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スプリング・インフェルノ

#アックス&ウィザーズ #戦後 #エルフの森 #宿敵撃破

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#アックス&ウィザーズ
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#戦後
#エルフの森
#宿敵撃破


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●アックス&ウィザーズ エルフの森
「ねえ、本当にこっちであっているのかしら?」
 災厄の魔女フラムルージュは連れてきた配下のオブリビオンに訊ねていた。
 ここはエルフの森、侵入者を奥へと辿り着けさせない迷いの森である。
 だから、迷いの森の魔力に耐性のあるエルフのオブリビオンを連れてきたのだ。
 最適な人材を連れてきたはずだった。
「はーい、こっちで大丈夫でーす」
 フラムルージュの問いに返す声はあちこちから聞こえてきた。
「だったら、なんであんた達は勝手に散開しているのよ!!」
 フラムルージュの怒りの声に散開したエルフのオブリビオン、『春告の妖精』スプリングエルフは口々に答えた。
「春なんですから思いきり満喫しないとですよ」
 ここは桜の花が咲くエルフの森であった。

●グリモアベース
「ふわぁ、お花見行きたいですよね」
 フリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)の呟きに周囲の猟兵たちは期待の眼差しを向けた。
 しかし残念なことにこれはお花見を満喫しているのはオブリビオンで、そのオブリビオンを退治しに行く依頼なのだ。
「えっと、今回みなさんに行ってきていただきたいのは、アックス&ウィザーズのエルフの森です」
 エルフの森はかつて猟書家によって散々焼かれそうになってきたのを多くの猟兵によって救われ、オウガ・フォーミュラの大天使ブラキエルが倒れたことで猟書家の侵略も止まり、エルフの森を焼く意志を継ぐ猟書家は現れない筈であった。
 それなのに、
「エルフの森に侵攻してきたのは災厄の魔女フラムルージュさんで炎の魔女さんです」
 エルフの森は再び焼かれようとしていた。
 ただ、今回は原因が異なり、
「フラムルージュさんは大規模魔術を発動させるために、多くのエルフさんの魂を必要としていて、それでエルフの森ごとエルフの集落を焼き討ちにしようとしているんです」
「それで、エルフの森には他の種族が入り込むと迷いの森になってエルフの集落には辿り着けないようになっているのですが、フラムルージュさんは配下にスプリングエルフさんというエルフのオブリビオンさんを連れてきたんです。」
 つまり、スプリングエルフがいることでフラムルージュはエルフの集落にたどり着けてしまうのである。
「ですが、スプリングエルフさんは春告の妖精とも言われるエルフさんなので、春を迎えたエルフの森で遊んでしまっているんです」
「お花見をしたりお散歩をしたりと、ちょっとずるいと思いませんか?」
 怒るポイントが違うのだが、頷いた猟兵もいるようである。
 実質足止め状態なのは変わらず、春らしいものを使っておびき出し各個撃破も可能なのである。
 エルフの森のエルフ達なら絶景ポイントを知り尽くしていたり、必要なものがあれば用意をしてくれるが、今回敵の狙いはエルフなのでしっかり護衛をする必要がある。

 説明を終えたフリルはせっせと転送の準備を進めるが、その横に何故かピクニックセットが置かれていた。
 準備を終えたフリルはピクニックセットを手に持つと、
「それじゃあ、みなさんエルフの森に出発です」
 と自分も行こうとするが、当然の如くお留守番である。
「みなさん気を付けて行ってきてください」
 フリルは仕切り直して猟兵たちを送り出すのであった。


トルシ
 春ですね、みなさんを春のエルフの森にご招待します。
 ですが、お仕事もしっかりお願いしますね。
 戦後、エルフの森のシナリオになります。

 1章 集団戦『『春告の妖精』スプリングエルフ』
 エルフのオブリビオンの為、単純に迷いの森の効果で迷わせることはできません。
 ですが、春らしいものには簡単に釣られますのでうまくご活用ください。
 フラムルージュによって強化を受けており、属性攻撃:炎の技能があります。

 2章 ボス戦『災厄の魔女フラムルージュ』
 猟兵を無視してエルフを狙うことはありませんが、巻き添えにはしてきますのでご注意ください。

 プレイングボーナス(全章共通)……エルフ達と協力し、共に戦う。

 それでは春のエルフの森の攻防をお楽しみください。
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第1章 集団戦 『『春告の妖精』スプリングエルフ』

POW   :    目覚めの春~目覚めを促す鍵~
【対象を眠れる力】に覚醒して【暴走した真の姿】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    春は恋の季節~心の高鳴りが爆発となって~
【対象二人の意思疎通】が命中した対象を爆破し、更に互いを【互いのレベルの合計の技能「手をつなぐ」】で繋ぐ。
WIZ   :    春はお花見~花々の美しさに魅了され~
【お花見】を給仕している間、戦場にいるお花見を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。

イラスト:CHINATSU

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●春の森
 春のぽかぽか陽気にスプリングエルフは楽しそうに遊んでいる。
 満開の桜の下で楽しくおしゃべりをしたり、
 春の小川を覗き込んだりと実に楽しそうである。

 しかし、異変はすぐに起こった。
 一人のスプリングエルフがまだ満開になっていない桜を見つけ力を使ったのだ。
 本来ならまだ咲いていない蕾が花咲き、満開の桜となるのだが、
 その桜は燃え上がったのだ。
 しかし、スプリングエルフは自分のしでかしたことに恐怖するどころか、
 これが本当の花火だと逆に喜んだのだ。
 そう、彼女達もまたオブリビオンなのである。
朝沼・狭霧
【風月華】
「だいかいじゅーねこさんの召喚」を使用
ネコさんに周囲を警戒してもらい
自分は花見を楽しみます
ねこさん、がんばるにゃん♪
(ねこさんを撫でつつ)

春らしいものといえば桜餅!
ミューちゃんの入れてくれた紅茶と一緒に花を愛でながら
いただきます。ん、甘くておいしいですね
ミューちゃんいいこいいいこ(ミューちゃんもなでなで)

エルフさんたちにもおすそ分け
甘いものは好きかしら?

おなか一杯になったら、歌を歌います
おもいきり春を全身で楽しむような
のびのびとした歌を

敵があらわれて気を取られてるようなら
ねこさんが、攻撃
桜を燃やしちゃうような悪い子は
踏みつぶしちゃいなさいー

ねこさん「にゃふーん」(ぷにっ)


ミュー・ティフィア
【風月華】
春といえばお花見。エルフ達や狭霧とお花見をしてたらスプリングエルフ達も春っぽさに惹かれてどんどん釣られて来ると思うんですよね。
というわけで皆でお花見です!
もちろんこれは囮作戦だから羽目は外しすぎず、しっかり結界を張って安全を確保して、目視や聞き耳、第六感でスプリングエルフを見つけたら素早く近くに置いた矢を向けてアナイアレイションで迎撃しますし、エルフの皆さんにも周囲を警戒してもらいながらになっちゃうけど。

それでも楽しんでないと釣られて来ないですもんね!
この後戦いが控えてるから食事は軽いお菓子と紅茶でいいかな?
狭霧の用意した桜餅美味しいですよ。
みんなも遠慮せず食べてください。



●桜の下のティータイム
 満開を迎えた桜の木の下で朝沼・狭霧(サギリ先生・f03862)とミュー・ティフィア(絆の歌姫・f07712)は道案内をしてくれたエルフたちと花見を楽しもうとしていた。
 囮作戦だから羽目は外しすぎずと気構えていたミューに狭霧は
「そんなに肩肘を張ってないで、楽しむときは思い切り楽しむべきですよ」
 とミューとエルフたちに持参した桜餅を手渡しながら、
「あっちのエルフちゃんたちはあんなに楽しそうに駆けずり回っているのですから、こっちのエルフちゃんたちも楽しまなきゃ損ですよ」
 とあっちのエルフ(オブリビオン)を指さした。
 狭霧が指さす先ではスプリングエルフたちがキャーキャー言いながら駆け回っていた。その後ろから巨大な猫と多く武器に追い掛け回されながらではあるが、それは楽しそうに……いや必死に逃げ回っていた。

 さて、こっちのエルフちゃん(ミューもエルフである)と狭霧は花見を楽しんでいた。
 狭霧が持ってきた桜餅にミューの持ってきたお菓子と紅茶で、この後の戦いも考慮し控え目ではあるがティータイムを楽しんでいた。
 桜を眺めていた狭霧はふと疑問に思ったことを口にした。
「ふと気になったのですけど、どうしてこの森は桜がこんなにも多いのでしょうか?」
 偏見なのかもしれないが、エルフの森は深緑豊かな森をイメージしてしまう。
 こうして花見ができていいことなのだが、気になってしまったのだ。
「ここの御神木って、もしかして桜?」
 ミューが思ったことを口にすると、「そのとおりです」と同行したエルフが答えを返した。
 エルフの森には世界樹イルミンスールから株分けされた聖なる木が1本だけ存在する。
 その聖なる木の力で迷いの森が作られているのである。
 かつて、猟書家によってエルフの森が焼かれたのはその聖なる木を狙ってのことだった。
 ミューもエルフである為、御神木すなわち聖なる木のことを知っていたのだ。
 そしてその御神木が桜である為、この森は桜が多くなったようである。
 株分けなのだから御神木は同じ種になるはずなのだが、そこはファンタジーということにしておこう、せっかくの花見が台無しになってしまう。
「ミューちゃんいいこいいこ」
 狭霧は隣に座るミューの頭に手をのせると優しくなでた。
 その優しい感触と褒められたことの嬉しさにミューは思わず笑顔になった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

御形・菘
普通に花を愛でる輩であれば、相応にエモくド派手にバトるのだがな
花を燃やして喜ぶのはアウトであろう? 妾的にまったく看過できん!
遠慮なく、策を弄して排除させてもらうぞ?

得意分野ではないので、索敵はエルフの皆の衆に任せてしまおうか
ターゲットを捕捉次第、遠方から一人ずつ釣り出してボコるとしよう
右手で、眼前の空間を(静かに)コンコンコンっと
こちらから対象へと向けて伸ばすように、咲かせる範囲を調整する感じだな

咲き乱れる花々のラインを無視はできまい?
妾たちは身を隠し、寄ってきたところを…左腕でボコる!
手加減などせんよ、反撃も許さず一撃で決めてくれよう!



●くらいマックスバトル
「普通に花を愛でる輩であれば、相応にエモくド派手にバトるのだがな
花を燃やして喜ぶのはアウトであろう? 妾的にまったく看過できん!」
 突然叫び出した御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)に同行したエルフは驚いた。
「いや、気にせずともよい。お主はそのまま索敵を進めてくれ」
 菘は得意分野ではないのでエルフに索敵をお願いしていたが、これは舞台俳優が何でもすべてをやるのではなくスタッフに任せる部分もあるので、特に気にはしないのだが菘は違和感を感じていた。

 エルフの索敵の甲斐あって一人森を進むスプリングエルフを発見した。
 やはり、迷いの森の機能は果たしておらず、スプリングエルフはまっすぐエルフの集落に向かっていた。
 すると、スプリングエルフの全身を桜吹雪が覆いつくした。
「歓迎するぞ、妾に挑む勇気あるモノよ! 妾の動画高評価の糧となる栄誉を与えよう!」
 菘は桜吹雪が舞う中、樹上から颯爽とダイブした。
 桜吹雪に見惚れていたスプリングエルフの元に降り立つと左のアッパーで1発KOにしてしまった。
 拳を高々と上げる菘であったが、その表情は沈んでいた。
「物足りぬ、物足りぬぞ!妾が求めておるのは血沸き肉踊り、そしてエモいバトルであるぞ‼」
 最初に感じた違和感はこれであった。
 菘の性格からすると隠れて一人ずつ仕留めていくのは性に合わず、強敵との闘いや自身の圧倒的な力を見せつける戦いを好むのである。
 終始コソコソと目立たない行動が続き、ついには我慢の限界を迎えたのであった。
 目覚めを促す鍵を受けたのではないが、ストレス発散に暴走する菘の姿がそこにあった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

政木・朱鞠(サポート)
確かに集団相手の対応は厄介だけど悩む時間が勿体ないし、困っている人をほったらかしにしてたら、あっと言う間に未来が過去に喰い潰され無いように、今は目の前のターゲットを倒すことに集中しないとね…。
死ぬこと以外はかすり傷とまでは言わないけど、ここで退くわけには行かないよね。

戦闘
相手は多勢…手数で押し負けないようにしないとね。
武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして、『咎力封じ』を使用して動きを封じて、【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与える戦法を取ろうかな。

アドリブ連帯歓迎



●燃ゆる花火に桜散る
「見て見て、花火がとっても綺麗なの」
 二人のスプリングエルフが見上げる桜の木は赤赤と燃えている。
「フラムルージュ様にも見せてあげたいわね」
 そう話す二人は仲良く手をつなぎ来た道を戻っていく。
 その姿を少し離れた位置から覗き見ていた政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)はため息をついた。
「まったく、誰よあの子たちにあれが花火なんて教えたのは。
 おそらくあの子たちが話していたフラムルージュがそうなのかもしれないけど、どうしようかしら?」
 朱鞠は敵の首謀の元に案内させるか、ここで始末するかを即断した。
 朱鞠が選んだのはここで始末するであった。
 素早く木々の間を駆け抜け、狙うは二人の影。
 突然背後に現れた敵に攻撃態勢を取ろうとするスプリングエルフだが、彼女たちの身体を金属鎖状の触手が絡めとった。
「どうして、どうして出ないの」
 スプリングエルフは自身の身体に付与された炎の魔力を放とうとするが、その魔力は霧散する。
 これが朱鞠の忍法・鋳薔薇姫である。
 この忍法が発動している間、全ての攻撃的行動が無力化されてしまうのだ。
「ちょっとの間だけ、大人しくしていてくれるかな…なるべく痛くしないから…。」
 そう言うと、朱鞠は忍法を解きすぐさま二人の首筋を切り裂いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

シホ・イオア(サポート)
『前へ進む、痛みと祈りがシホの背中を押してくれるから』
怖くなって緊張すると 口調が硬くなる
背中の聖痕で相手の悩みや痛みを感じ取ってしまうため
敵でも癒したい・終わらせてあげたいという方向で動く
罠や防衛戦では建造物を作り豪快に解決することが多い
自衛手段を持たないものがいる場合は救助を優先
ユーベルコードは遠距離戦に強いものが多いが
残像を纏い剣と銃を使って接近戦も行ける
輝いているため隠れるのは苦手
一人称は「シホ」
連携アドリブ歓迎



●桜の木の下で
「あれぇ、こっちでよかったんだっけ?」
 シホ・イオア(フェアリーの聖者・f04634)は桜の花びらが舞うエルフの森を迷っていた。
 桜の花びらが見せる幻覚に道を失い、道に迷うそれがここの迷いの森であった。
 一人寂しく飛んでいたシホは一人のエルフを見つけ近寄ろうとするが、
「あ、違う。あれはオブリビオン、シホ達の敵」
 道に迷っていたシホが出会ったのは敵であった。
 向こうはまだこちらに気が付いていないようで、何かをじっと見つめているようだ。
 どうやら、それは2匹の蝶で仲良く飛んでいるようであった。
「ふふふ、素敵な恋人さんには花火をプレゼント」
 そういうと、スプリングエルフは周囲に炎の魔力を放つ。
 炎はあっという間に桜に燃え移り、その炎は2匹の蝶に迫ろうとしていた。
「ダメっ、そんなことしたって誰も喜ばない」
 シホは思わず飛び出していってしまった。
「そんなことないよ、この森を焼けばフラムルージュ様も喜ぶし、この恋人さん達も綺麗な花火の愛の炎に包まれてうれしいはずだよ」
 スプリングエルフは花を燃やすことを花火だと思い込んでいる。
 そして、これは2匹の蝶の恋人を祝しての行為だと正当化しているのだった。
「そんなの、恋でも愛でもない!シホがあなたに教えてあげる!!」
 シホは宝石剣エリクシアを握りしめ詠唱を始める。
「恋に浮かれ、愛に溺れる者を断つ! 名付けて恋愛破断剣!」
 シホの斬撃を受けたスプリングエルフは恋の心の高鳴りを覚えた。
 続けて2撃目を受けるとそれは愛の感情へと変わり、
 3撃目を受けたスプリングエルフの恋は……。
 玉砕した、つまり失恋である。
 シホはスプリングエルフに世の中の厳しさを教えたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『災厄の魔女フラムルージュ』

POW   :    メテオーラ・デル・エンフェル
【地獄の業火を纏った無数の隕石 】を降らせる事で、戦場全体が【術者以外の魂を燃やし魔力へ変える炎の地獄】と同じ環境に変化する。[術者以外の魂を燃やし魔力へ変える炎の地獄]に適応した者の行動成功率が上昇する。
SPD   :    サクリファイス・デ・ラーム
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【レベル✕10m半径内にいる人間の魂 】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ   :    ソレイユ・デ・ラ・モール
【レベル✕10m半径内の術者以外の心臓 】から、対象の【全てを焼き尽くす大規模魔法を発動したい】という願いを叶える【燃やした者を魔力に変換する巨大な太陽】を創造する。[燃やした者を魔力に変換する巨大な太陽]をうまく使わないと願いは叶わない。

イラスト:さいばし

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はミュー・ティフィアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●災厄の魔女
 フラムルージュはうとうと眠ってしまっていた。
 ここの所、魔術儀式の構築の為に徹夜続きが祟ってしまったようだ。
 あとは魔術儀式に必要なエルフの魂が揃えば、全てを焼き尽くすことができるのであった。
「っ、私としたことが眠ってしまうとは。あんた達もう遊ぶのは充分だろ?早く私を集落まで案内しな!」
 おかしい?辺りにはスプリングエルフの姿が見当たらず、またスプリングエルフに施した炎の魔力も消失している。
 それが意味することを理解したフラムルージュは作戦を変更した。

 まどろっこしいことは抜きにして、この森ごと全てを焼き尽くすことであった。
 回収できる魂は減ってしまうが、猟兵が相手ではそうも言ってられない。
 フラムルージュは術式を構築していくのであった。
御形・菘
何が何でも燃やしてやろうというその執念、素晴らしい!
だからこそ残念だのう、妾が居合わせてしまったという致命的な一点のみが、お主の不運だ!

右手を上げ、指を鳴らし、さあ世界に鳴り響けファンファーレ!
妾は基本的に物理オンリーだが、邪神的気合が極まったこの手の技も、
実は魔力っぽい感じのものと考えればダメージアップということであろう?
お主が地獄を生み出すのなら、妾の炎はそのすべてを更に燃やし尽くす!

はっはっは、隕石程度で妾をどうにかできるわけがなかろう
妾の左腕にとっては、ちょうど手頃なサイズの的よ!
そしてお主自身もな! ブチ込まれる瞬間まで目を逸らさずにいるがよい!



●地獄の業火
「何が何でも燃やしてやろうというその執念、素晴らしい!
 だからこそ残念だのう、妾が居合わせてしまったという致命的な一点のみが、お主の不運だ!」
 御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)はフラムルージュの目の前に降り立った。
「そう、ならあんたごと燃やし尽してやろうかしら」
 すると、フラムルージュの周囲に無数の魔方陣が展開される。
「メテオーラ・デル・エンフェル。この地獄の業火はあの子たちの種火なんか比べ物にならないよ」
 そう言い放つフラムルージュに反応し天を裂き、無数の隕石がエルフの森に降り注いだ。
「はーっはっはっは!
 それでこそよい!
 妾のバトルはこうでなくては物足りぬわ!!」
 菘は右手を上げ、指を鳴らした。
 すると、エルフの森にファンファーレが鳴り響く。
「はーっはっはっは! 妾だけを刮目して見よ!」
 菘の高らかな宣言を受け、すべてのものが燃え上がった。
「くっ、この私に炎の魔術で挑んでくるとはね。
 でも、そんなことをしていいのかしら?
 わざわざ守ろうとしているエルフの森を自分自身の手で燃やしてしまって」
 菘の炎に包まれながらもフラムルージュは皮肉を言ってのける。
「そんなこと百も承知である、お主の地獄の炎を妾の炎が更に燃やし尽せば」
 菘は再び右手を上げ指を鳴らすと、一斉にエルフの森の炎が消え去った。
「このように世界を書き換えるのは朝飯前なのである」
 菘は背中の翼を広げると、
「はっはっは、隕石程度で妾をどうにかできるわけがなかろう
 妾の左腕にとっては、ちょうど手頃なサイズの的よ!
 そしてお主自身もな! ブチ込まれる瞬間まで目を逸らさずにいるがよい!」
 菘はそう言ってのけ、降り注ぐ隕石をぶちのめしに向かったのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロバート・ブレイズ(サポート)
『否定せよ』
人間の文豪 × ナイトメア適合者
年齢 81歳 男
外見 184.6cm 黒い瞳 白い髪 色白の肌
特徴 立派な髭 投獄されていた 過去を夢に見る 実は凶暴 とんでもない甘党
口調 冒涜翁(私、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)
気にいったら 冒涜王(俺、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)

恐怖・発狂・誘惑などの精神的な攻撃に対しての異常な耐性を有しています。
否定する事で恐怖を与え、冒涜する事が多いです。実は凶暴なので近接戦闘が好み。
宜しくお願い致します。



●魂のありか
「我こそが冒涜の王。我が肉体こそが精神世界――で在る。
 貴様等を此処に招待しよう。
 我が国の民と見做すのだ。光栄に思うが好い」
 突如、ロバート・ブレイズ(冒涜王・f00135)の身体は膨れ上がり広がり始めた。
 フラムルージュは咄嗟に躱し、炎の魔術を構築する。
「サクリファイス・デ・ラーム」
 炎の魔術の術式に強化の術式が組み込まれた。
 それは周囲の人間の魂を代償にあらゆる行動に成功するものであった。
「焼き尽くしな」
 フラムルージュから放たれた炎の魔術は不定形となったロバートを跡形もなく焼き尽くす筈であった。
 しかし、伸縮を繰り返すロバートの身体は燃え上がることさえせず、炎の魔術は霧散したのであった。
 周囲には魂を抜かれ倒れているエルフがいるがサクリファイス・デ・ラームは不発に終わったのである。
「代償にする魂が足りなかったという事かしら?
 なら、今度は範囲を広げればいいってことね」
 フラムルージュが再び術式を構築しようとした時、不定形となった塊からロバートの声がした。
「愚かだな、災厄の魔女よ。
 貴様は物事の本質が見えていない。
 貴様が代償にしようとした魂はすでに私の手の中にある」
 そう、膨れ上がったロバートの身体は人の魂だけを取り込む普遍的無意識の領域になっていたのだ。
 つまり、サクリファイス・デ・ラームによって代償にされた魂は足りないどころか0であったのだ。
 この場で戦うのは得策でないと判断したフラムルージュは、その場から離れていったのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)

~なの、~なのねぇ、~かしら? そっかぁ
時々語尾がユルくなる柔かい口調
商魂たくましく、がめつい

参考科白
んンッ、あなたって手強いのねぇ
えっあっヤダヤダ圧し潰……ギャー!
私も気合入れて働くわよー!
悪い子にはお仕置きしないとねぇ
さぁお尻出しなさい! 思いっきり叩いてあげる!

乗り物を召喚して切り抜けるサポート派
技能は「運転、操縦、運搬」を駆使します

広域では営業車『Floral Fallal』に乗り込みドリフト系UCを使用
狭域では魔法攻撃や『シャッター棒』をブンブンして戦います



●突撃花屋
「あらあら、盛り上がってるわねぇ
 お忙しい所、お邪魔しまーす!
 新しい販路を求めてやってきた花屋です
 宜しくお願いしまーす」
 突如、移動販売用のワゴンで乗り入れたのはニコリネ・ユーリカ(花屋・f02123)であった。
 とびっきりの営業スマイルでフラムルージュに詰め寄ると、
「あなたは炎の魔女さんですね。
 いつも研究熱心でついつい周りが見えなくなってしまってはいませんか?
 そんなあなたにはこちら紫の朝顔はいかがでしょうか?
 紫の朝顔の花言葉は冷静、熱くなりすぎた時は朝顔を見て心を落ち着けるといいですよ」
 満面の笑顔でニコリネはフラムルージュに朝顔を手渡していく。
「どうせ、あんたも猟兵よね。
 何を企んでいるのか知らないけど、とりあえず焼け死んでおきな」
 フラムルージュがそう言うと、突然ニコリネの身体の中から炎が噴き出した。
「ソレイユ・デ・ラ・モール、それはあんたの心臓からあんたの全てを焼き尽くす炎。
 焼き尽くされたあんたの身体は魔力に変換され太陽を作り出すのよ。
 あんた上質な魔力を持っているから私のいい糧になりそうね」
 ニコリネを焼いていた炎は次第にニコリネの花車も燃やし始めた。
 この炎は対象の全てを焼き尽くす大規模魔術を発動させるのだ。
 そう、対象の『全て』を。
 突如、フラムルージュの手に持った朝顔が燃え始めたのである。
 フラムルージュはニコリネから朝顔を受け取ったが、まだ代金を支払っていないのである。
 つまり、手に持った朝顔の所有権はニコリネにあるということになり燃えだしたのだ。
「ふふふ、ねえ知ってますか?
 朝顔にはもうひとつ花言葉があって、『私はあなたに絡みつく』というのよ」
 朝顔を投げ捨てようとしたフラムルージュの腕に朝顔は絡みつき、炎はフラムルージュに燃え移っていく。
「花を燃やしちゃう悪い子にはお仕置きしないとねぇ」
 炎に焼かれながらも顔は笑顔だがシャッター棒を握りしめたニコリネの姿がそこにあった。

成功 🔵​🔵​🔴​

朝沼・狭霧
【風月華】
【心情】うわお、ミューちゃんがすごいやる気です。
私も頑張らないとですね
フレーフレー、ミューちゃん
一生懸命頑張るミューちゃんを嬉しく思い
心の中で小さく旗を振りながら応援します

「貴方の災厄とかは、ここへは届かないみたいですよ・・・どうやら!」
ユーベルコード、スターダストレヴォリューションで敵の降らしてくる隕石を流星で薙ぎ払います

ああ、頑張るミューちゃんをサポートしてあげたいけど
サポートとか向いてないんですよね、私!
というわけで、落ちろぉ♪
流星を束ねて一筋の光の柱とし
災厄の魔女へと打ち込みます

ミューちゃん、ルミエルちゃん仕上げですよっ!

うちの可愛い子達に声援を送りながら見守ります


ミュー・ティフィア
【風月華】
皆、私の側に集まって!

あのユーベルコードの範囲外に逃げるのは不可能。だから攻撃は狭霧やエルフ達に任せて、私は皆を全力で護る。

精霊召喚・紅き炎の灯り。ルミエル、力を貸して!

真の姿を解放しながら、全力でルミエルに魔力を注ぎ、限界を超えさせます。
概念的なものに試した事はないけど、心臓を太陽になんて干渉はどう見ても敵意のある攻撃。
なら、限界を超えたルミエルの炎の結界はその干渉すら消し炭にしてくれる。私はそう、信じる。

誰一人犠牲になんてさせない。何度そのユーベルコードを使われても、狭霧もエルフ達も、絶対に護り抜きます!

フラムルージュが無駄と判断して攻撃を切り替えたら私も攻撃に参加。狭霧が流星でチャンスを作ってくれたら素早くルミエルと魔力を練り上げ全力魔法の炎で敵を燃やし尽くします!

ありがとうございます、狭霧!
応援してもらった分頑張らないと!終わらせましょう、ルミエル。全てを!

『そうね、ミュー。……災厄の魔女……あんたと語る言葉はないわ。未練ももうない。だから今度こそ灰になりなさい!』



●満開桜に散る炎
「皆、私の側に集まって!」
ミュー・ティフィア(絆の歌姫・f07712)はその場にいたエルフ達と朝沼・狭霧(サギリ先生・f03862)を自身の側に集めた。
「あのユーベルコードの範囲外に逃げるのは不可能。
 だから攻撃は狭霧やエルフ達に任せて、私は皆を全力で護る」
 ミューは星剣・パルティータを握りしめると、全身が炎に包まれる。
「精霊召喚・紅き炎の灯り。ルミエル、力を貸して!」
 すると炎はミューの傍らに集まり火の精霊ルミエルを形作る。
 その姿は向かいに立つ災厄の魔女フラムルージュと酷似していた。
『災厄の魔女』と呟きキッと睨みつけるルミエルとミューの後ろで狭霧は
(うわお、ミューちゃんがすごいやる気です。
 私も頑張らないとですね。)
「フレーフレー、ミューちゃん」と小さく応援しているのであった。

 突然、ミューたちの周囲が燃え上がった。
「ルミエル、大丈夫?」
『ええ、なんとかね。ミューも気を抜いちゃ駄目よ』
 これまで概念的なものに試したことがなかったが、ミューの護りたいという思いが敵の攻撃を燃やす炎の障壁は正しく機能したのである。
 つまりそれは、フラムルージュから攻撃を受けたことを意味していた。
「ソレイユ・デ・ラ・モールを、私の全てを焼き尽くす大規模魔法を発動したいという願いを妨げるのね」
 くしくも二人は似て非なる力を行使していた。
 片や護りたいという願いを、片や全てを焼き尽くしたいという願いを、双方は願いを込めせめぎ合っていたのだ。
 ごうごうと燃え上がっていた炎が突如ふと消えたのである。
『どういうつもりよ、災厄の魔女』
「このままじゃ埒が明かないと思ってね。
 あんたの後ろのエルフ達から魔力を奪うのは諦めることにしたのよ」
 すると、ミューは攻撃用の魔力を紡ぎ出そうとした。
 このままじゃ埒が明かないそう思っていたのはミューも同じであった。
 特にミューは防戦であった為、この膠着状態に相手がおりたとしても何も進展はなく次の一手が必要であったのだ。
 その為、ミューはフラムルージュの誘いに乗せられてしまったのだ。
「ミューちゃん、ダメェ!!」
 狭霧が叫ぶが時すでに遅く、ミューは胸の辺りから燃え上がりだした炎に包まれてしまった。
 狭霧は炎に包まれ倒れ込むミューを抱き止め、
「ルミエルちゃん!早くミューちゃんのユーベルコードを引き継いで!!」
 動揺するルミエルに狭霧は素早く指示を出した。
 ルミエルは両手を突き出しユーベルコードを引き継ぐと目の前に炎が燃え上がった。
「さすがにあんたには気付かれたか」
 フラムルージュが肩をすくめ、ルミエルが困惑の表情を狭霧に向けた。
「貴方、最初からミューちゃんをそのユーベルコードの対象から抜いてましたね?」
『えっ』と驚くルミエルをよそにフラムルージュは答えた。
「そうよ、そこの子が私のかつての良心のなれの果てを呼び出したときに、ピンと来たのよ」
 似て非なる魔術、だが似ているがゆえに特性を見破られたのである。
「私が捨て去った良心から作り出すから、こんなあまい魔術になるのよ」
『なんですって、護りたいという思いのどこが悪いのよ!!』
 フラムルージュの言葉にルミエルは激昂した。
「ルミエルちゃん、護りたいという思いは悪くないのです。
 ただ、そこに自身が含まれなくなってしまうことが問題なのですよ」
 狭霧は優しく諭すようにルミエルに告げた。
 そう、ミューも自身で言っていたのだ「私は皆を全力で護る」とこの皆に果たして自身は含まれるのだろうか?
 敵の矢面に立つ自身がということなのだ。
 ただ、自身が倒れることで護りたいものが護れなくなる。
 そういう意味合いで自身が含まれてしまう。
 だから、フラムルージュはミューが守りから攻めに転じるタイミングを狙ったのだ。
 そして、狭霧はユーベルコードをルミエルに引き継がせたのだ。
 術師がルミエルになることでミューも対象になるのである。
「さて、辛うじて意識があるようだから、そこの出来損ないの良心が消えずにいる訳だけど、いつまで保つかしらね?」
 ミューの身体を包んでいた炎は消え去っていたが心臓を直接焼いた炎はミューに大きなダメージを与えていた。
「・・・・・・。」
 狭霧はミューに何か呟くとおもむろに立ち上がった。
「さて、貴方が策を弄したように、私もずっと詠唱し続けてきたのですよ。
 途中、中断したところもありましたが、詠唱時間は十分過ぎるほどあった筈ですよ」
「なんですって、そんな魔術詠唱なんて私が聞き逃す筈は……」
 フラムルージュは身構えるがもう遅かった。
「さすがですね、普通なら気付けませんですよ。
 私はずっと『フレーフレー、ミューちゃん』と詠唱し続けてきたのですからね」
 狭霧は人差し指を立てにっこり微笑んだ。
「落ちてきなさい、私の地平へ」
 エルフの森に極大の流星が流れ落ちた。
「ふふ、ルミエルちゃんもさすがですね。
 私が言わなくてもちゃんと全力で防御に徹するなんて偉いですよ。
 あとはミューちゃん、ルミエルちゃん仕上げですよっ!」
 その言葉にミューは軋む全身を奮い立たせ立ち上がる。
「ありがとうございます、狭霧!
 応援してもらった分頑張らないと!
 終わらせましょう、ルミエル。全てを!」
『そうね、ミュー。……災厄の魔女……あんたと語る言葉はないわ。
 未練ももうない。だから今度こそ灰になりなさい!』
 ミューとルミエルは全身全霊を籠めた炎の魔術は災厄の魔女フラムルージュを包み込んだのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



 フラムルージュは満身創痍でその場に立ち尽くしていた。
 瞬時に張った魔術結界は全て壊され、身体も灰のようにボロボロと崩れ去っていく。
 ふと頭によぎったのはあの言葉であった。
「春なんですから思いきり満喫しないとですよ」
 ここへ来た時にスプリングエルフに言われた一言だったが、
「それも悪くないね」
 そう思えてしまう程、満開の桜は綺麗であった。

最終結果:成功

完成日:2022年04月25日
宿敵 『災厄の魔女フラムルージュ』 を撃破!


挿絵イラスト