7thKING WAR⑳〜クイーンとゆかいな仲間たち
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「お~ほっほっほ!流石は猟兵、わたくし達の最大のライバルと目す存在ですわね!」
「然り、クイーンの覇道を阻止する元凶と言えるでしょうな」
高笑いを浮かべる女、アイスエイジクイーンの高笑いに一人のデビルがそう応える。
見た目はモジャモジャ、鼻が長く一対の大きな牙を有する其のデビルは膝をつき首をたれながら更に言葉を続ける。
「我等、絶滅悪魔軍団、相手にとって不足はありませぬ!
此のケナガマンモスデビルのユカ、クイーンが為に決死の覚悟で挑みましょう!」
「あら、駄目ですわよ。それじゃあ」
「っ!何故ですかクイーン!」
だが其の言葉をクイーンは否定し、其の事にユカと名乗ったデビルは食って掛かる。
「決死の覚悟ではなく生きて勝利を掴む覚悟をしてもらいませんと困りますもの。
貴方達にはわたくしがキングとなった時に支えて貰いませんと」
「く、クイーンっっ!我等の事を其処迄……っ!!」
だがユカはクイーンの言葉に喜び感動のあまり滂沱の涙を流す。
「判りました。
我等、絶滅悪魔軍団、我、ケナガマンモスデビルのユカ、イヌデビルのトゥマト、洞窟獅子デビルのシベリー、オオカミデビルのドゴール、バイソンデビルのユカギール、サイデビルのケブカー……皆、生きて御身の為に勝利を掴みましょうぞ!」
「ええ、頼りにしていますわよ」
そしてユカはクイーンに勝利を誓い、クイーンは其れに鷹揚に応える。
忠義の絆で繋がれた主従の姿が其処にはあるのであった―――。
●グリモアベースにて。
「まあ、そんな感じで忠義心溢れる絶滅悪魔軍団がアイスエイジクイーンと一緒に襲い掛かってくるんで其の猛攻を躱しながらアイスエイジクイーンを倒して欲しいんだな~」
因みに今回戦う絶滅悪魔軍団は体躯に優れマンモス的な特徴を持つケナガマンモスデビルのユカ、嗅覚に優れコンビネーションが武器のイヌデビルのトゥマトとオオカミデビルのドゴールコンビ、集団戦を得意とし巨躯を誇る敵すら狩り倒す洞窟獅子デビルのシベリー、突進による攻撃力の高さが売りのサイデビルのケブカーとバイソンデビルのユカギールと……まあ、中々に強力な相手が揃ってるようだ。
「其の上で追加の絶滅悪魔群を呼び出したり、氷河期の寒波と吹雪で戦場を覆い敵にはダメージ、味方には装備による強化を齎したり、仲間と一緒に氷魔法を発動させる事で強大な合体魔法を発動したりと……アイスエイジクイーン自身も厄介な敵なんだなー」
敢えて言うなら個人での戦闘能力よりも仲間を増やしたり強化したり連携したりと仲間を重視した戦法を取ってくるので其の辺に注意したら良いかもしれない。
「まあ、其れでも皆なら無事勝利を掴み取ってくると信じてるんだな~」
だから頑張って来てね?
そう言ってグリモア猟兵は猟兵を戦場に送り届けたのであった―――。
久渓洞
初めまして、或いはお久しぶりです久渓洞です。
今回の依頼は戦争依頼、アイスエイジクイーンと彼女が率いる絶滅悪魔軍団との戦いとなります。
プレイングボーナスは絶滅悪魔軍団の猛攻を躱す事。
アース系列の世界で氷漬けで発見された動物達に似た性質を持つ忠義心溢れる悪魔達を躱しつつアイスエイジクイーンを倒してください。
其れでは皆さんのプレイング楽しみにお待ちしております。
第1章 ボス戦
『西のラスボス『アイスエイジクイーン』解』
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POW : 氷河期召喚術『ジュデッカ』
レベル×1体の【絶滅悪魔軍】を召喚する。[絶滅悪魔軍]は【氷】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : 氷河期魔法『アイスエイジ』
戦場全体に【悪魔も凍てつく氷河期の寒波と吹雪】を発生させる。敵にはダメージを、味方には【量産型「絶晶」の装着】による攻撃力と防御力の強化を与える。
WIZ : 合体氷河期魔法『ディノホロボシータ』
自身と仲間達の【放つ、氷属性の攻撃魔法】が合体する。[放つ、氷属性の攻撃魔法]の大きさは合体数×1倍となり、全員の合計レベルに応じた強化を得る。
イラスト:屮方
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
プリ・ミョート
ヒイイイイどいつもこいつも強そなヤツばっかだべ。こんなの命がいくらあっても足んねえべ。悪魔らしく、ここは勝てばよかろうなやり方でいくべ。名付けてこっそりプリチャン作戦。
四天王一小柄(体格的な意味で)を活かして這ったり物陰に隠れて、なるべく敵地のど真ん中で手足を切り離して一斉攻撃だべ。どんなに強くても鍛えられなさそうな目とか、足掴んで転ばしたりとか、カンチョーとかで攻撃してやるべ、ゲヘヘヘ!
あとは凍った腕を鈍器がわりにクイーンへ奇襲すんべ。ちゅーても深追いは禁物。なるべくばら撒いて戦場を混乱させる、カオス! っていうとちょっと大悪魔ぽいべな? へへ!
●奇襲は引き際の見極めも大事。
「ヒイイイイどいつもこいつも強そなヤツばっかだべ。
こんなの命がいくらあっても足んねえべ」
そう戦場に降り立ちながらプリ・ミョート(怪物着取り・f31555)はそう弱気な言葉を呟いた。
「だから悪魔らしく、ここは勝てばよかろうなやり方でいくべ。
名付けてこっそりプリチャン作戦」
まあ其の後にこういう言葉が出た辺り、言葉通りに恐怖に奮えているのかは割りと怪しい感じではあるのだが。
そんなこんなでプリがとった作戦であるが体格的な意味で四天王一小柄な自分の強みを活かした作戦であった。
其の為に先ず行ったのは敵に見つからない様に目的の場所へと移動する事であった。
「敵、未だ見当たらず!」
「来たならば即座に打ち倒すものを!」
(ケヒヒヒ、怖い怖い)
例えば目立たない様に匍匐前進等で這って移動したり……。
「(ガサリ)むぅ、匂いがしたように感じたのだが……」
(ヒヒヒ、防臭スプレーをしておいて良かったべ)
(匂いけしをした上で)物陰に隠れて敵の捜索をごまかしたり……。
そんな感じで敵の目を誤魔化してプリは敵地のど真ん中を目指していく。
そして、遂に隠れて進めるギリギリ迄到達し……。
「それじゃあ行くべよ~」
「ぬっ!?曲者か?!」
「クイーンをお守りしろ!」
プリは敵地のど真ん中に全力ダイブ!
そして、そのまま……。
「なっ!こ、こいつ自分の手と足を……っ!」
「しかも抜けた先から生え変わってるぞ……っ?!」
抜いては生え変わり抜いては生え変わりを繰り返しという光景には流石の絶滅悪魔軍団も度肝を抜かれ、そうしている間にも千本を超えた手足が周囲を包囲した状態に!
「手癖足癖は見逃して欲しいべ」
「っ!こいつ目を狙ってくる……足っ?!」
「じゃあ目は囮か……って痛っ!?」
そして、そんな手足を操って、どれだけ強くても鍛えられない目を狙ったかと思えば足を掴んで引きずり倒したり、逆に足を狙ったかと思わせて目を攻撃したり……。
「隙ありだべ、ゲヘヘヘ!」
「っ!其処は流石に危険だろうが……っ!」
隙をついてカンチョー攻撃を咬ましたりと正に好き勝手に暴れまくり絶滅悪魔軍団は大混乱。
そして、其れを束ねるクイーンはと言うと……。
「っ!混乱した戦場に意識を向けさせて奇襲とは……流石ですわね!」
「此れだけ戦場を混乱させれば合体攻撃はしにくいべ?」
混乱した配下達を落ち着かせようと動いていた隙をプリが突いて奇襲。
凍った自分の手足を束ねて殴りかかるというプリの姿にパニックになり其の隙に殴り倒されるという状態であった。
「なるべくばら撒いて戦場を混乱させたべ。
カオス!っていうとちょっと大悪魔ぽいべな?へへ!」
「スーパーカオスドラゴンさんみたいな事言わないでくださいまし!」
更に殴りかかりつつ、追撃として手足も襲い掛からせるプリの猛攻にクイーンは致命打を避けるので精いっぱい。
「ですが、何時までも我が軍勢が混乱したままと思わないでくださいまし!
何れは混乱を収めてわたくしの助っ人に「あ、じゃあ、そろそろ失礼するべ」……え?」
そして、クイーンの己を奮い立たせる言葉にもプリは挿げなくそう返す。
「深追いは禁物。ダメージは十分与えたべよ。
それじゃあさよならだべ」
「な、待ちなさい!……っ!や、やられましたわ~~~~?!」
そして、クイーンの静止を気にせずプリは其のまま戦場を去り、後には悔し気なクイーンの叫びが響くのであった。
大成功
🔵🔵🔵
隣・人
うっっっわ。悪魔(ひと)じゃないんだけど。殆どアニマルなんだけど。やる気出ないわぁ……
まー、やるげとさ。殺るわ
たくさんのアニマルを躱す方法、ひとつだけ思いついたわ。これを使うのは癪だけど
どっきり目回しってやつ。突っ込んできた悪魔達の『先頭』から仕掛けてやるわ。それで起きるのは眩暈(ドミノ)倒しね。皆で仲良く地面とキスしてなさいな
氷属性魔法に関してはどうしましょうね。クイーンに対しても『アニマルと同じ事』してみましょうか。狙いがブレてくれると良いんだけど
ドタバタ大騒ぎな感じになってきたら戦場に招待状を撒いていくわ。大きな円が出来たら――乾杯!!!
巨大なティーセットで大ダメージ狙いよ。どうかしら?
●圧死(死なない)への招待状。
「うっっっわ、悪魔(ひと)じゃないんだけど。
殆どアニマルなんだけど。
やる気でないわぁ……」
戦場に降り立った隣・人(22章39節・f13161)はそう言って戦場で襲撃を警戒してるであろうデビル達の姿を見る。
其の姿は二足歩行ではあるものの動物的な特徴も多く有しており……殺人鬼的な意味で人の琴線には触れなかったのだろう。
思わず彼女はそう嘯いてしまう。
「まー、やるけどさ。
殺るわ」
とはいえ依頼は依頼。
人は己を奮い立たせる意味もあるのだろう。
そう言って戦場へ向かっていく。
まあ、今回、敵がオブリビオンじゃないので殺す訳にはいかないのだが、相手も頑丈だし問題ない。
最後の仕上げの為に、と人は或る物を戦場にばら撒いていく。
「っ!又現れたか襲撃者!」
「クイーンが御為だ!行くぞユカギール!!」
「うわ。未だ途中だったんだけど」
そうしていく内にそんな人の姿をサイに似たデビルとバイソンに似たデビルが発見。
彼女目掛けて突進を開始する。
更に其れに幾人ものデビルの姿が続く姿も見て取れる訳で……。
(たくさんのアニマルを躱す方法、これならいけるわね)
本来なら其の大群に慌てても可笑しくないのだが人は冷静に状況を把握、更に彼等への対策を思いつく。
「此れを使うのは癪だけど、ね」
「……っ?!な、何だ……意識が……」
「なっ!ど、どうしたケブカー?!……ぐぁっ?!」
ドタドタドタ!!
そんな音が出る様な大惨事が其処には発生していた。
どっきり目回し、コーヒーカップや回転いすに乗せられて高速回転される事によって受ける其れを戦闘を走っていたデビルが突如疑似体験。
余りに突然の其れに倒れこみ……結果、其の後に続くデビルが彼の躰につまずいて転倒。
更に其れに次のデビルが転倒と眩暈(ドミノ)倒しな惨状に相成ったのだ。
「まあ皆で仲良く地面とキスしてなさいな」
(で、こっちはどうしようかしら)
「っ!わたくしの配下達をよくも……っ!」
そして、そんな惨状を横目に人は漸く到着したクイーンと相対する事に。
「彼等が居なくとも彼等の分をわたくしが補えば問題ありませんわ」
「此方は問題あるんだけど、ね!」
「……っ?!此れは……!」
そして早速とばかりにクイーンは氷の矢を人へと放つが突然倒れかけ、結果、氷の矢は人の躰すれすれで外れてしまう。
「っ!此れでわたくしの配下を転倒させたのですね!」
「正解。
目論見通り狙いがブレてくれたようで何よりだわ」
当然、其れは人の攻撃によるもの。
彼女はクイーンの攻撃のタイミングに合わせて回転を疑似体験させ、生じる眩暈によりクイーンの狙いを狂わせたのだ。
「……っ!本当に厄介ですわね!!」
襲い掛かる絶滅悪魔軍団は先頭の相手を倒れさせる事で動きを阻害。
クイーンに対しては狙いを狂わせて対処と的確な対処で人は攻撃を凌いでいく。
そして、そうして戦っている間にも同時進行で『或る物』をばら撒いていき……。
「――――乾杯!!!」
「な、此れは……っ?!」
「巨大な……ティーセット?!」
『或る物』、招待状で戦場を囲み終えたタイミングで人は乾杯の合図。
其れと同時に巨大なティーセットが戦場へと降り注ぎ、クイーン達は潰されるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
白斑・物九郎
●POW
●絶滅悪魔軍団の猛攻を躱す
・【ビーストドライブⅡ】発動
・【化術】パワーもコミでイリオモテヤマテネコに変身、軍団へと近付き話し掛ける
ヘイ、遅れて申し訳ナシ
もうクイーンの号令掛かってたんですわな
ここから俺めも合流しますからよ
ァ? 俺め?
俺めは絶滅悪魔軍団控え、絶滅危惧悪魔軍団筆頭っスよ(大嘘)
今回の戦争だきゃ出し惜しみしてらんねーってコトで、補欠まで駆り出されたんですわ(大嘘)
そんじゃクイーンに挨拶しますからよ
ちょいと通りますでよ、先輩方
・騙せたならそのまま行く
・騙せなかったら狭所通過能力を活かしてスルスル進む
●対クイーン
オラッ喰らえまだ絶滅してねえネコパンチ!(ぶんなぐる)(狩猟+暴力)
●イリオモテヤマネコ以外にも日本の絶滅危惧種は多い。
「デッドリーナイン・ナンバーツー・ダッシュ」
先程迄の二人は気配を消しての潜入に戦闘と比較的、絶滅悪魔軍団への対処は正攻法であった。
だが、敵への対処というのは一つという訳でもない。
白斑・物九郎(デッドリーナイン・f04631)が取った行動は……。
「ヘイ、遅れて申し訳ナシ。
もうクイーンの号令掛かってたんですわな。
ここから俺めも合流しますからよ」
ユーベルコードを用いて絶滅危惧種、イリオモテヤマネコに変身。
軍団を避けるのではなく仲間の振りをして逆に近付くというものであった。
「お、おう。
……んー、ネコ科でお前さんみたいなの居たっけなあ?
俺、イヌ科だからお前らと交流あんまないし」
そんな物九郎に対して警邏中に話しかけられたイヌ科と思しきデビルは困惑の表情を隠せずにいた状態。
そして、そんな隙の多い状況を物九郎が見逃す筈もなく。
「ァ?俺め?
俺めは絶滅悪魔軍団控え、絶滅危惧悪魔軍団筆頭っスよ」
「絶滅危惧悪魔軍団?!」
速攻で役職を捏造。
其の大嘘にはイヌ科のデビルも驚きを隠せない。
「そうっス。
今回の戦争だきゃ出し惜しみしてらんねーってコトで補欠まで駆り出されたんですわ」
「そ、そうかあ。
クイーンは面倒見良いしそういう子等も居ても可笑しくないもんなあ」
そして、更に叩きこまれた大嘘に基本根はお人好しなデビキン世界の住人のイヌ科デビルは納得の表情を浮かべる始末。
「そんじゃクイーンに挨拶しますからよ。
ちょいと通りますでよ、先輩方」
「おう、クイーンは此の先にいるけど襲撃に気を付けろよー?」
結果、見事に物九郎の嘘に騙されて素通りさせる結果となる。
(騙せなかったら狭い所を通過して通り抜けるつもりだったんすが、必要なかったっスね)
此れには失敗した場合も考えていた物九郎も拍子抜けであったが、成功したなら成功するに越した事はないというもの。
そして、其の侭クイーンの元へと到達し。
「……貴方、誰ですの?
わたくしの配下には貴方の様な者は「オラッ喰らえ!まだ絶滅してねえネコパンチ!」……痛っ?!」
どうも部下の顔は全て把握してたらしいクイーンは騙せなかったが即座に物九郎は攻撃開始。
「っ!絶滅悪魔軍団!敵襲ですわ!」
「何だ何だ?!」
「お前、敵だったのか?!素通りさせちまったよ!」
そして、クイーンは絶滅悪魔軍団を呼び出すのだが外への警戒が強すぎた為か数はまばら。
そんな状態で物九郎の暴力的な狩りへ耐えきれる筈もない。
「ワイルドハント猟団長の狩り、てめぇ等に魅せてやりますんで覚悟するっすよ?」
結果、余裕の笑みを浮かべながら物九郎はクイーン達を蹂躙したのであった―――。
大成功
🔵🔵🔵
月夜・玲
うーんそこはかとなく隠せない真面目気質…
流石は西のラスボスと言った所なのかな…
時間と余裕さえあれば悪魔軍団を捕獲して型取りして、精巧な絶滅種人形でも作りたかったけど…
その数は無理!
なので華麗にスルーさせて貰うよ!
●
《RE》IncarnationとBlue Birdを抜刀
そして【Code:U.G】起動
悪魔軍団を自重で潰れるくらいの重力で足止めしつつ、飛翔しながら躱させて貰おうかな
そしてアイスエイジクイーンに対してはまずは空へ上昇して狙いを付け
そこから最大速度まで加速しながら降下し勢いをのせた両剣による『串刺し』攻撃で一撃喰らわせてあげよう
彼女も重力で動きを鈍らせておいて当てやすくしとこうかな
●大地の力は凄まじく。
「うーん、そこはかとなく隠せない真面目気質……流石は西のラスボスと言った所なのかな……?」
そんな風にクイーンと其の配下のやり取りについて感心した様な言葉を漏らしたのは月夜・玲(頂の探究者・f01605)であった。
「時間と余裕さえ有れば悪魔軍団を捕獲して型取りして、精巧な絶滅種人形でも作りたかったけど……」
其処まで言って彼女は戦場を巡回する絶滅悪魔軍団の姿を見渡し……。
「その数は無理!
なので華麗にスルーさせて貰うよ!」
そう言うと玲は《RE》IncarnationとBlue Bird、再誕の為の詩と還りつく為の力、二つの刃を抜刀。
「重力制御開始。地の理は今此処に――――」
その流れの侭、重力制御形態へ移行。
「ぐ……ぁっ!」
「う、動けな……クイーン、お逃げ下さ……っ!」
戦場全体を包み込む自重でつぶれる程の超重力によって絶滅悪魔軍団を足止め。
其れでもなお玲を見つけ追いかけようとする者も居たが飛翔する玲に其の状態で追いつける筈もなく、結果、妨害は何もないも同然な状態に。
「見つけた!」
「……っ!貴方ですわね、此の重力は……っ!」
そして玲はアイスエイジクイーンの元迄到達。
アイスエイジクイーンも同時に玲を補足するも超重力は当然、アイスエイジクイーンにも影響を与えて動きが鈍った状態。
「悪いけど、もっときつくさせて貰うよ!」
「ぐ……ぎ……がぁっ!」
そして、其処に追い討ちをかける様に重さはいやまし、最早、クイーンは声を出すのもやっとな状態に。
「クイーンを護れ!」
「敵を攻撃出来ぬなら、せめて盾に……!」
「貴方達……!」
それはクイーンの周囲の警護を行う絶滅悪魔軍団も同様である筈なのだが……彼等は足折れ血反吐を吐きながらも必死に立ち上がる。
せめて主の盾にならんと言う思いから。
「その忠誠心は見事だね。
けど盾になるのなら……」
此れに対し玲は空へ急上昇。
アイスエイジクイーンへ狙いをつける。
「その盾ごと刺し貫く!」
其処から最大速度まで加速しての急降下!
全てを乗せた二つの刃は勢い凄まじくクイーンへと迫り……。
「本当に貴方達猟兵はとんでもないですわね……」
「無念……!」
「盾にもなれぬとは!」
前言通りに盾となった絶滅悪魔軍団のつわもの達ごと串刺しにしたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アルテミシア・アガメムノン
流石はアイスエイジクイーンさんです。
忠義な軍団をお持ちですわね!
軍団と正面からぶつかれば被害は免れません。
ここはピンポイントに大将首狙いと参りましょう。
『認識不能の神威』を発動。
認識不可能の存在となって軍団を躱して空を飛び、アイスエイジクイーンさんの元へ。(すれ違った軍団からは至近の記憶を奪って少しの間混乱状態にしておきましょう)
アイスエイジクイーンのもとに辿り着いたら一度姿を見せてご挨拶。
こんにちは! これから攻めさせてもらいますわよ!
再び認識不能状態となって『クロノスの大鎌』を振るってズンバラリンです。
見えないので広範囲攻撃をしてくるでしょうが敵は巨体、すれすれ密着することで躱しましょう。
●そして、女帝は……。
「流石はアイスエイジクイーンさんです。
忠義な軍団をお持ちですわね!」
先程の戦闘で動けないなりに盾になろうとしたのを聞いた事もありアルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)は絶滅悪魔軍団の忠義心をそう称賛。
「軍団と正面からぶつかれば被害は免れません。
ここはピンポイントに大将首狙いと参りましょう」
故に彼女がそう判断したのも当然と言えるだろう。
「此れより先、わたくしを認識する事はできません」
その言葉と共にアルテミシアは如何なる者にも認識できぬ領域へ。
其のまま空を駆けクイーンの元に向かうも彼女は見えず匂わず絶滅悪魔軍団は止める処か敵の襲来すら出来ぬ状態に。
更に……。
「あれ?俺、何で臨戦態勢なんだ……?」
「え?いつの間にこんな傷を?」
「お前ら何言ってるんだよ?!
頭を打っちまったのか?なら、直ぐ医者に見て貰わないと!」
本命との戦闘の際に援軍が遅れる様すれ違った軍団の一部から至近の記憶を奪う事で軍団内に混乱を起こす等の行為も抜かりなく実行。
そして、そのままアイスエイジクイーンの元へと辿り着く。
「こんにちは! これから攻めさせてもらいますわよ!」
「っ!突然現れるなんて貴方も猟兵ですわね!」
其のまま攻撃を仕掛けた方が有利に進んだであろうがアルテミシアはデビルキングワールド制覇を目指す誇り高き女帝。
宣戦布告を堂々と行い、そのまま絶滅悪魔軍団の攻撃をヒラリと躱し再び認識不能の領域へ。
「先ずは一撃、と」
「ぐっ……!」
「クイーン!くっ、クイーンの盾になるんだ!」
魔界の黄金を特殊な魔法で錬成し生まれた大鎌を構えると先ずは一撃と万物を切り裂く其の刃で切り裂いていく。
此れに絶滅悪魔軍団は主を護らんとクイーンを囲み広範囲に攻撃を仕掛けたが其れも意味はない状態。
何故なら……。
(見えないなら広範囲に攻撃を仕掛けてくるのは承知の上ですわ。
ですけど……)
彼女は既にアイスエイジクイーンに密着すれすれの状態で肉薄。
その巨体故にクイーンはアルテミシアに気付けず。
(主に向けて攻撃なんて出来ませんもの、ね)
その高い忠誠心は故に致命的な隙を生じさせる。
「ぐっ!ぁぁ……わたくしの敗けですのね」
「ええ、わたくしの勝利です」
ズンバラリンと一刀両断。
アルテミシアの刃によってアイスエイジクイーンは倒れたのだから……。
大成功
🔵🔵🔵