【最終決戦】ドクター・オロチの野望!
●アポカリプスヘル
ドクター・オロチは『残り3体のフィールド・オブ・ナインの探索』と『風魔小太郎を利用した彼らの力の奪取』をするため、アポカリプスヘルに侵略してきたものの、その目的を果たす事が出来ぬまま、撤退を始めようとしていた。
その事に気づいたガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、ドクター・オロチの拠点……今もなお黒い炎に包まれた『メンフィス灼熱草原』の中心部にある、漆黒の『影の城』を発見し、その場所に猟兵達を向かわせた。
「ムッシュ、ムシュムシュ、ムシュルルルルル……。此処に誰か来るようだね。この様子だと、おそらく猟兵だろうけど……。どうする? 殺す? それとも、息を殺して、嵐が去るまで待つ? まあ、どっちでも、いいけど……。やるんだったら、間違っても手を抜かないようにね」
ドクター・オロチが猟兵達の存在な気づき、不気味な笑い声を響かせた。
「……問題ない。例え、誰が来たとしても、すべて蹴散らせばいいだけだ。そもそも、手を抜く事など、あり得ない」
次の瞬間、風魔小太郎が風魔忍法奥義『百面鬼の術』を発動させ、ビル・シャナに化けた。
「故に、この私っ! ビル・シャナに! どうか、清き一票を!」
「……と言うか、それで、いいの? 何か違うと思うけど……。とにかく、頑張ってもらおうか。……あ、最悪の場合は、見捨てて逃げるから、そこんとこ、ヨロシク!」
「それでは、このビル・シャナに、すべて……お任せを!」
そう言ってビル・シャナに化けた風魔小太郎が猟兵達を倒すため、影の城の前に陣取るのであった。
ゆうきつかさ
今回の目的は、ドクター・オロチを撃破する事です。
第1章は、風魔忍法奥義『百面鬼の術』によって『ビル・シャナ』に化けた風魔小太郎との決戦です。
小太郎の化けたビル・シャナは【増殖無限戦闘機械都市】の能力を持っています。
【増殖無限戦闘機械都市】は、戦場を『無限に増殖する戦闘機械』で埋め尽くす能力で、戦場に存在する敵全員を自動的に攻撃し続けます。
第2章はドクター・オロチとの戦闘です。
ドクター・オロチは、魔軍転生の術で『マザー・コンピュータ』を憑依させ、影の城で猟兵達に待っています。
また憑依相手の影響で『脳が極端に肥大し、正々堂々と勝負を挑む性格になっており、マザーのような口調に変化しています。
第1章 ボス戦
『🌗ビル・シャナ』
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POW : みなさんの暴力と破壊に満ちた一票はこの私に!!
【悪しき一票を投じるレイダー】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[悪しき一票を投じるレイダー]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
SPD : アポカリプスヘル・シークレットサービス
自身の【選挙活動資金】を代償に、1〜12体の【ボディガード】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
WIZ : 世界をより悪くするマニュフェスト
【選挙演説】から、対象の【暴力が支配する世界アポカリプスヘル】という願いを叶える【マニュフェスト】を創造する。[マニュフェスト]をうまく使わないと願いは叶わない。
イラスト:RAW
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠幻武・極」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
田中・香織
春先になるとレイダーにも訳の分からないのが湧くのね……。
あなたたちなら色んな意味で票より弾の方が相応しいと思うわ。
ビル・シャナがレイダー相手に演説してるところに乗り込んで名乗りを上げるなど、派手かつ目立つような行動をするわ。
(いわゆるヒーローに憧れて猟兵になったので)
集まってきたところにあたしの一番の得意技、フルバースト・マキシマムでアームドフォートの大砲の一斉射撃をお見舞いするわ。
『悪党ども、覚悟なさい!!』
●
「いまから、ここは戦場になる! そうなった時、キミ達の協力が必要だ! さあ、立ち上がれ、我が同志達よ! 共に未来を築こうじゃないか!」
ビル・シャナが影の城の前に集まったレイダー達を前にして、吠えるように叫び声を響かせた。
「うおおおおおおおおおおおおお!」
その言葉に賛同するようにして、レイダー達が一斉に拳を突き上げた。
レイダー達は、ノリと勢いで生きているためか、みんなヤル気満々になっていた。
「春先になるとレイダーにも訳の分からないのが湧くのね……。あなた達なら色んな意味で、票より弾の方が相応しいと思うけど……」
そんな中、田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)が影の城に上に立ち、呆れた様子で溜息を漏らした。
「なんだ、貴様はっ!」
ビル・シャナがムッとした様子で、レイダー達と一緒に香織を見上げた。
「まあ、名乗るほどの者じゃないわ……って言うと思ったら、大間違いよっ! あなた達を蹴散らすため、わざわざここまでやってきたんだから……!」
香織が高いところに立ったまま、ド派手にポーズを決め、レイダー達の注目を集めて名乗りを上げた。
「ぐぬぬ、生意気なヤツめ! だが、私には同志がいる! さあ、皆さん! この世界の未来を守るため、共に戦いましょう!」
ビル・シャナが興奮した様子で鼻息を荒くさせ、悪しき一票を投じるレイダーの能力を強化した。
「だったら、何の問題もないよね。……悪党ども、覚悟なさい!!」
次の瞬間、香織が【フルバースト・マキシマム】を発動させ、アームドフォートの大砲を一斉に撃ち込んだ。
「うぎゃあああああああああ!」
それと同時に、レイダー達が間の抜けた声を上げ、次々と宙を舞うのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ムゲン・ワールド
【莉出瑠(f36382)と】アドリブ歓迎
無血宰相……いや、今はドクターオロチか。
なんとしても辿り着き、倒してやる。
そのためにも、邪魔な忍者とそれを取り巻くレイダー、そして戦闘機械にはご退場願うとしよう。
本命は莉出瑠。事前に策を伝えておく。
「教会」時代の仕込み杖を抜き放ち、メガリスとしての機能を起動。刀身をよく伸びる蛇腹剣に変化させる。
正面から突っ込んで戦闘機械、レイダー、ボディガード、まとめて相手してくれる。技能「切断」「貫通攻撃」を使用。
技能「斬撃波」も飛ばして、遠くの敵にも対処。
逃げる敵には技能「逃亡阻止」。
これでこちらへの注目が集まっただろう。
莉出瑠、手筈通りに頼む。
有栖川・莉出瑠
【アナタ(ムゲン(f36307)の事)と】アドリブ歓迎
うー? 策? 分かった。アナタ、指示、なんでも、従う。ワタシ、アナタ、最高、パートナー。
指示、受けて、ユーベルコード、発動。執事服、着替える。
技能「目立たない」、敵、から、そっと、姿、隠す。
流れ弾、技能「オーラ防御」、そっと、防ぐ。
アナタ(ムゲンのこと)、大暴れ、みんな、アナタ、見てる。
ワタシ、ビル・シャナ、背後、回り込む。
ビル・シャナ、こちら、気付いてない。
今!
技能「不意打ち」、アイテム「アリスランス」で技能「ランスチャージ」。
一撃、黙らせる。
全て、ドクターオロチ、元、行きたい、アナタ(ムゲンのこと)、ため
●
「無血宰相……いや、今はドクターオロチか。なんとしても、そこまで辿り着き、ドクターオロチを倒してやる。そのためにも、邪魔な忍者と、それを取り巻くレイダー、そして戦闘機械には、ご退場願わねば……」
ムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)が物陰に隠れながら、ビル・シャナの様子を窺った。
ビル・シャナはレイダーと共に、安全な場所まで避難していたものの、戦う意志が失われた訳ではないようだ。
その間に、ムゲンが有栖川・莉出瑠(サキュバス・キュアのパーラーメイド・f36382)に対して、今回やるべき事を伝えた。
「うー? 策? 分かった。アナタ、指示、なんでも、従う。ワタシ、アナタ、最高、パートナー」
有栖川・莉出瑠(サキュバス・キュアのパーラーメイド・f36382)がムゲンの指示を受け、【コスチュームプレイ・バトラー】で執事服に着替えた。
それに合わせて、ムゲンが【メガリス・アクティブ】で強化した「教会」時代の仕込み杖を抜き放ち、メガリスとしての機能を起動し、刀身を蛇腹剣に変化させた。
「……おや? ひょっとして、新たな敵ってヤツですか? これは面白い展開ですね! しかァーし、私を傷つける事など不可能ッ! 不可能なのです!」
ビル・シャナが自信に満ちた表情を浮かべ、自らの選挙活動資金を代償にして、12体のボディガードを召喚した。
召喚されたボディガード達は、ビル・シャナを守るようにして陣取った。
「いくぞ、テメエら! ヒャッハァァァァァァァァ!」
その流れに乗るようにして、レイダーが釘バットを高々と掲げ、雄叫びを響かせながら、一斉に襲い掛かってきた。
「真正面から攻撃を仕掛けてくるとは……芸がないな」
それを迎え撃つようにして、莉出瑠が貫通切断攻撃を仕掛け、レイダーもろともボディガード達を蹴散らした。
「ま、まさか、一瞬で……」
ビル・シャナが信じられない様子で、グィッと身体を仰け反らせた。
「アナタ、油断、した。ワタシ、ヤる」
次の瞬間、目立たないように、オーラ防御を展開しながら、ビル・シャナの背後に回り込んだ莉出瑠が不意打ちを仕掛け、ランスチャージをしたアリスランスで背中を貫いた。
「ぐ、ぐぬぬっ! ま、まだだっ! こんなモノ、唾をつけておけば治る!」
そう言ってビル・シャナが血反吐を吐きながら、必要以上に強がるのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
日向・修一郎
トォォォォォビアスゥゥゥゥ!!
石にしてバラバラにして埋めてもまだやらかすとはなぁ…。
てめぇには随分と借りがあるんだ。今度こそその存在消してくれるわッ!
っと、その前にこのビルシャナだな。
で?レイダーを集めて突撃だって?
…お前ら!それでいいのか!!
お前らが目指すのは本当に破壊と暴力の世界なのか!?
違うだろ!!お姉さんにモテモテキャッキャウフフな世界だろ!(←?)
目を覚ませ!さぁ、こっちに来い!
それでもわかんねぇってなら、UC虚空刃、連射でお仕置きじゃぁ!
(細雪による【弾幕】【斬撃波】【無差別攻撃】使用)
ふぅ、また、つまらぬものを切ってしまった。
(他の人の絡み、アドリブは歓迎)
●
「トォォォォォビアスゥゥゥゥ!! 石にしてバラバラにして埋めても、まだやらかすとはなぁ……。てめぇには随分と借りがあるんだ。今度こそ、その存在消してくれるわッ!」
日向・修一郎(復活した戦うパパ・f35504)が影の城を見上げ、殺気立った様子で吠えた。
「えっ? いや、俺は何も……えっ? えっ? ん?」
ビル・シャナが動揺した様子で、目をパチクリさせた。
そもそも、石になった記憶もなければ、バラバラになった記憶も……ない。
「……と、その前に、ビル・シャナだったな」
修一郎がハッと我に返って、ビル・シャナに視線を送った。
どうやら、ビル・シャナの存在に気づいていなかったらしく、その姿を確認して、ようやく自分のやるべき事を理解した。
「……って、俺の事じゃないのかよ! ビビったじゃねぇか! ち、畜生っ! 馬鹿にしやがって! 行け、レイダー! お前達の力を見せてやれ!」
ビル・シャナが苛立ちを隠せない様子で、まわりにいたレイダー達を嗾けた。
「ヒャッハァァァァァァァァァ!」
その気持ちに応えるようにして、レイダーが釘バットを振り回し、一斉に襲い掛かってきた。
「……お前ら! それでいいのか!! お前らが目指すのは本当に破壊と暴力の世界なのか!?」
それでも臆する事無く、修一郎がビシィッと言い放った。
「な、何が言いたい!」
レイダー達がビクッと身体を震わせ、警戒心をあらわにした。
「お前らが求めていたのは、お姉さんにモテモテキャッキャウフフな世界だろ! いい加減に、目を覚ませ! さぁ、こっちに来い!」
修一郎が脳裏に夢の桃源郷を浮かべつつ、レイダー達の説得を試みた。
「ふ、ふざけるなァァァ!」
「女なんて、どうでもいい!」
「お前の手を借りずとも、何とか出来る!」
その事に腹を立てたレイダー達が釘バットを振り回し、次々と襲い掛かってきた。
「だったら、みんな纏めて……お仕置きじゃああああああ!」
修一郎が【虚空刃(コクウジン)】を仕掛け、多くの霊力を乗せたカマイタチを放ち、ビル・シャナを巻き込むようにして、レイダー達を真空に包んで蹴散らした。
大成功
🔵🔵🔵
尾崎・ナオ
はぁい! ドクターオロチ、久しぶりじゃーん!!
何もできずに敗退するのどうですかぁ? お気持ち聞かせて~~~??
って感じで乗り込んで来たんだけども。その前に対処しなきゃいけないのね。
選挙カー嫌いなんよ。
ナオちゃんほら、超絶可愛い黒猫ちゃんでしょ? たま~に情報収集かねて猫活やってんだけど、たまり場になってる公園に、よー来るんよアイツラ。我が物顔して公園で大音量すんの。ナオちゃん嫌~い。
そんな訳で普段の憂さ晴らしさせてもらおうかな。
理不尽? ウッセ、ナオちゃんが世界の法律だわ!
UC発動!
はぁい、選挙活動費が無ければ何もできない人徳ゼロのビルシャナさん!
マイク演説は就寝中のお子様や夜勤の方の事を考えてないと思いまぁす!
地域の方々の事を考えない方が選挙に出るのって~、正直どうかと思う~~~。
ナオちゃんみたいな愛されキャラでもないし、あなたが選挙に勝って何か利点あるんですかぁ?
口からポンポン出てくる煽り言葉、ジャンプで本体に接近。
クイックドロウ983を乗せた銃撃は美味しいかにゃー?
●
「はあ……はあ、痛くないぞ、こんな攻撃……。全然、痛く……ない!」
ビル・シャナが荒々しく息を吐きながら、ノーダメージである事を強調した。
本当は痛くて痛くて仕方がないようだが、気合と根性で誤魔化していた。
「……あれ? ドクター・オロチ、いないじゃーん! ひょっとして、あの城の中にいるの? なんで? ……暇? それとも、ナオちゃん達を歓迎するため、ケーキの準備をしている系? だったら、入っていいよね? 別にいいでしょ? 入場料とか取る訳でもないし、何か資格がいる訳でもないんだから!」
そんな中、尾崎・ナオ(ウザイは褒め言葉・f14041)が現れ、ビル・シャナを素通りして、影の城に入っていこうとした。
「……って、ちょっと待て! まだ俺がいるだろ! 無視するんじゃねえええええええ!」
ビル・シャナが苛立ちを隠せない様子で、大声を上げた。
「……あ、その前に対処しなきゃいけないのね。それが入場料の代わりになるって事でしょ? でも、ナオちゃん、選挙カー嫌いなんよ。ほら、ナオちゃんって、超絶可愛い黒猫ちゃんでしょ? たま~に情報収集かねて猫活やってんだけど、たまり場になってる公園に、よー来るんよ、アイツラ。我が物顔して公園で大音量すんの。ナオちゃん嫌~い。そんな訳で普段の憂さ晴らしさせてもらおうかな」
ナオがビル・シャナをマジマジと見つめ、含みのある笑みを浮かべた。
「いや、それとこれとは関係ないよな? だって、そうだろ! そいつは俺じゃないし、選挙カーなんて、乗った覚えはないぞ?」
ビル・シャナが気まずい様子で、ナオにツッコミを入れた。
「ウッセ、ナオちゃんが世界の法律なんだわ! だから、文句は受け付けないし! あなただって、似たようなモンでしょ? 見るからに、悪そうな感じだし! ……と言うか、悪そのものじゃない! それなのに、偉そうにして! 調子に乗っていると痛い目を見るよ? まあ、これから、痛い目に遭わすんだけど……。そう言う訳で、覚悟は出来ているよね? いや、出来ていなくても、やっちゃうんだけど……。とりあえず、遺書とか書いておく? ほら、ドクター・オロチ向けに、チョチョイっと」
ナオがビル・シャナを煽りながら、ジリジリと距離を縮めていった。
「そ、そう簡単にやられると思ったら、大間違いだ! や、やれ、やっちまえ!」
その事に危機感を覚えたビルシャナが、ボディガード達を呼び寄せた。
それと同時に、ボディガードが連携を取りつつ、一斉に攻撃を仕掛けてきた。
「この状況で、ボディガードを嗾けるなんて、自分から死亡フラグを立てているようなモノだと思うけど……。そもそも、選挙活動費もなければ、人徳ゼロのビル・シャナさんに、協力してくれる人なんていると思う? 例え、いたとしても、ほら……この通り。溜息が漏れる程の雑魚ばかりじゃない。そもそも、マイクを持って、騒ぐ事しかない出来ないのに、偉そうにして……。就寝中のお子様や夜勤の方の事を考えているなら、そんな事をする必要はないと思いまぁす!」
ナオが【煽りは任せろ(イエーイ)】を発動させ、自画自賛をする事で軽口マシーンに変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大させ、ボディガード達を蹴散らしていった。
「ば、馬鹿なっ! 我が精鋭が! う、嘘だろ!? 結構、金を払っているんだぞ? なんで、こんなにも呆気なく……。うぐぐ、こうなったら……」
ビル・シャナが信じられない様子で、激しく声を震わせた。
だが、ビル・シャナが持っている武器と言えば、手に持ったマイクだけ。
それを絶妙な覚悟でゴンと振り下ろしたものの、ナオに致命傷を与える事は出来ず、こめかみを激しく震わせる事しか出来なかった。
「あれあれ~。ひょっとして、口じゃ勝てないから、暴力に訴えるってやつですかぁ~。それなら、やり返されても、文句は言えませんよね~。むしろ、その覚悟があるから、喧嘩を売ってきたわけですし~」
ナオが物凄くイイ笑顔を浮かべ、黒い拳銃を構えると、ビル・シャナの心臓を撃ち抜いた。
「ば、馬鹿なっ!」
その途端、ビル・シャナが信じられない様子で、自分の胸に手を当てたものの、そこから溢れ出した血を止める事は出来ず、漆黒の闇に意識が飲み込まれていった。
そして、ナオは鼻歌を歌いながら、影の城に入っていった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『ドクター・オロチwithマザー』
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POW : メカニカル・シティ
戦場の地形や壁、元から置かれた物品や建造物を利用して戦うと、【戦闘機械】の威力と攻撃回数が3倍になる。
SPD : スチール・ビルディング
戦場全体に【無限増殖機械都市】を発生させる。レベル分後まで、敵は【増殖する戦闘機械】の攻撃を、味方は【自動修復システム】の回復を受け続ける。
WIZ : マザーズ・リンクシステム
レベルm半径内の、敵が制御していない装備・設備を自身の【コアユニット】と接続し、命中率と処理速度を増加させる。
イラスト:みやこなぎ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ムゲン・ワールド
【莉出瑠(f36382)と】アドリブ歓迎
お前があのトビアス本人なのか、トビアスという過去から生まれたオブリビオンなのかは知らないが、当時を知る銀誓館の生徒の一人として、お前はここで終わらせる。
例によって事前に莉出瑠に作戦を伝えておく。
相手はマザーコンピュータのおかげで正々堂々と挑む性格になっているらしい。
ならこちらも正々堂々と、仕込み杖を抜いて一騎討ちを宣言しよう。
相手は強敵「リミッター解除」で全力で臨む。
莉出瑠の不意打ちが成功したら、ユーベルコードを発動。相手は『魔軍転生』とマザーズ・リンクシステムという強化を受けているわけだから、石化効果が発動して相手を石に変えてくれるはずだ
有栖川・莉出瑠
【アナタ(ムゲン(f36307)の事)と】アドリブ歓迎
うー、アナタ(ムゲンのこと)、他の女(ドクターオロチのこと)、ご執心。
アナタ、心通わす、最高、パートナー、ワタシ、だけ。
分からせる、ためにも、最高、支援、する。
ワタシ、アナタ、一騎打ち、後ろ、ずっと、応援する。(認められるなら「コスチュームプレイ」でチアガールの服を着ます)
アナタ、あれ(銀雨時代)から、強く、なった、ドクターオロチ、アナタ、に、必死、なる。
ワタシ、その隙をついて、「不意打ち」、「投げキッス」、する。
ワタシ、こんなスタイル、けど、ユーベルコード、なら、欲情、しちゃう、はず。
石化したら、「ランスチャージ」、砕く
尾崎・ナオ
ふ~ん、機械都市みたいなん作るんだね。
回復装置もついてるようだから機械総無視して本体叩くのが良さそうか。
あのぉ、誰か肉かb…一緒に戦ってくれる前衛さん、いませんかぁ?
笑顔で登場!
ドクター・オロチ久しぶり!超絶可愛いナオちゃんが会いに来たよ☆
っつってもこの個体かどうかってのは別なんだっけ。今日は逃げんなよぉ。
あっは、聞いたよぉ。もう逃げ場無いんだってねぇ?
あれだけ足蹴にしてた猟兵にここまで追い詰められてやんのー。
ねえ今どんな気分? どんな気分!?
ナオちゃんみたいに常に二の矢三の矢考えないからこうなるんだよぉ。
別の個体があるからいいやって思ったんでしょ~。そういうのがね、隙になるんだって。
UC発動し機械上を走り抜ける。
無限に増えてくれる足場なんて最高だね。時折特技のパルクールや真の姿の猫に戻ったりして、敵の攻撃を軽やかに避けて本体に向かっていくよ。スピード勝負!高速射撃で仕留める!
連携取れる猟兵いたら壁にしたり足場にしたりして進もう。
これも勝利のためだ!ナオちゃんだって心苦しいんだぞぉ☆
●
「……風魔小太郎は破れてしまいましたか。まあ、仕方がありませんね。あんなモノになったのでは……」
影の城で猟兵達を出迎えたのは、魔軍転生の術でマザー・コンピュータを憑依させたドクター・オロチであった。
ドクター・オロチは志半ばで散ったドクター・オロチを思い浮かべ、何処か遠くを見つめていた。
「ドクター・オロチ、久しぶり! 超絶可愛いナオちゃんが会いに来たよ☆ つっても、前に会ったのが、同じ個体なのかどうか分からないけど……」
尾崎・ナオ(ウザイは褒め言葉・f14041)がイイ笑顔を浮かべながら、ドクター・オロチの前にやってきた。
「もちろん、覚えてますよ。ナオさん……ですよね? ええ、覚えてます。超絶可愛いナオちゃんを忘れる訳がありません……!」
ドクター・オロチが、キッパリと言い放った。
「あー……、本当は知らないでしょ、その反応。ナオちゃん、傷ついたなー。久しぶりに会えると思ったから、せっかく重装備でやってきたのに……。どうしようかなー。やっちゃおうかなー」
その反応にイラっとしたナオが、ドクター・オロチに視線を送った。
実際には、どんな答えであっても、ヤル気満々であったため、ドクター・オロチが何を言っても、ブチ殺す事に変わりはなかった。
だが、都合のいい肉壁(仲間)がいなかったため、それだけが不安であった。
「……えっ? いや、覚えていますよ、本当に! ほら、あの時! そう、あの時! 間違いありません!」
ドクター・オロチが脂汗を流しながら、必死になって言い訳をした。
だが、言葉を吐き出せば吐き出すほど、ズブズブと泥沼に沈んでいった。
「あ、そういうのは、もういいから。十分に時間稼ぎも出来たし。ひょっとして、気づいていなかった。もう逃げ道は塞がれているから。万が一、外に出たとしても、仲間達に襲われて、フルボッコだから! ざ~んねん!」
ナオが含みのある笑みを浮かべ、ドクター・オロチの顔色を窺った。
「べ、別に逃げるつもりなんてありませんけどねっ! 何故なら死ぬのは、あなた達の方だから……!」
ドクター・オロチが動揺した気持ちを誤魔化すようにして、必要以上に強がった。
「そんな事を言って、内心焦っているよねぇ? あれだけ足蹴にしてた猟兵に、ここまで追い詰められているんだからー。ねえ、今どんな気分? どんな気分!? ナオちゃんみたいに常に二の矢、三の矢、考えないからこうなるんだよぉ。別の個体があるからいいやって思ったんでしょ~。でもねぇ、もう後がないから! 最後だから!」
ナオがニヤニヤとしながら、ドクター・オロチを煽って、煽って、煽りまくった。
「もう怒った。絶対に、許しません!」
ドクター・オロチがムッとした様子で、無限増殖機械都市を出現させた。
「ふ~ん、面白い事をするんだね。まあ、だから、何って感じだけど……。とりあえず、本体を叩けばいいんだし」
すぐさま、ナオが【煽りは任せろ(イエーイ)】で軽口マシーンに変身すると、一気に距離を縮めていった。
それと同時に、機械都市が次々と床から迫り上がってきたものの、パルクールの要領で猫の如くピョンと飛び跳ね、高速射撃でドクター・オロチの身体を撃ち抜いた。
「ぎゃあああああああああああああ、痛いっ! 痛い~!」
その途端、ドクター・オロチが悲鳴を響かせ、ゴロゴロと地面を転がった。
●
「お前が、あのトビアス本人なのか、トビアスという過去から生まれたオブリビオンなのかは知らないが、当時を知る銀誓館の生徒の一人として、お前はここで終わらせる」
そんな中、ムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)が現れ、床に転がるドクター・オロチに対して言い放った。
「さあて、どっちでしょうね。無血宰相トビアス本人か、それとも全く別の存在か。ムシュルルルルル……」
ドクター・オロチが身体についた埃を払い、不気味に笑い声を響かせた。
「うー、アナタ(ムゲン)、他の女(ドクターオロチ)、ご執心。アナタ、心通わす、最高、パートナー、ワタシ、だけ、なのに」
そんな中、有栖川・莉出瑠(サキュバス・キュアのパーラーメイド・f36382)が複雑な気持ちになりつつ、ムゲンの腕をギュッと掴んだ。
「ほらほら、彼女さんも悲しんでいますよ。いっそ、仲良く死にますか? その御手伝いをしてほしいのであれば、協力してあげますよ?」
ドクター・オロチが、莉出瑠達を見つめ、含みのある笑みを浮かべた。
「マザー・コンピュータが憑依している影響で、随分と性格が変わったようだな。ならば、こちらも正々堂々と戦うべきか。もちろん、相手をしてくれるだろ?」
ムゲンが覚悟を決めた様子で、リミッターを解除し、「教会」時代の仕込み杖を抜いた。
「ええ、構いませんよ。遠慮なく掛かってきてください。あなたに、それが出来るのなら……」
ドクター・オロチがまわりにある設備を、自身のコアユニットと接続し、命中率と処理速度を増加させた。
「ワタシ、アナタ、一騎打ち、後ろ、ずっと、応援する」
莉出瑠もコスチュームプレイで、チアガール姿になると、ムゲンを必死に応援した。
「あら、カワイイ。だったら、一思いに殺してあげるわね。あなたの彼を……!」
ドクター・オロチが一気ら間合いを詰め、ムゲンめがけて氷の剣を振り下ろした。
「……クッ!」
間一髪で、その攻撃を受け止めたムゲンが、警戒した様子で後ろに下がった。
「残念でしたね、私を殺す事が出来なくて……!」
次の瞬間、ドクター・オロチが氷の剣をギラつかせ、ムゲンの命を奪おうとした。
「それ以上、駄目」
莉出瑠が【投げキッス(ナゲキッス)】を発動させ、唇から離れた直後の指先からピンク色ハート型の非実体弾丸を放ち、ドクター・オロチを欲情させた。
「な、何よ、この感覚……!」
その途端、ドクター・オロチが違和感を覚え、まったく身動きを取る事が出来なくなった。
「……油断したな」
その隙をつくようにして、ムゲンが【無血宰相殺し(トビアス・キラー)】を発動させ、ナイトメアから湧き出す悪夢エネルギーを「教会」時代の仕込み杖に込め、ドクター・オロチの身体を貫いた。
それと同時に、ドクター・オロチの身体が石化していったものの、トドメを指す事は出来なかった。
「どうやら、運命の女神は、私に微笑んだようですね。そんな攻撃で、私のコアを破壊する事なんて出来ませんよ?」
そう言ってドクター・オロチが傷ついた身体を庇いながら、不気味な笑い声を響かせた。
大成功
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日向・修一郎
トォォォビアスゥゥゥゥゥ!
今度こそ見つけたぜぇ…。てめぇがコピーだろうと何だろうと知ったこっちゃねぇ。Gの如く一匹でも湧こうものならすべて潰してくれるわ!!
正々堂々としか勝負できねぇ、ってんなら小細工なし飛び道具なしのインファイトで勝負しようや。まさか逃げるとは言わねぇよなぁ?
基本は相手の攻撃を【受け流し】つつカウンターの形でUCリベレイションを
叩き込んでいくぜ。
回りのものを利用しようとするなら先手打ってそういうもんは潰す!
正々堂々タイマンっつってんだろ?自分の力で攻めてこいや!
それとも、そんなものがないと前に散々やられたこの力には勝てないってか?
ほかの人との絡み、アドリブは歓迎。
田中・香織
正々堂々向かってくるならこちらも望むところよ。
こちらも真っ正面から受けて立つわ。
卑劣な手を使ってくる手合いよりはこういうタイプの方があたしも好みだから。
フルバースト・マキシマムでアームドフォートの大砲の一斉射撃を撃ち込むわ。
町の地形を利用して向かってくるのなら、大砲で町ごと吹き飛ばして更地にすれば良いだけだから。
ありったけの砲弾をお見舞いするわね。
●
「トォォォビアスゥゥゥゥゥ! 今度こそ見つけたぜぇ……。てめぇがコピーだろうと何だろうと知ったこっちゃねぇ。Gの如く一匹でも湧こうものなら、すべて潰してくれるわ!!」
そんな中、日向・修一郎(復活した戦うパパ・f35504)が、ドクター・オロチに対して言い放った。
「なんですか、騒々しい。そんなに大声を上げなくても分かりますよ」
ドクター・オロチが傷口を隠しながら、ぎこちない笑みを浮かべた。
この様子では、言葉を発する事さえ苦痛なのだろう。
その気持ちを誤魔化すようにして、言葉を吐き出しているようだった。
「まだ、そんな事が言えるなんて、随分と余裕ね」
その横に並ぶようにして、田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)が陣取った。
「……まったく、私もツイていませんね。まさか、こんな事になるなんて……。まあ、すぐに蹴散らしてしまえば済む事ですし、何の問題ありませんね」
ドクター・オロチが隆起した機械都市に身を隠しつつ、氷の剣を振り上げて猟兵達に襲い掛かってきた。
「卑劣な手を使ってくる手合いより、こういうタイプの方が、あたしも好みだけど……」
香織が【フルバースト・マキシマム】で、アームドフォートの大砲を構え、ドクター・オロチめがけて一斉に撃ち込んだ。
「はあはあ……がはっ! 許しませんよ、絶対に」
その一撃をモロに喰らったドクター・オロチが大量の血を流しながら、何かに取り憑かれた様子で氷の剣を振り回した。
「いいね、いいね。その目だ、その目! まだまだ、いけるだろ?」
即座に、修一郎が氷の剣を受け流し、【リベレイション】で英霊を憑依させ、細雪(仕込み杖型の長剣)でドクター・オロチを斬りつけた。
「それじゃ、これはオマケしておくわね」
そこに追い打ちを掛けるようにして、香織がありったけの砲弾を御見舞いした。
「ふ、ふざけた真似を……」
ドクター・オロチがズタボロになりながら、虚ろな表情を浮かべて、氷の剣を握り締めた。
だが、意識が朦朧としているため、氷の剣を持つ手が小刻みに震えていた。
「さて……と、そろそろ仕上げをするか。どうせだったら、華々しく散りたいだろ? その願い……叶えてやるぜ!」
それと同時に、修一郎が縮退砲を構え、ドクター・オロチめがけて、ぶっ放した。
「ぎゃああああああああああああ!」
次の瞬間、ドクター・オロチが断末魔を上げて爆散し、影の城が音を立てて崩れ始めた。
そんな中、修一郎が天井から雨の如く降り注ぐ瓦礫を避けながら、影の城から脱出するのであった。
大成功
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