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7thKING WAR⑮〜蕩ける魔女と甘い夢を

#デビルキングワールド #7thKING_WAR

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●魔界有数の遊戯場
「悪魔王遊戯(デビルアトラクション)もなかなか癖のあるものが揃っていると聞きます……ですが、皆さんの頑張りで、戦いは概ね順調のように感じます!」
 ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)はグリモアベースに集められてくる情報から戦況をそう判断していた。好材料は猟兵達の士気向上にも繋がる。すでに制圧が視野に入っているアトラクションもあるそうだ。
「少しずつではありますが、東西のラスボスとの戦いの場も整えられつつありますので、思い切って関連アトラクションの制圧に向かいましょう! そこで今回私がご案内するのは、アイスエイジクイーンが主催するサーカス団での決闘になります!」
 強い者同士の戦いはデビルキングワールドの住人達を熱狂させる興行になる。それが7thKINGを決める戦いに関わるとなれば注目度も高い。
「この決闘を盛り上げて私達が勝利すれば、私達の株はきっと上がります! もちろんアイスエイジクイーン側も同様の思惑ですから、強力な決闘者、蕩ける魔女『キャンディウィッチ』を出してくるのですが、彼女はオブリビオンですので手加減無用でコテンパンに倒しちゃってください! ただし、この戦いではステージに『興行魔法』というものがかけられており、その効果は『声援またはブーイングを受けるほど強くなる』というものなんです。この魔法により、一介のオブリビオンが魔王級の強さを持ってしまう可能性もありますので、観客の反応には注意を向けつつ戦うようにしてください。それでは、皆さんの健闘をお祈りしていますので、どうぞよろしくお願いします!」


沙雪海都
 沙雪海都(さゆきかいと)です。
 連休が溶けていきますね……まあ満喫はしています。

●フラグメント詳細
 第1章:ボス戦『蕩ける魔女『キャンディウィッチ』』
 OPの通りです。観客から声援もしくはブーイングを受ければ受けるほど強くなります。
 なので正々堂々戦うも良し、ダーティに立ち回るも良し、という感じですので!
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第1章 ボス戦 『蕩ける魔女『キャンディウィッチ』』

POW   :    ぺったんこになっちゃえ♪
単純で重い【ペロペロキャンディハンマー】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    わたしのキャンディケイン♪
装備中のアイテム「【空飛ぶキャンディケイン】」の効果・威力・射程を3倍に増幅する。
WIZ   :    どの飴沼に沈められたい?
【溶けた飴(種類は問わず)の塊】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を底なしの飴沼】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。

イラスト:ジョンハッピー

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠テフラ・カルデラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

サカマキ・ダブルナイン
とにかく観客の心を動かせば良い訳じゃな?それなら感情を切る訳には行かぬの。

あの空飛ぶ杖は面倒そうじゃ……「99式カメラアイ」で観察しつつ【学習力】で軌道のデータを蓄積。
普通には避けきれぬと判断したタイミングで『偽神降ろし・電脳戦神』を使う、高速移動で回避を!

こちとら製品寿命を削っとるんじゃ、文字通りの命懸けよ!沸けぃ観客ども!!

魔女よ、おぬしも好きに場を沸かせると良い。高めた強さをぶつけ合ってこその興行、じゃろ?

さて、互いの手の内は割れた……後は真っ向からのぶつけ合い。
意地でもあちらより速く懐に入り、「狐乱丸」で【なぎ払い】&電磁衝撃波を繰り出す。おぬしの杖とわらわの薙刀、どちらが速いか……!



●熱気、熱量、熱視線
 血沸き肉躍る戦いが始まろうとしている。巨大決闘場を囲む観客席は猟兵とオブリビオンの戦い見たさに詰め掛けた住人達でごった返しており、満員御礼。何なら通路で立ち見する者も出る始末。
「ハローハロー! このキャンディウィッチちゃんが、皆をとびきりあまーい夢の世界に連れて行ってあげるねー!」
 キャンディウィッチが決闘場に登場し、溶けかけのキャンディケインに乗って空を飛び観客へアピールする。それに反応して観客席からもわああと声が上がり、盛り上がっている様子が伺える。
「とにかく観客の心を動かせば良い訳じゃな? それなら感情を切る訳にはいかぬの……」
 そこはかとなくアウェー感を覚えながらサカマキ・ダブルナイン(ロボ巫女きつねのお通りじゃ!!!・f31088)は決闘場に佇んでいた。観客の声援を受けるにはその時々に応じて観客の心を動かす演出を込めなければならず、それは機械的に物事を処理していけばできる類のものではない。サカマキが得意とする緻密な計算も観客の心は計れないのだ。
「対戦相手は……そこのあなたね! キャンディウィッチちゃんの空飛ぶキャンディケインの力……思い知れー!」
 決闘は何の前触れもなく始まった。キャンディウィッチがキャンディケインを爆速でぶっ飛ばしてサカマキに突撃!
「ふぉっ!?」
 99式カメラアイで観察していたお陰で九死に一生を得た。突然キャンディウィッチがジェットエンジンでも搭載したかのような加速を見せて体当たり、それをサカマキは左方向へ咄嗟に転がって躱していた。
 超高速飛翔を続けるキャンディウィッチは小回りこそ利かず決闘場を端から端まで使うような飛び方をしていたが、如何せん速いのですぐさまサカマキ目掛けて再突入してくる。ドロドロ溶けた帽子や羽が飛沫となってべちゃべちゃ飛び散っていた。
(さっきから甘い匂いがすると思いきや、これはあやつの飴か……!)
 初撃の体当たりの時から飴は飛び散り、サカマキの体にもいくらか付着していた。甘い匂いがするだけで痺れや痛みといったものは感じず、害の無い飴ではあるらしい。だが徐々に垂れ落ちてくる感触は気持ちのいいものではない。
「そーれっ!」
 キャンディウィッチは自らが乗っていたキャンディケインをサカマキと交錯する直前に飛び降りて、速度は維持したままキャンディケインを鈍器のように持って殴り掛かってきた。溶けたキャンディケインがぐぉんとゴムのように伸びてサカマキの顔面に届いてくる。
「なんの!」
 サカマキは反射神経を駆使して屈んで回避。耳元でジェット機の離陸のような轟音を聞いた。遠ざかっていくキャンディウィッチの後ろ姿を振り返り確認し、その動きの切れが増しているのを感じ取る。
(あやつの動きはダイナミックであるからな……わらわも躱してはいるが、観客は劣勢と見てあやつを応援しとるのじゃろう)
 声援は入り混じり過ぎてサカマキの耳でも判別がつかないが、興行魔法の効果はキャンディウィッチにより強く出ているように見えた。次の一撃は躱せないと踏み、サカマキも作戦に打って出る。
 キャンディウィッチが三度、一直線に飛んできた。今度はキャンディケインに乗ったまま槍のように突き伸ばしての打撃だ。既にサカマキは間に合わない間合いにある。
「偽神降ろし・電脳戦神!」
 魔界に神。サカマキはデータで再現された戦神の気魄をその身に降ろすと一瞬で神速の域に達した。キャンディケインの直撃を紙一重で避けると高速を維持したまま疾走、キャンディウィッチと距離を取る。
「どうじゃ! こちとら製品寿命を削っとるんじゃ、文字通りの命懸けよ! 沸けぃ観客ども!!」
「うおおおおおおおお!!!」
 観客は沸いていた。サカマキが命懸け――つまり寿命を削って力を行使していることが観客に伝わったか。しかしそれよりもサカマキの動きが目に見えて良くなったことのほうが大きい。キャンディウィッチと十分渡り合えると判断されて、応援の声が増えていた。
「次は絶対! 当てるよー!」
「大きく出たな、魔女よ! わらわもまた望むところ……高めた強さをぶつけ合ってこその興行、じゃろ!?」
「そうだね! でも、勝つのはこのキャンディウィッチちゃんだよ!」
「努々忘れるでないぞ、その言葉――」
 狐乱丸を手にしたサカマキが疾風となり、飛翔するキャンディウィッチが鎌鼬となった。決闘場中央での衝突は一つの決着を見るに相応しいシチュエーション。キャンディウィッチは再びキャンディケインを鈍器にした形で突っ込んでくる。
 射程はキャンディウィッチのほうが上だ。ただ斬り合うだけでは負けると見てサカマキは鋭くキャンディウィッチの正面に切り込みながら刃を薙ぎ払う。キャンディウィッチも脇を締めながらのフルスイングで応戦し、互いの視線がかち合ったのは一瞬であった。
「――!?」
 腹が潰れるかと思うほどの衝撃を受けて天地がぐるんとひっくり返る。キャンディケインの長射程は超接近戦で効果を発揮しにくく、サカマキの斬撃による電磁衝撃波の発射がより速かった。トラックにでも轢かれたかのような大打撃を受けてキャンディウィッチは跳ね飛ばされ、決闘場の端付近に墜落してそのまま壁に激突する。
 観客がどっと沸いて、サカマキは歓喜と称賛の嵐を全身に浴びた。いつもは目が覚めると同時に夢の如く消え去ってしまう熱は未だ籠っており、らしからぬ高揚をサカマキは感じていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:黒燭炎、四天流星

陰海月、デビキン気に入ったようでな…。あと、提案されたやつを試したくなった。
それをやろうとすると、わしか『疾き者』だが、目立つとなるとわしなのよな。

先制攻撃で即座にUC発動しつつ。一つに飴が命中するように配置。
わしは、ぬいぐるみを利用してのジャンプを織り混ぜて撹乱するように。…ぬいぐるみ動くし飛翔するから、意外と予想つかんのよ。
上から四天流星を投げ、わしの位置錯誤をさせたあとに、空中浮遊しつつ近づき、黒燭炎で炎属性攻撃をしよう。


戦い方の提案:陰海月
「サーカス、絵本で読んだ!」



●キャンディウィッチちゃんの喪失
 次に現れた猟兵は古武士のようであり、重厚な雰囲気を漂わせ静かにキャンディウィッチが立ち上がってくるのを待っていた。
「……っつ……キャンディウィッチちゃんが負けちゃうなんて……でも、次は……そう! そこのあなた! キャンディウィッチちゃんの人気にひれ伏すといいんだから!」
 安い挑発だ。馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)は動じない。しかし観客の向きは少なからずキャンディウィッチの言った通りに彼女持ちだ。
「人気か……人気なら丁度いい」
 義透はキャンディウィッチが行動を起こす前にカラフルで動くミズクラゲ型ぬいぐるみを召喚、宙に浮かべ漂わせる。丸っとして色とりどりのぬいぐるみ達は観客に受けたようで黄色い歓声が上がる。
「そんなの出しても……べっとべとにしてあげる!」
 キャンディウィッチはキャンディケインで地面を叩く。溶けかけのキャンディケインの端が欠けて宙に浮かび、風船のように膨らんで大きな塊になった。
 それを、キャンディウィッチは今まさに少し短くなったキャンディケインで叩き飛ばす。どろりとマーブル状になった飴の塊が弾丸の如く飛んでくる――ただ、義透と飴の塊の間にはぬいぐるみが一つ配置されていた。
 ずむん、と飴の塊がぬいぐるみに命中。想定の範囲内。受け潰した後に自らは別のぬいぐるみを乗り継いでキャンディウィッチへと迫るはずだった。ぬいぐるみが飴の塊の勢いを全く殺すことなく義透目掛けて吹っ飛んでくることがなければ。
「――!?」
 親友を模したミズクラゲ型ぬいぐるみだ。斬るという選択肢は無く、義透は横っ飛び転がり込んで間一髪直撃は避けた。ぬいぐるみは義透が立っていた場所のさらに後方で、飴が地面に広がって出来た底無しの飴沼に嵌まって沈んでいく。
「惜しい~!! もう一回っ!!」
 キャンディウィッチは次の飴の塊を装填している。義透もいつまでも膝をついてはおれず、立ち上がりぬいぐるみの上に飛び乗って軌道修正。ぬいぐるみは義透を乗せたまま気球のように飛翔して他のぬいぐるみ達と群れを作り始めた。
「それっ!」
 二射目、撃ち出された飴の塊が義透に向かってくる。今度は間に何もない直射コース、義透は早めの動き出しで別のぬいぐるみに飛び移りながら四天流星を投擲した。飴の塊は義透が直前に乗っていたぬいぐるみに命中して彼方へ飛んでいく。
「――いたっ!?」
 他方、四天流星は一直線にキャンディウィッチの左腿に突き刺さっていた。よく分からぬ棒状の刃物が刺さっているのを見てキャンディウィッチはすぐさま抜き捨てる。
「飴は当たらないし、変な物は刺さってくるし……こうなったら、特大のを……」
 キャンディウィッチはどろどろと溶けだしている帽子の飴を魔力で浮かせて塊にする。キャンディケインで作ったものより数倍大きい巨大飴。狙うべき相手、義透は最後のぬいぐるみから飛び降りて空中浮遊、キャンディウィッチへと近づいてきていた。
「この距離なら――避けられないでしょ!」
 キャンディウィッチは義透の頭上に巨大飴を放り投げた。小さい山なりの軌道で巨大飴はぐしゃりと義透の頭上に落下し潰れ、一帯に底無しの飴沼を作る。
 義透の姿はどこにも見当たらない。ぬいぐるみみたいに沈んじゃった――キャンディウィッチがにんまり笑顔で喜んだのも束の間、
「――ぎゃあ!!?」
 背中に焼けた鉄棒でも押し付けられたかのような灼熱の激痛を受けてキャンディウィッチは跳び上がっていた。痛みを堪えられずその場を走り回り、目の前の飴沼にダイブしてどうにか背中の熱を冷ます。
 位置錯誤。四天流星が刺さった瞬間からキャンディウィッチにかけられていた呪詛が義透の姿を偽らせた。キャンディウィッチが倒したと思った義透は全く別の方向から忍び寄っていたのだ。
 作戦立案は義透ではない。面目を保つことができて、義透は内心安堵していた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーガン・クイン
魔女対決かしらね、楽しくなりそうだわ。
それにしてもあなた、とってもおいしそうねぇ♡

UC縮小魔法で飴玉の大きさにしてあげるわぁ♪
小さくできれば優位に立てるわね。
手で捕まえちゃって抵抗できなくしちゃいましょう。

食べられる大きさにされちゃってどんな気持ちかしらぁ?
舐めちゃっていいかしらねぇ…、何味がするのか気になるわぁ。
ちょっとだけお口の中に入れさせて頂戴な♪



●あなたはもう魔女の掌の上
「魔女対決かしらね、楽しくなりそうだわ。それにしてもあなた、とってもおいしそうねぇ♡」
「ひっ!?」
 キャンディウィッチはミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)の舌なめずりする様に寒気を覚えた。明らかにこれまでの者達とは異なる雰囲気。だが観客とは往々にして予想外の展開を望む。ミーガンの登場はそれだけで決闘場を熱くしていた。
 キャンディウィッチがキャンディケインの速度を上げて突っ込んでいく。接近するにつれミーガンの姿が大きく、大きく――。
 顔は山のようで、口は洞窟のようで、何かがおかしいことに気付いた時にはもうキャンディウィッチは衣装の襟を掴まれ吊られていた。
 ミーガンが放った縮小魔法で指先に乗るほどの小ささまで縮んだキャンディウィッチはじたばたと暴れるが、抜け出せるはずもなく。
「舐めちゃっていいかしらねぇ……何味がするのか気になるわぁ。ちょっとだけお口の中に入れさせて頂戴な♪」
「わあぁぁやめてー!!?」
 蚊の鳴くような声が聞こえてきたが、ミーガンは構わず舌先にちょんと押し付けた。どろっと溶けだした飴ははちみつのように濃縮されて甘い。
「ひぃぃぃ!!」
 キャンディウィッチの体は唾液でべっとり。飴を塗りたくられる者の気持ちを味わいながらキャンディウィッチは命からがら逃げだしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
機神搭乗
やれやれ…あんな甘々魔女は美味しくエロい事をしたい所だが
「今回は厳しそうだねー…」(残念そうな鶏立体映像

【属性攻撃】
登場演出
天より光が降り立つエフェクトと共に飛来する機神

よぅおめーらー!こいつを倒したらお前らのDも奪い去ってやります!
覚悟しやがれー!!(観客に挑発
その後はお前らにこのサーカスの後片付けをさせてやる!善い事させて動画にさらしてやるぜぇ!(挑発

UC発動
【情報収集・視力・戦闘知識】
敵の動きと癖と攻撃の性質把握
【属性攻撃・弾幕・空中戦】
超高速で飛び回り翻弄しながら
飴を溶かす高熱熱線による蹂躙
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
鎌剣で襲い掛かり切り刻み飴とも容赦なく強奪



●巨大なものに難ありの運勢
 観客の反応次第で決闘者に様々な変化が起こる興行魔法。カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)としてはお約束の展開に持っていきたいが客層は様々で得策とは言い難く、今回は仕方なく機神での登場となった。天より光が降り立つエフェクトを纏って決闘場にずんと立った機神から声がする。
「よぅおめーらー! こいつを倒したらお前らのDも奪い去ってやります! 覚悟しやがれー!! その後はお前らにこのサーカスの後片付けをさせてやる! 善い事させて動画にさらしてやるぜぇ!」
「うぎゃーやめろー!!」
「引っ込め引っ込めー!!」
 カシム渾身の挑発で観客は大ブーイング。だがこれが興行魔法の効果でカシムに力を与えるのだから面白い。
 魔法が解けて元の大きさに戻ったキャンディウィッチだが、やっぱり相手はでかかった。キャンディケインの能力を引き上げて飛翔し隙を伺おうとしたが機神がそれ以上の飛翔で決闘場を縦横無尽に飛び回るのだから、キャンディウィッチは逆に逃げ回る立場になってしまい、やがて背後に鎌剣が襲い掛かってくる。
「ひぁっ――きゃあああ!!」
 キャンディケインを水平に突き出して武器受け――のつもりだったが一刀両断、ばぎっと折れてそのままキャンディウィッチまで真っ二つ。
 斬られた体は飴同様にどろりと溶け落ちてしまって、地上に広がった残骸の飴溜まりもあっけなく蒸発してしまった。

 こうして、猟兵達とキャンディウィッチの決闘は大盛り上がりの内に幕を閉じたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年05月07日


挿絵イラスト