7thKING WAR⑤〜主婦 VS 猟兵!
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「魔界議会の乗っ取りが発生したんで、ちょっと向かってもらえませんかね」
戦争が始まったから、とヴィオット・シュトルツァー(時の先駆者・f35909)は追加の発言を加えつつ、今回の仕事について語る。
デビルキングワールドの規律を定める法律・デビルキング法。それを含めた魔界の様々な法律を決めるための議会『魔界議会』が行われる……はずだったのだが、今回の7thKING WARの影響なのかそれどころではなくなっていた。
元々デビルキングワールドという土地柄、対立議員が議会にたどり着けなければ勝ちという理論がある。それは全く問題ない。問題ないのだが……今回は特に、相手が相手だ。
「正体不明の召喚魔王。その派閥に属するビューティースパイダー党って連中が、議事堂内で他の派閥の議員達を次々に捉えてるねんな。待ち伏せで、しかも通路塞ぎながら」
厄介な相手が引きこもりになったもんやな、と小さく呟いたヴィオット。それもそのはずで、召喚魔王の派閥となれば支援を行っている可能性も高く、ここを取り戻さなければ召喚魔王の支援供給が続いたままになってしまう。
戦争は早期決着が1番と言われているが、別戦力を削いでおくことで戦後の諸々を軽くすることもまた重要となってくる。そのため、召喚魔王の派閥は潰しておいたほうがいい、というのがヴィオットの結論だった。
「そういう訳なんで、今から議事堂を取り戻しに行ってくれませんかね? 今回の相手……魔界主婦の皆さんが凄いアレなんですけど、まあ猟兵の皆さんやったら勝てますよ」
「いざとなったら議員さんを仲間に引き入れて、言論で勝てばええですし。……魔界主婦の皆さんって何言ってくるんやろな……ちょっと怖いけど、まあ大丈夫でしょ」
主婦を相手にするというのも、なかなか疲れるものではあるが……ともあれ、今回は議事堂の奪還と召喚魔王派閥の魔界議員達を倒すのを優先すること、だそうだ。
大丈夫ですよ、と声をかけたヴィオット。
彼は手伝ってくれる者に手を伸ばすと、現場である議事堂へと連れて行ってくれた。
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
フラグメントによって主婦と猟兵という異質な構図が生まれました。
物理で殴るも良し、言葉で殴るも良し。
初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
●採用について
「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
採用についてですが、現時点では全員採用を目標にしています。
ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。
●場所:魔界議会・議事堂
少々狭い議事堂です。テレポート地点は大会議場ですが、キャバリアが使えるほどの広さはありません。
長机が並び、椅子も複数あって少々動きづらい現場ですが、走り回るぐらいなら可能となってます。
魔界主婦の皆さんは議題として『今のデビルキングワールドは悪が少なくてヌルい』という議題を持ち出し、猟兵達に襲いかかってきます。
また今回は通常の戦闘以外に、言論による戦いもOKとなってます。
議会ですからね。
●プレイングボーナス:囚われた議員を解放して味方につける。
魔界主婦の皆さんは議員達を次々に捕獲して檻に閉じ込めています。
檻は議事堂に複数存在しており、それぞれのリプレイで数人ほど閉じ込められています。
彼らは味方につけるとチクチク言葉や火の玉ストレートな言葉で支援してくれます。
言論による戦いのときは野次馬もしてくれます。
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 集団戦
『魔界主婦の皆さん』
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POW : ウチの家に限って…
【家事育児を手伝わない旦那への不満】【我が子の将来の進学進路についての不安】【老後の生活、ご近所さんとの悪魔関係の心配】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD : 私達だって暴れたい!ミートゥー!
【自身と同じ境遇に不満を持つ魔界主婦】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[自身と同じ境遇に不満を持つ魔界主婦]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
WIZ : 社会を革命する力を
【自分達の身の回りの社会を今すぐよくしたい】という願いを【魔界SNSを利用する悪魔の皆さん】に呼びかけ、「賛同人数÷願いの荒唐無稽さ」の度合いに応じた範囲で実現する。
イラスト:渡辺純子
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
プリ・ミョート
うぉお……ビッグなワルには憧れるが、シンプルにああいう大人になりたくねぇ〜。ぴっちぴちでキラキラなファッションモンスターなおらと、しわしわしわわなオバ様は相容れねえべよ
手足を切り離して檻を開けたり壊したりしにいくべよ。いくらでも千切っては投げ千切っては投げできるのがいいところだな。議会が手足だらけになっちまうけど、そこは気にしない! 散らかすワルな悪魔がおらだべ!
口論してるのを傍目に見ながら、固い頭で頭突きを喰らわせてやるべ。頭でっかちにはいい薬だべ。もしや……これが若さか! なんちて
●一口にワルと言っても……
「うぉお……おら、ビッグなワルには憧れるけど、シンプルにああいう大人にはなりたくねぇ~……」
議事堂を網羅する魔界主婦の皆さん、そして檻に閉じ込められた議員達。そんな状況を眺めるプリ・ミョート(怪物着取り・f31555)は自分の未来ぐらいはぴっちぴちのキラキラなファッションモンスターでありたいと願っていた。
「しわしわしわわなオバ様は流石に相容れねえべよ……」
「アナタ! 今なんと!? しわしわ!?」
「いやぁ……気の所為、幻聴だべ!」
自分が言ったことを気の所為で幻聴だと叫びながらも、プリは手足を切り離して攻撃に転じるユーベルコード『疾天伐倒』を用いて、生え変わった抜けたての手足を次々に檻へとぶん投げて檻を破壊。議員達を救出しては手足を散らかしていった。
「ちょっと! 議員を散らかすとか何考えてるの!?」
「あー、散らかっちゃったのはー……まあいいと思うべ! そこは気にしない! 散らかすワルな悪魔がおらだべ!」
「神聖な議事堂でなんたる不敬行為を!!」
「乗っ取りしてきたあんたたちのほうがよっぽど不敬では!? 散らかすおらのこと言えたギリじゃねぇべ!」
ワルにもいろんなワルがある。デビルキングワールドにおいてはいい子が増えすぎたというのもあって、ワルなことをするとカッコイイ! と持て囃されるが、今現在において議員たちの心象は……プリの方に向いている。
乗っ取り行為なんてまあよくあることだよね。それよりも大切な議事堂散らかす方がよっぽどワルでは? と言った意見が議員達からも上がっており、魔界主婦の皆さんもそれに反論するように議員達とバチバチの言論バトルを開始した。
正直、プリは口よりも身体のほうがよく動く。なので口論しているのをそのまま傍目に眺めながらも、特大級の反論をかまして来そうな主婦に対して硬い頭で頭突きを思いっきり喰らわせ、昏倒させた。
「頭でっかちにはいい薬だべ。少し寝たら、考えも改まると思うべ?」
うんうん、と頷きながらも口論を眺めるプリ。やがて頭突きを連続して食らわせてる合間に、ふと思うのだ。
――これが、若さなんだな! と。
大成功
🔵🔵🔵
ダーティ・ゲイズコレクター
私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!
議事堂に殴り込みを行う
凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは私のことです!
(壇上の上でマイクを使って宣伝する)
えっと今のデビキンは悪が少なくてヌルい…と
わ、私だって一生懸命悪事やったんです!でも上手くいかなくて…
なのに悪が少ないなんて…私のようなへっぽこ悪魔たちに対する侮辱です!
このような悪ハラ(悪事ハラスメント)を魔王ダーティは断じて許しません!
(議員たちから{ゲイズ・パワー}を集めると赤紫色に輝きだし『空中浮遊』する)
恐れ慄け!泣き叫べ!終焉告げる花よ咲け!
【酷悪!濁穢花蕾狂咲】
(主婦と檻の錠前に向かって無数の赤紫色の矢印が放たれる)
●悪ハラ、許すまじ!
議事堂に殴り込みを行うダーティ・ゲイズコレクター(Look at me・f31927)は、魔界主婦の皆さんの包囲網を一気に駆け抜けると、壇上にあるマイクを片手に自分の声をしっかりと届ける。
「今のデビキンは、悪が少なくてヌルい……と」
「そうよ! これからは王の名の下、強大なワルを行う必要があるわ!」
「うっ……ううっ。わ、私だって一生懸命、悪事やったんです! でも、上手くいかなくて……」
「あなたが上手くいかないからこうしてヌルい現状を私達が変えようとしてるのよ!」
召喚魔王の配下であるビューティースパイダー党はこれでもか、と自分達の公約を掲げる。完全な制圧が完了した暁には、絶対なる悪を確約すると。
連続する魔界主婦の皆さんのチクチク言葉がダーティに突き刺さる。ダーティがそれに反論をすれば重ねて反論が飛んできて、それに重ねて反論を……と繰り返す内に、ハラスメントじみたところに踏み込んできた。そんなところでダーティはテーブルを思いっきり叩き、マイクが音割れするほどに叫んだ。
「あなた達のその反論は私のようなへっぽこ悪魔たちに対する侮辱です! このような悪ハラ(悪事ハラスメント)を、魔王ダーティは許しません!!」
その言葉と同時、檻の中にいる議員達の視線がダーティへと移る。おかげでダーティは自分に向けられた視線を変換するゲイズ・パワーで力を変換させ、その身に眠る力と共に吹き上がった。
言葉でわからなければ、あとはもう暴力という名の言葉でねじ伏せるしか無いのか。そう考えついたダーティはユーベルコード『酷悪!濁穢花蕾狂咲』を発動させ、自分に向いた視線を変換したオーラのチャージ時間を転化、赤紫色の矢印の形をしたオーラへと変貌させて射出した。
「――恐れ慄け! 泣き叫べ! 終焉告げる花よ咲け!」
1つ、檻の鍵を砕いて議員達を救出し。
1つ、魔界主婦の皆さんを貫いて意識を失わせて。
あちこちに飛び交う赤紫の棘は次々に悪ハラの権化達を貫いて、説き伏せる。
悪事ハラスメントは絶対に赦さない。そう告げるように……。
大成功
🔵🔵🔵
月夜・玲
言論による闘争も可能なら、言論闘争しながら戦闘すれば最強なのでは?
よし、そうしよう
大会議場に着いたら、まずは椅子に腰かけよう
で、何だっけ悪が少なくてヌルいだっけ?
あ、議論の前にちょっと良いかな
【光剣解放】起動
1240本の光剣を操作して檻を破壊し議員を助けよう
よし、それじゃあ話を戻して確かにこの世界の事を考えると悪が少ないのはよくないよね
…でもさあ、なんでそれを正そうとするの?
それに気付いたらそこに付けこむのが本物のワルじゃないの??
何で自分でやらないの?
少ないって気が付いたらチャンスって思うのがワルでしょ
と言いながら光剣で主婦の皆さんを攻撃したりスマホを壊してSNSを利用できなくしたりするよ
●そこに気づくとはやはり天才か
「論による闘争も可能……なら、言論闘争しながら戦闘すれば最強なのでは?」
言論闘争の極地へと至った月夜・玲(頂の探究者・f01605)は閃く。言葉の暴力が許されるのなら、肉体による暴力も許されて当然ではないかと。そこに気づくとはやはり天才か。
議事堂の大会議場へ到達すると、既に殆どの議員が檻の中に閉じ込められており、その周りを魔界主婦の皆さんが取り囲んでいる。このままでは魔界主婦の皆さんの手中に収まり、ひいてはビューティースパイダー党の思惑が進んでしまうことだろう。
そんな中で、玲は静かに用意された椅子に座り、魔界主婦の皆さんの議題にノリノリで言論闘争を行うと言った様子を見せていた。
「あ、議論の前にちょっと良いかな。――機能解放、光剣よ舞い踊れ!」
言論闘争を行う前に、自分に味方を付けるべきだと判断した玲はユーベルコード『光剣解放』を起動。1240本の光剣を操作して、次々に議員の閉じ込められた檻を破壊して回る。
なんてことでしょう! などと言いながらも魔界主婦の皆さんの半数はスマホを構え、これを見過ごしても良いのか! と言った動画を撮り続けている。そんなことは流石に許されないので、玲はスマホを光剣で叩き落としながら、さて、と議論を開始した。
「確かにこの世界のことを考えると、悪が少ないのはよくないよね。それは流石によく分かるよ」
「だったら……」
「でも、さあ。……なんでそれを正そうとするの?」
鋭い玲の視線が魔界主婦の皆さんに突き刺さる。正そうとすることは別に悪ではないが、逆に考えればそこにつけ込むのが本物のワルなのではないか? と玲は反論した。
「というか、なんで自分でやらないの? 少ないって気が付いたら、チャンスって思うのがワルでしょ。自分で出来ないことを他者に任せるのは、少なくともワルじゃないよね」
「なっ……何を言って、」
「ああ、確かに。なんて言うか、他者任せはちょっとダサいですよね」
「うんうん。やるならやっぱり、自分がやることでかっこよさを見せつけられますよ」
魔界主婦の皆さんが反論を示そうとするものの、議員達の火の玉ストレートが魔界主婦の心を抉る。流石は議員といったところか、心に直撃したようだ。
「まあ……SNS頼りにしてる時点で、自分でやるのは難しいか」
ぽつりと玲も一言つぶやきながら、光剣を操作して魔界主婦の皆さんの心と一緒に身体をへし折ってやったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
シャーロット・キャロル
パワーには自信あるんですが言論による戦いとは……
やはり餅は餅屋といいますし囚われてる議員さん達を助け出して助力を求めるのが一番と判断しますよ!
とりあえず議場に突入すると早速魔界主婦の皆さんからの口撃が
うっ止めてくださいこれは立派なヒーローコスチュームであって破廉恥な格好では無いんです!
ううっやっぱり口では勝てません……
ですが私のマッスルは負けません!●マイティマッスルポージングで筋肉の肉体美をアピール!破廉恥じゃないことを見せつつ隙をついて檻に囚われてる議員さんを助けますよ!
鍵?私の【怪力】相手では鍵なんて無いようなものですよ
無事助けだしたら素直に助力を願いますね
(アドリブ大歓迎です)
●言葉よりも、肉体美!
「パワーには自信あるんですが……げ、言論による戦いとは……!」
現場に到着したシャーロット・キャロル(マイティガール・f16392)は冷や汗まみれだ。言論による戦いも可能とはなっているが、もしチクチク言葉で攻撃されたら反論できる気がしない……と。
それなら、餅は餅屋という言葉があるように、議員を先に助けることで反論を頼むことが出来るのではないか?! とちょっと光明を見出したので、議員の救出を優先することに。
「たのもーー!!」
バァン! と勢いよく扉を開ければ、集まるのは魔界主婦の皆さんの視線。際どい衣装の彼女に対して魔界主婦の皆さんはこれでもかと言わんばかりに口撃してきた。
「その衣装、あまりにも薄すぎるからちょっとやめてくださらない?」
「というか破廉恥よ、破廉恥! どうしてそんな衣装でこの場所に来たの?」
「うっ、止めてくださいー! これは立派なヒーローコスチュームであって……」
「ヒーロー? なんで悪がメインな場所にヒーローがいるのよ。悪のヒーローって姿じゃないじゃない!」
「うぐぐー! それは確かにそうなんですけどもー!」
正義のヒーローとしてこの場所に到達した以上、悪を断罪するのがヒーローの役割……なのだが、デビルキングワールドでは悪のほうがカッコイイと称されるため、確かに場違いと言えば場違いではある。流石にそこを突かれると反論が出来ないのは悔しいところだ。
それでも、シャーロットは負けなかった。どんなときにでも筋肉《マッスル》は全てを解決してくれるのだと、ユーベルコード『マイティマッスルポージング』を使ってパンプアップした筋肉を見せつけるポーズを魔界主婦の皆さんに見せつけて、一時的に魅了された感情を与えて足止めをしておいた。
その間に檻の鍵を怪力で捩じ切ってこじ開けて議員達を救出。魔界主婦の皆さんの口撃に反論してもらうように、議員達を味方につけてシャーロットは後ろでポージングをしておいた。
「正義と書いてワルと読む、そんなヒーローもあっていいだろう!!」
「というか、破廉恥のどこが悪い!! 目の癒やしだぞ!!」
「それに彼女は女性から見ても最高の肉体美よ! 侮辱なんて許さないわよ!」
様々な意見が議員達から飛ぶ中で、シャーロットのポージングは素晴らしく決まる。
わかる人にしかわからないこの肉体美は、負け知らずなのだと……。
成功
🔵🔵🔴