7thKING WAR④〜ようこそ、シバベロス公園!
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「ブギーモンスターの中身なんて考えたこともなかったが、考えたら負けな気がする」
木々水・サライ(《白黒殺戮人形》[モノクローム・キラードール]・f28416)は戦争の間際だというのに、物思いに耽る。そういやデビルキングワールドってブギーモンスターなるものがいたよな、というように。
というのも、今回見えた予知では凶悪な罠がガンガン自生する人の気配が無い洞窟で、何者かによって知恵の布を剥ぎ取られたブギーモンスターの群れが見えたという。
何者かの正体まではわかっていないが、おそらくは戦争の影響で暴徒となった者によるものだろうとサライは見ているのだそうだ。
しかし現在は戦争真っ只中。ブギーモンスター達の知恵の布は理性の証でもあるために、それを剥ぎ取られたままというのは些か危険だ。猟兵達の敵として立ちはだかられると、手を回せと言われたときが怖い。
「それに、このまま放置するのもなんだか可哀想なんでな。助力も得ておきたいし、ブギーモンスター達を助けに行ってくれねェかな?」
そこらへんに落ちている知恵の布さえ被せれば、一発で大人しくさせられるというが……その被せるまでの過程が、すごく大変だという。
なにせサライが見えたブギーモンスターの中身は、柴犬のケルベロスだというのだから。
「むっっっっちゃ可愛かった。もうね、むっっっっっっっっちゃ可愛かった。そんなのが存在していいのかっていうレベルの中身だった。あと足がくっそ速い」
大事な情報を出すタイミングおかしいが、とにかく今回の相手はすばしっこいシバベロスなるものが相手。複数体現れているシバベロスに知恵の布をかぶせ、大人しくさせることが今回の仕事なのだという。
「もうね、戦争とか忘れて遊んできてもいいレベルの可愛さだったから。通常のケルベロス同等の強さっぽいけど、シバベロスだったから。なので大人しくさせてきて」
俺の代わりにお願いします、と言わんばかりに手を伸ばすサライ。
さて、シバベロス公園へ遊びに行くか、否か……?
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
可愛いフラグメントがあったので、つい。
初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
●採用について
「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
採用についてですが、現時点では全員採用を目標にしています。
ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。
●場所:人のいない洞窟
知恵の布を引き剥がされたブギーモンスター、もといシバベロスが大量にいる洞窟。
罠が自生していますが、シバベロスはこの罠にも引っかかる模様。何故だ。
なおシバベロス達は罠で死ぬことはありませんし、どれだけぶん殴っても頑丈です。
●プレイングボーナス:知恵の布を回収し、ブギーモンスターに被せる。
知恵の布はありとあらゆる所に引っかかっています。
洞窟の天井や壁はもちろん、自生している罠の中にもありますし、なんなら罠に引っかかったせいで布が外れた子もいます。
何処で回収するかを明記することでプレイングボーナスが入ります。
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 集団戦
『シバベロス』
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POW : へるふぁいあー
【3つの頭から吐き出される超高温の火球】が命中した対象を燃やす。放たれた【地獄の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : でっどりーふぁんぐ
【3つの頭による噛みつき】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【魂の性質】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ : ふどうのかまえ
全身を【意地でもその場を動かない体勢】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
イラスト:リタ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
瀬河・辰巳
シバベロス……これは(お持ち帰り欲が半端なくて)強敵だぞ……。
よし、知恵の布を集めておいて、見つけたら幻影ワンコ達に遊びながらこちらへ誘導させる作戦にしよう。
布集めは少し高い位置の場合は幻影の動物達に取ってもらい、足元の罠に注意しながら進む。布も幻影の鹿とかに運ぶのを手伝ってもらおうかな。
もし罠にかかっている子がいたら、布を被せてから助ける。
シバベロスがあまりにもすばしっこい場合は、幻影の鷹とかにも布被せを頼んだり、ちょっとオカリナで眠くなる音色を奏でてから布を被せてみよう。……あんまり罠にかけたくないし。
それにしても、ブギーモンスターのわんこもいいなぁ。布があってもなくても可愛い。
●わんわんわふわふ
「シバベロス……これは……強敵だぞ……!」
洞窟内をぽてぽてぴょんぴょん走り回るシバベロスを前に少々焦りを見出した瀬河・辰巳(宵闇に還る者・f05619)。ただし、その強敵というのは戦いにおける強さ、ではなく……。
(こんな……こんなお持ち帰りしたくなるほどの強敵がいるとは……!)
その愛くるしい姿。ぽてぽてと走る可愛らしさ。きゃんきゃんと可愛い鳴き声。こんな可愛い生き物がいていいのかとさえ思えるほどのシバベロスは、まさにお持ち帰りしたくなる欲が溢れてくるほどの強敵だった。
なんとか欲に抗った辰巳は洞窟内に散らばった知恵の布を集めることから始まる。既に知恵の布はシバベロスの走り回った風圧で飛び上がってものが多く、岩壁に張り付いているものも見受けられた。
どうにか高いところに存在する布はユーベルコード『森のお助け部隊』によって呼び出した幻影の動物達の助力を得て確保し、幻影の犬達にはシバベロスの誘導を行ってもらうことに。
「よし、あとは被せるだけだね。えーと、罠の場所はー……」
洞窟内に自生する罠の位置をチェックして回避しつつ、シバベロスの位置取りを間違えないように動物達と協力しながら次々に知恵の布を被せる辰巳。先程までぐるぐると唸っていたシバベロスだったが、知恵の布を被せてもらうとすんなり大人しくなり、ぺしょん、と座る。
「ははは、可愛いなあ。……それにしてもブギーモンスターのわんこもいいなぁ、布があってもなくても可愛い……」
ちらりと視線を移せば、また別のシバベロスがきゃんきゃんと吠え立てて走り回っている。幻影動物達がそれを必死に諌めては知恵の布を被せて大人しくさせているが、なかなかすばしっこいシバベロスもいて捕まってくれない。
そこで辰巳はオカリナを取り出して、ちょっとだけ眠くなる音色を奏でてシバベロスを眠らせる作戦へ変更。走り回って罠に引っかかってしまうよりは、足止めをしたほうがいいだろうという配慮の上でゆるゆると眠らせた。
しばらくの間、わんわんきゃんきゃんと吠え立てる音と、オカリナの音色が洞窟内に響き渡って……すん、と大人しくなるブギーモンスターの群れがあったそうだ。
大成功
🔵🔵🔵
ダーティ・ゲイズコレクター
私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!
暗い所が苦手な
凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは私のことです!
暗くて私の姿が見えにくい
こんな場所に足を運んだ理由…それは
シバべロスちゃんたちと遊ぶためです!
きゃー!シバべロスちゃん!こっちみてー!
ほーら!{パワーフード}だよー!
食べるとムキムキになれるよー!
このまま存分にモフり続けたいですが
このままだとあの子たち自生する罠にかかるかも…
なので涙を呑んで!知恵の布を被せましょう!
(UC【積悪!穢澱虚兵蹂躙陣】で召喚した兵士に知恵の布の回収と罠の解除と布をかぶせる命令を下す)
では私そっくりな皆さん!頑張ってください!
私はここでモフっています!
●確かに誰もモフるなと言ってなかったわ
「私はダーティ! ダーティ・ゲイズコレクター! ……暗い所が苦手な凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは、私のことです!!」
最後のほうが少々震え声になってしまっているダーティ・ゲイズコレクター(Look at me・f31927)。暗い所にいる、それすなわち自分の姿を見てもらえないという恐怖も一緒に彼女に降りかかる。……本当に暗い所が苦手なのかもしれないが。
だが、今回は違う。今回は自分の姿をたくさん見てもらうことを目的としている訳では無い。まあそれはもう日常茶飯事のことなので特別なことをする必要はないのだが。
「こんな場所に足を運んだ理由。……それは、只一つ」
キラリと目に光を宿したダーティの視線の先にいるのは……知恵の布が外れたブギーモンスター。もとい、シバベロス。きゃんきゃんと騒ぎ立てて洞窟内を走るその様子は、ぽってりとした姿も相まって可愛らしさが凄い。
そう、暗い所が苦手なダーティがこの洞窟に足を運んだのは、可愛らしいシバベロス達と思いっきり遊ぶためだったのである!
「きゃー! シバベロスちゃん! こっちみてー!」
「わふ?」
ダーティのあまりのはしゃぎっぷりに『誰か呼んだ?』と首を向けたシバベロス。変なことで呼ぶなと言いたげに振り向いたが、シバベロスの思考は瞬時にご飯の欲が向上した。
……というのも、ダーティは片手に自分専用の強化用メシ・パワーフードを握ってシバベロスを呼んでいた。食べるとムキムキになるというそのフード、食べさせてもいいんでしょうかね。可愛くなくなる気がするんですが。
ともあれ、ダーティに捕まったシバベロス達はご飯をもりもり食べさせてもらいつつ、ダーティにゆるゆると撫でられていた。あまりの毛並みの良さに顔を突っ込んだりもしたが、もふもふ度合いは悪魔級だ。
「でも……」
ダーティの視線が、洞窟内に自生する罠へと向けられる。このままでは全員罠にかかって危険だし、もふもふ出来ないのは嫌だと。
ここは涙を呑んで! とダーティはユーベルコード『積悪!穢澱虚兵蹂躙陣』を発動させると、自分の姿をした兵士達を召喚。知恵の布の回収、罠の解除、そしてシバベロスへ布を被せる指示を下したダーティは只一つ、自分のやることを遂行した。
「私はここで思う存分モフっていますので!!」
……暫くの間、数匹のシバベロスがダーティのもとでもふもふさせられていたという。
大成功
🔵🔵🔵
プリ・ミョート
いやいやいや謹んで異議を申し立てるべ。ブギーモンスターの中身ほど大事なもんはねえべよ? たい焼きの中身がなんでもいいって悪魔はいねえのと同じように、中身の方こそオンリーワンなんだべ。おわかり?
あ、ちょっと予備で布もらって帰ろ。この辺とかあの辺とかほつれちまって、手縫いなんだべ、コレ。
布をどうやって回収すっか? ふっふふふん、そんなもんはなあ、おらが被ってるモンをやるべ! これなら罠は関係ないよな
こんなこともあろうかと、布を重ね着しといたんだべ。人の皮も布だべ、内緒だべよワンちゃん!
●布の定義が問われる
「いやいやいや、謹んで意義を申し立てるべ」
ちょい待ち、と諸々にツッコミを入れたのはプリ・ミョート(怪物着取り・f31555)。ブギーモンスターの代表格でもある彼女は洞窟に到達するなり、ガッツリ説教開始。
ブギーモンスターの中身というのは結構大事なもので、たい焼きの中身が何でもいいという悪魔はいないのと同じ。ガワはいくらでも繕えるが、中身はたった1つの唯一存在なのだと。
「つまりは中身の方こそオンリーワンなんだべ。おわかり?」
「わふん」
「わかればよろしい」
シバベロスが本当に理解しているのかは若干怪しいが、プリは納得した。ブギーモンスターたるもの、知恵の布なくとも皆同じ意志をもっているのだと。
そしてプリは近くに落ちていた布を拾い、いそいそと自分の道具と一緒にまとめる。
「あ、ちょっと予備で布もらって帰ろ。この辺とかあの辺とかほつれちまってなぁ……」
「わーぅ」
「ん? いや、コレ既製品じゃなくて手縫いなんだべ。使い込みすぎてミシン糸のほつれが気になっちまって気になっちまって」
「ぅー」
「え? じゃあ、布をどうやって回収すっかって??」
そう、この任務では『シバベロスに知恵の布を如何にして被せるか』が課題となる。理性を失っている(?)シバベロス達を大人しくさせるためには知恵の布が必要で、その知恵の布は洞窟内に散らばりっぱなしだ。
しかもこの洞窟、何故だか罠が自生する。いろんな罠とシバベロスの縦横無尽な飛び回りのせいで布の確保が難しくなっており、難易度は高い。
だが……忘れないでほしいのは、プリがブギーモンスターである、ということ。布を拾うなんて事をしなくても、彼女が被っている知恵の布をシバベロス達に被せれば問題点など何処にもない!
「わぅー!」
「ふっふふふん。こんなこともあろうかと、布を重ね着しといたんだべ」
「わーぉ」
「ま、人の皮も布みたいなもんだべ。内緒だべよ、ワンちゃん!」
「わ……」
しーっと指を立てて口元に当てたプリ。今の言葉はおらたちの秘密、そう言いたげにウィンクまで付けておいた。
なお、なんかとんでもない発言が聞こえたような気がしたシバベロスのブギーモンスター達は顔を青ざめつつも、ぼくらは何も聞きませんでした、という表情でその場を後にしたという……。
大成功
🔵🔵🔵
リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【POW】
※アドリブ絡み連携歓迎
※重度モフリスト、キャラ崩壊可
あぁぁぁっ♡
シバちゃんモフモフかわいいぃぃぃっ♡
飼いたいぃぃぃっ♡
…ダメ?ペットショップにいない?
何故アタシがこうも余裕か…理由は簡単だね
この仔が『洞窟の木に実ったお肉』の自生罠に釣られてるから♡
※天井の隙間から陽の差す所に木が成長したイメージ
知恵の布も別の枝にぶら下がってたから
ソレを外してシバちゃんも罠から開放しつつ
布でくるむ様に抱っこ…コレで一件落着♡
その前にモフモフ堪能…もとい落ち着かせたいから
【マトリクス・メモリ】の『耐熱作用の発生源』と
『モフり欲』亢進による【ヘイズ・ウォーカー】で
各種じゃれつきを受け止めつつモフるけどね♡
●モフるなとは言われてないPart2
「あ……ああっ……!!」
歓喜の声が喉の奥から溢れ出て止まらない。リーゼロッテ・ローデンヴァルト(マッド&セクシーなリリー先生・f30386)は目の前の楽園の衝撃波が凄まじすぎて、身体を震わせる。
「ああぁぁっ! シバちゃんモフモフっ!! かわ、可愛いィィ!!」
思わず近くに居たシバベロスをとっ捕まえ、両手で抱きしめ頬をスリスリとしているリーゼロッテ。猟兵とブギーモンスターのやり取りだったから良かったが、傍から見ると不審者と不審者にとっ捕まったどこかのお宅のワンちゃんである。
「飼いたいいぃぃ! ……ダメ? ペットショップにいない? あ、そうですか……」
僅かな秒数でテンションが急降下してしまったリーゼロッテ。ここまでシバベロスに狂えるのはきっと貴方だけだろう。
それにしても、お気づきだろうか。彼女が余裕で、しかも平然(?)とシバベロスを捕まえているという状況に。
本来この洞窟には自生する罠が多数存在しており、下手をするとシバベロス諸共リーゼロッテが危険に陥れられる可能性だってある。だというのに、シバベロスもリーゼロッテも無傷なままだ。
「まー、アレが無かったらアタシも危なかったけどねぇ」
「わふぅ」
ゆるゆるとシバベロスを撫でながら、あるものに視線を向けたリーゼロッテ。洞窟の岩壁からニュっと生えた洞窟の木、それに実ったお肉の罠がぷらんぷらんといくつものシバベロスをぶら下げている。
足元にさえ注意すれば、お肉の罠からシバベロスを剥がすのは簡単だ。知恵の布を集めておいて、あとは抱っこするように布で包めば任務は完了。思う存分、好きなだけモフり倒した。
「はぁ~~……最高……」
モフモフに包まれながら、この空間を堪能するリーゼロッテ。
なおシバベロスからの一撃から自身を守るため、彼女はマトリクス・メモリによる耐熱作用の発生源に加え、モフり欲亢進によるユーベルコード『Op.NULL:HAZE WALKER』を用いてじゃれ合いを阻止している。何から何まで、完璧にモフれるように調整をしていた!
「ん~っふっふっふ~。ほら、おいでおいで~。もっとアタシのところにおいで~」
モフモフの波は、長らく続く。
彼女の気の済むまで、ずっと、ずっと……。
大成功
🔵🔵🔵