魔軍転生『フルスロットル』
●追い詰められた侵略者
「ムシュ〜ここまでやられちゃうとは……」
猟兵達の奮闘によって、『ドクター・オロチ』の配下は片っ端から倒されてしまっている。これでは目的であった『残るフィールド・オブ・ナイン3体の蘇生とスカウト』の達成はままならない。それどころか、彼の居場所を掴んだ猟兵達が、いつ討伐にやってきてもおかしくない。
「しょうがない。風魔小太郎にはとっておきの『百面鬼の術』を使って貰うとして、ボクも『魔軍転生』でフィールド・オブ・ナインを憑装しておこう!」
そう言って、ドクター・オロチは『フルスロットル・ヴォーテックス』を自身に憑装させる。
「あれ? この術使うと性格引っ張られちゃうはずだけど、何も影響がないね。まあいいや! ここには『ボクの本体』を持ってきちゃってるから負けられないし、こっちの方が都合がいいね!」
『髑髏の鎧とオブリビオン・ストームでできた肉体』を持つドクター・オロチは、影の城で猟兵達を待ち受ける……。
●決戦! ドクター・オロチ!
「皆、アポカリプスヘルでの戦いが実を結び、遂にこの地を侵略するドクター・オロチの居場所が判明したぞ。今こそ決戦の時だ!」
グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は、集まった猟兵達に向けて決戦の宣言を行った。
「ドクター・オロチの拠点は、『メンフィス灼熱草原』の中心部にある、漆黒の『影の城』だ。ここに乗り込んで、かのオブリビオンを討伐するのだ!」
遂に直接戦うことが出来る。とはいえ、場所は相手の拠点である。当然そこには防衛戦力も存在する。
「この城は、風魔小太郎によって防衛されている。彼は風魔忍法奥義『百面鬼の術』によって無数の『ウォーキングタンク』に変化しているようだ。強力な砲撃に注意だな」
更に、ウォーキングタンクには『V12エンジン』が搭載されており、全身に搭載した複数のエンジンで強力な突進も行ってくるとのことだ。
「風魔を撃破すれば、ようやくドクター・オロチとの決戦だ。奴は魔軍転生でフルスロットル・ヴォーテックスを憑装させている。オブリビオン・ストームを生み出すその力は脅威的だ」
髑髏の鎧とオブリビオン・ストームでできた肉体を手に入れたドクター・オロチは、戦争時のフルスロットルと同様のユーベルコードを用いて戦うとのことだ。
「フィールド・オブ・ナインを憑装したドクター・オロチは間違い無く強敵だ。しかし、その悪しき企てを見過ごせば、この先どんな事態となるか想像も付かぬ。必ずここで討伐するのだ!」
百々は猟兵達を激励すると、彼らを戦場へと送り出すのであった。
夢幻
●マスターの夢幻です。
●勝利条件
最終決戦シナリオが、成功本数が20本に達した日(達成日)で結果が変わります。
【5月1日午前中まで】ドクター・オロチを完全撃破し、影の城からオロチが何度でも蘇っていた原因とみられる「コンクリ塊」を回収、猟兵達で保存します。
【5月15日午前中まで】ドクター・オロチを撃退し、何も持ち帰らせません。
【それ以降】ドクター・オロチは、すんでのところで残る3体のフィールド・オブ・ナインを発見します! そのうち2体を連れ帰り、1体をアポカリプスヘルに残していきます。
●風魔小太郎は最終決戦シナリオが20本成功すれば倒せます。
第1章 集団戦
『ウォーキングタンク』
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POW : 機銃掃射
【砲塔上部の重機関銃】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 対猟兵弾
【対猟兵用の砲弾を装填した主砲(連続砲撃)】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
WIZ : キャニスター弾
単純で重い【散弾】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
イラスト:良之助
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ツキカ・アシュヴィン
あの脳みそオバケをやっつけるチャンスっちゅうワケやな!
よっしゃ、やったるでー!
ちゅうても、まずはコイツらを何とかせなアカンな。
エンジン積んでごっつい速度で走り回っとるけど…元々トップヘビーなんを無理矢理加速させてええモンなんやろか?
ちゅうコトで、足を狙ってアサルトライフルで攻撃してくで。
命中したら『嘴星、獲物を啄む』発動、弾丸を結晶化させて楔にして脚を破壊してみよかと。
囲まれたり機関銃で撃たれたりせんように、走り回って距離を取りつつ一撃離脱を徹底する方向で立ち回ってくで。
一通り動きを封じたら、後は致命的っぽい部位を撃ち抜いてトドメを刺してく。
「あの脳みそオバケをやっつけるチャンスっちゅうワケやな! よっしゃ、やったるでー!」
影の城の前に転移してきたツキカ・アシュヴィン(星追いの渡り鳥・f24375)は、遂にドクター・オロチを完全に滅ぼすチャンスが来たとやる気全開の様子だ。しかし、主を倒させまいと奥義で変身した『風魔小太郎』―――『ウォーキングタンク』の集団がそれを阻む。
「よっしゃ、まずはコイツらを何とかせなアカンな。エンジン積んでごっつい速度で走り回っとるけど……元々トップヘビーなんを無理矢理加速させてええモンなんやろか?」
敵はどう見てもバランスが悪いのだが、『V12エンジン』の出力で無理矢理体勢を立て直してツキカへ向けて突進してくる。エンジン全開で爆走するその姿は、なかなかにシュールだ。
「これならちょっと崩してやればお終いやな。ちゅうコトで……足を狙っていくで!」
アサルトライフル『CR-WA96AR3/CST』を構えたツキカは、ウォーキングタンクの脚部を狙って弾丸をぶち込んでいく。
「ダメ押しにこれでどうや!」
更に、ユーベルコード『嘴星、獲物を啄む』で命中した弾丸を結晶化させて肥大化させる。こんなものを喰らってしまえば、足は完全に破壊され、ウォーキングタンクはその勢いのまま盛大にずっこける。転倒のダメージも合わせて、もはや足を撃ち抜かれた機体は、その機動力を完全に失っていた。
「おっと、コケてもアレは固定砲台や。気を抜かずにいくで!」
動けなくなっても敵の上部の機関銃は健在だ。ツキカはその射線に入らないように走り回りつつ、一体ずつ倒れたウォーキングタンクの中枢を破壊して、確実に動作不能に追い込んでいくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
メンカル・プルモーサ
さて……ついにドクターオロチとの決戦か…
本体が別にあったから今まで復活出来た訳ね…じゃあそれを確保しないとか
…というか本体がコンクリ塊…コンクリに詰められたかららしいけどそれでも活動出来るのはしぶといなぁ…
…ふむ…まずはあのウォーキングタンクをどうにかしないとか…
…砲撃に突進となかなかに厄介…だけど今は集団戦だから…
【汝、猪間なに動く事能わず】を発動…敵の動きを改竄して自分を狙う銃口や突進の角度をずらして隙を作るついでに同士討ちを狙うとしよう…
…重奏強化術式【エコー】で威力を高めた雷撃術式を発動…
…残ったウォーキングタンクを撃破していくとしよう…
サイモン・マーチバンク
あの戦車って突進してくる時は二足歩行で頑張るんですかね……?
とりあえず機動力は相手の方が上です
囲まれないように気を付けつつ戦いたいですが……
敵のシルエットは人間に近いです
だから砲塔を頭部として認識
UCを発動して角を生やしちゃいましょう
そのまま頭をぐりっと操作し、砲台の向く方向をめちゃくちゃにしてやります
俺のいる方向じゃなければどこでもいいです
狙うは同士討ち
増強したパワーでどんどん暴れてもらいますよ!
あとは体勢を崩さないよう気を付けつつ積極的に相手に接近
砲台を無力化できれば近づくのも怖くないはず
加速と突進をさせる前に『ムーンストライク』でベコベコにしていきましょう
【怪力】で叩き潰します……!
影の城の前へと転移してきたメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)は、独り言のようにぶつぶつとオロチの情報を確認、考察している。
「さて……ついにドクターオロチとの決戦か……。本体が別にあったから今まで復活出来た訳ね……じゃあそれを確保しないとか。……というか本体がコンクリ塊……コンクリに詰められたかららしいけどそれでも活動出来るのはしぶといなぁ……」
コンクリ塊というのは、シルバーレイン世界でのかつての戦いの際に能力者がそうやって封じ込めたそうだ。そこから復活を果したわけであるから、ドクター・オロチのしぶとさは筋金入りである。
「あっ! 戦車が二足歩行で突進して来ました! とりあえず機動力は相手の方が上みたいです。囲まれないように気を付けていきましょう」
「……ふむ……まずはあのウォーキングタンクをどうにかしないとか……」
いろいろと興味深い事項はあるが、先ずは目の前の敵を倒すところからだ。風魔小太郎が変身したウォーキングタンク達が突撃を仕掛けて来たことに、サイモン・マーチバンク(三月ウサギは月を打つ・f36286)が警戒を促す声を上げた。それを聞いて、メンカルも迫る敵への対処に移る。
「……砲撃に突進となかなかに厄介……だけど今は集団戦だから……。うん……これで同士討ちを狙うとしよう……」
メンカルは『汝、意のままに動く事能わず』を発動し、主砲の狙いを付けていたウォーキングタンクの動きを改竄する。そして狙いをズラされた『対猟兵弾』は、隣にいたウォーキングタンクに直撃した。
「なるほど、同士討ちはいい手です。 それじゃあ俺も……こうやって、砲台の向く方向をめちゃくちゃにしてやります!」
サイモンも別の手法で、メンカルと同じく同士討ちを狙う。彼が行ったのは『デビルズ・ディール』による強制操作だ。敵のシルエットは人間に近い要素がある。そこに無理矢理当てはめれば、砲塔は頭部と言えなくも無い。……とくれば、角を生やして操作することも可能になるとの寸法だ。
「増強したパワーでどんどん暴れてもらいますよ!」
「……いくら出力が上がっても……それを生かせないように戦えば問題はない……」
主砲の同士討ちと突進の誘導で、二人は無傷のままに敵軍を翻弄している。とはいえ、其れは自在に操れると言うほどでは無い。これでは敵を殲滅するには、少々足りないか。
「……残敵を相当する必要があるか……雷撃術式を発動……」
「『ムーンストライク』で、ベコベコにしてあげましょう!」
そこでメンカルは重奏強化術式【エコー】で威力を高めた雷撃術式を用いて、サイモンは杵に似たハンマーの一撃で、半壊したウォーキングタンクを完全に沈黙させていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ルドラ・ヴォルテクス
●アドリブ連携OKです
『戦車群を確認、掃討準備願います』
集団をまとめて相手にするなら、まとめて破壊するだけだ。
SPD【メーガナーダ】
リミッター解除、限界突破!お前たちは邪魔だ!押し通らせてもらうぞ!!
メーガナーダの爆雷で、周囲の地形ごと破壊、爆撃、電撃の威力を高め、行動不能にしていく。
攻撃はメーガナーダをチャンドラー・エクリプスの盾に帯電、高出力のシールドとして防ぎつつ、反撃、トドメはアンピュテイターの切断能力で確実に破壊する。
この先にいるオロチの前哨戦だ、フルスロットルはこんなものじゃなかったが、肩慣らしには良さそうだ。
一度はその生を止めたはずの猟兵が、再び戦場へと舞い戻る。
『戦車群を確認、掃討準備願います』
「集団相手だな。それなら、まとめて破壊するだけだ」
蘇りしルドラ・ヴォルテクス(終末を破壊する剣“嵐闘雷武“・f25181)は『リグ・ヴェーダ』の補助音声を聞くと、迫り来るウォーキングタンクの集団に向けて戦闘態勢を取った。
「リミッター解除、限界突破! お前たちは邪魔だ! 押し通らせてもらうぞ!!」
ユーベルコード『メーガナーダ』を発動して猛獣の如く暴れ狂う紫電を纏ったルドラは、敵の集団へと突っ込んでいく。
「うおおおおお!!!」
そして彼の咆哮と共に周囲に放たれた震電は、周囲の地形ごと敵を破砕して行動不能に陥らせる。
しかしそこで、仲間があっさりとやられたのを見た他のウォーキングタンク達は、突撃から主砲による遠距離射撃に方針を切り替えたようだ。
「近づいて来ないならば、こちらから行くだけだ!」
ルドラは帯電させた『チャンドラー・エクリプス』を高出力のシールドとして使って敵の主砲を防ぐと、攻撃したウオーキングタンクへと突進する。そして、『アンピュテイター』によって敵を斬断し、確実に葬っていった。
「これはこの先にいるオロチの前哨戦だ。フルスロットルはこんなものじゃなかったが、肩慣らしには良さそうだ」
この先に待ち受けるドクター・オロチは、グリモア猟兵の情報によればフルスロットル・ヴォーテックスを憑装していると言う。そんな強敵との戦いのため、ルドラはこの前哨戦で戦いの勘を取り戻していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ。
出たわね、のうみそくまさん。
SSWで私の地雷を踏んだあんな装置をつくったあなたを許しはしない。覚悟はよろしくて?
で、百面鬼の術を使った風魔小太郎がまず相手なのね。邪魔をしないでほしいのだけど。よりにもよって集団敵になるなんてね、私にとってはいい糧でしかないわよ?
対猟兵弾?そんなもの私の多重詠唱結界術の前では玩具も同然よ。まぁ、化術で実際に玩具に変えてるのだけど。
さて、私のユーベルコードはあなた達の過去を踏みつけ未来を奪い不幸を与えるわ。そして、その分私に幸運を齎すの。そう、それは御都合主義と呼んでも過言ではないほどの幸運を。
例えば、不幸にも雷(天候操作、雷属性攻撃)に撃たれた個体が砲弾を暴発、フレンドリーファイアが不運にも連鎖して蹂躙したりとかね?ま、未来を奪われたあなた達にはもう抗う術はないわ、大人しく壊滅してしまいなさい。
ああ、逃走なんて悪手よ。だってもうこの辺一帯にトラップ魔法(罠使い、多重詠唱、結界術、地形の利用、逃走阻止、(地獄への)道案内)を仕掛けてあるんですもの
「見つけたわよ、のうみそくまさん。SSWで私の地雷を踏んだあんな装置をつくったあなたを許しはしない。覚悟をしておくことね」
ドクター・オロチとはスペースシップワールドの戦争で相見え、そこからの長い因縁となる。それにようやく決着を付けることが出来ると、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト艶魔少女・f05202)は影の城へと進んでいく。
「で、百面鬼の術を使った風魔小太郎がまず相手なのね。邪魔をしないでほしいのだけど」
しかし、そんなアリスの前に、『ウォーキングタンク』に変身した風魔小太郎が立ち塞がる。既に突破した猟兵達によってその戦力は残り10体もなくなっているが、敵はその全てでアリスへと対抗するようだ。
「……よりにもよって集団敵になるなんてね、私にとってはいい糧でしかないわよ?」
数に頼ったところで、アリスにとっては個々が弱い分だけやりやすい。彼女は余裕を持って敵の攻撃に対処する。
「そんなもの私の多重詠唱結界術の前では玩具も同然よ」
ウォーキングタンク達が主砲から放つ『対猟兵弾』も、アリスの展開した多重詠唱結界術の突破は叶わない。化術によって、実際に砲弾が玩具に変えられてしまっている。これが単体の強力な敵ならばあっさりと対処されることも無かっただろうに、風魔小太郎の選択はアリスと相性が悪かった。
だが、それでも諦めずに、ウォーキングタンク達は『V12エンジン』を全開にして突進を仕掛けて来た。
「うふふ。無駄よ、無駄。私のユーベルコードで未来を奪われたあなた達にはもう抗う術はないわ、大人しく壊滅してしまいなさい」
アリスが『罪深き刃』を敵群に向けて開放すると、先頭のウォーキングタンクは躓いてすっ転び、仲間を巻き込んで複数体が絡んだ大事故を起こした。それだけに留まらず、別の個体が何故か落ちてきた落雷に被弾すると、砲弾が暴発して仲間を誤射する。そのフレンドリーファイアは不運にも連鎖して爆発を起こし、全てのウォーキングタンクが吹っ飛んでしまった。
「あら? 逃走防止にこの辺一帯にトラップ魔法を仕掛けておいたのだけれど、その必要も無かったみたいね」
アリスのユーベルコードは敵の過去を踏みつけ未来を奪い不幸を与える。そして、その分の幸運をアリスに齎す。そう、それは御都合主義と呼んでも過言ではないほどの幸運をだ。そして、その結果がこれである。ウォーキングタンク達はアリスの元まで辿り着くことも出来ずに全滅した。
こうして邪魔者を排除したアリスは、ドクター・オロチの潜伏する影の城へと侵入するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『ドクター・オロチwithフルスロットル』
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POW : フルスロットル・ロード
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【オブリビオン・ストーム】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
SPD : フルスロットル・ファントム
敵1体を指定する。レベル秒後にレベル×1体の【レイダーの亡霊】が出現し、指定の敵だけを【武装バギーによる轢き潰し】と【火炎放射】で攻撃する。
WIZ : バイオレンス・ストーム
戦場全体に【オブリビオン・ストーム】を発生させる。敵にはダメージを、味方には【オブリビオン・ストームを纏うこと】による攻撃力と防御力の強化を与える。
イラスト:みやこなぎ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
風魔小太郎を退け影の城へと侵入した猟兵達は、そこでドクター・オロチを発見した。
「ムシュ~ここまで追い詰められちゃうとは……。でも、風魔小太郎に時間を稼いで貰ってる間に、フィールド・オブ・ナインの憑装はもう済んでるよ!」
『フルスロットル・ヴォーテックス』を憑装して、ドクター・オロチの準備は万全だ。その肉体はオブリビオン・ストームで構成され、髑髏の鎧を纏っている。これでは通じる攻撃手段は限られるだろう。また、本来オロチが『魔軍転生』を使えば対象に性格を引っ張られるのだが、何故かフルスロットルの場合にはそれが無く、オロチは完全に自身の自我を保持しているようだ。
「ボクも今回だけは負けられないからね! オブリビオン・ストームの力でやっつけてやるよ!」
フルスロットルを憑装したドクター・オロチは恐るべき強敵である。しかし、今こそ復活する彼を完全に倒す千載一遇の好機である。急ぎ彼を撃破するのだ!
サイモン・マーチバンク
かつての大将の力を憑依させている以上、大変な戦いになるでしょう
けれど俺もレイダーには苦しめられてきました
ある意味そのリベンジをさせてもらいましょう
……ってなんかいっぱい出てきた!
けど相手はレイダー軍団
それなら戦略的に殺すことより好き勝手暴れ回る方が好みでしょう
それならチャンスを伺います
相手のバギーがこちらに迫ればUCを
接近してきた相手を牽制するようにハンマーを振るい、衝撃波を足場にして空へと【ジャンプ】
そのまま相手の包囲や追突を避けて、思いっきりぶん殴ってやります!
そのまま攻撃と足場作成を繰り返しオロチの元へ
亡霊に囲まれた過去の存在なんて、この世界には必要ないです
【怪力】ハンマーでおさらばです
「これは……かつての大将の力を憑依させているのですか?」
最初に影の城に踏み込んだのサイモンは、そこでフルスロットル・ヴォーテックスの力を得たドクター・オロチと邂逅した。
「そうだよ~。だから、こんなことだって出来るんだ! レイダーの亡霊、ボクに従え~!」
オロチは大量のレイダーの亡霊を召喚した。数多のレイダーを支配するフルスロットルを憑装すれば、こんなことだって可能となるのだ。そしてレイダーの亡霊達は、武装バギーを駆ってサイモンへと突撃を仕掛けてくる。
「なんかいっぱい出てきた! ……これは大変な戦いになりましたね。けれど、俺もレイダーには苦しめられてきました。だから、ある意味そのリベンジをさせてもらいましょう」
突如として出現した敵集団に驚きつつも、サイモンは冷静に対処を行う。迫り来るバギーに対し、『ムーンストライク』を大振りに振るって牽制した。その軌跡は『月のスタンプ』によって衝撃破として空間に残る。彼はそれを足場に空へと飛び上がった!
「行きますよ……!」
そうしてバギーに轢かれることを回避したサイモンは、空中から落ちる勢いをハンマーに乗せてバギーをレイダーごと叩き潰した。それを繰り返して敵を倒しつつ、サイモンはドクター・オロチの元へと近づいていく。
「亡霊に囲まれた過去の存在なんて、この世界には必要ないです。ここで、おさらばです!」
「ムシュー! オブリビオン・ストームのボディでなかったら、大変なことになってたよ!」
サイモンはオロチへ向けて、渾身の一撃を放った。しかし、現在のオロチの肉体は黒き風へと変質している。そのため、単純な物理攻撃ではどうしても効果は薄くなってしまう。ならば何度でも打ち込むだけだと、サイモンは再度ハンマーを手にオロチへと向かっていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
ドクター・オロチいえ無血宰相トビアスだったかしら?まぁ、なんでもいいわ、のうみそくまさんあなたをここで終わらせるわね。
ほう?あらゆる行動に成功する、ねぇ?なるほどなるほど、これはなんとも理不尽だ。ならば、
リミッター解除、限界突破、オーバロード!厨ニ魂解放(封印を解く)!
真の姿として猟兵コレクション戦闘部門の新衣装の姿に変身(化術)よ。
理不尽には理不尽を覆す力で対抗するわ。ええ、ええ、何度倒れてもその終焉を終焉させることで立ち上がってみせる。ラストスタンド(継戦能力)、肉体を凌駕する魂の力、存分に味わい深くなさい。
さて、のうみそくまさん。覚悟はよろしくて?オブリビオン・ストームの貯蔵は十分かしら?代償分だけでなく、多重詠唱結界術で略奪し捕食し私のリソースとして吸収(エネルギー充填)することで消費を早めてあげましょう。
さぁさぁさぁ、だんだん成功率が落ちてきたわよ。代償が足りなくなってきたのではなくて?
ではこちらのターン。
えっちなのうみそおいしいです❤
「ドクター・オロチ、いえ無血宰相トビアスだったかしら?」
「ムシュ~。あいつらも猟兵になったんだっけ。面倒だな~」
アリスの語る内容は、シルバーレイン世界の仲間達から得られた情報だ。かつてオロチがトビアスと名乗っていた時代、彼を完膚なきまでに封じ込めたのはシルバーレインの能力者であった。再び彼らと戦うことになったことについて、オロチは嫌そうな顔をしている。
「まぁ、なんでもいいわ。のうみそくまさん、あなたをここで終わらせるわね」
もっとも、それはアリスにとって関係ないことだ。なぜなら、彼女はこの場で決着を付けるつもりだからだ。
「ムシュシュ~、ボクは負けないよ! オブリビオン・ストームさえあれば、どんなことだって出来るんだ!」
だが、オロチは余裕の表情でアリスの言葉を受け流す。フルスロットル・ヴォーテックスの力を憑装した彼のユーベルコードは、実際にそれだけのとんでもない効果を有していた。
「なるほどなるほど、これはなんとも理不尽だ。ならば……リミッター解除、限界突破、オーバロード! 厨ニ魂解放!!」
それに対抗するため、アリスはオーバーロードの力をもって、真の姿を開放する。眼帯をしたその姿は、可愛らしくも格好いい素敵な衣装であった。
「理不尽には理不尽を覆す力で対抗するわ。ええ、ええ、何度倒れてもその終焉を終焉させることで立ち上がってみせる。ラストスタンド、肉体を凌駕する魂の力、存分に味わい深くなさい」
「ムシュ!? このユーベルコードは……!?」
『終焉を終焉させる者』、それは理不尽な終焉を覆す力を創造から生み出すアリスの切り札である。彼女はその力で、ドクター・オロチを攻め立てる。
「さて、のうみそくまさん。覚悟はよろしくて? オブリビオン・ストームの貯蔵は十分かしら? どんどん行くわよ」
「ムシュシュ……確かに強力だけど、ボクの方が上だね!」
無敵にも等しい理不尽な力すら、『フルスロットル・ロード』は超越する。流石はオブリビオン・フォーミュラの能力だけのことはある。しかし、それは代償があるからこそ成り立つものだ。アリスは多重詠唱結界術でもって、なんとオブリビオン・ストームすらも吸収し、敵の消耗を加速させる。
「さぁさぁさぁ、だんだん成功率が落ちてきたわよ。代償が足りなくなってきたのではなくて?」
「うっ……でも、今回だけは負けられないもん! ムシュ〜!」
必死に抵抗するオロチであったが、その消耗は明らかだ。その身体のオブリビオン・ストームは薄れ、ユーベルコードの成功率も安定しなくなってきている。
「そろそろこちらのターンかしら? そのえっちなのうみそ、おいしそう❤」
「ムシュー!?」
そしてアリスは弱ったドクター・オロチへと、いろんな意味で襲い掛かったのであった。
大成功
🔵🔵🔵
メンカル・プルモーサ
…さて…だいぶ追い詰めたね…じゃあそのまま倒れて貰おうか…
…んー…全体にオブリビオンストームを発生させて攻撃…
…ついでに自分もオブリビオンストームになっている…ね…
…じゃあ全部燃やしてしまおう…まずは術式組紐【アリアドネ】で結界を作ってオブリビオンストームによるダメージを防いで…
…重奏強化術式【エコー】で威力を増した【尽きる事なき暴食の大火】を発動…
…あらゆる存在を喰らう白い炎で周囲のオブリビオンストームを燃やしてしまうよ…
…そしてそれらを燃料として勢いを増した白い炎をオロチへと殺到させて燃やし尽くすとしよう…
ツキカ・アシュヴィン
けったいな格好になっとるな…にしても、何でフルスロットルだけ人格引っ張られへんのやろ?
まあええわ、何にせよやっつけるだけやな!
憑装しとんのがフルスロットルやったら、戦闘スタイルは基本的に接近戦のハズ。
なるたけ敵から距離を取って、突撃に警戒しつつ交戦していこか。
攻撃は、鎧の隙間を狙ってアサルトライフルで銃撃、命中したら『煌星、天を焦がす』で燃やすで。
敵のユーベルコードで避けられたりダメージ無効化したりされるやろけど、代償の関係上、敵を弱らせるコトには繋がるハズや。
地道に攻めて、着実にダメージを与えてくで。
ええ加減、ウチらの世界から出てってもらおか!
「ムシュシュ……酷い目に遭ったよ」
辛くもアリスを退けたドクター・オロチであったが、その消耗は激しい。そしてその身体を休める間もなく、次なる猟兵が彼を倒しにやってくる。
「……さて……だいぶ追い詰めたね……じゃあそのまま倒れて貰おうか……」
「なんやけったいな格好になっとるな……にしても、何でフルスロットルだけ人格引っ張られへんのやろ? まあええわ、何にせよやっつけるだけやな!」
続いてこの場に現れたのは、メンカルとツキカだ。自らを倒しにやってきた二人に対し、ドクター・オロチは『バイオレンス・ストーム』で対抗する。
「ムシュシュ、切りがないなあ。オブリビオン・ストーム全開、これでやっつけちゃうよ!」
オロチの生みだしたオブリビオン・ストームが、戦場を蹂躙せんと吹き荒れる。この恐るべき攻撃に、猟兵の側はメンカルが結界を構築することで対処する。
「……んー……このオブリビオンストームを発生させての攻撃……先ずは術式組紐『アリアドネ』で結界を作って防御かな……」
「うひゃー! ものごっつい嵐やな!」
なんとか結界で防げてはいるが、オブリビオン・ストームはあまりに強力だ。ユーベルコードを用いぬ防御手段では、そう長時間は耐えられまい。
「こっちからも反撃するで!」
「ムシュシュ~! そんな攻撃なんて、効かないもんね!」
結界の中から、ツキカはアサルトライフル『CR-WA96AR3/CST』による射撃で応戦する。その銃弾は適確な狙いでドクター・オロチの鎧の隙間を貫き、更には『煌星、天を焦がす』の効果で炎上するも、ダメージは今ひとつだ。どうやらドクター・オロチは、『フルスロットル・ロード』でツキカの攻撃を無効化しているようだ。
「ふむ……オロチ自身もオブリビオンストームになっている……じゃあ、全部燃やしてしまおう……」
続いて結界を維持するメンカルも、ユーベルコードを発動して攻撃を行う。
「貪欲なる炎よ、灯れ、喰らえ。汝は焦熱、汝は劫火。魔女が望むは灼熱をも焼く終なる焔……『尽きる事なき暴食の大火』」
メンカルが重奏強化術式『エコー』を乗せた白き炎は、吹き荒れるオブリビオン・ストームすらも燃料にして燃え上がる。そんな天をも焦がすかの如き業火が、ドクター・オロチへと殺到した。
「だーかーらー、みーんな無駄だよ! ムシュー!」
しかし、それですらもドクター・オロチまで届かない。ドクター・オロチはユーベルコードで二人の攻撃を全て無効化しているようだ。
「……無駄……それはどうかな……生み出せるオブリビオン・ストームも……無限ではないだろう………?」
「代償が必要なら、地道に攻めていけばいつかは尽きるってことやな!」
その能力が強力であればあるほど、その代償は大きくなるのが道理である。攻撃を防げば防ぐほど、ドクター・オロチのオブリビオン・ストームは減少する。しかも、メンカルの炎が燃料として消費するため、在庫は一気に底を突くことになる。
「ム、ムシュ……マズいよ。ここで負けたら本体が……!」
焦るドクター・オロチだが、この状況に追い込まれてはもはやどうにもならない。そして遂に、オブリビオン・ストームが全て使い果たされる時が来た。
「ええ加減、ウチらの世界から出てってもらおか!」
「……全て……燃やし尽くすとしよう……」
「ムシューーーー!!」
防御手段を失ったドクター・オロチはツキカの弾丸に貫かれ、炎上した弾丸は体内からその身体を焼き焦がす。そこにメンカルの操る白き大火が加わって、彼の体は跡形も無く焼き尽くされたのであった。
ここにドクター・オロチは討伐された。猟兵達の奮戦によって、ドクター・オロチの戦力もあと僅かだ。この調子であれば、彼を逃がすこと無く完全に撃破することが出来るだろう。
大成功
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