるように爪弾かれる度、冷気が全身を駆け抜け悍ましい感触に襲われる…

寒い
体の奥が見られてる
動けない



「四天王の人選ってミネラル女史で打ち合わせしてね?」
 と、四王天・燦(月夜の翼・f04448)はトーリアの説明を聞いてから今までにずっと思っていた。
 尚、実際に本人に聞いてみたところ……「一切関与してません!」と涙目で訴えてきた。

 それはとにかく、彼女はまず【四王稲荷符・桃華絢爛】の内の浄化の符によって状態変化への耐性を強化していく。
「ふふふ……このあたし【安山岩化の悪魔】が―――」
 一人目の四天王が名乗り終わる前に瞬時に黒いガスに包まれ、晴れた頃には名前とは裏腹に美少女悪魔の黒曜石像へと変わり果て後ろへ倒れこむ。
 燦の手には白い魔剣と黒杖が握られていた、それはかつて蛇姫が愛用する【大理石の剣】と【黒曜石の杖】の二本だった。
「名乗り終える前に攻撃とは外道!ならば次はウチ【閃緑岩の悪魔】がぐわー!」
 次なる悪魔は女の子……に見えた男の娘の悪魔だった大理石像が転がっていた。
「えぇい!次はボクが―――」
「ちくしょう!お前が石になれ―――」
 次々と現れる悪魔……幼い少年に見える悪魔【花崗岩化の悪魔】は剣に斬られ大理石像に、サバサバしたお姉さんの悪魔【凝灰岩化の悪魔が】は杖のガスによって黒曜石像と化す。
 だが、さらに一人ずつ襲い掛かる石化系の悪魔に捌ききれなくなり、ユーベルコード【真威解放・大理石の剣】によって彼女の周りに石の花弁が舞っていく。
 それが何かも知らずに【玄武岩化の悪魔】や【角閃岩化の悪魔】など……果ては【カンラン岩化の悪魔】までもが、花弁に触れたとたん大理石の像へと変わってしまい、気づけば大理石像の山が築かれた。
「調子に乗るなにゃぁー!」
 語尾に「にゃ」が特徴な少年悪魔【泥岩化の悪魔】がやっと反撃するかのように足元から精製した泥を燦に浴びせていき、そのまま固めていく……が、呪詛耐性によって完全に固まることなく殻のように固まった泥を破って耐えていく。
「アハハ……これならどう?」
 次なるは複数のマネキンを操って触れた相手をマネキンに変える女子学生な悪魔【マネキン化の悪魔】が攻撃をしてくる。
 触れられた燦も例外なくマネキンに変わった……はずだが芯まで変える事ができず、むしろ気合で動いて触れていたマネキンを粉砕する。
「んもうー!これならどうですのー?」
 全身をドロドロの蝋で固めてくる男の娘悪魔【蝋固めの悪魔】のだぼだぼの袖から溶けた蝋(生温かい)が大量に噴出!
 それに直撃した燦は次第にゆっくりとなり動かなくなる……が、狐火によって燃え上がらせて溶かしていく。
(ちなみに固まったところで「やったか?」と言ってたのでフラグだったようだ)
「きしし……これなら逃げられまい!」
 炭素の板に吸い込んで同化させてしまう少女の悪魔【炭素冷凍の悪魔】が燦をカーボンフリーズさせる。
 が、直後に怪力で板ごと破って脱出した。
 四天王どころじゃない人数(元々100人ではあるが……)を一人一人相手にしてきた燦は様々な対策によって突破、後には大理石像が立ち並ぶ異様な光景となっていた。
 ちなみに、道中服が変化の影響で真っ裸になっているがそれはもはやお約束と言ってもいいだろう……。

 ともあれ、多くの四天王を撃破した彼女は【四王稲荷符・桃華絢爛】の破魔符によって今まで受けた残り続けている状態変化を祓って(服以外は)万全の状態でアイスエイジクイーンに挑んでいく。
「お~っほっほっほっ!よくここまで来ましたわね!」
 相手もやる気十分の様子……心なしか【絶晶】の一部がヤスリで削られたように欠けている気がするが気にしないでおこう。
「その鎧ごと大理石に変えてやるぜ!」
 しかし、向かっていった燦に不幸が訪れる……。
 突然死角から現れた妖美な女性悪魔……【水晶化の悪魔】の水晶化術に直撃を受け、瞬く間に透き通る水晶の像へと変化してしまった。
(しまった……伏兵がいたのか……!?)
 声が出る事すらできず、ただ思考を張り巡らせるだけだった。
「お~っほっほっほっ!よくやりましたわ!……別に乱入の必要はありませんでしたけど」
 そんなクイーンに対して、無口なのかただ頷くだけの悪魔……さらに彼女は【絶晶】の凍結魔力を纏った刃を水晶燦へ一閃……。
 普通なら真っ二つに割れるところが傷一つもない代わりに、水晶は更なる輝きと共に凍てついていった。
「美しいですわ……そのまま放置するのはもったいないですし……」
 そして呼び出された【極晶】にまるで見せしめのような美しいオブジェとして乗せられる。
「戦いが終わるまでそのまま飾ってあげますわ……♪」
 愛でるように爪弾かれる度に冷気が無機質となった燦の全身を駆け抜けながら悍ましい感触に襲われていく。
(寒い……体の奥が見られてる……動けない……)
 意識が朦朧としている中、覚醒することも眠ることもできないまま、永遠とも感じられる寒さと羞恥に晒され続けるのであった……。

成功 🔵​🔵​🔴​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・△〇

■行動
四天王とは、一体?
まあ、やってみますぅ。

『F●S』各種を展開、【遷胡】を発動し『加護』を纏いますねぇ。
これで、全ての『状態異常』は『膨乳』『肥満化』等の『体型反動』に置換される状態になりますので、相手の狙う『状態異常』を防ぎつつ[砲撃]で叩きますぅ。
更に【遷胡】の性質上『置換』する程『攻撃回数』が増えますので、『四天王』らしく順に出て来ますと、後半程「増量が凄い分『F●S』各種の攻撃回数が増える」状態になり、対処し易くなりますねぇ。
移動には『FIS』の瞬間移動を使えば、どれ程増量しても問題有りません。
終盤は体重を利用した[重量攻撃]も併用、順に対処しつつ女王を目指しましょう。


全会原・タイガ
アドリブ・絡みOK
なんだか最初にやられちまいそうなでっけぇ太ったヤツが来たぞ……
…って奴の能力は相手を太らせること!?
たちまち相手と同じぶよんぶよんに太らされてしまう。
だがそれを逆手にとって『太るほど強くなるUC』を発動!
パワーアップした肉体でぶちのめしてやる!【重量攻撃】

ボスの凍結攻撃はUCの『攻撃を軽減する』効果とその分増える脂肪の分厚さで耐えきってやるぜ!

耐えても耐えられなくてもオレの体、えらいことになりそうだぜ……



「四天王とは、一体?」
「完全に矛盾してるじゃねぇか!」
 夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)と全会原・タイガ(男は度胸!女でも度胸!・f23916)は四天王が100人いることに突っ込みを入れざるを得なかった。
「まあ、やってみますぅ」
「あぁ、そうだな……!」
 彼女らの目の前には100人の四天王のそれぞれ一人が二人に挑む……!

「にゃはははー!まずはあたしがお相手ですぅ~♪」
 まずはるこるには大きな手袋を装備した四天王の一人、【球体化の悪魔】が立ちふさがった。
 少女の悪魔は無邪気な性格でその大きな手袋で相手を丸めて球体化してしまう能力を持つ。
 対抗して彼女は【FCS】から【FRS】【FBS】【FGS】などといった各種を展開し、ユーベルコード【豊乳女神の加護・遷胡】を発動させ加護を纏っていく。
「さて、いきましょうか?」
 向かってくる【球体化の悪魔】は早速その大きな手袋によって彼女を包み込み、丸め込んでいく……はずだった。
「にゃ……!?丸まらない!?」
 驚く悪魔に余裕の笑みを浮かべるるこる、ユーベルコードによって纏った加護の正体、それは全ての状態異常を体系反動に置き換えていたのだ。
 相手も悔しそうに何度も丸めようとするが、加護の効果によって無効化されてしまう。
「ずーるーいーにゃー!」
「これだけですか?それじゃあこちらの番ですねぇ」
 そう言うと【FRS】による一斉砲撃が放たれる。
 着弾と同時に大爆発!【球体化の悪魔】はいとも簡単に吹き飛ばされてしまった。
「そんなぁ~!四天王のあたしがぁぁ~~……」
 悪役らしく空の彼方へと飛ばされていった……。
「ククク……球体化の奴がやられたか……」
「だが、四天王の中でも最も最弱……!」
「ならば、我が出よう……!」
 あと三人もいるのか……と思いつつも、次なる四天王の一人である【金属化の悪魔】が前に出た。
「硬き金属へと変わるがよい……!」
 彼は触れたものを金属へと変える液体金属を操る男性の悪魔、周りは粘液状の液体金属のスライムが餌を見つけたように飛び掛かってくる。
「置換があるとはいえ、粘液状に包まれるのは……」
 触れられる前に本体の悪魔に砲撃を加えていくが……。
「くっ……なんの……!」
 咄嗟にスライムを硬い壁として立ちふさがって砲撃を防いでいく。
「なるほど……防御にも使えるのですねぇ?」
 それならばと【FRS】の空中砲台を金属化の悪魔の周りを囲む。
「なら、これならどうでしょうか?」
 砲台が一斉砲撃を開始、相手もスライムを駆使して防御していくが……。
「ぐっ……うおおぉーーー!!」
 いくらスライムでも限度があり、防御しきれない場所から砲撃が入って被弾していく。
 そして、煙が上がった頃には完全敗北しそのまま倒れた【金属化の悪魔】と心配そうにぷるぷると震える液体金属スライムがいた。
「くっ!あの金属化の奴がやられるとは……!」
「ならば、私が……!」
 今度は【椅子化の悪魔】が立ちふさがる!彼女は木を自由に操って相手を捕らえ人型の椅子に変えるという恐ろしい四天王の一人……。
 と、色々盛り上がっているところだが……るこるのユーベルコードにはもう一つある効果が付与されている。
 それは……『増量が凄い分、攻撃回数が増える』という事……。
 最初の球体化の悪魔の攻撃によって攻撃回数は増えていっているため……。
「ぎゃわー!!」
 木に捕まって椅子化の呪いを浴びたことによってさらに増えた複数回の砲撃によって操った木ごと粉砕して退場!
「えぇー……」
 残り一人残された……えーと、【猫化の悪魔】……まあ言う通り彼は猫化の魔法を駆使する猫好きなお姉さん悪魔です。
「解説雑になってきてない!?えぇい……やけくそよぉー!」
 ビビビー!と手から光線(一応魔法と言い張っている)を放ち、るこるに命中……しただけだった!
 もちろんその魔法すら置換によって無効化!後は言わずもがな……体重を利用した重量攻撃によって文字通り潰されてしまった。
(潰れた悪魔は平面化程度で済みました)

 一方タイガは……。
「なんだか最初にやられちまいそうなでっけぇ太ったヤツが来たぞ……」
 彼女の言ったその正体とは……見てわかる通り、メタボを超えた太っちょの男性悪魔がいた。
「ぐへへへぇ……おめぇもブクブクに太らせてやるべさ~」
 怪しい笑みを浮かべたそいつは【肥満化の悪魔】、怪しい手つきによる催眠の要領で相手を太らせてくる、スリムを目指す女性にとっては天敵な悪魔である。
「そぅら太れ太れ~!」
「……って奴の能力は相手を太らせること!?」
 しかしタイガが気付くも遅く、その手つきから放たれた波動に直撃してしまう。
 見る見るうちに身体はぶくぶくと肉がついていき、悪魔と同様の体形と変わらないぶよんぶよんに太らされてしまうが、その状況こそ彼女にとっては好都合だった。
 ユーベルコード【蛇威母泥】によって、肥満化した肉体がパワーアップすることとなる。
「行くぜ!この一発は『重い』ぜ……!」
 そしてその肉体で文字通り重い一撃の重量攻撃を【肥満化の悪魔】にぶつけていく。
「ぬわぁぁーー!?」
 同じ体形とはいえ、彼女の方は強化をしているために悪魔の方はその攻撃に耐えられずそのまま気絶してしまう。
「な……なんて強さ……だべ……」
「へっへーん!どんなもんだい!!」
 四天王の一人を撃破したタイガがぶよぶよのお肉を震わせながらも勝利したことに喜んでいた。
「お~っほっほっほっ!四天王の一人を倒すとは、褒めて差し上げますわ!」
「!?その声は……!」
 彼女が振り向くと氷の自動鎧【絶晶】を纏ったアイスエイジクイーンが仁王立ちしていた。
「しかしそれもここまで……わたくしには勝てませんわ!」
 絶対的な自信を露わにし、鎧から冷気があふれる刃を形成しながらも向かってきた。
 その程度では物怖じしないタイガが真っ向から受け止めようとする。
 刃の切っ先を両手で白羽取りをするが……その両手が凍り付き始めた!
「お~っほっほっほっ!触れるだけでも凍てつくだけですわ!」
 本来なら極度に寒いはずだが、彼女のユーベルコードによる相手の攻撃軽減に比例して増える脂肪の厚さによって凍結を遅らせて耐えていた。
「耐えろ!!オレの身体……!!」
「なっ……一瞬で凍てつく刃を耐えるですって……!?」
 周りが冷気で渦巻く中、お互いの攻防が繰り広げられていた。
「タイガさん……!」
 大きな音に気づいて【FIS】の瞬間移動によって体重関係なくすぐさま駆けつけたるこるだが、とてつもない吹雪が彼女を阻んでいた。
「うおおぉぉーーー!!!」
 そして白い爆発が起き、そこにはアイスエイジクイーンと……。
「…………」
 限界までに肥満化したタイガの氷像がそこにあった。
 強気な表情を浮かべたまま白羽取りしたポーズで、彼女は最後まで完全に凍るまで一歩も退く事もない意思を見せた。
「とてもすごいお方でしたわ、あの冷気溢れる刃を最後まで受け止めるなんて……」
 最後まで諦めない彼女の根性に流石の氷の女王も感銘を受けていた。
 しかしその余韻もそこそこに、今度はるこるが相手となる。
「タイガさんの仇は取ります……」
 彼女は対峙するクイーンに向かって砲撃を加える、えっと……一応、タイガはまだ生きております……。
 無論、女王はそう簡単に当ててくれるはずもなく、水晶氷像が乗せられたもう一つの自動鎧【極晶(きょくしょう)】が現れて砲撃はそちらで受け流していく。
「まだ……いけます!」
 るこるの砲撃は一度だけではない、ユーベルコードの効果によって複数回の砲撃が放たれる。
 何発かは【極晶】で防御できたが……次第にクイーンの方にも当たり始めた。
「くっ……このままではこちらが不利ですわ……!」
 そう言うとクイーンは逃走を図る、もちろん逃がさないと砲撃で追撃しようとするが【極晶】によってそれを防がれる。
 結局は逃がされたが……複数回の砲撃を受けたためにダメージは大きいだろう。
「……とりあえずタイガさんを助けましょうか」
 肥満氷像と化した彼女を何とか元に戻すために、周りの安全確認と共に大きな肥満氷塊へと走っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ミーガン・クイン
まるで性癖の博覧会ねぇ。
いい機会だし性癖四天王最強を決めたら良いんじゃなぁい?
性癖バトルで勝負よぉ!(?)

かくいう私も特殊性癖でね。
巨大化と縮小化が大好物なのよねぇ♪
圧倒的体格差でちっちゃい相手を支配する快感っ、いいわぁ♡
逆に小さくなって相手から一方的に弄られる、これもいいっ♡

(あれなんか変な空気)
…もしかして、状態変化のカテゴリじゃない…?
こぞってこっち見ないでくれるかしら。
いやぁせめて縮小娘と相性のいい食品化とか人形化とかにしてぇ…。

(一応アイスエイジクイーンと対峙出来た場合)
指定UCで魔力を縮小して無効化するわぁ。
…するだけね、他に太刀打ちできる手段がないもの。
引き分けじゃダメかしらね。



「まるで性癖の博覧会ねぇ」
 ミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)はいい機会だし性癖四天王最強を決めたら良いんじゃなぁい?と発言してしまったがために、唐突の仲間割れ……という名の最強を決めるために一対一での勝負が繰り広げられることなった。
「性癖バトルで勝負よぉ!」
 元凶がノリノリでその戦場へと乱入していった。

「ふははー!このわたしが性癖四天王最強なのだー!」
 ゴスロリ服を身に纏った少女の悪魔【チョコ固めの悪魔】が立ちはだかる。
「わたしはチョコ固めが大好きなのだ!チョコでドロドロになるがいいのだー!」
「かくいう私も特殊性癖でね、巨大化と縮小化が大好物なのよねぇ♪」
 そう言うと瞬く間に巨大化し、相手の悪魔を大きな手で掴もうとする。
「わー!?大きすぎるのだ―!?」
 慌てて周りから溶けたチョコを生成してミーガンに浴びせていく……が。
「うふふ……くすぐったいわ♡」
 身体に付着したチョコを指で掬って舐めていく、悪魔の攻撃は全く通用していなかった。
 次の自分の番と無力に恐れおののいている悪魔を巨大な手に捕らわれてしまう。
「やめろー!離すのだー!」
「だーめ♡」
 巨大な手から離れた悪魔はミーガンの胸の谷間へとすっぽりと落ちていった。
 そして自ら胸を揉みしだいていく、その度に悪魔の悲鳴が次第に快楽が混ざった甘い声に変わっていく。
「ふにゃぁぁ……」
 解放された【チョコ固めの悪魔】は目をぐるぐると回して気絶している。

 次なる相手……偶然か否か、明らかにワルなお坊ちゃま悪魔【縮小化の悪魔】が相手となる。
「そんなに好きならば小さくしてやるぜ!」
 不意を突かれ魔法によって小さくされてしまったミーガンを捕らえて好き勝手されていく。
「やんっ♡そんなに……弄らないでぇ……♡」
 と、嫌がるどころか快楽に酔いしれる彼女……だが、周りが変な空気となる。
「……もしかして、状態変化のカテゴリじゃない……?」
 と、嫌な予感を口にする彼女、今まで弄んでいた【縮小化の悪魔】も困惑する。
「あー……いや、性癖も人それぞれだし……?」
「い……いいのよいいのよ?好きならば好きのまま突っ走っても……」
 そんな四天王達は慰めにもならない誤魔化しを口々にしていく。
「おい!縮小化が状態変化じゃないなんてボクは認めないぞ!!」
 四天王である【縮小化の悪魔】も同じ性癖であるが故に反論をする。
「だいたいボクが四天王になっているのだから縮小化も状態変化の一つだろう?」
 必死に取り繕っても冷めた目は変わらず、どうもこの悪魔は周りから浮いている存在のようだ……?
 と、突然背後から大声が上がった。
「うおぉー!リベンジなのだぁー!」
「「え……?」」
 二人が振り向いた先にさっきまでミーガンによって目を回していた【チョコ固めの悪魔】が大量の溶けたチョコを浴びせようとしていた。
「いやぁせめて縮小娘と相性のいい食品化とか人形化とかに―――」
「ちょ……ボクまで巻き込まれ―――」
 襲い掛かったチョコの波に呑まれた二人は……見事なまでにドロドロのチョコ固めにされてしまった。
 ついでに巻き込まれた【縮小化の悪魔】も見るも無残な人型のチョコ塊になっている。
 ミーガンも例外なく悪魔の掌の中で溺れるようなポーズのまま全身ドロドロのチョコにまみれた姿でガチガチに固まっていた。
「勝利なのだー!」
 Vサインを決める【チョコ固めの悪魔】、その背後にはチョコ塊となった二人……。
 一応、チョコ固めも食品化(?)ではあるので望み通りにはなった……が、本来の目的であるクイーンへの到達はならなかった。
 尚、これが決め手なのかは不明だが、今まで争っていた性癖四天王最強決定戦は急遽中止となった。

成功 🔵​🔵​🔴​

鮫兎・醒闇
「贅肉の重力に魂を引かれあったわね!勝負よ!あと結婚しない?」

私の敵は肥満化特化のサキュバスお姉様!
謎の肥育空間でチーズやら揚げバターや豊饒飽食豊満の果実を暴食したり投げつけたりして肥満化対決ね!
勝敗の判定?知らないわ!肉の総量=宇宙よ!たぶんドン引きしたアイスエイジクイーンが止めに来ると思うわ!

「いまお腹を押されたら変なユーベルコードが出ちゃうじゃないっ!」

イイ感じになんやかんや太ったらUC暴飲暴食返しをアイスエイジクイーンちゃんにシュウウウウウウ!超!エキサイティング!
肥満化させちゃえば絶晶のサイズ限界突破で着られなくなりそう!内側からの肉圧力に耐えられるかしらぁ?



「贅肉の重力に魂を引かれあったわね!勝負よ!あと結婚しない?」
 鮫兎・醒闇(兎と鮫となんかの触手・f02122)は四天王の一人である【肥満化の悪魔】が相手だった(別の猟兵が戦った悪魔とは別)
 その文字通り肥満化特化の悪魔であり、サキュバスのお嬢様にも関わらず肥満体形の姿をしている。
「あらあらうふふ……ではお相手しましょうかぁ~?あ、でもそっちは考えさせて~?」
 割とのんびりした口調だが、四天王と名乗るだけあってとても強力な悪魔なのは雰囲気だけでも感じられる。
「ではでは~始めましょうかぁ~?」
 すると空間が歪み、辺り一面がチーズやら揚げバターやらと常人なら胸焼けで発狂しそうなヤバい肥育空間に二人きりとなる。
「肥満化対決ね!」
 彼女の超速理解によって肥満化対決が始まった!
 お互い食べ物を投げつけたり、醒闇に関しては【豊饒飽食豊満の果実】を暴食してお互い無限ともいえる肥満化がお互い続いていく。
「勝敗の判定?知らないわ!肉の総量=宇宙よ!」
 と、謎の理論を持ち出してくるが……このままでは全く勝負がつかないというか、永遠と暴食して太って大きくなっていく二人を見続けなければならない大変な状況に……。
 他の四天王達も胸焼けで離脱したり、グロッキーとなってぶっ倒れてたりと、四天王へのダメージを(間接的に)与えていた。
「ちょっとちょっと!?何やっているんですの!?」
 アイスエイジクイーンが騒ぎを聞きつけて駆けつけると、暴食しぶくぶくと肥満化して大きくなっていく二人の姿が目に見えた。
 確実に終わらない勝負と理解したクイーンがイイ感じに太った醒闇を止めようとする。
「いまお腹を押されたら変なユーベルコードが出ちゃうじゃないっ!」
「え?」
 身体を抑えて止めようとしたために、お腹も抑えてしまうクイーン。
 それによってユーベルコード【暴飲暴食返し】が暴発してしまう。
「シュウウウウウウ!超!エキサイティング!」
 自他共の余剰カロリーと周囲の食糧が肥育カロリー弾として放出していく。
 近くにいたクイーンや周りの四天王達も巻き込んでいった。
 その弾に命中した者は誰彼問わず肥満化していき、身動きが取れなくなってしまう。
「いやぁぁぁーーー!わたくしの身体がぁぁぁーーー!!」
 もちろん直撃をしたクイーンも他の四天王と異なりかなり肥満化してしまったのだ。
 自動鎧の【絶晶】から太った腹の肉が飛び出しており、最早鎧に収まることすらできなくなっていた。
「内側からの肉圧力に耐えられるかしらぁ?」
「こ……これ以上は耐えられませんの!撤退ですわぁぁー!」
 涙目でドスンドスンと地響きを鳴らしながらも逃げていった。
 他の四天王達は肥満化によって再起不能となっており、唯一生き残っている【肥満化の悪魔】だけが残されていた。
「あらあら~?この後はどうしましょう~?」
「それじゃあ、勝負の続きと行きましょうか!」
 なんだかんだで気の合った二人は肥育空間での再戦……第二ラウンドのゴングが鳴り響くこととなった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャーロット・キャロル
四天王が100人とか真面目に付き合うと消耗が激しいですね、幸い単騎でしか挑んでこないので●アルティメットマッスルモード全開で出オチさせていきますよ!それにしても出てくる時名乗りますがなんというか凄いです……

溢れるマッスルパワーで突き進んでいくとまた一人四天王が立ち塞がってきますね。なんというかこう彫刻家っぽい感じですがやっぱり出オチにしてあげますよ!
と速攻決めようとしますが相手の放った光線のが早い!思わず食らってしまいます
と勝ち誇る四天王。彼女の力は「相手が喜んで石像化する能力」
光線を浴びた相手は石像に、しかも自ら喜んで石像になってしまうという

筋肉による肉体美を褒められその気になる私。言われるままポーズを決めると徐々に石化が進んでいきますよ
体全体がガッツリ石化した所で鏡を持ってくる四天王。見える姿は美術館に展示されてるような石像のよう。我ながら見入っちゃいます…
そのまま頭まで完全に石化して私の石像が完成
能力のお陰でその表情は苦悶など無くむしろ嬉しそう……

(アドリブ大歓迎です)



 シャーロット・キャロル(マイティガール・f16392)は100人の四天王と真面目に付き合うと消耗が激しくなると予想する。
 幸い単騎でしか挑んでこないため彼女はユーベルコード【アルティメットマッスルモード】によって筋骨隆々のマッチョ姿に変身する。
 その肉体……【アルティメットマッスルモード】全開で四天王を出オチして突破をしようとした。

「フハハハー!この俺様が相手ぐわー!」
 最初の四天王は闇騎士風の男性悪魔【砂像化の悪魔】、砂を操り相手を包んで崩れることのない美しい砂像に変えてしまう恐ろしい悪魔……。
 そんな彼が名乗り終える前にシャーロットの拳で簡単に吹っ飛んだ。
「名乗り終える前にやるなんて卑怯な!」
「そうだそうだー!そういうのは私達の役目だぞー!」
 と、見当違いの理由で文句を言い出す四天王達……次なる相手が彼女の前に立ちはだかる。
「お~っほっほっほっ!」
 高笑いをするのはアイスエイジクイーン……ではなくよく似た【氷結の悪魔】だった。
 見るからにお嬢様な外見、女王と異なり冷気を操って相手を氷結する悪魔だ。
「このわたくしの氷結に耐えれぎゃあー!」
 相手が仕掛けてくる前にシャーロットのタックルで吹っ飛んだ。
「えぇい!ならばウチが相手やー!」
 変わった口調の女性悪魔……【黄金化の悪魔】は黄金の片手を持ち、触れたものを黄金に変えてしまう悪魔。
「ウチの黄金手で黄金にぎゃわー!?」
 そんな彼女の手も届く前にシャーロットのパンチで沈んだ。
「あなた達の力はこんなものなの?私はまだいけるわ!もっと来なさい!」
 相手の強さに焦る四天王達を挑発する、だが四天王としての本能なのか……ちゃんと一対一で申し込むのは律儀というかなんというか……。
(それにしても出てくる時、名乗りますがなんというか凄いです……)
 四天王達はどいつもこいつも状態変化に特化した悪魔達だ……その名乗りも個性的過ぎる。
 半ばヤケクソ気味な四天王達は止まらない彼女に挑んでいく(ちゃんと一対一で)

 溢れるマッスルパワーによって何人目かの四天王を撃破したシャーロット、このままクイーンまで突破できると信じていた……はずだった。
 目の前には彫刻家の姿をした女性の悪魔……【彫像化の悪魔】が立っており、今までの四天王とは違ったオーラを放っていた。
「そこをどかないと吹っ飛ばすわよ!」
 しかし【彫像化の悪魔】は退く気配もなく、ニヤリと笑みを浮かべる。
「それでも良いですよ?さぁ来なさい……」
 むしろ望むところと言わんばかりに構える、シャーロットは少し驚くも骨のある相手だと分かり速攻決めようとそのまま突っ込んでいく。
 だが、その判断が間違っていた……。
「愚かな……!」
 彼女より早く【彫像化の悪魔】の手から光線を放ち、避ける暇もなく直撃してしまう!
「きゃあ!」
 光線を浴びたシャーロットはそのまま倒れてしまう……が、何も起こらない。
「あ……あれ?今のは……?」
「ウフフ……その肉体……よく見たら素敵ねぇ?」
 悪魔は突然彼女のマッスルボディに興味を示し始めた。
「え?そ……そう……?」
 突然相手の発言に困惑するが、次々と発せられる肉体美への誉め言葉に次第にその気になっていく。
「次はそのポーズで!」
 示された指示に従い様々なポーズを決めていくシャーロットの足元からじわじわと白い彫像へと変わっていく。
 そんな大変なことになっているにも関わらず、彫像化を無視して悪魔の指示に素直に従っていく。
 十分も経たずに彼女の身体は頭以外真っ白な彫像へと変わり果てていた。
「さぁ……仕上げよ?」
 そう言うと全身を映す鏡をシャーロットの目の前に出していく。
 見える姿は美術館に展示されている彫像のようで見入ってしまっている。
「ウフフフ……とても美しいわぁ……?」
 直後に生身だった頭部もあっという間に彫像化して完成してしまった。
 もうお気づきかもしれないが、【彫像化の悪魔】は相手の美しい彫像化を求めるがあまり、相手が喜んで彫像に変える能力を持っていたのだ。
 悪魔の放つ光線を浴びた者は彫像化……さらに自ら喜んで像に変わっていくというトンデモ能力だ。
 あれ?他の四天王とオーバースペックじゃね?
 それはともあれ……完全に白き彫像と化したシャーロットはクイーンの元へ行くことはできず、しばらく【彫像化の悪魔】に愛でられることとなった……。

成功 🔵​🔵​🔴​

二尾・結
〇△

四天王の後ろに同じ見た目のメイド姿のマネキン人形が何体もいるわね!
あんたは『無個性人形化』の四天王?細かいわね、そりゃ100人もいるわけだわ……
そして四天王が強すぎる仕草の長い性癖語りを始めるから途中でぶん殴る!前口上なら10秒で納めなさい!

追撃に向かった直後、ただのマネキンだと思ってた無数のメイド人形たちに取り押さえられ、四天王にマネキン化の呪いをかけられてマネキン人形になってしまう。
(……でもまだ意識はある!早くマネキン化を解除しないと!)
そうやって抵抗している間に、四天王はメイド人形たちに命じて私の服をメイド服に着替えさせ、髪を櫛で梳いていく。
髪は櫛の通った部分からメイド人形と同じ茶髪になっていき、体もメイド服に合わせた体型に変わっていく。
私の見た目の個性が消えていくと同時に、意識も無個性なメイド人形へと変わっていく……
(私は人形……ご主人様の命令でしか動かないメイド人形……)
最期に四天王に口づけをされると、顔までメイド人形と同じになる。
そうして、二尾・結という存在は消滅した。



「あんたは【無個性人形化の悪魔】?細かいわね……そりゃ100人もいるわけだわ……」
 二尾・結(通りすがりのツインテール・f21193)は突然だが四天王の一人と対峙していた。
 彼女の言う通り相手は【無個性人形化の悪魔】と言う、今までは大まかな名称とは対照的に事細かい名前でお人形のようなお嬢様の悪魔だ!
 さらには彼女の背後には同じ見た目をしたメイド……のマネキン人形が何体か侍らせていた。
「えへへ~……わたしはね~……お人形さんが―――」
 早速始まった強すぎる仕草の長い性癖語りを始める……長い、長すぎる……!
 かれこれ1分以上は語り続けており、どんな能力かはあまり分からず、早く始めたい結は目に見えて呆れている。
「それでねー!お人形さんになった子が―――」
 ドゴォ!と語る途中で遮られるようにぶん殴られる悪魔、確かに長ったらしいから殴りたくなるのも分かるが……。
「前口上なら10秒で納めなさい!」
 既に戦いは始まっているのよ!と、更なる追撃を掛けようとした。
 だが……悪魔の背後にいたメイドのマネキン人形達が動き出していく!
「なっ……」
 ただのマネキンと思っていたそのメイド人形達は素早く彼女を取り囲み、一斉に襲われてあっという間に取り押さえ動きを止めていく。
 そして殴られた【無個性人形化の悪魔】は取り押さえられた相手の目の前で手をかざす。
「むぅ~……殴るなんてひどい子は……」
 殴られたはずなのに何故か無傷な顔は不機嫌な表情をしながらもかざした手から光が放たれ、結を中心に光が包まれていく。
 眩しい光が収まるった後には彼女の身体は無機質なマネキン人形と化してしまう。
「えへへ♪新しい素材ができた~♪」
(まずい!やられた……でもまだ意識はある!早くマネキン化を解除しないと!)
 一瞬にして逆転されてしまい慌てるが彼女は『相手の攻撃を全て受け切った上で倒す』事がモットーであるため更なる逆転を狙うためにマネキン化への抵抗を続けるが……。
「るんるん♪えっとぉ~……これお願いね~……?」
 抵抗できるどころか、解除できる兆しすらない結はピクリとも動かない無機質な身体から解放するために必死になる。
 その間にも悪魔はメイド人形達に指示を出し、動くことができない彼女の服を剥いでいき、代わりにメイド服に着替えさせられる。
(嘘!?メイド服に着せられて……ま……まさかあのメイド人形も……?)
 ツインテールが解かれてしまっているところで様々な予想が脳裏を過る、あのメイド人形は元は……?と恐怖と焦りが募る。
 色々と思考している間に悪魔の彼女が櫛で髪を梳いていく、するとマネキン化した彼女の金髪の梳いた個所が瞬く間に茶髪へと変わっていく。
 何度も……何度も……何十回も梳いていく度に金が茶に変色し、完全に結の原型が失ってしまう。
(うっ……あぁ……私の……意思……が……消え……て……)
 見た目の個性が消え失せていくと同時に、自身の意識も無個性なメイド人形へと変わりつつあった。
 次第に自分は人形だと思い込み始め、最早抵抗する気力すら無くなってしまう。
(私は人形……ご主人様の命令でしか動かないメイド人形……)
「あぁ……素敵だよ……それじゃあ仕上げに……」
 最後に優しく口づけをする……と顔もメイド人形と同じ表情へと変わる。
 こうして二尾・結という存在は消滅し……周りと同じような【無個性人形化の悪魔】を仕えるメイド人形が一体増えた。
 もう既に大勢の人形と混じってしまい、彼女を判別する手段はもうない……。
「ずーっとわたしのものだからね……?」
 にこりと笑顔になる【無個性人形化の悪魔】はどことなく加虐的な笑みも含まれているような気がした……。

 ちなみに……メイドのマネキン人形の正体については……その悪魔にしかわからない……。

成功 🔵​🔵​🔴​

ポーラリア・ベル
のりこめー!

折角だから何度も挑戦するわ!
平面化の四天王さんに【属性攻撃】の、霜を降ろして凍らせる冷気を放ってたらペラペラにされた上でポーラも凍って氷のカードになったり。
石化の四天王さんにベルで叩きに行ったら使役してる蛇に丸呑みされかけた所を石化光線で石のフィギュアにされたりー(他お任せ)。

それでもなあなあ(ダメそうならUC)でなんとかアイスエイジクイーンお姉さんに辿り着いたら。
氷雪地獄で張り合うの!
雪だるま化で強化を貰いながら、あっちこっちにころころして回避しつつ氷の吐息(属性攻撃)で足元凍らせて転倒させたりするよ!
凍結刃が来たら全力で雪だるま防御するけど、当たって超凍結しちゃうかもー



「のりこめー!」
 と、元気よく飛んでくるはポーラリア・ベル(冬告精・f06947)だ。
 彼女の戦術はとにかく何度も挑戦するのみ!
 一人目の四天王【平面化の悪魔】が相手、大きなローラーを軽々と動かす力持ちの女の子だ!
「このままペラペラにしちゃうぞー!」
 その言葉通り、このローラーに巻き込まれた者は平面化して無力になってしまう。
 対してポーラリアはクイーンとは負けず劣らずの属性攻撃の霜を下ろして凍らせる冷気を放っていく。
「そのまま突破してやるさー!」
 悪魔も臆せず突っ込んでいく、まさか逃げずに向かってくると思わなかったポーラリアは避けられず……。
「ふぇあぁ~……むぎゅううぅぅ……」
 ローラーにそのまま巻き込まれ、少し厚みのある小さな平面と化してしまう。
 直後に【平面化の悪魔】は冷気をまともに浴びて氷柱がびっしり下がった氷像へと変わり果てた。
 そして、ペラペラになってしまったポーラリアは自身の冷気に曝されてしまい凍り付き、まさに氷のカードと化してしまった。

「ふわぁー!」
 自身の身に張り付いた氷を破って平面化も同時に解除され、自由の身になるポーラリア。
 しかし次なる刺客が彼女を襲い掛かってくる。
「油断は大敵だぞ!」
 その言葉に彼女が振り向くと【石化の悪魔】が仁王立ちをしていた。
 少年の姿をしており、肩には蛇を使役している。
「よーし!今度はあたしからだよー!」
 手には【冬告げのベル】を持って、悪魔に直接叩きに行こうとするが……その先は口を開けた蛇が目の前に……!
「ふぇあー!?」
 あっという間に使役されていた蛇に下半身丸呑みされてしまい、その衝撃でベルを落としてしまう。
「た……たすけてー!」
 だが、彼女に更なる受難が……蛇の口から光線が呑まれかけているポーラリアを直撃する。
「あっ……」
 瞬く間に小さな冬告精は灰色の石へと変わってしまい、見事なストーンフィギュアにされてしまう。
「無闇に突っ込むからだ!」
 石化によって身動きが取れないポーラリアは悪魔に手に取られ、好き勝手に弄られていく。
(ひゃわー!?変なとこ触らないでー!)
 もはやここまでと思われるが、彼女にはユーベルコード【氷雪地獄】があった。
 本来ならばクイーンまで取っておきたかったが、動けない現状打破をするためには発動せざるを得なかった。
 突然、ポーラリアの周りから猛烈な吹雪が巻き起こり、それは【石化の悪魔】を巻き込んでいく。
「な……なんだと!?ウワァァーーー!!」
 世界が真っ白な吹雪に支配されていき……晴れた頃には氷像と化した悪魔と蛇が佇んでいた。

「二度目のふっかーつ!」
 石の殻を破って再びポーラリアは復活した!
 二人目の四天王を倒し、次なる四天王に挑んでいく……。
 ある時は【チョコ化の悪魔】によってチョコ人形にされたり、またある時は【白銀化の悪魔】に白銀の像に変えられたりと、様々な受難を受けつつもポーラリアは何とかそれらを超えていった。
 そしてついに……。
「お~っほっほっほっ!……ハァハァ……よくぞここまでたどり着けましたわね!」
 西のラスボスであるアイスエイジクイーンとの対峙、彼女にとってはグリモア猟兵として何度も顔を合わせた関係で最早知り合いのような親近感が湧いてきている……はずだったのだが……。
「ふぇあー!?だ……誰?」
 体系が全然違ったのだ!あのスリムで胸の大きいクイーンが、今や無残な肥満体形と化しており、今までの戦いの影響から戻らなかったのだ!
「クイーンですわ!ハァハァ……変な能力受けて……ハァハァ……こんな姿に……」
 すごく息切れしており、時折苦しそうな息が聞こえてくるのが見るに堪えなかった。
「と……とりあえず戦闘開始だよー!」
 ポーラリアが半ば強制的に戦闘開始!先制にポーラリアはユーベルコード【氷雪地獄】によってクイーンの自動鎧【絶晶】と張り合っていく。
 自らも雪だるま化で強化しながらも、相手の攻撃をあっちこっちにころころと転がりながら回避していく。
「わー!ころころ~♪」
 最も、クイーンは肥満化の影響で【絶晶】を上手く扱いきれない状態だった。
 さらに転がっている途中で氷の吐息で足元を凍らせていき、そこに足を踏み入れた彼女は見事滑って大きな地響きと共にすっ転んでいく。
「ハァハァ……」
 息切れが激しく起き上がることすら苦労しているクイーン。
 ポーラリア心配そうに見ているが、その様子が彼女にとって怒りを買ってしまった。
「おちょくらないでほしいですのーーー!!」
 自動鎧【絶晶】が凍結刃に変化し雪だるまなフェアリーに襲い掛かってくる!
「ふぇあぁぁ~!?」
 唐突に凍結刃が迫り、咄嗟に全力で雪だるま防御をする。
 突き刺さった雪だるまの外側が瞬く間に凍り付き……ポーラリアはカチンコチンに凍ってしまった。
「ふふふ……ハァハァ……やってやりましたわ……ハァハァ……」
 勝利を確信したアイスエイジクイーン……だったが、肥満化の影響がとても酷かった。
 さらには猟兵との戦闘によって、慣れない体形による身体への過度な負担で限界を迎えていた……。
 とうとう気絶するようにぶっ倒れる鎧とクイーン、その直後に凍った身体から何とか脱出できたポーラリアは目の前の惨状を見て驚く。
「ふぇあぁ!?アイスエイジクイーンお姉さん!」
 慌てて急いで助けを求めるフェアリーを他所に目を回して倒れた肥満女王……まさか自分さえも予想しなかった敗北を味わうこととなった……。
 その後は彼女によって呼び集めた皆の尽力によってクイーンは無事に元の体形に戻り、いつも見る本来の彼女の姿にポーラリアは安心した。
「相打ちとはいえ、負けは負けですわ……」
 本人も敗北を認めたことにより猟兵達の勝利を収めたのであった。
「ですが!今回は!!ですわ!!!わたくしは何度だって挑みますわ!」
 あんな事があっても懲りることはなく再戦を匂わせるような発言を残しながら……。
「次はこうはいかないですわ!お~っほっほっほっ!」
 いつもの調子に戻ったアイスエイジクイーンは高笑いを上げながらも一旦はこの戦場を四天王達と共に後にしたのだった。

 結末がこんなので大丈夫か……?

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年05月16日


挿絵イラスト