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7thKING WAR⑳〜四天王が四人だと誰が言った!

#デビルキングワールド #7thKING_WAR #西のラスボス『アイスエイジクイーン』

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#西のラスボス『アイスエイジクイーン』


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●アイスエイジクイーンと100人の四天王
「くっくっくっ、猟兵共がこちらに向かっているようですなぁ」
「我等四天王が待ち構えているとも知らず……愚かな」
 なんだかとてつもなく強そうな悪魔達が主であるアイスエイジクイーンを守るように立っていた。
「お〜っほっほっほっ! あなたたち準備はよろしくって!」
 その中心にいるアイスエイジクイーンが四天王たちに呼びかける。
「もちろんですとも!」
「決してアイスエイジクイーン様の元には行かせません!」
「ふんっ、奴等を倒すのは俺だ!」
「いいや、俺がやる!」
「なんだと!?」
「やれやれ、口よりも行動で示したらどうです?」
「くっ!」
「言われなくても!」
 己が強さに自信がある四天王たちは誰が猟兵を倒すかと言い争う。
「お〜っほっほっ! さあ、わたくしの自慢の100人の四天王を倒せるかしら!」
 アイスエイジクイーンの周りにいる四天王は4人ではない。100人もの四天王がぞろぞろと軍勢のように待ち構えていた。

●グリモアベース
「西のラスボス、アイスエイジクイーンと戦えるよ!」
 ラフィロワ・ベルシルト(幸せ運ぶ星のうた・f04751)が集まった猟兵にアイスエイジクイーンと戦えると猟兵に伝える。
「東西のラスボスどちらか1体でも倒せたら、猟兵側が「暫定候補者」になって、戦争終了までガチデビルは7thKINGになれないみたい! だからここでアイスエイジクイーンを倒しちゃおう!」
 ガチデビルの7thKING阻止の為にもここで勝利を掴み取りたい。

「だけどアイスエイジクイーンは強い四天王を100人も率いてるんだって! えーっと四天王なんだけど、100人もいるんだよ!」
 四天王なのだがその数は100人にもなる。まともに戦えば突破するのは困難だろう。
「でもでも、四天王は「四天王しぐさ」?っていうのがあって、自分の力を誇示して一人ずつ戦おうとするみたい。その弱点を上手くつけば四天王を倒してアイスエイジクイーンに攻撃できるよ!」
 四天王が倒れたところで次の敵が出て来る前に、アイスエイジクイーンへと攻撃する隙が生まれる。
「アイスエイジクイーンは氷の自動鎧「絶晶(ぜっしょう)」で攻撃してくるよ。四天王も強いけど、こっちはもっと強いから気をつけて! 絶晶は強力だからしっかり対処しないと危ないよ!」
 アイスエイジクイーン自身も強力な存在だ。ユーベルコードによる攻撃に対処しなくては倒すのは困難だ。

「アイスエイジクイーンも四天王も強い相手だから、思いっきり戦っても死なないから全力で戦えるよ!」
 どちらもオブリビオンではなくただの悪魔だが、全力で攻撃してもそのタフさで簡単には死なない。
「四天王に守られたアイスエイジクイーンをやっつけて、ガチデビルが7thKINGになるのを防ごう!」
 ラフィロワがキラッと光る道を作り、アイスエイジクイーンと四天王が待つ戦場へと猟兵を送り出した。


天木一
 こんにちは天木一です。
 西のラスボス・アイスエイジクイーンとの戦いとなります!

 このシナリオは、1章だけで完結する戦争シナリオとなります。
 強敵であるやや難易度の高いシナリオとなっております。

 四天王は四天王しぐさによって単騎で戦います。撃破した隙にアイスエイジクイーンへと攻撃できます。
 四天王はさまざまな悪魔が順番で出てきます。挑発なんかすればお好みの悪魔と戦えるでしょう。
 四天王しぐさを利用する/絶晶に対処するとプレイングボーナスを得られます。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
 西のラスボスを倒し、ガチデビルが7thKINGになるまでの時間を稼ぎましょう!
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第1章 ボス戦 『西のラスボス『アイスエイジクイーン』軍』

POW   :    絶晶融解体
自身の【氷の自動鎧「絶晶(ぜっしょう)」】を【融解変形モード】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD   :    絶極双晶舞
【もう1つの自動鎧「極晶(きょくしょう)」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    超絶凍結刃
【氷の自動鎧「絶晶」の凍結魔力】を込めた武器で対象を貫く。対象が何らかの強化を得ていた場合、追加で【超凍結】の状態異常を与える。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

神代・丹々
ワタシこそは炎を操る邪神、神代丹々よ! 我こそは一番のクイーンの魔法の継承者、なんて人はいない? ワタシの炎を消せるならやってみなさい、一騎討ちといこうじゃないの!

と言いつつ一騎じゃないけど召喚だから一騎よ。おーっほっほ!(ノリノリ)
召喚したコウモリからミサイル状に炎を吐いてもらうわ。(【属性魔法】を100レベルで使用)氷の槍だろうと壁だろうと全部溶かしてあげる。【空中浮遊】で近距離攻撃も当たらないわ。他の攻撃には【神罰】よ。なぜか転びなさい、なぜか詠唱を忘れなさい。

氷の鎧も一点集中で攻撃して威力を弱めるわ。クイーン、アナタの凍結魔法とワタシの炎、どっちが強いかしら?



●氷を溶かす炎
「ワタシこそは炎を操る邪神、神代丹々よ! 我こそは一番のクイーンの魔法の継承者、なんて人はいない? ワタシの炎を消せるならやってみなさい、一騎討ちといこうじゃないの!」
 神代・丹々(たった一つの致命的な誤算・f36220)が堂々と名乗り上げて魔法に長けた四天王との戦いを求める。
「来たな猟兵! 魔法なら闇の暗黒魔法使いの俺が相手をしてやる!」
「いいえ、クイーン様の継承者なら私がいくわ! この氷結の女帝であるアイスンがね!」
 他の四天王を押し退けて現れたのは、細身で氷でできた体に白いドレスを纏った悪魔の女だった。
「絶対零度の氷結魔法で氷像にして私の屋敷に飾ってあげる!」
 アイスンは吹雪を起こして辺りの気温を一気に下げた。
「そんな氷結魔法なんて、ワタシの炎で溶かしてあげるわ!」
 丹々はユーベルコード『深淵、呼ばえ(ーーー)』を発動して9体のコウモリを召喚した。
「数が増えた? 一騎打ちじゃないの!」
「一騎じゃないけど召喚だから一騎よ。おーっほっほ!」
 文句を言うアイスンに、ノリノリで丹々が笑いながらコウモリからミサイル状に炎を吐き出させた。
「このっ!」
 アイスンが氷の壁を作り出すが、炎のミサイルが直撃すると爆発して砕け散った。
「氷の壁なんて全部溶かしてあげる!」
 丹々は容赦なくコウモリを包囲するように展開し、あちこちから炎を叩き込んだ。
「卑怯者! なんてワルなの!」
 最上級の褒める言葉を放ち、アイスンは熱に晒され溶けて水になった。
「ぶくぶく……まさか四天王の私を倒すなんて……」
 戦闘不能となりアイスンは動けなくなる。

「さあ、次はクイーン。アナタよ!」
 次の四天王が出てくる前に、丹々がアイスエイジクイーンを指さす。
「お〜っほっほっほっ! 掛かってらっしゃい!」
 アイスエイジクイーンは纏う氷の自動鎧「絶晶」から冷気を放つ。
「クイーン、アナタの凍結魔法とワタシの炎、どっちが強いかしら?」
 対して丹々は一点集中でコウモリの炎のミサイルを集め、絶晶を貫きアイスエイジクイーンの表皮を焼いた。
「熱っ! やりますわね!」
 だがアイスエイジクイーンの放つ冷気もコウモリを凍り付かせ、氷の槍を突き入れる。それを丹々は躱すが強烈な冷気の衝撃波によって吹き飛ばされた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

煙草・火花
四天王が人数通りではないのは良いとしても、100人は居すぎでは……

ともあれ……さぁさ、いざ!
小生と剣を交える達人は居られるでありますかな!
まさか小生のような小娘の剣に恐れを為して数を頼みに戦うような者しか居ない……
アイスエイジクイーン殿が誇る四天王がまさか、そのようなことはないでありましょう?
挑発で一対一の戦いを誘いつつ……無論、まともな剣技などでは戦わぬのでありますが
四天王殿と剣を交えつつ、隙を見て蹴りをお見舞い……同時に足元を爆破!
吹き飛んだ隙に踏み込みと同時に再爆破で加速、一気にアイスエイジクイーン殿の下へ!
自動鎧との連携を取られないよう速さで攪乱しながら、剣をお見舞いであります!



●騙し討ち
「四天王が人数通りではないのは良いとしても、100人は居すぎでは……」
 煙草・火花(ゴシップモダンガァル・f22624)はずらりと集まった四天王の集団を見ていつもの癖でカメラを構えると、四天王だけでなくアイスエイジクイーンまで皆がポーズを取って写真に収まった。
「ともあれ……さぁさ、いざ! 小生と剣を交える達人は居られるでありますかな!」
 カメラを仕舞って火花は軍刀【七◯◯式軍刀丙】を抜き放って呼びかける。
「まさか小生のような小娘の剣に恐れを為して数を頼みに戦うような者しか居ない……アイスエイジクイーン殿が誇る四天王がまさか、そのようなことはないでありましょう?」
「剣ならばオレが!」
「いやいや、ここは某がいくでござる!」
 剣を向きにする四天王たちが我が我がという中で、腰を曲げた老人のような四天王が飄々と姿を見せた。
「ふむ、ここはワシの出番じゃろう」
 刀を腰に差した刀をすらりと抜く。そこに淀みはなく剣技に長けた悪魔であるとすぐに察せた。
「この超最強悪魔流が剣士、ダイソードが相手をしてやろう」
 挑発に乗ったダイソードが切っ先を向けてゆらゆらと惑わすように構える。
「尋常に勝負であります!(無論、まともな剣技などでは戦わぬのでありますが……)」
「来るがよい!」
 堂々と火花が軍刀を上段に構えてそれに対峙し、火花が踏み込んで刃を振り下ろすと、ダイソードがそれを弾き反撃に低く払って足を薙ぐ。それを火花は跳躍して躱して頭上から蹴りを浴びせる。
「戯け、その足を斬り落としてくれるわ!」
 ダイソードが下から剣を斬り上げようとした瞬間、火花がユーベルコード『帝都桜學府流剣術 桜火ノ型 参式 万雷(オウカノカタ・サンシキ・バンライ)』を発動し、可燃性ガスで敵の足元を爆発させた。
「なぁっ!?」
 驚き爆発で身体が浮いたところに火花は蹴りを頭に叩き込み、吹き飛ばして昏倒させた。

「この隙に一気にアイスエイジクイーン殿の下へ!」
 火花は再爆破で加速し、飛ぶように間合いを詰める。
「あなたなかなかのワルですわね! でもわたくしも負けてませんわ!」
 アイスエイジクイーンが自動鎧「極晶」を呼び出し、それが氷の槍を構えて火花を迎撃する。
「時間を与えればこちらが不利、速さで押し切るであります!」
 火花は攻撃を躱し動き回って攪乱すると、アイスエイジクイーンに斬り込んで斬撃を袈裟斬りに浴びせた。
「痛たた……あなたの相手は極晶に任せることにしますわ!」
 アイスエイジクイーンがワルらしく自らの手を汚さずに極晶に戦わせ、その間に四天王たちが割り込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ソニア・シルヴァーヌ
四天王は最早ジョブなので、一人でも百人でも四天王、そんな気がします。

ともあれ戦いましょう。
「此処に妹の病を癒す薬があると聞いて来ました!」
と言ったら策士タイプの方が出て来て脅しをかけてきたりするでしょうか?
残念ですが私に妹など最初からいなかったのです。
(波動砲で攻撃)

撃破できましたらアイスエイジクイーンさんに残酷な光翼での【推力移動】を以て肉薄。
恐らく移動力を強化してくると思いますので、暗黒縛鎖・改を射出し振り回すことで行動を制限、うまく当たったら【捕縛】を試みたり、L.C.Slayerから光を放って【目潰し】したりで隙を作りにいきます。
好機と見たら全ての終わりを閉ざす炎を撃ち込みましょう。



●策士
(四天王は最早ジョブなので、一人でも百人でも四天王、そんな気がします)
 ソニア・シルヴァーヌ(玻璃の白百合ラスボス仕立て・f31357)は四天王なのに100人いる敵陣を見て、その言葉の意味を考える。
(ともあれ戦いましょう)
 何であれ四天王を倒し、アイスエイジクイーンに攻撃を届かせなくてはならないと敵の前に出て声を張る。
「此処に妹の病を癒す薬があると聞いて来ました!」
「ほう……薬ですか。それならば私が持ち合わせていますよ」
 四天王の群れの中から、眼鏡をかけた人型の知的そうな策士タイプの四天王が姿を現した。
「本当ですか? それを私に譲ってください」
 ソニアが懇願するような声で薬の譲渡を願う。
「そうですねぇ、薬が欲しいのなら貴女の仲間の猟兵を攻撃しなさい。くくくっ、そうすれば薬を渡してあげますよ」
 邪悪そうな笑みを浮かべ、四天王が仲間割れをさせようと脅す。
「そんな!」
「できないのなら薬は渡せませんねぇ」
 ソニアが悲痛な顔を見せると、四天王はニタリと厭らしく嗤う。
「皆様、申し訳ありません……」
 謝りながらソニアが仲間に攻撃しようとするフリをして、油断した四天王に向かって【波動砲】を発射して体をぶち抜いた。
「馬鹿な! 私を攻撃したら薬は手に入らないのだぞ!」
「残念ですが私に妹など最初からいなかったのです」
 破壊エネルギーを最大放出し、四天王を吹き飛ばした。
「私を騙すとは……策士策に溺れるとはこのことか……」
 四天王が倒れると、道が拓けアイスエイジクイーンの姿が見える。

「一気に仕掛けましょう」
 ソニアが【残酷な光翼】でエネルギーを噴出して飛んで間合いを詰める。
「お〜っほっほっほっ! 面白い寸劇でしたわ! お礼にわたくし自らが相手をしてあげますわ!」
 アイスエイジクイーンは氷の自動鎧「絶晶」を融解変形モードにして機動力を高め、飛んで迎撃に移る。
「移動力を強化するのは予想通りです」
 ソニアは【暗黒縛鎖・改】を射出して振り回し、敵が真っ直ぐ飛んでこれないように妨害する。
「お〜っほっほっ! 当たりませんわ!」
「当たらなくともこちらに注視するなら手はあります!」
 続けてソニアが巨大な眼【L.C.Slayer】から光を放って目を眩ませる。
「眩しいですわ!」
「好機です!」
 ソニアがユーベルコード『全ての終わりを閉ざす炎(ラスト・バージ・ゼット)』を発動し、下半身の口から火球を放ってアイスエイジクイーンを燃え上がらせた。
「日焼けしてしまいますわ!」
 アイスエイジクイーンは燃え上がった体を冷やすように冷気を放ち、ソニアに突っ込んで強固な鎧で衝突し吹っ飛ばした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

プリ・ミョート
100人四天王か……101人目は募集しえねえべか? いや、カリスマ的なクイーンにヘッドハンティングされたら、と思うと、ちょっと魅力的なような……にゅふふふ。あった口から欲望が溢れたべ。
四天王しぐさ勝負なら負けねえべさ。おらこそは魔王国四天王の中で一番小柄(体格的な意味で)のプリチャンだべ! どこからでもかかってくるべ
こっそり「四天王しぐさを返さないのはマナー違反」な世界に差し替えておくべ。タイマンにできる上、四天王しぐさを部下はしてもクイーン本人はしないだろうからうまく奇襲できるって寸法さね。さ、おらのデビルガトリングの味、いっぱい味わってくんろ!



●101人目の四天王
「100人四天王か……101人目は募集しえねえべか?」
 プリ・ミョート(怪物着取り・f31555)は居並ぶ強そうな四天王軍団を見て呟く。
「いや、カリスマ的なクイーンにヘッドハンティングされたら、と思うと、ちょっと魅力的なような……にゅふふふ。あっと口から欲望が溢れたべ」
 クイーンの四天王なんて自慢できそうだと思わず欲望を口にしてしまう。
「四天王しぐさ勝負なら負けねえべさ。おらこそは魔王国四天王の中で一番小柄(体格的な意味で)のプリチャンだべ! どこからでもかかってくるべ」
 堂々と名乗って喧嘩を売りながら、こっそりユーベルコード『ブギブギワールドワイドアワード』を発動し、「四天王しぐさを返さないのはマナー違反」な世界に差し替えておく。
「おうおう! 売られた喧嘩は買わなくっちゃあなぁ!」
 大きな声と共にズシンズシンと現れたのは小山のような巨体を持つ一つ目の四天王だった。
「オレの名はビッグバンボン! クイーン様の四天王で最も大柄な悪魔たぁオレのことだ!!」
 対峙するのは小柄なプリとは対照的に、巨人のサイクロプスのような悪魔だった。
(おらの罠に掛かったべ。タイマンにできる上、四天王しぐさを部下はしてもクイーン本人はしないだろうからうまく奇襲できるって寸法さね)
 上手く引っかけた四天王を倒し、その後ろにいるアイスエイジクイーンに攻撃を仕掛けようと仕掛ける。
「さ、おらのデビルガトリングの味、いっぱい味わってくんろ!」
「掛かってくるがいい!」
 巨大な棍棒を手にするビッグバンボンに向かって、プリが【デビルガトリング】をぶっ放して弾丸を巨体に撃ち込む。
「そんな豆鉄砲でオレを倒せるものか!」
 タフさを活かし、弾を喰らいながらもビッグバンボンが突進して棍棒を振り下ろす。それをプリが飛び退いて躱し、それを追ってビッグバンボンは動き回る。
「ちょこまかと! だが今度こそ……? なんだ、身体が痺れて……」
「ようやく毒が回ってきたようだべ、撃ち込んだのは毒液の弾丸さね。喰らったら動けなくなるべ」
「毒だと! このワルめ――!」
 ビッグバンボンがずしんと膝をついて崩れ落ちる。
「やりますわね。新しい四天王にしてあげてもいいですわ」
 そんな戦闘を見てもアイスエイジクイーンはまだまだ四天王は居ると余裕を持った態度をしていた。

「チャンスだべ!」
 四天王しぐさをキメずに能力を低下させているクイーンに向かって銃弾を撃ち込み、鎧を貫いて体に次々と穴を穿った。
「痛いですわよ! こんなものこうしてあげますわ!」
 アイスエイジクイーンが反撃に冷気を放つと氷の壁が出来てプリの弾丸を防ぎ、四天王達が割り込んで邪魔をした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

儀水・芽亜
やれやれ、百人いるなら『百人衆』とでも名乗ればいいでしょうに。
そうです。あなた方、負けたら『百人衆』に呼び名を変更しませんか? 十把一絡げ感が一層増すと思います。

では、ナイトメアに「騎乗」してアリスランスを掲げ、騎兵の四天王を要望しましょう。乗っているのは馬か別の何かか。

では「騎乗突撃」「ランスチャージ」で一気に相手を乗騎から叩き落とし、その余勢を駆ってアイスエイジクイーンの御前まで。

やはり狙い所は本人が露出している部分ですね。
『極晶』をかわし、ナイトメアを高く跳躍させて、彼女の胸元を眠りの「属性攻撃」を乗せたランスの「貫通攻撃」で貫きましょう。

四天王改め百人衆、クイーンのことは任せました。



●百人衆
「やれやれ、百人いるなら『百人衆』とでも名乗ればいいでしょうに」
 儀水・芽亜(共に見る希望の夢・f35644)は百人もいる四天王を見渡す。
「そうです。あなた方、負けたら『百人衆』に呼び名を変更しませんか? 十把一絡げ感が一層増すと思います」
「ふざけるな! 我等は誇りあるクイーンの四天王だぞ!」
「どうやら四天王の中でも最弱な奴等を倒して増長しているようだ」
 挑発された四天王達が怒り殺気をぶつけて闘志を猛らせる。
「口ではなく力で決めましょう」
 芽亜はユーベルコード『ナイトメアライド』を発動して純白の白馬型来訪者『ナイトメア』を呼び出して騎乗し、【アリスランス『ディヴァイン・ユニコーン』】を掲げて、騎士らしく呼びかける。
「馬上槍試合といきましょう。私と正面から戦える騎兵の四天王を要望します」
「なら俺が相手をしてやる!」
 四天王の中から全身鎧を纏い、地竜に乗った悪魔の騎士が前に出て槍を構えた。
「では、尋常に勝負です!」
「一当てで蹴散らしてくれるわ!」
 芽亜と悪魔の騎士が互いに向かい合ってランスを構え、ナイトメアと地竜を走らせ交差するルートを進む。
「既にそこは我が間合いだ!」
 まだ離れている位置で悪魔の騎士がランスを突き出す。すると槍が生き物のように伸びて芽亜の胸元に迫る。
「それが奥の手ですか、その程度ならこちらは正面から突破します」
 芽亜が人馬一体となっているナイトメアの速度を上げさせ、槍の軌道から外れる。
「なに!?」
 そして驚いている悪魔の騎士に急接近するとアリスランスを突き入れて地竜から叩き落とした。

「このままクイーンの元へ行きますよ」
 嘶くナイトメアが余勢を駆って突き進み、アイスエイジクイーンへと突撃する。
「見事な馬上槍試合でしたわ! わたくしがご褒美を差し上げますわね!」
 アイスエイジクイーンが自動鎧「極晶」を呼び出し、正面から槍を突き出して迎え撃たせる。
「相手をしている暇はありません」
 芽亜はナイトメアを跳躍させて極晶を跳び越え、アイスエイジクイーンの頭上から襲い掛かる。
「やはり狙い所は本人が露出している部分ですね」
 そのままランスを突き入れ胸を狙う。
「ちょっ、せっかくのご褒美を無視するなんて酷いですわ!」
 慌ててアイスエイジクイーンが槍で弾こうとするが、勢いづいた一撃は止められず左肩を貫いた。そこから眠りの属性攻撃を与える。
「なんだか眠く……って寝てる場合ではありませんわ!」
 ふらっとしながらもアイスエイジクイーンは耐え、極晶が戻って芽亜の相手をしている間に距離を取った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アルテミシア・アガメムノン
ほほほ! 四天王が100人! 何人いても良いではありませんか。
四天王になりたいのになれなかったら可哀想ですからね!
流石はアイスエイジクイーンさんです。
まあ、それはそれとして倒しますわよ!

『氷獄の魔帝』を発動。真の姿へ。
その強さは無限の魔力に比例……つまり、無限!

という事で四天王の一人をサクッと倒してアイスエイジクイーンと対峙です。

彼女は氷結系の極み的なラスボス。ならばこちらは炎熱系です。
低温と違い高温に限界はありません。無限のパワーで天地開闢(ビッグバン)的な熱量を現出せしめて絶晶ごとシュッと燃やしてあげましょう!
(属性攻撃:炎熱×全力魔法)



●無限の魔力
「ほほほ! 四天王が100人! 何人いても良いではありませんか。四天王になりたいのになれなかったら可哀想ですからね!」
 魔王国の王であるアルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)は、四天王は何人いてもいいとクイーンのやり方に賛同する。
「流石はアイスエイジクイーンさんです。まあ、それはそれとして倒しますわよ!」
 互いにデビルキングワールド制覇を目指す者としてはここで乗り越えていかねばならないと、アルテミシアはユーベルコード『氷獄の魔帝(サタン)』を発動し、その身を真の姿である六対十二枚の翼を持つ熾天使へと変えた。
「この霊圧! できる!」
「ふんっ、だが我等四天王の敵ではない!」
「高位の天使のようだな。ならば私が相手をしようか」
 四天王の軍団の中から現れたのは、漆黒の翼を広げる堕天使の悪魔だった。
「見よ、我が暗黒のパワァーーー!!!」
 堕天使が暗黒の魔力を高め、禍々しい力を放つ。
「ほほほほ! 可愛らしい魔力ですわね!」
「なにぃ!?」
「サタンの魔力を見せてあげますわ!」
 アルテミシアが無限の魔力を放ち、堕天使の暗黒の魔力を呑み込んだ。
「これは!!」
「その強さは無限の魔力に比例……つまり、無限!」
 アルテミシアの魔力が容易く堕天使を吹っ飛ばして蹴散らし、アイスエイジクイーンと対峙する。

「やりますわね。ですがわたくしの魔力も無限みたいなものですわ!」
 負けじとアイスエイジクイーンも魔力を放ち、自動鎧「絶晶」が氷の槍を振るって絶対零度の冷気を撒き散らした。
「彼女は氷結系の極み的なラスボス。ならばこちらは炎熱系です」
 アルテミシアが魔力を炎に変換し、氷結の浸食を阻む。
「低温と違い高温に限界はありません。無限のパワーで天地開闢(ビッグバン)的な熱量を現出せしめて絶晶ごとシュッと燃やしてあげましょう!」
 世界を燃やすような炎が放たれ、シュッと冷気が消し飛びアイスエイジクイーンの身を包む。
「あ、熱いですわよ! 洒落になってませんわ!!」
 アイスエイジクイーンが鎧で身を守り、焼け焦げながら這う這うの体で脱出し四天王を肉壁にして炎から逃れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
一人ずつなんて律儀だねぇ
ま、やりやすいけど
四天王が勇者にやられるのは物語の鉄則でしょう?
挑発という名の【誘惑】

【空中戦】で一定距離を取り
自身に【激痛耐性】を乗せた【オーラ防御】
伸縮自在な★杖を時には物理攻撃として
時には【ダンス】或いは棒高跳びのように動き回り回避するために使用し
隙を見ては四天王さんの足を殴って転ばせたり
【高速詠唱】で紡いだ氷魔法の【属性魔法】で凍結
足止め狙い

隙をついてクイーンさんへ【指定UC】発動
炎の鳥に敵UCの身代わりに貫かれてもらい
残りを合体させず連続でぶつけます
連続で当て続ければいつかは脆くなるものだし
生身の部分もあるんだからせめて【破魔】の炎の【浄化】が少しでも通れば



●勇者の炎
「一人ずつなんて律儀だねぇ。ま、やりやすいけど」
 好都合だと栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は四天王軍の前に出る。
「僕の相手は誰がしてくれるのかな、四天王が勇者にやられるのは物語の鉄則でしょう?」
 挑発という名の誘惑で四天王を燻り出す。
「勇者だとぉ!!」
「間抜けめ、勇者など今まで数え切れぬほど倒してきたわ!」
「ブォオオオ!! このミノタウロスの勇者と呼ばれた俺が打ち倒してやろう!」
 四天王軍の中から雄叫びが上がり、大きな体を持つミノタウロスの戦士が大斧を担いで現れる。
「いくぞぉ!」
 澪は振り下ろされる大斧を飛び退いて躱し、翼を羽ばたかせて飛翔し空中から聖なる杖【Staff of Maria】を伸ばして背中に叩きつけた。
「こんなもので俺の肉体を砕けるか!」
 分厚い筋肉によって攻撃を防いだミノタウロスが跳躍して大斧を振るう。だが澪は空を舞うように回避して、相手の着地に合わせて杖で足を殴りつけて転倒させる。
「ええい! ちょろちょろと! 勇者なら正面から打ち合え!」
 ミノタウロスが咆えて起き上がりながら大斧を叩き込むが、澪は棒高跳びのように宙に逃れた。
「勇者は自分よりも強い相手に知恵と勇気で勝利を得る者だよ」
 澪が高速詠唱で氷魔法を使い、上ばかり見てお留守になった敵の脚を地面に縫い付けるように凍らせた。
「ぬぉっ!?」
 足が凍ったミノタウロスの動きが止まる。その隙にこちらを見物しているアイスエイジクイーンを視界に収めて澪は狙いを変えた。

「待て! 貴様の相手は俺だ!」
「僕たちの目的はクイーンさんを倒すことだからね。君を倒す必要はないんだよ」
 動けぬミノタウロスを無視して澪がユーベルコード『浄化と祝福(ピュリフィカシオン・エト・ベネディクション)』を発動し、空を埋めるような無数の炎の鳥を呼び出した。
「お〜っほっほっほっ! 炎も凍り付かせてあげますわ!」
 アイスエイジクイーンが氷の自動鎧「絶晶」を跳躍させ、手にした氷の槍を突き放ち襲い掛かる。しかしその眼前に炎の鳥が集まって身代わりとなって槍を受け止めた。氷に包まれた炎の鳥がカチンコチンになって落下した。
「一撃を防げればそれでいい」
 その間に澪は残りの炎の鳥を連続でぶつけ、氷の鎧を溶かし脆くしていく。
「連続で当て続ければいつかは脆くなるものだし、生身の部分もあるんだから破魔の炎で浄化することだってできる」
 炎の鳥が背後から襲い掛かってアイスエイジクイーンの背中を焼く。
「ちょっと待つのですわ! 数が多過ぎですわよ!」
 アイスエイジクイーンが剥き出しの身体のあちこちを焼かれ、涙目になりながら冷気によって炎の鳥を防いでいると四天王が助けに入った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧島・絶奈
◆心情
百人の四天王…
「一本でも人参」的なノリなのでしょうか?

とまれ、今は愉しみましょう
この『逢瀬』を

◆行動
好みの四天王と戦えるのですか
確かに其れだけ数が揃えばより取り見取りでしょうね

では…
速力に自信がある方、どうぞ前へ

点や線による攻撃は勿論の事、【範囲攻撃】による面制圧すら打倒せんとする気概を見せて欲しいものです
尤も、そう易々とは逃れられませんが
加えて【罠使い】として持ち込んだ「魔法で敵を識別する指向性散弾」も【衝撃波】で撒きますので、逃げ場はありません

絶晶には【限界突破】する程【各種耐性】を高めた【オーラ防御】を多重展開する事で対抗
オーラは展開するモノであって、私自身を強化しているわけではありません
故に「私を狙った攻撃」であるならば追加効果は発動しませんよ

<真の姿を開放>

『涅槃寂静』にて「死」属性の「劫火」を行使し【範囲攻撃】
世界を灼く焔で絶晶諸共焼き盡すとしましょう

更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



●猟兵の可能性
「百人の四天王……「一本でも人参」的なノリなのでしょうか?」
 霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は言葉遊びのようなものだろうかと四天王軍を見やる。
「とまれ、今は愉しみましょう。この『逢瀬』を」
 四天王との戦いを前に笑みを浮かべ、戦いの準備を終えて軍勢の前に堂々と立った。
「好みの四天王と戦えるのですか、確かに其れだけ数が揃えばより取り見取りでしょうね」
「次の相手はお前か!」
「ふんっ、いままでやられた四天王と同じだと思うなよ!」
「これ以上クイーン様には傷一つ付けさせん!」
 四天王が意気込んで絶奈の前に立ち塞がる。
「では……速力に自信がある方、どうぞ前へ」
 絶奈は速さに自信を持つ四天王へと挑戦状を叩きつけた。
「速さならこのオレ様だ!」
 姿を見せたのは翼を持つガーゴイルのような悪魔だった。
「この不可視の悪魔と呼ばれたオレ様の動きについてこれるか!」
 ガーゴイルの姿が一瞬にして消えたと思うと、絶奈の背後に回り込んでいた。
「残念ですが、既に此の地の私の領域です」
 絶奈は仕掛けて置いた指向性散弾の罠が作動し、ガーゴイルを撃ち抜いた。
「がっ、罠だと!」
「点や線による攻撃は勿論の事、範囲攻撃による面制圧すら打倒せんとする気概を見せて欲しいものです」
 敵の動きが鈍ったところへ絶奈が黒剣と白槍を振るって衝撃波を叩き込む。
「ぶべっ! よくもオレ様を傷つけ――ぶぎゃ!」
 ガーゴイルが避けようとすると罠の散弾が飛び、絶奈が容赦なく衝撃を浴びせて薙ぎ払った。
「言ったでしょう。此処は既に私の領域だと。逃げ場はありません」
 ボロボロになったガーゴイルからアイスエイジクイーンへと視線を移す。

「お〜っほっほっほっ! 猟兵が強いとは聞いていましたが、ここまで強いとは想像以上ですわ!」
 猟兵にボコボコにされ傷だらけのアイスエイジクイーンがそれでも気丈に高笑いを上げる。
「ですが、7thKINGとなる為にわたしくが乗り越えてみせますわ!」
 そして氷の自動鎧「絶晶」を動かして槍を手に冷気を撒き散らした。
「オーラは展開するモノであって、私自身を強化しているわけではありません」
 それを絶奈は多重展開したオーラで身を包み防ぐ。
「故に「私を狙った攻撃」であるならば追加効果は発動しませんよ」
 相手の攻撃を防いでいる間に真の姿を開放する。辺りを覆い尽くすような神気を放ち異端の神へと変貌する。
「なんとも神々しい姿ですわね。しかし、わたくしも負けてませんわ!」
 アイスエイジクイーンが冷気を激しくしてオーラの守りを侵食する。
「世界を灼く焔で絶晶諸共焼き盡すとしましょう」
 対して絶奈はユーベルコード『涅槃寂静(ヨクト)』を発動し、死を纏う黒き劫火が辺りを暗く燃やし冷気とぶつかり合う。
「わたくしの冷気が押し負けていますわよ!」
 度重なるダメージに限界となっていたアイスエイジクイーンの魔力が、死の劫火との消耗戦に底を尽きどんどんと弱まっていく。
「熱いですわよ! 溶けてしまいますわ!」
 ボロボロだった氷の鎧も溶け始め、アイスエイジクイーンの全身がとうとう炎に包まれた。
「っ!! これはもう無理ですわ! 」
 アイスエイジクイーンが倒れ戦闘不能となる。そこで絶奈は炎を消した。

「これで我々の勝利ですね」
 絶奈は仲間と集まり勝利を喜び、作戦成功の報告に帰還を始める。
「クイーン様が負けた!」
「馬鹿な……我等四天王の主が……」
「猟兵とはこれほどのものか!」
 100人の四天王ならぬ破れ百人衆と改名させられた四天王軍がアイスエイジクイーンの介抱をしながらも、猟兵の強さに驚きの声を漏らした。
「お見事ですわ……あなた達ならガチデビルを倒せるかもしれませんわね。後は任せましたわよ!」
 敗れたアイスエイジクイーンは自分を倒した猟兵達の可能性に賭けて、去り行く姿を見送った。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年05月15日


挿絵イラスト