7thKING WAR⑰〜変身ライダーズ大乱闘!
●カオスライダーズ
「7thKING WARの開始だ! 俺達のヘッドであるスーパーカオスドラゴン様をKINGにするんだ!」
「そうだそうだ! 世界のヘッドにはスーパーカオスドラゴン様が相応しい!!」
カオスバイクに跨るスーパーカオスドラゴン直属のライダー軍団である『鎧の悪魔』の集団がスーパーカオスドラゴンを応援しようと気勢を上げた。
「スーパーカオスドラゴン様に与えられた力で、暴走しまくってやるぞ!」
「やってやるぜ! カオスエネルギーチャージ!」
悪魔達が装着する腰のベルトのバックルが回転を始める。そこからカオスエネルギーが放出され、共鳴するようにバイクのエンジンが獣の遠吠えのように唸り、荒野に激しい重低音を響かせる。
「いくぜ、変・身!!!!」
腕を振り上げポーズを取って跳躍すると、カオスエネルギーによってカオスバイクが変形合体を開始し、ライダー達も変身して着地すると鎧がバイクと一体化し、走る為の尖ったフォルムへと変わっていった。
「オレたちゃ地獄のアーマーライダーズだ!!」
「こうなった俺達は誰にも止められねぇ!!!」
カオスエネルギーを漲らせ、ライダー達は暴走しながら大乱闘を開始した。
●グリモアベース
「7thKING WARによる派手な戦いがデビルキングワールド全土で巻き起こっている。そこで諸君にはスーパーカオスドラゴン直属の「ライダー軍団」へ攻撃してもらいたい」
バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が集まった猟兵達に任務の説明を始めた。
「ライダー軍団は暴走を繰り返し大乱闘によってワル振りを見せつけ、スーパーカオスドラゴンへの支持を集めようとしているようだ。そこへ乱入し、ライダー軍団を粉砕することで逆に支持を減らすことができる」
大乱闘に参加し敵の思惑を正面から粉砕する作戦となる。
「諸君が戦うことになるのは『鎧の悪魔』で構成されたライダー軍団だ。変身ベルトの放つカオスエネルギーで変形合体する「カオスバイク」を操り、自らも変身して通常の悪魔よりも強化されている。そこで諸君もカオスエネルギーを放つアイテムを使い、変身することで相手と同じ強化を受けることができる。最も手っ取り早い方法は相手から変身ベルトを奪取することだ」
相手が変身してパワーアップするならば、こちらもその力を利用してしまえばいい。
「上手くやれば互いに変身した姿となり大乱闘となるだろう。だが同じ土俵に上がってしまえば地力で勝る諸君の方が有利に戦える」
こちらも変身して戦えば条件は同じ。そうなれば戦い慣れた者の方が有利となる。
「戦争は序盤。ここで勢いに乗ってく為にも、正面からぶつかり合い大乱闘を制し、猟兵の強さを悪魔達に見せつけてやれ!」
バルモアがゲートを開き、ライダー達の大乱闘会場である荒野へと猟兵を送り出した。
天木一
こんにちは天木一です。
7thKING WARでライダーに変身して大暴れしましょう!
このシナリオは、1章だけで完結する戦争シナリオとなります。
相手から変身ベルトを奪ったり、何かしらの方法でカオスエネルギーを使って変身することで、プレイングボーナスを得ることができます。
悪魔は丈夫なのでボコボコにしてしまっても生き残ります。
複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
それでは、大乱闘でバッタバッタと敵変身ライダーを薙ぎ倒してください!
第1章 集団戦
『鎧の悪魔』
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POW : アーマーフォース
【鎧を着た者】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[鎧を着た者]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
SPD : アーマーエンハンス
対象の【鎧】に【追加装甲】を生やし、戦闘能力を増加する。また、効果発動中は対象の[鎧]を自在に操作できる。
WIZ : アーマーラビリンス
戦場全体に、【鋼の鎧】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
イラスト:鋼鉄ヤロウ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ベルゼ・アール
ふふふ、実は今年初めにUDCアースで大型二輪免許取れちゃったのよね。
新車も納車されたから、ひとっ走り付き合ってもらうわよ!
まずはドライビングテクニックを駆使してあちらの攻撃を躱しつつ、すれ違いざまにベルトを盗むわ。
カオスライダーの力と称号はこの怪盗"R"が確かに頂いたわ……変身ッ!
(ゴージャスな怪盗紳士風のパワードスーツに身を包んだ姿に変身(早着替え)する)
(マントを翻してバイクを停め、高いところから名乗り)
カオスライダー・アール……ここに誕生。
鎧で身を固めていても関係ないわ、こっちの銃に装填されてるのは徹甲弾(鎧無視攻撃)よ!
そしてこれが私の必殺技、アルセーヌガンフー・ラストアタック……!
ニィナ・アンエノン
うーん、今回は結構ガチだね!
まずはベルト貰わなきゃ。
相手はパワーアップしてるから【迷彩】で隠れながらある程度近付いて【クイックドロウ】したリボルバーでベルトを撃ち落としちゃおう。
変身が解けた敵に【制圧射撃】しながら【ダッシュ】でベルトを拾ったらにぃなちゃんも変身!
ライダースーツ+マスクみたいな感じかな?
バイクとは合体しないけど【操縦】技術なら負けないぞ☆
敵が鎧に装甲生やしてくるなら、こっちもフォームチェンジ!
悪魔と合体してパワーアップだ!
角や尻尾を生やして戦うぞ☆
必殺技はやっぱりキックがいいかな?
蹴っ飛ばして瀝青の池に放り込むとか☆
あんまり時間掛けると眠くなっちゃうから、速攻で決めちゃうぞ!
●大乱闘!
「ふふふ、実は今年初めにUDCアースで大型二輪免許取れちゃったのよね。新車も納車されたから、ひとっ走り付き合ってもらうわよ!」
ベルゼ・アール(怪盗"R"・f32590)はご機嫌に大型フルカウルバイク【UAI-FCB-666 "BARBATOS"】に乗って走り出す。
「ああん? 俺達と走りで勝負するつもりか?」
「舐めるなよ!」
鎧の悪魔達がエンジンを吹かし、カオスバイクを走らせて次々と突撃してくる。
「そっちから近づいて来てくれるなら好都合よ!」
ベルゼは速度を上げドライビングテクニックを駆使してタックルを躱し敵を振り回していく。
「挟み込め!」
鎧の悪魔が左右に並走すると、距離を詰めて押し潰すように体当たりしてくる。ベルゼは直撃する寸前に速度を落として回避し、鎧の悪魔がぶつかり合いバランスを崩した。その横を速度を上げてすり抜けながらベルゼは腰に巻いたベルトを奪い取った。
「なにっ!?」
変身が解けた鎧の悪魔が驚きの声を上げる。
「カオスライダーの力と称号はこの怪盗"R"が確かに頂いたわ……変身ッ!」
ベルゼが自らの腰にベルトを巻き、カオスエネルギーを放出してゴージャスな怪盗紳士風のパワードスーツに身を包んだ姿に変身する。するとドーンッと爆発が起こり、マントを翻してバイクを停め高い丘から悪魔達を見下ろした。
「カオスライダー・アール……ここに誕生」
「なにィ! カオスライダー・アールだとぉ!」
「どうせ格好だけだ! やっちまえ!」
名乗るベルゼの放つエネルギーに怯みながらも、鎧の悪魔は突撃を再開する。
「格好だけかどうか、その身体で試してみるといいわ!」
ベルゼもアクセル全開で丘を下り始め、カオスエネルギーによってパワーアップしたバイクが圧倒的な機動力を見せて鎧の悪魔を翻弄した。
「うーん、今回は結構ガチだね! まずはベルト貰わなきゃ」
ニィナ・アンエノン(スチームライダー・f03174)はベルゼを追いかけてバイクで走り回る敵集団を見て、自分もガチっていこうと迷彩で周囲のごつごつした荒野の岩に隠れながら近づく。
(相手はパワーアップしてるから不意打ちでベルトを撃ち落としちゃおう)
【スチームドリボルバー】を構えて近くを走る敵の腰を素早く狙い引金を引く。放たれた弾丸が正確にベルトに当たり、衝撃で腰から外れて落下する。
「なにがっ!?」
突然の出来事に変身が解けた鎧の悪魔が混乱して停車する。そして振り返りベルトが外れたことにようやく気付いた。
「早く再装着しなくては!」
「拾わせないよ!」
物陰から飛び出すニィナが制圧射撃をして敵の動きを止めながら、ベルトに近付いて拾い上げる。
「俺のベルトが!」
「これでにぃなちゃんも変身!」
ニィナが自分の腰にベルトを巻くと、カオスエネルギーが集まってその身が強化ライダースーツに覆われ顔もマスクに隠れる。そして現れた宇宙バイク【Z17テンプテーション・カスタム】に跨ってエンジンを始動した。
「俺達の真似をするつもりか!」
「奪い返してやる!」
鎧の悪魔達が狙いを変えてニィナへと突撃して来る。
「バイクの操縦技術なら負けないぞ☆」
負けじとニィナもバイクを走らせてその突撃を躱していく。
「装甲を変形させてスピードを上げる!」
鎧の悪魔は一体化しているバイクを流線形に変形して加速する。
「敵が鎧に装甲生やしてくるなら、こっちもフォームチェンジ!」
後ろを振り返って近づく敵を見たニィナは、こちらもパワーアップしようとユーベルコード『瀝青の懲罰者(ディアボロ・マルボルジェ)』を発動する。悪魔マールブランシュと合体し、角や尻尾を生やして肉体を強化すると、突撃してくる敵にキックを叩き込み装甲を粉砕しバイクごと吹っ飛ばした。
「もっとだ! カオスエネルギーを最大まで高めて鎧を強化する!」
鎧の悪魔達は硬く装甲を厚くして、槍を手に突撃を開始した。
「鎧で身を固めていても関係ないわ、こっちの銃に装填されてるのは徹甲弾よ!」
バイクを手放しで走らせたベルゼが2丁の大口径自動拳銃【UHGX-2200[Space Raptor]】を左右に構える。
「そしてこれが私の必殺技、アルセーヌガンフー・ラストアタック……!」
ユーベルコード『怪盗式拳銃・功夫複合格闘術奥義(アルセーヌガンフーラストアタック)』を発動し、2丁拳銃と功夫を複合した格闘術・ガンフーによる近接戦により、すれ違う瞬間に銃身を叩き込みながら零距離射撃を次々と撃ち込み、鎧の悪魔達の装甲を貫き吹き飛ばしていった。
「止まるな! リーチを活かして戦え!」
鎧の悪魔達は槍で貫こうと追いかける。
「あんまり時間掛けると眠くなっちゃうから、速攻で決めちゃうぞ!」
ニィナは精神力を消費し尽くしてしまう前に終わらそうと、バイクを走らせて追うて敵を横から蹴り飛ばして瀝青の池に叩き込んでいった。
「にぃなちゃんの必殺キックで地獄に堕ちちゃえ☆」
「ここは魔界――ぐはぁっ!」
「強化されたバイクを粉砕するなんて!」
ニィナのキックに蹴飛ばされた鎧の悪魔達は変身が解けてあちこちに転がり、暴れ回る二人によって戦闘不能者が増えていった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ルパート・ブラックスミス
UC【縁が紡ぎし身製】で仮初の身体を展開
今回は敵UCと相性が悪い、本体の鎧は【物を隠す】要領で敵に気づかれない場所に隠す。
敵の内の一体に【先制攻撃】、爆槍フェニックスを【誘導弾】として腰の変身ベルト目掛けて【怪力】【投擲】
ベルトを引き剥し転倒させると同時に回収(【吹き飛ばし】【体勢を崩す】【武器落とし】【略奪】)
手元に呼び戻したら奪ったベルトを装着し変身。
戦いはこの身体の使い方として不本意だが致し方なし。
カオスエネルギーチャージ。変……身!
変身次第転倒した敵からバイクを奪い他の敵に爆槍を手に【ランスチャージ】。
得物とこの能力は初めてだが丁度いいハンデだ。
バイク戦の【戦闘知識】の差を教えてやる。
ブレイス・ドミス
変身ベルトを奪いとってこちらも変身?
確かに悪魔達にも受けそうな戦い方ですね
相手は変身で強化されているので、ベルトを奪取するまでは気を付けていきます
まずは自作拳銃の二丁持ちで『オーロラバレット』を使用して敵のベルトを奪いとるチャンスを窺います
【具象拳銃】による物理射撃は鎧には効き難そうなので足場などを攻撃して足を止めをしつつ
【抽象拳銃】による属性攻撃で相手のベルト周りを狙って取れ易くなる様にします
ベルト奪取のチャンスが来たら小回りの利く【ラクトスケート】で気に近づいて奪いとります!
奪ってしまえば後はこちらのもの
ポーズを決めて……変身!
あとは変身した姿でド派手に大暴れです!
ネタ・アドリブ等OKです
●変身!
「今回は敵ユーベルコードと相性が悪い、本体の鎧は隠しておくとしよう」
仲間の戦いを観察したルパート・ブラックスミス(独り歩きする黒騎士の鎧・f10937)は、ユーベルコード『縁が紡ぎし身製(リテイクルパートリインカーネーション)』を発動し仮初の人間の身体を展開してそちらに意識を移し、本体はバイクの走れない岩の割れた隙間に隠しておいた。
「あそこにも敵がいるぞ!」
「行くぞ!」
鎧の悪魔がルパートに気付くとバイクで迫って来る。
「まずはベルトを奪う」
対して接近される前にルパートは【爆槍フェニックス】を投擲して、敵の腰のベルトに掠めて引き剥がした。
「なぁ!?」
衝撃と突然の変身解除にバランスが崩れ鎧の悪魔が転倒して放りだされた。その間に槍は青いヨタカとなってベルトを掴んで舞い戻る。
「よくやった」
ルパートはベルトを受け取ると自分の腰に巻いた。
「戦いはこの身体の使い方として不本意だが致し方なし。カオスエネルギーチャージ。変……身!」
カオスエネルギーに全身が包まれると、騎士のようなライダーに変身し倒れた敵に近付く。
「いてて、クソッ! ベルトはどこに……」
鎧の悪魔が起き上がると目の前にはバイクを引き起こすルパートの姿があった。
「バイクを借りていくぞ」
「まっ――!」
制止の声よりも早くルパートはバイクに乗って走り出し、爆槍を手にまるで騎兵のようにランスチャージでバイクを操る敵を貫いた。
「変身ベルトを奪いとってこちらも変身? 確かに悪魔達にも受けそうな戦い方ですね」
ブレイス・ドミス(装備や道具の事なら・f33137)はベルトを奪った仲間達が変身する姿を見て、楽しそうだと自分もバイクが走り回る戦場に飛び込む。
「乱戦になっている今が奪うチャンスです」
敵が暴れ回るルパートと戦っている隙を突き、自作拳銃の二丁持ちでユーベルコード『オーロラバレット』を使う。視界内が武器の射程となり、【具象拳銃】による物理射撃でタイヤを狙って撃ち抜き足止めする。
「うぉっパンクしたぁ!?」
そこへ【抽象拳銃】による風の属性攻撃で相手のベルトを狙い、衝撃でベルトを緩めた。
「狙い通り。このまま奪取します」
ブレイスがインラインスケート【ラクトスケート】で疾走し、接近するとベルトを掴んで奪い取る。緩んでいたベルトは簡単に外れ、鎧の悪魔の変身が解除された。
「なんだと!」
驚く鎧の悪魔が振り返ると、そこには自らの腰にベルトを巻くブレイスの姿があった。
「奪ってしまえば後はこちらのもの……変身!」
ポーズを決めたブレイスがカオスエネルギーに包まれ、全身に強化スーツを纏うライダーに変身した。
「我等のカオスエネルギーを奪うとは!」
「変身したところでこちらが数は上だ!」
数で押し切ろうと鎧の悪魔達がガチガチに鎧で防御を固め、体当たり攻撃を敢行する。
「変身して条件は同じ、ですが地力が違います!」
ブレイスのラクトスケートがパワーアップし、自動で動くようになってバイクを越える速度を出す。そして敵陣をすり抜けながら両腕を前でクロスし銃弾を左右にばら撒き鎧の悪魔を撃ち抜いていった。
「速い!!」
「囲んで追い詰めろ!!」
鎧の悪魔達は速度で負けるなら行く手を塞ごうと囲むように動き出すが、ブレイスはその隙間を自在にすり抜けていく。
「くっ、好き勝手しやがって!」
「オレたちゃ地獄のアーマーライダーズだ! バイクで負けてたまるかよ!」
鎧の悪魔が気張って鎧の装甲を強化して一斉にブレイスに向かって突撃を開始する。
「得物とこの能力は初めてだが丁度いいハンデだ。バイク戦の戦闘知識の差を教えてやる」
その側面からルパートがバイクで突撃し、爆槍を突き入れて敵の装甲を貫きバイクから鎧の悪魔を吹き飛ばす。
「ぐぇっ!」
地上に叩きつけられた鎧の悪魔が強烈な衝撃を受けて変身が解ける。
「やるな! ならこっちも槍で勝負だ!」
槍を手にした鎧の悪魔がフルスピードでランスチャージを仕掛ける。
「受けて立とう」
ルパートもまたバイクの速度を上げ、互いに交差する瞬間に槍を突く。鎧の悪魔の槍はルパートの槍にぶつかって狙いを外し、ルパートの槍はぐっと脇の下に挟んで固定され鎧の悪魔を貫いて騎乗から叩き落とした。
「槍衾で突撃するぞ!」
「これで逃げられん! どこまでも追いかけて串刺しだ!!」
鎧の悪魔達が並んで槍を構え、一斉に突撃を開始した。
「逃げ場がないと思うのはバイクに乗っているからです」
ブレイスはその正面から突っ込み跳躍して槍を跳び越えた。
「小回りはこちらの方が圧倒的に利きます」
頭上からブレイスが銃弾を浴びせ、突撃する敵の背後に着地すると背中にも銃弾を撃ち込んで次々と鎧の悪魔を転倒させ、突撃する敵を薙ぎ払った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
カーバンクル・スカルン
まあ、変身ベルト無しでも変身は出来るんだけどね? 使える物はせっかくだし使っていきましょう。
まずはカタリナの車輪を突っ込ませてバイクを薙ぎ倒しつつ悪魔を拘束。そこからいろんな工具を使って腰のベルトを強奪するといたしましょう。後で使うことも考えて、壊さないように気をつけないと。壊れてもスクラップビルダーらしく直しちゃうけど。
さあ、何が出てくるか運試しと参りましょうか。……変身、「Code:Chaos,approved」ってね!
カンナハ・アスモダイ
WIZで挑むわ。アドリブ連携等歓迎よ。
オイタはそこまでよ、悪い子ちゃんたち!
まずは<多重詠唱>と<高速詠唱>による波状攻撃を仕掛け、
ライダー集団の足を止め、その隙にベルト強奪を試みるわ
強化された悪魔といえど、炎なんかの<属性攻撃>は有効な筈
火傷で怯んだ隙にベルトをかっぱらうわ!
カオスエネルギーだっけ?その力、有難く利用させてもらうわよ!
【UC・混沌変身★悪魔法少女★あすも☆デウス】
光あるとこ闇があり!渾渾沌沌★陰陽アイドル!
悪魔法少女★あすも☆デウス・カオスフォーム!
パワーアップした私による、光と闇の<全力魔法>!
愛と正義の悪魔法少女が、アンタたちの親に代わっておしおきよ!
マリア・ルート
なかなか面倒な戦いになりそうね。
でもいいわ、そういうのこそ燃えてくるものよ!
【指定UC】を早業で展開。
7割ほどを範囲攻撃で周りの牽制に使いつつ、3割ほどを自分の前で盾みたいに展開するわ。相手が自分を轢く、って瞬間を狙い早業で展開。つまり壁にして激突狙いよ。これなら流石に一体化してても転倒するでしょ。
転倒したらその隙をついてベルトを奪い、装着、変身。あとは私もあんたたちと同じ土俵よ。
肉薄した奴をライダーパワーで強化された身体能力で操るルートブレイドで押しのけつつ武器たちを一気に相手へと放射!ケリをつけに行くわ!
さぁ、もう止められないわよ!
カオスな嵐のお通りなんだから!
●突撃バイク
「まあ、変身ベルト無しでも変身は出来るんだけどね? 使える物はせっかくだし使っていきましょう」
カーバンクル・スカルン(クリスタリアンのスクラップビルダー?・f12355)は利用できるものは有効利用していこうと【カタリナの車輪】を敵のバイクに突っ込ませた。
「車輪? ぐぁっ!!」
針の付いた巨大車輪と正面衝突した鎧の悪魔がバイクを転倒させ、それを磔にして拘束する。その隙にカーバンクルが接近すると工具箱からペンチを取り出して、ベルトの接合部を捻じって壊して奪い取った。
「変身が!」
ベルトの力を失い鎧の悪魔の変身が解ける。
「ちょっと壊れたけど、スクラップビルダーならこのくらいちょちょいのちょいで直せるよ」
カーバンクルは奪ったベルトの金具を修理し、自らの腰に巻き付けた。
「変身させるな!」
鎧の悪魔達が阻止しようとバイクで突っ込んで来る。
「さあ、何が出てくるか運試しと参りましょうか。……変身、「Code:Chaos,approved」ってね!」
カーバンクルはカオスエネルギーを纏って変身し、さらにはユーベルコード『断罪変形(コード・エクスキューション)』を発動し、周囲の岩などの無機物を取り込んで巨大化する。そこには4mを越える漆黒の鉄塊。否――バイクが立ち塞がっていた。
「巨大バイクに変身しただと!?」
「馬鹿な!! これではバイクというよりも戦車だ!」
その想定外の変身に鎧の悪魔達が唖然としてバイクを止めて見上げた。
「隙あり!」
それを見逃さずに内部の操縦席に座ったカタリナは大地を震わすようなエンジン音を響かせ、巨大バイクを発進させて敵を纏めて踏み潰してぺらぺらの紙のようにぺしゃんこにした。
「正面からでは勝てん!」
「散開して回り込め! あの図体なら小回りはこちらが上だ!」
その惨状を見た他の鎧の悪魔達はバイクで左右に分かれ、側面からの攻撃に移る。
「オイタはそこまでよ、悪い子ちゃんたち!」
カンナハ・アスモダイ(悪魔法少女★あすも☆デウス・f29830)が多重詠唱と高速詠唱によって火炎魔法を二丁拳銃【プリンセスハート★XENOM】から撃ち出して波状攻撃を仕掛ける。
「強化された悪魔といえど、炎なんかの属性攻撃は有効なはず!」
次々と炎を浴びせてバイク集団の進路を塞いだ。
「炎が飛んで来るぞ!」
咄嗟に鎧の悪魔が攻撃を止めて回避行動を取り炎を避ける。
「うぁっ熱っ!!」
だが炎を浴びてしまった鎧の悪魔がスリップしてバイクを転倒させてしまう。
「足を止めたわね!」
チャンスとカンナハが駆け寄ると、ベルトを強引にかっぱらう。
「俺のベルト! 返せ!!」
「カオスエネルギーだっけ? その力、有難く利用させてもらうわよ!」
鎧の悪魔に向けてカンナハがウインクし、ベルトを自らに巻いてその力を開放した。
「光あるとこ闇があり! 渾渾沌沌★陰陽アイドル! 悪魔法少女★あすも☆デウス・カオスフォーム!」
ユーベルコード『混沌変身★悪魔法少女★あすも☆デウス(メークチェンジ・カオスフォーム)』を発動し、カオスエネルギーに包まれて悪魔法少女へと変身する。いつもよりも強そうな光と闇を宿す衣装となってポーズを決めた。
「パワーアップした私による、光と闇の全力魔法! 愛と正義の悪魔法少女が、アンタたちの親に代わっておしおきよ!」
「うわぁああああ!!!」
光と闇の魔法が二丁拳銃から撃ち出され、混じり合うと大爆発を起こして鎧の悪魔達をバイクごと吹っ飛ばした。
「いったん離れて態勢を立て直す!」
鎧の悪魔がバイクを走らせて猟兵の間合いから離れる。
「なかなか面倒な戦いになりそうね。でもいいわ、そういうのこそ燃えてくるものよ!」
そこへ向けてマリア・ルート(紅の姫・f15057)がユーベルコード『血見猛猟・百器野行(ワイルドハント・ウェポンズカーニバル)』を発動し、武器の大群を創造すると素早く展開した。
「私の能力からは逃げられないわよ!」
7割ほどの武器を敵に向け牽制に次々と襲い掛からせる。
「遠隔操作か!」
「術者を倒さねなくては止まらんぞ!」
「やられる前にやれだ!」
バイクで回避行動を取りながら鎧の悪魔はマリアに視線を向け、バイクの進路を変えて突撃を開始した。
「引っかかったわね」
敵を引き付けたマリアは残りの3割の武器を自分の前に盾のように展開して身を守った。
「なぁっ!!?」
突撃体勢にあった鎧の悪魔は止まることができずに盾に突っ込み、激突の衝撃でバイクが転倒した。
「流石にこれには耐えられないでしょ」
その隙にマリアが近づくと、腰のベルトを奪い取った。そして自らに装着すると変身する。
「これで私もあんたたちと同じ土俵よ」
カオスエネルギーを纏ったマリアが真紅でゴージャスなライダー姿に変身し、パワーアップしたエネルギーを放出して一斉に浮かべる武器を放射した。
「ケリをつけに行くわ!」
「速ッ――!」
先ほどの比ではない速度で武器が飛び、逃げる間もなく鎧の悪魔達を貫いていった。
「装甲を厚くしろ! 特攻だ!!」
鎧の悪魔は覚悟を決めて装甲を分厚くし、被弾覚悟で真っ直ぐ突撃して来る。
「任せて! この巨体ならどんな突撃にも耐えられる!」
カーバンクルが割り込ませた巨大バイクで突撃を受け止める。強烈な衝撃をものともせず、それどころか逆に敵が反動を受けて吹き飛んでいた。
「ぐっあああぁ!!」
「質量が違い過ぎる!」
「ここは俺達のテリトリーだぞ! スピードで負けてたまる――?!」
吹き飛んだ鎧の悪魔達が体勢を立て直すが、そこには無数の武器が浮かんで包囲していた。
「それならどちらが速いか、私の武器と追いかけっこね」
マリアが次々と武器を飛ばし、バイクで逃げようとする敵を追い立てる。
「さぁ、もう止められないわよ! カオスな嵐のお通りなんだから!」
身体やバイクを武器が貫き、無数の武器が包み込むように押し寄せ、被弾した鎧の悪魔が転倒しバイクが爆発していった。
「もっと速度を! 俺達の最速を見せてやる!」
鎧の悪魔は最大速度を出してとにかく迫る武器から逃げる。
「どれだけ速く走ったって、悪魔法少女の魔法からは逃れられないわ!」
そこへ待ち構えたカンナハが光と闇の魔法を撃ちまくり、弾幕を張って鎧の悪魔を薙ぎ払った。
「クソォ! なら迷路で道を作る!!」
鎧の悪魔が鋼の鎧の迷路を作り出してその内部を走る。
「全力全開! 強固な迷路だって貫いてみせる!」
カンナハがありったけの魔力を込めて光と闇の魔砲をぶっ放すと、迷路の強固な壁を貫通しその衝撃が広がって迷路全体が砕け散った。
「馬鹿なぁ!!!」
勢いよく宙に放りだされた鎧の悪魔が放物線を描いて落下し、ドンッと大地に突撃し人型の穴を開けて埋まり意識を失った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
霧島・絶奈
◆心情
変身…『別の自分』に変わると言うのは、存外様々な想いを生むモノなのでしょうね
例えば「嫌いな自分からの変化」であったり「自分では成し得ない行為への希求」であったり…
変身ヒーローへの憧れ然り、善悪を問わなければ『ジキル博士とハイド氏』も同じ事でしょう
◆行動
変身ベルトを強奪し変身
そうですね…
折角ですし、ペイルライダー(蒼褪めた騎手)とでも名乗りましょうか
『涅槃寂静』にて「死」属性の「濃霧」を行使し【範囲攻撃】
ペイルライダーのまたの名は「死」である故に、「らしい」属性でしょう?
更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】
負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
トリテレイア・ゼロナイン
先ずは機械飛竜ロシナンテⅢに騎乗し空から接近
飛び降りてライダーの一人からバイクとベルトを強奪
不作法はご容赦を、変身!
ベルトのカオスエネルギーで機械飛竜諸共変身合体
機械飛竜をバイクの追加装備に変形
速力と装甲を更に強化したモンスターマシンに
悪魔の世界に『めでたしめでたし』の花咲かせましょう
猟兵ライダー・ブローディア参上!
(花の品種・トリテレイアの別名)
サポート装備と合体しての大技も『お約束』というもの
ドラグーンライドモード(即興ネーミング)でお相手しましょう
並走するライダー達をごぼう抜きし反転
紫の花弁のエフェクトを舞い散らせ、巨大な竜のオーラ(防御障壁)纏っての正面突撃で纏めて蹴散らすのです!
神崎・零央
変身!燃える!なー、キング?
(?な黄金獅子)
まずはベルトの確保っと。
狙いを定めたカオスライダーをパチンコ弾で狙撃!
この一発で倒れやしないだろうけど、
後ろからキングが殴ればOK♪
(ガサゴソ)よし、装着!
バイクは……子供じゃ乗れなかった!
……自分に乗れ?
そうだな、ゴメン、キング。一緒に行こう!
キングの背に乗り、
「変・身っ!」
絵具で塗ったような光と共に宙を舞う。
「猟兵ライダー、レオッスリャアーッ!」
力の父ちゃん、技の母ちゃんの力を受け継いだ、
その名も猟兵ライダーLeo3!
行くぞ、キング!
【キングライド】
電子音声がベルトから流れ、キングに跨り全速突撃。
勢いを乗せた必殺キック!&キングの爪を見舞う!!
●決着
「変身! 燃える! なー、キング?」
変身して暴れる仲間を見ながら神崎・零央(百獣王・f35441)が相棒の黄金のケルベロス・キングに呼びかけると、キングは首を傾げて?を浮かべた。
「俺も大乱闘の仲間に入れてもらうぞ。まずはベルトの確保っと」
狙いを定めてスリングショット【レオ・ショット】を構えてパチンコ弾を放ち、顔に直撃させた。
「ぐぉ!?」
痛みに目に涙を浮かべながら鎧の悪魔が零央を睨みつける。
「お前かァ!」
そしてバイクの進路を変えて突撃して来た。
「一発で倒れやしないのは想定内、キング!」
呼びかけると物陰から待ち構えていたキングが飛び出して敵を横から殴りつけ転倒させた。
「うぅ……」
倒れて目を回している鎧の悪魔からガサゴソと零央がベルトを奪って自分に装着する。
「よし、装着! バイクは……子供じゃ乗れなかった!」
倒れている敵のバイクを奪おうとしたところで乗り方がわからないことに気付く。するとキングが自らの背中を見せた。
「……自分に乗れ? そうだな、ゴメン、キング。一緒に行こう!」
バイクなんかよりも乗りなれた相棒が目の前にいると、零央が背中に乗るとベルトに手を当てポーズを取った。
「変・身っ!」
零央とキングがカオスエネルギーに包まれ、絵具で塗ったような光と共に宙を舞う。
「猟兵ライダー、レオッスリャアーッ!」
零央はキングと共に変身しカッコいいバトルスーツを着てライダーとなっていた。
「力の父ちゃん、技の母ちゃんの力を受け継いだ、その名も猟兵ライダーLeo3! 行くぞ、キング!」
『キングライド』
零央が名乗りを上げるとキングが咆え、ベルトから電子音声が流れるとユーベルコード『キングライド』が発動し黄金に輝くキングが力強く駆け出した。
「なんだ? バイクじゃなくてライオンに乗ってる?!」
「こっちだって鋼の獣だ!!」
負けじと鎧の悪魔がエンジンを唸らせてバイクを突撃させる。両者が交差すると跳躍するキングの爪が敵を切り裂き薙ぎ払った。
「乱戦のようです。私も加わりましょう」
飛翔する【機械飛竜ロシナンテⅢ】に跨ったトリテレイア・ゼロナイン(「誰かの為」の機械騎士・f04141)が空より敵に接近する。
「影? なんだ!?」
自分を覆う影に気付いて見上げた鎧の悪魔が驚きの声を上げる。
「ベルトとバイクを頂戴いたします」
トリテレイアが手を伸ばし強引にベルトを奪い取った。すると変身が解けて鎧の悪魔が転倒する。そして悪魔が放り出されるとバイクを起こして乗り腰にベルトを巻く。
「不作法はご容赦を、変身!」
カオスエネルギーが放出されて機械飛竜もろともバイクに変身合体する。機械飛竜がバイクの追加装備に変形し、速力と装甲を更に強化したモンスターマシンへと変貌した。そのエンジンがまるで竜の咆哮のように鳴り響く。
「な、なんだこの音は!」
「大気が震えてやがる!!」
ビリビリと空気が震えて鎧の悪魔がビビったような声を漏らした。
「悪魔の世界に『めでたしめでたし』の花咲かせましょう。猟兵ライダー・ブローディア参上!」
トリテレイアの花の別名を名乗り、モンスターマシンを走らせる。
「で、デカいだけだ!」
「そうだ! でくのぼうなんてぶっ潰してやれ!」
鎧の悪魔達も気合を入れてバイクを走らせ突撃を始め、強化した装甲で体当たりするがブローディアの強固な装甲に弾かれ傷一つ付けられない。
「効いてないだと?!」
「挟み込め! 左右からぶつけてやれ!」
鎧の悪魔達が挟んでぶつけるが、やはり効果はなかった。
「変身……『別の自分』に変わると言うのは、存外様々な想いを生むモノなのでしょうね」
霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は変身して戦う敵と仲間の姿を眺めながら思いを巡らせる。
「例えば「嫌いな自分からの変化」であったり「自分では成し得ない行為への希求」であったり……。変身ヒーローへの憧れ然り、善悪を問わなければ『ジキル博士とハイド氏』も同じ事でしょう」
例えを上げながら、仲間が倒した敵からベルトを強奪した。それを装着するとカオスエネルギーに包まれ、その身をライダーへと変身する。
「そうですね……折角ですし、ペイルライダー(蒼褪めた騎手)とでも名乗りましょうか」
エネルギーの中から現れたのは蒼き騎士のような姿だった。
「くっ、また強そうなライダーが現れやがった!」
「突っ込め! 動き出す前に叩きのめすんだ!」
慌てて鎧の悪魔達がバイクを走らせランスチャージをしてくる。
「どれだけ素早くとも、霧を躱す事はできません」
絶奈がユーベルコード『涅槃寂静(ヨクト)』を発動し、死属性の黒き濃霧を生み出して敵を包み込んだ。
「目くらましか?」
「構うな! 突撃あるのみ!」
厚い装甲に自信を持つ鎧の悪魔が速度を緩めずに走り抜けようとする。だが死を宿す霧は鎧の隙間から体内に侵食し、生命力を奪ってバイクの速度が目に見えて落ちた。
「なんだ? 力が抜けて……」
「この霧のせいか!?」
慌てて脱出しようとするが、強化された霧は濃く最早自分がどこに居るのかもわからなくなっていた。
「ペイルライダーのまたの名は「死」である故に、「らしい」属性でしょう?」
そこに絶奈の声が聞こえるが、鎧の悪魔達は弱って転倒し動けなくなった。
「こりゃやべぇんじゃないか?」
「馬鹿野郎! おれたち地獄のアーマーライダーズが負けるもんか!」
数を減らした鎧の悪魔が意地を見せて吶喊する。
「ここで決める! いいな、キング!」
それを正面から迎え撃つ零央の気迫にキングが咆えて応じ、全速力で駆け出して零央が必殺のキックを放つ。
「ぐぇええええ!」
「ぎゃああっ!!」
それが直撃した鎧の悪魔がバイクごと大きく吹き飛び、仲間にぶち当たって纏めて大地を転がった。
「これで大乱闘も終わりとしましょう」
絶奈が衝撃波を飛ばし、鎧の悪魔達を薙ぎ払う。
「何故だ! 俺達は変身しているんだぞ!」
鎧の悪魔が何とか倒れまいとするが、そこへ絶奈は追撃を加える。
「同じ力で変身している以上、実力が勝る方が勝ちます。与えられた力に頼り過ぎましたね」
絶奈は悪魔達を纏めて吹き飛ばしてバイクを粉砕した。
「残りは俺達だけか!」
「このデカ物だけでもぶっ壊すぞ!」
残りの鎧の悪魔達がトリテレイアに並走して何度も攻撃を繰り返す。
「次はこちらの攻撃といきましょう」
トリテレイアは追加装備の飛行用の噴射で加速して並走するライダー達をごぼう抜きして距離を開け反転する。
「サポート装備と合体しての大技も『お約束』というもの。ドラグーンライドモードでお相手しましょう」
即興でネーミングすると、ユーベルコード『鋼の騎士道突撃行進曲(チャージ・アット・ウィンドミル)』を発動させ、紫の花弁のエフェクトを舞い散らせると巨大な竜のオーラを纏って正面突撃を開始する。
「突っ込んできやがる!」
「クソっここで引いたらアーマーライダーズの名が廃れる!」
鎧の悪魔も装甲を厚くして速度を上げて真っ直ぐ突っ込み正面衝突すると、鎧の悪魔のバイクが次々と吹っ飛び蹴散らされ、バイクが粉々に粉砕して大地に撒かれていった。
「終わりのようですね」
絶奈が周りを見渡すと走り回っていた暴走バイクは居なくなり、変身が解けて気を失った鎧の悪魔達が転がっていた。
猟兵達は大暴れして変身ライダーズ大乱闘を制し、スーパーカオスドラゴンへの支持を阻止して帰還した。
大成功
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