銀河帝国攻略戦⑮~艦隊戦の行く先~
●グリモアベース
「今回も銀河帝国との戦いだが……今回皆にはかなりの大物と戦ってもらうことになる。覚悟して欲しい」
猟兵たちをグリモアベースに集めたグリモア猟兵、錬金天使・サバティエル(賢者の石・f00805)は真剣な表情で語る。
「さて、詳しい説明を始める前に、まずはこれを見てくれ」
サバティエルが用意したと見られるモニターに、「解放軍艦隊」と「帝国軍艦隊」の戦力を比較したグラフが表示された。グラフでは解放軍の戦力が明らかに下回っており、猟兵たちがどよめく。
「安心してくれ、これは戦争が始まる以前の図だ。これまでの皆の活躍で、大勢の解放軍たちが集まった。おかげで、多数の宇宙戦艦からなる銀河帝国の大艦隊、『白城』艦隊と呼ばれている相手にも数で大きく上回っている」
サバティエルの言葉に合わせ、「解放軍艦隊」の戦力を現す棒グラフがせり上がり、「帝国軍艦隊」と肩を並べた。おおっ、と猟兵たちから歓声が上がる。
「これが、ここまでの皆の活躍の成果だ。そして、今から皆には戦力比を完全に逆転させるために動いてもらいたい」
「前述の通り、艦隊戦における数的優位はこちらにある。にもかかわらず戦力を互角たらしめているのは『白城』艦隊の士気と練度の高さだ。そして解放軍の大半は元一般人、消耗戦になれば不利なのはこちらだろう。だからこそ」
サバティエルが一拍おいたのにあわせ、モニターの画面が切り替わる。次に映し出されたのは無骨な造り故の厳かな雰囲気漂う帝国の大戦艦。
「この、『帝国宇宙戦艦』をなんとしても打倒せねばならない」
この大戦艦には、『白城』艦隊の優秀な前線指揮官が乗り込んでおり、ここを叩けば敵艦隊の統率を乱すことができるだろう。
ただ、当然『帝国宇宙戦艦』は周りの艦が護衛についている上、自身も強力な兵装をもって反撃をしてくる。宇宙空間の中敵の艦砲射撃を掻い潜り、艦隊旗艦をユーベルコードで沈めるというのは、口で言うほど容易いことではない。
「されど、成さねばならないんだ。不可能に思われる難題でも、皆ならば越えられると信じている。……頼んだよ」
サバティエルの持つグリモアが光り輝く。
彼女が送り出した者たちが帰ってきたとき、見せるものは果たして笑顔か。それとも涙か。
あまみつ
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
どうも、あまみつです。
今回の敵は帝国の大艦隊。難易度もやや難とかなりの強敵。
今回の戦場は宇宙空間。高性能の宇宙服があるとはいえ大艦隊相手に猟兵を送り出すのはなかなかに鬼畜だと思います。
戦艦の砲撃を回避し、艦隊旗艦の厚い装甲を抜いてダメージを与える。
そんな無茶を通してくれる皆様の姿を期待しております。
第1章 ボス戦
『帝国宇宙戦艦』
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POW : フルバースト・コズミック
【全砲一斉射撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : デストロイレーザー
【10秒間のエネルギーチャージ】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【主砲からのレーザー砲撃】で攻撃する。
WIZ : インペリアル・マカブル
【自身の稼働可能時間】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【帝国式鏖殺形態】に変化させ、殺傷力を増す。
👑15
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
月夜・玲
いやーなかなか鬼畜な展開だねー
無茶振りにも程があるよ、ほんと
ま、無茶を通す方が楽しいんだけどさ…まあやるだけやってみるよ
兎にも角にも大物狙いは楽しいしね
●戦闘
『情報収集』で敵艦隊の配置をしっかり把握し射線に気を付けて敵艦へと接近
自身の『第六感』を頼りに、敵の砲撃を回避
小さな余波は『オーラ防御』でやり過ごす
艦隊旗艦はしっかり確認し、攻撃のチャージが始まったら回避軌道を取り射線上より離れるようにする
こちらの射程距離に敵旗艦が入れば【高速演算】を使用
遠距離からの衝撃波で敵旗艦に攻撃を仕掛ける
『2回攻撃』も用い更に追撃をし、少しでもダメージを与えられるようにする
じゃ、無茶振りにも応えてみせようじゃない
作戦開始から10分。猟兵たちの襲撃を受けていることに気付いた『白城』艦隊は、それらを迎撃せんと索敵を強化。発見された猟兵は直ちに無数の砲撃に晒されることになる。
そんな中、月夜・玲(頂の探究者・f01605)は戦場に広がるスペースデブリに身を隠しながら着実に標的の『帝国宇宙戦艦』へと近づいていた。
彼女は作戦開始直後は情報収集に専念し、『白城』艦隊の体勢が整うまでの間にその配置や武装、またそこから生じる死角までを把握していたのだ。
「ここまでは比較的楽に近づけたけど、見つかっていたらと考えると背筋が凍るよ」
無茶振りにも程があるよ、とぼやく玲の表情は、この状況においても翳るどころか楽しげであった。
「!」
射程圏内まであと800m弱まで接近したところで、玲は宇宙空間を漂っていた宇宙船の残骸に潜り込むように身を隠す。
「後もう少しなんだけど……ここは待つしかないね」
敵艦隊の一部が動きを見せたことにより、玲の居るそこは索敵圏内に入ってしまっていた。高性能な宇宙服を着ているとはいえ、至近距離からの一斉砲撃を受ければひとたまりもない。息を殺して、敵の目が逸れるのを待つしかない。幸い、敵の視界は広くない。動かなければ発見されることはまずないだろう。
ただし、発見されないことと攻撃されないことはイコールではない。宇宙船間の砲門が玲の方へと向けられていく。
「っ!……I.S.T起動!」
玲が宇宙船の残骸から飛び出すのとほぼ同時に、上方30mほどをレーザーやミサイルがすり抜けていく。その攻撃は彼女ではなく他の猟兵を狙ったものだったが、その余波は容赦なく宇宙船の残骸を砕いていく。
さて、ここで飛び出した玲はどこへ向かったのであろうか。砲撃の余波に身を任せ飛ばされるスペースデブリに紛れていれば比較的安全に敵艦隊の索敵圏外に逃れることができているだろう。
だが、彼女が選んだ答えは違う。砲撃の余波を身に纏うオーラで防ぎつつ、宇宙服のスラスターを目いっぱい吹かせ『帝国宇宙戦艦』への突撃。
宇宙空間は広く、暗い。まして戦艦内から砲撃飛び交う中接近する人間を目視することが可能であろうか?少なくとも玲の第六感が導き出した答えは否である。
「サポートモード、敵構造予測開始」
模造神器こと、UDCの力の再現を成さんとする兵器が『帝国宇宙戦艦』の分析を開始する。後方でミサイルの爆発が戦場を照らす中、玲は射程圏内に入り──、
I.S.Tによる兵器の一振り、《RE》Incarnationが『帝国宇宙戦艦』の装甲を打つ。加えて宇宙服のスラスターを吹かせ、更なる一振り、Blue Birdが同地点を叩いた。
「これ以上の深追いは危険か……できることなら落としたかったけどねー」
玲は一見すると無傷に見える『帝国宇宙戦艦』を振り返り見ながら、安全地帯へと一時後退していった。
個人としては十分に目的を果たしていた。『帝国宇宙戦艦』に浴びせた二撃、それは内部に強い衝撃を与え……機関部へと大きなダメージを与えていたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
亜儀流野・珠
厄介な相手だな…
まあアレを相手に戦えるのは俺達だけだ。やるしかないな!
俺にできることと言えば正面突破だ!しかと相手を見据え!正面に飛び出す!
相手の攻撃は宇宙服の機動力と「風渡り」の空中蹴りを組み合わせ避ける!複雑かつ素早い動きができるはずだ。
後は敵の攻撃にひたすら集中、広く見渡し攻撃や攻撃の気配は見落とさず!【見切り】、避け、近付く!
【第六感】には頼らなくていいようにしたいものだな!
近付けたら砲撃が届きにくいと思われる下部に回り込む!
そして「大薙ぎ」で薙刀「狐の爪」を巨大化させ一気に【薙ぎ払】い、斬る!
上手く行っても行かなくても誰かの為の隙は作れるだろう!
時は遡り、グリモア猟兵による転移直後。敵に捕捉されるのを避けるため猟兵たちが散り散りになる中、亜儀流野・珠(狐の恩返し・f01686)は宇宙服のスラスターを限界まで吹かせ、『帝国宇宙戦艦』へとまっすぐに向かっていた。そう、彼女が選んだ道は正面突破である。
一見すると非常に無謀な行為に思えるが、猟兵たちが突如現れた存在であることに加え、大艦隊に対し単身、それもほぼ生身で突撃する輩など帝国軍も想定外である。真正面からの奇襲は図らずも功を奏し、敵艦隊が浮き足立つ中真っ先に敵陣に突入を成し遂げる。それはこれから珠を狙うならば同士討ちを避けなくてはならないということに他ならない。
ただしそれは珠の身の安全を保障するものではない。"非常に無謀"から"かなりの無謀"になったに過ぎない。
「うわっと!?危ないな!」
各戦艦は珠へと狙いを定め、次々とレーザーを照射する。珠は虚空を蹴りスラスターを吹かせ、戦闘機で言うところのバレルロールが近いであろうか、天地の無い宇宙空間を鋭い軌道で舞い踊る。
ただこの動きは有限である。虚空を蹴り続けるためには定期的に宇宙を泳ぐスペースデブリを足場をかける必要がある。
「ぐうっ!?」
レーザーの余波が珠を襲う。近づけば近づくほど砲撃の威力や正確性は増し、より鋭く大きく回避せねばならないのだ。
しかしそれでも珠は体勢を立て直すと、すぐさま『帝国宇宙戦艦』へと向き直り、進む。足を止めれば、敵に余裕が生まれさらに攻撃が激しくなるだろう。
行けど地獄、下がれど地獄。そんな状況にある珠を救ったのは他の猟兵たち。珠の突撃の陰に隠れ異なるルートで接近していた彼らが姿を現し始めれば、必然的に敵の意識もある程度そちらに割かれることになる。それは珠に射程圏内への最後の一歩を踏ませるに足るアシストとなり、
「吹っ飛べええぇぇぇぇ!!」
巨大化した薙刀が振るわれる。『帝国宇宙戦艦』はその体勢を大きく崩し軌道をそらされ、護衛艦から強引に距離を取らされることになった。
大成功
🔵🔵🔵
ホーラ・アイアンアーム
【POW使用】【アドリブ、絡み歓迎】
不利な戦いは、ホーラの得意分野なのだ。
先ずは宇宙空間用に【防具改造】で【空中戦】モードに変形するのだ。
【戦闘知識】と【見切り】で砲撃を予測して【ダッシュ】と【ジャンプ】で砲撃を掻い潜るのだ。
装甲の弱い処を【鎧無視攻撃】で見抜いて【グラップル】で【選択UC】を叩き込むのだ。
他にも【範囲攻撃】でちょっとでも戦艦にダメージを蓄積させるのだ。
ホーラが育ったこの世界を、壊させる訳にはいかないのだ。
ファランス・ゲヘナ
【心境】
戦況はここまで来タ。
ここに至るまで戦い抜いた解放軍猟兵の朋友たちとの闘いの日々を思えば戦艦如き何の障害ではないナ。
征くゾ。
【行動】
UC:文明破壊法…発射用意。
『情報収集』で先行している友軍から敵艦と友軍の位置情報をキャッチ。
『力溜め』でチャージを行イ、『スナイパー』技術で遠距離攻撃を行ウ。
有効射程範囲に捕えたらまずは戦場の味方に連絡シ、射線上がクリアーなのを確認シ発射すル。
敵からの攻撃カ…上記の『情報収集』で得た敵艦情報からの分析と『第六感』を頼りに流星号のスピードで『見切り』回避。
回避しきれない攻撃は、バリアもとい『オーラ防御』で防御する。
第二者用意…うてぇーーーーーイ。
ビスマス・テルマール
●POW
トリニティ・チルドナメロウを
防御力重視で発動
『情報収集』で他の猟兵の艦隊への対処データや敵艦隊の位置を確認し射線に入らない様に
冷やし孫茶バリアを『オーラ防御』と併用して張り敵艦に接近『見切り』を使って回避しつつ
多少かすり当たりしても
『盾受け』も併用し受け流す様に突き進み艦の側面から攻撃
接近中に此方の射程範囲に敵艦が入ったら『誘導弾』『鎧無視攻撃』『一斉発射』『鎧砕き』を併用しディメイション・なめろうブレイカーで敵艦に弾幕を張る事も忘れず
わたしの近接攻撃の範囲に入ったら『零距離射撃』と冷凍クロマグロソードの『2回攻撃』『早業』『見切り』併用で一撃離脱を繰り返しです
※アドリブ掛け合い大歓迎
戦闘開始から30分。猟兵たちと『白城』艦隊、双方体勢はすでに整い、戦略と力を比べる段階。どちらの陣営が優勢かと問われれば、やや猟兵たちが押しているといえるだろうか。
猟兵たちは『帝国宇宙戦艦』に纏わりつき、次々と攻撃を加えていく。対する『白城』艦隊は、『帝国宇宙戦艦』に纏わり付き死角に入り込んだ敵を落とそうと動き回りながら砲撃を繰り返していた。
「もらったのだ!」
ホーラ・アイアンアーム(失ったからこそ得られる力・f13693)の振るった尾先の剣が『帝国宇宙戦艦』の装甲を打つ。追撃をしたいところだったが、壁を蹴り離脱する。護衛艦の放ったミサイルが接近しつつあった。付けた傷は浅いものに過ぎないが、それでも意味はあるはずだ。
さらに今のホーラの装備は空中戦モードに改造済み。機動力を活かし一撃離脱を繰り返し、装甲の薄いところから削り倒していく作戦だ。すぐさまスラスターを吹かせ、大鉈のような剣を振るい更なる一撃を加える。ぴしり、と音が響いた気がした。
一方で、ビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)は三種の冷製なめろう飲食武装により自己の防御能力を大幅に強化。
「ディメイションっ!なめろうブレイカー!」
防御貫通性能を高めた固定砲台による弾幕が広がる。多少の砲撃はオーラ防御となめろう武装によりダメージを抑えることができるためある程度足を止めて撃ち合えるのだ。
当然敵も黙って見ている訳は無い。護衛艦からの一斉砲撃により火力を集中させ、ビスマスを落としにかかる。だがそれも想定内。火力を集中させるタイミングを見切り事前の情報収集で知り得た安全地帯、『帝国宇宙戦艦』の懐に潜り込み──、
「冷凍クロマグロソードクロスっ!」
なめろう武装を攻撃力重視のものに変化させ、高速の二連斬を叩き込んだ。
度重なる攻撃により、無敵に思われた『帝国宇宙戦艦』にも綻びが生まれつつあった。艦体の数箇所に皹が入り、猟兵たちの攻撃もそこに集中し始める。しかしこのまま黙ってやられるような敵ではなかった。
「ミサイル、来ます!っ!?これはっ……」
「凄い数なのだ!かわしきれな──」
勝利を確信しつつあった猟兵たちを襲うのは、これまでに無い量の誘導ミサイル。ここまで劣勢に追い込まれれば『帝国宇宙戦艦』も手段など選んではいられない。道連れ覚悟での全力攻撃。
「ここは、オレの出番だナ。」
突如、まばゆい光がミサイルを飲み込んだ。文明破壊砲──ファランス・ゲヘナ(ブラックタールのスターライダー・f03011)の要請により放たれたコロニーレーザーだ。
本来の用途とは違うがナ……と呟きつつ、油断なく第二波に備えるファランス。間も無く『帝国宇宙戦艦』の誘導ミサイルが猟兵たちを襲うが、
「捨て身の一撃の後に急遽出した攻撃なド、恐るるに足らなイ」
ミサイルの密度は第一波の半分程度。愛機流星号を走らせ間を縫うように接近し、
「第二射用意…うてぇーーーーーイ!!」
再び降り注いだコロニーレーザーは戦艦の装甲、皹の入った部分を大きくへこませた。
「今がチャンスなのだ!いっけえぇぇぇ!!」
ホーラを先頭に、猟兵たちの拳が、剣が、弾丸が。装甲の損傷部分に次々と打ち込まれ──とうとう穿たれた。
猟兵たちが次々と内部へとなだれ込み、『帝国宇宙戦艦』内部は崩壊を始めていく。
「おかしイ……敵の前線指揮官がどこにもいないゾ」
「みんなみるのだ!あれは!」
ホーラの指差す先には、小型脱出ポッドで戦艦から飛び出す『白城』艦隊前線指揮官。
「まさか最新鋭の宇宙戦艦が落とされるとはな、早く撤退して作戦を練り直さねば──っ!?成程、そちらが一歩、上手だったと……ぐふっ」
「わたしたちの、勝利です」
前線指揮官の胴体を、冷凍クロマグロソードが貫いていた。もしもの時のために外で待機していた猟兵の一人、ビスマスの一撃。
猟兵たちの姿がグリモア猟兵による転移の光に包まれた後に残ったのは、爆発を繰り返しながら散っていく宇宙船間の残骸と、指揮官を失いもはや烏合の衆と化した帝国艦隊のみであった。
大成功
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