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7thKING WAR⑳〜我ら四天王なり!

#デビルキングワールド #7thKING_WAR #西のラスボス『アイスエイジクイーン』

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#西のラスボス『アイスエイジクイーン』


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●百人の四天王
「お〜っほっほっほっ! 猟兵とやらが遂にここまで辿り着いたようですわね」
 西のラスボス『アイスエイジクイーン』は、猟兵達が迫っているというのに余裕の表情だ。
「しかし、わたくしと自慢の四天王達は、どのような相手であろうと負けませんわ!」
 アイスエイジクイーンは、配下である四天王と共に猟兵を迎え撃つ。しかし、その場にはおよそ100人の人影があった……!

●西のラスボス
「さあ、西のラスボスに挑めるようになったね。戦争後にデビルキングの座を空位にするため……じゃなくて、猟兵を『暫定候補者』するために、『アイスエイジクイーン』をやっつけちゃおう!」
 グリモア猟兵のスピカ・ネビュラスター(銀河の魔女・f31393)は、隠しきれない本音を滲ませつつ、猟兵達に西のラスボスの撃破を依頼する。何でも東西のラスボスどちらか1体でも倒せば、猟兵側が暫定候補者となるので、戦争終了(来月1日の戦力更新時点)までガチデビルは7thKINGになれないのだと言う。アイスエイジクイーンの撃破自体は戦争の勝利には関係なく、戦後の統治者に影響するだけではあるが、ガチデビルの妨害に繋がるのであれば、多少は倒す理由も出ようというものだ。

「アイスエイジクイーンは、彼女の率いる四天王と一緒に猟兵達を待ち受けてるよ。でも、この四天王が100人もいるんだよね」
 言葉が矛盾しているような気もするが、実際に100人居るので仕方が無い。四天王は強敵揃いなので、如何に猟兵といっても動じに相手をしては勝ち目が無い……のだが、彼らは「○○は一番の小物」「ほう、○○がやられたようだな」「ねえ、アイツ殺しちゃってもイイんだよね!?」とかの四天王しぐさが強すぎて、なんとなく単騎ずつ挑んでくるとのことだ。
「だから、四天王は順番に倒していけるよ。と言っても全部倒していたらキリが無いから、アイスエイジクイーン+1体の四天王を相手にする感じで考えれば良いかな。ちなみにアイスエイジクイーンは当然だけどすごい強くて、氷の自動鎧『絶晶(ぜっしょう)』を操って戦うみたいだよ」
 四天王しぐさを利用しつつ、絶晶に対処して戦えば、勝利が見えるはずだ。
「説明はこんな所かな? それじゃあ、あのニセ高飛車をやっつけてきてね!」
 転移を行うスピカは、決戦に赴く猟兵達を応援するのであった。


夢幻
●マスターの夢幻です。

●戦争シナリオのため、1章で完結となります。
●このシナリオのプレイングボーナスは、『四天王しぐさを利用する/絶晶に対処する』です。
●ボスの先制攻撃はありません。
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第1章 ボス戦 『西のラスボス『アイスエイジクイーン』軍』

POW   :    絶晶融解体
自身の【氷の自動鎧「絶晶(ぜっしょう)」】を【融解変形モード】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD   :    絶極双晶舞
【もう1つの自動鎧「極晶(きょくしょう)」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    超絶凍結刃
【氷の自動鎧「絶晶」の凍結魔力】を込めた武器で対象を貫く。対象が何らかの強化を得ていた場合、追加で【超凍結】の状態異常を与える。

イラスト:屮方

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フレティア・ハイマール
四天王がこんなにいっぱい…人望があるのね、流石はデビルキングになろうとしている悪魔さん、かしら。

まずは四天王さんのお相手ね。
見るからに力自慢っぽい人だから…うん、スロゥマトお願いね!
(遠隔操作状態のスロゥマトに【怪力】の【暴力】でぶっ飛ばしてもらう)

今のうちにクイーンさんと勝負しましょう。
でも、あっちも増援を呼んでくるみたい。それなら鉄火の軍勢発動、呼び寄せたキャバリアを三体程度になるまで合体させて、もう一つの鎧の足止めをしてもらうよ。
後はスロゥマトに乗り込んでクイーンさんに接近。
鎧の冷気に【氷結耐性】で耐え、【焼却】で冷気を炎で相殺しながら燃やしにかかるよ。



 戦場で多数の配下を従えるアイスエイジクイーンを見たフレティア・ハイマール(アバター・オブ・マザーブレイン・f29910)は、そのカリスマに感心していた。

「四天王がこんなにいっぱい……人望があるのね、流石はデビルキングになろうとしている悪魔さん、かしら」

 四天王なのに100人も居ることは置いておいて、確かにこれだけ強力な悪魔を大量に配下としているのは、ラスボスとしても格の違いを感じさせる。

「ハーハッハ! 貴様など、四天王一のパワーを持つこの俺一人で十分だ!」

 そしてそんな四天王の中から一人が歩み出て、フレティアへと向かってくる。はち切れんばかりの筋肉を持つ彼は、見るからにパワータイプのようだ。

「まずは四天王さんのお相手ね。見るからに力自慢っぽい人だから……うん、スロゥマトお願いね!」
「おおっ? 力比べだな! 望むところだ!」

 フレティアは遠隔操作でジャイアントキャバリア『スロゥマト』を突っ込ませ、四天王の相手をさせる。それで吹っ飛ばして終わりかと思いきや、四天王はスロゥマトと互角にやり合っている。予想以上に、四天王は強いようだ。ともあれ、彼が戦闘中は次の四天王が出てこれない。これでフレティア自身は、アイスエイジクイーンと戦うことが出来る。

「今のうちにクイーンさんと勝負するよ」
「わたくしに挑むことの愚かさを教えて差し上げますわ! 来なさい、『極晶』!」

 アイスエイジクイーンは『絶極双晶舞』を使用して、もう一体の自動鎧を召喚した。

「そうくるなら……みんな、おいで。どうかわたしに、力を貸して」

 二対一では不利と、フレティアも『鉄火の軍勢』で量産型キャバリアの軍勢を呼び出した。彼女はそれを三体程度になるまで合体させ、それなりの戦闘力を持つ合体キャバリアにした。

「四天王さんともう一体の自動鎧は任せたよ。じゃあ、スロゥマト! 一緒に行くよ!」

 合体キャバリアに他の敵を抑えさせ、スロゥマトに乗り込んだフレティアはアイスエイジクイーンへと迫る。

「焼却するよ!」
「ちょっと! 弱点を突くのは卑怯ですわよ!」

 氷だけあって、アイスエイジクイーンの絶晶は炎に弱い様子だ。もっともそれはその強烈な冷気を突破するだけの熱量があればの話だ。そしてスロゥマトはその身に燃え滾る熱をぶつける事で、絶晶を削っていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

プリ・ミョート
こういう時はアレだな? うん。禁断のソードなマスターが繰り出したという伝説の……ウオオオいくぞオオオ!
端的に言えばまとめて倒すやつだべな。具体的には順序よく並んで一人ずつ出てくるところをまとめて撃ち抜きます。許せだべ。こちとら多勢に無勢、生き別れの妹のためにも鬼になるべ。まあおら一人っ子だけども!
小回りきかなそうな見た目だからノした四天王の陰に隠れて狙撃と跳弾で女王を削っていくべ。伝説に語られる大悪魔に銃口を向けるなんて恐れ多い……だけんども、これもおらがビッグなワルになるため、目をつぶってくんろ!



「全く……これだから脳筋は。ロボットを相手にしてアイスエイジクイーン様の護衛が疎かになっているじゃあ無いですか。次は私が出ますよ」

 続いて出てきた2番目の四天王は、打って変わって知能派のようだ。眼鏡をクイッとやっている。相手を分析して適切な行動を取るような感じなのだろう。だが、今回は相手が悪かったか。

「こういう時はアレだな? うん。禁断のソードなマスターが繰り出したという伝説の……」

 『デビルガトリング』を構えたプリ・ミョート(怪物着取り・f31555)は、ここで掟破りの暴挙に出た。

「ウオオオいくぞオオオ!」
「なっ! それは反則……うぎゃあああああああ!!!」

 『獅子粉塵』による凶悪な『バレットストーム』が、対峙している四天王どころか、その背後に固まっていた四天王の皆さんにも降り注ぐ。お約束を破るこの行為は確かに悪事ではあるのだが、四天王的には許せないことだったらしく、彼らは激昂して集団で襲い掛かってきた。

「ありゃ? おらなんかやっちまっただべか?」

 お約束を守るからこそ一体ずつ出てくるわけで、それを破ればこうなるのも道理である。ちなみに先ほどの攻撃で倒せたのは、知能派四天王とあと数体程度であったため、数の不利は明らかである。

「こうなったら、やられる前に少しでも女王を削っていくべ!」
「なかなかの威力ですわね……しかし、このくらいではわたくしの絶晶は壊れませんわ!」

 この絶体絶命な状況に、プリはアイスエイジクイーンへと銃口を向ける。この際、伝説に語られる大悪魔を攻撃するなんて恐れ多いなどと言ってはいられない。そしてプリの放った弾丸は冷気を貫いて絶晶に傷を与えていく。しかし、それを破壊するまではまだ遠そうだ。

 そうこうしている間に、プリは四天王軍団に囲まれ、タコ殴りにされてしまったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラスク・パークス
『>▽<) 我こそはサイバーザナドゥの勇者(自称)!』
『`・ω・)つ いざ尋常に勝負~!』 殺戮者のエントリー。

突然ですが四天王。卑劣なデスブレイドの不意打ちでおやすみ。
『・ω・) アイサツ前のアンブッシュは一度限り認める』
ドーモ、アイスエイジクイーン=サン。ラスク・パークスです。

『・Д・)ノ バトルは状況に応じて臨機応変に対応DA!』
ザナドゥの死神。全身を漆黒の闇で、覆う。
『>ω・)☆ そちらが5倍ならこちらは10倍よ♪』

融解変形モード。攻撃重視なら防御を、装甲重視なら攻撃を10倍に。
基本、命中を十分の一にしておいて、銃火器の弾幕でカバー。
決める時に、回避を下げて一点集中フルバースト。



「ケケケ……油断してるから見せ場も無くやられるんだよ。次はオレ様、毒蝙蝠の出ば……うぎゃー!」

 続いての四天王はどうやら毒使いだったようだが、出てきた途端に猟兵の卑劣な不意打ちに遭って退場した。お前こそ油断するなという奴である。

『・ω・)』「アイサツ前のアンブッシュは一度限り認められる」
『m(_ _)m』「ドーモ、アイスエイジクイーン=サン。ラスク・パークスです」
「これはご丁寧にどうもですわ」

 『デスブレイド』で四天王を葬ったのは、ラスク・パークス(『パクス・ザナドゥ』最後の死神・f36616)である。奇襲も一回までならそれもまた別のお約束である。そして律儀にお辞儀をするラスクに、アイスエイジクイーンは礼を返した。

『>▽<)』「我こそはサイバーザナドゥの勇者(自称)!」
『`・ω・)つ』「いざ尋常に勝負~!』
「かかってくるが良いですわ!」

 ラスクを迎え撃つアイスエイジクイーンは、『絶晶』を融解変形モードにすることで装甲を5倍にし、攻撃力を半減させた。

「四天王を倒した攻撃も、わたくしの前には効きませんわ!」
『・Д・)ノ』「バトルは状況に応じて臨機応変に対応DA!」
『>ω・)☆』「そちらが5倍ならこちらは10倍よ♪」

 四天王のようにやられはしないと防御力を上げたアイスエイジクイーンだが、ラスクはそれに対応して『ザナドゥの死神』で自身の能力を変化させる。防御が5倍になるのならば、こちらは攻撃を10倍にしてやれば良いというわけだ。

「お〜っほっほっほっ! どこを狙っていますの あ痛っ!」

 攻撃力強化の代償に下がった命中率を、ラスクは銃火器の弾幕でカバーする。ド下手な鉄砲も数撃てば当たるのである。そうしてある程度削ったところで、ラスクは決め手となる一撃を放つために、再度能力を変化させる。

『(`・ω・´)』「フルバーストで決めるゾ!」
「くっ……わたくしの絶晶の防御を貫くとはやりますわね!」

 回避を十分の一にしての捨て身の射撃は、絶晶を貫きアイスエイジクイーンに十分な痛手を与えたのであった。 

大成功 🔵​🔵​🔵​

マリアベラ・ロゼグイーダ
四天王とかいう雑魚なんてこの傘の前には無力。返り血も撥水効果で防げるから錆にもしないで倒してあげるわ(煽り文句)
四天王は一体ずつ出てくれるのが助かるわね。攻撃は見切り、反撃はグラップルと軽業で対応よ
…傘使ってないとかまさかそんな

アイスエイジクイーン戦は彼女の行動を見極めるため軽いジャブを
と思わせ解いて不意打ち『光導くもの』で攻撃よ

…いえ。魔王を前に小細工不要じゃなくって?
あと敵の絶晶がどんな能力を増半減してくるか分からないなら相手のペースに入る前に決着をつける方が良いわ
決して正攻法を考えるのがめんどくさいとかそんなんじゃないのよ、ええ



「……ようやく四天王一美しい僕の出番が来たみたいだね」

 続いての四天王はナルシスト系の様子だ。美しいと自称するあたり顔立ちは整っていてなかなかのイケメンだ。そしてその相手をする猟兵は、マリアベラ・ロゼグイーダ(薔薇兎・f19500)である。

「四天王とかいう雑魚なんてこの傘の前には無力。返り血も撥水効果で防げるから、錆にもしないで倒してあげるわ」
「フフッ……お転婆な子猫ちゃんだ。軽く遊んであげるよ」

 キザったらしい台詞を吐く四天王に、マリアベラは徒手空拳で殴り掛かる。……傘はどうした?

「華麗にその傘を躱して……え? へぶっ!!」

 四天王も傘に注目していたせいで、マリアベラの拳をまともに顔面に受けることになった。

「僕の綺麗な顔になんてことを……! 許さないよって、待って! やめ……ああああああ!」
「悠長に喋る暇があったら、その分さっさと動くべきだったわね」

 自慢の顔を凹まされて激昂した四天王と会話もせず、マリアベラは顔面中心にボッコボッコにぶん殴る。最後に投げ飛ばせば、四天王は見るも無惨な姿で気絶した。

「お〜っほっほっほっ! なかなかやるようですわね。いいですわ、このわたくしが相手をして差し上げましょう」

 四天王がやられれば、次は満を持してアイスエイジクイーンが出張ってくる。それに対して、今度こそマリアベラは傘を手にして対峙する。

「先ずは小手調べよ……」
「その程度では絶晶の装甲は貫けませんことよ!」

 この強敵を相手に、マリアベラは牽制の一撃を放つ……と見せかけて、彼女は封印を解いた『導く者』から、極大威力の破壊光線撃ち出した!

「きゃああああああ!!!」

 ユーベルコードを使う暇もなく、アイスエイジクイーンは光り輝く破壊光線に呑み込まれた。これまでの猟兵達との戦いで絶晶が傷ついていたこともあって、破壊光線によって絶晶は粉砕され、アイスエイジクイーンも致命的なダメージを負ってしまった。

「これは……あんまりですわ……ガクッ」
「……いえ。魔王を前に小細工不要じゃなくって?」

 そして地面に倒れ伏したアイスエイジクイーンを前に、マリアベラは言い訳を言い連ねる。

「融解変形モードでどんな能力を増半減してくるか分からないなら、相手のペースに入る前に決着をつける方が良いし……。決して正攻法を考えるのがめんどくさいとかそんなんじゃないのよ、ええ」

 まあ戦法はともかくとして、猟兵達はアイスエイジクイーンに打ち勝ったのである!

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年05月10日


挿絵イラスト