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檸檬狩り、あるいは妖精退治

#アックス&ウィザーズ #戦後

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#アックス&ウィザーズ
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#戦後


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● グリモアベース
「あふぅ、今日もみんなにお願いしたい予知を見たの、ん……ごほんっ!」
 夢を通じて予知をおこなう、グリモア猟兵のリュート・アドラー(f26123)は眠気に縺れるせいで舌足らずになりつつも、グリモアエフェクトで『大いなる危機』を猟兵へと伝えていく。

「今回はアックス&ウィザーズにある、『ツィトローネ』っていう大きな街に向かってオブリビオンを退治することなの」
 その街について説明するねと、眠たそうな顔から一気に真剣な顔になったリュートは猟兵に今回の依頼の舞台について説明していく。
「そこではレモンが名産で、ジャムにシロップそれからフレーバーオイルにレモンソルトだったりと色んなものに加工して色んな場所へと届けているの」
 リュートはレモンの味を想像したのか身を窄めながら一息に話すと、小さく喉をごくりと鳴らす。

「岬へと続く急勾配な場所に自生したレモン畑の奥に住んでいるオブリビオンが住んでいて、普段は採取しない場所に向かった村の人達がオブリビオンに襲われちゃう」
 どうやら今回は何かの理由があり、危険なレモン畑に踏み入れた人たちが運悪くオブリビオンとの邂逅を果たし、大きな事件へと発展してしまうというのが今回のあらましというわけだ。
「まずは依頼を酒場に行って受け、怪しまれないようにレモン狩りに参加してオブリビオンの脅威から街の人たちを護って欲しいの!」
 酒場へと依頼を受けに向かうため、綿雲の魔法陣で転移していく猟兵へとリュートは言うのだった。

● 檸檬の酒樽亭
「なんだ、お前さんもレモン狩りの依頼が希望か?」
 たっぷりと顎に髭を蓄えたレモンのような寸胴の体型をした恰幅のよい酒場のマスターらしきドワーフが、猟兵をみて声をかけてくる。
「はー、別に構わないが意外だな。依頼金も高く無い上に手間も多い依頼だから、てっきり人が集まらずに結局街の連中がやる羽目になると思ってたんだが」

「まぁいい、簡単に説明するぞ。レモンは岬へと続く急勾配の場所に自生してる。当然だがその傾斜で足場が悪い上に、足場がもろい場所もある気を付けて作業をしてくれ」
 マスターが言うには、どうやら普段収穫しているレモンの畑が不作な上に、大口の注文が重なってしまい材料が足りなくなってしまったため、このような依頼が急遽募集されたようだ。

「報酬はそこに書いている通りレモンの加工品だ。持ってきた量に応じて渡す形となっている。酒が飲めるなら、ウチ自慢のレモンリキュールがお勧めだ」
 説明を聞き終えて依頼を受諾した猟兵は、岬へと続く急勾配なレモン畑を越えてオブリビオンの退治へと乗り出すのだった。


橄欖石
 オープニングをお読みいただきありがとうございます。
 今回はアックス&ウィザーズでレモン狩りと、オブリビオンを退治するというオーソドックスな依頼になります。

 以下、補足です。

● 各章の構成
 第1章:『海へ続くレモン畑』
 爽やかな香りの満ちるレモン畑です。オブリビオンの討伐を重視して急いで岬へと向かってもいいですし、レモン狩りを中心に楽しんでいただいてもどちらでも大丈夫です。

 第2章:『花と星の妖精』
 星詠みを得意とし、草花を愛でる小さな妖精のオブリビオンたちです。普段は森深くに住んでいる事がおおいようですが、爽やかなレモンの香りに惹かれてレモンが自生する岬に住み着いたようです。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
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第1章 冒険 『海へ続くレモン畑』

POW   :    起伏の道もなんのその。

SPD   :    速さを生かして駆け抜ける!

WIZ   :    品種や環境を気にしつつ進む。

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ティティス・ティファーナ
SPDで判定
*アドリブ歓迎

「手伝いも大事だが、害獣駆除も大事」
『アテネ・ニケ・パルスフラッシュ』を広範囲に照射してオブリビオンを特定して同時に摘み時のレモンも判別して、『マルチスタイル・サイコミュ・ファンネルビット』で索敵と識別・収穫ファンネルを創造して展開させます。レモンを積みながら『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』で籠型に身体組織を変化せて収穫を始めて捜索ファンネルがオブリビオンを発見したら『サイコミュ・ファンネルビット・テレポート』でファンネルの位置に『サイコミュ・ファンネルビット・テレポートで空間飛翔し『ヘラ・エウピション』で敵を殲滅したらレモン摘みを続けます。



「手伝いも大事だが、害獣駆除も大事」
 ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)は手伝いを行う前に、『アテネ・ニケ・パルスフラッシュ』を広範囲に照射しすることで周囲に異常な存在が居ないか、レモンの畑全体に敵味方を識別するパルス・レーザービームを展開。
「オブリビオンは居なかったけけれど、やはり害獣の存在を確認」
 どうやら読みは正解だったようで、村の人たちが出入りする事が無かったこのレモンが自生する畑には無数の小動物が居たようで、『マルチスタイル・サイコミュ・ファンネルビット』に無数の生態反応があり、その対処をすべくファンネルの変形をティティスは行う。

「魔獣ではないのならば、倒す必要はない。適切対応可変型サイコミュ・ファンネルビット!」
 即座にその小動物が嫌う光をファンネルは明滅させ、外傷を与えることなく彼らを追い払う。引き続き見つけた小動物たちも同様にファンネルたちに自動的に対処させながら、余ったいくつかのファンネルを収穫用の形に創造し展開する。レモンを積みながら『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』でティティスは自らの体躯を籠型に身体組織を変化させて収穫を続けていく。
「どれも質の良いレモンばかり、自生しているとは思えない。だからこそ、オブリビオンも引き寄せられたのだろう」
 籠いっぱいにレモンを詰め終えたティティスは『サイコミュ・ファンネルビット・テレポート』で転移を行う収穫した果実を一カ所にまとめ終える。これだけ収穫をすれば建前の手伝いも十分だろうと、岬へと続く爽やかな香りの満ちるレモン畑を抜けて星詠みを得意とし、草花を愛でる小さな妖精のオブリビオンたちへと急ぎ出す。

「足場が悪いようですが、私には関係がありませんね」
 ファンネルによる空間飛翔を軽々と繰り返すティティスにとっては安定した足場の存在の有無など何の束縛にもならない。垂直であれ逆さであれ、ユーベルコードをこめて踏める足掛かりさえあれば、それだけで事足りる。疾駆。最短距離で素早く滑り込むよう、オブリビオンの元へとティティスは向かって見せるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

パティ・チャン
■WIZ
本当は急いでオブリビオン倒しにかかるところなんでしょうけども、
ここは郷里(アックス&ウィザーズ世界)ですし、まずはレモン狩りを
しておきたいところ。

(畑到着後)
これは!
予想以上に香りがしますねー。

ここはしっかりとお手つだいをしておきましょう!

UCで手数を増やしてからの、[空中機動]で足場関係無く収穫できるのは幸い。
身体が大きくはないので、兎に角手数優先で。

品質の善し悪しも気を遣って、分けて収穫しておけば、選別の手間も減るというモノ。
たまにはこういうUCの使い方も良いでしょ!

収穫後はレモンのシロップ漬けをつくって、頂きたいですね~。

※連携・アドリブ共歓迎



 昼下がりの光が、パティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)の双眸の奥をぼうっと眩ませていた。思わずそんな風に周囲の風景を大切に見つめてしまうほど、郷里の情景にパティは胸を踊らせていた。オブリビオンを急いで倒さねばという気持ちを綯交ぜにしながらも、ひとまずは人助けのためのレモン狩りに精を出すべく、檸檬の酒樽亭のマスターから聞いた岬に続くレモンの畑へと向かっていく。

「これは! わ、予想以上に香りがしますね!」
 到着してそうそう広がるレモン畑の姿、そして柑橘類特有の爽やかな香りが鼻腔を擽り、更にパティの胸を躍らせる。思わず高鳴った心音に呼応するように、緩い波を描く豊かな髪が、まだ淡い昼の光を昂然と弾きながら、パティの軽やかな所作にあわせて複雑にうねり、肢体を飾ってまとわりつく。
「ここはしっかりとお手つだいをしておきましょう!」
 そう宣した刹那、パティの姿を模した妖精の幻影がユーベルコード『百年の森』により無数に現れてレモンの畑をより華やかなものとしていく。それを侮るなかれ。単純にこうして頭数ということは、労働力そのものが跳ねあがるということだ。特殊なユーベルコードの発現より何倍も直接的に収穫量に影響をもたらし始める。

「傷があるものや形の悪い物、育ちが悪そうなものはそれぞれ分けて収穫しましょう!」
 フェアリーである故の大きな利点、空中機動は足場の悪いレモン畑で大きな優位を生み出していた。それは足場関係無く収穫できるだけでなく、上空から全体の様子を見る事で効率的な作業を行う事すらも可能にしている。
「そちらのグループは南西のレモンを、あなた方はその籠を持ったまま南下して収穫を続けてください」
 ユーベルコードによって生み出された自らの姿を模した妖精の幻影自体の性能もさることながら、パティの司令塔としての能力が成果を何倍にも高めていた。100を優に超える幻影が敏捷に波状に作業を行いながら、一度として互いに行動を妨げ合うことはない。レモンの収穫作業という地道な作業に似合わず、その動きはまるで完成された舞踏であるかと錯覚するほどだ。優れた幻影を用いることで、パティの近衛騎士一族の跡取り娘としての技量が十全に発揮されている。

「報酬はレモンのシロップ漬けを頂きましょう、今から頂くのが楽しみですね」
 レモネードにレモンティー、バウンドケーキに刻んで入れても美味しいレモンのシロップ漬け。今からどう美味しくレモンを頂こうかと楽し気に露草色へ煌いた長髪が、身体よりも大きな籠にぎっしりと詰まった成果を抱える軽快な仕草に合わせて踊った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

タカシ・セイヒ
嗚呼レモンの良い香りがしますね、しかし成る程ここは傾斜がきつく歩き難い
この身体が壊れても直せるけどお気に入りのドレスが汚れるのは耐え難い
空想より出でよ、我が神秘の鎧よ
アリスナイト・イマジネーション
これで多少汚れても鎧を消せば問題なし、さてこのまま進めばオブリビオンに会えるだろうし急ぐこともない
四本も腕があるお陰でレモン狩りも捗るな
オブリビオン退治は勿論のこと、せっかくレモン狩りに来たのだから楽しむのも一興
戦いの後は報酬のレモンリキュールで一杯やろうか



「なるほど……嗚呼、これは話に聞いていた以上に素敵なレモンの香りだ」
 レモンの爽やかな香りがタカシ・セイヒ(探究者の成れの果て・f37132)の鼻腔を擽るも、その顔は笑顔とは言い難かった。
「しかし――こちらも思っていた以上だな」
 理由は簡単で、こちらも同様に想像以上に傾斜がきつく歩きづらい。ただ歩くだけならば猟兵の身体能力をもってすれば困難に値しないが、それでもレモンの収穫を並行して行うというのであれば話は別だ。万が一にも魔法学園時代の制服を自分好みの青いドレスに改造したお気に入りの洋服が汚れてしまうかもしれないという懸念がどうしても脳裏によぎってしまう。

「空想より出でよ、我が神秘の鎧よ。アリスナイト・イマジネーション!」
 刹那、ユーベルコードの淡い光がタカシの姿を縁取り、無敵の戦闘鎧を浮かび上がらせる。
「これで多少汚れても鎧を消せば問題なし」
 満足げに想像によって作り上げられたその鎧を見つめレモン狩りを再開する。立派なその鎧は絹糸であるかのようにとろけるような白哲の肌を撫で、肢体を飾りながらも作業の邪魔をすることは決して無い。当然だ、そのようにタカシが創造し、そうであると彼女は疑わない故にそれは揺るがない。
「さてこのまま進めばオブリビオンに会えるだろうし、急ぐこともない」
 問題を解決したタカシは安心して流れるように作業を続ける。四本腕の人形に魂を移したタカシの収穫作業は単純に倍以上の早さだった。文字通り手数が目に見えて倍なのだ、これで作業が捗らないというのは理屈が通らないだろう。すなわちそれこそが純然たる能力値であり、大が小を圧倒するという子供でも分かる方程式が厳然と存在するのは、誰の目にも明らかだ。

「報酬は……そうだな、レモンリキュールで一杯やろうか」
 戦いを終えて火照った身体をきっとこのレモンの香りのように爽やかに冷ましてくれるだろう、と今からその一杯を想像するだけでも胸がすく。レモン畑の切れ間から差し込む長閑な陽光が、うねり波打つ豊かな髪を浦波の奔流に変える。荘厳な輝きに縁取られながらレモンを見て回るその姿はまるで一幅の絵画のよう。
「ロックでもいいが、ソーダ割りに、牛乳も悪くはないな」
 タカシは瞑目し、朗々とリキュールの飲み方を紡ぎながらレモン狩りをしながらオブリビオンの元へと猟兵は優雅に向かっていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月詠・莉愛
アドリブや他猟兵との連携歓迎

■心情
レモンですか、とても良い香りがしますし
私も凄く好きですよ。
そんなレモン狩りが楽しめるなら、喜んでご協力します。

■行動
急勾配が大変そうですので、【地形耐性】で足元を滑らさない様に気を付けつつ
《月下天舞》での飛翔能力を使いながら進んで行きますね。
飛翔しつつ、レモンをどんどん狩って行きましょう。
背中に何か籠の様なものを背負って
その中に狩ったレモンを入れて行きますね。
「これだけ沢山のレモンがあれば、充分そうですね」

後は、岬へと急いで飛翔しつつ移動していきましょうか。
「オブリビオンが関わっている以上は、のんびりとはしていられませんね」



「これは……この景色だけでも観光名所になりそうですね」
 眼前に広がった爽やかな香りの満ちるレモン畑を前に月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)は急勾配に気をつけながら、普段は誰も通らないために整備されていない気を抜いてしまえば転びそうなごつごつとした獣道も、地形耐性で足元を滑らさないように進んでいく。
「やはりレモンは良い香りですね、胸がすっとするとても爽やかな香りです」
 レモン狩りを楽しんだうえにお土産まで頂ける今回の依頼は役得かもしれませんね、と月詠は小さく笑い、すんなりと伸びた白い指が煌めくような銀髪をかきあげる。
「さて、収穫はこのあたりで行いましょうか」
 自生するレモン畑の中でも特に綺麗な果実の多い場所に目星をつけた月詠の周囲にふっと光の粒子が集まりだす。それはとろけるような白哲の肌、繊細な光を宿す白金色の髪、鼻筋の通った完璧な造作を弾いて、いよいよ光量を増しつつある。

「月よ、私を導いて下さい。そしてその力を私に貸して下さい」
 刹那、ユーベルコード『月下天舞』によってあたりがの閃光に包まれ、輝く月の光の魔力が意志あるもののように跳ね上がった。生み出された飛行能力の前には急勾配と崩れやすい足場ももはや大きな障害とはならず、そのままレモン狩りに専念して作業のスピードを一気に上がり、月詠の髪が楽し気な仕草に合わせて踊る。
「想像以上に収穫が出来そうなのは嬉しい誤算ですね、籠を酒場で借りてきて正解でした」
 檸檬の酒樽亭のたっぷりと顎に髭を蓄えたレモンのような寸胴の体型をしたマスターから借りた籠を背負いながら、ひょいひょいと形の良いレモンを選んでは籠の中に入れていく。話に聞いていたように、手付かずの場所だったらしくどのレモンの樹もたわわと果実を実らせて選ぶのが大変なほどだ。気付けばあっという間に、籠から十分すぎるほどの収穫の結果が肩に伸し掛かる。

「ふふ、これだけ沢山のレモンがあれば、充分そうですね」
 籠いっぱいにレモンを詰め込むとオブリビオンとの戦闘で壊れてしまわないように、レモン畑の影へとそっと置いて収穫を終えた。幸いにもこのあたりには動物の気配は無さそうで、レモンを置いていても帰りに無事に回収することが出来るはずだ。
「レモンを使ったケーキにマドレーヌとかも美味しそうですね。一体報酬は何を頂きましょうか」
 楽しいレモン狩りを終えた後はやはりそれをどう食べるかという算段が脳裏によぎる。胸の奥の天秤は、無数に浮かぶ報酬の多寡を測りかねて、せわしなく揺れ動いた。
「ですが! オブリビオンが関わっている以上は、のんびりとはしていられませんね」
 わずかにまとわりついていた浮かれ気分の残滓は、岬へと身支度を終える頃に振るい落とされ、オブリビオンを撃退する猟兵の顔となった月詠は岬へと急いで飛翔して向かっていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『花と星の妖精』

POW   :    花を操る
自身が装備する【色とりどりの花】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
SPD   :    森の恵み
【食べると幻覚が見えるキノコ】【硬く巨大なきのみ】【どっしりと実った果実】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    星詠み
【占い】が命中した対象に対し、高威力高命中の【様々な結果】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シュトラ・センケーター(サポート)
ジャーマンシェパード型頭脳戦車です。
人語は解しますが喋ることはなく、吠え声や唸り声、ホログラム表示でコミュニケーションを取ります。

犬の外見ですが人工知能搭載の頭脳戦車なので、犬の習性などを再現した行動をしつつも依頼目的はきちんと果たします。

ユーベルコードは指定したものをどれでも使用し、アイテムもどれでも使用して損傷は厭わず積極的に行動します。ダメージ描写も歓迎です!

アイテムも装備中のものはどれでも使用します。
嗅覚センサーによる分析や追跡、電磁牙による噛みつきなどが得意技ですが、バッテリーが切れやすく機能停止しやすいのが弱点です。

NGなシナリオや行動などは全くないので、どう動かしてもOKです!



「ウォンウォンッ!! グルルル……」
 脅威に値するオブリビオン――その到来を察知できたからに他ならない。そして次瞬。ガチガチと、ギチギチと、まるで鋼鉄の髪切虫が牙を鳴らしているかのように。響き渡るの電撃機構が内蔵されたシュトラ・センケーター(犬型四足歩行戦車・f36735)の牙から不協和音。それはまさしく嵐の予兆だった。視認、会敵――そして放たれるオブリビオンの山の恵み。ユーベルコードによって生み出された食べると幻覚が見えるキノコ、硬く巨大なきのみ、どっしりと実った果実の雨霰は、もはや横殴りの土砂崩れに等しかった。花と星の妖精の敵を討ち滅ぼさんと使命を乗せて飛翔する。

「ガルルルルッ……ウォン、ウォンッ!!」
 刹那、シュトラは地を蹴り付け、その体躯を弾丸へと変えた。フェイントも駆け引きも一切ない。ただ最短距離を、敵の喉笛めがけて駆け抜ける。回避が困難だというのなら、被弾面積を最小限にしならオブリビオンへと食らいつけば良いだけ。言葉にすればそれだけのことだが、実現するのはまさに神業とよぶべきものだった。彼我の間を覚悟で埋めて間合いを詰め切ると、ユーベルコード『電撃噛撃・最大出力(ブリッツバイト・フルボルテージ)』をシュトラは解き放つ。ブリッツファングから極大威力繰り出された電撃噛みつきは、オブリビオンへと噛み付きと共に高圧電流を流し込む。オブリビオンを殺すのに何万ボルトも必要ないのだ、効率的に花と星の妖精を焼き切らんと猛威の光輝を煌めかせる。

成功 🔵​🔵​🔴​

キャロライン・メイ(サポート)
ダークセイヴァーの貧民街の生まれ。生きるため、悪事に手を染めてきた。ある日商人から一振りの剣を盗み出す。剣は呪われており、その邪悪な魔力によって、呪われし黒騎士へとその身を堕とす。その冷酷な様を人々はアイスドールと呼ぶ。

自身の半生に強いコンプレックスを持ち、心の中では常に自己を否定し続けている。死に場所を探しているかのような言動をとることがある。

ダーインスレイヴ~漆黒の魔剣による強力な一撃。
ライフドレイン~魔剣の血塗られた鉄鎖が無数の棘に変形し敵に突き刺さる。


※エロやグロNG
※5人以上まとめたリプレイNG



 それは無数の色とりどりの花。いつの間にか岬のレモン畑を埋め尽くすほど膨大な花と星の妖精
がユーベルコードにより複製された花が、虹色の雲霞となってオブリビオンの周囲を滞空している。全貌を見せたその姿は、まるで妖精に従う光の奔流。近づいた敵手を鋭利な刃で切り裂くと同時に、強固な鎧と化して生半可な飛び道具を防ぐという攻防一体のユーベルコード。

「なるほどな、思ったよりも頭が回る妖精のようだ。だが――」
 キャロライン・メイ(アイスドール・f23360)は漆黒の刀身を持った魔剣に魔力を纏わせて煌めかせ、ユーベルコード『グラウンドクラッシャー』を解き放つ。奔る斬閃に応じ、桜のように散華するオブリビオンの色とりどりの花弁。強襲して来た単純に苛烈なの切れ味を前に、オブリビオンの鉄壁な護りはもはや解体されつつあった。ならばとばかりに念動力によって密度を上げて対応をしようとするも――これまた無意味、徒労に終わる。雪崩れこむ斬撃の嵐が、圧倒的な暴力で反撃を真っ向から捻り潰した。

「――想定が少々低すぎたようだな」
 細胞の欠片どころか、そこに居た空間ごと抉り尽くすかのように、繰り出されるダーインスレイヴの猛威はもはや戦い以前の残敵処理でありながら、苛烈にして絶大だった。害虫の駆除に神の杖を落とすにも似た過剰な暴挙が、オブリビオンの色とりどりの花弁を諸共切り裂く。そして当然のように、何も出来ず花と星の妖精は蹂躙されるがままだ。絶え間なく損傷を刻まれながら、残った花弁を全て散らしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ

知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね

防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー

そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです



「おいで、ひつじさん!」
 ユーベルコード『サモン・シープ』によってミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)はふかかふかのどこかデフォルメ調の白羊の姿の霊を召喚し、騎乗しながら花と星の妖精へと突撃を行う。瞬時に羊毛に電気を最大展開する。繰り出す方策は後退でも防御でも回避でもなく、正面からの突破だ。すべての星詠みによって迫り来る煌めく流星の如き魔力へと一点集中し、守備は度外視。臨界を突破した精密さでもって花と星の妖精の攻撃に対し最大出力をぶつける。激突の瞬間、これまで一方的に攻撃を仕掛けていた花と星の妖精の一体が、体勢を大きく崩して後方へと弾き飛ばされた。

「どうやら今日の羊さんの調子は絶好超なの!」
 普段よりも一層ふかふかになった白羊の姿の霊は体毛に溜め込んだ電気を増強させ、枝葉を広げるように放射させる。着弾点から飛び火するように弾ける雷光は明らかに対オブリビオン性能に特化していると言っていい。

「いっくのー! 覚悟してほしいの、妖精さん!」
 ミスティの裂帛の気合いと共に致死の雷が放たれる。それは枝を伸ばし、どこまでも獲物を貫かんと広がる白銀の樹木だ。たとえユーベルコードで生み出された羊の突撃を躱したところで、稲妻の追撃を回避することは至難の業だろう。前提となる出力自体が怪物じみたものであるから、ほんの僅かな白羊の調子の上昇は破格の変化を生んでいた。無視できない戦力差となって戦の趨勢を揺り動かし、オブリビオンたちを圧倒していく。

成功 🔵​🔵​🔴​

満月・双葉(サポート)
ダメージは【激痛耐性】を用いて無視
連携が必要であれば行う
仕事を完遂するためなら手段は選ばず、何らかの犠牲を払う事もする

【爆撃】の魔術が専門で格闘技に爆撃を混ぜて威力をあげるなど戦術に織り交ぜる
アイテム【虹瞳】は義眼として左目に収まり、裸眼として晒せば視界に収める対象に対して【生命力吸収攻撃】を行う。仕様の際に眼鏡(魔眼殺し)を外す必要がある
大根には爆発の【属性攻撃】が付随し【爆撃】で広範囲の攻撃を行う
敵の攻撃は【野生の勘】で交わすことが可能
武器桜姫は【捕食】による【生命力吸収攻撃】がある

請け負った仕事は完遂させるが、『自分は滅ぼされるべき悪』という思考回路から破滅的な行動をとることが多い



「――狂い啼け、黒影剣」
 刹那、轟く満月・双葉(時に紡がれた忌むべき人喰星・f01681)のユーベルコード『黒影剣』の暴虐——オブリビオンという、獲物を逃がさぬ狙い撃ち。雪崩れこんだ容赦ないユーベルコードから解き放たれた闇のオーラの嵐を前に、触れた傍から生命力を奪われていく花と星の妖精が耐えられる道理など欠片たりとも有りはしない。

「随分と華やかな力を使う妖精さんのようですね」
 ユーベルコードによる花弁の複製した瞬間という確実な隙を突かれた花と星の妖精は、一撃で猟兵によって瀕死に追い込まれた。全身に刻まれる損傷と弾ける血肉、逆転の芽など一切許さず戦闘能力を剥奪される。端的に言えば、これでもう勝負は着いてしまったと言えるだろう。生まれたての小鹿みたいな弱々しい相手に対し、いつでも油断なく第二撃を放てるよう心掛けて探るように語り掛ける。

「例え地味でも、僕は勝てればそれでいいのだけれどね」
 彼我の差はもはや何をしても埋められないほど、圧倒的に隔絶していた。何をしてもどう足掻いても、無駄で、無駄で、無駄なのだと言うように。花と星の妖精の色とりどりの花弁を封殺する闇のオーラを纏った満月に隙はない。花を操るもそれが念動力であったとしても猟兵に届かず、総じて無意味。武装の煌めきで苦も無く露と両断された。逸らず惑わず、迅速に。続けて二閃、重ねて三閃、体勢を崩した、花と星の妖精へと無謬の解体が降り注ぐ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ティティス・ティファーナ
SPDで判定
※アドリブ歓迎

「妖精、悪戯と悪事は違う」
『アテネ・ニケ・パルスフラッシュ』で敵味方の識別パルスを照射して『アプロディーテ・フューチャーサイト』で1分先の未来を見て『フルバースト・マキシマム』『アルテミス・レーザー』で先制・牽制攻撃をし『マルチスタイル・サイコミュ・ファンネルビット』を展開させ『サイコミュ・ファンネルビット・テレポート』で敵の攻撃を空間飛翔して避け『三女神の加護と粛清を』で敵のUCを封印/弱体化させます。
『アストラル・エレメント・ヴェール』『クリアボディ』で透明化しつつ視聴嗅覚を封じて『ヘラ・エウピション』で苛烈な猛攻をする。

「児技と悪事は違う、駆逐・滅殺する」



「妖精、悪戯と悪事は違う」
 ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)は花と星の妖精へとそう宣したと同時に『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』と『クリアボディ』を組み合わせることで、完全と呼べるほどの透明化を実現し、視聴嗅覚全てを封じることでレーザー武装と超電磁武装による強襲をオブリビオンへと仕掛ける。そう、悪戯と悪事は全く異なる物だ、故に当然――これはお仕置きでは済まない、重なる数多の熱閃光。きっと何かしてくるはずと、一切隙なく身構えていた花と星の妖精が展開していた、複製された花弁の障壁をティティスの数多の武装が撃ち落とす。

「展開、適切対応可変型サイコミュ・ファンネルビット」
 刹那、展開されるのはユーベルコード『マルチスタイル・サイコミュ・ファンネルビット』によって召喚された適切対応可変型ファンネルビットたち、それらが『サイコミュ・ファンネルビット・テレポート』によってオブリビオンが念動力によって手足のように動かした花弁の刃を空間飛翔により避けると、レーザービーム、極細レーザービーム、巨大レーザービームを組み合わせた『三女神の加護と粛清を』を直撃させ、花と星の妖精の花を操るユーベルコードを封じていく。

「――光速を避ける手立て無し、狙い撃つ」
 ユーベルコードによる防御という術を奪われたオブリビオンへと全方位から雪崩れこむ破壊光線の嵐。音を超え、空間を超え、天の裁きが火を放つ。迫り来る煌めきは僅か一瞬で総数三桁に達しながら、数も出力も今なお激しく増大中だ。堅固な城壁さえ貫通する出力が、閉鎖空間全域に解き放たれ花火のように猛襲している。それらは『アテネ・ニケ・パルスフラッシュ』で敵味方の識別パルスを照射して『アプロディーテ・フューチャーサイト』で1分先の未来を見ることで、それぞれを邪魔することなく、周囲のレモン畑に被害を出すこともなかった。

「悪事をした時点であなたの運命は決まっています」
 瞬間、眼下で集束する浄滅の煌めき。極限まで輝きが高められ最大出力の全武装の一斉発射が天昇した。典型的な当たれば終わる類のユーベルコード、のみならず逃れる隙さえ与えずにティティスは花と星の妖精を光の奔流で飲み込んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

タカシ・セイヒ
フム、あれが件のオブリビオンか?
成る程花を操り攻撃に利用する能力を持つのか
しかし私とはあまり良い相性とは言えないな
凍えて燃えよ、暗き太陽は命を暖めはせぬ
この暗き太陽は触れた者全てを冷たい凍てつきの炎で焼き尽くす
私の任意で燃やす対象を決められる為にレモン畑を巻き込まず敵のみを焼くことが出来る
妖精達よ、自らが放った色とりどりの花と共に灰となるがいい
人を襲う者を人の世に存在させる訳にはいかん
これでこの辺りにも平和が戻るだろう
さて、レモンを持って帰るとしようか、今夜はレモンリキュールは飲みながら妖精達を弔うとしよう



「フム、あれが件のオブリビオンか?」
 タカシ・セイヒ(探究者の成れの果て・f37132)は注意深く、グリモア猟兵から受けた真の依頼の対象である花と星の妖精の姿をその真紅の双眸に映し出す。オブリビオンと仲間の猟兵の先頭から察するに、花と星の妖精の持つユーベルコードは――。

「成る程花を操り攻撃に利用する能力を持つのか、しかし私とはあまり良い相性とは言えないな」
 卓越した経験に裏打ちされた観察眼はその全容を直ぐに解明する。そう、オブリビオンが巧みに操る花弁の正体は、ユーベルコードによって複製し、念力で全てばらばらに操作することで生まれた異能だった。つまるところオブリビオンは非常に“運が悪い”。

「凍えて燃えよ、暗き太陽は命を暖めはせぬ――」
 刹那、解き放たれたタカシのユーベルコード『暗き太陽と凍てつきの炎』。暗き太陽は触れた者全てを冷たい凍てつきの炎で焼き尽くすし、さらにはタカシの任意で燃やす対象を決められる為にレモン畑を巻き込まず敵のみを焼くことが出来るという、既存体系の物理科学を鼻で笑うかのように、あり得ないはずの異常現象を形にしている。

「妖精達よ、自らが放った色とりどりの花と共に灰となるがいい」
 しかもおおよそ発動するためのアクションは、単に視界へ入れるだけ。ほんの少し瞳に力を入れた瞬間、色とりどりの花弁を起点に暗き太陽と凍てつきの炎の法へと組み込まれる。発生する異常な光熱、一秒のラグもなく破壊の炎を形成する。

「人を襲う者を人の世に存在させる訳にはいかん」
 悲しいかな、こうなってしまえば顕現するのは純粋な存在の差だ。所詮、どこまでいってもただの妖精に過ぎないオブリビオンは『暗き太陽と凍てつきの炎』という強力無比なユーベルコードの手で敗亡の淵へと追いこまれ、その身を焦がす。煌めく滅びの凍てつく炎はユーベルコードで作られた花弁さえも焼き焦がし、妖精のすべてが灰も残さず消え去るまでオブリビオンを裁くと轟いていた。

「さて、他の猟兵の仕事を奪う訳にもいかんな。それに私にはこのレモンを届ける仕事も残っている」
 そういうと一足先に自然と受け持つ形になった区画の妖精たちを瞬く間に打ち斃したタカシはその場を後にするように踵を返し、深紅に輝く瞳が揶揄うように細められる。それまでのタカシのイメージを覆す、悪戯心の感じられる表情だ。

「そうだな、今夜はレモンリキュールを飲みながら妖精達を弔うとしよう」
 ――かすかなタカシの息づかいが、遠い潮騒のように反響する。どうにも憎めない姿をした妖精たちに今日は杯を傾ける事にしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月詠・莉愛
アドリブや他猟兵との連携歓迎

●心情
この妖精たちがオブリビオンでしょうか?
何とも可愛らしいですけど、人に害をなす者ならば放ってはおけません。

●行動
月明かりの剣舞(UC)を使用して戦いますね。
素早く敵の集団の中に入り、多くの敵を【範囲攻撃】で巻き込める位置まで行き
UCを発動させて、月光の剣で敵を包囲攻撃していきますね。

周囲には常に気を配っておき、【第六感】を駆使して死角からの攻撃にも対処します。
敵の占いに対しては、私も【幸運】を使って
様々な不幸な出来事を起こさせない様にしますね。

戦闘が終わったら、レモンを持って帰りましょう。
「ケーキにマドレーヌ、色々と使い道があって楽しみですね」



「この妖精たちがオブリビオンでしょうか?」
 月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)はふよふよと中空に遊ぶように浮かんで漂う花と星の妖精たちを見つめて、グリモア猟兵から聞いていた特徴と合致していることを確認し小さく安堵を溢すも。
「何とも可愛らしいですけど、人に害をなす者ならば放ってはおけません」
 オブリビオンという現象であるのには違いが無いはず、警戒心が握げなかったのは、ひとえに、その姿が可愛らしいからだ。心を鬼にして妖精たちを打ち倒すべく、胸元に煌めく純銀製の十字架型をぎゅっと強く月詠は握りしめた。

「光の剣よ、全ての因果を断ち切り、邪悪なる者を消し去りなさい!」
 即座に月詠はユーベルコード『月明かりの剣舞』を解き放つと同時に、意識を完全に猟兵としての者と切り替えて、瞬間的に何らかのギアを引き上げたのだろう。肉体そのものの急加速により、彼我の間合いをたやすく踏破。妖精たちの集団の中に入ると、幾何学模様を描き複雑に飛翔する月光の剣が妖精たちを切り刻む。本来であれば月光の剣が互いに干渉するのは相乗効果を生むため、のはずだが今回は少々そうはいかないようで。

「これが……星詠みの占いの効果ですか、ですが!」
 全ての神経を繋ぎ直すように月詠はユーベルコードで生み出した武装に魔力を注ぎ込むと、それらは生まれ持った幸運を共有し、オブリビオンのユーベルコードの影響化から脱することに成功した。ならば、後は猟兵の独壇場だ。同時に強化された出力を無敵の矛と化し、稲妻のように幾何学模様を描き複雑に疾駆しながらオブリビオンを月光の刃は切り裂く。目にも止まらぬ閃光が一気に三体の妖精の羽根を刎ね飛ばす。空中で一人の身体を弾き飛ばして粉砕し、その勢いのまま彗星の如く光の粒子とさせる。瞬き一つの間に繰り広げられる、月光演舞。その猛威は時間にすれば一秒にすら満たなかったことだろう。切り刻まれたオブリビオンは光の粒となって辺り一面に降り注いだ。

「私のお仕事はこれで終了ですね、何だか……ちょっとだけ可愛らしい見た目に罪悪感はありますが」
 光の粒子となって消え去ったオブリビオンの花と星の妖精たちに想いを馳せながらも、ユーベルコードの展開を解除して、言葉を交わさずとも猟兵たちとの間で自然と受け持つ形になった区画の処理が終わった事を確認する。
「ケーキにマドレーヌ、色々と使い道があって楽しみですね」
 この季節にピッタリな冷蔵庫で冷やし固める爽やかレモンタルト、所謂レモンスクエアと呼ばれるお菓子もいいかもしれませんと、思い浮かべて軽い足取りで月詠も戦場を後にした。
「お菓子好きの妖精さんは人助けをしてくれるという逸話をよく聞きますし、よければ妖精さんの分も作りますから、食べに来てくださいね」
 静かな優しい音韻に熱を込めて、月詠は空へと消えた妖精さんたちに届くように言の葉を吹かせるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

小松・久秀(サポート)
サイボーグのヤクザウォリアー×ライブストリーマー、43歳の男
口調は(僕、~くん、~ちゃん、です、ます、でしょう、ですか?)

「タイガーチャンネルのタイガーです!今回のターゲットはこちら!」
「炎上上等。アカBANはナシでお願いします🙏」
「ハジくならタマ取られる覚悟しろや」

戦闘時は日本刀による斬撃をメインに殴る蹴るもします
両利きです
動画映えや撮れ高を意識して、泥臭い戦いを好みます
サイボーグなので首後ろのコネクタから有線接続でハッキングもできます

UCはどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します
流血上等、汚れ上等、連携歓迎
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません

あとはお任せです
宜しくお願いします



「タイガーチャンネルのタイガーです! 今回のターゲットはこちら!」
 小松・久秀(烟る轍・f36566)の配信が依頼の対象である、愛らしい姿をした花と星の妖精を映し出す。
「このオブリビオンはー何とも可愛らしい妖精の姿でとても人気が出そうですね。今からこの子たちを倒します」
 今回は単純な討伐依頼なので細かな説明は要りませんね、と暴風のごとく駆ける猟兵が自由気ままに揺蕩うオブリビオンの無防備と化した隙を逃さない。今までにした悪行の代償を取り立てるがため、切断力に優れた、鍔のない無骨な日本刀が首を跳ねんと翻った。

「わー! 案の定批判も多い、構いませんよ、当チャンネルはいつだって炎上上等」
 見事に両断されたオブリビオンの光景に予想通りのコメントが溢れるも、小松は微笑みを絶やさない。この程度は弱肉強食の配信者界隈では珍しくもないこと、ちょっとくらい過激な事をしないと伸びないのだ。それにオブリビオンという存在である以上、彼らを斃さなければいけないという事は当然リスナーも理解している上でのノリの1つなのだから、気にする必要もないだろう。

「あ、でも――アカBANはナシでお願いしますよ!」
 しかしそれでも、やはりアカウントが消えてしまうのは怖いのだ。ある種存在そのものを否定されてしまうその行為には抗えず。念のためにお決まりの文句を添えながら、オブリビオンが咄嗟に展開した相殺用の花弁の障壁を猟兵の刃は苦も無く斬滅させて、花と星の妖精の胸から肩へ深い裂傷を刻み切り裂いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

藍原・蒼夜(サポート)
 人間の學徒兵×力持ち、20歳の女です。
 普段の口調は「おっとり系(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 偉い人には「敬語(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

のんびり、おっとりした性格で、多少天然ボケな面もあります。
武器は主に退魔刀を使用して戦います。
好きな物は、可愛いぬいぐるみ、綺麗な花、静かな場所。
趣味は小説等の読書。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 花と星の妖精がユーベルコードで生みだした森の恵みの圧力に屈さず、藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)は死線を潜って前に出た。だが、踏み込みのタイミングを奴に先んじられる。呼吸を読まれ、初動を制された。

「凄い量……! これは凌ぐのが大変そうね……」
 結果、間合いを潰されてオブリビオンが生みだした硬く巨大なきのみを押し付けられる。距離が縮まり、空間が圧迫される中で交わり弾ける森の恵みと藍原の蒼霊刀。窮屈な体勢から繰り出す斬撃は皮一枚で回避され、間髪入れぬどっしりと実った果実のカウンターを挿し込まれていく。それに対する警戒で踏み込みの足を鈍らされ、更に動きを封じられた。そして更に、更に更に、増加していく攻撃頻度。花と星の妖精の攻め手は止まらない。限度を知らず森の恵みに出続けるオブリビオンに対し受けに回るということ自体が、既に敗死の断崖への一里塚なのだ。無論、それは承知している故に。

「真正面から突破するのみ! 全てを焼き尽くし、凍て付かせる私の闘気に、耐えられるかしら?」
 刹那、ユーベルコード『バースト・エレメント』が下がった攻撃力を歯牙にもかけないほどの猛威で、炎と氷の複合属性の蒼白い闘気を放ち森の恵みを全て焼き尽くした。生まれた彼我の空間にそのまま半歩猟兵は踏み込んで、蒼い月の意匠が凝らされ、高い霊力を持っているとされる刀身が長い刀を勢いよく振りかぶって、花と星の妖精を見事に両断したのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロラン・ヒュッテンブレナー(サポート)
※絡みアドリブOK
※感情が尻尾や耳によく表れる
※人見知りだが【優しい】性格で育ちのいいお坊ちゃま
※戦闘時は魔術器官と電脳空間の演算力を用いて知略で戦う
※「ぼく」「~なの」「~さん

体のあちこちにつけた魔道具の回路を起動し(【高速詠唱】)、
狼の嗅覚聴覚視覚(【聞き耳】【暗視】)を駆使した【情報収集】と、電脳空間からの【ハッキング】で敵戦力を分析(【学習力】)

適切な魔術(UC)を組み合わせたり【乱れ撃ち】する
防御は【結界術】で作る【オーラ防御】壁や、
小柄な体系と狼の機動力(【ダッシュ】【残像】)を使う

仲間を守り、敵には【勇気】をもって容赦ない作戦・攻撃を行う(【全力魔法】)



 ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)は体のあちこちにつけた魔道具の回路を起動することによって、狼の感覚器官を発揮して花と星の妖精の猛攻を巧みに躱す。ロランの戦闘力は実戦経験が余りに乏しいオブリビオンと比べることが愚かしいほどの完成度を発揮していた。

「電脳空間アクセス。剣戟プログラム起動。天狼の魔剣【ルプス】生成、プログラム同期」
 機械音声のような音韻が中空に溶けると同時にユーベルコードが発現し、繰り出された果断にして実直な斬撃が、大胆にして緻密な体捌きが、幾重もの先読みと直感による判断力で奇跡を連続させ続ける。花と星の妖精より花を操るユーベルコードもまた、発生直後に踏み砕かれた。全方位から襲い掛かる複製された色とりどり花弁を、ロランの煌めく刃が微塵に断つ。加えて余計な虚の一撃には一瞥すらよこさない。ユーベルコード『近接戦闘魔術:狩狼(ブレードマジックプログラムシュロウ)』が生み出した天狼の魔剣が迷いなく僅かな隙を抉じ開けては、花と星の妖精を容赦なく穿ち貫いた。

「オペレーション【狩狼】」
 彼我の境に複製された武装が溢れるという事は攻防のすべてが、完全にロランの掌握下に置かれるということだ。同時に複数の方向から放たれる猛威を前に相手は何をされたかも理解できないまま、詰め将棋の如き勝利のプログラムに反撃さえできずに花と星の妖精はユーベルコードも押し切られて完封されてしまうのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。

戦闘は確実性やオーバーキルより迎撃数を優先するので、全力魔法と範囲攻撃で少し広めに撃ってから時間差で仕留める。
もしくは単体攻撃にカウンターや鎧破壊攻撃を乗せつつ、連続して使って、一撃必殺を繰り返す。
「ここから先は行かせないよ、キリッ」
…ところで、なんでオブリビオン居るの?(前後の説明忘れた)

……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)



「私に斬れないものは、たぶんない!」
 その言葉通りに花と星の妖精は、ユーベルコード『狙いすました斬撃(キリクチハコチラ)』によって猛威を増した紅時雨で両断される。再び、煌めく至高の剣閃——極めた絶技が空を断つ。それはいったい如何なる刀術か。滑空する神速の刃、押し切られての知覚速度を振り切るユーベルコードの斬撃が対象とレモン畑を中心に戦場広域で炸裂した。ずるり、という聞こえないはずの異音が響いた直後。世界は刃の軌跡に別たれ、狙いに定められた花と星の妖精が縦横無尽に分割される。被害は無論のこと、アックス&ウィザーズを脅かすオブリビオンのみ。レモンの畑を精確に避けながら事もなく殺すべき者たちだけを一切残らず鏖殺していた。

「今日は調子がいいね! 本当に”なんだって”切れちゃいそうだ!」
 かつてない絶好調でオブリビオンがユーベルコードで複製した色とりどりの花弁を砕き、前へ、前へ、前へ前へ。調子が結果を齎して結果もまた調子を向上させる、その結果――速度も、臂力も、感覚も、現在進行形で増幅中。胴体を貫く刃ごと身を翻し、城田の紅時雨が煌めいたかと思った瞬間、花と星の妖精の首があった座標に光の龍氏が溢れていた。先ほどまでの城田の身体能力と比較すれば、考えられないほどの反応速度。そして殺せば殺すほど、光の粒子となったオブリビオンを浴びれば浴びるほど、調子を上げる猟兵はより強く、より美しく咲き乱れる。

成功 🔵​🔵​🔴​

納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから8年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!

あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ

商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません

あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします



「おー! 悪戯の妖精とはこれはお仕置き日和ですわね」
 納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)は予知によるとアックス&ウィザーズの住人たちに大きな被害を齎すという花と星の妖精へとお仕置きをするために颶風の如き勢いで駆け出す。

「妖精でも人を困らせるような悪戯はほどほどが肝心ですわ」
 視界を埋め尽くすような花と星の妖精のユーベルコードで生み出された星詠みの流星群となった魔力を前にしても、決して後退は選ばない。目指すはひたすら前へ、前へ。オブリビオンたちへとお仕置きをするために、一心に花と星の妖精へと肉薄して拡散する流星の網を潜り抜けていく。命中率の高さゆえ多少布が焦げたものの、問題ない。覚悟による見切りを発揮し、納花は至近距離へと喰らいついた。同時にユーベルコード『めっさ・こちょばい(トルソ・キラー)』を解き放ち、勇者の剣が命中した妖精たちの四肢と首の付け根を囲む点線を付与した。

「いい声で鳴いてな~!」
 ユーベルコードによる副次効果が発動して、周囲の植物たちが花と星の妖精に煌いた点線目掛けくすぐりに来ると、爆笑するような哄笑と共に光の粒子となってその姿を消滅させていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

風薙・澪(サポート)
戦闘は剣、ポンプアクション散弾銃、魔法を主に使って戦う。
近距離は剣、中距離は銃、遠距離は魔法が主な攻撃手段だが、
状況に応じて距離に拘らず扱う時もある。
概ね敵の数が多いときは身体強化魔法を利用し剣、銃で止めを刺していく

剣も銃も基本は両手で扱う為、右手に剣、左手銃のような二刀流的なことはほぼしない
剣は両手持ちではあるものの軽快に扱い、フットワークを軽くして戦う

銃はほぼ9粒装弾の散弾を使っているが、対象を打ち抜けないときなどはスラッグ(一粒弾)も使う
いずれにせよ射程はあまり長くない
弾倉はチューブマガジンで後入先出。(最後に込めた弾薬が最初に撃ち出される)
弾薬入手はUDCではなく別世界から入手している



 意匠を凝らした鞘の長剣の氷魔剣『凍華』が花と星の妖精のユーベルコードによって生み出した森の恵みを切り裂いていく。それは氷魔狼の牙が埋め込まれており強い氷属性を備えことにより、刃の触れた山の恵みが氷の結晶のように砕けて星屑のように舞い散る。見るものは見た。一歩、踏み込み。
「どうやらなんとかなりそうね」
様子見はもう終わりだと、風薙・澪(ウィザードウォーリア・f17869)は疾走を開始した。呆然としたオブリビオンの顔がズレ落ちていく。袈裟から斜めに一文字、きっちり二等分された花と星の妖精が光の粒子と共に無様を晒した。

 そして、趨勢は見事に固定化されてしまう。訪れる致命傷、避けられぬ暴力の波濤によって花と星の妖精は虚しく、何体も何体も殺され続ける。とにもかくにも殺し尽くす。悲鳴の一つ、抵抗一つも認めない。疾風怒濤で殺し続ける。二度手間という面倒が起こらぬようにと徹底的に。
「もう格付けは済んだし、抵抗はしないで欲しいんだけどね」
 証明とばかりに硬く巨大なきのみを弾き、返す刀で三枚に下ろす。触れた瞬間に攻撃力を減らすという異能が発生するほんの一瞬の前に切り裂く、コンマ一秒以下の好機を軽快にモノにした。結果、もうオブリビオンのユーベルコードは風薙の驚異にはならず、順当にその数を減らしていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミルディア・ディスティン(サポート)
「サポート?請われれば頑張るのにゃ!」
 UDCでメカニックして生計を立ててるのにゃ。
 『俺が傭兵で出撃して少し足しにしてるがな?』
 ※自己催眠でお人好しで好戦的な男性人格に切り替わりますがデータは変わりません。

 ユーベルコードはシナリオで必要としたものをどれでも使用します。
 痛いことに対する忌避感はかなり低く、また痛みに性的興奮を覚えるタイプなので、命に関わらなければ積極的に行動します。
 公序良俗は理解しており、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。むしろ積極的に助ける方です。
 記載の無い箇所はお任せします。よろしくおねがいします。



 UDCの肉体を加工して造り上げた短刀を手に、ミルディア・ディスティン(UDCの不可思議メカニック・f04581)は花と星の妖精がユーベルコードの星詠みによる、高威力高命中の流星の如き魔力の奔流に正面から立ち向かう。挙動は迅速に、剣戟は精密に、判断は的確に、総じて見切は抜群に合理を極限まで追求した動きは今や思考する閃光だった。

「ッ~~! これくらいの怪我はへっちゃらにゃ!」
 その卓越した技巧で流星を打ち落としていくも、当然それが全てを弾けるはずもなく、ミルディアの肌には鮮血が奔る。しかし、それでも猟兵は顔に笑顔を浮かべながら前へと進む脚を止めない。傷だらけになってオブリビオンとの間合いを詰め切ったその刹那、乱れ舞う剣戟の乱舞を前に花と星の妖精は今や語るまでもなく、防戦一方に陥っていた。なんという圧倒的な回転速度の上昇だろう。跳ね上がった凄まじい攻勢を前に攻撃を仕掛ける余裕が根こそぎ消し飛ばされていく。ミルディアの速度自体は何も変わっていないというのに、判断力と先読みが異常なほど正確無比に向上していた。それは傷を重ねる事によって肌で相手の攻撃を理解した故に出来る絶技であった。故に訪れた必然、視線が読まれ。羽根の軋みが聞かれ。呼吸の隙間を綺麗に縫われてオブリビオンは打ち倒されていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

コノハ・ライゼ(サポート)
使用UCはPOW/WIZの内でお任せ。

態度口調、一人称までも気分次第、嘘吐きで気紛れなお調子者。
オブリビオンは喰らうもの、猟兵業は餌場で狩場、悪食。
楽しい事と人の笑顔が好きで戦闘中も飄々と笑みを絶やさない。
敵に対しては嫌味や挑発もよく吐く。

※妖孤だが耳と尻尾は晒さない

・以下PC口調
『範囲攻撃/マヒ攻撃』からの『2回攻撃/傷口をえぐる/生命力吸収』の流れが多いかしらネ、負った傷分喰らってやるわ。
『見切り/オーラ防御』で防御はするケド、怪我とか気にしないタイプ。
敵へ言葉掛ける時は呪詛や誘惑目的が多いねぇ。
自分の価値観が一番ダケド、公では公序良俗には反しないようにしてるヨ。
敵を喰らう事以外は、ネ。



「ふぅーン、随分と沢山の食材をクレるのね」
 コノハ・ライゼ(空々・f03130)は花と星の妖精がユーベルコードによって生みだした、凄まじい量の食べると幻覚が見えるキノコ、硬く巨大なきのみ、どっしりと実った果実といった山の幸を前に興味深そうにそれ双眸を映しながら妖精らに見せつけるように、片腕をかざす。音を奏でるように、指先を躍らせて笑みを深めると、同じくして発現したのはユーベルコード『震呈(ギフト)』。

「さあ、遠慮なく食べて頂戴」
 ユーベルコードによって召喚された召喚したフライパンは、まさしく食材である山の幸をこの場の全て捕捉を完了。それらを一網打尽に強打すると刻み付けろと言わんばかりに、まるで施しであるかの如く一方的な裁定が紡がれる。フライパンの殴打によって弾き返された山の幸の突進は、創造主である花と星の妖精たちへと牙を剥き、コノハのユーベルコードを最大限に増強したその威力をもって遙か彼方に弾き飛ばされる。
「残っている子たちモ、相手になってあげる」
 今度はコノハの手に収まったフライパンはまるで竜巻のようにぶうん、と力強く振り回されるとそれは花と星の妖精の真芯を捕らえ、これもまた綺麗な放物線を描いて光の粒子となりながら遙か彼方へと飛び去り、オブリビオンは中空に消えてなくなるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

姫神・咲夜(サポート)
 桜の精の死霊術士×悪魔召喚士、女性です。
 普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、
 片思いの人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

清楚で女流階級風の口調で、お淑やかな性格です。
基本的に平和的な解決を望みますが
戦わざるを得ない時は果敢に戦いに向かう勇敢さを持っています。

 あとはおまかせです。よろしくおねがいします!



「そんなに簡単に当たりませんよ」
 花と星の妖精たちのユーベルコードによって複製された色とりどりの花弁が、念動によって姫神・咲夜(静桜・f24808)へと迸るが、猟兵にしてみればその動きは手に取るように分かりやすいものだった。花と星の妖精の視線の動きや呼吸のリズムを読む事で相手が何処を狙うのかが事前に理解することが出来る。尤もそれはユーベルコードの域に達した『見切りの極意』があってこと。普通であればいかに行動が読みやすい妖精といえど、その全てを見るだけで理解出来るというのは余りに荒唐無稽とも言える絶技だった。

「出来るだけ優しく眠らせてあげますね」
 物静かに告げた刹那、吹き荒れる白桜の魔杖の絢爛。まるで踊るかのような動きと共に、構えた桜に取り憑くと言われる悪魔を使役する為の、多大な魔力を秘めた杖先がほんの少し揺れる度、的確に花と星の妖精へと吸い込まれるように魔力が爆ぜ、桜吹雪であるかの如く命が散っていく様は冗談のように隔絶していた。ユーベルコードによってオブリビオンが予備動作で僅かに硬直する瞬間を読み切っているのか、何か事を起こそうとした妖精からきっちりと魔力の礫が叩き込まれる。後で死ぬか今で死ぬか以外の選択肢さえ、徹底的に奪い去って周囲に妖精が形を喪った事で溢れる光の粒子を充満させていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

政木・朱鞠(サポート)
確かに集団相手の対応は厄介だけど悩む時間が勿体ないし、困っている人をほったらかしにしてたら、あっと言う間に未来が過去に喰い潰され無いように、今は目の前のターゲットを倒すことに集中しないとね…。
死ぬこと以外はかすり傷とまでは言わないけど、ここで退くわけには行かないよね。

戦闘
相手は多勢…手数で押し負けないようにしないとね。
武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして、『咎力封じ』を使用して動きを封じて、【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与える戦法を取ろうかな。

アドリブ連帯歓迎



「花と星の妖精は大勢居るし、どれも手数の多い攻撃ばかり……押し負けないようにしないとね」
 政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)は花と星の妖精の持つユーベルコードの特性をすぐさま見抜いて、戦いの趨勢がオブリビオンの側へと傾いてしまえば押し切られるという可能性に至る。故に、そのような予見を打ち破るべく拷問具『荊野鎖』を、花と星の妖精へと奔らせてその体躯を拷問用の鎖で絡めて、咎力封じの力を伝播させることでオブリビオンのユーベルコードの行使をさせない。それを終えると、次の対象へとすぐさま狙いを移し、それを刹那の速度で繰り返していく。オブリビオンの殲滅はユーベルコードを封殺してからでも遅くはない、その判断が直ぐさに功を奏した。

「私の紅蓮の宴……篤と味わいなさい……貴方の罪が煉獄の炎で燃え尽きるその時まで……」
 ユーベルコード『忍法・煉獄炮烙の刑』によって生まれた業火を纏った銅製の拷問具がユーベルコードの庇護を喪った妖精たちへと奔る。どうやら妖精たちは他と比べても格段に異能との親和性が非常に高いオブリビオンであったらしく、ユーベルコードを封じられた事により新たな力を生み出す事も出来ず、為すすべなく政木のユーベルコードに絡みとられて光の粒子と消えていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか

太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ

正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像やフェイントで目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな

それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ



「妖精とて容赦はしないぞ。さて、真剣勝負といこうか」
 水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)はまるで鈍器のように重くて抜き難い、静柄を模した脇差で花と星の妖精たちの星屑のような魔力を切り落としていく。一種のホーミングミサイルめいて自在な軌道を描き、標的に着弾すれば爆発するオブリビオンが繰り出す魔力の礫はまさに変幻自在に猟兵を追い詰める。――はずだった、死角から迸る猛威の礫もまるで後ろに目がついているかのように反応をし、水心子は静柄でそれを撃ち落とす。

「よし、攻撃のリズムは掴めてきたな。今度はこちらの番だ」
 淡々と返しながら、高威力高命中の星読みのユーベルコードによって繰り出された猛威の礫に気負うことなく地を蹴った。敵対者を滅ぼし尽くさんとする流星の如き魔力の奔流を超えて。鋼のように、矢のように。秘めた覚悟を前進用の燃料と焼べながら、慌てず逸らず不可視の死線を刹那に見切り、潜り抜けて。合計、百二十の流星を突破した果てに反撃を叩き込んだ。妖精の心臓ごと左胸を切り裂く静柄。重ねて言おう星詠みの流星、見切ったぞと。同様にユーベルコード『剣刃一閃』によって出力をましたその猛威がオブリビオンを一撃で四散させたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

エリック・ガルベルト(サポート)
連携・苦戦・ネタ歓迎!
性格:面倒見がいい、若干目立ちたがり、子供好きの青年。

「お手伝いは必要ですか?」

基本的な戦い方はダッシュで敵の懐に入り、早業による拳・脚での乱打ですね。遠距離攻撃として闘気での衝撃波も使いますよ。

敵の攻撃に対しては第六感、見切り、オーラ防御、受け流し、武器落としを駆使して対処します。

現地民が周りにいる時は、住民の保護を優先し、負傷者には祈りの力と医術で治療や救助活動を行います。

ヴァンパイア由来の力(「血」と入るUC等)は周りに住民がいる時やピンチでなければ使いたくありませんね。悲惨な結末となるので…


その他UCは何でも使い、他の猟兵への迷惑行為はしません。

他はお任せです!



「分かりやすい人助けですね、俄然やる気が出るというものです」
 エリック・ガルベルト(聖拳・f35891)の平和のためにも容赦はしませんと、炸裂するユーベルコード『聖拳突き』により出力を増強した一瞥の裏拳。易々と先の先を奪った鉄拳が花と星の妖精を撃ち砕く。たった一打だけで、右肩から腹に掛けてオブリビオンの肉体は光の粒子と化した。彼我の実力差を考慮すれば、むしろ即死しなかったのが幸運といえるほどの結果だ。『祈り』によって闘気に『浄化』や『破魔』の力を込めたその一撃は、悪しきものと世界の理に判断された妖精に対して非常に有効で、受けるという選択肢を潰しオブリビオンを封殺していく。繰り返される亜音速の剛拳に妖精は為す術がない。エリックの繰り出す剛拳はやはり速く、そして的確。拳撃の威力と精度が素で規格外だった。

「何より、事件を完全な形で未然に防げるというのは素晴らしいではありませんか」
 そう、猟兵が奮起すれば今回の事件は誰一人として被害者は出ないのだ。それが何より素晴らしいと見事に花と星の妖精をその両拳で打ち倒したエリックは満足げに岬のレモン畑から、オブリビオンの驚異から護った街の人々を眺めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

隠神・華蘭(サポート)
※えっちなのはよろしくないと思いますぅ。それ以外でしたら割となんでも。

化け狸の華蘭と申しますぅ。
一人称はわたくし、お名前呼びは〇〇様で口調は丁寧語、カタカナ表記の単語は人名以外はひらがなで喋りますよぉ。

化術や逃げ足を駆使して駆け回りながら攻撃は鉈での切断と小判ばらまきや狸火での範囲攻撃をめいんに使っていきますよぉ。
UCは何でもいけますが『怨絵巻』系が多数攻撃できてよいかもですぅ。
あとは『偽の汽車』で吹っ飛ばしたり狸召喚系などもありかと。

他の妖怪さんをはじめ、人間以外は優先的にお優しく接しますよぉ。
普通に接するだけで別に人間にきつく当るというわけではないですのでご安心を。



「うふふ、お姉さん狸が悪い妖精さんを退治しちゃいますよぉ」
 隠神・華蘭(八百八の末席・f30198)はビシッと指先にお気に入りの葉っぱを掴むと、花と星の妖精を見つめて凜と狙いを定めて、持ちうる最大の異能を発現する。
「燃えるがいい、この華蘭の気が済むまで」
 刹那、ユーベルコード『怨絵巻・八百八(ウラミエマキ・ハッピャクヤ)』によって隠神の体躯から己の従う無数の青白い火の玉が現れ、周囲を煌々と照らし出す。それらはぐるりと猟兵の周囲を巡った後に天へと舞い上がる。そして炎は杭となりてその槍衾が天を埋め尽くし、怒涛の飽和攻撃となってオブリビオンに降り注いだ。

「それじゃあ続けて、”まだまだ”いきますぅ!」
 死刑宣告の言葉と同時、青く煌めく隠神。粛々と周囲に今までの数倍の数の炎杭を発生させる。まるで愚かな罪人を天に誘う女神のように、その手をかざして死を宣誓する。そして凝結と共に生まれる無数の炎の杭。空が落涙したかの如く、炎杭が驟雨となりてオブリビオンたちを凄まじい勢いで穿つ。放たれた死の棘は全方位に万遍なく襲来し、贔屓も区別もすることなく花と星の妖精を平等に鏖殺し、彼らを光の粒子へとするのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

フルム・サーブル(サポート)
余裕があるときや敵に憐れみを感じる場合は基本通りの穏やかな口調
余裕がなかったり、敵がえげつなくて怒りを感じるような場合は
「敵には」の口調です

でもあまりキャラぶれは気にしないので
公序良俗に反しない限りは好きに扱ってください

技能は【力溜め】【怪力】【グラップル】【シールドバッシュ】【カウンター】など
セットされているもの(サバイバル用にばらつきがあります)
を活用し、小さい体で戦場を飛び回りながら
優雅(自称)な戦いをします
どうみてもそのスタイルは脳筋です

武器は鍵(バトルアックス)や杖(バールのようなもの)をメインに使いますが
選択されたユーベルコードによっては拳一つでの戦いも可能です



「今回は妖精のオブリビオンだね、ちょっと思うところはあるけれど――全力でやるまで!」
 フルム・サーブル(森林の妖精さん・f03354)は同じくして妖精であるオブリビオンを前に複雑な感情を綯い交ぜにするが、人を仇なす存在となってしまった以上は倒すしかないと覚悟を決める。むしろ、フェアリーである自分こそが責任を取るべきだと戦う理由を強く固めると、妖精さんの不思議な鍵を手に花と星の妖精へと奔る。

「どうやら、君たちは自分以外の妖精を見たことがないようだね」
 そう判断した理由はオブリビオンたちの繰り出す攻撃の密度であった。人間からしてみれば避ける隙間のない絨毯爆撃の如き、星屑となった魔力の奔流だが"フェアリー"相手となると事情が違う。その体躯は30センチメートルほど、つまるところフルムを前に回避不可能な猛威を奔らせるのならば幾倍もの質量が必要なのだ。それを理解せずに他の猟兵と同様の攻撃を放った花と星の妖精は取り返せないほどの失態を既にしている、計算の修正をする前に懐へと潜り込んだフルムはユーベルコード『グラウンドクラッシャー』によってその出力を増強させた妖精さんの不思議な鍵で、オブリビオンたちの身体を切り裂いたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」

神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!



「僕の神様より分け与えられし蟲たちよ。ここに守りとして顕れよ」
 カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)の周囲に白燐蟲が漂うとそれは眩い光の粒子となって、自身を包み込みその戦闘能力を著しく向上させていく。更に、ユーベルコード『創造主の力:白燐奏甲(ビャクリンソウコウ)』の異能はそれだけに留まらず、オブリビオンたちにも大きな影響を及ぼす。特に星読みの力で占いを行う事で高威力高命中の様々な結果を引き起こすユーベルコードを持つ妖精が相手ならば尚のことだ。

「当たるも八卦当たらぬも八卦、しかし絶対に外れる事が決まっている占いは果たして驚異足る物か」
 そう、カツミの敵対者に不幸な事故を誘発する効果という副次的なその効力が最大限に発揮されてしまう相手なのだ。結果としてオブリビオンはそのユーベルコードの行使すらままならず、カツミの持つ煌めく水流燕刃刀によって為す術無く刻まれていく。反撃を試みようとも徹頭徹尾、暖簾に腕押し。糠に釘。強引に発現させようとしても、その大きな隙をカツミが赦すはずもなく剣閃が僅かに発露した魔力もろともに花と星の妖精たちを根こそぎ斬り裂いたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ヒース・アーベル(サポート)
*性的表現のあるシナリオは不可
アドリブ・共闘:可
UC:ご自由に
メイン武器:各種投擲用ダガー

「さて、“掃除”を始めましょうか」
基本的には、相手の隙を作る方に特化しています。
主に呪文付の投擲武器を【武器複製】で複製しつつ戦うことが多いです。それらを投擲して対象に当たったら呪文発動、という感じです。それ以外の使い方でも構いません。
また、【霧の街】で敵の視界を塞ぎつつ味方を回復するなど、他の方を支援することもあります。
仕込み杖はいざという時か、暗殺など騙し討ちをする時くらいしか使いませんね。

怪我をすることは特に気にしません。また、他の猟兵さんに迷惑をかけること等は致しません。
どうぞ宜しくお願いします。



「今回は無数の妖精が相手ですか、これは私の得意分野の依頼になりましたね」
 ヒース・アーベル(胡散臭い掃除屋・f35538)は刃に炎を纏う呪文が、刃に対象を凍らせる呪文が、刃に電流を走らせる呪文がそれぞれに刻まれた投擲用のダガーをユーベルコード『武器複製』によって大量に展開していく。オブリビオンも夥しい物量を発揮する森の恵みを生み出すユーベルコードを行使するも、ヒースのそれは質の面で遙かに凌駕しているために大きな脅威とは見なさらない。

「さて、“掃除”を始めましょうか」
 それを証明するように投擲用のダガーは食べると幻覚が見えるキノコがその胞子を撒き散らす前に氷結させ、硬く巨大なきのみは炎のダガーが燃やし尽くし、どっしりと実った果実は内側から水分によって増幅した電流が無力化していく。それらのそれぞれが対象を穿ち貫通して同時に処理することで前方にヒースが進むべき道を作り出し、超速の弾丸となって飛来する猟兵。構えた二本のダガーは既に首刈り狙いを定めていた。

「――掃除の時間ですよ」
 冷静に独り言をつぶやき、数体を一挙に斬り捨てる。まるで、進撃というよりは密林の中に道を切り開いているだけのような光景だ。ヒースにとっては、妖精など己の行く道に存する枝葉に過ぎないのだろう。ユーベルコードの防壁など意味を成さず、ほんの一振りで中の妖精ごと切り裂いた。そう、それは戦いとさえ言えず、猟兵の言葉通りにまさしく”掃除”だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。



「どうやら妖精が多いようだな、手が足りないなら力を貸すぞ……」
 アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)は岬のレモン畑の各所で妖精たちと戦いを繰り広げる猟兵たちを尻目に自分もその一角を受け持つために駆け出していく。

「妖精が相手ということは……これが相応しいかも知れないな」
 アスは愛用している、サイキックエナジーでできた光の剣を花と星の妖精へと構え、ユーベルコード『退魔念導破邪斬』を解き放つ。念動力を籠めたフォースセイバーによる一撃は肉体を傷つけずに敵手の邪心のみを攻撃する。心体が同一である妖精に繰り出せば、存在そのものを消滅させるに違いないが、善き妖精となる素質が残っているのであれば、いつかはそう生まれ変わるはずだと、願いを込めてアスは眩い光の剣を花と星の妖精へと奔らせる。

「魔に惑わされたその心! 破邪の刃で断ってみせる! 退魔念導破邪斬!!」
 連続して繰り出す斬撃は一つ一つが狙いすまされた一撃必殺。一匹の妖精に対してこっきり一度、確実に生命活動を断つ斬閃を見舞いながら突き進む。その体躯の間隙から、もっとも効率のいい急所を貫き、二撃目以上は加えない。いいや、加える必要さえない。アスの狙いは寸分の狂い無く、魔力の核たる部位を破壊して命を的確に終わらせていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミランダ・モニカ(サポート)
『アタシに任せな!』
煙管(仕込み銃)のヤドリガミ
戦場傭兵×クレリック、68歳の女
口調は「アタシ、呼び捨て、だね、だよ、~かい?」

あらゆる世界に関わり人脈とコネを結ぶ事を目的に突撃猟兵してるよ
傭兵として闘い、シスターとして祈り、義賊としてお宝を奪う
一番大事なのは義理人情さ
悪徳金持ちから華麗に奪い、貯め込んで、弱者救済に当ててるよ

戦闘は徒手空拳メイン
銃で補い、カードで不意打ち
メイスは非殺傷対象を気絶させたい時に使う

UCは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動するよ
他猟兵に迷惑をかける行為はしない
依頼成功のためでも公序良俗に反する行動はしない

後はお任せ
アレンジ連携歓迎
宜しく頼むよ



「この岬のレモン畑は良い観光名称なりそうだし、今回は大きな街の酒場のマスターと強いコネが結べそうときたものだ」
 なかなかに自分にとって”おいしい”依頼となりそうだと、ミランダ・モニカ(マザーズロザリオ・f05823)は表情に深い笑みを刻み込む。それが皮算用にならぬように妖精への注意も絶やすことはない。故に、強襲を仕掛けてきたオブリビオンの猛威は――。

「不意打ちとは秘境だね、ムカつくから殴るよッ!!」
 ユーベルコード『旗艦の憤怒(マザーシップ・アンガー)』によって全身を琥珀煙のバトルオーラで覆い、花と星の妖精たちの奔らせた無数の色とりどりの花弁たちを気合いと共に弾き飛ばす。ミランダは止まらない。迫り来る致死の花を操るオブリビオンの猛威を殴り砕き、直撃が死に直結する花弁で造られた槍をあろうことか蹴り飛ばす。超高速で駆け抜けながら、真っ向勝負を演じていた。

「なんだい? 不意打ちが成功したとでも思ったのかい?」
 一秒の百分の一にも満たない微かな間隙、生じてしまった意識の隙間をミランダは決して見逃さない。猟兵は死の顎門を敏感に嗅ぎつける。身を屈めたと感じた瞬間、すり抜けたミランダの颶風。妖精の脇腹を気づけばごっそりミランダの五指がもぎ取って、そのまま溢れるように光の粒子となってオブリビオンは消え去った。

成功 🔵​🔵​🔴​

仲佐・衣吹(サポート)
オルタナティブ・ダブル発動!

それじゃ行ってみよー!
分身は僕ことベスト
ルーンソードやカルテを使って精霊属性の連携技で戦うのが好きだよ
僕が先に水属性で戦場をずぶ濡れにしていくから
続けて氷属性でガッチリ固めて動けなくしちゃうってのはどうかな?
愉快な敵だともっと楽しいよね
遊んでるように見える?
僕が一番本気が出せるのは、楽しくて夢中な時だよ!

足ひっぱんなよ!
本体はオレことサーベル
まぁ悪かねぇな
それでも逃げるやっかいなヤツは、ハサミ撃ちで即ぶった斬ってやろうぜ
んくらい根性あるヤツがいなきゃ、オレも楽しめねぇからな

使う精霊属性は敵に合わせて変更可
使うアイテム技能も好きに選んで下さい



「妖精だって! 何だかたのしくなっちゃうね、サーベル!」
「ハンッ、相手が誰だって関係ないぜ。オブリビオンが相手ならば倒すだけだろう?」
 仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)はユーベルコード『オルタナティブ・ダブル』によって、もう一人の自分を生み出すと軽快な掛け合いと共にオブリビオンたちと打ち合っていく。それは同時に、お互いが最高の時機をはかり援護を加える連係を高機能化させている。”自分同士”の行動には、合図や意思疎通のタイムラグすら必要無く完璧な連係を生みだしている。

「脚を引っ張らず、俺に合わせろよ!」
「当然さ、こんな楽しい戦いに水を差すつもりはないからね」
 それに加え、ただ力任せに猟兵という優れた存在から生まれる猛威を振るうだけではなく、既にオブリビオンに対する見切りの深度も上昇しているという恐るべき性能を見せつけている。花と星の妖精の行動に対応し、回避と反撃を的確に繰り出す。オブリビオンという敵手の行動を的確に観察し、取るべき戦術を判断している。ただ野放図にありったけの斬撃とルーンソードの精霊魔法を繰り出すのではなく、その二つを連係させて隙を無くそうと努める動きは基本だからこそ強力だった。その判断力と精度自体が達人の域にあるからこそ、生まれたその優位はあまりに大きな効力を発揮してオブリビオンを打倒していくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナーダ・セッツァー(サポート)
顔を隠し、喪服に身を包み、兄弟と半分に分けたロザリオを身につける。
兄弟と同じ装丁の仕込み杖を持ち、隠すのは槍。
オラトリオの翼は出さない。
髪に咲く花は山荷葉。

弱者を救済し、悪を裁く。
全ては亡き我が神のため。
憐れなるモノに神の御加護を。
その為ならばこの身が、手が紅く染まろうと悔いはない。

尊大な口調だが他人を下に見ている訳では無い。
他人には他人の価値がある。
だが我が神を侮辱するのは万死に値する。
神のみもとに逝くがいい。

戦闘は仕込み杖(槍)での肉弾戦、又は硝子のような山荷葉の花を風に舞わせて切り刻む。
回復?殺られる前に殺れば必要ないな。



 四方から打ちかかるオブリビオンの間を駆け抜けながら、その攻撃をことごとく躱し、欺き、受け流し、数を嵩にかけて攻めかかる花と星の妖精たちを旋風の如き体捌きで翻弄し続ける。大きく踏み込んで態勢を低くして花と星の妖精の斬撃を躱し、地面を滑るように裁きの雷を抜き打ち猛威を弾く。

「……想像以上に私の担当の妖精の数は……多いようですね……」
 逃げに徹するのみならず、隙あらば神の威光を示す仕込み槍の斬撃は花と星の妖精たちの頭部を襲う。むざむざ斬られることはなくても、上段のガードを誘ったその一槍は、一転して腹部を狙う周到な騙し討ちへと変化する。一人、また一人と腹部から真っ二つ斬り落とされる者が続出し、戦場が刻一刻と位置を変えるうちに包囲の輪が綻びていく。幾条にも奔る槍閃の雨は複数の外敵を鳥を落とすように射抜いていく。

「……一気に仕留めましょう」
 猛然と大気を鳴らし、巻き起こされる凶刃の竜巻。花と星の妖精の現状を喩えるならさながら立ち上る狼煙の一条。飛び交う刃の巻き起こす旋風に、ただ煽られる煙のように飲み込まれてオブリビオンは切り裂かれる。近づく敵を全方位無差別に薙ぎ払う群青の旋風。その征くところ、大海が割れるが如く花と星の妖精たちはどころに潰走するのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

大豪傑・麗刃(サポート)
一人称は『わたし』『麗ちゃん』

右サムライブレイド左日本刀(試しで使ってみたがやはり刀はエンパイア産の方がすぐれているのだ)の二刀流+随行大剣
スーパー変態人時は右サムライブレイド+フライングシャドウ、左日本刀+妖刀の四刀流
それらを持っていなければ適当に

大軍を前にいろいろ考えるが結論は「全員やっつければ(斬れば)いいのだ!」

ユーベルコードは基本MS様にお任せだが決まらなければ

ネタ可なら優先度高い順に
ネタキャラとしての矜持>鬼殺し>変態的衝動>絶対零度氷河期到来>わたしのネタを聞け>ギャグ世界の住人>自爆スイッチ>もっと愉快に追いかけっこ>鬼面フラッシュ

ネタ不可なら
剣刃一閃>スーパー変態人



 花と星の妖精のユーベルコードによって複製された色とりどりの花弁が、まるでナイフのような鋭さを持ちそれらは自在に飛来し大豪傑・麗刃(24歳児・f01156)を切り刻んでいく。蹲りまるで考え込むような仕草をしたまま為す術がなく膾切りにされてしまうかと思ったその刹那、突如として大豪傑は立ち上がった。
 
「この花は――どれも”咲きかけている”が、”先欠けているのだ”!」
 そう、何もできなかったわけではない、大豪傑は必死に花を使ったジョークを考えていたのだ。そしてネタキャラとしてのある種のプライドを籠めたギャグによる一撃を放つも――。
「なんちゃって、あっはっは……はっ!」
 悲しきかな、花と星の妖精にはそれを理解するだけの教養は持ちあわせていなかったのだ、突如として大声を張り上げた大豪傑へと目を丸くして妖精たちは互いに顔を合わせて、状況を理解しようと必死に考えを巡らせている。

「あ、はい……ま、まぁいいのだ。麗ちゃんの小粋なジョークで相手を止めたならそれで充分なのだ!」
 一瞬だけ、スンッと表情が消えたような真顔になった大豪傑だが、いつものように快活な笑みを浮かべ直しすと、結果としてユーベルコード『ネタキャラとしての矜持(ソレデモワタシハギャグヤネタガヤリタイ)』によって大きな隙を晒した花と星の妖精に、サムライブレイドと日本刀の二刀流をもって次々と切り伏せていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。

行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。

台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎



「今回は数の多いオブリビオンが相手って訳ね。速度と手数勝負でいくわよ」
 ラムダ・ツァオ(影・f00001)は身かわしの魔力が籠められた黒い外装を脱ぎ捨て、ユーベルコード『シーブズ・ギャンビット』を発動することで一気に最高速度に達し、花と星の妖精へと駆け出していく。でこぼこの大地を跳ね回る独楽めいた加速を重ねて迫るラムダ、攻撃の予兆を読ませぬトリッキーなモーションから、最も予測困難な軌跡と呼吸で刃を放つ。それを花と星の妖精が森の恵みの受け捌きで流した瞬間、少女の罠は即座に発動。顔前に出現した数多の森の恵みでオブリビオンの視線が遮断される一瞬を狙い、死角の影から二の刃が奔り花と星の妖精を切り裂く。

「次! まだまだ――!」
 ダガーによる高速の連撃は止まらない、外装を脱ぎ去った加速は留まる事は無く最高速度を現在進行形で更新中。ラムダは更なるオブリビオンを求めて戦場を走った。脇目も振らぬその闘志は、誰にも負けず熱く激しい。そのレモン畑の狭間を縫いながら、ラムダは死を孕む颶風と化す。まるで墜落するかのようにオブリビオン破滅の加速は止まらない。瞬きにも満たないその刹那に、刃が煌いたかと思うとまた一体、花と星の妖精は光の粒子となって消え去っていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
 スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
 普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



よかった、倒しても光になって消えていくんですね」
 高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)は猟兵たちによって斃されていく花と星の妖精が、光の粒子となって消えていく姿を見てほっと安堵の息を漏らして、同じくして光の粒子を放つ光子連結剣をぎゅっと手に握る。やはり愛らしい外見の妖精が血まみれになってしまうのは後味が悪い、このような感じで倒れてくれるならば倒しやすいと心底安堵をしてオブリビオンへと向かう。

「それに、妖精さんは死んでもまた別の形で転生すると聞きました。次はオブリビオンではなく人と仲良くできる妖精さんに生まれ変わってくださいね」
 疑似的な剣の形状を取る科学兵器にユーベルコード『フォトンセイバー』の輝きを顕現せしめ、ここに勝負を決するのだった。光の剣が閃き、防御も回避も許さぬ一撃が花と星の妖精の肉体を斬り裂く。

「光の剣に、斬れない物などありませんよ!」
 しかも、その攻撃は微細な手加減さえ加えられていた。斬撃自体の威力も滅殺の煌光も出力が抑制され、レモン畑に影響がないレベルまで落とされている。だが、刻まれた損傷はなお痛烈だ。それは崩れ落ちるオブリビオンの体内で暴れ、妖精の形を創り出す魔力そのものを尽く破壊せんと体躯を侵して、綺麗な光の砂粒として中空に溶かして消したのだった。


 かくして、レモン畑の岬に住み着いたオブリビオンたちは消え去った。これからはこの爽やかなレモンの香りと、素晴らしい絶景が望めるこの場所は観光名所になるかもしれない。
 それには傾斜で足場が悪い上に、足場がもろい場所ために大変な作業もありそうだが、きっとアックス&ウィザーズの住人たちならやり遂げてくれるはずだ。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年05月26日


挿絵イラスト