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【サポート優先】PSYCHO SHOCK

作者：バロ

　これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです（通常参加者を採用する場合もあります）。

●平和な宇宙艦から悲惨な宇宙艦へ
　通信艦の宇宙船は今日も通信網として稼働していた。電脳魔術師はネットワークを通じて他の宇宙艦や問題があるかないの情報を管理。警備をしているブラスターガンナーやフォースナイト。そして遠隔テレパシーでほかの乗組員たちの体調管理や精神状態を見ているサイキッカーがいた。
　いつもの様に稼働していた通信網の宇宙艦に突如として近づいてくる宇宙艦がやってきた。その宇宙艦は黒い装甲に十字に輝くサイキックパワーが目立っていた。
「なんだあれは？…」
　電脳魔術師の1人が確認しようしてモニターをズームにしたその時だった。電脳魔術師や警備のブラスターガンナーやフォースナイトが次々と眠りについて無効化されたのだ。
「な、なにがおこっているの！？」
　しかし1人のサイキッカーだけは眠らなかった。なぜならこのサイキッカーの女性はトゥーモル・ハンブラの遠い子孫だからだ。
　そして近づいてきた宇宙艦から声がする。
「我がトゥーモル・ハンブラの能力を確実にすために今お前がいる宇宙艦を攻める！」
「トゥーモル・ハンブラ…」
　彼女は考える前に体が動いた。自分の身を守ることが先決だと…。
「た、大変キュー！！」
　その様子をグリモアベースの自信が召喚したモニターでみていたグリモア猟兵キュイ・マイクーロ（小さくて強いウィルスバスター・f35173）があわあわとしていた。

●グリモアベース
「大変キュ！とある通信網の宇宙艦に取り残されたサイキッカーさんの命が狙われてるキュ！」
　その場で走り回りながら慌てふためくその電子のリスはパニックになりながら説明する。
「早くそのサイキッカーさんを助けるキュ！健闘を祈るキュー！」
　そしてキュイは猟兵たちを現場に転送していく。果たしてサイキッカーの女性の運命は…。

第1章 冒険 『艦内追跡戦』

POW   :    子孫サイキッカーを身を挺して守る SPD   :    乗物なども利用し、子孫サイキッカーと共に素早く幹部を追う WIZ   :    警備機能などにアクセスし、幹部の逃げ道を塞ぐ 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

「はぁ、はぁ…」
（なんなの…私がトゥーモル・ハンブラの子孫！？）
　宇宙艦内に逃げて倉庫の奥でなんとか身を潜めてるサイキッカーの女性はなんとか攻めてくる敵から逃れた。
「命が狙われている以上…こっちも覚悟ごしないといけないわね」
　すると、彼女のテレパシーの能力が猟兵がこちらに送り込まれたことを知る。
（やったわ！…テレパシーで救援を頼みましょう）
　彼女はテレパシーで猟兵に語りかけるのであった。










　トゥーモル・ハンブラの子孫である彼女は今、危機に面して居た。猟兵たちに助けを求めるためにテレパシーを送ったのはいいものの、そのテレパシーを感知されて迎撃機に追われて宇宙艦内を走り回っていた。
（まずいわ！…このままだとやられる！）
　壁に追い詰められた彼女はサイキックの力で迎撃機を無効化させようとしたが力が及ばずでここまでかっと覚悟を決めて目を閉じた。
　その時、鉄の斬る音と銃の発砲音が響いて彼女はゆっくりと目を開けるとそこには2人の猟兵がいた。
「よかった…間に合ったみたいね」
「ほんとにギリギリだった！」
　勇翠の薙刀と呼ばれる機械薙刀を持ったコノカ・ハギリガワ（勇を示す翠・f06389）とブルーミング・ファイアと名付けられた片手用の銃器を持った桜井・乃愛（桜花剣舞・f23024）がギリギリのところでサイキッカーの女性と接触して助けることが出来た。
「た、助かったわ！ありがとう」
「怪我は無いですか…？」
「えぇ、大丈夫よ」
「また来たよ！」
　次々と迎撃機が迫ってきて桜井がブルーミング・ファイアを構えようとする。そこに割って入る雛里・かすみ（幻想の案内人・f24096）が迎撃機を蹴り飛ばして再起不能にさせる。
「今この中に幹部が潜んでるわ！あなた達はやつを見つけて！」
　っと言い放つと同時にノールックで迫ってくる迎撃機を裏拳で殴り飛ばして再起不能にさせる。
「ありがとう…あなたも気をつけて」
　コノカと桜井がサイキッカーの彼女を連れて幹部を探すために足を走らせる。
「逃げ回っているな…」
　幹部らしきものが敵艦体のモニターから監視しており不敵な笑みを浮かべていた。だが、幹部の乗っている宇宙艦が急にシステムエラーになり今いる位置から動けなくした。
「艦長！」
「慌てるな…」
　幹部がモニターを写しかえるとそこには1人のクリスタリアンの猟兵、ソフィア・エーデルシュタイン（煌珠・f14358）が攻めている宇宙艦のシステムを操作して幹部の宇宙艦を逃がさないようにしていた。ソフィアは幹部の視点から見えてる方向に顔を向けて笑みを浮かべた。
「ふっ…なるほどな…私もあの宇宙艦に攻め込む！いくぞ！」
　そしてひとり孤立しているコーデリア・リンネル（月光の騎士・f22496）は道に迷ってしまい宇宙艦内を歩き回っていた。彼女の通った道には迎撃機の残骸が転がっていた。
「誰とも会ってませんが…ところどころ騒がしい気もします」
　すると前方の方からコノカと桜井が走ってきて通り過ぎざまに桜井が「奴らの足止めお願い！」っと言った。
　コーデリアは2人の背中を見送ったあと、迫ってくる迎撃機に目をやると同時に夢幻槍で2つの迎撃機を叩き落としてようやくびっくりしたような目をしていた。
「危ないですね…なんだかサイキッカーさんも助けれたみたいですから、私が足止めしないと」

●敵幹部発見
桜井とコノカはサイキッカーの女性を連れて幹部の元へと走っていた。
「私を狙ってる大元がこの船に乗り込んだわ！」
「好都合ね！あっちから出迎えてくれるなんて！」
「ですが…なぜ乗り込んできたのでしょう」
　サイキッカーの女性は走りながらサイキックで今の状況を確認した。
「クリスタリンの猟兵の方が敵艦体の動きを止めて陽動に乗ったのが原因かと！」
「それ同行してたソフィアって人がしてくれたんだわ！」
　すると突如サイキッカーの女性が足を止めて頭を抑えだした。
「頭の中から語り掛けてくる…こちらに近づいてきます！」
「人数は？」
　コノカはまず敵勢力の確認をした。サイキッカーの女性は再び目を閉じてテレパシーで敵の数を確認する。すると彼女は驚いた様子で2人に告げた。
「ひとり…大元が単独で乗り込んできてるわ！」
「ひとりで攻めてくるなんて…絶対裏ありそうだわ」
「どんな手を使おうが関係ないわ…迎え撃つだけよ…近いと言ったけ正確な場所は言えますか？」
「場所は…脱出口にいるわ…まるで私たちを逃がさないと言わんばかりに…」
　桜井が気合いの入った笑みを浮かべて「よーし！」っとコノカとサイキッカーの女性の手を握った。
「トゥーモル・ハンブラの能力を現実のものにしない為にもやつを倒すしかないわ！頑張りましょ！」
「……そうね、貴女は危なくなったら艦内にいる猟兵のところに逃げて…」
「私もなるべく戦うわ…力は弱くても妨害くらいならなんとかなるはずよ」
　3人は意を決してトゥーモル・ハンブラの幹部の元へと向かっていった。
「……さて、釣れるか？」
　不敵な笑みばかりを浮かべるトゥーモル・ハンブラの幹部は早く獲物が来ないかとうずうずしている様子だった。
　トゥーモル・バンブラの幹部はサイキッカーの女性さへ仕留めべばいいそれさへ遂行出来ればどんな手段を用いるつもりでいた。
　幹部は勝利の予感しかしていなかった。こちら側に誘導出来ればあとは罠にかけるだけ…トゥーモル・バンブラの力が現実になるものが近いとなると幹部は「はやくこい…」っと呟いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

　サイキッカーの女性は迎撃機に見つからないように行動していた。まずはシステムを弄り幹部の退路を防ぐ。それによって猟兵たちが退治してくれるだろうと踏んだからだ。
「急いで猟兵たちと合流しなくては…」
　サイキッカーの女性は迎撃機に見つからないように掻い潜りながら艦内を進んでいくがとうとう見つかってしまった。
「しまった…！」
　その瞬間だった。迎撃機が炎に包まれてレイピアに貫かれて壊される。「リトルフォックス」と呼ばれる妖狐の霊力と炎の力を放つサムライエンパイア製の鋭いレイピアをもったハロ・シエラ（ソード&ダガー・f13966）はリトルフォックスに刺さった迎撃機を捨ててサイキッカーの女性に近づいた。
「トゥーモル・ハンブラの子孫ですね？私についてきてください。お守りします。」
「あ、ありがとう…」

●別行動
「よっ！と…」
　迎撃機を殴り壊す青原・理仁（青天の雷霆・f03611）はいい加減迫ってくる迎撃機の数にウンザリしていた。
「なぁ？もう幹部探さねぇか？」
　シン・クレスケンス（真理を探求する眼・f09866）はユーベルコード【異界の炎の召喚】で迎撃機をなるべく多く撃墜していく。
「まぁ気長に釣れるのを待ちましょう、幹部の方から来るのはそう長くはないですし」
「そうだけどさぁ〜」
「ほら、見てください？」
　青原は「んぁ？」っと声を出してシンの指をさした窓の外を見ると侵略してきた宇宙艦がこちらの今いる宇宙艦に近づいてくるのがわかる。どうやら幹部自ら乗り移る気だ。
「やっとかよ…まったく焦らしてくれるねぇ」
　青原は指の間接をポキポキならして楽しみが来た喜びを噛み締めた。
「さて…締めましょうか」
「おう！」

●合流
　ハロはサイキッカーの女性を連れて迎撃機から守りながら艦内を走っていた。
「疲れていませんか？」
「大丈夫よ…あなたは大丈夫なの？」
「大丈夫です…あっ」
　ハロは青原とシンと合流して今の状況をシンはハロに伝えた。
「ついに幹部が侵入するのですね…では出迎えてあげましょうか」
「そうですね…歓迎でもしてあげましょうか」
「よーし！ボコボコにしてやるぜ」
　サイキッカーの女性はなんだか頼もしい気分になった。この3人なら幹部なんて簡単に勝てるんじゃないかっと。
　心強く感じたサイキッカーの彼女は3人の後ろからついて行きなにかサポートが出来ないかと思っていた。彼女の戦力は低いもののわずかな力でもなれたらと覚悟を決めていた。
　一方、トゥーモル・ハンブラの幹部はサイキッカーの彼女や猟兵たちのいる艦内へと侵入する。不敵な笑みを浮かべて艦内を徘徊する幹部の体からはサイキックオーラが溢れ出ていた。今こそトゥーモル・ハンブラの力を現実のものにせんと野望を昂らせていた。
　猟兵たちの足音とトゥーモル・ハンブラの幹部の足音がお互いに近く感じる。幹部と猟兵とのぶつかり合いに緊張感を隠せないサイキッカーの女性は覚悟を決めて戦う気でいた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

　サイキッカーの女性は既に猟兵によって保護されていた。赤嶺・愛（愛を広める騎士・f08508）と編堵・希亜（蛇に囚われた少女・f19313）はサイキッカーの女性から離れないように慎重に歩いていた。迎撃機が巡回しているようで派手に暴れて数が押し寄せてきたら厄介なことになる。倒すことも可能だがなるべく戦闘は避けたい。
「この通路は通らない方がいいわ…曲がった先に迎撃機が2体通路を塞いでる…私をセキュリティに連れてって欲しいの。おそらくトゥーモル・ハンブラの幹部はこの艦内に忍び込んでるはず…やつを倒さなきゃ皆は眠ったままだわ。」
「じゃあ迎撃機の位置を私たちに教えてね？今はあなたのサイキックのテレパシーが頼りなの。」
　赤嶺はサイキッカーの女性にそう言うとサイキッカーの女性は静かに頷いた。
「もし…見つかっちゃったらどうしよう…」
　編堵は少し不安げに赤嶺にいったが赤嶺は「大丈夫よ」っと優しい声色で励ました。
「セキュリティで幹部の退路さえ封じれば、見つかっても戦闘しても構わないわ…やつを倒さなければおそらく私を殺してトゥーモル・ハンブラの力を現実のものにして何かやらかすつもりだから」
「それは阻止しないと…待って！」
　T字の通路に迎撃機が横切ろうとしていた。迎撃機が立ち止まってセンサーを作動させようとしていた。
　編堵はユーベルコード【身に宿る蛇『カイ』の召喚（サモン・ラフメイカー）】でカイに迎撃機を壊させて見つからずに済んだ。
「機械を壊すのはやっぱり気持ちのいいものね」
「……見つからないようにしたよね？……」
「なんなら見つかってもそれはそれで楽しいのだけれど」
　編堵もカイはそんなやり取りをしている中、赤嶺とサイキッカーの女性は見つからないようにセキュリティに入りサイキッカーの女性はシステムを弄り全ての出口をシャットダウンをする。
「これで大丈夫！あとは幹部を見つけて倒すだけよ」
「さぁて…正義の鉄槌を下しに行くわよ」
　3人は幹部を探すために迎撃機を壊しながら索敵するのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

第2章 ボス戦 『十字皇シュラウディーン』

POW   :    征天十字剣 敵を【レーザーブレード二刀流】で攻撃する。その強さは、自分や仲間が取得した🔴の総数に比例する。 SPD   :    我が闇のフォース、思い知るがいい！ 対象のユーベルコードに対し【正確に全く同じユーベルコード】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。 WIZ   :    銀河帝国は健在なり 【レーザーブレードとレーザーガン】で武装した【銀河帝国兵】の幽霊をレベル×5体乗せた【銀河帝国戦艦】を召喚する。 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

　トゥーモル・ハンブラの幹部「十字皇シュラウディーン」は猟兵たちと対峙して不敵な笑みを浮かべてサイキッカーの女性に言葉を放った。
「お前を抹殺すればトゥーモル・ハンブラの力は現実のものとなり、我が理想へと近づくのだ」
　サイキッカーの女性は十字皇シュラウディーンを睨みつけて「そんなことをさせないわ」っと言い放った。
「……私が自ら手をかけようとしているのだ……ありがたいことだろ？」
　そうしてレーザーブレードをとりだして臨戦態勢に入る十字皇シュラウディーン。


　トゥーモル・ハンブラの幹部、十字皇シュラウディーンは目の前にいるサイキッカーの女性と猟兵のラウラ・クラリモンド（ダンピールのマジックナイト・f06253）を不敵な笑みを浮かべて見ていた。
「我がトゥーモル・ハンブラの力を現実のものへとするためにお前を殺させて貰うぞ？」
　ラウラは溜息をつきながら皮肉そうに言葉を放つ。
「やれやれ、この世界の十字皇は派手な登場をしますね。あなたの思い道理の展開にはさせませんよ。」
「ならばお前も殺すのみだ…」
　レーザーブレードとレーザーガンで武装した銀河帝国兵の幽霊を何体か召喚してサイキッカーの女性もろとも襲いかからせる。
「させないですよ？」
　ユーベルコード【死女の恋（ゴティエ）】を発動させて装備品を薔薇に変えて範囲攻撃を仕掛けて召喚された銀河帝国兵の幽霊と十字皇シュラウディーンを攻撃した。十字皇シュラウディーンは舌打ちをしてレーザーブレードを取り出した。
「ならばせめてお前だけでも！」
「させないわよ、私の役目は、少しでもあなたにダメージを与えて次の猟兵さんに繋げる事です」
　サイキッカーの女性を狙った十字皇シュラウディーンに薔薇で切り刻み退けさせる。
「くそっ！…貴様…！」
　ダメージを負った十字皇シュラウディーンは膝まづいて忌々しい目でラウラを睨みつけていた。かなり弱って後続の猟兵に繋げるラウラだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「サイキッカーさんは私の後ろへ…何がなんでもあなたを守ります」
　春霞・遙（子供のお医者さん・f09880）はサイキッカーの女性を後ろに立たせて守りの体勢に入っていた。そしてさらに春霞の前に立つのは百地・モユル（ももも・f03218）。
「ボクが前線になってお前をぶちのめしてやるぜ！」
　トゥーモル・ハンブラの幹部、十字皇シュラウディーンは「くくっ」と笑みを浮かべてその場にいる3人を見下していた。
「お前らごときに私は倒せん…諦めてそのトゥーモル・ハンブラの子孫をよこすんだな」
　百地は言葉よりも先に体を動かしてユーベルコード【業火の一撃（フレイムインパクト）】を発動させて「エレメントガントレット」で相手の頬に目掛けて殴りかかった。
「お前みたいなやつにこの人を譲る訳にはあたかない！」
　一方、春霞はユーベルコード【仕掛け折り紙（シカケオリガミ）】を発動させて1部をサイキッカーの女性を守るように纏わせての残りを十字皇シュラウディーンの動きの妨害を行った。
「生意気なやつらめ！」
　十字皇シュラウディーンはレーザーブレード二刀流を構えて攻撃をしようとするが春霞の折り紙のせいで思うように動けなかった。
「トゥーモル・ハンブラの力を現実のものへとさせません。あなたはここで滅びてください」
「これでおしまいにしてあげる！」
　さらに百地のユーベルコード【バーニング・リベンジャー】で燃えさかる炎の剣でさらに深手を追わせる。
「ぐっ！…このままで済むと思うな！」
　ふらふらとしている十字皇シュラウディーンは相当なダメージをおい、さらなる猟兵への後続の攻撃に備えてまだ諦めてはなかった。
「私は倒れんぞ…トゥーモル・ハンブラの力のためならどんな手段を用いても貴様らを殲滅させてやる！」
　レーザーブレードをとりだしてまだ来るであろう猟兵に抗おうとする十字皇シュラウディーンの執念は凄まじいものだった。だがあと少しでやつは完全に倒れるだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

「ふぅ…次々と押しかけてくる猟兵どもが！いい加減そのトゥーモル・ハンブラの子孫をこっちに渡せ！さもなくばお前ら諸共皆殺しだ！」
　十字皇シュラウディーンはさっきから押し寄せてくる猟兵たちにダメージを負いながらもまだトゥーモル・ハンブラの力の為に諦めてはいなかった。その執念からか十字皇シュラウディーンのサイキックフォースの力がより増していた。
　コーデリア・リンネル（月光の騎士・f22496）はその執念にいい加減終止符を打ちたがっていた。
「残念ですが、トゥーモル・ハンブラの力を現実の物に変えることを諦めてください…もはや今のあなたは無駄なあがきです」
「だまれ！私は諦めんぞ…せめてトゥーモル・ハンブラの子孫だけでも殺させてもらう！」
　レーザーブレードを二刀流に構えてサイキッカーの女性に襲いかかるがニケ・ブレジニィ（桜の精の王子様・f34154）が「革命剣」で十字皇シュラウディーンの攻撃を防ぐ。
「させないわよ！」
「くそ！ならば！お前たち、いけ！」
　十字皇シュラウディーンはレーザーブレードとレーザーガンで武装した銀河帝国兵の幽霊をいくつか出して猟兵たちとサイキッカーの女性もろとも攻撃しようとするがミーガン・クイン（規格外の魔女・f36759）がユーベルコード【縮小魔法・地獄（ミニマムスペル・ヘル）】を発動させて銀河帝国兵の幽霊を小さくして踏みつけた。
「無駄な兵を出しちゃってぇ、無意味な抵抗はやめなさい♪」
「くそっ！」
　最初は余裕綽々な十字皇シュラウディーンだったが押し寄せてくる猟兵の攻撃のダメージも蓄積されて余裕も薄れてきている。
「貴様ら猟兵はいつもそうだ、我々の邪魔をしてくれる！忌まわしいぞ！」
「よくいいますね…あなた達の思惑通りに行けば破滅の未来しか見えません、なので貴方を徹底的に倒させていただきます」
　コーデリアは無言で丁寧な口調で容赦ない言葉をあびせていく。
　サイキッカーの女性は少し前に出て十字皇シュラウディーンを睨みつけて言葉を放った。
「あなたの欲望で罪もない乗組員をねむらせたのよ、悪いけど…慈悲を感じられないわ。あなたを倒してこの艦内のみんなを救うわ」
「このっ…！」
　十字皇シュラウディーンはレーザーブレードでサイキッカーの女性を切りつけようとしたがサイキッカーの女性はサイキックパワーでその動きを止める。弱っている十字皇シュラウディーンは戦闘力の低いサイキッカーの女性のパワーでさへも抵抗できないほど弱っていた。
「くそ！…なんという屈辱だ…」
「観念なさい…今引けば見逃してあげるわ。あなたは最早何も出来ないほど力が失われているわ。」
「だまれ、だまれ！トゥーモル・ハンブラの力が現実のものになるまで私はこの命を捧げるまでだ！」
　ニケのその言葉にまだ残っている底力を見せる十字皇シュラウディーンは再び立ち上がりレーザーブレードを構える。猟兵たちはそんな十字皇シュラウディーンを見て早く終わらせようという哀れみさへも湧き出てきた。後続の猟兵に最後を任せようと猟兵たちは決めたが、サイキッカーの女性はいきなり平和な艦内を襲った十字皇シュラウディーンに対して敵対心を抱いていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

「はぁ…はぁ…くそ！ここで諦めてなるものか！トゥーモル・ハンブラの力のためなら…私は倒されてもこの執念は潰えん！」
　十字皇シュラウディーンは最後の抵抗をしようとしていた。サイキッカーの女性へ向けてるのはもはやトゥーモル・ハンブラのためと言うより憎悪のものへと変わっていた。
「そんなにトゥーモル・ハンブラの力を現実のものにしたいのですか…」
「そうだ！お前さへ殺せば…我らの野望が果たされる！」
　コノカ・ハギリガワ（勇を示す翠・f06389）はいっその事楽にさせたいという感情に押し寄せられていた。ここまで執念深いオブリビオンはもう倒してあげよう…。
「もう終わりにしましょう…あなたの野望も…そしてあなたを楽にしてあげることが救いとなる気がしてきました。」
　パルピ・ペルポル（見た目詐欺が否定できない・f06499）も十字皇シュラウディーンに対して哀れみの念を抱いていた。
「もう終わりにしましょう、あなたはトゥーモル・ハンブラの力にあまりにも依存しすぎているのよ」
「我らがトゥーモル・ハンブラのためならば…この命が潰えようともまた戻ってくる！だが、トゥーモル・ハンブラの子孫を殺すこの絶対なるチャンスを逃してなるものか！」
「もういっそのこと楽になっておやすみしましょ〜…あなたも苦労人ですねぇ」
　向・存（葭萌の幽鬼・f34837）はマイペースな口調で十字皇シュラウディーンにそう言い放つ。十字皇シュラウディーンはなんとか立ち上がりレーザーブレードを二刀流に構えて猟兵立ちに向かって突っ込んでいく。
「うぉぉぉぉ！！」
　だがパルピの「古竜の骨のマン・ゴーシュ」によってそれがふさがれる。サイキッカーの女性のサイキックパワーの力もあって十字皇シュラウディーンの攻撃はもはや威力が激減していた。
「ここまでか…だがせめての抵抗をみせてやる！」
　レーザーブレードとレーザーガンで武装した銀河帝国兵の幽霊をいくつか出して猟兵たちとサイキッカーの女性もろとも攻撃をしかけてきた。もはや頭が回っていない十字皇シュラウディーンの攻撃は他の猟兵たちと同じワンパターンの攻撃しかしていなかった。
　向が縄鏢で一網打尽に範囲攻撃をしかけていとも簡単に銀河帝国兵の幽霊たちを消し去っていく。
「くそぉぉぉ！！我が野望はここまでというのか！？」
　コノカが静かに十字皇シュラウディーンに歩み寄り「セイクリッド・アームズ」を向けて哀れみの顔を向けていた。それに対して十字皇シュラウディーンもはや観念したのか抵抗を見せなかった。
「私がやられたとしてもトゥーモル・ハンブラの意志を継ぐ者が再びお前たちを襲うだろう…そして私はまた復活する…その時は今度こそお前たちを殲滅してやる」
「…もういいのよ…眠りなさい、十字皇シュラウディーン」
　そして「セイクリッド・アームズ」を発射させて十字皇シュラウディーンをトドメをさせて倒す。
　無事、サイキッカーの女性は救われ眠らされた乗組員たちも目が覚めてふたたび艦内は元の平和を取り戻す。
「またいつかトゥーモル・ハンブラの意志を継ぐものが襲うかもしれないわ…それまで警戒を強めていくつもりよ、今回はあなたたちに救われたわ…ほんとにありがとう」
　この騒動はひとまず終わりを迎えた。だがまたいつか襲うかもしれないと気を引きしめるサイキッカーの女性だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

最終結果：成功 完成日:2022年05月16日