7thKING WAR㉒〜渾沌は爆発だ!
グリモア猟兵の蛇塚・ライム(その罪名は『憤怒』/IGNITE POP DiVA・f30196)は、招集に応じて呉れれた猟兵たちへ一礼すると、早速、今回の任務内容を伝達し始めた。
「デビルキングワールドの『7thKING WAR』にて、東のラスボスことスーパーカオスドラゴンまでの道が開けましたの。キング候補であるスーパーカオスドラゴンと交戦し、これを退けるのが今回の任務ですわ」
純粋な討伐任務だ。
だが、相手はラスボスと称される悪魔。
オブリビオンではないとはいえ、その実力は計り知れない。
「スーパーカオスドラゴンは混沌魔法『カオスヘッダー』で、恐ろしいことに、周辺の物質から次々と「新たなスーパーカオスドラゴン」を生み出していきますの! 生まれたスーパーカオスドラゴンもまた『カオスヘッダー』でスーパーカオスドラゴンを生み出してゆきますので、戦闘が長引けば長引くほど、戦場は凄まじい数のスーパーカオスドラゴンで埋め尽くされてしまいますわ! そうなったら歴戦の猟兵たちでも勝機を掴むのは難しくなってしまいますわ……!」
まさかの無限増殖!
これでは多勢に無勢である。
だが、ライムは対処方法はあると明言した。
「実は、全てのスーパーカオスドラゴンは『完全同一存在』なので、一体だけでも倒す事ができれば、全てのスーパーカオスドラゴンが同時に爆発するのです!」
……ナンデ!? 爆破ナンデ!?
ともあれ、猟兵たちは増え続けるスーパーカオスドラゴンの群れの中から1体を集中攻撃して倒せばいいわけだ。そうすれば他の個体も同時爆発して増殖をリセットできる!
「くれぐれも、爆発には巻き込まれぬようご注意くださいまし。ああ、スーパーカオスドラゴンは悪魔なので戦闘でのダメージや爆発では死にませんが……流石に節度は考えてくださいね?」
ライムは猟兵へ伝達を終えると、グリモアを起動して戦場への転送を始める。
「それでは、皆様の武運長久をお祈りしておりますわ。いってらっしゃいまし」
果たして、猟兵たちはスーパーカオスドラゴンの無限増殖を食い止めることができるのだろうか?
――ユーベルコードの高まりを感じる……っ!
七転 十五起
無限増殖からの爆破オチ、というボスシナリオです。
スーパーカオスドラゴン戦です。宜しくお願い致します。
なぎてんはねおきです。
●プレイングボーナス
無限に増殖し続けるスーパーカオスドラゴンの群れと戦い、どれか1体を倒す。
(1体倒すと全てのスーパーカオスドラゴンが同時に爆発します)
●その他
コンビやチームなど複数名様でのご参加を検討される場合は、必ずプレイング冒頭部分に【お相手の呼称とID】若しくは【チーム名】を明記していただきますよう、お願い致します。
(大人数での場合は、チームの総勢が何名様かをプレイング内に添えていただければ、全員のプレイングが出揃うまで待つことも可能ですが、その際はオーバーロード投稿を推奨します)
なお、本シナリオは全てのプレイングを採用できない可能性があります。
予めご了承くださいませ。
それでは、皆様の創意工夫を凝らしたプレイング、お待ちしております。
第1章 ボス戦
『東のラスボス『スーパーカオスドラゴン』禍』
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POW : ハイパーカオスチャージ
【カオスで予測不能な軌道を描く】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【他のスーパーカオスドラゴン】の協力があれば威力が倍増する。
SPD : アンリミテッドカオスファング
【三つの頭の牙による連続噛みつき】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : マッドカオスフレイム
自身が【混沌魔法「カオスヘッダー」を発動して】いる間、レベルm半径内の対象全てに【属性を変え続ける混沌の炎】によるダメージか【肉体を癒やす混沌物質】による治癒を与え続ける。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ベルベナ・ラウンドディー
貴方と対峙するのは何度目でしょうね
勉強させてもらって少しは混沌魔法の真髄が見えた気がしますよ
…私なりに戦術崩壊(カオス)に挑みます
まぁ電撃戦と言う奴ですね
【敵を盾にする・功夫・ぶん回し】
槍は不要(ポイ
数の優位性を崩します
群れから手頃な一体を絞り、殴り合いのタイマンです
集団ド真ん中で攻撃軌道が予測不可能な突進なんて味方への暴発の危険で出来やしませんよ
手伝えるものなら、どうぞ
【逃走防止・騎乗・踏みつけorスライディング】
相手に乗る、屈む、抱える(地攻・擒拿)…など、此方も位置を細かに変え
突進の助走も許さぬ密着戦ならどうですか?
ユーベルコードもその一環に混ぜます【衝撃波・功夫】
ベルベナ・ラウンドディー(berbenah·∂・f07708)は東のラスボス『スーパーカオスドラゴン』の混沌魔法に興味を持ち、何度も足しげく通ってはバトッている猟兵だ。
「貴方と対峙するのは何度目でしょうね。勉強させてもらって、少しは混沌魔法の真髄が見えた気がしますよ」
「ゲヒャ~ッヒャッヒャ! テメエがどんなにオレサマとバトッたところで『混沌魔法』のナニがワカる? カタハラがイテェわ!」
スーパーカオスドラゴンの嘲笑が響くと、途端に混沌魔法『カオスヘッダー』が発動して周囲からスーパーカオスドラゴンが何体も出現してくる。
だがベルべナにとってはもはや馴染みある光景だ。
そして今までも勝ち続けていた。
今回も抜かりはない。
「……では、私なりに“戦術崩壊(カオス)”に挑みます。まぁ電撃戦と言う奴ですね。ひとまず槍は不要ですので捨てましょう」
愛用する竜槍『∂∂∂(デルズ)』の穂先を地面に突き刺したベルべナは、目の前でポップアップした個体へ状況判断。これを瞬時に殴り抜く!
吹っ飛ばされてもんどりうつ個体が叫ぶ。
「イテェ!? ナニをシやがんだ!?」
すかさず殴られた個体がベルべナを後ろへ下がらせようと突進を開始した。
しかし、カオスで予測不能な軌道を描くその突進は、ベルべナはもちろん攻撃を仕掛けた個体もどこへ向かうか判断付かないようだ。
「オイ! ソッチじゃネェよ! テメェラもボサッとシテねぇで手伝え!」
他の個体にも声を掛け、ベルべナへ向かって突進を始めるのだが……。
「アダッ!?」
「グエッ!!」
「ゲフッ!?」
軌道がカオスなため、他の個体の軌道を読み切れずに激突が多発してしまう。
一方、ベルべナは最小限の回避行動でこれをいなし続けていた。
「集団ド真ん中で攻撃軌道が予測不可能な突進なんて味方への暴発の危険で出来やしませんよ。手伝えるものなら、どうぞって、ほら見たことですか……」
勝手に自滅してくれる他の個体を無視して、ベルべナは最初に殴った個体へ向かって一気に肉薄する。
「勁!」
そして密着状態からのユーベルコードを叩き込む!
地形を破壊するほどの威力を持つ衝撃波を放つ体術が立て続けに叩き込まれてゆけば、あれだけ威勢の良かった個体も弱ってきた。
「トドメです。最後は急所への零距離寸勁を喰らわせます」
白銀の巨体に飛び乗ったベルべナは、その首を駆け上がって3つある頭部のひとつに登り詰めた。
そして身を屈めて頭蓋に掌を置き、呼吸を一瞬整える。
「これなるは体を開く動作の発勁のユーベルコード。ヒトのカンフー理論を竜人の身体構造のそれに誂えた技術。その名を『超十字勁』と呼ぶ。潰れてしまえ、勁!」
次の瞬間、衝撃波の大爆音と共に竜の頭部がぺしゃんこに潰れてしまった!
「グワーッ! ヤラレター!!」
断末魔の叫びと共に、全ての個体が一気に爆発!
ベルべナは爆風を利用して戦場を離脱し、眼下の爆発の光景に混沌魔法の手応えを覚えるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
アルテミシア・アガメムノン
東のラスボス、スーパーカオスドラゴンさん。
カオスの名に相応しいカオスな状態ですわねえ!
(辺り一面に増殖していくカオスを中空から眺めて)
それでは勝負です。
『地母神の戦域』を発動。戦場全体を輝く霧で覆います。
それと同時に戦場全てのスーパーカオスドラゴンが神炎により同時発火!
しかし、相手はラスボス。決定打にはならないでしょう。
発生した神炎全てを集結。凝縮させた超神炎を目前のスーパーカオスドラゴンさん一体にぶつけて倒しましょう!
ほほほ、スーパーカオスドラゴンさんは分かっていますわね!
(全体同時爆発について)
シズホ・トヒソズマ
無限増殖とかまた恐ろしい事をしてくれますね……なら、その増殖を巻き戻してあげます
からくり人形は◆早業で◆操縦
必要なのは高度
シュヴェラに搭乗し◆空中浮遊で高高度へ
途中の攻撃はデザイアキメラの◆オーラ防御やクロノの風で自分を加速、相手を遅延させて回避
高度から今出てきている全部のカオドラを視認できたらUC発動
バルバロス兄弟の力を使用しオルキヌスの瞳を発動
殆どは少し前まで無機物だった物
退化させれば殆どは無機物か不完全な体になる
完全に残るのは最初の1体だけです!
シュヴェラの重力光線で本体の3つ首の重力を増やし更に動きを遅くし
シュヴァルツヴィアイスの未来予測◆見切りで回避し
本体を王劾のマグマ刃で切り裂く!
デビルキングワールドに数多ある魔王の治める国がひとつ、魔王国。
その支配者の名は、黄金の女帝ことアルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)。
彼女は黄金の光輪と三対六枚の翼を持つ堕天使であり、猟兵の存在をいち早く認めて自国への移住政策を進めていた先見の明を持つ賢き者である。
「東のラスボス、スーパーカオスドラゴンさん。カオスの名に相応しいカオスな状態ですわねえ!」
中空を羽ばたきて眼下に広がる無数のスーパーカオスドラゴンの群れを見下ろすアルテミシア。
その隣で飛翔しているのは、全身紫色のぴっちりスーツに身を包んだ目出しマスクの女性ことシズホ・トヒソズマ(因果応報マスクドM・f04564)であった。なお、シズホはヒーローマスクであるため、本体は目出しマスクの方である。
「無限増殖とかまた恐ろしい事をしてくれますね……こうしている今も増え続けているのが余計に恐ろしいです……」
既に視界に入る範囲はすべてスーパーカオスドラゴンの群れがひしめき合っている状態だ。
そんな絶望的な戦況の中、シズホはほくそ笑んだ。
「なら、その増殖を巻き戻してあげます」
「巻き戻すですって? それはどういうことかしら?」
アルテミシアは小首をかしげた。あたり一面を吹き飛ばすのではなく、増殖そのものの巻き戻しとはこれ如何に?
するとシズホは騎乗していた重力制御/重力攻撃人形『シュヴェラ』の出力を上げ、更に上空へと飛翔し始めた。
「必要なのは高度です。相手の噛みつき攻撃が届かない高高度への退避、これが絶対条件です」
これにアルテミシアは納得顔で問うた。
「なるほど、それは一理ありますねえ。ご一緒してもよろしいかしら?」
シズホは無言で首肯した。
こうして2人は巨体のスーパーカオスドラゴンの群れの射程外の高高度へ退避すると、眼下の群れへ向けて一方的に攻撃を開始した。
「まずわたくしから参ります。勝負ですよ、スーパーカオスドラゴンさん」
アルテミシアが地表へ視界を妨げない輝く霧を発生させると、たちまち霧は金色の神炎となってスーパーカオスドラゴンの群れを同時に大炎上させたではないか。
「全部が完全同一個体なら、焼かれる苦しみは個体数に乗算して増幅されるでしょうねえ!」
「「グギャギャアッ!?」」
炎でのダメージが群れへ均一に入ったことで、スーパーカオスドラゴンたちの感じた苦痛はダメージ以上の責め苦になっただろう。とはいえ、個体の殲滅には繋がっていない。
「さすがは相手はラスボス。決定打にはなりませんねえ」
「ですが、おかげで今どれくらいの規模の群れかを把握しやすくなりました。ありがとうございます」
シズホの言う通り、スーパーカオスドラゴンの群れは今、全てが燃え盛っているため、高高度からの全体把握が容易となった。
そうなれば、シズホのユーベルコードでいくらでも形勢逆転が可能だ。
「人形が吸いし過去の影、我が身に宿り力となれ。応報を持って因果を制す! 幻影装身(アームドオブリビオン・ミラージュ)! 使用するのは、バルバロス兄弟の力を使用しオルキヌスの瞳を発動です!」
シズホの肉体にバルバロス兄弟の幻影を纏わせれば、その片目に『退化』の力が宿る。
「殆どは少し前まで無機物だった物。つまり退化させれば殆どは無機物か不完全な体になるのです。そうすれば、完全に残るのは最初の1体だけです!」
「まあ! 素晴らしいですわねえ! 本当に個体数が一気に激減してゆきます!」
恐るべし、オルキヌスの瞳。
過去にこんなチート能力を相手取っていた猟兵はやはり強い。
「ナニがオキてヤがるんだ!? 増殖がオサえこまれてルダト!?」
そうとは知らないスーパーカオスドラゴン(本体)は、混沌魔法『カオスヘッダー』の出力を強化!
「フエろ! もっとフエろ! そうスリャ、猟兵ナンザにマケねえゼ!」
必死に個体数を増やそうとするも、増やした傍から退化させられてゆくのでイタチごっこであった。
そして、上空では勝敗を決するべく、シズホとアルテミシアが力を溜めていた。
「この輝く霧は体力を回復してくれるのですね。アルテミシアさん、助かります!」
「シズホさんのおかげで標的が絞れました。あとはあれを一撃で爆破させてやりましょう」
2人は連携を開始する。
まずシズホが騎乗している人形シュヴェラの重力光線がスーパーカオスドラゴン本体へ浴びせられると、3つ首のドラゴンの自重が増幅して大地にめり込んでいく。
これで逃げることが出来なくなった。
そこへ炎獣牙剣『王劾』から230体の炎の獣を解き放ち、シズホ自身も地表へ急降下!
「マグマの刀身と炎の獣の群れで斬り裂きます! 貰いました!」
白銀の巨体が灼熱の刃で斬り裂かれ、大ダメージを与えてゆく。
「マダ、だ! マダ、オレサマは……!」
もう爆発してもいいほどのダメージを被ってなお、根性で増殖を開始するスーパーカオスドラゴン!
しかし、もう後詰は会心の一撃を放っていた。
「シズホさん、はやく退避を! この戦場に発生した金色の神炎を一極集中させて、本体へぶつけます!」
アルテミシアの頭上に膨れ上がってゆく金色の輝く球体は、まるで悪魔の世界の空に浮かぶ疑似太陽!
シズホが緊急退避のために再浮上をしたのを見届けたアルテミシアは、無慈悲にキング候補へ神火の塊を放り投げた。
「既にこの戦場はわたくしの支配下にあります。魂魄まで焼き尽されなさい」
「グギャアアアァァァー!?」
断末魔の叫びと共に、増えかけていた他の個体と合わせてスーパーカオスドラゴン達が一斉に爆発四散してみせた。
「ほほほ、スーパーカオスドラゴンさんは分かっていますわね! なんて見事なやられっぷりでしょうか! シズホさんのファインプレイもあって、わたくしも魔王らしく戦えましたねえ!」
「此方こそ色々と助かりましたよ、アルテミシアさん。またどこかで共闘できるといいですね!」
2人は熱い友情を育み、この戦争での再会を願ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ユニ・バンディッド
アドリブ歓迎
ボクは撃破よりも全体の成功率を上げる、支援向けに動くよ。
【ショータイム!】高速展開した魔法陣から飛び出せ!騙りの摩天楼。
自慢の視力で動きを盗み先読み回避、連続噛みつきにも耐えうるラスボス用噛む玩具、贋作建造物を噛ませてみるね。まだまだこれは、実体と幻を自在に切り替える精巧な贋作建造物、足場に壁に透過で味方の行動を助け、スーパーカオスドラゴンの行動を阻み突進(POW)の進路を狭め分断する迷宮を生み出し、最後の爆発に対する守りにもしていくよ。
ニセモノはマモノに、マモノはニセモノに、マモノはマモノに(真物or魔物)機会があれば偽物特性「ミミック化」で騙し討ちしちゃえ。……何か盗りたいなっ
黒城・魅夜
戦力的な問題もありますが
同じ姿の木偶の坊が数だけ増やすことによって
どの固体を狙っていたのかわかりづらくもする狙いもあるのでしょう
いいでしょう
私の漆黒の呪詛を塗りこめた結界を展開
攻撃してきた相手を逆に蝕む攻勢防壁とします
無論長時間持ちはしないでしょうが
僅かな時間が稼げればいいのです
そう、目星をつけたあなたを見切る時間さえあればね
ふふ、気づきませんか
アイテムでもある私の「殺め髪」が一本
あなたの鱗を貫いて突き刺さっていることを
そしてその一本がオーラを纏って輝いていることをね
この上もない目印ですよ
さあ覚悟を決めなさい
超高速の連続攻撃?
空間すら削る私の鎖はそれより遥かに早く
あなたを塵へと返すでしょう
ティエル・ティエリエル
東のラスボスさんと対決だ☆
むむむー、挨拶が大事!本当はきちんと挨拶しておきたいけど今回は時間をかけちゃダメだからまた今度だ♪
ようし、上空から他の猟兵が狙ってるスーパーカオスドラゴンさんを狙って攻撃開始だ!
背中の翅を畳んで上空からのレイピアの一撃でせんせー攻撃だ☆
こっちの攻撃に気づいたら周りにいるスーパーカオスドラゴンさんもこっちを狙ってくるかな?
連続噛みつき攻撃をしてきたところで【スカイステッパー】を使って、弱ってるスーパーカオスドラゴンに当たるように回避!
同士討ちしちゃえー♪
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
ユニ・バンディッド(贋作の悪魔・f31473)は、先程の戦闘風景を目を輝かせながら眺めていた。
「やっぱり魔王様はすごいね! ボクももう一足早かったら共闘できたかも?」
ユニもまた魔王国の所属であり、今回の戦争で奮戦している猟兵のひとりである。
「魔王様との共闘は叶わなかったけど、ボクのやる事は変わらないよ。魅夜さん、ティエルさん! 2人のサポートは、このボクに任せて♪」
胸を拳でトントンと叩いてみせるユニ。
これに黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)とティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が笑みを返した。
「ユニさんのサポート、助かります。戦力的な問題もありますが、同じ姿の木偶の坊が数だけ増やすことによって、どの固体を狙っていたのかわかりづらくもする狙いもあるのでしょう」
「ラスボスを木偶って言っちゃうんだ……?」
黒城の棘のある言い回しに、思わずユニが苦笑してしまう。
対して、ティエルは増え続けるスーパーカオスドラゴンの一個体へ向けて軽く挨拶をしていた。
「東のラスボスさんと対決だ☆ むむむー、挨拶が大事! 今日はよろしくね!」
「ゲヒャ~ッヒャッヒャ! アイサツできるヤツはキライじゃないゼぇ!?」
挨拶回りに定評があるらしいスーパーカオスドラゴンも、これにはニッコリと3つ首を微笑ませている。
だがこの間にも増殖は続いているため、ティエルは早々に挨拶を切り上げて空へ飛翔してゆく。
「本当はきちんと挨拶しておきたいけど、今回は時間をかけちゃダメだからまた今度だ♪ それじゃ勝負だ勝負ー!」
「アア! カカッてコイよ!」
飛翔中は決して手を出してこないあたり、スーパーカオスドラゴンの性格の良さが窺えた。
「随分と紳士的なのですね。いいでしょう。その厚意にこちらも預かりましょう」
すぐさま黒城は戦場まるごとを漆黒の呪詛を塗りこめた結界で覆い尽くす。
「この結界は攻撃してきた相手を逆に蝕む攻勢防壁です。無論長時間持ちはしないでしょうが僅かな時間が稼げればいいのです……」
「魅夜さん、前方から3体くるよ!」
ユニの警告の直後、黒城へ向かって3つ首の高速噛みつきが3方向から殺到する。
しかし、漆黒の呪詛結界のおかげで3体の竜へダメージが入って一瞬だけ怯む。
その隙に黒城は鎖を鞭のように振るって血路を切り拓いてみせた。
しかし、新たな個体が黒城の前を塞ぐ。
そこへどこからともなく超高層ビルが槍めいて道を塞ぐ個体の身体を吹っ飛ばした!
「魔法陣から飛び出せ! 騙りの摩天楼!」
ユニのユーベルコード『ショータイム!』は、マッハ5.0以上の速度で飛び出す盗賊魔術の産物を敵へぶつけて攻撃できる。更に生成された贋物はしばらくその場に残り続けるため、足場や追撃のトリガーとして利用可能だ。
「おっと、ボクを噛みつこうったって、そうはいかないよ♪」
突っ込んできた個体の口へ目掛けて、ユニは摩天楼を枝葉の如く伸ばして嚙みつかせることで攻撃を回避する。
しかも口の中に巨大なビルを突っ込まれた状態になった個体は身動きが取れない!
次第に摩天楼とスーパーカオスドラゴンの垣根を生み出してゆき、敵が増幅するたびに摩天楼もニョキニョキと派生して個体を貫いてゆく。
「こうすることで多くの個体の動きを縫い付けられるし、一斉爆発の際の防壁にもなるんじゃないかな?」
「なるほど、それは考えましたね。ところでティエルさんの姿が見えませんが?」
ユニの説明に黒城が納得するが、ティエルの姿が見えないことに不安を覚えた。
すると、そのティエルの声が空から降ってきた。
「うりゃりゃー☆ 上空からのレイピアの一撃でせんせー攻撃だ☆」
なんと、ティエルは背中の翅を畳んで空気抵抗を極限まで減らした状態のまま、愛用のレイピアを突き出して一個体を突貫!
フェアリーの小さな体では巨体のドラゴン相手に攻撃が通りにくいとティエル自身が理解しているがゆえの作戦だ!
「やっぱり一撃じゃ倒せないね! でも何度もやっちゃうぞ☆ って、わわっ! 一斉に噛みついてこないでよ~!」
ティエルは『スカイステッパー』で空中を跳ねまわりながら高速連続噛みつき攻撃を回避し続けてゆく。
そして突っ込んできた摩天楼がティエルを守ってみせた。
「大丈夫、ティエルさん!?」
「うん大丈夫だよ☆ ユニ、ありがとう☆」
「お二人とも、やみくもに殴っても埒があきません。十分に時間は稼ぎました。私に付いてきてください」
駆け出す黒城の後を、ユニとティエル。それを大量のスーパーカオスドラゴンの群れが阻む。
「「ムダだムダァ! オレサマはフエつづケルからナぁ!」」
「ええ、理解してますし、最初から僅かな時間が稼げればいいのです。そう、目星をつけたあなたを見切る時間さえあればね」
黒城は迷わず眼前の個体へ鎖を放って捕縛してみせた。
まるで最初からこの個体を狙い澄ましていたかのように!
「ふふ、気づきませんか? 私の『殺め髪』が1本、あなたの鱗を貫いて突き刺さっていることを。そしてその一本がオーラを纏って輝いていることをね。あなたが全個体の中で一番ダメージを負っているのは私の髪の毛を通して手に取るように分かりますし、この上もない目印ですよ、どんなに群れていようが、そちらの方が無駄だったってことです」
黒城の漆黒の殺意が急激に膨れ上がる!
「さあ覚悟を決めなさい。空間すら削る私の鎖は、あなたの嚙みつき攻撃より遥かに早く、あなたを塵へと返すでしょう」
「ニセモノはマモノに、マモノはニセモノに、マモノはマモノに(真物or魔物)に。摩天楼をミミック化させて襲わせちゃうよ!」
ユニもここまで伸ばし続けた摩天楼の一部を魔物へと変じさせ、黒城の狙った個体へ噛みついて更に拘束を強化!
「2人とも、今だよ!」
ユニの合図に、黒城の鎖とティエルのレイピアが瞬くように躍動した。
「風に還れ虚空に消えよ、その意思も存在も、ただうたかたのゆめまぼろし」
「風魔法の連続付きだ☆ チーズみたいに穴だらけになっちゃえ☆」
敵を風化させる120連打の鎖の殴打と疾風の連続付きがスーパーカオスドラゴンに殺到!
「ソンナ! バカナァァァア!?」
スーパーカオスドラゴンはまたしても倒れ、周囲の個体もろとも同時に爆発してしまう。
「摩天楼バリケード!」
そしてユニの贋物の高層ビルが爆風を軽減したことで、3人は目立った外傷を追うことなく勝利を収めたのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!
ヒャッハー! バトルの時間デース!
ふむ、戦闘直後の大爆発を考慮して戦わなければなりますまい。
まだ戦いは続く故に。では……いざ!
「骸式兵装展開、岩の番!」
カモン、スーパーカオスドラゴン殿!
突進してくるチャージをカウンターパンチで迎え撃つスタイル!
例え後退させられようとも、背中の岩翼&二対の岩腕で掴み、離れマセーン!
至近距離で確保し続ければ……思うように動けまい。
岩鎧の重量とワタシのパワーを合わせて抑え込みつつ、パイルバンカーや火炎放射器といった武装で零距離攻撃を行いマース!
他の方の攻撃? 構わん、我輩諸共やれ。
ブラキオンほどではないが……防御力は折り紙付きだ!
ティー・アラベリア
ごきげんよう、スーパーカオスドラゴン様
お噂はかねがね。素敵なお名前ですね、スーパー、カオス、ドラゴン
とってもお強そうです。ふふっ、楽しみです!
さて、では楽しく殺し……もとい、競い合いましょう♪
多彩な属性をお使いになられるのですね、こちらも属性変換機構を使用し、お相手の属性変更に合わせて反対属性で攻め立てます
序盤の攻撃に用いるのは92式、95式です
守りはスカートから結界妖精を相手の攻撃属性に合わせて生成
ある程度楽し……双方防御と攻撃が拮抗したところで、因果歪曲型自律飛翔魔槍を投擲し、相手の混沌物質を貫徹
崩れたところで90式でズドンです!
やはり、正々堂々とした競い合いは良いものでございますね♪
「ヒャッハー! バトルの時間デース!」
テンション高めのバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)がスーパーカオスドラゴンへ挑む。
「アナタを打ち上げ花火にしてやろうかーデス! 覚悟するデース!」
その傍らでお淑やかに一礼するのは、ティー・アラベリア(ご家庭用奉仕人形・f30348)だ。
「ごきげんよう、スーパーカオスドラゴン様。お噂はかねがね。素敵なお名前ですね、スーパー、カオス、ドラゴン……」
ティーは意味深に言葉を並べると、まるで天使のような清らかな笑みを浮かべる。
「とってもお強そうです。ふふっ、楽しみです!」
奇しくもメイド服コンビで挑む猟兵側。
しかし、まさかこのあと、スーパーカオスドラゴンがとんでもない目に遭うとは誰も予想だにしてなかった。
まずはバルタンが動いた。口調も真面目な軍人調になってゆく。
「ふむ、戦闘直後の大爆発を考慮して戦わなければなりますまい。まだ戦いは続く故に。では……いざ! 骸式兵装展開、岩の番!」
バルタンは自身の身体に大天使ブラキエルを模した岩翼と二対の岩腕、そして超頑丈な岩鎧を身に纏った。
「カモン、スーパーカオスドラゴン殿! どんなに不規則でカオスな起動といえど、終点が我輩の元ならば身構えるのみ!」
「ゲヒャ~ッヒャッヒャ! だったラ、そのママ潰れちマエばいいと思うゼぇ?」
四方八方から(ちょっと個体同士が激突しながらも)バルタンへ鈍重な体当たりををぶちかましてゆくスーパーカオスドラゴンたち!
「後退などどうってこと無いであります!」
比類なき超防御力を獲得したバルタンの前では、どんな巨体のタックルだろうがびくともしない!
その間に、ティーは殲滅モードに移行する。
「多彩な属性をお使いになられるのですね。こちらも属性変換機構を使用し、お相手仕りましょう。さて、それでは、楽しく殺し……もとい、競い合いましょう♪」
「今、殺すって言ったでありますか!?」
思わず振り向くバルタン。ティーはバルタンの背中に守られる形で狙撃体勢に入った。
「いえいえ、そんなまさか。相手は悪魔、戦闘では死なないので、今回は競技です。ええ、クレーン射撃のように、的へただ銃弾を当てるだけです♪」
そう告げたティーは、自身のスカートの中から9つの魔導兵器及び戦闘妖精を召喚してゆく『奉仕人形の不思議なスカート(サーヴァントドールズ・アルーリングスカート)』を行使した。
「まずは92式、95式です。参りましょう」
92式魔導波探信儀で戦場のスーパーカオスドラゴンの個体数を把握すると、95式思念誘導型魔杖で高い誘導性能を持った高速魔法弾を斉射!
弾幕で押し退けられた個体が紙風船の如く吹っ飛んだ!
「バルタン様には近付けさせません。ところで、そちらの首尾はどうでしょうか?」
「ティー殿、かたじけないであります! 御覧の通り、背中の岩翼と二対の岩腕で掴み、この個体を完全に捕まえたであります! もう離しまセーン!」
「それは重畳です。では、仕留めるのはその個体で。ああ、他の個体が寄り付かぬように、結界妖精の強化結界を展開しましょう」
ティーのユーベルコードで技能レベルが強化されているため、そんじょそこらの結界とはタフさが違う見えない壁が生成された。
これにスーパーカオスドラゴンの群れが様々な属性で突破を試みるが、ティーの並外れた戦闘経験と戦場の勘が結界の属性をコロコロと変化させて相殺を成し遂げていた。
「まあ♪ スーパーカオスドラゴン様は多芸でいらっしゃるのですね!」
「それを笑いながらいなすティー殿もすごいでありますな……! では、そろそろ仕留めましょうか」
「ええ、もう十分に楽し……双方防御と攻撃が拮抗しましたので、そろそろ殺し……試合を決めにかかりましょう」
所々物騒なティーは、すかさずスカートから因果歪曲型自律飛翔魔槍を投擲!
バルタンが抑え込む個体の混沌物質を貫く!
「そこが弱点か! 喰らえ!」
バルタンも超至近距離からのパイルバンカーで大打撃を与える。
「ティー殿、構わん、我輩諸共やれ。ブラキオンほどではないが……防御力は折り紙付きだ!」
「では遠慮なく。爆縮♪」
その瞬間、戦場にキノコ雲が上がった。
全てが吹っ飛んだ戦場には、猟兵しか残っていなかったという。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
カシム・ディーン
機神搭乗
「ご主人サマ!カオスなドラゴンだよ!」
くっ!女神な転生的でLAWなのは確定的なカシムさんには厳しいですね!
「秩序代表な神のメルシーも厳しいよ☆」
(ほざくカオスコンビ
【情報収集・視力・戦闘知識】
周辺状況とカオスドラゴンの動きの癖の分析
特にカオスファングの攻撃の性質と方向性は確実に把握
「ご主人サマ!此処は春の」
無限増殖に対抗しようとしてんじゃねー!
【属性攻撃・迷彩】
光水属性を機体に付与
光学迷彩で存在を隠蔽
同時に…すぐ近くに立体映像を無数に展開して挑発
「このLAW代表のメルシー軍団が相手だぞ☆」
増殖ドラゴンに的を絞らせない
その上で少しでも孤立したドラゴンを捕捉
UC発動!
【念動力・空中戦・弾幕・スナイパー】
念動光弾を乱射!叩き込むと同時に超高速で飛びながら体当たりして一対一に持ち込み!
物量攻撃の外道さと恐ろしさは一応知ってるんでな?
「そして速さ勝負には負けないぞ☆」
ああそれと
お前の強さ…帝竜ですね!
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
超高速で斬撃を叩き込み
後鱗強奪
眼球は…今回は見逃します!
リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【SPD】
※アドリブ連携歓迎
※一応不殺厳守
※愛機搭乗
…Gじゃあるまいし、流石に増え過ぎじゃない?
ともかくビジュアル的にもキツイし速攻でっ
◆増殖
一匹でいいんなら他の人と同じ個体を狙いつつ
FCSの常時ロックオンによる【シリウス・マイン】で
定期的に目印代わりの閃光弾を打ち込もうかな?
◆回避
噛み付きは《瞬間思考力》でレーダー解析しつつ
【クリュザンテーメ】による高速飛翔と
【セレス】の短距離転移で初撃を確実に回避するよ
◆攻撃
とにかく一匹に大ダメージを叩き込んでイコうか
【8】、オペ104番【オムニポタンス】で♪
光輪8基を【ドミナント・バレル】銃口で一直線に並べ
物理エネルギー6561倍の超高速狙撃を連射するよ
まさか猟兵側が核熱爆縮を行ってくるなんて、スーパーカオスドラゴンでなくても誰が想像できたであろうか。
そしてその異常な超火力に耐えながらぶん殴ってくる奴がいるなんて、夢にも思わないだろう。
運良く爆縮と超鈍重な岩の拳から逃れた本体は、爆心地から一目散に逃げていた。
というか逃げないとマジで殺される……と東のラスボスの危機管理能力が警鐘を鳴らす!
次に猟兵に見つかったら、どんな酷いことをされるか分からない!
「オレサマをビビらせるナンて、ヤルじゃネぇか猟兵ドモ! 今日のところハ見逃してヤる――」
「あっ! ご主人様サマ! カオスなドラゴンだよ!」
……見つかってしまった。
スーパーカオスドラゴンは思わず3つ首を天へと仰ぐ。
(あ、オレサマもしかしなくても死んだのデハ?)
自身の最期を悟ったスーパーカオスドラゴンは、それでもラスボスらしくワルぶってみせた。
「ゲヒャ~ッヒャッヒャ! みんなマトメて、捻りツブしちまうゼぇ! 混沌魔法『カオスヘッダー』だゼぇ!」
途端、一気に周囲にスーパーカオスドラゴンの群れが増殖してゆく。
凄まじいワルのオーラを放つスーパーカオスドラゴンたちを前に、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)と第一発見者のメルシーがいつもの茶番を繰り広げた。
「くっ! なんていう悪の覇気なのでしょうか! 女神な転生的ゲームでいうとこの、属性LAWなのは確定的なカシムさんには厳しいですね!」
「秩序代表な神のメルシーも厳しいよ☆ 属性が相反して仲魔にできないね☆」
『ハイハイ、悪・混沌コンビは戦闘準備よろしく☆』
リーゼロッテ・ローデンヴァルト(マッド&セクシーなリリー先生・f30386)は呆れながらも魔改造した量産型重量級キャバリア『ナインス・ライン』を操ってスーパーカオスドラゴンに立ち向かう。
『というか無限増殖って……Gじゃあるまいし、流石に増え過ぎじゃない? ともかくビジュアル的にもキツイし速攻でっ』
「それは同意ですよ、リリー先生? ってことでメルシー!」
「ラジャッたよ☆」
メルシーは本来の姿である界導神機『メルクリウス』……黄金の後輪と翼を背負った体高5mの白銀のキャバリアへと変化した。
そのコクピットに搭乗したカシムは、一気に勝負を決めに掛かる。
『これ以上増える前に叩きますよ……!』
『オッケー! まぁ相手取るのは1匹だけでいいらしいし、一気に決めちゃおっか!』
カシムとリーゼロッテが通信を終えると、それぞれが阿吽の呼吸で連携を取り始めた。
まずカシムの乗るメルクリウスが、お得意の光学迷彩魔術を全身に施して気配を消す。
代わりにデコイの残像幻影を展開して、別個体を惑わせてゆく。
『リリー先生も光学迷彩を施しちゃうぞ☆』
メルシーの気まぐれにより、リーゼロッテの愛機も周囲の背景に溶け込んでしまった。
おかげでスーパーカオスドラゴンの群れは猟兵を完全に見失ってしまう。
『おや、これはいいね♪ 相手の噛みつき攻撃もやり過ごせるし、なにより死角から撃ち放題だね♡』
思わぬ支援を受けたリーゼロッテは、愛機の主腕の両肩に内蔵した、小型多弾頭ミサイル『RS-S-310IM-LEX シリウス・マイン』をロックオン、そこから閃光弾を打ち上げた。
『カシムさん、狙うのはこの個体でヨロシク♪』
討伐対象を選定したリーゼロッテは、早速狙い澄ました個体へ向けて全力の火力をぶつけてゆく。
「てことで、【8(ユイ)】、出番だよ。オペ104番【オムニポタンス】で♪ とにかく一匹に大ダメージを叩き込んでイコうか♡」
《承知。妾の識る【根源】と至宝の【円環】は、如何な【終極】をも汝に騙り得る》
意思を持つ預言書型メガリスが武装を展開すれば、124cm半径の光輪が8基も出現する。
それを前方に一直線に並べると、キャバリア主腕の右手で持つ大型対物ライフルこと『RS-565RW-LEX ドミナント・バレル』の砲口をそちらへ向けた。
一方、カシムの乗るメルクリウスは、万能魔術砲撃兵装『カドゥケウス』で邪魔な個体を念動光弾で吹っ飛ばしてリーゼロッテへ近付かせない。
「物量攻撃の外道さと恐ろしさは一応知ってるんでな?」
『そして速さ勝負には負けないぞ☆』
「ああそれと、お前の強さ……帝竜ですね!」
果たして、スーパーカオスドラゴンが帝竜なのかどうかは不明だが、カシムの持つドラゴンへの殺意が刺激されたことは確かだ。
「でも眼球の強奪は今日はやめましょうか。お前、戦闘じゃ死なねーらしいですし?」
『ねえご主人様サマ? リリー先生のあれ、ちょっと使っちゃおうよ☆』
メルシーがリーゼロッテが並べた光輪に注目する。
リーゼロッテはドミナント・バレルから弾丸を乱射すると、光輪を通過するたびに運動エネルギーが3倍へ増幅する。
それが8基あるということは、3倍の8乗……物理エネルギー6561倍の超高速連続狙撃を可能にする!
「グギャアアアァァァー!?」
命中すれば貫通なんて生易しいものではない。竜の骨肉は削がれて爆散するほどの威力を発揮するのだ。
これを目の当たりにしたカシムとメルシーは、自身のユーベルコードも活用して光輪へ接近した。
「リリー先生、光輪をお借りします!」
『ご主人様サマ! ピリオドの向こうへイッちゃおう☆』
「え、ちょっ!?」
まさかキャバリアの個体を光輪で加速するなんて、リーゼロッテも驚きの発想だ。
だがカシムとメルシーはその超加速に耐えうるだけの念動障壁を展開可能!
故に、推定マッハ37.5の6561倍……時速2億4603万7500kmという驚異的な速度を実現!
「「ヒャッハー! バリバリ猟兵最速ゥ!!」」
もはや残像しか残らないビーム大鎌剣の一撃を喰らったスーパーカオスドラゴンは、しめやかに爆発して敗北を認めたのだった。
大成功
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ビスマス・テルマール
キング候補のスーパーカオスドラゴン、何だか割と親近感ありますが、カオスヘッターが厄介な事、この上ないですね
……ですが、増殖し続けるならソレを
逆手に取りましょう
●WlZ
開幕UC『早業』発動し
ビスキャンサー装着&オーバーロード
『空中戦&推力移動』で空を駆け回り『オーラ防御&激痛耐性』と持ちうる耐性技能で備えつつ『属性攻撃(デコイ)』の『弾幕』を『範囲攻撃』で巻きながら『念動力』で遠隔操作
同時に攻撃を『第六感』で『瞬間思考力&見切り』ながら『空中機動&残像』で掻い潜りながら強烈な催眠電波による幻覚を見せ
スーパーカオスドラゴン同士、同士討ちする様に仕向け、撹乱しながら
味方が居るなら味方に合わせ『集団戦術&団体行動』で
単独なら一体に『属性攻撃(マーカー)』で矢印をつけ『スナイパー』で狙い定めて『覇気&鎧砕き&鎧無視攻撃&貫通攻撃&2回攻撃』の『誘導弾&砲撃&レーザー射撃』の全遠距離武装のご当地『弾幕&一斉発射』を御見舞いしますね
あっ、撃破後の爆発には気を付けませんと。
※アドリブ絡み掛け合い大歓迎
散々爆発を繰り返しても、いまだ健在の東のラスボス『スーパーカオスドラゴン』。
その悠然な姿にビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)は只ならぬ気迫を肌で感じていた。
「キング候補のスーパーカオスドラゴン、何だか割と親近感ありますが、無限増殖のカオスヘッターが厄介な事、この上ないですね」
しかしビスマスは真っ赤な蟹の星座ガジェットを取り出すと、決断的にディメイション・ローカルドライバーへ装填した。同時にオーバーロード・トリガーガジェットもダブル装填すれば、彼女は裂帛の気合の叫びで大気を震わせた。
「……ですが! あなたが増殖し続けるなら! ソレを私は逆手に取りましょう!」
『Local Hearts……Biscancer BisRise!』
ドライバーの謎電子音声が咆哮!
「空海戦特化の蟹座型鎧装ビスキャンサー、そのもうひとつの姿! この鎧装の『裏』の能力! それがビスキャンサー・クリスタライズモードです!」
ドライバーのトリガーを発動させたビスマスは、亜空間から出現した蟹型鎧装を身に纏うと、水晶めいた輝きを放ち始めた!
『キラキラァ! キャンサー! オーバーロードッ! メガマブシーッ!!』
まばゆい輝きを放つ真っ赤な鎧装姿のビスマスは、早速、装備されたブースターを噴射させて天高く急速上昇を開始。
これにスーパーカオスドラゴンの群れは3つ首から変幻無限の混沌の炎を吐き出す!
「「逃げラレると思っタかヨォ!?」」
四方八方から迫りくる灼熱のブレスの奔流!
(耐熱バリアを……いえ、これは!)
ビスマスは目を見張る。
先ほどまで炎だったものが、1秒毎に吹雪・雷・岩石・旋風・毒・呪詛など、ありとあらゆる属性へと変化して殺到してくるではないか!
(まずい! なめろうオーラウォール・キャンサー展開!)
迫りくる暴虐を前に、ビスマスは蟹の堅牢さと『なめろうオーラ』を混ぜた障壁を展開し、全属性のブレスを遮ってみせる。
しかし、あまりの威力に障壁はすぐに亀裂が走り始める。
(このままでは押し負けますね……! ならば!)
ビスマスはジュリンプル・グレネドフォートを転送させると、四方八方に全弾フルファイア! 真っ白な雲の軌跡を描きながらでたらめに飛んでゆく弾頭の群れが地上のスーパーカオスドラゴンの群れを爆撃すれば、ブレスの勢いが僅かに衰えた。
(今です!)
爆炎に紛れ、ビスマスは蟹の装甲の輝きを一際強く放った。
「グギャッ!? マブしいゼぇ!?」
目が眩んだスーパーカオスドラゴンの群れが、目を瞬かせてからあたりを見渡す。
「んナッ!? ナンだ、コリャ!?」
スーパーカオスドラゴンの群れは思わず怯んでしまった。
目の前には、何十、何百、いや何千ものビスマスの姿があちらこちらに存在しているのだ。
「コレはドウいう事なんだゼぇ!?」
「とにかくゼンブ倒せバ問題ねぇゼぇ!」
「ヤッちまエ!!」
スーパーカオスドラゴンの群れがビスマス手段をブレスで攻撃し始めた。
だが、何故かスーパーカオスドラゴンの群れが悲鳴を上げ始めた。
「アヅヅヅヅ!? ナニしやガンだ!」
「ナンでオレサマを攻撃してヤがんダ!?」
「さっきマデ、猟兵を攻撃してタはずだゼぇ!?」
いつの間にか同士討ちを始めてしまったスーパーカオスドラゴンの群れ。
彼らは混乱し、狼狽し、訳も分からず削り合ってゆく。
それをこっそりと光学迷彩を纏って上空から好機を伺うビスマスの姿があった。
(上手く行きましたね! 私の形をしたデコイオーラを発散したのち、このクリスタライズモードの発光で強幻覚を引き起こさせ、スーパーカオスドラゴンの群れ同市で潰し合ってもらう策が通りました!)
スーパーカオスドラゴンの群れは体力を共有しているため、このまま潰し合えば勝手に爆発するだろう。
だが、次第にスーパーカオスドラゴンの群れは互いを警戒して攻撃するのを止め始めた。いや、これはユーベルコードでの回復を図っている!
「「マッドカオスフレイムは癒しの効果もアルんだゼぇ!」」
(まずいですね! 悠長に構えてられません! ここで一気に決めましょう!)
ビスマスは空中で全武装の砲口を1体に絞ると、レーザーポインターを照射して狙いを定めた。
「ム? ナンだ、コリャ!?」
赤い光線に他の個体が気付いた。
「気付かれましたか! でももう遅いです!」
ビスマスは全武装のトリガーを引き、地表の標的へフルバースト砲火を浴びせた!
凄まじい数のマズルフラッシュと弾頭が1体へ殺到すれば大爆発して火柱を立ち昇らせた。そのまま周囲の個体も誘爆してゆき、遂に本体も炸裂しながら炎に呑まれていった。
「グギャアアアァァァー! 猟兵! ガチデビルに負けるナよ!?」
そう言いながら、スーパーカオスドラゴンは天高く吹っ飛ばされて星になっていった。
「やられ方も古典的とは……あの方、なかなか食えないドラゴンでしたね?」
勝利を確信したビスマスは、この先のガチデビルがいる方向を眺める。
もうすぐ、決戦が間近に迫っている。
この魔界の王は、果たして誰になるのだろうか……?
大成功
🔵🔵🔵