7thKING WAR⑯〜ピコピコバトルッス!!
●魔界テレビ局の競技場スタジオ
『さぁ~始まったッス!! エクストリームスポーツ、悪魔王遊戯(デビルアトラクション)っ!! ジャッジはジャッジメントガールがお送りするッス!!』
ジャッジメントガール自らも参加するデビルアトラクション。今回の競技は……デレデレデレ、デン!!! 大きなパネルに表示されたのは『ピコピコバトル』。
『ルールは簡単!! ピコピコハンマーで殴り合うだけッス! でもこの特注ピコピコハンマーは殴るとすぐにたんこぶが生まれる仕様になっていて、天井に重なったたんこぶがぶつかったら負けッスよー!!』
すぐにたんこぶが生まれるというパワーワード。痛くはない、との事だ。
『さーてジャッジメントハンマーをピコピコハンマーに持ち替え……いや、二刀流で参るッス! 誰が勝つッスかね?』
●グリモアベース
「というわけでよ、テレビ局でたんこぶ積み上げ競争みたいな物が開催されるんだと」
グリモア猟兵のエーテル・エトワール(二十の流星・f33307)が呆れた顔で猟兵達に告げる。
「これに参加してまぁ勝てばいいんだが、天井にさえたんこぶがぶつからなければいくら積み上がっても問題ナシ! ま、見た目がヤバいのは問題だな。積み重なったたんこぶを利用して妨害してもいいんじゃねェか? これ以上叩かれないようにたんこぶ振り回すとか。ま、先っちょ叩かれたら意味ねェけどな!」
星型のグリモアを展開させつつ、エーテルはウィンクして真顔の猟兵達を見送るのだった。
椿油
椿油です。デビキン担当グリモア猟兵エーテルの予知にてお送りします。
今回のルールは「ピコピコハンマーで積まれるたんこぶが天井についたら負け」という単純な物です。単純……うん、単純です。過程はどうであれ。
ジャッジメントガールの妨害を対処しつつ、勝ち上がって下さい。
プレイングボーナスは、「無茶苦茶なアトラクションのルールに適応する」「アトラクションのルールの穴を突く」の二つです。
皆のアツいプレイング、お待ちしてるッス!
第1章 ボス戦
『魔界裁判長『ジャッジメントガール』』
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POW : 証拠品押収!
【ジャッジメントハンマー】が命中した物品ひとつを、自身の装備する【証拠品入れ】の中に転移させる(入らないものは転移できない)。
SPD : 全会一致裁判官
X体の【絶対冤罪裁判官】を召喚する。[絶対冤罪裁判官]は自身と同じ能力を持つが、生命力を共有し、X倍多くダメージを受ける。
WIZ : ジャッジメントエコー
戦場内に【ハンマーで台座を叩いた音】を放ち、命中した対象全員の行動を自在に操れる。ただし、13秒ごとに自身の寿命を削る。
イラスト:ちゃろ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
プリ・ミョート
あんまり複雑なルールはわかんねえけど、今からでもジャンケンにしねえ? ん? ハンマーで、殴る……ふふ、ひひひひひ! そりゃあ簡単でいいべさ!
ルール、把握したべ! つまり今回のルール、いっぱい腕がある方が有利だな? だって姉さん、ハンマー二つしか持たねえもんな。あと頭というかこの辺殴るとタンコブ……できんのかな。
うん。できるべねコレ。普通にぷりちーなおらのボディにタンコブが……しくしく
とりあえず切り落とした腕でロケットパンチ、もとい持ったハンマーで連続で殴りつけるべ。おらは体勢を低くして頭をガードしつつ、身を守るべ。
プリはトンチキなルールに微妙な顔をしていた。
「あんまり複雑なルールはわかんねえけど、今からでもジャンケンにしねえ?……ん? ハンマーで、殴る……」
その指をペチンと弾き、何かを思いついたプリ。
「ふふ、ひひひひひ! そりゃあ簡単でいいべさ!」
さぁ、いよいよピコピコバトルが始まる。先にたんこぶを天井にぶつけるのは誰か。ジャッジメントガールか、プリか、はたまたそれ以外の参加者(と書いてモブと読む)か。
「(ルール、把握したべ! つまり今回のルール、いっぱい腕がある方が有利だな?)」
UC《疾天伐倒》発動。幾何学的に飛翔するのは……切り落としたプリの手がなんと1000本!!
『な、何ッスかこの手の量~~!?』
「これで負けねぇべ!! 叩けるもんなら叩いてみろさ!」
ジャッジメントガールは防戦一方である。プリの1000本の手が何回も飛来し、ピコピコハンマーでたんこぶが次々積み上がる。
『やめるッスーー!!』
1000本のプリの手を避けながら、頭を下げているプリに無理やり近づこうとするジャッジメントガール。
『ち、近いのに遠いッス!! こうなりゃ……うおりゃあッス!!』
左手に持ったジャッジメントハンマーの音を周囲に響かせ、1000本の手を一時的に止めて近づこうとするジャッジメントガール。
「ひひひひ、もう勝ちは決まったようなもんだべ」
ジャッジメントガールは既に大量のたんこぶを持って追いかけて回すのだった。
大成功
🔵🔵🔵
アルテミシア・アガメムノン
ほほほ、ジャッジメントガールさん自ら!
楽しみですわね。
わたくし、戦うからには勝ちますわよ!
ピコピコハンマー勝負は正々堂々!
殴ったり殴られたり……でも、たんこぶが……?
『美神の眼睛』にてジャッジメントガールのピコピコハンマーを魅惑して仲間に。ハンマーさんにたんこぶを作るという権能を抑えてもらい、アルテミシアは一撃を喰らってもたんこぶが発生しない状況に。
ジャッジメントガールのたんこぶを一方的に増やしていきましょう。
なかなか、お似合いですわよ!
「ほほほ、ジャッジメントガールさん自ら! 楽しみですわね。わたくし、戦うからには勝ちますわよ!」
勝つ気満々のアルテミシア。ジャッジメントガールもやる気満々だ。
『絶っっ対負けないッス!!』
「(たんこぶが……天井まで? なら……!)」
UC《美神の眼睛》を発動したアルテミシア。ジャッジメントガールの持っているピコピコハンマーを魅了し、友好的な行動を取らせる。無機物も対象なので、つまり……。
「喰らいなさい、わたくしのピコピコハンマー!」
『くっ、たんこぶ増えたッス……そんな至近距離だとお返しされるッスよ! おりゃあ!! あれ?』
アルテミシアにたんこぶが増えない。
『おりゃおりゃおりゃ!!! ……あれあれあれぇぇ!!?』
何度ピコピコしても増えない。
「ふふ、何をしているのでしょうか?」
『仕組んだッスね!! たんこぶが増えないわきゃないッスよこのハンマーは特注の……!』
「なかなか、お似合いですわよ!」
一方的にピコピコされてたんこぶを増やされるジャッジメントガール。一方のアルテミシアは、ピコピコされてもたんこぶが増えず、途中から戦意喪失したジャッジメントガールであった。
『ちょっとー!! 小道具スタッフーー!! 出て来るッスーー!!』
後でガチギレして小道具スタッフを問い詰める頃にはハンマーの友好的な行動は終わり、小道具スタッフを試しに叩くとたんこぶはちゃんと増えたのだった。なので……
『お前をたんこぶだらけにしてやるッス!!』
何故か、とばっちりを受けた小道具スタッフ悪魔であった。
大成功
🔵🔵🔵
アポリト・アペルピシア
ククク……汝が噂に名高い魔界裁判長か、はじめまして。
早速だがこの魔王アポリトが完膚なきまでに叩きのめしてやろう!
まずはカウンターを狙うスタイルで普通に叩き合い
負けそうになったらUCを発動し、無数の「ピコハンを握った拳の複製」で自身の真上の天井を破壊!
フハハハハハ…ルールは「先にたんこぶが天井に着いた方が負け」だったな?
つまり我の真上に天井が無けば、たんこぶが天井に着く事も無い!
お返しにピコハンのラッシュを叩きつけ、あっという間に汝のたんこぶを残った天井に届かせてやろう!
何、それは反則?
そもそも「天井を破壊してはいけない」などというルールは無かったよなぁ?
「ククク……汝が噂に名高い魔界裁判長か、はじめまして。早速だがこの魔王アポリトが完膚なきまでに叩きのめしてやろう!」
『それはこっちの台詞っスよ!』
アポリトは普通に戦っていった。……途中までは。
「我のたんこぶをここまで増やせるとは、流石はハンマー使い!」
『ここまでたんこぶを増やしたのはアンタが初めてッスよ……!』
さぁ、天井までの残された距離はお互い僅か。
『あと20回叩けば勝ちっスーー!!』
――と、そこでアポリトはUC《魔王千手》発動、アポリトアームを増やして真上の天井にラッシュを叩き込み、天井を破壊する。先鋒もそうだったし、魔界人って手増やす人多くないッスか?
「フハハハハハ……ルールは「先にたんこぶが天井に着いた方が負け」だったな? つまり我の真上に天井が無けば、たんこぶが天井に着く事も無い!」
『なっ!! その手があったッスか!? 反則じゃ……あっ』
そう。ジャッジメントガールは『天井を壊してはいけない』などとは一言も言っていないのである。
「この試合、我の勝ちだ!!」
ピコピコしまくって、ジャッジメントガールのたんこぶを増やしまくって勝利を収めたアポリトであった。
大成功
🔵🔵🔵
マリア・ルート
いや二刀流は卑怯でしょ!?
…まぁいいわ。そっちが卑怯上等で行くなら私も卑怯な手で行くから!
【指定UC】で武器を創造して相手のピコハンを防御しつつ、隙を狙って早業で相手を武器で攻撃――と見せかけてピコハンで殴るわ。
おっと、殴り合いはピコハンでだったわね。でも、『防御もピコハンでしないといけないとは言ってないわよね?』
仮に相手のコードで物品転移されても私のこのコードの武器は無数にある。たかが1つ転移させたところで誤差範囲よもはや。
さぁ、思う存分ピコハってやるわ!ほら、頭だしなさい!
(特注の可能性を考えあえてピコハンを指定UCで複製はしない)
「(いや二刀流は卑怯でしょ!? ……まぁいいわ。そっちが卑怯上等で行くなら私も卑怯な手で行くから!)」
UC《血見猛猟・百器野行》を発動したマリア。570個の武器が想像から創造される。
『――武器多ッ!! 叩くのはピコピコハンマーっスよ? それは分かってるッスよね?』
「それは分かってるわ、殴り合いはピコハンでだったわね。でも、『防御もピコハンでしないといけない』とは言ってないわよね?」
『なっ……!!』
戦々恐々のジャッジメントガール。
そしてジャッジメントガールのピコハンの攻撃を武器でカウンター!
『うおっと!!』
――と見せかけて怯えたジャッジメントガールをピコピコ叩くマリア。
『脅しはやめるッス!! 正々堂々ピコピコハンマーで防げッスー!!』
「ならそのジャッジメントハンマーを捨てなさいよ!!」
『お、おのれぇ!!』
ジャッジメントハンマーを当てて武器を奪うも、まだ569個ある。
『キリが無いッス!!』
「さぁ、思う存分ピコハってやるわ! ほら、頭出しなさい!!」
武器を振りかぶって防御するマリアは、一方的にピコピコしてたんこぶを増やしていくのだった。
大成功
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エダ・サルファー
ふむふむ、ルールがわかりやすくて良いねぇ。
とにかく天井に相手のたんこぶを接触させれば良いんでしょ?
なら、なんとかやれる気がするよ!
まずはとにかく一つでもたんこぶを作ってもらわないとね。
ハンマーは普段使わないけど、拳の延長線上みたいなもんだと思えばいけるいける!
近接して組み付いて、投げるなり関節技極めるなりして動きを制して、その隙にピコハンで頭を殴ってたんこぶを作るよ!
そしてたんこぶができたなら、即座に思い切り床を殴って「ドワーフ式岩盤返し」を発動、床を天井に向かって隆起させ、相手のたんこぶを天井に接触させるよ!
勢い余って天井に全身ぶつけちゃっても、デビキンの人は丈夫だから問題無いでしょ。
「ふむふむ、ルールがわかりやすくて良いねぇ。とにかく天井に相手のたんこぶを接触させれば良いんでしょ?」
エダは普段持った事の無いハンマーを手に持ち、不慣れながらもジャッジメントガールにたんこぶを作りにかかる。
「とりゃっ!!」
『く、組みつきは想定外ッス!! 離れろッス!!』
ジャッジメントガールに組み付いた上で投げて転ばせるエダ。そしてなるべく急いでピコピコ叩きつけ、たんこぶを出来るだけ作っていく。
『やったッスね~!?』
ジャッジメントガールが起き上がろうとしたその時。
「――隆起しろ!」
UC《ドワーフ式岩盤返し》発動、床をドワーフ力(ちから)53万で叩いてジャッジメントガールの居る床を天井にまで一気に上げて行く。
『うわぁあぁあぁ!? アリっすかそんなの~~!!』
ごぢん。作ったたんこぶは僅かなのに、たんこぶはおろかジャッジメントガールが天井にぶつかる鈍い音がした。
「あっ……まぁ、デビキンの人は丈夫だから問題無いでしょ」
その通り、問題なかった。天井を突き破った、屋根裏の骨組み部分で叫んでいた。
『そんなギャグ展開の可否はルールに無かったッス~~~!!』
その後、何とかして降りて来たジャッジメントガールは意外とピンピンしていたのだった。
大成功
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