3
銀河帝国攻略戦⑯~猟兵達の歌を聴け!

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#スペースシップワールド
🔒
#戦争
🔒
#銀河帝国攻略戦


0




●解放軍戦艦 ブリッジ内部
 銀河帝国との戦場の最中、本来ならば指示と状況報告が飛び交っているはずの戦艦のブリッジでは不気味な静寂が満ちていた。
 クルーが居なくなったわけではない、彼らはしっかりと自身の位置に付いている。しかし全員目を開いたまま、脱力するようにコンソールや椅子に体重を預けており、その瞳はどこか虚空を見ている。そしてその表情は、気味が悪いほどに幸福に満ち溢れたものだ。
 すぐ隣では護衛艦が銀河帝国の攻撃を受けて轟沈するが、クルーは誰一人として反応しない……否、できないのだ。艦長が力なく手に引っ掛けていた通信機からは、荘厳なレクイエムが響き渡っていた。

●グリモアベース
「音楽の力は凄い……なんて、今は言ってる場合じゃないわね」
 付けていたヘッドホンを外すと、アンノット・リアルハート(忘国虚肯のお姫さま・f00851)は猟兵達の方を向き直った。
「銀河帝国攻略戦、今回の任務は敵クライングシェル艦隊から発信される洗脳音楽通信への対抗作戦です」
 クライングシェル艦隊とは帝国の黒騎士アンヘル配下の特殊支援隊。洗脳音楽通信の名が示す通り、音を武器とする帝国の切り札の一つだ。
「この洗脳波を受けた対象はセロトニンの過剰分泌……まあ、凄いリラックスした状態になるの。一見いい効果に見えるわよね?けどその実態は敵対者から戦闘意欲と抵抗意識を奪い取って、一方的な虐殺を行うための戦術兵器よ」
 この兵器を受けた対象は酷い無気力状態になり、外部からの刺激に対して一切の反応を示さなくなる、つまり生きた屍を量産されるというわけだ。その影響は強く致命傷を負ったり、危機的状が目前まで迫っていても音楽の影響下では幸福に満ちたままの状態が保たれる。
「天国の居心地で地獄に真っ逆さま、つまりはそういう兵器よ。でも、こっちだって負けていられないわ」
 目には目を、歯には歯を、音楽には音楽だ。調査により猟兵の奏でる音楽には洗脳効果を打ち破る作用があることが判明、解放軍はそのメロディを戦場中に届けるため放送設備及び電子戦能力を強化した芸能船艦隊を配備した。猟兵達はこれに乗り込み、音楽の力でクライングシェル艦隊の洗脳音楽通信に対抗してもらうことになる。
 また猟兵は洗脳音楽への抵抗ができるが、他の人々はそうはいかない。演奏は猟兵達の力でのみ行う必要がある。
「VR設備で衣装もステージも自由自在、立体投影技術で自分の姿を宇宙空間に映し出すこともできるみたい。銀河がステージなんて、ワクワクするわ!」
 洗脳音楽を突破するのに必要なポイントは三つ。
 一つは激しく圧倒的なビート。力強いサウンドで敵の音楽を真正面からかき消してしまうやり方。
 次に素早く鮮やかなテクニック。他の追随を許さない演奏で人々の心を奪い取ってしまうやり方。
 最後は心の込められたメロディ。洗脳よりも暖かく優しい旋律で人々の心の鎖を解いてしまうやり方。
 どれも並大抵の演奏技術では難しいが、君達猟兵ならきっとその領域に辿り着くことができるだろう。
「向こうも本気で演奏してきているわ。ミサイルよりも爆発力のあるサウンド、響かせて上げましょう!」


マウス富士山
 =============================
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
 =============================
 現実に存在する楽曲の曲名や歌詞、替え歌等が記載されているプレイングは採用できません。
 ============================
●オープニングを見ていただきありがとうございます。今回マスターを努めさせていただきます、マウス富士山と申します。
 今回は音楽の力で人々の正気を取り戻す超時空な雰囲気のシナリオになります。注意事項にある通り実在する楽曲は使用不可能のためその点は注意してください、プレイングに書かれている歌詞は一度検索をかけます。
 音楽という領域のため猟兵の同士でバンドを組むのもありです、楽しんで演奏しましょう!
 皆様のプレイングを心からお待ちしております。
103




第1章 冒険 『洗脳音楽通信を撃ち破れ!』

POW   :    激しいビートで、魂を揺さぶり、洗脳音楽通信の影響を撃ち破る。

SPD   :    超絶的な技巧で、聴く者を圧倒して、洗脳音楽通信の影響を撃ち破る。

WIZ   :    心に響く歌声で、感情を揺り動かして、洗脳音楽通信の影響を撃ち破る。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

轟・富士王
・POW
おじさんも楽器やればモテるかなぁ、とはいえサムライエンパイア出身っつーことで習ったやつだと……あれかね、やっぱこの三味線かねぇ。
(どっかとその場にあぐらをかいて、撥をスチャっと弦に添え)
ついでにVR技術を使って、羽織袴の和装になってみようか。
撥づけを駆使して弾くのは演歌。べべんべんべんべん……っとなぁ。
こぶしの効いた戦慄はサムライエンパイアのみならず、どこの世界の人にも、心を揺さぶるに違いない。
さあクルーのみんな、サムライの魂で魂を奮い立たせておくれ!


亜儀流野・珠
要は奴らの音楽を掻き消せばいいんだよな?
奥義「千珠魂」…俺たち、召喚だ!

俺と俺たち全員で歌詞の無い歌を歌う!
意味のない言葉だけで歌う歌というものもあるんだ!例えば…
るーるらるーららるりらー とか
どぅーだーーでぃだだどぅだー とか
あーーーーあああーーーーあーー とか
なーなななーなーなーなー とかだ。リズムだけは合わせるぞ!
100を超える俺と俺たちで歌詞もバラバラ、音程もバラバラに歌う!
奴らの音楽など聴いている暇も無いだろう!
ちゃんと皆が正気を取り戻すよう心も込めて歌おう。
「俺たち」もそうするだろう!「俺」たちだからな!

演出とかの歌以外の部分は流れに任せる!



●雪髪舞って詩となりて
「要は奴らの音楽を掻き消せばいいんだよな?なら……俺達、召喚だ!」
 亜儀流野・珠(狐の恩返し・f01686)の掛け声と共に、彼女の周囲に小さな分身が生み出される。彼女たちはそれぞれに大きく息を吸うと……。
「るーるらるーららるりらー!」
「どぅーだーーでぃだだどぅだー!!」
「なーなななーなーなーなー!!!」
 一斉に出されるのは歌詞のない律動、珠本人を含めて100人を超える人物から放たれる純粋な音の波はクライングシェル艦隊の洗脳音楽をかき消していく。激しく、圧倒的なビートでそのまま押し切ろうと息を吸い直した瞬間だった。
 ドンと、腹の奥に響くような旋律と歌唱が船内に響き渡り、珠が思わず耳を伏せてると同時に音の波にやられたのか数体の分身が煙を上げて消滅する。こちらの音楽に合わせて帝国も激しい歌唱を出してきたのだ。
「ええい!負けるかぁ!!」
 手にしたマイクを強く握りしめ、正面からレクイエムに対抗しようとした珠の耳に、べべんと聞きなれた旋律が響き渡る。
「おじさんも向こうみたいな派手な楽器を弾けばモテるかなぁ……ま、でも手に馴染んでるのが一番か」
 羽織袴と手には三味線、愚痴のような言葉と裏腹に不敵な笑みを浮かべるのは轟・富士王(テキトーおじさん・f03452)。彼は調子を確かめるように弦を弾くと、魂を込め三味線を鳴らし始める。

 足を踏み入れ修羅の場所 彼岸の花咲く黄泉の道
 白刃濃い血に濡れようと 我が身の誇りに曇りなし

 奏でるは演歌、死の隣に立ち血に濡れようと、誇りを忘れぬ侍の歌。
 富士王の旋律に合わせるようにして、どこかバラバラだった珠とその分身の鳴らす律動も大きな纏まりに変わっていく。珠の律動と富士王の旋律、その二つが一つの歌となって帝国の奏でる鎮魂歌を押し返していく。

 刀折れども魂折れず 骸と成るまで鍔を迫り合う
 戦の律動 身に刻もう 刃打ち合い 詩となりて

 二人……否、富士王と珠『たち』百を超える魂の込められた歌は帝国の鎮魂歌を押し通し、解放軍の魂にその旋律を響かせていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ユキ・コシイ
【おお…これはまた…】
『ユキが全力で昂ぶっちゃうような相手が現れちゃったねテレ彦くん。』
うん…まさに、好敵手と言えそうな相手。
とても心が高揚する…電子戦でも歌でも、絶対に負けられない。
全装備、全通信回線…フルオープンで行きます

歌うは【バラード「My Heart」】…いつもはしっとりめだけど、今日は熱くソウルフルに歌い上げましょう
眠りに落ちゆく人々に…癒やしを、そして再び立ち上がる勇気を。

「あなたの帰りをずっと、ずっと待っている さあ、立ち上がって―!」

そして同時に…並行して艦の電子戦をサポート。わたしからも敵艦にクラッキング攻勢を仕掛けます。
さあ、敵も味方も…わたしの歌、魂の叫びを聞け――!


才堂・紅葉
「アンちゃん。私、こう言うのは苦手なんですけど」
蒸気バイクから制服姿で降り、困ったように呟くと。
「でも、この眠たい音楽は気に入らないわよね」
早着替えでジャケットにシャツ、短パンに着替え、その手には蒸気ギター。
指をパチンと鳴らせば、足元に広がる魔法陣から蒸気ギター装備の巨大な蒸気ゴーレムが召喚される。
その肩に飛び乗り、恥ずかしさ耐性で楽器演奏。
驚異的な早弾きを披露した後、ギター演奏を開始する。
全ての音程やリズム、怠い敵サウンドは滾るビートで擦り潰そう。ゴーレムもこちらをトレースして早弾きしている。
段々思考がクリアになってきた。心地良い音楽の暴力だ。
相方がいるなら乗って来い!

※アドリブ、連携歓迎


一郷・亞衿
レグバって悪魔がいるんだけどさ。黒マントを着た大男の姿を取るそいつは、契約した者にギターの才能を与える力を持っています。
あたし自身は音楽知識ほぼ無いけど、悪魔の力を借りれば問題ない!『ザ・27クラブ』!

右利き用ギターの弦を逆順に張り直してレフティ仕様にしたギターを使って、独特かつ超技巧の演奏を披露!無気力感ごと敵艦隊を吹き飛ばしてやる!
偉大なギタリスト曰く、“音楽はハイになるための安全な方法だ”ってね!

“演奏するのは簡単、感じるのは難しい”とも言ってたし、体の操作は悪魔に任せてあたしは音楽のノリを感じつつ戦況の把握に努めます。
“考えるな、感じろ!”……これは言ってないな、うん。別の人の言葉だ。



●立ち上がる勇気を歌うのは
「私、こう言うの苦手なんですけど」
 この場には居ないが、おそらく戦場を確認しているであろうアンノットに少しだけ依頼の愚痴をこぼしつつ、才堂・紅葉(お嬢・f08859)はおしとやかな制服姿からジャケットにシャツ、短パンというラフな姿に素早く着替え蒸気ギターを構える。
「苦手と言いつつそのノリノリの恰好なのはいかに」
「形から入るタイプなので。それにノリノリというならもう一人」
 その隣で少々特殊なギターの調子を確かめていた一郷・亞衿(奇譚綴り・f00351)のツッコミを流しつつ、紅葉がギターで指す方向には小柄なバーチャルキャラクターが一人。
【おお…これはまた…】
『ユキが全力で昂ぶっちゃうような相手が現れちゃったねテレ彦くん。』
 ユキ・コシイ(失われた時代の歌い手・f00919)、歌を大きな力とするバーチャルキャラクター。好敵手とも言える存在の出現に心が高揚し、少しだけ身体が震える。そんな彼女の背後にそっと誰かが近づいて、ちょいと背中を突っついた。
「ひゃっ…!?」
「この眠たい音楽は気に入らないわよね、わかるわ」
「曰く、音楽はハイになるための安全な方法だ!バットトリップは問題外ってやつだね」
 そう言いながら両隣に立つ紅葉と亞衿、二人のちょっとした悪戯でやや勇み足だったユキの肩から力が抜ける。三人は互いの顔を見て大きく頷き合うと、船内に用意されたステージの上に立つ。
「大切なあなたのために、私はずっと、生き続けている―」
 ユキの口から出た始まりの1フレーズ。その終わりと同時に、紅葉と亞衿のギターがかき鳴らされる。バラード My Heart、普段は落ち着いた雰囲気の曲だが今回は違う。
 熱く、勇ましく、ソウルフルに、魂の不滅を歌うメロディが奏でられた。

 心を揺さぶるギターのメロディ、それを奏でる紅葉はその内心に焦りを感じていた。
(音楽の才能を与える悪魔、半端ではないと思っていたけどこれほどとは!)
 ザ・27クラブ。使用者に音楽の才能を与えるユーベルコードによって亞衿は文字通り悪魔的な演奏技巧を披露していた。合わせる紅葉も人並以上の演奏技術を持っている、しかしそれ故にわかる実力差、自分が合わせられているという事実。
 自分が足枷になっている。そんな考えが頭を過った瞬間、亞衿のギターが予定とは違うコードに転調した。突然のアドリブ、驚く紅葉の耳に一つの言葉が入ってきた。
「演奏するのは簡単、感じるのは難しい」
 それは亞衿の言葉か、それとも彼女と契約した悪魔の言葉か。それを聞いた紅葉は、指を鳴らしてギターを装備した巨大なゴーレムを召喚した。
 バラード、かつては譚詩曲と呼ばれたそれは物語的な要素が組み込まれた歌だ。歌詞を思い出せ、メロディを感じろ、この歌が伝えたいものは、なんだ。
 紅葉の指と連動し、ゴーレムが動き出す。一人と一体が繰り出す驚異的な早弾きは悪魔にだって劣っていない。
「そう、考えるな、感じろ!……これギタリストの言葉じゃないな」
「……でも、このクリアな思考には相応しい!」
 二人はゴーレムの肩に飛び乗ると、滾るビートでクライングシェル艦隊の音楽を擦り潰していく。

 二人のギターサウンドを背に、不滅の歌を歌いながら、ユキは眼前に広がったコンソールウィンドウを目で追う。歌唱と同時に船に装備された電子戦装備を利用して敵艦隊へのクラッキングを仕掛けていたが、元は芸能船ということもありユキの能力を加えても向こうの演算機能に届かない。
 長時間続けると逆にこちらの防壁を抜かれる恐れもある。この曲が終わる時が、電子戦を続けられる限界ラインだ。
「あなたの帰りをずっと、ずっと待っている さあ、立ち上がって―!」
 祈るような思いを込めた、最後の1フレーズ。ギターの余韻も収まり、会場が静寂に包まれようとした瞬間、新たなウィンドウがユキの目の前に開いた。
『こちら第一艦隊、迷惑をかけた。戦線に復帰する!』
『こちら第四電子戦部隊、援護に感謝を。そちらの支援を開始します』
『こちら第七航空師団。いい歌だったぞ、こいつは寝てらんねえや!』
 目を覚ました艦隊からの支援、電子のサポート、それらを告げる通信ウィンドウがサイリウムのようにステージを照らし始める。
「届いた……!」
 瞳を煌めかせるユキの背後で歓声が鳴り響く。その一方、猟兵達の音楽の力で形勢を逆転されたクライングシェル艦隊の一隻が、静かに沈んでいくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

舞音・ミケ
にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
にゃにゃにゃ にゃにゃにゃ にゃんにゃにゃにゃ

にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
にゃにゃにゃ にゃあにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃ?

にいにいにゃにゃにゃあ にゃあにゃにゃにゃ
にいにいにゃにゃにゃあ にゃあにゃにゃにゃ
にいにいにゃにゃにゃあ にい にゃあ にゃ

にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
にゃにゃにゃ にゃにゃにゃ にゃんにゃにゃにゃ

にゃん



●???
「にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
 にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
 にゃにゃにゃ にゃにゃにゃ にゃんにゃにゃにゃ

 にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
 にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
 にゃにゃにゃ にゃあにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃ?

 にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
 にゃーにゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー
 にゃにゃにゃ にゃにゃにゃ にゃんにゃにゃにゃ

 にゃん……終わったか」

 歌うように鳴き声を上げていた舞音・ミケ(キマイラのサイキッカー・f01267)がスッと姿勢を正す。ユーベルコード【猫は鳴き声で癒す】を使用していた彼女だったが……いかんせんマイペース過ぎて他の猟兵に意図が伝わらなかったようだ。
 ノイズか何かと思われたのか、スピーカーに繋がるマイクには鳴き声が拾われていない。ミステリアスな雰囲気を放つ彼女は自らの行動の意図を見せず、そのままグリモアベースへ帰っていった。

大失敗[評価なし]



最終結果:成功

完成日:2019年02月15日


挿絵イラスト