7thKING WAR㉓〜美少女になあれ!
●召喚魔王、降臨
「集まってるわね? では、ブリーフィングを始めるわ」
グリモアベースにて、小夜凪・ナギサ(人間のUDCエージェント・f00842)は集結した猟兵達を見渡し、静かな声でそう切り出した。
「デビルキングワールドにて、ガチデビルが特級契約書で呼び寄せた異世界の魔王――それが召喚魔王『パラダルク』、あなた達が対峙する相手よ。
スペースシップワールドでかつて巻き起こった銀河帝国攻略戦であらわれた『実験戦艦ガルベリオン』と同一の戦艦が停泊していて、その中で何らかの『儀式』が行われているようだわ。
あなた達には戦艦内に突入し、その儀式を止めるべくパラダルクを倒して来て欲しいの。
ただ……」
ナギサは眉間に寄ったシワを手のひらで隠しながら、呆れた様子で話を続ける。
「パラダルクの能力には注意して頂戴。
奴の能力は万物を女の子(ドラグナーガール)に変えてしまうの。
あなた達が今まで愛用してきた武器やユーベルコードなど、無機物も女の子に変化し、支配して操ってしまうわ。
聞いての通りパラダルクは強敵ではあれど、奴の背後で儀式の舞を踊るドラグナーガール達を倒して儀式を阻止すること。これもまた我々の勝利に繋がるわ」
数多の女子を侍らせるパラダルクに嫌悪感があるのか、ナギサは溜息をひとつ。
そののち、コホン、と咳払いしてさらに解説を続ける。
「とにかく、今回の目的は『パラダルクの撃破』あるいは『儀式の阻止』よ。
あなた達が対峙するのは『過去の姿』であるというパラダルク――過去の属性を操るわ。注意して戦って頂戴」
そうして、ナギサは掌からグリモアをきらめかせ、猟兵達を転送させる。
「武器に、ユーベルコード……ね。長く付き合ってきたものが女の子にされて複雑かもしれないけれど、魅了されずに必ず任務を達成してきて」
グリモア猟兵たる彼女の眉間は、終始シワが寄っていたようだった。
夢前アンナ
ご無沙汰しております、夢前アンナです。
女の子いっぱい! 夢いっぱい!
こんなに素敵なボス戦、やるっきゃないですね!
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プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードに対処する(しない限り必ず苦戦か失敗になる)/踊るドラグナーガール達を倒す。
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魔王パラダルクはかならず先制攻撃を仕掛けてきます。
能力に見合う対処できる行動やユーベルコードをすると有利になります。
●ちょっとイイコト
あなたの武器や持ち物、ユーベルコードが女の子化するとどんな見た目になるか、どんな性格っぽい感じになるか。
武器or持ち物orユーベルコードをひとつ指定して、イメージを教えて下さるとイイコトがあるかもしれません。
例えば!
「うちの武器は日本刀なので黒髪色白、スレンダーだけど巨乳かも…」
とか、
「このユーベルコードは氷属性なので冷たい印象の銀髪貧乳美少女かも」
など!
※当たり前ですが、えっちなことは絶対NGなのであしからず!!
それでは、皆さんのお手持ちの女の子……いえいえ、渾身のプレイングお待ちしております!
第1章 ボス戦
『召喚魔王『パラダルク』アンヘルブラック』
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POW : パスト・ガールズ
レベルm半径内を【ドラグナーガールの大軍】で覆い、[ドラグナーガールの大軍]に触れた敵から【ユーベルコードの使い方の記憶】を吸収する。
SPD : リピートコード
【戦場内のドラグナーガールのいずれか】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、戦場内のドラグナーガールのいずれかから何度でも発動できる。
WIZ : パラダルク・パラダイム
【水光土火樹薬風毒氷闇の十属性】によって【ドラグナーガールの軍勢】を発生させ、自身からレベルm半径内の味方全員の負傷を回復し、再行動させる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●召喚魔王『パラダルク』~アンヘルブラック
「六番目の猟兵達よ。よくぞここまで辿り着いた……だが、ここは行き止まりだ。他をあたれ」
長髪の若き男――魔王パラダルクが立ちはだかる。
男は角を生やした愛らしいドラグナーガール達を侍らせており、背後ではさらなるドラグナーガール達が生み出されては次々と『儀式の舞』を踊っている。
「私はいま忙しい。かつて私を殺した仇敵……『碎輝』を捜す為、儀式を行っているのだからな。ゆえに、他をあたれ。邪魔立てするならば容赦はしないぞ」
魔王パラダルクは、静かにそう告げた。
アルゼブ・アズモリィ
はーん?何でも女の子にしちまう能力ねえ…
『厄介な相手だ。鼻の下を伸ばすような無様な姿を晒してくれるなよ』
ばーか言え!オレは健康健全ワルワル悪魔だぜ?
そんな女の子なんかに夢中になるわけねーよ!
…は!?お前、そんな"紫髪の妖艶なオトナの女性"になっちまってどうした!?
くそっ、これじゃあ使い物にならないじゃん!
こうなったら賭けだ!
いでよ!【炎の魔王軍】!!
支配されちまう前に速攻だ!あの儀式を炎上させてやれ!
一人でも多く届けえっ!!
女の子に手が出せない優しい悪魔だと思ったか? 残念だったな!
レブヤ・ベザルが女性になった瞬間はちょっとビックリしたけどな!
*がっつりアドリブ、共闘歓迎
*『』は喋る武器の声
●アルゼブ・アズモリィと女の子
「はーん? 何でも女の子にしちまう能力ねえ……」
『厄介な相手だ。鼻の下を伸ばすような無様な姿を晒してくれるなよ』
喋る武器たる剣『レブヤ・ベザル』のいつもの声に、アルゼブ・アズモリィ(玉座を見据えし悪魔・f31513)はへへっと不敵に笑う。
「ばーか言え! オレは健康健全ワルワル悪魔だぜ? そんな女の子なんかに夢中になるわけ……」
と、何やら違和感が。手にしていた筈のレブヤ・ベザルが見当たらない。
アルゼブはレブヤ・ベザルの声がした方へ振り返れば――。
「……は!? お前、そんな姿になっちまってどうした!?」
驚きで目を瞬かせた。なんとレブヤ・ベザルは、美しい紫の髪をしたオトナの女性に変化していたのだ!
姿こそ違うし、妖艶な魅力を漂わせているが、尊大そうなツンとした雰囲気はレブヤ・ベザルに違いない。
「どうだ、これが私の能力。万物を『女の子(ドラグナーガール)』へと変化させる力だ。お前の武器も、私が支配した」
魔王パラダルクが手招きすれば、レブヤ・ベザルは操られるがまま男の元へとふわり浮いて向かってゆく。
「くそっ、これじゃあ使い物にならないどころかパラダルクの思うがままだぜ!」
あれだけ強がりで口うるさかった武器だが、奪われてしまうのはかなり悔しい。ワルとしてのプライドが許さない!
「こうなったら賭けだ! いでよ! 炎の魔王軍!!」
アルゼブの呼び声に応えるように、炎をまとった魔物の軍勢が召喚される。
「レブヤ・ベザルが奪われる前に速攻だ! あの儀式を炎上させてやれ!」
命令を出せば、魔物たちは火を噴き、その身を燃やしながらパラダルクの背後で踊るドラグナーガール達めがけて突撃していく。
ドラグナーガールの数人が炎で焼き消されるが、アルゼブの能力をコピーして炎の魔物の軍勢――が女の子になって出現した!?
「モンスターと女の子で揉みくちゃになってる!? こんなのってアリなのかー!?」
「モンスターの軍勢も女の子に変化させたぞ。炎の髪が似合う女の子達にな」
「よくもやったな! 一人でも多く燃やしてやれー!」
魔物達の咆哮、そして女の子達のキャッキャとした甲高い声が次々と飛び交う。
パラダルクが女の子を操っている間に、効力が切れたのかレブヤ・ベザルが解放されたように元の剣の姿に戻っていた。飛んできたレブヤ・ベザルを、アルゼブは見事キャッチする。
「な、言ったろ! 女の子なんかに夢中になるわけないってな!」
『それにしては、我の姿に驚いていたようだったがな』
「そ、そんな訳ねーって! オレはワルな悪魔なんだからな!」
元の姿に戻ったレブヤ・ベザルに、アルゼブは密かに安堵した。だがカッコ悪いワルは許せないので、ビッグマウスで強がり続けるのだ!
大成功
🔵🔵🔵
アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎
パラダルクさん
儀式は
阻止します!
【WIZ】
味方と連携
翼で飛翔
【空中機動】【空中戦】で
立体的に
立回り
先制攻撃は
【第六感】【見切り】【早業】を駆使
UCで
『虚無の竜巻』を
自身を覆う様発生
突破する様に対処
対処後
UCを盾に
ぶつけ
クイーンオブハートキーで
虚無の【属性攻撃】の
【全力魔法】や
【ハートのA(アリス)】展開
魔法【誘導弾】の【一斉発射】で
ガールさんに攻撃
が
彼に
流れ弾が?
敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【結界術】【オーラ防御】で
防御・回避
※女の子の
クイーンオブハートキー
桃色髪で眼鏡の
白い魔女姿のおっとりお姉さん
スタイル抜群で巨乳
アリスの魔法の先生のつもり
【精神攻撃】でアリスを誘惑
●アリス・フェアリィハートと女の子
「邪魔をするな、六番目の猟兵よ」
「パラダルクさん……儀式は、阻止します……!」
エプロンドレスに身を包んだ可憐な少女、アリス・フェアリィハート(不思議の国の天司姫アリス・f01939)は精一杯に宣言する。
大きな金の鍵『クイーンオブハートキー』を構えて、オラトリオの翼を広げて飛翔する。
混戦する戦況の中、パラダルクは十属性のドラグナーガールの軍勢を喚び、アリスめがけて襲撃させる。
アリスはくるり、ふわり、と踊るようにドラグナーガール達の攻撃を空中でかわしていった。
「不思議の国の精霊さん達……私に力を……!」
そう祈れば、精霊の力は虚無の竜巻を呼び起こし、アリスの華奢な体を包み込むように渦を巻く。
強烈な竜巻の勢いに対抗しきれず、ドラグナーガール達は次々と弾き飛ばされてゆく。
「さあ……儀式はここまで、です……! ――あれ?」
クイーンオブハートキーを振りかざそうとしたが、手をぐー、ぱー、ぐー、ぱー……。
「クイーンオブハートキー……まさか……!」
と、顔を青ざめさせるアリス。そんな彼女の顔を両手で包み込むのは――。
「ま、まさか。“あなた”なんですか……?」
桃色の柔らかな髪をふわっと揺らし、“彼女”は柔和に微笑む。
眼鏡をかけた知的な白魔女――間違いない、女の子化したクイーンオブハートキーだ。
けれどその頭には、ドラグナーガールの証である角が生えていた。
女の子となったクイーンオブハートキーは小さなアリスを見下ろして、瞳を細めて魅了しようとする。
「いえ……惑わされません……!」
しかし、アリスは瞳に決意を込め、両の掌にハートのA(アリス)を広げた――。
キラキラと。ジュエルのハートたちが空を翔る。
クイーンオブハートキーはその光に魅入られ、元の金の鍵へと戻っていった。
「なに、この万物を変える私の能力が――! くっ、光が……!!」
「あら……流れ弾が? 今がチャンス、です……!」
怯むパラダルクを好機と見て、アリスは新たに攻撃を仕掛ける仲間に呼びかけたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
夢幻・天魔
【超絶厨二病:厨二病ならなんでもOK】
フッ……ようやくこの俺が相手をするに足る強敵が現れたようだな
俺の装備を奪った代償は高く付くぞ
呼び出した『Azazel』を盾にして先制攻撃を防ぐ
そして、『グレーターハーレム』を発動だ!
ククク……これぞ究極の能力だ……!
貴様のドラグナーガール達も、この俺のものだ!
NTRを味わうがいい。フハハハハハハ!!!
そんなダンスなど止めて、俺のために踊るがいい!
(儀式阻止)
●『Azazel』
ツインテの美少女。盾にされたから拗ねてる
●『ネガ・フォース』
眼帯を付けた厨二病の美少女(巨乳)
●『ザミエル』
無口でクール系な暗殺者少女(貧乳)
●夢幻・天魔と女の子
「フッ……ようやくこの俺が相手をするに足る強敵が現れたようだな」
額をおさえた厨二的ポーズ、深淵を覗くようにギラリ光る瞳。
夢幻・天魔(千の設定を持つ男・f00720)はこの刻限を待っていたとばかりに微笑む。
魔王パラダルクは、余裕めいたその男を訝しげに見つめ、
「儀式を阻むのならば、容赦はせんぞ。六番目の猟兵よ」
「ククク……俺の名は夢幻・天魔。この俺の装備を奪うのならば、代償は高く付くぞ」
「どんな装備もユーベルコードも、私の前では無力だ。さあ、来い。ドラグナーガール達よ」
パラダルクの力によって十属性のドラグナーガール達が次々と出現し、天魔へと襲い掛かる――!!
しかし、天魔は不敵な笑みを浮かべたまま。攻撃を阻むようにあらわれたのは――災機『Azazel』。悪魔めいたオブリビオンマシンだ。
ドラグナーガール達の猛攻を防いだ災機『Azazel』は、パラダルクの能力によって女の子へと変化してしまう。
Azazelだけではない、天魔が装備していた超越魔剣『ネガ・フォース』も、災厄魔銃『ザミエル』もだ。
「フッ……ここまでは俺の想定内だ。……ザミエルが思ったよりスレンダーだったのは意外だったが」
と呟けば、ザミエルらしきクールな暗殺者系美少女はカチンときたようで、盾にされてご立腹のツインテ美少女・Azazelと共に拗ねていた。
――しかし! やられるばかりで終わる天魔ではないのだ!
「ククク……これぞ究極の能力だ……! 貴様のドラグナーガール達も、この俺のものだ!」
天魔が新たに発動したユーベルコード――その名は。
「な、なんだこのポップなタイトルは……『グレーターハーレム』……ドラグナーガール編?」
魔王パラダルク、困惑中。
艦内が電子空間へと変化し、恋愛ゲームのようなタイトル画面が表示されたのだ。
目には目を、ハーレムにはハーレムを!
『天魔くん……実は私、あなたのことが……』
「ばかな! 私のドラグナーガールがさっそく告白イベントなど……しかもボイスなしでポポポ音とはどれだけ古めのゲームを意識してるのだ!?」
「フッ、古の恋愛シュミレーションゲームの良さをわからぬとは。フルボイスでは味わえない、想像力で補う余白があって良いではないか」
そして天魔は、数多のドラグナーガールを次々に好感度MAXのまま攻略していく!
次第に――天魔とパラダルクの立場は、逆転。
天魔は自らの装備である女の子だけでなく、多くのドラグナーガールを侍らせていたのだ。
その姿はまるで宗教画のように神々しいもので――……。
「フッ、モテ過ぎてしまうのも困りものだな……」
前髪をかき上げ、頭痛そうなポーズを再び決めて、攻略王『夢幻・天魔』はニヤリ微笑んだのだった。
大成功
🔵🔵🔵
エドゥアルト・ルーデル
◎
リア充じゃん、爆破しなきゃ
【軍勢】の相手には大量に敷設した【地雷】で足止めを…ウワーッ仕掛けた地雷がなぜかゆるふわガール達に!
いやホントになんで…?何やらヤンデレめいた眼でパラなんとかと他のドラグナーガールを見てるでござる!
そして邪魔だと言わん限りにキャットファイトを始めているッ!だが元が地雷だから触れ合った瞬間爆発する!ヤバいね!更に回復して次の相手探してる…もしや地雷系ドラグナーガール!ああ地雷ってそういう…
地雷でリア充爆破できたらいいなと思っていたがこんなことになるとは…まあいいか、儀式は妨害できたし
まだしこたま残ってるけど巻き込まれたくないから帰るでござるね、地雷処理頑張ってくだされ
●エドゥアルト・ルーデルと女の子
「リア充じゃん、爆破しなきゃ」
黒ヒゲのおっさん、エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)は即答で告げた。
しかしおっさん――エドゥアルトへめがえて十属性の様々な女の子達が迫ってくる。
シチュエーションが違えばオイシイ状況だったかもしれないが、エドゥアルトにも既に策があった。
なんと! いつの間にやら自分の周囲の艦内に地雷を仕掛けていたのである!!
ゆえに……。
\ドカーン!!/
「ウワーッ足止めにと思って仕掛けた地雷がなぜかゆるふわガール達に!」
解説ありがとう、おっさん! あとちょっと確信犯じゃないかな!?
「いやホントになんで……?」
あっ、どうやら違うっぽい。本気できょとんとしてるし。
しかし、地雷たちがゆるふわキュートな女の子達(ここでは地雷ちゃんと呼称する)に変化したのは事実なのである。不思議だねぇ~!!
『(じぃぃ……)』
「目つきが、目つきがなんかヤンデレめいていて怖いでござるよ!?」
女の子と化した地雷ちゃん達はパラダルクとドラグナーガール達を睥睨している様子。
いや、困惑するのは仕方がないよなあ……。
すると地雷ちゃんは次々にドラグナーガールと取っ組み合いの大喧嘩!
キャットファイトの開戦だ! 美少女同士のタイマンなんて金払わないと見れないしちょっと得したね!!
「得っていうかかたっぽ元は地雷だし下手して触ったら……あーあ!」
\ドカーン!!/
美少女爆発!! そしてさらに回復!! 次の相手を待って待機!!
儀式はしっちゃかめっちゃかである!
「お、おのれ……! どうなっているのだこの女の子(ドラグナーガール)は!」
「いやーそれこっちが聞きたいでござるよ」
「お前が事の発端だろう!? どうすれば元に戻る!?」
「えっ、拙者の目的、儀式の阻止が目的でござるし……巻き込まれたくないから帰るでござるね」
エドゥアルトはパラダルクに敬礼。そそくさと戦艦を去っていったのだった。
「ま、待て! まだ地雷ドラグナーガールが残って……」
\ドカーン!!!/
「おお、花火が打ちあがった。リア充爆破成功でござるな!」
戦艦から脱出したエドゥアルトは、ウィンクを決めて地雷ちゃんの花火を見送ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
雪・兼光
●SPD
は?無機質を有機物にして戦力にするタイプか、面倒だな
★先制対処
ユーベルコード封じってか、仕方ねぇ使わねぇで行くぜ
火力は不安だがな
これでアンタらは俺に対してユーベルコードは使えねーって訳だ
舐めプ?違うねえ…
使いたくても使えねえんだよッ!
ちぃっ!邪魔だな
ドラグナーガール共はブラスターで2回攻撃、範囲攻撃、乱れ打ち、零距離射撃ででけちらす
相手からの攻撃はキャリーバッグで盾受け、もしくは体制を崩したドラゴン娘を敵を盾にする要領で受ける
これも他の世界を守るためだ
悪く思うなよ
…はぁ?
俺の「謎の髪飾り」が
おっとりマイペースで
チャイナぽいっ服装の胸がふくよかなぽっちゃりガチメスケモパンダ娘だ…とっ?
●雪・兼光と女の子
(「は? 無機質を有機物にして戦力にするタイプか、面倒だな……」)
雪・兼光(ブラスターガンナー・f14765)は鋭い目つきを細めて訝しそうに独りごちる。
有機物――しかもドラグナーガールという戦力とし、我々猟兵の邪魔だけでなく儀式にも加えさせるかもしれないというのだから油断ならない。
ゆえに、兼光が考えた作戦は――敢えて『ユーベルコードを使わない』という荒技であった。
無論、ユーベルコードを使わない以上は火力は半減することだろう。
「……ほう? 舐められたものだな。私を相手取ってユーベルコードを発動しないとは」
「舐めプ? 違うねえ……使いたくても使えねえんだよッ!」
兼光はブラスターを構え、様々な射撃法でドラグナーガール達を蹴散らしてゆく。
しかし、乱射から運よく逃れたドラグナーガールの爪が襲い掛かる――!
「ちぃ、邪魔だな……させねえよ!」
力尽き意識を失ったドラグナーガールを盾にし、攻撃を逃れた。
そのまま盾にしたドラグナーガールごと、2体をゼロ距離射撃。少女達は霧散してゆく。
「これも他の世界を守るためだ。悪く思うなよ」
消えゆくドラグナーガール達を一瞥しながら、兼光はそう呟く。攻撃の手は、止めることなく。
しかし、兼光の思惑は功を奏した様子だ。
ユーベルコードを使わないことで、出現するドラグナーガールの数は半減している。
猟兵達が順調に対策していけば、儀式を大幅に阻止できそうだ。
「よし、ここで一気に畳み掛けて――……」
と、ブラスターを構えなおしたところで――ある違和感に気づく。
肌身離さず所持していた『髪飾り』が、ない。
まさか、となりパラダルクの方へと向き直ると、そこには――……。
おっとりマイペースな穏やかな雰囲気をまとい、豊満な身体にチャイナめいた衣装を身に着けたぽっちゃりガチメスケモパンダ娘(ドラグナーガールの角つき)がいたのだ!
侍らせているパラダルクもこの属性過多には冷や汗をかいているようで。
「…………さすがに属性を盛りすぎではないか?」
「俺が知るかよ! とにかく、儀式を阻止して髪飾りも返してもらうからなッ!」
そう、儀式を阻止したりパラダルクを撃破すれば元に戻ることだろう。
兼光はふたたび、女の子の群れへブラスターを撃ち放ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
メアリー・ベスレム
◎
あなた、どっちかというと男の子だって思ってたけど
そう呟いた視線の先に
「合成肉生物」のチプト(chipped tooth)の姿
蠢く肉塊がそのまま人型になったような
どこかメアリに似た容姿
だけれど、元は視覚がないからかしら?
目が見えないメカクレで
お尻の大きい女の子……胸がないのはご愛敬!?
もう、失礼しちゃう!
けれど、そんな姿になったって
あなたはきっと変わらない
躾が済んだと言ったって
本当はアリスを食べたいんでしょう?
わざとそうチプトを【誘惑】し
【逃げ足】を活かして立ち回る
そのままドラグナーガールの近くに誘い込み
【胡椒引きの短銃】撃ち込んで
チプトが思わずつまみ食い【補食】!
するよう仕向けてやるんだから
●メアリー・ベスレムと女の子
「あなた、どっちかというと男の子だって思ってたけど」
メアリー・ベスレム(WONDERLAND L/REAPER・f24749)はぽつり、そう呟く。
彼女の赤い視線の先には、『合成肉生物』であるチプト(chipped tooth)の姿だ。
他のドラグナーガールと決定的に違うのは、蠢く肉塊がそのまま少女をかたどったような禍々しくも美しい容貌だ。
「……視覚は、元からないようね」
「その女の子(ドラグナーガール)と似ているな、六番目の猟兵よ。特に身体的特徴で臀部が大きく胸部が……」
「失礼しちゃう、余計なお世話よ!」
面影だって似てるじゃない、と憤慨するメアリーだが、この子を支配させられるわけにはいかない。
ねえ、とメアリーはチプトの頬をそっと撫でて。
「そんな姿になったって、あなたはきっと変わらない。躾が済んだと言ったって……本当はアリスを食べたいんでしょう?」
彼女の言葉に、チプトは口を大きく開けて笑ってみせた。食欲は相変わらずのようだ。
チプトをわざとそう誘惑したなら、メアリーは艦内をうさぎのように飛び回る。
逃げ足を活かし、ひらり、ぴょん、とうさぎの尻尾を揺らして。
彼女が目指すは――ドラグナーガール達の懐!
近くへと誘い込みながら、胡椒挽きの短銃を撃ち込む!
「……くしゅん! たっぷりの胡椒、ご賞味あれ!」
ぱらぱら、きらきら。
パーティーグッズのようにきらきら舞い散る胡椒たち。
ドラグナーガールたちの柔肌に胡椒が撒かれたなら――、
「いきなさい、チプト」
メアリーの誘惑に従うチプトが、次々とドラグナーガールを捕食していく!
柔肌を、肉を、筋肉を、がつりがつりと噛み砕き、骨までしゃぶりつくす――。
「つまみ食いにしては食べすぎよ? もう、油断も隙もないんだから」
――さあ、次は誰を食べようかしら??
メアリーは残虐にもひどく美しく、チプトを携えて笑ってみせた。
大成功
🔵🔵🔵
叢雲・源次
【煉鴉】
……。
(あれ見てどう思うと問われたらすっと目を反らした)
※二振りの刀が美少女化しました
黒ノ混沌:黒髪スレンダー美少女剣士
灰ノ厄災:灰髪スレンダー美少女剣士
三十式刀身加速装置の要素有でサイボーグっぽい。あと病んでそう
(でもってハッキングかけて従属化しました。良いだろう別に…元々こちらの所有物ではないか…)
……ノーコメントだ。
徒手空拳となったが…負ける気はせんな
(従属化した二体に指示。自身の剣技を再現させて、自身は攻撃準備)
炎獄機関…最大稼働…バイパス…右義眼…出力…
執行【収束眼光】
(空中よりビーム爆撃。そしてアナライザーでパラダルクを捕捉。狙撃を試みる)
グウェンドリン・グレンジャー
【煉鴉】
うわー(目の前の美少女侍らせたイケメンをジト目で見つめて)
源次ー、あれ、どー思う?
鈴鹿御前、女の子に、なっちゃった
黒髪、角、生えてる以外、なんか、私に、似てる
着物姿、かわいいー
わ、攻撃、してきた
(念動力で空中へ回避し)
んー、どうしようかな
ちょっと、キツめの、わからせビンタ(怪力)で、正気に戻って、味方になったり、しないかなー
(べちーん!というヤバい音が戦場に響く…かもしれない)
先制してくる、ドラグナーガール達、念動力、で、加速させ、空中戦で、上方向へ回避。源次も、引っ張り上げる
射程範囲内全てへ向けて、Feather Rain発射
センセイ、よろしく、お願いします
(源次へエールを送り)
●叢雲・源次、グウェンドリン・グレンジャーと女の子
「うわー」
「…………なんだ、見世物ではないぞ。気が散る。他を当たれ、第六の猟兵よ」
美少女を侍らせた美青年――パラダルクを、グウェンドリン・グレンジャー(Imaginary Heart・f00712)は蜜めいた色のジト目で見つめ、
「源次ー、あれ、どー思う?」
「……」
「おい、人の話を」
問われたなら、叢雲・源次(DEAD SET・f14403)はすっと目を逸らす。ちなみにパラダルクはスルーである。
幸いにも、ハッキングをかけて従属化したことで、源次の刀は支配から解放されたようだ。
しかし――、男の傍らには、艶やかな黒髪の美少女剣士、そして灰色の髪をした神秘的な雰囲気の美少女剣士がそれぞれ刀を抜いている。
若干瞳が翳っているのは、三十式刀身加速装置の要素が備わっているだろうか。
あと病んでそう。具体的に言えばめっちゃ倒錯的な感情を抱えてそう。両手に花とはいえ、仮に彼女にするとしんどそう。
やれやれ、と源次は眼鏡をかけなおし、「……ノーコメントだ」と一言。
一方のグウェンドリンは掴み所のない様子で、女の子となってしまった『鈴鹿御前』と相対する。
古の乙女の名を冠した刀――とも云われたその得物だが、不思議とそれはグウェンドリンの姿に似ていた。
違っているのは黒髪と、角が生えていることくらいであろう。まるで鬼となったグウェンドリンのようだ。
「着物姿、かわいー。翅の柄、ある……カラスアゲハ?」
「気をつけろ、グウェン」
と、源次は張り詰めた声で告げるが、ドラグナーガールと化した『鈴鹿御前』は容赦なくグウェンドリンへ刃を振るう。
グウェンドリンは驚くものの、咄嗟に念動力を発揮して空中へふわりと回避。艦内をふわりと飛び、
「わ、攻撃、してきた」
「徒手空拳となったが……負ける気はせんな。グウェンはどうする?」
「んー、どうしようかな」
と、源次の言葉に悩みながら、グウェンドリンはふわり、ひらり、と念動力を駆使して宙を舞う。
その間にも、パラダルクはドラグナーガールを召喚し、攻め寄ろうとしている。
「ちょっと、キツめの、わからせビンタで、正気に戻って、味方になったり、しないかなー」
「フッ……そんな馬鹿な。我が万能なる力を以ってして、ビンタごときで正気に戻すなど――」
「えいっ」
パチーーーーーーン!!!
「えっ」
目を瞬かせるのは源次だけでなく――パラダルクもだ。
なんとグウェンドリンは、ドラグナーガール達を押し寄せて慢心しているパラダルク本人の隙を見遣ってビンタをかましたのだ!
「えいっっ」
続いて、パチーーーーン!!
あっ、鈴鹿御前の方にも一応ビンタするのね。
こっちは女の子だからか強めの甘め(語彙力)である。実際、鈴鹿御前もグウェンドリンの元へとしずしず戻っていった。
しかし、武器たちが女の子の姿ながら正気に戻ったのも束の間、ドラグナーガール達がすぐそこまで迫っている!
「この私の美しい顔を穢したこと……後悔させてやる!」
しかし、グウェンドリンの攻勢は終わらない。彼女の強力な念動力は、複数の対象をも自在に動かす。
ふわり、浮いて、踊って、待って。
羽が浮くように回避したなら、同時に念動力で浮上していた源次も空中へと。
「この羽根……当たると、痛いけど、ビンタほどじゃないから……」
こんなときに何を言うのかと半ば源次は呆れつつも、彼女の『Feather Rain』は強力だ。
ピルエットのたびにふわり、ふわりと鋭い黒き羽が降りしきり、次々とドラグナーガール達を消滅させていく。
「センセイ、よろしく、お願いします」
「全く、世話の焼ける……」
そう息を吐いた源次は、武器の二人をくいくいと指で呼び寄せる。
――炎獄機関……最大稼働……。
――バイパス……右義眼……出力……。
右の義眼に、炎獄が宿り――――、カッと見開いたなら。
「――――執行【収束眼光】」
「なに、この炎は! ぐあああっ……貴様、何を!」
そして空中より、アナライザーを展開。
様々な演算の中、確定した計算式にて新たな狙撃を試みる――!
しかし――、
「フッ、まだ、まだだ。まだ私の儀式は終わらん……!!」
狙った右翼、それを庇わんと出現したドラグナーガールが心臓を突き破られ消滅する。
「女の子、盾にする……ひどい……」
「…………」
「何とでも言うがいい。全ては仇敵を捜す為だ……!!」
蜜色の瞳を僅かに細めるグウェンドリン。
傍らの源次は、武器のふた振りが元に戻ったのを確かめるように、柄を握り締めて次の一手に備えるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
矢来・夕立
端役さん/f01172
戦場中の美少女がオレの暗殺術と端役さんのハッキング能力を利用してくる。
●女子化
式紙・幸守/禍喰:蝙蝠の式紙→たくさんの幼女(折り紙が楽しい年ごろ)
●先制対策
〈闇に紛れて〉狙いをつけづらくします。
〈暗殺〉の心得ならありますから、ある程度は想定して対応できるでしょう。
「オレならここを狙う」という位置を警戒しておきます。
…空かな。幸守と禍喰を使うなら上からの奇襲です。
自分の得物を迎撃するのは忍びありませんが、操られるおまえたちが悪い。反省しろ。
そこそこ頭数が必要な儀式なんですかね。
それでも気が多いのってどうかと思いますよ。一人と向き合えるように減らしといてあげます。
ヴィクティム・ウィンターミュート
夕立/f14904
・美少女化
Trick Code『Metamorphose』→美少女キャラガチャ
重力操作を使用するので不思議系ぽわぽわ美少女
・先制対策
つまりはこっちを、真似てくるわけだ
だが残念なことに──俺の技術やユーベルコードは【ハッキング】を元にしている。
此処に来る前、俺はわざと脆弱性を作っておいた
あくまでテメェらが使えるのは上澄みだけ…俺だけが知り、俺だけが突ける弱点なんて気づくはずもねえ
つうわけで──【ハッキング】で脆弱性を突いて機能不全にしてやる
そいじゃ、『Metamorphose』──重力操作を開始
取り巻きを纏めて、超重力で潰してやるよ
やっぱ一途な方が良いんじゃない?
俺はそう思うよ
●ヴィクティム・ウィンターミュート、矢来・夕立と女の子
――本当に、女の子(ドラグナーガール)になってしまった。
パラダルクの能力は万物に影響し、ヴィクティム・ウィンターミュート(Winter is Reborn・f01172)は愛用のユーベルコードを、矢来・夕立(影・f14904)は式紙たる幸守、そして禍喰が美少女と化したのだ。
『ワックド! ヴィクティムさんちのユーベルコード美少女ガチャ』
1回:500WP 10回:4500WP(1回お得!)
――キラキラキラキラ……。(ガチャ演出)
――――パァァァァァ……。
『あれ~? あなたがヴィクティムさんですかぁ? お話できて嬉しいですぅ~!』
Trick Code『Metamorphose』 ★SSR!
「「…………」」
数多の幼女――夕立の式紙――が群がる中、美少女キャラガチャにて登場したのは不思議系のぽわぽわした柔らかな雰囲気の美少女だ。
派手なガチャ演出を目の当たりにした二人は呆気にとられるが、夕立がチラと彼を見遣って訊ねる。
「……あれは端役さんの趣味ですか」
「……いや、変幻自在なだけでアレが出たのは偶然っていうか」
ヴィクティムはバツが悪そうに目を逸らす。
しかし、お喋りを続ける間もなく、パラダルクは次々とドラグナーガールを出現させてゆく。
夕立はゆらり、その身を闇に紛れさせる。暗殺の心得があるがゆえに、ある程度の行動の想定は可能だ。
狙うならば――――そう、上空。上からの奇襲だ。
実際、幼い少女達は群れて飛び掛ってくる。――ヴィクティムの『Metamorphose』も交えて、だ。
――しかし、『Metamorphose』は完全に操られている訳ではない。
「……? この女、様子がおかしいぞ……」
操っているパラダルク本人も、異変に気づいたようだ。
「もう遅い。俺の技術やユーベルコードにはハッキングを仕掛けた。テメェらが操れるのは上澄み――外面だけってコトだ」
工作員たる男は抜かりなく、いざという時の為に操れるようにしていたという訳だ。
当人たる『Metamorphose』も、主たるヴィクティムに向けて合図のようにウィンクを送った。
――パチン、と指を鳴らしたなら。
「『Metamorphose』――重力操作を開始」
――取り巻きを纏めて、超重力で潰してやるよ。
パラダルクの能力の脆弱性を突き、機能不全にしてみせる――!!
圧倒的な超重力でまとめて落下していく、幸守と禍喰。『Metamorphose』はドラグナーガールを巻き込みながら、その姿が消滅し、ヴィクティムの元へと戻っていく。
しかし、ドラグナーガールはまだ数を減らしきれていない。
自分の得物を迎撃するのは、夕立にとって忍びない思いもあるが――。
(「操られるおまえたちが悪い。反省しろ」)
瞬く間の、斬戟。
ドラグナーガール達は、斬られるたびに霧散し、
切り裂かれた幼女たちは、まるでシュレッダーで切断された紙片となっていく。
「――! おのれ、ハッキングだけでなく、数多のドラグナーガールまでも消滅させるとは……!」
「儀式には多くの頭数が必要なのかもしれませんが……気が多いのってどうかと思いますよ。一人と向き合えるように減らしといてあげます」
「やっぱ一途な方が良いんじゃない? 俺はそう思うよ」
――さあ、次の手は?
得物を取り戻した二人は、あらためて魔王へと立ちはだかる――!!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
国栖ヶ谷・鈴鹿
●SPD 連携OK オーバーロード真の姿
【先制対策】
なんかとてつもなく嫌な予感がする!
紅路夢、最大速力!
ぼくは銃火器スキルで迎撃するとして、きこやん、結界術と防御陣お願い!
あ!阿穹羅!ぼくを庇って!?
(某竜帝の素材をふんだんに使っているので、見た目は大きなプラチナちゃん、素材が活きている!性格はぼんやり系……それにしても大きい)
【反撃のUC】
阿穹羅が女の子……というかおっきいプラチナちゃんに!
まぁいいや、お陰で時間は稼がせてもらったからね、超改編式回帰性装置スイッチオン!
これでドラグナーガールは元の現象に改編回帰されるよ!この装置の極は同じ装置で相殺されるけど、“理解”して使えるかな?
ぼくの真の姿、ハイカラさん超頭脳を解放したぼくの力に追いつけるかな?
(阿穹羅も元に戻るけどね)
(元に戻る直前に、ちょっと懐かしい気持ちになって。
いっぱい戦ったけど、何処かでこうしてつながっている、ぼくの独りよがりかもしれないけど、違う形にはなったけど、仲良くなるってこういうことでも出来たのかな?)
●国栖ヶ谷・鈴鹿と女の子
現地に到着した国栖ヶ谷・鈴鹿(未来派芸術家&天才パテシエイル・f23254)は直感した。
(「……なんかとてつもなく嫌な予感がする!」)
愛機の紅路夢を最大速力!
「きこやん、結界術と防御陣お願い!」
彼女に宿る狐耳と尻尾であった稲荷狐が加護を与えたならば、鈴鹿は機関銃を手にし乱射。
ドラグナーガール達を次々に消滅させていく――が、しかし。
「おのれ、ちょこまかと……これ以上、私の邪魔をするな!」
新たに押し寄せるドラグナーガール達が、鈴鹿へと襲いかかる――!
「あ! 阿穹羅! ぼくを庇って!?」
しかし、彼女を庇ったのはキャバリアの阿穹羅だ。
そのキャバリアが、見る見るうちに女の子(?)へと変化していく――!!
「あああ……もしかしてって思ったけど、おっきなプラチナちゃんになっちゃったよ」
なんだか懐かしい気持ちも芽生える鈴鹿。
それもそのはず。帝竜戦役にて対峙した帝竜プラチナ――その内部の少女をかたどった阿穹羅の姿は、あの日の戦いを思い起こさせる。
けれど、感傷に浸っている場合ではない。
「まぁいいや、お陰で時間は稼がせてもらったからね、超改編式回帰性装置スイッチオン!」
「な、なんだと? そのスイッチは……」
「残念だったね、これでドラグナーガールは元の現象に改編回帰されるよ!」
鈴鹿のテクノロジヰを結集させた超機械だ。しかし、真の姿として覚醒めた鈴鹿はそれを"理解”した上で利用する。
次々に水光土火樹薬風毒氷闇の十属性の源へと回帰されるドラグナーガール達。
大量に放出される奔流の中、鈴鹿は二挺の機関銃をパラダルクへと構える――!!
「お、おのれ……私のドラグナーガール達が……!!」
「追い込まれたね。僕の阿穹羅、返してもらうよ!!」
ドドドドドドド!!! 乱射される銃弾たち。
それをモロに受けてもなお、パラダルクの体は傷一つなく――されどまた、ドラグナーガールを生成するのに時間がかかるようだ。
「……おかえり、阿穹羅」
戻ってきたキャバリアへ、鈴鹿はそう微笑みかける。
帝竜戦役の戦いも、もはや懐かしい思い出のひとつだ。
数多く戦った――けれど今はこうして、共に戦って、"|繋がり《きずな》”を保てている。
もしかしたら、独りよがりかも、自己満足かもしれないけれど。
それでも――。
鈴鹿は、阿穹羅へ触れてさらに笑みを綻ばせた。
(「違う形にはなったけど、仲良くなるってこういうことでも出来たのかな?」)
これからも、どうか宜しくね。
そう、"彼女”へ語りかけるように心のなかで伝えてみせたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
クロト・ラトキエ
◎
魅了?
ご心配なく
この心、掴んで離さぬのは一人だけですので
狙うはパラダルク
少しでも長く引き付け、他の方の儀式破壊の一助となるべく
先制はガールが来る、と読み
布陣、行動順、波状か一斉か、攻撃方法…
視、知識に照らし
近い者>パラダルクへの層が薄い方>倒せそうな者…
の優先順で鋼糸にて攻撃
頸など一撃で討てそうな所を狙い…
繊細で従順そうな女の子に?
えー…気を取り直して
ストックがありますので、尽きるまで!
使い切ったら、次はナイフ投擲に切り替え…
小柄で走るの好きそうな女の子に?
えー…ストックが(略
フック付きワイヤーで引っ掛け放り、道を拓き…
アウトドアが得意そうな女の子に?
ストッ(略
兎に角出し惜しまず男の元へ
伊達に暗器使い名乗ってませんので!
逃げるか向かい来るか。視線、手足の挙動、変化以外の使用技等、
見切り、逃さぬ様
露出部や機動を削ぐを狙いレイピアを振るい…
クーデレっぽい女の子に?
しかも全員幼女気味なのは、何故…
さて置き!
――拾壱式、起動
暗器は使えど、こちとら傭兵。徒手が使えぬ筈がない、と
一時でも長く攻撃を
●クロト・ラトキエと女の子
(「――――魅了? ご心配なく」)
――この心、掴んで離さぬのは|一人《火色の君》だけですので。
ゆえに、クロト・ラトキエ(TTX・f00472)という男は有象無象の女に惑わされはしない。
彼の読み通り、先制として盾のようにあらわれたのはドラグナーガール達。
まるで消耗品のように女を使う、パラダルクの戦法。
些か不快そうに眉根を寄せるも、クロトは鋼糸を張る。
喩えば、群れから少し外れた大人しそうな少女――――
「ひぎぃ゛っ!!」
――――と、このように頸をキュッと縛って霧散した少女のように、一撃一撃を的確に狙っていくのだった。
「ぎあ゛っ」
「ひえ゛っっ」
「あ゛っ、もっとお゛ぉ゛」
「…………なにか変態的な要望が聞こえませんでした?」
――まあ、それは置いといて。
鋼糸のストックが無くなったなら、ナイフへと手を伸ばす。
しかしこれもまた投擲用ゆえに数に限りがある。
そうしてクロトへと襲いかかるのは――小柄でぱたぱた走り回る女の子だ。
「きゃー! ぎゃー!」
「楽しいー! 鬼ごっこー! ぴぎゃっ!!」
「あっあっ、もっともっとぉちょーだぁーい!!」
「……………また何か聞こえたのは、気の所為ですよね?」
気の所為じゃないかな!
そしてストックが尽きるまで投擲したならようやく前進。
しかしクロトの前に阻むのはまたも女の子。
そして新たに取り出したのはフック付きワイヤー。
引っ掛け放り投げ、前への道を拓く――。
しかしそのフックにやられる少女も多く。
「やだー!」
「いったーい!!」
「も、もっとー!きゃあーーー!!」
「…………………やっぱり気の所為じゃないですよね?」
とりあえず先に行きな!!
「ほう、我がドラグナーガール達を破りここまで来るとは――愚かな」
「愚か。さあ、どうでしょうね。さあ、あなたのお気に召す侭――僕とお相手どうぞ」
パラダルク相手に、余裕綽々と礼を一つ。
しかしクロトを邪魔するのは、無邪気な幼い少女たち。
(「え、何故……」)
たぶん、性分なんじゃないかな!
レイピアを振るい、幼女のドラグナーガールを一撃で消滅!
そして狙いは当然、パラダルクへ。
「ふっ、おのれ。先程までちょこまかと武器を使っていた貴様に何ができると――」
――拾壱式、起動。
そうしてあらわれるは、凡てへ破滅を齎す蒼き炎。
傭兵たる男は、ここまであらゆる暗器を使ってみせた。
しかし、徒手であれど使えるはずだと――――。
パラダルクの顔面めがけて、拳をかましてみせたのだった。
「ぐ、あ――……おのれェ!!」
「女の子ばかりに守らせるなど、非常に格好悪いですよ」
そう、クロトは涼しい顔で微笑んでみせた。
大成功
🔵🔵🔵
シビラ・レーヴェンス
露(f19223)
「君が…魔導書、か…?」
確かに腰に括りつけてあった魔道書が見当たらないな。
呼ばれた私くらいの小さい古風な少女はこくこく頷く。
銀髪で碧眼の少女は余り話さず物静かな雰囲気だった。
露の抱き着きにも動じないのは私の所有物だからか…。
私が「頼む」というと少女は『ん…』と短く一言。
さて。相手は強力な召喚術を行使するんだったな。
下手に広範囲に効果のある魔術だとこちらの影響が甚大だ。
だから今回は攻撃魔術は行使せず【紅の直感】を使用する。
「いくぞ。露…と魔導書」
予知した相手の動きを露へ伝え指示するサポートを行う。
これならば相手も私の魔術を覚え行使できまい。
それに露の剣技を相手が習得して私を襲っても回避できる。
…魔導書が狙われるのは厄介か…。
なら彼女をしっかりと抱き寄せ私と共に行動しよう。
…。
いや。露。『ずるい!』じゃない。戦闘に集中しろ。
いくら予知したとしても魔導書と共には少々不安だ。
見切りと野生の勘と第六感も駆使しよう。
「これからも頼むよ。またな」
戦闘終了後魔導書が元に戻る前に撫でる。
神坂・露
レーちゃん(f14377)
あれ?あたしの二本の剣が女の子に?!
一本はなんだか赤の軽装が似合う騎士って感じ。
もう一本は砂漠の遊牧民って感じの女の子だわ。
これが女の子にされるってことなのね♪わぁー♪
「わぁ…すっごく可愛いわ! あたしの愛剣達♪」
照れてる姿も可愛いわ♪抱き着くのも新鮮ね。
レーちゃんの魔導書は所有者に似てて物静かだわ。
やっぱり持ってる人に似るのかしら…。
そうそう。戦わなくっちゃ!
リミッターを解除して限界突破。で【銀の舞】ね。
早業と2回攻撃とフェイントも混ぜて戦うわよ。
レーちゃんの指示であたしがおねーさん達の相手を。
技をそっくり真似るみたいね。…負けないわ!
回避は見切りと第六感に野生の勘でしてみるわね。
狙われるのはレーちゃんが多いかしら?
って心配たら魔導書ちゃんの肩抱いて避けてる!?
「ずるいわー! あたしも肩抱かれたいっ!!」
むぅ…。あたし一度もされたことないのに…。
「何時もいつもありがとーね♪」
戦い終わったら武器に戻る前に抱きしめるわよ。
今度は戦いじゃなくてもっとお話ししたいわ。
●シビラ・レーヴェンスと神坂・露と女の子
「君が……魔導書、か……?」
300年はゆうに生きているとされている、さすがのシビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)も動揺していた。
常に腰に括り付けて愛用していたはずの魔導書が見当たらない。
シビラの元へとあらわれた少女は、こくこくと頷いてみせるばかり。
元は革に硬く縛られた魔導書だ。その拘束着のような装いの中でも、古風な姿を残したまま。
銀色の髪に碧眼――神秘的で、物静かな雰囲気だ。
「あれ? あたしの二本の剣が女の子に?!」
一方の神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)の愛用品にもまた変化が。
グランドリオン――真っ赤な短剣は見た目通り、赤の軽装が似合う騎士の少女に。
クレスケンスルーナ――砂漠の遊牧民のような民族衣装に身を包んだ少女になった。
「わぁ……すっごく可愛いわ! あたしの愛剣達♪」
そうして露はぎゅっと抱きつく。
「お、おい、戦場だぞ」
「だってー可愛くって♪」
シビラの静止も聞かず、ぎゅっと露が強く抱きしめたなら、愛剣達はどこか照れくさそうな様子でポンポンと彼女の背をやさしく叩いて応える。
それにレーちゃんの魔導書も! と愛剣だけでなくシビラの魔導書にも抱きつく露。
(「レーちゃんの魔導書は所有者に似てて物静かだわ。やっぱり持ってる人に似るのかしら……」)
(「露の抱き着きにも動じないのは私の所有物だからか……」)
それだけパワフルな露の抱きつきにも動じない魔導書の少女に、露もシビラも注目しつつ。
「いや、お喋りはここまでだな。私達の目標はパラダルクだ――頼む」
そう告げれば、魔導書の少女は「ん……」と小さく頷いた。
「いくぞ。露……と魔導書」
「そうそう、戦わなくっちゃ! レーちゃん、魔導書ちゃんも、よろしくね!」
――いくよ、ふたりとも!
そう露が声をかけ、肉薄したなら――、
3人で銀の舞!
美しき銀の風を呼び込み、刃は2人の美少女の舞となり、踊るようにドラグナーガール達を瞬殺してゆく。
「露、そっちに3人行ったぞ」
「オッケー、ありがとうレーちゃん!! それっ!!」
シビラのサポートに、アタッカーの露が応えてドラグナーガールを次々と消滅させてゆく。
シビラの作戦はこうだ。
紅の直感によって予知した相手の動きを露へ伝え援護する。
ゆえに、シビラのユーベルコードも真似することはできない。
そして、露の剣技を敵が真似をしたとしても紅の直感の能力で回避することも可能だ。
しかし、技はそっくりそのまま鏡のように真似られる事に気づいたなら。
「……あたしだって負けないわ!」
そうして露もまた回避し、パラダルクへと迫り寄る!
「ふ、愚かな」
パラダルクがそう告げたなら、さらなるドラグナーガールを召喚。
今度はシビラの方へめがけて迫り来る。
「くっ……やはり魔導書を狙いに来たか」
仕方がない、と魔導書の少女を抱き寄せ、共に行動しながら紅の直感を繰り返し、回避を行う。
狙われてるのはレーちゃんが多いかしら、と心配になり、彼女を案じる露。
しかし、魔導書の少女を抱き寄せている姿を見たならば。
「ずるいわー! あたしも肩抱かれたいっ!!」
と、シビラと魔導書の二人を見て、露は唇を尖らせる。
(「あたし、一度もされたことないのに……」)
「いや。露。『ずるい!』じゃない。戦闘に集中しろ」
「はーい……わかってるよ!」
そうしてドラグナーガール達を一掃する二人だったが、あらかた戦い終えたことで別れが訪れる。
ふわり、輝く魔導書の少女の頭を、シビラは優しく撫ぜて。
「これからも頼むよ。またな」
「何時もいつもありがとーね♪」
ぎゅっと二人を抱きしめる露。
その露の抱擁に、二人は彼女の背へと腕を回して、それぞれ微笑んでみせた。
瞬時に消える、魔導書と、剣の少女たち。
――――それぞれが本来の姿に戻ったとき、二人はまた語り合おうと、笑ってみせた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ジェイ・バグショット
【五万円】◎
万物を女に変えるとは…
そんなに女に飢えていたンかねェ
可哀想なことだ。どうやら相当モテなかったらしい
なァ?と同意を求める先には連れの男
召喚した拷問具『荊棘王ワポゼ』
七つの鉄輪それぞれが自在に飛び回り
敵を引き裂いたり、捕縛し棘で串刺しにする
真っ直ぐな長い黒髪、色白のスレンダー女
鼻から上は棘が付いた鉄のマスクで覆われ表情が分かるのは口元のみ
唇は黒く塗られ全体的にモノクロ
頭上には茨の王冠
いかにもフツーじゃないってカンジだ
美人な女は好きだが恐ろしいのは勘弁してくれ
お前の方はどうだ
マシなようなら俺の女と替えてくれるか?
連れる女は美人で優しい方がイイに決まってる
オイオイ…俺より物騒な女連れてるな
残りカスみたいな寿命まで取られたんじゃ堪らない
先制攻撃>
触れたら使い方を忘れるって?
あぁ、別に構わねェよ
難しいことはしてねぇし、これは俺の日常だ
吸血行為なんて噛み付くだけだからよ
大軍でひしめき合ってりゃ獲物を得るのも簡単だ
無差別攻撃による吸血行為で生命力を吸収
俺にはご馳走の群れに見えるね
久澄・真
【五万円】◎
万物まで女に変えるっつーとこまでくると
最早哀れみすら覚えるな
吐き出した煙と嘲笑を連れへの返答として
先制攻撃には敢えて抵抗しない
何故って?
徐に自身の心臓をとんと指差す
発動するUCは【Fluch:Tod】による『Null』
六つ所持する呪いの中でも一番厄介
命を貪り喰らう、六つ目の蜘蛛の姿した呪いだ
自分に作用すればこの身体が蜘蛛みてぇに変わって身体能力も格段に上がってくんだがな
俗に言う真の姿っつーの?
だが生憎とお前に横取りされちゃそれも叶わねえ
困ったなぁ…?ククッ
現れた姿は艶やかな長い黒髪を流す女
和風美人だと称されるだろう容姿には異様な六つ目
背から生えた蜘蛛の脚は敵にまとわりつくように
整った笑顔が気味悪い
ああ、伝え忘れるとこだった
気を付けろよ?そいつは話した通り“呪詛”だ
持ち主の命を遠慮なく喰らっていく
幸い俺には物好きな女闇医者の呪いもついてっから
喰い尽くされることはねぇけど…お前はどうだろうなぁ?
あ?欲しいならやるぜ
要るか?
扱えるもんならな、なんて意味合い込めて
クツリ嗤う
●ジェイ・バグショットと久澄・真と女の子
「万物を女に変えるとは……そんなに女に飢えていたンかねェ。
可哀想なことだ。どうやら相当モテなかったらしい」
――なァ? とジェイ・バグショット(幕引き・f01070)は連れの男へと同意を投げかける。
対する久澄・真(○●○・f13102)は吐き出した煙と嘲笑を以て、彼への返答とする。
(「万物まで女に変えるっつーとこまでくると、最早哀れみすら覚えるな」)
「女に飢えた……? ふん、ほざけ。儀式の邪魔をするな、猟兵どもよ」
パラダルクは声色ひとつ変えぬまま、ドラグナーガール達を召喚し、二人へと向かわせる。
「来るぞ」
「わかってるっての」
ジェイの声に、真はニヤリ歯を見せ、ふたたび笑う。
先程の嘲笑と違い、余裕にじむ笑みだ。
真はあえて先制攻撃に抵抗することはなかった。
何故か――パラダルクの訝しむ視線に気づいた真は、とんと指差す。
自分の心臓を、だ。
一方、ジェイは拷問具『荊棘王ワポゼ』を召喚する。
7つの鉄輪に棘が刺さったそれは、自在に飛び回る。
「キャアッ!!」
それは時に引き裂き。
「ああっ!!」
捕縛し、そして、
「ああああああああああああ」
串刺しにし、的確に息の根を、止める。
「く、小癪な……! お前の武器もまた、女の子(ドラグナーガール)となれ!!」
――けれど、その荊棘王ワポゼもまた能力の餌食となるだろう。
顕現したのは、ストレートの長い黒髪に色白のスラリとした体型の美女。
鼻から上を覆うは棘がついた鉄のマスク、口元ばかりが浮かび、表情がわかるのはただそれのみ。
黒く塗られた唇はまるで魔女か、おとぎ話の悪き妃か。
頭上に飾られた荊棘の冠はなんの権威を示すのか。
――――嗚呼、いかにもフツーじゃないってカンジだ。
美人な女は好きだが恐ろしいのは勘弁してくれ。
「お前の方はどうだ。マシなようなら俺の女と替えてくれるか?」
なんて冗句混じりにやや本音で真へと向き直るジェイ。
「ああ? 俺の女か――?」
真が発動したユーベルコードは嗤う死神――『Fluch:Tod』による『Null』。
男が所持する6つの呪いの中でも最も厄介なそれは、命を貪り喰らう、6つ目の呪『Null』を戦わせるモノだ。
本来ならば真の身体は蜘蛛へと変貌し、身体能力だって格段に上がるはずだ。
いわゆる――――猟兵でいう、『真の姿』に関わる重要な“核”。
“それ”をパラダルク相手に横取りしてしまったのだ。
「困ったなぁ……? ククッ」
なんて、笑っている間に真のそばにあらわれたのは艶めく長い黒髪の女。
和風美人? ――否、よく見ればそのかんばせに浮かぶは6つの眼。
背から伸びる蜘蛛の脚はいつの間にやらドラグナーガール達に絡んでいた。
今にも彼女らを捕食しそうな勢いだ。
――――整った笑顔が、気味悪い。
「オイオイ…俺より物騒な女連れてるな」
自分の寿命までとられてしまいそうだ。残り滓のようなそれまで奪われるのはたまらない。
――――ゆえに、ジェイはかぶりつく。
儀式を行う、ドラグナーガールの群れへと。
難しいことなど考えない、“それ”がジェイの日常だから。
ゆえに――吸血行為としてむしゃぶり、啜り、消滅したなら新たな獲物へと。
乱れていく儀式の陣。
それを正そうとするパラダルクへ、立ちはだかるのが真だ。
「おっと、気を付けろよ? お前が奪った“そいつ”は話した通り“呪詛”だ」
「――何?」
「持ち主の命を遠慮なく喰らっていく。
幸い俺には物好きな女闇医者の呪いもついてっから、喰い尽くされることはねぇけど…お前はどうだろうなぁ?」
――――あ?欲しいならやるぜ。要るか?
扱えるもんならな――そんな意味を込めてクツリ嗤えば。
パラダルクはしびれを切らし……崩壊した儀式を見やり、脱出を試みた。
「おのれ、猟兵め……!!」
そうして、猟兵たちの活躍によってパラダルクの儀式を阻止することができたのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵