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怪電波と繋がる場所

#UDCアース

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#UDCアース


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●キャンプ場で広がる噂話
 長閑なキャンプ場は賑わっている。春先の過ごしやすい気候で気心知れた者達と交流しているようだ。新生活が始まってからは語り合いたい事も多いらしい。
「こうやってカレー作るの久し振りだよな。あれか学校行事以来か?」
「かもな。あの時は揉めたよなぁ。どう切るかとか味付けとかさ」
 同窓会なのだろうか、男女数人のグループが活動している。団体行動故のあるあるを話しながら彼ら彼女らの手は進む。飯盒で米を炊き、スパイシーな香り漂うカレーを作っているようだ。
「なぁ、聞いたことあるか? キャンプ場みたいな電波が届かない所で繋がるサイトの話」
「なんだよそれ、オカルトに傾倒し始めてんの?」
 思い出話からここ最近の出来事に話題が移っている。その中で出たのが不気味なサイト。
「願いを叶えてくれるサイトって話でさ。サイトに繋がったら近いうちに願いを叶えてくれるって」
 語る男は楽しげでありながら狂気が滲む瞳にて笑うのだ。新しい贄を求める教信者のように。

●広がるのは荒唐無稽な成就の儀式
「さ、キャンプ場にカレー食べに行きましょう?」
 いつものように胡散臭い笑みにて安海・藤子(ダンピールの死霊術士・f02909)は告げる。突拍子もない事にグリモアベースにいる猟兵達の視線はまたかと言いたげだが、気にせず詳細を説明し始めた。
「今回はUDCアースよ。電波が繋がらない場所で繋がるサイトに願いを告げると叶うって噂が流れ始めようとしているの。それだけならよくある話なんだけど、ここに邪神が絡んでくるの」
 願いが叶う訳ではなく、狂気に侵された被害者が欲望のまま行動する。大金持ちにと願ったら銀行強盗を起こし、邪魔するものを全て殺す、という感じに。
「話を広められる前に止める事が最初にやってほしいの。他にインパクトのある事を教えたら狂気も吹っ飛んで行っちゃうわ。そのあとに儀式を行ってもらうわ」
 この場で阻止できても元凶を仕留めなければ鼬ごっこだ。人々の安全を護る為にも必要になる。
「儀式については教えてもらうか、実際にサイトを見てみるといいと思うの。相手は一筋縄でいかないけど、歴戦のあなた達なら問題ないでしょ?」
 全幅の信頼を寄せて彼女はグリモアを起動させた。勝利の報告が届くと信じ切った様子で猟兵達を見送る。


紫雨
久しぶりのUDCアース、お久しぶりです。紫雨です。
キャンプ場でカレーを食べるっていいですよね、私は大好きです。
1章はキャンプ場で怪奇現象の話をしているグループにインパクトを与えてください。怪奇現象から注意を逸らせれば十分です。
2章は彼らからもしくはサイトから手に入れた情報で儀式を行います。元凶の邪神について知れるかもしれません。
3章はその元凶との戦闘になります。全力で倒してください。
今回は各章の説明をのさせていただきました。わかりやすいようならこのスタイルで行こうと思います。
皆様の素敵なプレイングをお待ちしております!
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第1章 日常 『カレーパーティー!』

POW   :    あまくち

SPD   :    ちゅうから

WIZ   :    からくち

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

高岩・凛
多喜(f03004)と。

おうどうもどうも、隣のテントの人?わざわざご挨拶ありがとうね。
ああこれ?まだ夜の山は冷えっからね、あったけえんだよこの……寝袋?着ぐるみ?サメ?サメ。うん。サメ。
そんなことより蛤食う?キロ単位で持ってきたからさ、どんどん焼いてっけど食いきれねえんだわ。ほら遠慮せずに食ってってくれよ。
……は?サイト?電波?いや知らんわいいから蛤食えってんだよ俺は蛤焼いてんだよ食えよほら牡蠣もあるぞもちろんキロ単位だオラッ覚悟しろや

とかそんな感じで噂とかそれどころじゃなくしてやる。


数宮・多喜
【アドリブ改変大歓迎】

凛さん(f17279)と。
さーてキャンプ場だってのに妙な事やってる奴らを黙らせないとねぇ……
しかしまぁよく思い付いたねぇ、このカッコ。
アタシもすっかり忘れてたよ!
んじゃちょっと怪しい所を揺さぶってくるよ、
凛さんは手筈通りに頼まぁ!

影の追跡者で周りのテントの様子を『情報収集』し、
特に噂に熱心な奴らに目星を付けて。
『コミュ力』活かして「作り過ぎた」って
カレーの差し入れに行ってくるよ。
……サメぐるみ姿でね!
ついでに差し入れカレーもデスソース入りの超激辛だ、
ミステリどころじゃない大混乱になるんじゃね?



 複数のテントが立ち並び、それぞれが思い思いに過ごしている中、目立つ姿で歩く者が居る。
「さーてキャンプ場だってのに妙な事やってる奴らを黙らせないとねぇ」
「手筈通りにな。こっちは任せな」
 作りすぎたカレーの鍋を手に近くのテントへ向かっていくのは数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)だ。彼女と共にここへ来た高岩・凛(名誉カフェモカ執事・f17279)は火の番をしつつ蛤を焼いている。
「どうも、こんにちは……えっと、暑くないんですか?」
「おうどうもどうも、隣のテントの人? わざわざご挨拶ありがとうね。ああこれ? まだ夜の山は冷えっからね、あったけえんだよこの……サメの寝袋」
 機械じみた見た目のサメの着る寝袋姿でトングを掴んでいた。声をかけた女性が唖然としているが当人は気にしている様子はない。おもむろに焼けた蛤を紙皿に乗せ、差し出した。
「そんなことより蛤食う? キロ単位で持ってきたからさ、どんどん焼いてっけど食いきれねえんだわ。ほら遠慮せずに食ってってくれよ。他にもあるしよ」
「え、あ、はい。いただきます。貴方も儀式をしに来たんですか?」
 凛の圧に押し負けて彼女は蛤の乗った紙皿と割り箸を受け取る。しゃがんで食べながら、凛にオカルト話を振った。凛は話を聞いているが、彼女が食べ終わる前に次の焼けた蛤を差し出す。わんこ蛤になっていた。
「……は? 儀式? いや知らんわいいから蛤食えってんだよ俺は蛤焼いてんだ。まだ牡蠣もあんだよ。食ってけよ」
 次から次へと貝類を焼く凛に圧倒され彼女は美味しい貝類を食べ続けるしかない。

 一方その頃、鍋を抱えて歩く多喜は影の追跡者にて熱心に話をしている社会人の集団を見つけ出していた。儀式を止めるならそこへ行くのが一番。
「こんにちはー、ご飯の準備中ですか?」
「こんにち……え、その恰好動きにくくないんすか!?」
 わいわいやってる輪に人の好さそうな笑みにて入っていく。サメの着る寝袋姿で。その姿に彼らは騒然とする。
「暖かくてちょうどいいんですよ。あ、これ作りすぎちゃったので良ければ食べてね」
「え、いいんですか! やった、美人の手料理!」
 多喜がカレーの鍋をテーブルに置いた。その事に彼らは沸き上がる。彼らのカレーと食べ比べるようカレー皿の真ん中にご飯をよそい、両側にそれぞれカレーをかけた。
「早速いただきます!」
 全員が多喜の作ったカレーを一口、次の瞬間、誰もが撃沈。それもそのはず、多喜が用意したカレーはデスソース入りの超激辛仕様なのだ。余談だが、唐辛子系の辛味は水分より牛乳等油分が多い物の方が早く辛味が引いていく。
「辛すぎましたか? これを飲んで」
「あ……ありが、とう、ございます」
 彼女が差し出したのはキンキンに冷えた水。辛味が引くまで長引くのだが、誰もその事を知らずに飲み干した。何度もお代わりしながら辛味が引くのを待つ。
「ゆっくり食べてくださいね。たくさんあるので」
 にっこりと笑って多喜が自分のテントへと戻っていく。その姿を見ながら、彼らは超激辛とわかりつつも食べるらしい。美人からの料理に浮かれ切ってる彼らは儀式の事を忘れてしまったようだ。

 二人の活躍により、一般人達によるオカルト儀式が行われることは無いだろう。かわりに着る寝袋ブームが静かに始まりそうな予感を滲ませていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『電脳怪異降臨儀式』

POW   :    特殊な舞踊や寝ずの番を行う。

SPD   :    小道具の調達や奇怪なコードの打ち込みを行う。

WIZ   :    召喚術式の解読や魔術儀式の詠唱を行う。

👑7
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

高岩・凛
【アドリブ改変大歓迎】

多喜(f03004)と。
……さて、悪ふざけも飽きたしそろそろ真面目にやりますかね。
たしか「電波が届かない所で繋がるサイト」だったか? さっきあちこちで言ってけど……こういう時は多喜に任せっか、下手に慣れてない奴が触るよりその方がいいだろ。

……でもやっぱ気になるし後ろから覗いてっか、どれどれ(と同時に選択UC【収容違反兆候】を無自覚に発動。元凶の意図しないタイミングで強制的に接続し、「願いを告げる」過程を飛ばして邪神を引きずり出す)
っと何だ、急に……待て待て待て、繋がりやがった!? 何が起きてやがる……!?大丈夫かコレ!?


数宮・多喜
【アドリブ改変大歓迎】

続けて凛さん(f17279)と。
噂をちょいと捻じ曲げるくらいはできたと思うけれど……
さすがにアタシのスマホでも、アンテナは強くしてるが
後はそれでどんな妙な情報を掴むか、だものなぁ。
一体どんなチャンネルに繋がる事やら。
凛さん、ちょっとアタシのスマホ見てくれるかい?

ってなんだこの妙な感覚?
アタシら何か願ったっけ!?
このサイト、なんかヤバい感じで繋がってねぇか!?
必死で空間の歪みか何か、とにかく予兆をテレパスで『情報収集』して、
次に何が起こってもいいように身構える!



「さて、悪ふざけも飽きたしそろそろ真面目にやりますかね。これだけインパクトあれば充分だろうしな」
 テントの群れが見えない場所へ移動してきた高岩・凛(名誉カフェモカ執事・f17279)は着る寝袋を脱いでいた。同じく戻ってきた数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)も着る寝袋を脱いでいる。
「ざっと聞いた限り、歩く鮫を見たって話が広まってるわ。これなら問題無いでしょ」
 影の追跡者を通して現在の話題を聞いていた。彼ら彼女らの興味を反らせたなら次の段階へ。
「さて、アタシのスマホでも、アンテナは強くしてるが後はそれでどんな妙な情報を掴むか、だものなぁ」
「たしか「電波が届かない所で繋がるサイト」だったか? さっきあちこちで言ってけど……そんなもん、本当にあるんかね?」
 噂話を探す為、端末を操作する。その手元を後ろから凛が覗き込む。キーワードとなる言葉を口に出しながら、それがさらなる混乱を呼ぶとも知らずに。
『ねがい きき とどけ たり』
「って、え? なんだこの妙な文章。アタシら何か願ったっけ!?」
 検索画面がいきなり切り替わった。無意識に発動された凛の『収容違反兆候』が原因である。視線を向けるという行動により因果を歪め、願うという工程を飛ばしたのだ。
「何だ、急に……待て待て待て、繋がりやがった!? 何が起きてやがる……!?」
「と、とにかく。情報を集めないと」
 『超感覚探知』を発動し、邪神の予兆をかき集める。些細なことでも優位に立てるようにと集中していく。
 現れる場所、ここより奥まった林の中。ゲートらしき物は形作られている。
 現れる時間、今から三十分後。完全にゲートができるまで。
 邪神の目的、自我を対価に願いを叶える。教信者を増やすこと。
「凛さん! この先に現れる! 急ごう!!」
「おぅ! 多喜に任せて正解だったな」
 感じ取った情報を元に彼女は走り出す。その後を凛が追いかけるよう。慣れている彼女だからこそ短時間で情報を集めることができた。
 二人が駆けつけた場所には半端に作られているゲートだけが、そこにある。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。



自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
                      プロデューサーより



「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん、ただいま参上」
 召喚陣の前に音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)は立っている。口上と決めポーズはバッチリ動画撮影ドローンに収められた。
「……って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。うう、これも番組の為なのね」
 ボソリと呟いた本音が配信に乗ったかどうかは神のみぞ知る。改めてゲートの方に視線を向けた。
「今日は邪神降臨の阻止をしにきたわ。ってどうしたらいいのよ」
 召喚を止めたいが、半端な攻撃では阻止できないだろう。このままでは配信的にもよろしくはない。ネガティブな彼女にとって生命線である番組が炎上したら、という恐怖が首をもたげる。
「うう……どこからでも来なさいよ」
 彼女の恐怖心から生まれたバロックレギオンが群れをなした。召喚陣を取り囲むように展開されたバロックレギオン達は主に恐怖心を抱かせた存在が現れるのを静かに待つ。
 この地に邪神が降臨する。残るは彼の神の思惑を砕くのみ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『『黄昏色の啓蒙』祈谷・希』

POW   :    苦痛を受けよ、精神を死へと返せ。救済の日は近い
自身が装備する【『黄昏の救済』への信仰を喚起させる肉輪 】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
SPD   :    黄昏を讃えよ、救済を待ち侘びよ
【紡ぐ言葉全てが、聴衆に狂気を齎す状態 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ   :    痛みと苦しみが、やがて来る救済の贄となる
【瞳から物体を切断する夕日色の怪光線 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は火奈本・火花です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

高岩・凛
【アドリブ改変大歓迎】
よっしなんでだかわかんねえけど出てきやがったなボケがぁ!さっさとボロクソにしてキャンプだキャンプ!

多喜(f03004)がお膳立てしてくれてる内に「ハザードライバー・リゲイン」を装着し義手を展開してハザードリゲイン(ICの姿)になる。
そんで今度は俺のほうが前に出て「ヒュームブレイカー」で多少無理やりだろうと『武器受け』したり馬鹿みてえにでっかい頭をどつき回したりで時間を稼ぐ!

んーでトドメの一発に思いっきしぶち込んでやる!たっぷり貰った分全部「ヒュームブレイカー」に載せて返してやるよ!オマケで『武器改造』もつけといてやる!景気良く吹っ飛んでけや!


数宮・多喜
【アドリブ改変大歓迎】

奴さん出てきやがった!
さーて凛さん(f17279)、こっからが本番さ。
あの邪神が状況を把握する前に畳みかけようじゃないか!
サイキックの『オーラ防御』を展開し、
動き回りながら電撃の『属性攻撃』を周囲に放って足止めにかかる。
そうしてハデに動いて注意を『おびき寄せ』、凛さんの変身を狙わせないようにする。
その間に周りの静電も貯まるだろ!

当たればただじゃ済まないからね、
怪光線が放たれたら必死で躱す!
けれども防戦一方じゃない、【超感覚領域】が展開できてるだろうからさ!
そうして『マヒ攻撃』も加えてより一層動きを鈍らせた時が最高のタイミングさ。
後は任せた、ぶちかましちまえ凛さん!



 バリケードのように展開されているレギオン達の奥、ゲートは開かれる。頭部のみの巨体が顕現し始めていた。
「奴さん出てきやがった! さーて凛さん、こっからが本番さ」
「よっしなんでだかわかんねえけど出てきやがったなボケがぁ! さっさとボロクソにしてキャンプだキャンプ!」
 臨戦態勢をとる数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)と高岩・凛(ヒーローのなりそこない・f17279)である。邪神討伐が主だが、終われば楽しいキャンプを行う余裕はある。
『願われた故に我はここにいる。汝らの願いは叶えられた』
 完全な姿を現した邪神、『『黄昏色の啓蒙』祈谷・希』は厳かに声を発した。死を救済と謳うそれを許す者はここにはいない。
「あの邪神が状況を把握する前に畳みかけようじゃないか!」
 サイキックによるオーラ防御を纏い、飛び出す。やるべきことは時間稼ぎであり、下準備。邪神の視線を奪うように縦横無尽に駆けていた。
『邪魔をする愚か者共よ。断罪の時なり』
 厳かな声音で邪神は告げる。見開かれた瞳から夕日色の怪光線が放たれる。光線が触れた大地が抉れ、樹木が切り倒された。縦横無尽に走る怪光線を避けながら多喜は隙を探る。
「多喜がお膳立てしてくれてる内に、だ」
 『ハザードライバー・リゲイン』を装着し義手を展開、ハザードリゲインへと変身する。黒鉄の装甲を纏い、大振りな剣『ヒュームブレイカー』を構え前線に飛び込む。彼女が切り裂いたのは多喜を狙った怪光線。
「待たせたな。こっからは俺の番だ」
 役割を入れ替えるように多喜が後衛へ下がる。前衛に踊り出た凛は邪神の瞳から走る怪光線を切り裂き続けた。避けれるものも斬り捨てているのだから理由があるのだろう。
「後は任せた、ぶちかましちまえ凛さん!」
 時間を稼いでいたのは凛の為もだが反撃のためでもあった。多喜が瞳に手を翳す。それは狩場が整った証。彼女のサイキックは雷に由来しているものが多く、これもその一つ。
 満たされた静電が矢となり邪神を貫いた。
『救さいを、拒む者、にてっ槌を』
 痺れた邪神の言葉は不自然であり大きな隙となる。それを見逃す者はいない。 
「景気良く吹っ飛んでけや!<<regainst,active>>」
 受けた攻撃を自らの感情を火力に変えて、凛は不敵に笑う。彼女に見えているのは半壊した邪神の姿だ。
 ついでにと怪光線を斬り裂きながら懐へと入り込む。下からかちあげたら返す刃を振り下ろした。
 派手に火花をちらしながら衝撃で邪神は後方へと吹き飛ばされる。致命となる一撃を受けたのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ミリィ・ライジング(サポート)
『白銀は孤高に煌めく、でも私は孤独じゃない!』

心情:
いつもはお兄ちゃんと一緒だけど、一人でできる事も頑張らないとね。

性格:
家事が得意なしっかり者で、一癖も二癖もある化身達のまとめ役。

戦闘スタイル:
主にユーベルコードで化身を召喚して、召喚した化身で攻撃する。
攻撃だけでなく、仲間の回復や自身の行動成功率を上昇させる等。

本人の攻撃は五行の属性攻撃を付与した手裏剣や護符の投擲。
五行の相生や相剋に関して知識が深く、それを活かした応用も。

連携・アドリブなどは大歓迎。


ミルディア・ディスティン(サポート)
「サポート?請われれば頑張るのにゃ!」
 UDCでメカニックして生計を立ててるのにゃ。
 『俺が傭兵で出撃して少し足しにしてるがな?』
 ※自己催眠でお人好しで好戦的な男性人格に切り替わりますがデータは変わりません。

 ユーベルコードはシナリオで必要としたものをどれでも使用します。
 痛いことに対する忌避感はかなり低く、また痛みに性的興奮を覚えるタイプなので、命に関わらなければ積極的に行動します。
 公序良俗は理解しており、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。むしろ積極的に助ける方です。
 記載の無い箇所はお任せします。よろしくおねがいします。


仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣で攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います



『何故、救済を、受け入れぬ』
 途切れ途切れに語る邪神の前に新たな猟兵達が現れる。影が一つ、飛び出した。
「お前の救済を誰も求めていないからだ」
 邪神の問い掛けに答えたのは仇死原・アンナ(地獄の炎の花嫁御 或いは 処刑人の娘・f09978)である。言葉と共に鉄塊剣『錆色の乙女』を振り下ろした。
『黄昏を讃えよ、救済を待ち侘びよ』
 拒絶された事実を認めようとせず、邪神はただ自らの正義を振りかざす。その声は狂気を掻き立て、邪神は視界に写る全てを自らの敵と定義した。
 刃が振り下ろされたにも関わらず、避ける素振りを取らない。難なく受け止めた神の体は微動だにしない。
「硬くなったか」
 手に重さが響くもアンナは表情を変えない。だが、すぐに動くことが難しい今、狂気を齎す声に曝されてしまうだろう。
「援護します。若き悪童よ、その弾丸で悪を撃ち抜け!」
 ミリィ・ライジング(煌めく白銀・f05963)が喚び出したのは射撃の名手。乾いた音と共に銀の弾丸が放たれた。
 弾丸へ敵意を向けた邪神。どうやら素早く動く物に反応しているようだ。
「あたしもお手伝いするにゃ!」
 ミルディア・ディスティン(UDCの不可思議メカニック・f04581)もサモニング・ガイストにて古代の戦士を喚び出す。槍を構えての突撃にて標的を絞らせないように立ち回っていた。
『救済を、救済を、黄昏が救済を』
 壊れたラジオの様に救済をと口にする姿は神に縋る信者の姿と重なる。この場に邪神を憐れに感じる者は存在しない。誰もが邪神の視線を奪い続けている現状、先ほどまで前線に居た人物を隠している事に彼の髪は気付いているだろうか?
「静かに速やかに眠るがいい……」
 アンナの言葉と共に邪神の眉間から鉄塊剣が生える。素早く動く味方の影に隠れ邪神の背後に回り不意の一撃を与えられたのだ。そのまま刃を下に振り下ろし、致命傷とする。
『き、きゅ……さい、をっ……』
「これが最後です。お願いします!」
「燃やしちゃえにゃ!」
 ひび割れた声音で尚も狂気を振りまこうとする邪神へ止めの一撃を見舞う。弾丸はかろうじて繋がっている頭部を貫き両断。塵へと変わる体躯を高火力の炎にて焼き払った。
 燃え上がる炎に紛れた声が聞こえたような気がする。それも炎が弱まり、消える頃には何も聞こえなくなった。
「終わりましたね」
 鉄塊剣を仕舞い、アンナは警戒を解く。処刑人としての時間は終わりだ。
「無事に終わってよかったです。ありがとう、キッド」
「依頼完了にゃ! みんなもありがとうにゃ」
 ミリィとミルディアも喚び出した者達に礼を言い、帰してた。もうここで戦う必要はない。
 不穏な空気はもうどこにもなく、怪しい儀式の噂は着ぐるみ達がかき消した。ここに残るのは平和な山、安全なキャンプ場。
 すぐに自分たちの世界へ帰ってもいいが、羽休めにキャンプ場で遊んで行ってもいいだろう。猟兵達が掴み取った平和を甘受する権利はあるのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年08月26日


挿絵イラスト