7thKING WAR⑲〜ルールなんて知らんし!!
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「いやぁ、これまたすっごい楽しそうな世界での戦争! ってことで俺がみんなにお願いしたいところがあるんやけど、ええかな?」
わくわくどきどき、楽しそうな表情でコンラート・ベトリューガー(口達者な詐欺師・f35908)は集まってくれた猟兵達に今回の現場の説明を行う。
スロットからデスゲームまで楽しめる、豪華絢爛なカジノ。めちゃくちゃやべえレベルのぼったくりなカジノである代わりに、ここではどんなイカサマも合法というまさにデビルキングワールドならではのカジノへ向かってほしいとのこと。
というのも、このカジノ……古今東西ありとあらゆる遊戯が揃って入るものの、多種多様すぎてわけがわからないアナログゲームがたくさん存在しているという。
ある4色なカードゲームは色か数字かを重ねて手札がなくなれば勝ちというルールではあるが、そのルールの基本がネジ曲がって伝わっていて一部がローカルルールとして存在していたり。
あるデュエリストなカードゲームは、カードに記載された言葉の意味を汲み取れなくて公式に聞かなきゃルールの把握ができない上に、公式でさえルールが把握できてないカードが一部存在していたり。
「もうね、とにかくね、とんでもないねん。ホントのルール何処!? って言いたくなるぐらいにカジノの支配人も知らへんみたいなのが多いやわ」
「……でもね、その『知らない』という状況を逆手に取って、ちょっとこのカジノで遊ぶってのが出来るんよね」
コンラートの笑顔が浮かぶ。今回の戦争はとにかく悪者になって頂点を目指すことが必要なため、細かなことは気にせず『悪いこと』をやっていけばいいのだと。
「ちょっとしたイカサマ有りのアナログゲーム。……やってみぃひん?」
行ってみたいやつは、俺の手を取れ。
そう言うようにコンラートの手は差し伸べられる。
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
そういえばカードゲームで「できる」「する」とか「~の場合」「~する時」でタイミング逃した場合めちゃくちゃ腹立つんですけど俺だけですかね。
初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
●採用について
「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
採用についてですが、現時点では全員採用を目標にしています。
ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。
●場所:カジノ
色んなゲームが揃ってます。今回はアナログゲーム(カードゲーム系)の現場。
色と数字を重ねるやつとか、カードの効果が複雑なデュエリストなゲームとか色々あります。
プレイング内容次第では生えます。
●プレイングボーナス:ゲームのルールを適当にでっち上げて遊ぶ。
本来のカードゲームのルールをでっち上げて遊ぶも良し。
全く違うカードゲームのルールを作って遊ぶも良し。
つまり色々なことに引っかかなければ、なんでもヨシ!!
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 日常
『ルールなんて知らないよ』
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POW : 多少無理のあるルールでも勢いで押し通す
SPD : その場その場で自分に有利なルールを提案する
WIZ : 論理的にルールを組み立て、自分の勝利を導く
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
何とも変わった場所ですねぇ。
折角ですし、楽しんで参りましょうかぁ。
【豊饒宿霊】を発動し[言いくるめ]を指定して強化、此方の発言に説得力を持たせますねぇ。
そして『4色なカードゲーム』に参加しましょうかぁ。
基本的には通常通りの『4色なカードゲーム』として遊びますが、『同じ数字のカードが4色揃ったら捨てて良い(ババ抜き)』『同じ数字のカードが3色有るときに、残る1色の該当の数字が出たら「4枚目」にして捨てて良い(麻雀のポンの応用)』の様に、他のゲームから応用し写したルールをでっち上げて適用、素知らぬ顔で上がりましょうかぁ。
素直な悪魔さん達が相手ですし、上手く行くと良いですが。
●4色ババ抜きっぽいなにか!
「何とも変わった場所ですねぇ」
艶やかな声がカジノに響く。誰もが彼女に視線を釘付けにしてしまう。
イカサマはびこるボードゲームカジノに現れた夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は、ゆったりとカジノの内部を練り歩く。物珍しい場所にやってきたからか、少々興味津々だ。
「これはー……4色カードゲーム? あの、ローカルルールが大量で有名な……」
4つの色と数字で作られたカードゲームで遊んでいるテーブルが気になったるこる。ここに来たのもなにかの縁、折角だからと椅子に座って同じカードゲームで遊ぼうとしていた。
しかしこのままでは言い負けてしまう可能性も高い。そこでユーベルコード『豊乳女神の加護・豊饒宿霊』を発動させ、言いくるめの技術を強化。同じテーブルに座る客達に挨拶をして、まずは普通にゲームを遊んでみた。
「むむむ……この色ならば、こちらで!」
普通に遊んで、普通に楽しむだけでも十分な時間を過ごしているるこる。けれど普通に遊んでいては『悪いこと』は全然出来ないわけで。
そこでるこるは手を打った。普通に遊ぶだけでダメならば、また別の普通を重ねる悪もあっていいんじゃないか! と。
そうと決まればと、るこるはこのカードゲームに使えそうな別の"普通"のルールを考える。数多のカードゲームの中から使えそうなルールを脳内で選出すると、しれっとそのルールを使って4色カードゲームの勝者に上り詰めていった。
「あ、数字が揃ったので捨てますね~」
「おや、その数字の色はなかったんですよね。はい、これも捨てますね」
彼女の手札は、最初の頃はたくさんあったが今はもうほとんど見当たらない。
それもそうだ。るこるはババ抜きのように色違いな数字が揃ったらそのまま捨てて、麻雀のポンのように3枚まである数字を別の客が捨てたらそれを拾って捨てている。まさに言いくるめの無双状態が続いていた。
客が何かを言い返そうにも、あまりにも素直な悪魔が多いものだから言い返せない。むしろそんなワルを行うるこるがヒーローのようにさえ見えているようだ。
「あら、あらら。また勝ってしまいましたね……?」
これで、何連勝目だろうか。もう誰も数えていない。
重ねに重ねたイカサマは連勝数をどんどん積み重ね、カジノ史上最多の連勝数を叩き出したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ダーティ・ゲイズコレクター
私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!
賭け事とかやったことない
凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティですが頑張ります!
ルールをでっちあげですか!悪ですね!いいですね!
ではこうしましょう!
カードは4色で数字が1から13まで!
数字が小さいものから順に場に出していき
手札が無くなった人の勝利です!
そして最後の1枚を場に出す際に
私、ダーティを1時間見つめなくてはいけません!
私の場合は{コンパクト・ミラー}で自分を見つめます!
途中で見つめるのを止めたらペナルティとして場に出したカードを全て手札にしないとけません!
では始めましょうか!
●見つめなければペナルティ!
「ルールをでっち上げですか! 悪ですね! いいですね!」
嬉しそうにカジノへ突入してきたダーティ・ゲイズコレクター(Look at me・f31927)は、その手に新たなカードゲームを持参していた。
一見するとそれはトランプのようなもの。しかし1~13までの数字があることまでは同じだが、カードの色は4色というトランプとはまた別なカードゲーム。数字が小さいものから順番に出していき、手札が無くなった人が勝利というとてもシンプルなカードゲームだ。
「これなら皆さん楽しめますよね! よろしければいかがですか?」
ダーティの呼びかけに、面白そうだと乗ってくれた客が集まってくる。1つのポーカーテーブルを借りた彼女は、集まってきてくれた客達を前にカードを丁寧にシャッフルしてゆく。
丁寧にシャッフルし、まぜこぜになったカード群を客にぱっぱと手際よく配るダーティ。もちろんダーティもお客と同様に手札を所持しての参加となるため、自分の手元にもきっちりと準備する。
「さて、それでは小さい順から出していきましょう。皆様、よろしくお願いします」
ゲーム開始の合図も程々に、客は順繰りにカードを出してゆく。手札が少しずつ減る中で、ふと、ダーティは1ついい忘れたとしてルールの追加を宣言する。
「そう、最後の1枚を出す際に……私、ダーティを1時間見つめなくてはいけないというルールがありました!」
いくつもの大声で、何ィーーー!!?? という声が重なる。突然のルール追加、否言い忘れに対して文句は出たが、ここはイカサマが許されるカジノ。突然のルール追加だってよくあることだ。
そうして最後の1枚を出そうとした客が、じぃっとダーティを見つめ始めた。1時間とは短いような長いような時間であり、特にカードゲームを行ってる最中ともなればその時間は体感的に長くなってしまう。
複数人から注目を浴びたダーティ。だが数十分ほど経つと、流石に我慢の限界が近くなった客が出てきてしまうもので。
「あっ。はい、あなたはこの山札のカード全部が手札になります!」
積み上がったカードの山を、目線をずらした客に押し付けてゲームは続行。傍から見れば地獄のようなカードゲームは続いていたが、その合間にもダーティは嬉々としてゲームを続けていた。
その日、数人ほどの客がげっそりとした様子が見て取れたという。
見つめることは、罪。そう言いたげに……。
大成功
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