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7thKING WAR㉔~召喚魔王『ゼルデギロス』

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#召喚魔王『ゼルデギロス』


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●デビルキングワールド
 ガチデビルが特級契約書で呼び寄せた『異世界の魔王』……それがゼルデギロスであった。
 ゼルデギロスは、山よりも遥かに巨大な身体を持ち、都市ひとつはあろうかという超巨大槍を携え、『顔の仮面を破壊すれば私は死にます。六番目の猟兵達よ、いざ尋常に勝負!』と高らかに宣言した。
 だが、その言葉に反して、ゼルデギロスは全く戦意を失っておらず、山よりも巨大な槍『天槍』を振るって襲いかかってきた。
『私は操られていますが……お気になさらず!』
 その言葉を発したのは、巨大な女性。
 彼女自身は力を封じられているようだが、『私は既に死した身……しかし捨て身の戦いによって、みなさんに教えられる事もあるはず!』と叫び、制限された中で全力の攻撃を仕掛けてきた。
 しかも、彼女は『自分より小さな者との戦闘』に長けており、肌の上に攻め上る猟兵を巧みに(ときには自分への負傷をいとわず)的確に攻撃してくるようである。
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)の話では、ゼルデギロスはユーベルコードによる先制攻撃を仕掛けてくるため、『相手の巨体を利用しない戦い方』で、反撃しなくてはならないようだ。
 そうしなければ、大ダメージを負ってしまい、戦いに支障が出てしまう可能性が高いらしい。
 そうなってしまうと、ゼルデギロスを撃破する事が困難になってしまうため、くれぐれも気をつけてほしいと言う事でだった。


ゆうきつかさ
 今回のシナリオは、戦争依頼です。
 基本的には、ノリと勢いで何とかなるので、恰好良さを重視して、プレイングを書いていただければ問題ありません。
 ゼルデギロスの山より高い身体を駆け上り、弱点である仮面を破壊すれば、仮面の怨嗟、女性の感謝と共に、ゼルデギロスの超巨体は消滅するようです。
 ただし、先制攻撃に対応し、相手の巨体を利用「しない」戦い方で反撃しなければ、大ダメージを負うかも知れません。
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第1章 ボス戦 『魔王ゼルデギロス・此華咲夜態』

POW   :    ジェットランページ
【天槍から噴出する強烈なオーラ】によりレベル×100km/hで飛翔し、【身長】×【武器の大きさ】に比例した激突ダメージを与える。
SPD   :    天槍乱舞
【貫通衝撃波「フォーススティンガー」】【螺旋回転突撃「ドリルインパクト」】【神速連続突き「ミラージュランス」】を組み合わせた、レベル回の連続攻撃を放つ。一撃は軽いが手数が多い。
WIZ   :    ジャッジメントランス
【天高く天槍を投げ上げるの】を合図に、予め仕掛けておいた複数の【オーラで構築した天槍の分身】で囲まれた内部に【裁きの雷】を落とし、極大ダメージを与える。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『すぐに終わってしまってはもったいないですわね』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。性格は享楽的な戦闘狂
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】を【早業】で繰り出す
ドラゴンランスを使うことがあれば、相手を【串刺し】にするか、竜に変えて【ブレス攻撃】
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します

あと、虫が苦手


吉柳・祥華(サポート)
『妾の存在意義とは何ぞや?何ゆえに此処に在るのかぇ?』

旧き時代に祀られていた龍の化身で在ったが
護るべき国と民は既に無いのに何故…自身が現世の『神』として顕現したのかを思案と模索する戦巫女

物腰は柔らかく絶えず微笑を湛える優美な女性であるが
過去の出来事から人(他人)に対しては意外に辛辣…
優美に微笑を浮かべるが実は目が笑っていない

ユーベルは指定した物をどれでも使用
その辺はMSの采配に任せます(意外な使い方とか参考になるから)

基本、他の猟兵に迷惑をかける行為はしないが
必要なら悪乗りはする流れ(他の猟兵と同意と言う設定で)
まぁ…流石に依頼の成功の為と言えど公序良俗に反する行動はNG

連携アドリブ等はお任せ


風薙・澪(サポート)
戦闘は剣、ポンプアクション散弾銃、魔法を主に使って戦う。
近距離は剣、中距離は銃、遠距離は魔法が主な攻撃手段だが、
状況に応じて距離に拘らず扱う時もある。
敵が少ないときは、逆に剣、銃で隙を作り魔法で止めを刺す。

剣も銃も基本は両手で扱う為、右手に剣、左手銃のような二刀流的なことはほぼしない。
剣は両手持ちではあるものの軽快に扱い、フットワークを軽くして戦う。

銃はほぼ9粒装弾の散弾を使っているが、対象を打ち抜けないときなどはスラッグ(一粒弾)も使う。
いずれにせよ射程はあまり長くない。
弾倉はチューブマガジンで後入先出。(最後に込めた弾薬が最初に撃ち出される)
弾薬入手はUDCではなく別世界から入手している


ミルケン・ピーチ(サポート)
『ミルケンピーチ、参上!』

常識的だけどやられ属性の17歳の桃姫、無邪気で元気な6歳のぺしぇ、体育会系褐色ギャルのアカリの三人のボディの内依頼に合わせた誰かで出撃
口調は
『桃姫:私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?』
『ぺしぇ:自分の名前、くん、ちゃん、だよ』
『アカリ:あたし、相手の名前+ちゃん、~っす、~っすよ、~っすね、~っすか?』
マスクのミルケンはほぼ喋りません

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません

公序良俗に反する行動はそういう依頼でない限りしません
後はお任せ、よろしくお願いします!


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」

神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!


ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
 妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


大神・零児(サポート)
アドリブ共闘可
単純戦闘の場合
強力な一撃を叩き出せそうなUCか、形勢逆転が狙えそうなUCを

味方や護衛・救助対象への援護や支援が必要な場合
味方や護衛・救助対象へのサポートとなるようなUCを

戦闘のみ
所持している武器・アイテムを効果的に使い戦局を有利にするよう行動(所持アイテム等を駆使し攪乱や敵の隙をつくる等)

救出・護衛
対象者の命最優先で行動
敵の動きに注意し、牽制しながら戦う
仲間との連携・連絡はアイテムも駆使し密に

常時使用技能
戦闘知識
第六感
野生の勘
見切り
地形の利用
世界知識
咄嗟の一撃
情報収集
早業

護衛・救出対象等有
拠点防御
時間稼ぎ
鼓舞
失せ物探し
オーラ防御
覚悟
救助活動
かばう
聞き耳

C-BA使用
運転
操縦
運搬
騎乗


四十物・寧々(サポート)
※サポートプレイング

多少の怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

その上で現在の状況に対応できる人格で行動します。
シナリオ進行に必要な言動など青丸稼ぎに役立てて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

アイテムもご自由にお使い下さい。
服装系は提案の一例として装備せず公開設定としております。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。


蒼月・暦(サポート)
 デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。

 普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


陽殿蘇・燐(サポート)
バーチャルキャラクターの寵姫×国民的スタア?いいえ、これでも(元)ラスボスな悪女NPCよ。
基本は高性能スマホを利用して、配信しつつの行動になるわね。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用するし、多少の怪我は厭わず積極的に行動するの。これでもバーチャルキャラクターだもの。
悪女たるもの、その行為は健全な世界あってこそなのよ。だから他の猟兵に迷惑をかける行為はないわ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしない。配信垢BANされちゃう。
あとはおまかせ。よきに計らいなさい(思い出した悪女ムーブ)


キマフュ出身なので、トンチキでも適応していきます。




「ミルケンピーチ、参上! あたしが来たからには、もう大丈夫っすよ!」
 ミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)がアカリのボディに取りつき、魔王ゼルデギロスの前に颯爽と現れた。
『これは実に頼もしい。さあ、早く私を……。私を倒してください!』
 魔王ゼルデギロスが感動した様子で声を震わせ、超巨大槍でアカリ(ミルケン)の身体を貫こうとした。
「……って、ちょっと待つっす! 言っている事と、やっている事が、まったく逆っすよ!」
 その攻撃に驚いたアカリ(ミルケン)が、魔王ゼルデギロスにツッコミを入れつつ、超巨大槍を避けた。
『こ、これは、私の意思ではありません』
 魔王ゼルデギロスが動揺した様子で、何度も超巨大槍を突いた。
 そのたび、アカリ(ミルケン)が回避したものの、一歩間違えば串刺しにされてしまう程、危険な状態になっていた。
「なんだか、めんどくさい事になっているわね。倒してほしいの? それとも、嫌なの?」
 風薙・澪(ウィザードウォーリア・f17869)が呆れた様子で、魔王ゼルデギロスに対して問いかけた。
『そ、それは、もちろん……倒して欲しいです』
 魔王ゼルデギロスが声を震わせ、動揺した様子で答えを返した。
「だったら、その槍は何っ!? 戦う気満々じゃない」
 その態度にイラッとした澪が、鋭いツッコミを入れた。
『こ、これには深い事情がありまして、私の意思では無いんです。みんな仮面が悪いんです』
 魔王ゼルデギロスが動揺した気持ちを誤魔化すようにして、すべての罪を仮面に丸投げした。
「僕の神様は言ったよ。言葉だけが真実じゃないって」
 カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)が、何やら察した様子で答えを返した。
『そ、そんな事はありません。う、嘘はついていません、本当です……!』
 魔王ゼルデギロスが、あからさまに動揺しながら、しどろもどろになりながら答えを返した。
「その言葉が真実なのか、それとも偽りなのか、この場で戦って試すしかありませんね」
 四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)が、魔王ゼルデギロスに視線を送った。
 魔王ゼルデギロス自身は真実を述べているつもりのようだが、仮面にすべて支配されている可能性も捨てきれないため、その言葉を鵜呑みにする事が出来なかった。
『そうですね。存分に試してください。私は逃げも隠れもしませんので……』
 魔王ゼルデギロスが、躊躇う事無く答えを返した。
「まあ、ここに来たのも何かの縁。何もせずに、帰る訳にはいかんじゃろうな」
 吉柳・祥華(吉祥龍彩華・f17147)が、魔王ゼルデギロスを見上げた。
 どうやら仮面によって支配されているようだが、会話をする事は可能のようである。
 だからと言って、楽観視する事は出来ないものの、上手く利用すれば戦いを優位に進める事が出来そうだ。
「……とは言え、すぐに終わってしまってしまうのも、面白くありませんわね」
 中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の副人格であるシルヴァーナが品定めをするようにしながら、魔王ゼルデギロスを見上げ、含みのある笑みを浮かべた。
 魔王ゼルデギロスは、山ほどの大きさがあるため、いくら切り刻んでも、そう簡単に倒れる事はない。
 そう言った意味でも、感情の赴くままに切り刻み、返り血を浴びるのも悪くはなかった。
「さぁ、楽しませて下さいね。例え、あなたの考えがどうであれ、私が必ず倒して差し上げましょう」
 ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)が、魔王ゼルデギロスに対してキッパリと言い放った。
『ほぉ……それは頼もしい。ならば、私も全力で……いえ、ああ……仮面のせいで、身体が勝手に……!』
 魔王ゼルデギロスが激しく身体をヨロめかせ、何かに取り憑かれた様子で超巨大槍を振り回した。
「ならば、私があなたに代わって、魔王を名乗る事にしましょうか」
 陽殿蘇・燐(元悪女NPC・f33567)が悪女ちっくな笑みを浮かべつつ、魔王ゼルデギロスの攻撃を軽々と避けた。
『私を倒して、魔王を名乗る……ですか。それも悪くないかも知れませんね。そのためには、仮面を破壊しなければなりませんが……』
 魔王ゼルデギロスが超巨大槍を構え、休む事なく突きを繰り出した。
「ええ、分かっていますわ。だからと言って、このまま白旗を上げたところで、生きて帰すつもりはないのでしょう?」
 燐がオーラ防御を展開しながら、次々と残像を繰り出し、魔王ゼルデギロスの傷口を抉って、生命力を吸収した。
「それじゃ、望み通り、バラバラにしてあげるね」
 続いて、蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)がノコギリ状の刃を持った改造ナノブレードを構え、魔王ゼルデギロスに襲いかかった。
『望むところです! さあ、早く! 私をバラバラにしてください!』
 その言葉に反して、魔王ゼルデギロスが超巨大槍を振り回し、凄まじい勢いで暦に襲いかかった。
「……って、バラバラにしていいんだよね? これじゃあ、私の方がバラバラにされちゃうんだけど……!」
 暦が改造ナノブレードで受け身を取りつつ、気まずい様子で汗を流した。
 気のせいか、背後に死亡フラグが立ちまくっているような気がするものの、魔王ゼルデギロスの勢いが衰える事はなかった。
『なかなか、やるようですが、まだまだですね』
 魔王ゼルデギロスが超巨大槍を構え、凄まじいスピードで、連続攻撃を繰り出した。
「やはり、倒して欲しいという言葉は、偽りだったと言う事か」
 祥華が【影霧(シャドウ・ミスト)】を発動させ、魔王ゼルデギロスの超巨大槍を見切り、残像を繰り出しながら、一気に距離を縮めていった。
『それは誤解です……!』
 魔王ゼルデギロスが悲鳴にも似た叫び声を上げながら、超巨大槍をギュッと握り締め、祥華の身体に風穴を開けようとした。
 だが、魔王ゼルデギロスが狙った祥華は、すべて残像。
 攻撃を喰らったのと同時に、跡形もなく消え失せた。
「わたくし達に立ち塞がる者は、すべて切り裂いて差し上げますわ」
 その間に、シルヴァーナ(裕美)が残像を繰り出しながら、優雅なステップで魔王ゼルデギロスに近づき、目にも止まらぬ早業で惨殺ナイフによる素早い一撃を放った。
『クッ……!』
 その拍子に魔王ゼルデギロスの身体から大量の血が噴水の如く噴き出したものの、シルヴァーナ(裕美)には微塵も迷いがなかった。
 それどころか、酷く興奮しており、惨殺ナイフが赤く煌めき、切り裂く速度が増していた。
『そうです。その意気です。もっと、激しく! もっと鋭く!』
 魔王ゼルデギロスが天高く超巨大槍を投げ上げ、複数のオーラで構築した超巨大槍の分身で囲まれた内部に裁きの雷を落とした。
「本当に言っている事と、やっている事が滅茶苦茶ね!」
 その事に苛立ちを覚えつつ、澪が【氷霜槍(フロスト・ジャヴェリン)】を発動させ、虚空から高圧縮液体窒素と、魔力が込められた氷槍を放ち、刺傷と液体窒素及び魔力による凍結で、魔王ゼルデギロスの動きを一時的に封じ込めた。
「それじゃ、少し派手にいくわよ」
 続いて、燐が【炎術:大炎蝶(エンジュツダイエンチョウ)】を発動させ、揚羽擬蛾(アゲハモドキ)の羽ばたきを合図に、予め仕掛けておいた複数の黒色の蝶型武器で魔王ゼルデギロスを囲み、穢れと呪詛を燃やし尽くす大質量の蝶型炎を落下させ、極大ダメージを与えた。
『も、もう少しで、仮面を破壊する事が出来そうですね。……ですから、もっと激しい攻撃! 私も手を抜いたりしませんので……!』
 魔王ゼルデギロスが超巨大槍から噴出する強烈なオーラによって天高く飛翔し、急降下しながら雷の如く鋭い一撃を放って、地面を抉り取ってクレーターを作った。
「そこは手を抜いてもいいんじゃないのかい?」
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)がギリギリのところで超巨大槍を避け、魔王ゼルデギロスを見上げてツッコミを入れた。
『そ、それは私のプライドが……いえ、仮面の力で、身体の自由が……』
 魔王ゼルデギロスが思わず本音を口にした後、それを誤魔化すようにして、わざとらしく咳をした。
「何か事情がありそうですが、話を聞いている余裕は無さそうですね」
 スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)が自らに迷彩を施し、聖樹の大弓で魔王ゼルデギロスを狙い、マヒ効果を付与した矢を乱れ撃った。
『うぐ……、身体が……』
 その途端、魔王ゼルデギロスが険しい表情を浮かべたものの、仮面の力によって強制的に身体が動き、超巨大槍が唸るようにして、スピネルに迫ってきた。
「……!」
 その攻撃を間一髪で避けた後、再びスピネルが気配を消して、魔王ゼルデギロスの前から姿を消した。
「……後は任せましたよ」
 そんな中、瀕死の重傷を負った寧々が【アンディファインド・フラグ・クラッシャー】を発動させ、男装の麗人の寧々を召喚した。
 それと同時に、男装の麗人の寧々が魔王ゼルデギロスに騙し討ちをすると、咄嗟の一撃を繰り出した。
『これは面白い。いえ、さすがに不謹慎ですね。私は倒されるべき存在なのに……』
 魔王ゼルデギロスが超巨大槍で受け身を取りつつ、力任せに男装の麗人の寧々を弾き飛ばした。
「僕の神様から賜りし水の権能、その一つ。僕と似た者達を、ここに……」
 それと入れ替わるようにして、カツミが【水の権能、二『似姿』(ニスガタ)】を発動させ、水で出来た自分とそっくりな球体関節人形を召喚された。
 召喚された球体関節人形は、カツミと連携を取りつつ、浄化の力を宿した水属性の攻撃で、魔王ゼルデギロスにダメージを与えていった。
 そのタイミングに合わせて、カツミが偽装皮膚を水のような刃に変え、咄嗟の一撃を繰り出した。
『そ、その調子です! もっと激しく! 致命的な一撃を』
 魔王ゼルデギロスが大量の血を撒き散らしながら、興奮した様子で大声を上げ、超巨大槍で激しい突きを繰り出した。
「こっちっすよ」
 一方、アカリ(ミルケン)は【ジャスティス・ペイン】を発動させ、あえて不利な行動を取る事で、身体能力を増大させた。
「少し削らせてもらうよ。……吹っ飛べ、マルチプル・ブレイカー!」
 それに合わせて、多喜が【マルチプル・ブレイカー】を発動させ、RX-JDサイオニッククロ―による刺突撃を繰り出し、マルチプルブラスターによる接射を放ち、魔王ゼルデギロスの身体を傷つけた。
「本当に操られているのか? 俺には戦いを楽しんでいるように見えるんだが……」
 大神・零児(魂から別れたもう一人の令二・f01283)が軽く皮肉を言いながら、妖刀「魂喰」を握り締め、魔王ゼルデギロスに斬りかかった。
『それは違います。私は本当に……』
 即座に、魔王ゼルデギロスが超巨大槍を構え、自らの身を守りつつ、カウンター気味に反撃を繰り出した。
 すぐさま、零児が第六感と野生の勘を駆使して、魔王ゼルデギロスの超巨大槍を見切り、早業で咄嗟の一撃を繰り出し、その場から飛び退いた。
「……覚悟は、よろしくて? 夕焼けの薔薇騎士は、伊達ではありませんわよ」
 それと同時に、ローズが【夕暮れの陽光を纏いて(サンセット・ヴェール)】を発動させ、夕焼けを思わせるオレンジ色のオーラで全身を覆い、意志の力で戦闘力を増強し、高速で飛翔しながら、魔王ゼルデギロスの身体を斬りつけた。
『ならば、本気を……いえ、何でもありません!』
 魔王ゼルデギロスが小さくコホンと咳をした後、超巨大槍で何度も突きを繰り出した。
 その攻撃を軽々と回避しながら、ローズが夕の憩い(ロングソード)を握り締め、魔王ゼルデギロスを斬りつけた。
「それなら、これで、どうですか?」
 スピネルが【矢は雨に森に(アローレイン)】を発動させ、魔王ゼルデギロスに無数の矢を突き刺した。
 それと同時に、矢の先端が植物に変化し、魔王ゼルデギロスの身体に根を張った。
 その事が原因で、矢を引き抜く事が出来なくなり、大量の血が流れ落ちた。
「まさか、この程度で終わりじゃないよな? ここからは、俺も手加減はしない」
 零児が【黒風鎧装】で真の姿になると、漆黒の旋風で全身を覆って、魔王ゼルデギロスに襲い掛かった。
『ええ、望むところです。既に、覚悟は出来ています。だから、早く私を……。この世から消し去ってください!』
 その言葉に反して魔王ゼルデギロスが、超巨大槍から激しい突きを繰り出した
「今度こそ、バラバラにしてあげるよ!」
 暦が【解体ノコギリ(カイタイノコギリ)】を発動させ、魔王ゼルデギロスの身体を切り裂いた。
 その拍子に大量の血が暦の全身を染めたものの、改造ナノブレードを振り回す勢いが、逆に増していた。
『か、仮面にヒビが……。もっと、です! もっと激しい攻撃を……!』
 その攻撃を喰らった魔王ゼルデギロスが、興奮した様子で叫び声を響かせた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

プフェルトラム・メーベルナッハ
承知致しました。
我等の手にて、その仮面の呪縛、打ち砕いてご覧に入れましょう。
(一礼の後、魔法剣を構え)

【ダンス】の動きを以て、繰り出される先制の連続攻撃を躱しつつ距離を詰めていきます。
足運びの向きを変えることでの【フェイント】や動作の緩急によって作る【残像】を駆使して敵に狙いを絞らせぬよう努め、時には【ジャンプ】や【スライディング】も交えて躱していきましょう。

UC発動の機が巡り次第、天翔ける閃剣乱舞を発動。
一気に頭部の高さ目掛けて上昇。この間も踊るような機動は欠かさず。
仮面目掛けて光線を放ちつつ距離を詰め、魔法剣の斬撃を仮面に打ち込むと致します。

私の舞、ご堪能頂けたでしょうか。


パティ・チャン
■SPD
先制攻撃対策=[世界知識、情報収集]で効果的に身を隠す場所を探り[迷彩、オーラ防御]で防御し[空中機動]でかわす
(もし当たったとしても[医術]による応急手当と[激痛耐性]で居場所を悟られないようにする)

何発攻撃が来るか解らないし、一撃が軽いといっても、女神様の大きさから言って全部致命傷。用心しないと。

UCで仮面まで[迷彩、オーラ防御]発動させたまま急ぎ移動し[2回攻撃、なぎ払い、カウンター、激痛耐性、鎧砕き、衝撃波、重量攻撃]で闘いましょう

「……女神様。それだけ大きいと貴方のおっしゃる「ぼうや」ってやはり物凄く大きいのでしょうか?妖精族はいないらしいですけど?」

※連携・アドリブ共に歓迎


カシム・ディーン
機神搭乗
でっけーお姉さんですね
もう少し人間サイズなら堪能したい所ですが
「おっぱいに飛び込んだらぺしゃんこだね☆」(鶏立体映像

【情報収集・視力・戦闘知識】
姫の戦い方と動きの癖を之までの戦闘記録と他の依頼の記録
そして今の立ち回りから解析

対SPD
【属性攻撃・迷彩・念動力・武器受け】
光水属性を機体に付与
光学迷彩で存在を隠蔽し周囲に無数の立体映像展開し攪乱
それでもあたりそうな時は念動障壁で受け流し鎌剣で受け止め致命を避ける

【空中戦・弾幕・スナイパー・二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
UC発動
超高速で飛び回り巨体は利用せず
念動光弾を仮面に叩き込み一気に距離を詰めて仮面に鎌剣で連続斬撃
序でに金目の物強奪試み!




「でっけーお姉さんですね。もう少し人間サイズなら堪能したい所ですが……」
 そんな中、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)が界導神機『メルクリウス』に搭乗したまま、山ほどの大きさがある魔王ゼルデギロスを見上げた。
 魔王ゼルデギロスは仮面に支配されているらしく、本来の力を封じられているようである。
「おっぱいに飛び込んだら、ぺしゃんこだね☆」
 メルシー(メルクリウス)が、何となく死亡フラグを立てた。
「いや、まあ……」
 カシムが最悪の未来を想像し、気まずい様子で汗を流した。
 それが冗談とは思えないほど、リアルな映像が脳裏に浮かんでいた。
 いまにも死亡フラグが両手を開き、カシムを迎え入れてくれそうな勢いだった。
『さあ、六番目の猟兵達よ。早く私を……。顔の仮面を破壊してください!』
 魔王ゼルデギロスが超巨大槍を握り締め、猟兵達を見下ろした。
「承知致しました。我等の手にて、その仮面の呪縛、打ち砕いてご覧に入れましょう」
 その気持ちに応えるようにして、プフェルトラム・メーベルナッハ(千夜の踊り手・f00012)が一礼した後、魔法剣「フラメ・テンツェリン」を握り締めた。
「……とは言え、まったく抵抗しない訳ではないから、気をつけておかないと……」
 パティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)が、警戒した様子で間合いを取った。
『その通りです! 例え、私が望んでいなくとも、私があなた達の命を奪います……!』
 魔王ゼルデギロスが貫通衝撃波「フォーススティンガー」、螺旋回転突撃「ドリルインパクト」、神速連続突き「ミラージュランス」を組み合わせ、猟兵達に連続攻撃を繰り出した。
(何発攻撃が来るか解らないし、一撃が軽いといっても、女神様の大きさから言って全部致命傷。用心しないと)
 すぐさま、パティが世界知識と情報収集を効果的に活用し、迷彩を施した上で、オーラ防御を展開し、空中機動で回避した。
 それに合わせて、カシムが、ありとあらゆる情報を頭の中に叩き込み、それを活用する事で、魔王ゼルデギロスの攻撃を回避した。
 一方、プフェルトラムはダンスを踊るようにして、魔王ゼルデギロスが振るった超巨大槍を避け、残像を繰り出しながら、一気に距離を詰めていった。
「今度は、こっちの番ですね」
 カシムが光学迷彩で自らの存在を隠蔽しつつ、周囲に無数の立体映像を展開し、魔王ゼルデギロスを撹乱した。
「それじゃ、覚悟してもらいましょうか」
 パティが【Flower pool Delight(フラワー・プール・ディライト)】で背中の羽根を羽ばたかせ、魔王ゼルデギロスの間合いに踏み込み、幻影の花の泉に舞う、蝶の幻を放ちながら、2回攻撃を繰り出した後に薙ぎ払い、カウンターを仕掛けて鎧砕きを仕掛け、重量のある衝撃波を放った。
『さあ、早く! この仮面を!』
 魔王ゼルデギロスが猟兵達に語り掛けながら、超巨大槍を構えた。
「……メルクリウス……お前の力を見せてみろ……!」
 それと同時に、カシムが【神速戦闘機構『速足で駆ける者』(ブーツオブヘルメース)】を発動させ、超高速で飛び回りながら、念動光弾を仮面に叩き込み、一気に距離を詰めて、鎌剣で仮面に連続斬撃を繰り出した。
 そのドサクサに紛れて、金目になりそうなモノを奪い取った。
 続いて、プフェルトラムがジャンプとスライディングを駆使しながら、【天翔ける閃剣乱舞(ヒンメル・シュトラール)】を発動させ、魔王ゼルデギロスの頭部まで高速で飛翔した後、仮面めがけて光線の雨を降らせ、魔法剣の斬撃を繰り出した。
『こ、これでようやく……』
 次の瞬間、魔王ゼルデギロスの仮面に無数のヒビが入り、木っ端微塵に砕け散った。
「ところで、女神様。それだけ大きいと貴方のおっしゃる『ぼうや』って、やはり物凄く大きいのでしょうか? 妖精族はいないらしいですけど?」
 そんな中、パティが不思議そうに首を傾げ、魔王ゼルデギロスに対して問いかけた。
「それは……」
 その問いに、魔王ゼルデギロスが答えを返し、跡形もなく消滅するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年05月10日


挿絵イラスト