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7thKING WAR⑤〜チョコレートの悪役令嬢

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●恐ろしき世界チョコレート化法案
「反対の者……いないわね?いるわけありませんわよね?」
 ここは『魔界議会』を開催する議事堂……そこで悪しき法律が定められようとしていた。
 ダークエルフのオブリビオン『チョコレートレディ』はにっこりと笑みを浮かべる。
 魔界議員達の大半はノリノリで賛成、一部は震えながら賛成、残りは……ドロドロのチョコレートに包まれておりピクリとも動かなかった。
「うふふ……これで満場一致で可決するのは確実ですわね……」
 彼女の立案する法律……『世界チョコレート化法案』と呼ばれる法案……。
 これは立案者である『チョコレートレディ』が気まぐれに選ばれた悪魔数人をチョコで固めてオブジェにするという……。
 ぶっちゃけて生贄を差し出すようなめちゃくちゃな法案だが、そのめちゃくちゃな内容にワルな議員の大半はノリノリ、反対しようものなら彼女の能力によって洗脳されたりチョコに包まれて固められてしまう。
 可決されるまで時間がない―――。

●チョコは食べるもの
「デビルキングワールドで戦争が始まりました!」
 ミネラル・トーリア(蝋成分100%のブラックタール・f25607)は依頼内容を説明する。
「どうやらオブリビオンは議事堂内の議席を確保してしまい、有利な法律を制定しようとしています」
 チョコレートを操る令嬢オブリビオン『チョコレートレディ』が定めようとしている『世界チョコレート化法案』は言わば生贄を差し出すようなものであり、そのあたり大半の魔界議員達が魅かれてノリノリで賛成されていた。
「さらに反対しようとすれば彼女に無理やり黙らせてしまいます」
 ほとんど彼女が力業によって無理やり法案を通そうとしている状況だ。
「そこでみなさんには議事堂に殴り込みをして、オブリビオンを倒して恐ろしい法案制定を阻止していただきたいのです」
 他にも制定阻止のために自分達のワルさや実力のアピール、チョコで固められたり洗脳された議員を救出すれば味方になってくれるようだ。
 その際には有利に働く『特別措置法』を制定することができる。
 ともあれ、悪役令嬢の暴走を止めるためにそれらを駆使しつつ打倒しなければならない。
「相手も制定に必死になって抵抗すると思います、溶けたチョコを自在に操るのでお気をつけて……」
 こうしてめちゃくちゃな法律制定を潰すためにトーリアは転送の準備に入っていった。


もちもち大福
 おはこんばんちは!今日ももちもち!もちもち大福です。
 さて……バレンタインぶりでしょうか……?

 戦争シナリオのため、特殊ルールが存在します。
 プレイングボーナス……実力行使で法律を無効化する/特別措置法を制定する。
 悪役令嬢『甘き令嬢『チョコレートレディ』』(テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)の宿敵)が制定しようとしているめちゃくちゃな法律を潰してしまいましょう!
 議事堂ではまっとうに多数決で意見を通すこともできますが、敵対議員の買収や撃破も合法です。
 ワルさと実力をアピール(他、チョコで固められたり、洗脳された議員の救出)すれば、議員達を味方につけることができ、有利な『特別措置法』(1シナリオ内でのみ有効)を制定して戦いを有利にできます。

 いつもの通りやられ前提のプレイングも問題なく採用します!
(仮にチョコで固められても終了時にはなんやかんやで戻ります)
 それでは、みなさまのプレイングをお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『甘き令嬢『チョコレートレディ』』

POW   :    甘いチョコを味わいなさい
【溶けたチョコ塊を投げること】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    無駄な抵抗ですわ
対象のユーベルコードに対し【自信が操る溶けたチョコ】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
WIZ   :    わたくしに従いなさい
【甘い視線】が命中した生命体・無機物・自然現象は、レベル秒間、無意識に友好的な行動を行う(抵抗は可能)。

イラスト:りこ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠テフラ・カルデラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

四王天・燦
チョコ化議員の議席を奪い議会継続を要求するぜ
悪魔以外はチョコにできないし、その後の扱いも曖昧ではないか

修正案として『チョコレートレディが美しいと認めた対象をチョコにする。消費期限内はオブジェを懇切丁寧に扱うべし』を提示する
可決するよね?と神鳴を抜いて脅しましょ

これでレディから視線を向けられたら、石化の呪詛を込めた邪視でカウンター
散々石化させられた賜物だわ

石化させられなくとも抵抗の目が上がれば狂気耐性と気合で甘い視線を防御し、鏡華散月の符から力を引きだし視線を返すぜ

『綺麗なレディのチョコが欲しいな』と要求し自らチョコ化ショーを演じてもらいましょ
法案に隙はない
年末のお焚き上げまで冷蔵庫で保存されな



 四王天・燦(月夜の翼・f04448)はこっそり侵入してチョコオブジェと化した議員をどかしつつ席を奪って議会継続要求のためにタイミングを見計らっていた。
「それでは……この法案に異議のある者……いるわけありませんわね?」
 集まっている議席の中心に立つチョコレートレディは悪魔議員達に質問を投げかける。
 誰も反対する者はいない……むしろ賛同者と黙らされている者しかいなかった……。
「異議あり!その法案には問題があるぜ!」
 だが……ただ一人、燦が異議を申し立てて問題点を挙げていく。
「悪魔以外はチョコにできないし、その後の扱いも曖昧ではないか」
「ふむ……確かに今後、他世界への悪魔輸出も考えるとそれ以外も対象にしなければなりませんわね?」
 その問題点に令嬢も納得する、こうして修正案として『チョコレートレディが美しいと認めた対象をチョコにする。消費期限内はオブジェを懇切丁寧に扱うべし』を彼女に提示する。
「可決するよね?」
「アッ、ハイ」
 そもそもその意見に賛成するつもりだったが、いつの間にか目の前に燦が神鳴を抜いて脅してくるので軽くビビった。
「それはそうと―――」
 令嬢は怪しい視線……甘い視線を彼女に向け、意のままに操ろうとしていた。
 が、その企みは石化の呪詛を込めた邪視によるカウンターを返されてしまう結果となる。
「なっ……石……!?」
「散々石化させられた賜物だわ」
 今まで何度も石化されてしまった経験から編み出したもの。
 まさか自分が反撃されるなんて思わず少し取り乱すも、すぐに冷静に落ち着いていく。
「ですが……この程度でわたくしを石像に変えるのはまだまだですわ!」
 傍から見れば何が起きているのか訳が分からず二人の攻防を見守る悪魔議員達……。
 彼女は自力で石化を解き、視線に耐えつつも甘い視線を燦に向ける。
 が、その行為こそ悪役令嬢のとんだミスを犯すこととなる。
 狂気耐性と気合によって甘い視線を防御しつつ、ユーベルコード【符術"鏡華散月"】によって相手の視線の力を呪符に吸収していく。
 そしてすぐにその視線を令嬢へと返していく。
「なっ―――」
 同じ能力を向けられた彼女は外そうとするが既に遅く……甘い視線の直撃を喰らってしまう。

 一瞬の静寂……心配そうに見る悪魔議員達を他所に、燦は声高らかに上げる。
「綺麗なレディのチョコが欲しいな?」
「……はい、今すぐに♪」
 彼女の要求にチョコレートレディは嫌がる素振りを見せず返答し、自らの周りに能力によって溶けたチョコを生成し渦巻いていく。
 そしてその渦巻きが狭まっていき……全身を薄くチョコで覆われ、美しい令嬢のチョコ像が出来上がった。
「法案に隙はない、年末のお焚き上げまで冷蔵庫で保存されな」
 上手くカウンターに成功し、素晴らしいチョコレート像の出来に燦は満足気だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

七那原・望
ねこさんをいっぱい呼んで、わたしとねこさん達で癒竜の大聖炎をシェアするのです。

まずは視線を防ぐ為にオラトリオでの不意打ちで布を目元に巻き付けて敵を目隠しさせ、更にねこさん達との氷属性多重詠唱全力魔法で凍らせて身動きを封じましょう。

邪魔しないでくださいね?

チョコ固めにされた議員は大聖炎で溶かし、洗脳も解除して支持者を増やします。

さて、特別措置法を制定するのですよ。
今から固まってる人は建造物として扱い、一切の人権を剥奪するのです。
ただのチョコ像にはなんの権利もないですからね。
そしてこれは違法建築なので、みんなで粉々に砕いちゃいましょうか。

いつかみんなから身長を貰う法案制定を夢見ながら敵を砕きます。



「―――っぷはぁーーー!!」
 チョコ像と化しているチョコレートレディが自らコーティングされたチョコを何とか自力で破る。
「な……なんて失態をしてしまったのかしら……で……ですが……!」
 自らのミスに後悔しつつも、法案は確実に通ったはずと周りを見る……が、制定したような雰囲気ではない。
 なんと、視線の鍔迫り合いによっていつの間にか有耶無耶になってしまっていたのだ。
「それならば……再度皆に聞きます、この法案に対して異議のある者―――」
 突然目の前にが真っ暗になる、視界を防がれてしまったことでパニックに陥る。
「ちょっと!?誰ですか電気を消し―――」
 最後まで言い終わる前にチョコレートレディは大きな氷塊に閉じ込められ氷漬けにされる。
 次々に起きる出来事に議員達はざわざわと騒ぎ始める。
「邪魔しないでくださいね?」
 そこに現れたのは目隠しをしている少女。七那原・望(封印されし果実・f04836)と彼女に呼ばれた大勢のねこさん達だった。
 呼び出したねこさん達をユーベルコード【癒竜の大聖炎】を双方でシェアをしていく。
 事前準備を済ませ、次にあらゆる姿に変化する最初の仲間である【影園・オラトリオ】によってチョコレートレディに接近。
 不意打ちで布を目元に巻き付けて目隠し、さらにねこさん達との氷属性多重詠唱全力魔法によって氷漬けにして身動きを封じていく。
 と、ここまで悪魔議員達どころか、令嬢自身も一切気づかずに素早く一連の行動をこなした望の実力である。
「ここまでは好調……次は……」
 チョコで固められた悪魔議員を【癒竜の大聖炎】によって纏わりつくチョコを溶かし癒していく。
 他に洗脳された者も同様に治療をして支持者を増やしていく。
 元々その者達は今回の法案に対して反対していた者であるため、尚更彼女を支持するのは当然のことだ。
「さて、特別措置法を制定するのですよ」
 支持者を増やした望は特別措置法……今から固まっている者は建造物として扱い、一切の人権(悪魔権?)を剥奪するというこの世界ではとてつもないワルな法を制定をすることとなった。
「ただのチョコ像にはなんの権利もないですからね」
 悪魔議員達も「確かに……」と口々にしており、同情も容易であった。
 さらに彼女はとんでもないことを言い出す。
「そしてこれは違法建築なので、みんなで粉々に砕いちゃいましょうか」
 と、指さした先は目隠しされて氷漬けにされて放置されていたチョコレートレディ。
 制定された特別措置法に反することなく議員達はノリノリでそれぞれ道具を手に持って氷塊へ群がっていく。
 少しずつ硬い氷が削られていく中、望も混ざって参加して氷塊を砕いていく。
 いつかみんなから身長を貰う法案制定を夢見ながら―――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャーロット・キャロル
『世界チョコレート化法案』……可決させるわけにはいきませんねなんとか止めないと!

早速議場に乗り込むと悪魔議員がちらほらチョコオブジェになってますね
思わずそちらに目がいくとレディがニヤリとした表情で声をかけてきますね
貴方も世界チョコレート化法案に興味があるようですわね、と

ピッチリなスーツとか好きな私確かに興味を持ってしまったのは事実、声をかけられ振り向くと目が合い甘い視線が命中した私はすっかり乗り気に
貴方もオブジェにしてあげますわと言われると喜んで協力すると伝えますね

自ら胸や尻が強調されたポーズを決めるとそこにチョコが塗られてコーティングされていきますよ
ドロドロのチョコが体にかかり段々ツヤテカに光るチョコボディとなっていきますよ

ボディラインもくっきり浮かび上がるチョコボディを見てうっとりとする私
すっかり顔以外の全身がコーティングされいよいよクライマックス

自らお願いしなさいと言われ完全なオブジェにしてくださいと懇願する私
それを聞いてレディは残された顔部分にもチョコを塗りたくりオブジェが完成…



「『世界チョコレート化法案』……可決させるわけにはいきませんね!なんとか止めないと!」
 ヒーローに憧れる正義感の強い現スーパーヒロインであるシャーロット・キャロル(マイティガール・f16392)は議事堂へ正面から乗り込んできた。
 と、同時に氷塊が粉々になって中からチョコレートレディが奇声を上げて自力で脱出する。
「ぎえぇぇぇい!!!」
 少しずつ氷を削られていったせいか、脱出できるチャンスを狙っていたようだ。
「貴方達!そんなめちゃくちゃな特別措置法まかり通るわけないですわ!」
 いや、完全に人の事を言えないのだが……。
「さぁさ散った散った!」
 彼女の周りからチョコを生成して防御をしていき、群がる悪魔議員達を追い返していく。
 とんでもない騒動が起きたが、何とか収めて元の落ち着きを戻していった。
「全く……次から次へと……あら?」
 ふと、突入した目の前のシャーロットを見つける。
 そんな彼女は議席を見渡す、一部この法案の立案者によって哀れにもチョコで塗り固められた犠牲者が佇んでいた。
 薄くチョコでコーティングされた者や原形が微妙になるレベルで分厚く塗り固めれた者まで多種多様な姿が見られた。
 もちろんオブリビオンの仕業であるのだが、その姿に思わず目がいく……すると突然、女性の声が聞こえてきた。
「うふふふ……貴女も『世界チョコレート化法案』……ご興味がありますの?」
 その方向へと向く……議席の中心に立つ声の主であるチョコレートレディ……さっきまで氷漬けにされていた今回のめちゃくちゃな法案を制定しようとする元凶だ。
 彼女は止めに来たであろう相手に臆することなく乗り込んできたシャーロットの姿を見てニヤリと笑みを浮かぶ。
「貴女が見ていたのは……あの子かしら?」
 指さす方向には薄く硬く塗り固められた女性悪魔のチョコ像が見えてドキリと肩が跳ねた。
 ピッチリなスーツなどが好きなシャーロットにとっては、確かにそのチョコ像に興味を持ってしまったのは事実。
「そうね……貴女も同じようになりたいかしら?」
 再度聞こえる声に顔を向けると、チョコレートレディと目が合う……それがいけなかった。
 チョコレートのように甘い視線がシャーロットの心を惑わせていく……。
「貴女も素敵なオブジェにしてあげますわ……そう、あの子のように……♪」
「はい……♪」
 うっかり甘い視線を合わせてしまい、成すがままに彼女の言う事に喜んで従っていく。

「さぁさぁ!この法案に逆らう者の末路を今ここで見せしめてあげますわ♪」
 議事堂内に響き渡るように大きな声高らかに上げるチョコレートレディ、その隣には自ら胸や尻を強調したような色っぽいポーズを決めたシャーロットが期待に満ちた目で令嬢を見ている。
「うふふ……早速塗っていきますわね♪」
 彼女の周りにはドロドロに溶けたチョコレートを生成していき、宙に浮かばせて集めていく。
 ちょっとした塊になるとポーズを決めたスーパーヒロインに塗り付ける。
 チョコに触れた個所がドロリと包まれ瞬く間に固まっていく。
「あぁ……」
 熱くもなく丁度良い生温かさに吐息が漏れ、令嬢も彼女の様子に笑みが止まらずとも作業の手は一切止めなかった。
 ムラが出ないようにチョコの量を調節し、強調している胸や尻もチョコに覆われ、次第に固まっていきツヤテカに光るチョコボディと化す。
 顔以外は全て覆われ、ボディラインもくっきり浮かび上がるチョコボディと化した自信を見てうっとりとするシャーロット。
「さぁ、仕上げですわ……貴女は素敵なオブジェになりたいかしら?」
 チョコレートレディの言葉に堕ち切ったスーパーヒロインはとろけた表情で懇願する。
「はい……そのドロドロを……私に浴びせ固めてください……♪」
「よくできました♪」
 そう言うと溜めていたチョコ塊をシャーロットの残された頭へと重力のままに落としていく。
「んんん~~~っ!!!」
 くぐもった声と共に流動するドロドロのチョコで見えなかった顔が次第に表情が見えてきた。
 恍惚とした表情を浮かべたまま、チョコで完全コーティングされている。
 オブリビオンに逆らった末路が彼女の変わり果てた姿となる……悪魔議員達の前での見せしめによって彼女側を賛同する議員達が増えてしまった。
「うふふ……目立つところに飾ってあげますわ♪」
 勝利を確信する令嬢は硬くなったチョコボディをやさしく撫でていく。
 だが、完全に制定はしていない、止めるのであればまだ間に合う……!

成功 🔵​🔵​🔴​

レムル・ガルム
■アドリブ・絡み歓迎

うーん、オブジェが欲しいという気持ちはよく分かるのデスが、せめて相手が同意の上でやるべきなのデス。

ここは怪盗らしく議会をめちゃくちゃにしてやるのデス!まずはこっそりと議員を救出していくのデス!チョコは槍の蒸気で溶かしていくのデス。
救出がオブリビオンさんにバレたら、UCで思考を加速して、できるだけ多くの敵対議員に黄金銃を打ち込んで固めてやるのデス。
チョコ固め法に賛同したのデスから、自分が固められる覚悟もおありデスよね♪

UCが切れたら気絶しちゃうので、誰かに回収してもらうのを期待するのデス。
もし回収されなかったら、議会をめちゃくちゃにされてオコなオブリビオンさんの餌食に……。



 議事堂前……一人の少女がその中へ潜入しようとしていた。
「うーん、オブジェが欲しいという気持ちはよく分かるのデスが……」
 彼女は怪盗として活動しているレムル・ガルム(XGMN01:護衛型魔法騎士人形試作一号機・f25125)は今回の法案について考えていた。
「せめて相手が同意の上でやるべきなのデス」
 そういう問題ではない気がするが……それはそうと、彼女は怪盗らしく議会をめちゃくちゃにしようと考えていた。

 一方その頃―――。
「さて、再度聞きますわ?この法案に意義のある者……」
 チョコレートレディは見せしめのチョコ像を作り上げ、賛同者を増やしていき勝利を確信していた。
 が、何か違和感を感じて特定の議席を見渡す……どれもチョコで固めて黙らせた議員達……。
(数が……足りない?)
 記憶力は多少なりとも自信はある、彼女の記憶と実際の固めた議員の数が明らかに合わない。
「誰ですの?この議会を荒らし回る輩は?」
(バ……バレたのデス!?)
 その正体は潜入したレムル、数人の猟兵達による騒動に乗じてチョコで固められた悪魔議員を【蒸気式飛翔型突撃槍】の発する蒸気によってチョコを溶かしていた。
「ハーッハッハッハ!怪盗であるこの私が見つかってしまったからには仕方がないのデス!」
 隠れてた場所から姿を現し、ユーベルコード【深領域霊子回路最大解放】の発動によって思考を加速させる。
 そして手に持つ黄金銃【呪銃『輝ける人生』】を敵対議員に向けて銃弾を高速で撃ち込んでいく。
「うわっ……な……なにこれ……!?」
「か……身体が……金に……!!」
 チョコレートレディの法案に賛同した者達は撃たれた個所から黄金の呪いが広がり次々と黄金像へと変わり果てていく。
「チョコ固め法に賛同したのデスから、自分が固められる覚悟もおありデスよね♪」
 確かにその通りである、自分だけ安全でいられるなんて甘い考えはない。
 そんな悪魔議員達も気づいて必死に避けようとしたり、別の議員を盾にしたりとパニックを起こしていた。
 だが、その攻勢も次第に弱まっていく……。
「あっ……」
 まるで糸が切れた人形のようにその場に倒れてしまう、ユーベルコードの反動によって1時間22分の間昏睡してしまったのだ。

「……ッハ!ここは……」
 目が覚めたレムルが周りを見渡すと……。
「はぁい?お目覚めかしら?ずーっと眠り続けていたので死んだかと思いましたわよ?」
 目の前にはチョコレートレディが手を振っていた。
「なななな―――!?」
「議会をめちゃくちゃにしてくれたお礼をたっぷりしてあげますわ?」
 顔は笑顔だがものすごく怒っているのがひしひしと感じられるほどだった。
 さらに自分自身をよく見るとドロドロの巨大チョコ球に身体が埋もれている状態に気づく。
 必死に身体を動かそうとするが分厚いチョコに覆われてしまっているため、首から上だけが動くだけでチョコ球に対してはびくともしなかった。
「うふふ♪やりたい放題してくれましたわね?も・ち・ろ・ん……貴女も固められる覚悟はおありですわね?」
 その言葉にはっと上を見上げるとレムルが埋められているチョコ球よりも倍の溶けたチョコ塊が浮かんでいる。
 同時にそこから溶けたチョコを少しずつ彼女の頭にゆっくりと垂らしていく。
「わーーー!?できればちゃんとした……うぷっ……チョコ……像に……ごぷっ……」
 容赦なく大量に垂らされてしまい表情が見えないほどチョコに埋め尽くされ、口だと思われる個所から泡が噴き出す。
 かわいらしい帽子も、ツインテールも、全てチョコに染め上げられてしまう。
「…………」
 チョコ漬けの頭部が辛うじて見えるぽかんとした表情のまま口の中までチョコが入り込み、ドロドロのまま冷え固まってしまった。
「怪盗……と言いながらあっけない最期でしたわね?」
 そのまま目立つ場所に飾ってあげますわ……と一言告げ、再度議員達に質問をする……。

成功 🔵​🔵​🔴​

九重・白亜
こんなん通すわけねーだろ!!

チョコオブジェになっている方々をまずは解体します。ガワがチョコで固められているようですので、指定UC発動。調理という形でガワを破壊させてもらうか。
ついでにテメーも調理対象だ!接近戦に持ち込まれたらチョコ塊を即・調・理!
あ、ガトーショコラお作りしました。皆様もどうぞ。

と、賄賂による談合に持ち込もうとして失敗。
二度チョコ塊をぶつけられ、そのままドロドロとしたチョコレートにまみれてしまう。ガトーショコラのお返しと言わんばかりにチョコをたっぷりと盛り付けられ、ドロドロチョコオブジェにされてしまう……



「こんなん通すわけねーだろ!!」
 チョコレートレディの質問に覆いかぶさるように大声で拒否を叫ぶ。
 その正体は九重・白亜(今を歩む魔術師・f27782)、男ながらメイド服を着ている青年だ。
「あらあら……また勢いのある者が邪魔しに来ましたわね?」
 彼女の言う通り、彼は勢いのままチョコオブジェと化している悪魔議員達を解体しようとする。
 ガワがチョコで固められているようなので、ユーベルコード【厨房は給仕の戦場】を発動させる。
「調理という形でガワを破壊させてもらうか!」
「ほぉ……固めた議員を解放するつもりですわね……?」
 白亜の行動にチョコレートレディはしばらく様子を見る。
 それは今まで戦った中での自信の現れか、それともただの慢心か……?
「っぷは!た……助かった?」
 包まれていたチョコを剥がされ解放される、その隣には白亜が調理をしている。
 何人か解放してから、唐突にチョコレートレディに向かっていく。
「ついでにテメーも調理対象だ!」
「どこが『ついで』ですの……!?」
 ノリと勢いで突っ込んでいく彼に令嬢も突っ込みを入れつつも、周りから溶けたチョコを生成して相手へぶつけていく。
「即・調・理!」
 白亜はそのチョコ塊を光の如く調理していき、そして……。
「あ、ガトーショコラお作りしました、皆様もどうぞ」
 まさかの賄賂作戦!まだ正常な悪魔議員達に配っていっては皆の舌鼓を打っていく。
「ささ……あなたも……」
「うふふ……どうも……」
 そして最後にチョコレートレディにもガトーショコラを渡していく。
「ってなりますかぁーーー!!!」
 渡されにっこりと笑みを浮かべたかと思うと、ノリ突っ込みをしながら再度周りからドロドロのチョコを生成し、目の前の白亜にぶつけていく。
 べちゃぁ……と大きな粘着音とチョコが周りに飛び散っていく。
「がっ……ごぽっ……」
 口の中までチョコが入り込み泡を噴き出す、純白のメイド服が一瞬にしてチョコで染められていく。
 そして間隔入れずに再度チョコ塊を生成し、今度は彼の真上から落としていった。
 もう一度大きな粘着音と飛び散るチョコ……白亜の全身がドロドロのチョコに漬け込まれてしまう。
 目の前がチョコに覆われ必死に両腕で何かを掴もうと振るうも、手は空を切りながら次第に動きもゆっくりになる。
「料理しながら急に襲い掛かって……変なノリになってしまいましたわ……」
 彼女がそう言いながらも手渡されたガトーショコラを一口食べていく間にも彼の動きは完全に止まってチョコ像と化してしまった。
「あ、意外においしいですわ……」
 そうしているうちにあっという間に完食、そしてお返しと言わんばかりに動けない白亜にチョコをたっぷりと盛り付けていく。
 追い討ちを掛けるかのようにチョコを四方八方から浴びせられて、彼の身体の境目が曖昧になっていく。
 チョコレートレディが満足するまで何度もチョコ漬けにされてしまい、悲惨な程の全身ドロドロチョコオブジェに変わり果ててしまう。
「……ごぷっ……」
 最後に泡が噴き出したと同時に完全に固まってしまった白亜の原型は微妙になっており、指の間はチョコに覆われたまま見えなくなっている。
 表情こそ辛うじて見えるが、全体から見れば人の形をしたチョコ塊としか言いようがない。
「さて……色々と妨害はありましたが……」
 令嬢の指示によって今まで作り上げたオブジェ……艶めかしいツルテカチョコ像、ドロドロ球から頭を出したチョコオブジェ、そして人の形としか言いようがない無様なドロドロチョコオブジェの三つの作品を悪魔議員達を使って何処かへと運ばれていった……。

成功 🔵​🔵​🔴​

メティス・ウンバー
同行:キト・デュフェル(f31699)

アドリブ歓迎

なんか…甘い匂いがする…おなかすいた…

今回は室内だから…キャバリア格闘で戦う…

ん…私は体大きいから…チョコがついても体の一部分…
動くのには…全然問題ない…
チョコが付いたまま戦える…

でも…キトはちっちゃいから全身固まってる…
だから…拾い上げて…口の中へ…
全身舐めて…キトを溶かす…

キト…美味しい…口の中でビクンビクンしてる…
…あっ…飲み込む前に出さないと…

チョコ付きのキト…美味しかった…
チョコレートレディ…美味しかったから…もう一回やって…?

キトを集中的に狙う特別措置法…?
よくわからないけど…キトを食べられるならそれで…


キト・デュフェル
同行:メティス・ウンバー(f36053)

アドリブ歓迎

終わったら甘いもの食べましょうねメティスさん

僕はあたりを飛び回り指定UCの薬品で議員の人の洗脳を解除していきます

しまった…!チョコが…!
チョコを被弾すると、動けなくなってしまうけどメティスさんに持ち上げられ…
待って!そんなとこまで舐めないで…!あひぃ…!

ひうぅ…チョコは剥がれましたけど…
全身にゅるにゅるされてしまいました…

メティスさん、何言ってるんですか!?
議員のみなさんも止めてください!
…確かに、欲望のために味方を差し出すのはワルいことですけど!

抵抗も虚しくチョコをかけられてはメティスさんに全身舐め回されるという流れを何度も繰り返すことに…



「さて……今 度 こ そ!この法案は制定するかどうか……」
 チョコレートレディは何度目かの妨害を受けながらも、何度目かの正直と言わんばかりに話を進めようとする中―――。
 突然、地響きが起き……さらに議事堂の壁が砕けていくではないか。
「もおぉぉーーー!今度は何なのですのぉー!?」
 最早議会どころではなく、チョコで固められず尚且つ洗脳されていない正常な悪魔議員達も慌てて避難していく。
 砕けた壁から現れたのは……。
「なんか……甘い匂いがする……おなかすいた……」
 見てわかる通りの巨人……メティス・ウンバー(巨人のジャイアントキャバリア・f36053)が顔を覗かせており、その肩からひらりと飛んできた小さなフェアリーの少年……キト・デュフェル(秘薬使いのフェアリー・f31699)も彼女と共にこの議事堂へ襲撃を掛けていた。
「終わったら甘いもの食べましょうねメティスさん」
 そう言いながらユーベルコード【秘薬妖精の現地調合】によって洗脳解除に効く薬品を作っては、洗脳状態で未だに席に居続ける悪魔議員を回復させていく。
 洗脳が解いた瞬間、訳も分からず議事堂が半ば崩壊状態になっていることに驚き、急いでその場から逃げ出していった。
「くっ……これでは計画が台無しですわ……!」
 チョコレートレディの周りから溶けたチョコの塊を生成し、キトに向けて投げつけていく。
「わわわっ……!?」
 小さな身体で飛び回るが執拗に彼を集中して狙われているため、薬品調合をしている暇がなかった。
 そんな中、メティスは彼を助けるためにチョコレートレディに向けて拳を振り下ろす。
「え―――?」
 ズシン!!!と大きな轟音と共に煙が舞い上がるも、ギリギリでズレたため直撃は避けられたようだ
 その間は何が起こったのか理解できず呆然としていたが、そのとんでもない威力に我に返る。
「はっ!?何なんですのそのめちゃくちゃな攻撃はぁー!?」
 令嬢は頭上にチョコを集め、そのままメティスに向けて投げつける。
 ちょっと彼女の膝がガクガクなのは内緒だ……。
「チョコがついても体の一部分……動くのには……全然問題ない……」
 そう、普通の者ならば原形がなくなるほどにチョコ漬けになるはずの彼女の集めたチョコ塊は516.8cmという巨人の体格に付着しても一部分のみ。
 数十回、数百回、数千回……と、同じことをしない限り彼女の動きを止めることは不可能だろう、無論それをできるはずはないがあまりの恐怖にもう一発チョコ塊を投げつける。
「チョコが付いたまま戦える……」
「うわぁー!?」
 だが、メティスにチョコ塊がぶつかった衝撃で飛び散ったチョコの飛沫にキトが巻き込まれてしまったのだ。
「しまった……!チョコが……!」
 身体の半分がチョコで覆われてしまい、飛べることもできなくなってしまい力なく落ちてしまった。
「うふふ……どうなるかと思いましたが……妖精の小僧を盾にすればあの巨人も―――」
 チョコで固められかけた彼を盾にメティスを従わせようとするが……。
 なんと、彼女はキトを拾い上げ、口の中へ放り込んでしまった。
「待って!そんなとこまで舐めないで……!あひぃ……!」
 口内のフェアリーは必死の抵抗も空しくただただ弄ばれていく。
(キト……美味しい……口の中でビクンビクンしてる……)
 目の前の敵そっちの気でチョコまみれな相方を舐め回す。
(……あっ……飲み込む前に出さないと……)
 ほとんどチョコを舐め落とした彼を口内から解放される……はずだった。
「ひうぅ……チョコは剥がれましたけど……全身にゅるにゅるされてしまいました……」
「チョコ付きのキト……美味しかった……」
 やっと自由になれたフェアリーを他所に彼女の口からとんでもない言葉が飛び出してきた。
「チョコレートレディ……美味しかったから……もう一回やって……?」
「メティスさん、何言ってるんですか!?議員のみなさんも止めてください!」
 しかし、現時点で議事堂内が崩壊しかかっている状況下……。
 大半が逃げ出してしまっており、残っている議員達も洗脳で声が届かないか、チョコで固められて黙らされているかで彼女を止めようとする者はいなかった。
 確かに欲望のために味方を差し出すのはワルいことではある……と考えるが、まさかキト自身が生贄に差し出されるとは思わなかったのだ。
 その一連を見届けたチョコレートレディは我に返る。
「え……?えぇ……」
 ここは大人しく従わないとマジで命は無いと思い、チョコを生成し解放してから間もないキトにぶつけていく。
 無論、避ける暇もなく今度は頭も含む全身をまともにチョコを浴びせられてしまう。
「ま……また……ぁ……」
 頭までチョコまみれのまま冷え固まった後にメティスがそれを掴み、口の中へ放り込む……。
「え……えーっと……貴女の特別措置法は……?」
 一応、(キトが)議員を助け出したため挙げる権利はある。
 敵ながらチョコレートレディが恐る恐る聞き出していく。
「キトを集中的に狙う特別措置法……?よくわからないけど……キトを食べられるならそれで……」
 自分にとっては彼を食べれば後は何でも良いと、のんびりともごもごと口内を動かしていく。
 こうしてチョコで固められたキトは彼女の口内で弄ばれ……そして解放された後にはチョコレートレディによってチョコ固めされ……メティスに食べられてチョコが溶けるまで口内で舐めまわされ解放される……といった流れを何度か繰り返すこととなった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
POW

清楚と色気を兼ね備えた素敵なお姉様♥
チョコよりも甘く濃厚な愛を私と育みましょ♥

守護霊の憑依【ドーピング】で戦闘力を高め『欲望解放』
チョコで固められても 愛の炎【属性攻撃・火炎耐性】で溶かすわ!
他に固められてる連中も【範囲攻撃】同然の熱気で解放される筈

洗脳された連中が襲ってきても
12300km/hの低空飛行と【怪力・捕縛】で
チョコレディ様に抱き着く際に生じる【衝撃波】で吹き飛ぶわ

固まるのはチョコスティックだけで充分。
身も心もドロドロに溶けるまで愛し合いましょ♥

愛の炎で彼女の服を焼き払い【誘惑・催眠術】で魅了。
濃厚なキスと共に全身を擦り合わせ
チョコ塗れになりながら【生命力吸収】♥



 巨人とフェアリーが去った後の崩壊寸前の議事堂……。
「このわたくしが恐怖を感じるなんて……」
 議会続行がほぼ不可能となり、残るはチョコレートレディと洗脳またはチョコで固められた悪魔議員達のみ。
 そこに追い討ちを掛けるかのように乱入者が現れた……!
「清楚と色気を兼ね備えた素敵なお姉様♥チョコよりも甘く濃厚な愛を私と育みましょ♥」
 その少女はドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)、人類ではなくオブリビオンの救済を掲げ活動している半吸血鬼。
「くっ……わたくしよりキャラが濃い……!!」
 令嬢は何故か悔しがっていたが、それを他所にドゥルールは【守護霊】の憑依によるドーピングで戦闘力を高め、ユーベルコード【欲望解放】を発動により更なる戦闘力が高まっていき、目の前の救済するべき相手へ突っ込んでいく。
「な……なんか怖い……!?」
 焦ったチョコレートレディは相手のユーベルコード発動と同時に周りから溶けたチョコを生成して彼女へ大量に浴びせていく。
「怖いだなんて人聞きの悪い~♥」
 そのチョコをまともに浴びて固まっても愛の炎による属性攻撃と火炎耐性によって瞬時に溶かしていく。
 さらにその熱気によって固められた悪魔議員達のチョコも溶かして開放していく。
「ちょ……チョコを溶かすなんて卑怯ですわぁー!?」
 チョコで固めて黙らせる令嬢には言われたくない……最早パニックを起こして洗脳した議員を使ってドゥルールに攻撃を与えようとするが……。
 12300km/hの低空飛行と怪力&捕縛によってチョコレートレディに抱き着くと同時に生じる衝撃波で襲い掛かる議員を気持ちよく吹き飛ばしていく。
「くぅぅ……離れなさい……!」
 必死に振りほどこうとするが、ドロドロに固まった彼女のチョコよりもとてつもない力によって拘束されているためびくともしなかった。
「固まるのはチョコスティックだけで充分、身も心もドロドロに溶けるまで愛し合いましょ♥」
「ひぃぃー!?やっぱり怖いですのぉー!?」
 抱き着く彼女の一方的な愛に最早恐怖をひしひしと感じる令嬢に追い討ちがかかる。
 ドゥルールの愛の炎によってチョコレートレディの身に着けている服を焼き払っていく。
「きゃぁぁぁーーー!!見ないでぇぇぇーーー!!」
 冷静な判断ができなくなり、あろうことか溶けたチョコの特大塊を自身の真上に生成する。
 見るからに自爆覚悟のつもりだろうが、彼女にとってはほぼヤケクソに近い気がするが……。
 その塊が二人を包み込んでいき、議事堂内に溢れるドロドロのチョコ、そこに現れるはドゥルールとチョコレートレディの熱い絡み合い。
 既に議員は逃走済みで誰もいない議会をする神聖(?)な場で濃厚なキスと全身擦り合わせによって本来ドロドロに固まるはずのチョコも溶けて液状のまま身体中に流れていく。
「ふぁ……あぁ……わたくしが……こんなぁ……♥」
「ウフフ……良い顔よぉ~♥」
 長いようで短いような半吸血鬼とダークエルフ令嬢の熱い愛……お互いチョコまみれになりながらもドゥルールが最後のキスをして生命力吸収をし……幸せな表情を浮かべた甘き令嬢はそのまま果てた……。

 こうして悪役令嬢によるめちゃくちゃな法案制定の阻止に成功……したわけだが、見ての通り法案の代わりに議事堂はめちゃくちゃに崩壊してしまっている。
 で、この後は絶対面倒なことになりかねないため、猟兵達は知~らない!と言わんばかりに全員即時撤退していった。
 そのためこの場所の後始末は悪魔達に任せてもらおう……。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年05月06日


挿絵イラスト