【サポート優先】世界はどうやら晴れ過ぎた(作者 沙雪海都
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#カクリヨファンタズム  #戦後 


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#カクリヨファンタズム
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#戦後


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●「祭られて」いる妖怪達
「それそれー! 歌えや踊れ! 騒げや騒げー!」
 自らに纏わりつく木綿をリボンのように振り回しながら、練り歩き叫び狂う一体のオブリビオン。キョンシー木綿の周囲には嵐の如く骸魂が飛び交い、運悪く出くわした妖怪達を次々に少女の姿へ変えていく。
「楽しい楽しいアハハハハハハ!!」
「もっともーっと遊びましょ! 遊びましょ! ウフフフアハハハハ!!」
 骸魂火と呼ばれる彼女達は鈴蘭にも似た提灯を両手でブンブン振り回しながらスキップして笑う。駆け出して笑う。歌って笑って踊って笑う。何処も彼処も騒がしくて仕方ない。
 それはある種のカタストロフと言えた。キョンシー木綿が幽世から、あるものを消し去ったことによって――。

●カクリヨファンタズム・14thラウンド
「私が見た悪夢の中では、確かに『それ』が消えてしまっていたんです。楽しいだけのお祭り騒ぎというわけではありませんので、妖怪さん達を救出しに行きましょう!」
 ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)は予知に視た光景を大まかに猟兵達へ説明する傍ら、少し謎を残すような物言いをした。今回のカクリヨファンタズムの異変は、話を聞いただけでは本当に異変かどうか判然としない。何かが失われた世界であるならば、それは何か。
「首謀者であるオブリビオンは『キョンシー木綿』と言いまして、彼女は『褻』を消しました。『褻』とは日常のことを指しまして、皆さんにとっては対義語の『晴』という言葉のほうが馴染み深いかもしれません。晴舞台、なんて言い方をよくしますね。そうしてカクリヨファンタズムは『晴の世界』となってしまい、骸魂に呑まれて『骸魂火』となってしまった妖怪さん達は、『踊ったり歌ったり騒いだりする非日常』の世界でずーっと、笑い声を上げ続けているわけです。疲れ果てても静かな日常に戻ることはなく、延々と続けばやがては力尽きてしまう――そうなる前に世界も妖怪さん達も、元の姿に戻さなければいけません。とは言え夥しい量の骸魂が発生してキョンシー木綿の周囲は骸魂火だらけの状態ですので、倒して救出しつつキョンシー木綿の元まで行ってください! どこかの世界で何かしらの大きな動きもありそうな気がするんですが、まずは目の前で起こっている事件の解決を、の精神でよろしくお願いします!」


沙雪海都
 沙雪海都(さゆきかいと)です。
 4月もあっと言う間でしたね。ゴールデンウィークはどうなりますでしょうか。

●フラグメント詳細
 第1章:集団戦『骸魂火』
 静かな日常が消えて、ひたすら騒ぎ続ける世界です。ハチャメチャにはしゃいでいる骸魂火達を倒しながらキョンシー木綿の元へと向かいましょう。
 しかしながらリアルは絶賛非日常ゴールデンウィークに突入なわけですよ。のんびりしたいものですが、さて。

 第2章:ボス戦『キョンシー木綿』
 骸魂火の壁を突破していくとキョンシー木綿との戦いになります。彼女も騒ぎ続けていますが、なんだか疲れ知らずなようです。
 まあ迷惑極まりないので倒してカクリヨを元に戻しましょう!
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第1章 集団戦 『骸魂火』

POW ●光の御返し
【発光している身体の一部】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、発光している身体の一部から何度でも発動できる。
SPD ●光の御裾分け
【発光している身体の一部】を向けた対象に、【高熱を伴う光線】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ ●この子は傷つけさせない
全身を【発光させ、防御力が極めて高い身体】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです


大崎・玉恵(サポート)
妖狐の戦巫女×陰陽師女です。
普段の口調は「女性的(わし、おぬし、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)」、気にいったら「尊大(わらわ、おぬし、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、公序良俗に反する行動はしません。
ユーベルコードを絡めた【誘惑】による認識操作や籠絡、【呪符】に【破魔】【焼却】等の【呪詛】を込め【呪殺弾】とする、薙刀による【薙ぎ払い】【2回攻撃】が得意です。
卑劣な手段をとる敵には【威厳】【存在感】を放ち神として振る舞います。


●過ぎた季節が巻き戻る
 妖怪達が変じて生まれた骸魂火の大集団、その手にある提灯は屋台で釣り上げたヨーヨーのようにぶんぶんぐるぐる振り回されて四方八方光を放つ。お陰でカクリヨは一足お先に真夏の熱気で、地面の照り返しには頭もくらり。
「えぇい、熱い! 鬱陶しい! 喧しい! 元凶は何処じゃ!」
「骸魂火達が群がっている方にいるのでしょうけど、騒いでいる彼女達を掻き分けていきませんと……見えませんわね」
 蒸し暑さとキンキン響く笑い声の大洪水で大崎・玉恵(白面金毛・艶美空狐・f18343)は早くもオーバーヒート気味。響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)も涼しい顔はしているが、快適かと問われれば苦笑いの一つも浮かべるかもしれない。
「ならばやるしかないのう。善は急げじゃ」
 お祭り騒ぎの骸魂火達を前に、玉恵はすらりと薙刀を構え向かい立つ。反った切っ先を真っ直ぐ天に向け、喧騒を忘れるかのような深い集中の後、玉恵は一陣の風となり疾駆した。
 鬼気迫る玉恵の覇気は熱狂を跳ね除けるように戦場へ広がっていく。
「まあ! そんな怖い顔をしないで!?」
「たわけ! 誰のせいじゃと思っとる!!」
 玉恵を見た骸魂火達は酷く驚いた様子だった。楽しいことだらけの晴の世界、怒る理由など何一つない――そんな能天気さを一喝して、玉恵は立ち塞がる骸魂火四体を瞬時の交差薙ぎ払いで纏めて斬り捨てる。
 玉恵の最初の標的となった骸魂火達は骸魂を吐いて倒れていったが、それは薄皮をほんの一枚剥いだに過ぎない。俄かに立ち込めた不穏な空気を残る骸魂火達は敏感に察知し光を放つ。目眩ましか――いや。
「なんじゃ――」
 視界が多少悪かろうが振れば当たるほどの骸魂火の群れだ。玉恵は構わず眼前に薙刀を振り抜いたが、光の中で鋼の如き強度の何かに跳ね返された。二度、三度と斬りつけ追撃したが悉く通らない。
「ぬぅ……」
「きっとこの光の影響ですわね……止める方法はありますわ。ただ、この力は同時に癒しを与えるものですの。傷つき癒えるを繰り返しては苦しみが増すだけ……」
「わしを見縊るでない。如何なる癒しがあろうと一太刀で断つ――それでどうじゃ」
「お願い致しますわ。では――」
 骸魂火は元々カクリヨの住人達だ。可能な限り苦しめることなく救いたい、リズは玉恵に想いを託して祈りを捧ぐ。するとリズの周囲に、ぽう、と蛍火のような光が無数に現れ、桜の花びらへと変わり花吹雪を巻き起こした。発光する骸魂火達を花吹雪が包み込むと光はしゅんと萎むように消えて、眠りに落ちる彼女達だけが残る。
「ようやくじゃな……中津国の夜明けぞ!」
 リズの癒しを凌駕するほどの力。玉恵は全身に神通力を漲らせて身体能力の強化を施し、烈風の如き韋駄天にて戦場を斬り裂いた。倒れ伏す暇も与えず、宣言通りの一太刀で刃の届く限りの骸魂火達を断っていく。
 玉恵の背をリズは飛翔して追っていた。地を駆けるより速く、そして翼の羽ばたきで巻き起こす風が元に戻った妖怪達のクッションとなって優しく体を横たえる。一人一人に手を差し伸べる余裕は無かったが、リズが尽くした慈愛の心は妖怪達の安らかな寝顔となって現れていた。
 そして密かに、玉恵にも眠りの時が近づいていたが――。
(このまま行けば……間に合わぬということはあるまい)
 道を切り拓く手応えを確かに感じながら、玉恵は元凶を目指し突き進み続けるのだった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

シフィル・エルドラド(サポート)
『皆に元気を分け与えにやって来たよ!』 

ハイカラさんの勇者×国民的スタアの女の子。
 普段の口調:明るい(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
 嬉しい時の口調:ハイテンション(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

元気一杯で天真爛漫な性格をしていて、ポジティブな思考の持ち主。
困っている人や危機に陥っている人は放ってはおけず
積極的に助ける主義です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ベイメリア・ミハイロフ(サポート)
メイン参加者さまのお邪魔にならぬようにしつつ
状況を見て行動を行おうと思います

日常では、まったりのんびり楽しみたいと思います
探索が必要であれば、情報収集・聞き耳を活用し
さりげなく目立ちすぎない程度に行動を

戦闘での行動は、絶望の福音又は第六感・見切りにて相手の攻撃を予見し回避又はオーラ防御・武器受けからのカウンターを狙いつつ
広範囲に敵がいます場合にはRed typhoonを
1体に対してはジャッジメント・クルセイドにて攻撃をいたします
チャンスがあれば早業・高速詠唱からの2回攻撃を
回復が必要なら、この身を削ることになろうとも、生まれながらの光を使用いたします

呼び方ファーストネーム+さま
一人称:わたくし


●日常あってこその非日常
「アハハハハ……」
「ウフフフ……」
 骸魂火達の笑い声は木霊するかのように響き続けている。他の猟兵達が先陣を切って斬り込んだとの報があったが、未だ多数の妖怪達が骸魂に呑まれている現状。
「骸魂火になった妖怪さん達……何だか辛そうなの……」
「どんなに疲れてもお休みになれず楽しみ続けなければならないのでございましょう……」
 敵として立ち塞がっている骸魂火達の身をシフィル・エルドラド(ハイカラさんの勇者・f32945)とベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)は案じている。年がら年中祭りだ何だと騒ぎ立てれば誰でも疲れる。今の幽世はまさにそんな状態だ。骸魂火達は疲れ切っていたが、世界から日常が失われた以上、彼女達は永遠に騒ぎ続けなければならないのだ。
「こんな世界……早く元に戻さないとね!」
「わたくしも微力ながら、お力添え致します」
 シフィルは決意し、ベイメリアが付き従うように一歩引いて骸魂火の群れに向かい立つ。それまで騒いでばかりであった骸魂火達は二人の覇気のようなものにあてられてか、ざわつき相対するように集団を作り始めた。
「傷つくのは嫌っ!!」
 骸魂火達は身を寄せ守護の光を放つ。シフィルとベイメリアを敵と認識しての防衛行動に二人は顔を逸らし腕で遮った。一瞬灼けるような閃光が迸った後、次第に落ち着きを取り戻したが骸魂火達は発光状態を継続させておりその場から動かない。
「なるべく傷つけたくはないからっ――英霊達よ、私に力を貸して!」
 骸魂からの解放は戦うことでしか成し得ないが、オブリビオン状態の記憶の有る無しに関わらずむやみやたらに傷つけたくない。シフィルの願いは戦場に高名な戦士の霊と魔術師の霊を降臨させた。聖なる剣、強大な魔力、それらを以って骸魂火達の守護を貫くために。
「紅の聖花の洗礼を受けなさい……!」
 ベイメリアの手に開かれし紅の聖書が深紅の輝きを纏いながら薔薇の花びらへと変わる。舞い上がり、風に乗って広範囲の竜巻となると、骸魂火達の頭上に降り注いで光を斬り裂いた。
 無数の花びらであれば骸魂火達が骸魂を吐き出すまでその身を刻むこともできたはずだ。しかしベイメリアはシフィルの意を汲んだ。花びらは骸魂火達を傷つけず表層の光、守護の力のみを滑らかに裂いて骸魂火の本体を露にする。
「行って!」
 シフィルの短い指示で霊体特有のオーラを纏う戦士の霊が剣を下段に構えて疾駆した。同時に魔術師の霊が無音で口を動かし、右手で呪を切り足元に魔法陣を描く。魔法陣より溢れ出る光は宙で光球へと変化して飛び立ち、戦士の霊が振りかざした刃、その聖なる力と融合した。
 邪なる存在、骸魂を滅ぼさんとする一閃が、ベイメリアが切り開いた光の隙間に吸い込まれていく。音は無い。ただ斬ったという事実が現れ骸魂火達を突き抜けていき、意識を失う中で元の姿を取り戻した妖怪達の向こうに一筋の道ができる。
「先が見えたよ! 急ごう!?」
「はい。……どうか、妖怪の皆様に安息の日々が戻りますように――」
 先を行くシフィルを追うベイメリアは駆け出す前に、眠る妖怪達に祈りを捧げる。彼らが再び目を開ける時、世界が何の変哲もない日常であることを願って――。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『貴方はどんな血を流すのかしら』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。お嬢様口調だけどアグレッシブで享楽的
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
その他使えそうな技能があれば適宜使用する感じで
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します

あと、虫が苦手


ロータス・プンダリーカ(サポート)
素早さが売りの格闘猫
口調は「ですにゃ、ますにゃ、ですかにゃ?」と丁寧語に「にゃ」が付く

年齢の割に子供っぽい、と言うか猫っぽい
時々猫の本能には抗えない
尻尾や耳が感情と共に良く動く

拳法と銃を組合せた武術の達人
敵の動きを読み、計算された動きで戦う
悪を許さない正義と立ち向かう勇気を持ち合わせた漢
卑劣な事は嫌いだが、相手がそれ以上の悪であれば勝つ為の奇襲や搦め手は厭わず用いる

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用
多少の怪我は厭わず積極的に行動
迷惑行為NG
公序良俗は遵守


●命にも張り時はある
 骸魂火達が倒されて道が開ける様は、あたかも海を割った神の奇跡のようであった。しかし眠る妖怪達が飛び交う骸魂に再び憑りつかれれば元の木阿弥。目指さなければならない。駆け抜けなければならない。
「……まぁ、このまま辿り着けなかったとしても、また『割れば』いいだけですわね。わたくしの槍は三回まで発動可能……敵味方の区別をしなければ、ですけど」
「巻き込まれるのは困りますにゃ! 意地でも突破しなくてはなりませんにゃ……」
 先を進んでいるであろう猟兵達の影を追って中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)、もとい副人格シルヴァーナ、そしてロータス・プンダリーカ(猫の銃形使い・f10883)の二人が戦場に駆けつけていた。速度には自信のある二人だが、シルヴァーナが悪戯心でふと口にした悲劇的な未来にロータスは小さな体を震わせる。多少の怪我は厭わないとしたものの、自分を巻き込んででもやってくれ、と体を張る場面かと言われると少し違う。
 そんな二人も、なるべくなら首魁のもとまで一直線――それは双方望むところだったが接近すればするほど骸魂火の密度も高まってくる。前を行く猟兵達はそれをこじ開けて進んだのだろうが、無理に押し通った分復元も速い。
「アハハ、こんなに楽しいんだから、あなた達にも御裾分けー!!」
 骸魂火達の灯る指先は不穏極まりなく二人に向けられる。ぽわ、と光が強まったその刹那、まるで光の雨降るように高熱を帯びた光線が二人を目掛けて放たれていた。
「にゃっ!!」
 小さいということは的になりにくいという利点でもあるが、骸魂火達の中には有難迷惑にもロータスを指差す者達がいた。複数交差し密集してくる光線群、当たれば丸焦げであろうそれらにロータスは軽やか跳んで回避し、おまけにスピンまで加えて宙に浮く身に迫った光線を紙一重で躱す。
 シルヴァーナはあたかもロータスの相手役を務めるかのように優雅な踊るステップを見せて骸魂火達の狙いを外す。光線はいくつもシルヴァーナの姿を貫いていたが、いずれも彼女の残像であり光線は無に帰した。
「……では、一回目の槍といきますわ」
「三回前提ですにゃ!? 何とかボクを巻き込まないようにお願いしますにゃー!!」
「ふふ……冗談ですわ。さぁ……終末の吐息で全てを滅ぼせ」
 携えるドラゴンランス「覇空竜スカイフォール」をシルヴァーナは宙に放つ。それはくるくると回転しながら急速に形を変えて黒竜となった。初めはロータスよりもまだ小さかった黒竜はシルヴァーナの力を受けてぐんと巨大化し、戦場を震撼させる咆哮を放つ。ブレスの黒炎が一帯に夥しく降り注いで植物を模した姿の骸魂火達は為す術無く呑まれ、焼け野原と化した戦場に残ったのは煤けた骸魂の残骸と、元の姿に戻った妖怪達。その中にシルヴァーナとロータスがぽつんと在った。
「わたくしの出番はここまで――後は任せますわよ?」
「分かりましたにゃ! 我がニャン=カタの真髄、とくとご覧に入れますにゃ!!」
 周囲の骸魂火達を綺麗に焼き払ったシルヴァーナは進路をロータスに譲る。骸魂火は大海の如き集団。一部を蒸発させたとしても尽きぬ限りは流れ込む。ちらと見えた何者かの影も享楽に溺れる骸魂火達が遮ってしまい、ロータスは最後の一踏ん張りを見せなければならない。
 光線は見えた瞬間にはもう手遅れ。故にロータスは塞ぐ骸魂火達の視線と手足の動き出しを凝視した。シルヴァーナは御役御免を装っていたが容赦なく向かってくる光線には的確に反応しており、ロータスにとっては居てくれるだけでも有難い。
 ロータスは視線を左右に振り、骸魂火達が放とうとしている光線の軌跡を思い描く。何れも射程は長いが彼女達の懐が灯台下暗しの安全地帯。しかし飛び込むまでが死地であり、ロータスは光と熱に呑み込まれる恐怖を振り払って突っ走った。
 戦場の景色が霞み始めて光線が帯になる。ジッと地面を焼く音が背後から聴こえてくるが振り返りはしない。
「せいにゃ! はいにゃ!」
 骸魂火達に迫るとロータスは裏拳で一体の鳩尾を打ち、続け様別の二体を薙ぎ払う蹴りで体ごと刈り取った。吹き飛んだ骸魂火達の体がドミノ倒しのように先の骸魂火達を倒していき、ロータスは速度を衰えさせることなく軍勢を突破する。
 光線は後方からも飛んでくることになるだろう。だがロータスは猪突猛進を徹底し、シルヴァーナも続く。
「見えましたにゃ!」
 そうしてついに大海を越えた。そこではまるで孤島のように一体のオブリビオンが騒いでいた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴


第2章 ボス戦 『キョンシー木綿』

POW ●キョンシーカンフー
【中国拳法の一撃】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD ●百反木綿槍
自身が装備する【一反木綿が変形した布槍】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ ●キョンシーパレード
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【キョンシー】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●諸悪の根源は
「もーっともっと騒げぇーっ!! ……ん、騒がない奴がいるな……?」
 世界から日常は消えたはずなのに、気配の違う者達がいる。キョンシー木綿が不気味なほどに冷たく落ち着いて振り向くと、そこには骸魂火を薙ぎ倒してきた猟兵の姿。
 世界を変えたのはキョンシー木綿。彼女さえ打倒してしまえば元には戻るが、一方的に邪悪と決めつけるのもまた早計だ。
 何故ならキョンシー木綿もまた、骸魂に呑まれた妖怪の一人なのだから――。
月詠・莉愛(サポート)
『あの……宜しくお願いしますね。』
 オラトリオのシンフォニア×聖者の女の子です。
 普段の口調は「丁寧口調(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
 独り言は「普通かな(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

大人しくて口数が少ないですけど、心優しく
動物や植物などの自然が好きな少女。
争い事は苦手ですけど、依頼の成功の為なら戦う事も厭わないです。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


星川・杏梨(サポート)
『この剣に、私の誓いを込めて』
 人間のスーパーヒーロー×剣豪、女の子です。
 普段の口調は「聖なる剣士(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 時々「落ち着いた感じ(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格はクールで凛とした雰囲気です。
常に冷静さを念頭に置く様に努めており、
取り乱さない様に気を付けています。
戦闘は、剣・銃・魔法と一通りこなせます。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


雛里・かすみ(サポート)
 バーチャルキャラクターの戦巫女×UDCメカニックの女性です。
 普段の口調は「明るく朗らか(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝起きは「元気ない時もある(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

明るく朗らかな性格の為、
男女分け隔てなくフレンドリーに会話を楽しみます。
どんな状況でも、真面目に取り組み
逆境にも屈しない前向きな性格です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ロータス・プンダリーカ(サポート)
素早さが売りの格闘猫
口調は「ですにゃ、ますにゃ、ですかにゃ?」と丁寧語に「にゃ」が付く

年齢の割に子供っぽい、と言うか猫っぽい
時々猫の本能には抗えない
尻尾や耳が感情と共に良く動く

拳法と銃を組合せた武術の達人
敵の動きを読み、計算された動きで戦う
悪を許さない正義と立ち向かう勇気を持ち合わせた漢
卑劣な事は嫌いだが、相手がそれ以上の悪であれば勝つ為の奇襲や搦め手は厭わず用いる
相手が武人であれば敬意を表しながら拳を交え、礼を欠かさない

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用
多少の怪我は厭わず積極的に行動
迷惑行為NG
公序良俗は遵守


●彼女もまた日常の一欠片
 数多の妖怪達を巻き込んで発生した非日常の世界。元凶はたった一体のオブリビオン、キョンシー木綿。
「やっと会えましたにゃ……」
 道中の苦労はロータスのやや荒い呼吸が物語っている。いざ開戦、といきたいところだが許されるならば間が欲しい。
「骸魂が漂っている限り、オブリビオンは増え続けるのよね……。戦いが始まったら、早期決着を目指す――それでいい?」
「わかりました。私もできる限りのことを」
 雛里・かすみ(幻想の案内人・f24096)が目配せして方針を確認すると、月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)は小さく頷き答えた。莉愛は戦いが得意な方ではないが、それでも何かできることがあるはず――と。世界を想えばこそ、彼女が立ち上がるには十分な理由だった。
「この聖剣に誓って――必ずや勝利を!」
「そうですにゃ! ボクも復活――いけますにゃ!」
 流星の聖剣で天を示した星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)、そしてロータス、かすみ、莉愛。集う者達が願うは一つ。
「うるさいなぁ……そういう『仲良しこよし』は嫌いなんだよっ!」
 キョンシー木綿は恨めしそうな三白眼を四人に突きつけて声を荒げる。彼女も今でこそ孤独に世界を捻じ曲げているが、骸魂に呑まれる前はきっと友達と平穏な日々を送っていたはずだ。
 一刻も早い討伐、救出を――四人が身構える前、キョンシー木綿の周囲に無数の闇が現れる。骸魂の力を存分に吸った闇はぎゅんと平べったく伸びてキョンシー木綿が身に纏う一反木綿の形を取り、さらにきゅっと細長く包まって布槍へと変化した。
「百反木綿だぞ! 食らえーっ!!」
 布と侮ること無かれ。鋭きこと鋼鉄の如し、闇をジェットエンジンのように噴射して飛翔する布槍の嵐に相対する四人、そのうち杏梨とロータスの飛び出しが早い。
「その動き、見切って――躱すっ!」
 杏梨は感覚と思考を研ぎ澄ませることで反射神経と瞬間的な思考力を向上させ、布槍の角度と噴出する闇の向きから飛翔ルートを即座に判断、正面に落ちてくる一本を聖剣で確実に弾いた後、左右から襲い掛かってきた二本を身軽なステップで右、左と跳んで回避する。
「ボクの速度に追いつけますかにゃ!」
 ロータスは杏梨よりさらに高速で飛翔していた。ロータスを狙い降り注ぐ布槍の雨、それらを戦場いっぱいに飛び回ることで引き受け避けていく。先読みで進路上に落ちてくる布槍にも側転飛行で際どくすり抜け、一反木綿の漂うキョンシー木綿の背後に回り込んで覇気を放った。
「決めますにゃ! 奥義・猫虎乱舞! にゃああああ!!」
 滑り込むような飛び蹴りは一反木綿に絡め捕られてしまうかどうかというぎりぎりの隙間を飛び抜けていく。何枚かはロータスの体を掠めていて、骸魂の闇が衣服を切り裂き体にまで到達していたが今こそ体の張り時だ。傷を負って尚、速度を緩めないロータスの飛び蹴りがキョンシー木綿の背中のど真ん中に突き刺さり、軽い体を大きく仰け反らせる。
「うがっ!?」
「うにゃにゃにゃにゃにゃにゃあああ!!!」
 それからロータスは拳も蹴りも全て同時に繰り出しているのではないかと見間違えるほどの連続乱舞、猛ラッシュでキョンシー木綿を押し出していく。消費するエネルギー、発生する熱量が凄まじく汗が飛沫となって飛んでいた。
「今度はボクが――後を任せますにゃ!」
 掌底を張ってキョンシー木綿の体を突き飛ばしたロータスは後を残る者達に託す。
「悪しき魔を断つ聖剣よ――私の声に、応えてっ!」
 杏梨は一撃に全てを懸ける。キョンシー木綿が海老反りで吹っ飛んできたのを待ち構えていたかのように聖剣を中段に構え、前傾で素早くダッシュ。
「――!?」
 交わったがそれも一瞬。キョンシー木綿が新たな布槍を仕立てる間もなく右に振り抜かれた杏梨の聖剣は全てを分け隔てなく斬り裂いた。一反木綿も、キョンシー服も、オブリビオンの屍肉までも。
「がっ……うぅぅぅぅ……」
 猛攻、去ったか――いや、まだだ。
「今よ! お返しっ!!」
 二人、手を繋ぐかすみと莉愛は力を共有しユーベルコードの力を倍加させていた。オペラツィオン・マカブル、清浄なる天使の翼、二つの力を融合させてキョンシー木綿が放った布槍を受け止め無効化、そして装填されたそれは莉愛が大きく広げた翼から倍増して放たれる。
 布槍はかすみと莉愛が込めた光の魔力をエネルギーとして射出されキョンシー木綿に殺到した。闇を討ち、平和な世界と日常を――通じ合った気持ちが生み出したハーモニーはキョンシー木綿にはあまりにも眩しかった。
「ぎゃああああ!!」
 全身を布槍の雨に打たれてキョンシー木綿は絶叫していた。光はその身を焼き滅ぼす。千切れ飛んだ一反木綿は邪悪さもなくただの千切れ布となって舞い散り、キョンシー木綿は花道を引き下がるようによたよたとよろめいていた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴

架空・春沙(サポート)
『断罪します』
人狼の女性
ピンク掛かった銀髪と同色の狼耳・狼尻尾、緋色の瞳
スタイルが良い
服装:ぴっちりスーツ
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
罪有る者には「冷徹(私、あなた、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

・性格
通常は明るく人懐っこい女性ですが
罪有る者に対しては冷徹に、処刑人として断罪しようとします

・戦闘
大鎌「断罪の緋鎌」を振るって戦います

ユーベルコードはどれでもいい感じで使います


あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
得意な技能:【一斉発射・焼却・武器受け・残像・カウンター・受け流し】

各種武装の中から敵に有効なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!

アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!

どのユーベルコードを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!


●法は平等
「真打ちはー、遅れてやってくるのデース!!」
「骸魂に囚われていたとは言え、罪は罪……。相応の裁きは受けていただきます」
 またうるさい奴らが来た――バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)と架空・春沙(緋の断罪・f03663)の登場にキョンシー木綿は顔を顰める。擦り切れて傷だらけの体は満足に動くかどうかも怪しく、不規則に群れを成しているだけの骸魂からの増援は見込めない。
 彼女達を打ち倒すのは己のみ。確信したが恨めしい。こんなはずではなかった――楽しい時間はずっとずっと続くはずだったのに、何故。
 だがキョンシー木綿には思い巡らせるだけの余裕が無い。春沙は断罪の緋鎌を高々振り上げ、バルタンは換装式チェインハンマーを担ぎ上げて向かってきている。ならば迎え撃つは熟達したキョンシーカンフー。頭から垂れた一反木綿を剥ぎ取って捨てると、キョンシー木綿は静かに腰を落として構えを作る。
「どちらが先に行きマスカー?」
「あの構え……何となく近しい力を感じます。私が先に」
 春沙は一段加速してバルタンの前に出ると、間合いに踏み込むと同時に急停止から体を絞るように捻って力を溜める。断罪の一閃、それで全てが裁ければ良し、裁けずとも――。
『汝、罪有り。執行します』
「罪、なんて……あるもんかっ!」
 キョンシー木綿もまた踏み込みを合わせて右の拳を強く突き出した。屍肉であるが岩のように固められた拳が大鎌の先端に飛び込んでいく。
 直撃、而して二つは弾ける。互角、しかし命中すれば破壊する威力のキョンシー木綿の拳を受け切るのは容易ではない。それを互角に持ち込めたならば、
『六式武装展開、鉄の番!』
 バルタンが追撃にチェインハンマーを振り下ろしていく。キョンシー木綿の足元はやや浮ついており、身を地上に確と固めるには時間が足りない。
「ぐっ――あぁっ!?」
 キョンシー木綿が両腕を交差させて防御姿勢を作った上から力任せにチェインハンマーが振り下ろされた。地面に杭を叩き込む如く防御を破壊して膝まで砕く。地面がクレーターのように円形に凹んでいくのが圧力の凄まじさを物語っている。
 再起する力は残っているか。キョンシー木綿は衝撃で全身が麻痺したような状態で身動きが取れない。それはあたかも処刑を待つ罪人のよう。
「――断罪します」
 春沙の声は冷徹な処刑者だった。バルタンが一撃振り下ろす最中にキョンシー木綿の裏へと回り込んでおり、その背はがら空き。
 慈悲は無い。何故なら春沙は刑を執行しただけなのだから。そこには正義も悪も交わらず、春沙は粛々とキョンシー木綿の右肩より背を斜に裂いた。
「ぎゃぁ……」
 辞世の句一つ詠む暇も与えず、春沙が落とした刃は罪を裁く。
 骸魂という罪を。ゆっくりと倒れていったキョンシー木綿の背の傷からは染みついた骸魂が溢れ、瞬く間に蒸発して世界は平穏を取り戻したのだった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

最終結果:成功

完成日2022年05月22日
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