フレッシュ・マッシュ・ウォッシュ
『神は啓蒙を創造し、我等に与えた。我等は啓蒙を加工し、塩を作り出した。塩は死者の復活に不可欠なもので在り、それは神の血潮とも呼べるでしょう』――新しきカダス。
●サルベージ・リジェネ・イニシエ
前回までのあらすじ。
サイバーザナドゥの最下層、数多のジャンクが破棄(はび)こるダストエリア。死体と錆車を掬ったのはおそらく、サニドではないのだろう。ぎぃぎぃと吊り上げられた腕と脳が『つまらないものですが』と嗤っている。良いですか、死後の世界に安寧なんてありません。あるのは永遠に続く労働環境、アットホームな職場です――ぐるりと届いた仏陀(ほとけ)の糸も巨大企業群(メガコーポ)の暗躍(て)に過ぎない。
老若男女問わずに採用しましょう。皆々しっかりと稼いでくれます。お給料は、まあ、呼吸もしないので要らないでしょう――あの社員(したい)は如何やら、自我を維持(たも)てる類らしい。そんなに騒がないで、実験体候補(信者)が泣いてしまいます。
ぺらりと捲られた死霊秘宝(ネクロノミコン)がせせら笑う。それでは「オツトメ」始めましょうか。何れ復活(リジェネ)される、神様とやらの為に。
――捨てる神あれば拾う神あり、でしょう。
●グリモアベース
「欠落を補う為に他者を蹴落とす、人間社会にも『よくある』光景だが、成程、退廃的な世界(サイバーザナドゥ)には相応と思惟成せる。猟兵(きさま)は果たして彼等に『石を投げる』事が出来るのか、否か、何方にしても壊さねばならないが」
グリモア猟兵、ロバート・ブレイズは呵々と嗤い、猟兵(きみたち)を見た。手元にあるのは人皮(ほん)だろうか。遠目からでは判断し難い。
「如何やらメガコーポも縦ではなく横を向き始めたらしい。信者獲得の為ならば他者の製品も酷使すると決めたのだよ。たとえ『それ』が塵だとしても――さて、ダストエリア付近に集められた実験体候補、信者の解放だが――まずは図書館に潜入してほしい。古代の諸々、実に浪漫あふれる展開だろう……クカカッ」
ああ、ついでに奴等の死体蘇生(ちしき)を奪ってくるのも悪くはないな。拠点も潰せて一石二鳥だ――グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
企業コラボ第二弾。
第一章。
敵の拠点である図書館へ潜入します。
啓蒙たかまった信者として知識を貪るのが良いでしょう。
しかし、気を付けて。
ここにあるのは全部、正気を失うほどの代物ですから。
第二章。
実験体候補を守りながらオブリビオンを撃破してください。
敵の詳細は不明です。
第三章。
教祖との戦闘です。
詳細は不明。
宜しくお願い致します。
第1章 日常
『知の神殿跡にて』
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POW : 片っ端から読み漁って目的の本を探す
SPD : 散らかった本たちを整頓する所から始めよう
WIZ : 探索範囲を絞っていく事で効率よく探せるさ
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
螺旋を描くように、聳える本棚(もの)はまるで生命(いのち)を嗤うかのようだった。こぼれた紙束を拾い集め、元の場所に戻す信者(ひと)は人の貌(カタチ)を忘れたのだろう。伸縮自在の身体(にく)が天へとのぼる。
ナコト・コピー、セラエノ・パーツ、アザトホースその他の新説、サニドの閉眼――収められた古代(アナログ)は確かに、知識の宝庫だろう。嗚呼、人にトラペゾヘドロンと謂うべきか、捲れば捲るほどに狂気がやってくる。
『人は賢くなければいけません。人は愚かでなければいけません。神は我等を『そう』お造りになられた』――新しきカダス。
猟兵(きみ)は啓蒙たかまった信者(もの)として潜入しなければならない。欲に従い狂わなければならない。しかし――同時に、自らを維持しなければ危ういのだ。脳味噌を洗う為にどうして塩を使う――味気ない故か。
加工された人肉(ふで)が白紙を撫でた。
都藤・穂
❖
僕の欠落ってぇ、メガコーポに使われた結果の産物だからさぁ……。こういう案件は腹立つんだよねぇ。ぶっ潰すよぅ。
とりあえず図書館ねぇ~。まぁ、ここの啓蒙は前回で体験したしぃ、なんかそれっぽく振舞っとこー。
まぁ、Σをキメてもいいんだけどねぇ。
『幻の食材を求めて』(屍食教典儀)、なにそれぇ、ちょっと気になるぅ。
読んでみよっと。ふんふん~、あぁそういうやつねぇ~。確かにサイバーザナドゥでは貴重かもねぇ。
あと気になる本はぁ、うーんめんどくさいなぁ……ネ※※ロリ※※?これダメなやつじゃない?
ペラペラ……。うわぁ……。
腐りかけの欠片を調理し、喰らう事に躊躇などない。そんな頭(おつむ)で怠惰(ぼんやり)と胃袋(フラスコ)は刺激されるのか。改竄(あらた)め尽くした神経(シナプス)と精神(ほし)の並びの関係性を応え給え――僕の欠落ってぇ、メガコーポに使われた結果の産物だからさぁ――同じような現実(もの)を見てしまうと、憤懣(マイナス)部分が凸凹する。表面(かわ)を撫でた過去(もの)の罪は大きい。
啓蒙(おくすり)の味わい方は、既に、伝授されている。大母神(マグナ=マーテル)の戯言はゴルゴーやモルモーより遠方(とお)いのか。赤い、赤い、靴音(かつかつ)が響き渡る。もしくは邪悪の蠢動(うごうご)だろう。実に騒々しく、信者らしく、狂気(フリ)してやれ――夢魔(リリス)は如何にかして脳に刺さるのか? キメてもいいけど今は半端(いま)のように――目を向ければ背表紙(せなか)。
幻の食材を求めて――何故か猟兵(オマエ)にはすらりと解読(よ)めたイニシエ、ちょっと気になる題名(タイトル)に沸く々くした。ぺらりと捲ってみたならば、成程、世界(サイバーザナドゥ)では貴重かもしれない。とてもフレッシュな代物だろう――謝肉祭前に孕んだ君は汁気マシマシなメインなのだ。
じゅる、と、あふれた体液(よだれ)を拭いつつ別の禁忌(ほん)に触れていく。ひどく面倒臭い作業だが『熱心なもの』の真似事は継続(つづ)けねばならない――ネ※※ロリ※※? これダメなやつじゃない? 意味が違ってしまうではないか。
終末(しま)いに辿り着いた人類(ひと)の如く、止まらない指先に筆舌し難い心地。思わずこぼれた「うわぁ」が沈黙(しず)かに融ける。
――ネクロフィリアの執拗さが狂人すらも冒涜した。
成功
🔵🔵🔴
イライザ・カルセドニー
こんにちは。本を読むのは好きなんです。
溶けだして染み出していく知識はやがて血肉になり、ひいては新たな物語を生み出していく。
図書館はその循環の腹の中にいるように思えますね。
なんでしょう、死体の蘇生ですか。
生み出すよりも楽なのでしょうか。
大きくなるまで手間のかかる生き物ですからね。
生き返ったら、いろんなお話を聞けるかもしれませんからね、ふふ。
本は読みます。でも籠る時間はありませんね。
誰かいないでしょうか。本を食べてしまう人とか、意識を失っている人とか。
そんな人から本を借りようと思います。
読めているか気になりますか。みえていますよ。
捻じ曲がった背骨は神様を証明する。
霧(ミスト)の虚(なか)で蠕動した、蛆虫の、成虫(おに)ごっこは楽しそうに思えた。醜い想いが複数個ほど重なって、まるで暈(まい)の様子だと蝸牛(うずむし)が嗤う。こんにちは――溶け出して、染み出して、ゆさぶって狂う紙魚(むし)の貌、それを誰が認識したと謂うのか――本を読むのは好きなんです。独りでに捌かれた血肉(ページ)が新鮮(フレッシュ)な儘に臓腑(ふくろ)を満たす。これが新作(ものがたり)の開幕(さいしょ)ですか。図書館(はらわた)に迷い込んだ猟兵(オマエ)、循環(めぐ)る。
真っ白な蜘蛛を三匹、生きた状態で齧ってくれないか。秘宝の一文には奇怪(ふしぎ)にも『当たり前』が記されていた。生み出すよりも蘇生(つな)ぐ方が簡単(らく)で好い。大きく々きく、育まれるまで、どれだけの時間(はり)が要る――吹き掛けた塩(つぶ)がたくさん。いろんなお話を聞けるかもしれませんからね――ふわり、と、こぼれた微笑み。おそろしく透明な存在(かく)の位置。
人を鉱物として保管する方法、その優劣について。どろりと捲った禁書(もの)に籠っている暇は無さそうだ。それなら、嗚呼、親切な人にでも訊ねると好い。本を食べてしまう誰かさんとか、意識を失って涎に塗れた君とか――借りても良いですか? 良いですよ。病的な顔色の信者(かのじょ)に毒(あたま)をさげて。
ふわりと肩にのっかった、表現し難いおもさ。気になりますか。ええ、ちゃんと読めています。みえていますよ――ふぁさ、と落ちた塵(くず)が足跡と化す。文句を散らかした木乃伊(ひと)が極光(ひかり)に還る。
――濁りに々った目玉がぐるりと嗤った。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
この世界でも紙媒体で情報取集…
僕は電子媒体の方が得意なんだけどなー
紙媒体での処理速度は物理的に限界がある
そーなると並列処理でもしないと時間効率悪いよね
とゆーことで秘伝忍法<結>
まぁ、サイズの問題で処理能力は120倍とはいかないですが
それでも一人でがんばるより断然効率的だよね!
そして僕の啓蒙もヤバい速度で高まる!
いあいあ魔術の知識はヤバいですね!
対抗できる知識はないのです?
毒を以て毒を制す!
頭の中に詰まった外道の知識がお口から溢れてしまう!
図書館でキラキラはマズいですよ
が、がんばるっぽい~
山々と膨張(つ)まれた悪夢に脳味噌(だれ)かが溺れていた、信者だったのか実験体だったのか、判別する事も猟兵(オマエ)には赦されていないだろう。兎にも角にも、あらすじで告げた通りの最悪(やっかい)さだ。うごめく文字列(うじ)は勝手気儘に混沌(は)い摺って、点と点の位置を外(ず)らしていく――電子媒体の方が得意なんだけどな――紙媒体(イニシエ)相手では如何にも昂(こう)にも、物理的に効率が悪い。そうなると並列処理(いしき)を解体(ばら)して手繰る他ないか。と、ゆーことで。
結んでひらいて、握り締めたら蝸牛だ。石と鋏でのそのそ演技(や)ると悦ばしい。小さな分身(オマエ)では開くのに時間が掛かるが――まあ、一人でせっせこするよりはマシだろう。そして加速し増幅する啓蒙(ちしき)の度合い。高まり昂ぶりの反芻(くりかえし)――いあいあ系魔術の文句はヤバいですね! 飛び込んできたのは貌の無い鬼(おに)、護謨質な胴体(せかい)が押し付けられる。対抗できる知識はないのです?
逃れるべく呼び出したアナタの名はシャンタク、ごろりと転げた卵のなんと美味な事か。毒を以て毒を制す。無理に詰め込まれたオマエのではない脳味噌(しろみ)がぶくぶく泡立った――図書館でキラキラはマズいですよ。外道、非道の類がリ・バースの寸前。
が、が、がんばるっぽい~……。ぷるぷる浸透したフレッシュがひどい酸味を孕んでいた。振盪する虚(なか)を一歩々々、自分の意思(わら)へ手を伸ばす。
――掴んだ。
お呪いは成功だ、120ほどぶん回した甲斐がある。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『リアニメイト社の廃棄物『残骸』』
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POW : 人間には、内臓が必要だ
【生物の口や腹を狙う、漏電するマシンアーム】が命中した部位に【コアから放たれる、高電圧の電流】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
SPD : 人間には、手足が必要だ
自身の【壊れかけたコアから漏れる電流】が輝く間、【生物の手足を捥ぎ取る、マシンアーム】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ : 人間には、頭脳が必要だ
【コアから繋がる人体の欠損に気がつくこと】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【首を狙って伸びるマシンアーム】で攻撃する。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
『我々は決して人を無駄にはしません。我々は決して機械を無駄にはしません。それを塵だと謂うので在れば、先ず、神に訊かねばならないのです。それで、応えは、答えは返ってきましたか』――アザトホースその他の新説。
拉致されていた実験体候補(サイボーグ)、彼等に紛れて猟兵(オマエ)は惨状を理解(し)るだろう。信者と思われる群衆(むれ)に押し込まれてみれば――嗚呼、まるで啓蒙(のう)の足りない廃棄物(なまもの)だ。
配線(けっかん)を肉(くさ)れと見做して、人の皮で覆った過去(それ)は地獄からの絶望(もの)に違いない。されど猟兵(オマエ)は彼等が現実(リアル)だと咀嚼(し)っている――発光する『RE』はメガコーポの証だろうか。
人間には何が必要だ。内臓、手足、頭脳――愛おしい連中だろう、正しく『アザトホースその他の新説』に相応しい。けたけたと、何者かの囁きが聞こえた。
ふるえる候補者を守りつつ化け物退治と洒落込むが好い。
しかし継ぎ接ぎが雑ではないか?
イライザ・カルセドニー
わあ・・・実に気味が悪いですね。
この教義の方針なのでしょうか。
上の人はもう少しまともな見た目をしていてほしいです。
仕方ないですが戦います。
あなたは下がっていてください。
なんで今更気づいて動揺しているんですか。
欠損どころか余計なものが引っ付いてますよ。
側転しやすそうですね。
水銀になって飲み込みます。
首もないですから、脳天をぶち抜こうったってそうはいきませんよ。
闇魔術で内から外から攻撃します。
生体部品ですかこれ。それとも腐ったオイルでしょうか。
ちょっと臭います・・・。
悪魔(メガコーポ)に捧げられた労働者(パーツ)は生死の意味を省かれる。潰されたのか、洗われたのか、末法の時代(いま)では暴く術もない。発かれた棺(それ)には新鮮な脳味噌が詰められていた。
捻じ曲げられたのは背骨(はい)だけでは無かった、醜く、おぞましく接続(な)された手足(にく)が配線(けっかん)塗れを傍観(さら)してみせる。最早、わあ、と息吐く他に赦されなかった。実に気味の悪い過去作品(オブリビオン)だ、まだ、のたうつ毒素の己の方が猟兵(マトモ)に思える――この教義の方針なのでしょうか。掬い方と救い方の狭間で狂々と道化師(ピエロ)の真似事、はじけた赤鼻の中身はオイルに違いない――仕方がないです。すべては神様(だれ)かの運命(さだめ)事、ことこと煮込まれたイチゴジャム。
腰を抜かしていた候補者(だれ)かを背後(うし)ろにとろけていく。しかし、嗚呼、今更気付いたのか廃棄物(ちりちり)と――欠損どころか余計なものが引っ付いてますよ。神が嗤ったのか欠陥兵器、側転し易そうな形状だ。
ぎぃぎぃと軋んだ腕(アーム)は何を掴んだのか、悲しそうに、面白くなさそうに咆哮(な)いた。内側へと這入り込んだ白銀(シロガネ)は皮膚(かわ)にも粘着するのだろう。暗々とした埒外(ちから)が神経(シナプス)の虚勢(うそ)を殺していく――生体部品ですかこれ。腐れと穢れにまみれた啓蒙(オクスリ)、臭くてたまらない。
霧状と化した思考(ハグルマ)があわれにも再生(RE)に縋り憑いた。蜂蜜色の坩堝には戻れない――ひとつは全に含まれなかった。
成功
🔵🔵🔴
都藤・穂
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ふんふん、確かにぃ、“それら”があれば人間にはなるかもねぇ。中身が機械だろうと欠陥品だろうとぉ、人間(モノ)として使い捨てるなら充分かぁ。
でもぉ、ちょっと雑過ぎない?コードとか見えちゃってるしぃ、そのコードをナイフでサクサク切ってくよー。
マシンアーム?めんどーだなぁ。そっちはフォークの鎖で繋いでくるくるっとぉ。操らせてもらうよぅ。自分の頭でももぎ取っててねぇ。
壊れた機械はメンテナンスしないとだからねぇ。隅々まで解体して暴いて再構築してあげよぉー。
瑞々しい部品(パーツ)を購入すれば良かったのだ。若々しい脳髄を摘出(つか)えば良かったのだ。無料より高いものはない。※に這入る文字に従うべきだった。
鼻っ面に衝突(あ)たったのは橋から落っこちた所以だろう、七つ目のお呪いが解放(ほど)けたところで地獄落下(サヨウナラ)は免れない。粉(ふん)と撒かれた埒外(ちから)にでも中てられたのか、伽藍洞だった皮骨に視界(にく)が憑く――ふんふん――こぼれ欠けの彼等に脳天(うなず)いて魅せた。確かに『それら』が在れば人間と見做される。チク・タクと啼いた男性(にんげん)も頭部(あたま)無しの悪意(けもの)も同じ感触(もの)だ。使い捨てるなら充分かぁ――のたうつ寒気(コールド)など気にしない。
だけども君、ちょっと雑が過ぎないか。抜糸(しあ)げの際に余所見した医者(ドクター)の所業(せい)、ぶちぶちと火花(さ)いたコードの混沌(カオス)具合。患部を取り除くのに必要なのはメスか――いいや、巨大カトラリーの片割れが笑う。サクサクとおどるナイフは蟾蜍(カエル)の油でテラテラだ……ぎしりと悲鳴(な)くマシン・アーム。
壊れた機械はメンテナンスしなければならない。狂った人類はメンテナンスしなければならない。されど、彼等に再生(RE)の二文字は要るのか――? 握り締めたフォークが否定する、くるくると傀儡(にく)が謳い堕す。面倒臭い。
『アザトホース、嗚呼、アザトホース。我等は新たな説と共に、旧い考えを投げ棄てよう。脳髄で思うだなんて昔の人類みたいだ』――アザトホースその他の新説。
再構築(ただ)す方法など最初から存在しなかった。隅々まで解体(ばら)しても、自らで放棄(な)げては意味がない。ミキサーにかけられた漿液をびちゃびちゃ啜る――そんな摂取(つな)げ方では残骸としても成り立たない。
もぎ取った葡萄は一粒だ、ひどく腥(なまなまし)い。
嵐に喰われた細胞(セル)が感電死していく。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
世の中にはリサイクルしない方がいいものもある
僕はそー思うんだけどなー
うん、これは絶対しない方がいいやつ
まぁ、サイボーグだからまだ見れるやつだけど
これが生身だったらキラキラ案件ですよ?
あんまり見ていたいものではないしサクッと殺ってしまおう
<三千世界之剣弾>
中身が見えていたり漏電していたりと雑なつくりだからね
意外と電気が効くんではないかと思うです
とゆーことで雷属性の幻影で刺し貫けばイケルイケル!
幻影で刺し貫いて動きを止めたところを叩き潰すです
戦槌形態のオルトリンデで粉々にしてやるっぽい!
人皮を剥ぐ事に集中した結果だ、実を齧る術を失った人は獣に堕ちて往く。唾棄された彼等は最下層(ダストエリア)に満ち、コラボ企画と嘘(うた)われる。
連鎖する負(マイナス)は絵具(はらわた)と化して三角形(てん)を繋いでしまうのだ。終いの『。』を付ける事すらも忘れた人間(エラー)が七色の汚物(よご)れを散らかしていく。世の中にはリサイクルしない方がいいものもある――その代表格が目と鼻の先の廃棄物(キメラ)だ。何度目玉を穿ったって現実(リアル)は現実味(リアリティ)に還らない、はやく本社(リアニメイト)に返却(もど)してくれ――まだ半分(サイボーグ)だからマシな程度だ、生々しい部品(ばあい)は🌈(あらが)いようもない。誰が塩をひとつまみした、これでは過剰摂取だ。
芸術性(グロテスク)を冒涜し、排除した、腐敗性(スプラッタ)が迫り躯る。狂々と回転し頭脳(シナプス)を狙う貌(さま)は正しく本能(のうなし)と謂えよう。ところで――そんなに雑な造りで問題はないのか。三千世界(ヨグ=ソトト)に接続(つな)がれば新説への一笑、漏電(も)れた悪鬼(こころ)は百足の涎が如く。
蛇腹(はら)をくねらせ隙間(ツギハギ)に突き刺せ、背骨(こつ)を掻き乱す幻影(いかづち)は煌々と啼く。泣きじゃくる怪物(フリークス)は焦げ臭さを演出(た)らすものだ。イケルイケル――! びくりと痙攣(は)ねた兎(えもの)。
得物(かたち)を変態(か)えたのは蛆虫に在らず、憤懣(トール)が如くに構えた戦槌。粉々にしてやるっぽい――縦、縦、縦。マッシュ、マッシュ、スマッシュ――螺子と肉片が頬(ほっぺ)に粘着(つ)いた、でろりと拭った化粧。
サクサクと燃やすのが手っ取り早い、塵処理は暴力と同じだった。
成功
🔵🔵🔴
ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)
~なの、~なのねぇ、~かしら? そっかぁ
時々語尾がユルくなる柔かい口調
商魂たくましく、がめつい
参考科白
んンッ、あなたって手強いのねぇ
えっあっヤダヤダ圧し潰……ギャー!
私も気合入れて働くわよー!
悪い子にはお仕置きしないとねぇ
さぁお尻出しなさい! 思いっきり叩いてあげる!
乗り物を召喚して切り抜けるサポート派
技能は「運転、操縦、運搬」を駆使します
広域では営業車『Floral Fallal』に乗り込みドリフト系UCを使用
狭域では魔法攻撃や『シャッター棒』をブンブンして戦います
図書館(イニシエ)に谺(ひび)いたのは地獄から到来した、名状し難い怪物(ヒトモドキ)の咆哮(ショート)ではなかった。からからと絡み憑いた配線(コード)を誰が解くと謂うのか――嗚呼、まるで鉄の塊が如く、猟兵(オマエ)は空気(マイナス)を打ち破る。お忙しい所、お邪魔しまーす! 邪魔するならば帰ってくれと継接(めつれつ)な眼窩、落っことした球体(ぐるり)は何処に在る――オマエの足元だ、ぶちゅり。
その花屋は百鬼夜行(あらし)の如くとやってくる。数多の過去(オブリビオン)を引っ掻け、叩き尽くしたシャッター棒が此度(いま)も未来(あした)も鳴いて終うのだ。ようこそ混沌(ケイオス)が黒の書を捲るように、押し潰される前に還してやれ――如何様な埒外(フリークス)にも弱点は存在する、正に、彼等が脳髄を定めるような。
マシン・アームの暴走(すきま)を留める為に花輪(ひかり)が奔った、腐れた生身(パーツ)を更に劣化(おか)す啓蒙(アイス)な放射線(せかい)。三千もの鴉(けもの)を威圧(たお)す超越性(エネルギー)――クリプトナイトの抱擁。
新鮮(フレッシュ)は時に流(や)られ、暴走(くる)いと共に崩壊していく。最早、果てのない啓蒙(うみ)に溺死(おぼ)れ煉獄からも拒絶されたのだ。悪い子にはお仕置きしないとねぇ――痙攣(うごめ)いたボンジリを数え給え、多過ぎやしないか。
ひどい欠損部分(やわにく)をべしべしと殺せ、愈々動かなくなった『それ』は漸く、人間の痛みを知り逝くのだろう。最下層(ダストエリア)にリコリスが咲いた。
お辞儀(ぺこりんこ)がやけに上手なのはその所為だ。
成功
🔵🔵🔴
ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
温故知新(ことわざ)を冒涜するかの如く紙束(イニシエ)と配線(リアル)が絡まった、バチバチと火花(ひかり)を孕んだ廃棄物(フレッシュ)が襤褸を晒して蔓(パーツ)を求める。頭脳(みそ)を定めて蠢動(うご)く貌(さま)は頭でっかちな女王様の如く、嗚呼、視認(み)られた少女(アリス)は餌食(マッシュ)とされるのか――天々(くうくう)と聳えるのは猟兵(オマエ)の精神性(こころ)だ、しかし輪郭は薔薇(あか)と融けている。
薫り高く、無垢なる存在(もの)は銃と剣、得物(とげ)を生やして地獄を待つ。不定(さだ)めを忘却(お)とした廃棄物(オブリビオン)が近寄って来るのを望んでいるのだ。翻した反旗(はた)が煌々(ぎら)りと睨(のぞ)き好機は今ぞとオレンジが乱れる――言辞(ルーン)の意味を白痴(し)れない新説の所為だ、廃棄物(ひと)はおどる。
夕焼けが身を、芯を焦がすかの如くに敵対者(それ)を撫でる。不意に可視化(あらわ)れた猟兵(オマエ)に腐敗した頭蓋(ふた)は反応出来なかった――狼煙と共に終幕(フィナーレ)を謳え、ネオカダスに未来はない。
方程式(ケイオス)に興味を抱くのは後でも問題『ない』だろう、切断面のグロテスクさを以て「サヨウナラ」「ごきげんよう」とした。
炭化するまで焼いて濯げば罪もかるくなる筈だ。死体(ブタ)に啓蒙(オクスリ)とも欲(よく)謂うだろう?
成功
🔵🔵🔴
赤嶺・愛(サポート)
『世界が平和になりますように』
人間のパラディン×シーフの女の子です。
普段の口調は「平和を愛する(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、怒った時は「憤怒(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は明るく、人と話す事が好きで
平和的な解決を望む優しい性格の女の子ですが
戦う事でしか依頼を成功出来ない時は戦う事も厭わないです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
赫々と光輝(かがや)いた心臓(ハート)が異常なまでの熱を孕んでいた、欠損(か)けた廃棄物(かれら)を眺める度(つぎ)に脳裡(う)かぶ悪夢、それは猟兵(オマエ)が決して辿り着いてはいけない奈落(カオス)だろう。争いは止まない、死体は無くならない、グロテスクな縫合(いと)が抱きしめ合っている――世界が平和になりますように――悉くを否定された愛情論。最早、暴力沙汰(かいけつ)を厭っている場合ではない。
金色に、艶やかなオマエの髪の根元、蓋を外して確認(み)たらなんと甘美な汁気か。廃棄物(フレッシュ)は羨望(こ)を落とすかの如くにマシン・アームを伸縮(はし)らせた。オマエの頭脳が欲しい。オマエを開けたい。オマエに詰まったたっぷりが悦ばしい――嗚呼、サニドの目、イタクァの双眸は何色だったのか。新説を捲る知性も見当たらない。
もう図書館(イニシエ)に必要性の欠片(にくへん)もなかった。無意味な文字列(アクロ)が蔓延り猟兵(きみら)の在り方を拒絶している。ならば吹き飛ばしても構わないだろう。舞え、無垢なる自然の精霊よ――傍らで薔薇々々と、橙(かにく)と共に。
劫、業、と猛る炎(ナチュラル)が超自然(ユーベルコード)へ暴走(へんしつ)した。竜巻が廃棄物(にく)と資料(かみ)を巻き込みクトゥガの模倣に成っていく。何者かの不愉快な祈祷(ことば)が漏れた――成程、新鮮さを殺されては適わない。
冒涜的であろう現実(リアル)にオマエの憤怒(こころ)が突き刺さった。棺も碑もなく廃棄物(ななし)の煙が融解(き)えてしまう。
――ヒーローは遅れてやってくる。
成功
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第3章 ボス戦
『ムクロマンサー』
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POW : サービス残業? 愛社精神ですけど
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【含む敵や無機物を洗脳・再起動し、手下】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
SPD : みんなしっかり稼いでます
非戦闘行為に没頭している間、自身の【骸の海を注入した手下ども】が【自身を守りながら一生懸命戦う為】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ : 闇営業? ただのネゴシエイションですが何か
対象にひとつ要求する。対象が要求を否定しなければ【洗脳】、否定したら【このユーベルコードを再び使用し】、理解不能なら【意識】を奪う。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠虻須・志郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
焦げ臭い死肉(にく)を、ぐちゅ、と踏みつけ蜘蛛(それ)は溜息を吐いた。実験体候補(ひと)も救われてしまえば、ぐにゅ、労働者(アットホーム)など作れやしない。がちがちに固められた社訓(バイブル)をぺらぺらと捲ってみる――こんな「くだらない」理想郷など洗脳(か)えてしまえ。朝の挨拶を始めよう。
人肉(フレッシュ)!
潰して(マッシュ)!
洗う(ウォッシュ)!
人肉(フレッシュ)!
潰して(マッシュ)!
洗う(ウォッシュ)!
掛け声と共に涌き出た廃棄物(だれ)かさん、啓蒙たかまっている。
人肉潰して洗う(フレッシュ・マッシュ・ウォッシュ)!
たいへんよろしい。
『塩を調味料として使う際は注意してください、アナタの脳に『アナタ』が生じてしまいます。ウロボロスの真似事は確かに気持ち良いでしょうが、それは食屍鬼でもない不完全です』――幻の食材を求めて。
それではネオカダスの皆さん、愛社精神(サービス)のお時間です。廃棄物(リアニメイト)の類では在りますが、まあ、我々(アミダインダストリー)も噛ませてもらうと謂う事で、おひとつ。
燃え滓(ネクロノミコン)が再生した、ブレインウォッシュは終わらない。
都藤・穂
❖
うわぁ、君たちまで関わってくるわけぇ?人肉マッシュでブレインウォッシュねぇ……。お腹は満たされそうだけど?
で、要求ってなんなのさ?愛社精神に従って働けばいいのぉ?
はーい、じゃあフレッシュ!マッシュ!ウォッシュ!の掛け声合わせてぇ、君をフォークとナイフでサクサクぅ~。
Σを決めたら啓蒙高まる~!いぇーい。
だめ?めんどくさいなぁ。
じゃあ硫酸の雨で溶けてもらおうかなぁ。君がまだ完全に機械化してなくても、硫酸は辛いでしょ?
『硫酸を調味料として使用する場合、アナタの身体が溶ける可能性があるのでご注意下さい。』
思わず溜息(ゲコり)と漏れたのは神格(うろがわ)の所為だろう、目と鼻の先には蟲毒(みっつ)の企業群(メガコーポ)コラボ、ぼとぼとと起き上がる死体(にく)の貌(さま)は食べ放題(バイキング)か。人肉(フレッシュ)を挽肉(マッシュ)にして洗脳(ブレイン・ウォッシュ)だ。順番が狂気(おか)しくはないか――お腹は満たされそうだけど? どくどくと這い寄ってきた闇営業(ネゴシエイション)、アジテーターが不足している。
愛社精神(ラヴをクラフト)してくれないか、蜘蛛の糸がフラスコをつついて虚へ虚へと浸透していく。それでは皆さんとご一緒に――フレッシュ! マッシュ! ウォッシュ! の宣言(ワード)とカトラリー。フォークとナイフで上司(きみ)をサクサク――序でに啓蒙(Σ)を脳直すれば猟兵(オマエ)も立派な社畜(けもの)……え? 違う? これじゃあただの獣(ひと)なのだ。邪神(ひと)が邪神(かみ)を殺すなんて患っている。
めんどくさいなぁ――理解不能(のうない)と悟られる前に染み込ませるよ酸性雨、蟾蜍(ツァトゥガ)の口腔(なか)は非常に蝙蝠(こわ)いのだ。君がまだ完全に機械化していなくても――爛れる額、目の玉にとどく。
『硫酸を調味料として使用する場合、アナタの身体が溶ける可能性があります。塩を塗りたくるのは危ないです、月棲獣(かれら)の拷問と同じ方法ですから』――エイボンの業。
殻の中身を啜るのは何も毒蟲だけではないのだ。剥き出しの肉(フェイス)が悶え狂い、憤懣(いか)り半分と猟兵(きみ)を睨(ねぶ)った。ハイ・テンションでピースを叩き付けろ、ぶち上げた満腹感(うそ)を逆流(た)らすと良い。
大成功
🔵🔵🔵
露木・鬼燈
よくない
これはよくないですよ
フレッシュが一番とか幻想ですよ?
世の中にはフレッシュでないほうがいいものもある
僕が熟達の忍でなかったらキラキラ案件ですよ?
キラキラの危険が三カ所もあるとは…
今回のお仕事は罠だったのです
まぁ、乗り越えられたんだからいいかー
最後の敵を始末してさっさと帰るですよ
呪法<蠱毒>
百足類は基本的に肉食動物でしてー
フレッシュなお肉なら食べてないないしちゃうのですよ
まぁ、この子たちは呪詛なので無機物でもないないしちゃうけどね
引き裂かれた絆(はらわた)を解れ無しと謂うのは無理な話だ、接続面(つら)の荒い人肉(フレッシュ)がカタカタと嘲笑(わら)い欠けている。何処が不足なのかすらもジャンクどもには理解出来ないのか、ぎぃぎぃと歯(パーツ)を軋ませていく。よくない――現状(これ)は全く『よくない』ものだ。オマエは『フレッシュが一番』という幻想(メルヒェン)を知っている。まさしく幻想領域(ドリームランド)に捕らわれた存在の末路だ。世の中には『そのまま』を嫌悪する人類は多々ある。僕が熟達の忍でなかったらキラキラ案件ですよ? これでは七色のトライアングルだ、綺麗な音色が大惨事(だいなし)と解せよう。今回のお仕事は罠だったのです――あんなにも知識が在ったのに?
乗り物の中で読書するのは止めましょう、サニドも呆れた貌でアナタを眺めています。アナタも信者(サラリーマン)になりませんか? 拒否権は何処にもない、無限ループを孕んだ副王(かみさま)の如くに言葉は反芻(ひび)いた。ひどく煩わしい。
最後の敵を始末してさっさと帰るですよ。ついでに還るならば啓蒙(どこ)が好いのかと呪詛(キャンディ)が覗いた。ぼたぼたと涌いて、降る、大百足の輪郭(つら)が蜘蛛(オブリビオン)に絡み憑いた――フレッシュなお肉も無機物(ハグルマ)もお残しせずに「いただきます」だ。意識なくとも蟲毒(むし)が蠕(うご)く。
我等が敵に呪いあれ、我等が過去(てき)に荒波あれ。最早、神は光を忘れていた。タランチュラがカフェインに浮かぶようで――ぐちゃぐちゃな巣窟。
大成功
🔵🔵🔵
イライザ・カルセドニー
フレッシュマッシュはいいものです。
マッシュドポテトも挽肉も素敵な料理になり得るのですから。
洗うと旨味が逃げそうですが、クレーム対応はカスタマーに任せましょう。
塩を足せばいいのですね?
こんなの目分量でいいのです。
ええ、計量カップで測ったほうがいいですか?
ネゴられたら、嫌です。嫌です。嫌です。根競べですよ。
目分量は再現性がないですか?
まずいところを突きますね。
エンゲージリングでビビーッ。
連鎖する不幸はご愛敬ですよ。
あなたもドジっ子属性を堪能しましょう。フレッシュマッシュウォッシュ。
何の話をしてるのか、ですか?
料理だと思っていたのですが、私もまだまだ見えてないようですね。
マッシュ・ド・ポテトの湯気が脳裡(あたま)を巡っていた、香辛料(スパイス)多めな挽肉(フレッシュ)もオマエの食欲を擽るだろう。彼等はきっと素敵な料理になり得るのですから――それなら如何して洗浄(ウォッシュ)するのかとぽんわり疑問、旨味が逃げているではないか。そんな電話(クレーム)に対応するのはカスタマー何某任せてしまえ。だから不足しているのは従業員ではなく塩だ、こんなの目分量でいいのです。
そんなに多量を積んでしまうと蘇生(しるけ)が台無しになって終います。ええ? 計量カップで測ったほうがいいですか? そりゃ当たり前じゃないかと信者の群れ、だって、死体が動き出すほどの美味ですよ――実にネゴネゴしい接続だ。
嫌です。嫌です。何が何でも嫌です。突き刺さった啓蒙(くだ)の意味も忘れて根競べだ。上に叩き付けた書類がそのまま『OK』だなんて絶対にない。ひどく再現性がないターン・テーブルだ……まずいところを突きますね。ビビビと放出(なが)れた輪っかの光線(ひかり)、あなたもドジっ子属性を堪能しましょう?
連鎖する不幸はご愛敬、ずるりと転倒(ころ)げた蜘蛛(あなた)にフレッシュ・マッシュ・ウォッシュ。そういえば何の話だったか――お互い脳を傾ける。
料理だと思っていたのですが――視えているのに視えていない、視えないのに視えている、矛盾を孕んだ複眼が脳天(まんてん)の星空を仰いだ。
私もまだまだ未熟なようですね。
濁々とした目玉で過去(オブリビオン)を定める、ぬらりとタオレタ蜘蛛(きみ)に合唱。フレッシュはさぞ滑り易い地面でしょう。
拭う事の出来ない滂沱が萎々(しおしお)と啼いた。
大成功
🔵🔵🔵
ティー・セツナ(サポート)
「あ˝あ˝?悪ぃな、ちょっと…暴れさせてくれよ」
凶悪な顔の新米執事
顔と口調の割には戦いは好きではない
好きではないが、得意ではある
何より執事の仕事を全うするためにも、定期的に戦ってスッキリする必要がある
そのため戦いの場では率先して前に出る
誰かを庇っているとなおさら戦いやすい気がする
どちらにせよ、ただひたすら殴り、暴れるのみ
一通り暴れたら、無表情で感謝を
「すっきりした、ありがとう」
戦い以外の依頼では、執事として皆のサポートを。
色々な人に仕えるのも、よい経験になると手は抜かない。でも顔はチンピラ
猟兵(オマエ)は意識していたのか、意識していないのか、脳(シナプス)閃かない儘に最下層(げんじつ)へと落っこちた。そもそも此処が世界(サイバーザナドゥ)という事も曖昧だろうか。つまり、そんなにも執事(オマエ)は闘争(ち)に焦がれていたのだ。我慢して我慢して我慢して、積もりに々もった塵(おも)いが破裂寸前の凶暴性(くる)いとなって心臓(ぞう)を打つ。討つべき過去(オブリビオン)は何処だ、嗚呼、探さずとも『たくさん』いるじゃねぇか――洗脳された機械でも人肉でも構わない。
再起動(リアニメイト)された群れの腸(なか)へと吶喊した。自らの肉を喰わせながら敵(くさ)れ肉を殴打(たた)いていく。フレッシュ・マッシュの反芻がウォッシュの音(さけ)びを無碍に帰(し)た――悪くない、いや、悦ばしい感触だ。ちぎれた肉片(パーツ)を化粧と見做し新米執事(オウガブラッド)が咆哮(うた)う。
手下を独りで蹴散らした男を『みた』蜘蛛(オブリビオン)は痙攣(ひく)りと嗤った。貌(つら)を合わせてしまえば理解して終う『力の差』。このまま殴られ、情報を吐くよりは――閃光、異常音(エラー)と共にムクロマンサーは爆ぜる。
残骸を踏んでいる執事の表情(かお)は如何だったか。見た猟兵(もの)はいないだろう。苦虫(うじむし)が蠢きを止めた。
人肉潰して洗う――一片も滓(な)いと成れば『言葉の通り』に落ちたのだ。破り棄てられた知識がミキサーの中でピリオド。
成功
🔵🔵🔴