●強制的な忠誠の発注
ここはアミダ社傘下、ダット社の工場。サイバーザナドゥ有数の優良企業であり、流通の中心であり。そして。
明るく笑顔の絶えない職場である。責任者の。
「今日の成果は?……うん、いいわ。そのまま続けてちょうだい」
オフィスに響く女性の凛とした声。
電話口に何かを話しているようで、その声は非常に嬉しそうだった。
「なに?労働限界を迎えてダウンしてる労働者が?……そう。改善されないようなら、解雇。しちゃって」
動けない子はいらないわ。と言いながら名簿に線を引く女性の影。
その名簿には。今までに行方不明になった人物の名前や年収、借金額など。あらゆるデータが揃っている。
「忠誠を従わず、役に立たない子は不要よ。また引き抜かないとダメかしら……」
そう呟いて。名簿と帳簿を見て一人。頷き、笑みを浮かべていたのだった。
●ブラック企業に鉄槌を!
「やあ、みんな事件だよ。というより、労働戦士に自由を与えに行こうじゃないか」
猟兵たちを集め、当夜はグリモアを見ながら話を続ける。
「今回は正面から堂々と。企業を一つ潰してもらうよ。
今回のターゲットはサイバーザナドゥにある有数の企業の一つ。の傘下のダット社だ。
あそこは資金に困っていたり、借金があったり。お金に困ってる住民を誘い寄せ。生きれるギリギリの労働環境で絞りカスになるまで働かせる、管理会社だね」
まるで僕の生まれ故郷みたいだ。とつぶやいて。
「手段は問わないよ。順序としては今から説明するよ。
ここの地下施設に大量の労働者と監視する役員たちがいる。労働者の休憩時間に合わせてみんなが襲撃。役員たちを倒して、彼らを救いあげて欲しい」
時間と労働者の安全を確保できるならそれ以上の要望はない、と伝え説明を続ける当夜。
「ただ、そこに到達するまではかなり厳重なガードがあると思う。潜入するもよし、蹴散らすのもよし。警察もどうせ取り締まらないだろうし、自由にやるといいよ」
そもそも警察も買収されているため、ボロを出さないために動けないらしい。
「久しぶりにストレス発散レベルの破壊を楽しむのもいいんじゃないかな?
みんなが無事に帰ってきたら……まったり団欒でもしようじゃないか」
それじゃ、いってらっしゃい。
とそっと見送りはじめる当夜なのだった。
陰坂 うじみん
お久しぶりです。陰坂うじみんです。
暗黒メガコーポをぶっ壊せ!なシナリオです。
一章では冒険になります。警備を突破して中に潜入していただきます。パワープレイでもテクニカルな潜入でもご自由に!
二章は集団戦です。労働者たちが居ないうちに、現場に残っている役員たちを吹き飛ばしましょう!
三章はボス戦です。責任者に正義の鉄槌を!
皆様のプレイング、お待ちしております!
第1章 冒険
『『現在、関係者以外の入場を禁じています』』
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POW : ●『押し通る』
SPD : ●『潜入できるルートを探す』
WIZ : ●『防衛設備をハックしたり、魔術で惑わす』
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
護堂・結城
【POW】
ハッキングでも仕掛けてセキュリティを無力化する?
魔術で迷彩や目立たないように変装して潜入する?うん、いいセンスだ。
だが俺はこうしよう。
「真正面からお邪魔しまーす、おーぷん…せさみっ!!」
怪力・衝撃波・貫通攻撃を込めたキックで地形破壊し、押しとおるぞ
人一人には手にあまりそうな巨大な扉やシャッターの時はUCを発動して更にキックだ
いやぁ、周辺被害を気にしなければ電撃とか爆破とかも混ぜて建物ごと跡形もなく消し飛ばすんだがなぁ
本命以外を巻き添えにしたら悪いし、力づくでぶち壊して通るしかないからしょうがないよな、あっはっは
え?破壊を楽しんでるだけだろうって?
正解、勘がいいやつは早死にするぞ♪
堂島・アキラ
シンプルでオレ好みの壊し仕事だな。いっちょ暴れてやるとするか。
厳重な警備に堅牢な防壁。それがどうした。オレはザナドゥの死神こと無敵のデスブリンガー様なんだぜ?
オレの拳一つで邪魔するヤツはブッ飛ばすし面倒な壁は全部破壊してやる。
目的地まで一直線に進むぜ。目の前にある物はなんだってぶっ壊す。
能力を何十、何百倍にもすれば壊せねえ物はねえ。雑魚共の妨害を受けたって全く効かねえな。
その分移動速度も低下しちまうが、どうせ誰もオレを止められやしねえんだ。
ゆっくり散歩でもするみてえに歩いていこうじゃねえか。
ネロ・アンドラス
「正面からどうどういくぜ❗ファントム❗運転頼むぞ❗クラーケン❗洪水の絵本1ページ❗」まず警備を洪水の範囲攻撃で撹乱「次❗3ページ❗感電させろ❗」更に大量の電気鰻で範囲攻撃「よし❗お待ちかねのガトリングタイムだぜ❗」uc発動❗両腕をガトリングに変え正面に制圧射撃❗「弾は大きめだから避けれると思うなカス共❗くらえ❗ダブル・ヘル・ガトリング❗」混乱する警備を撃ちながら、玄武号でゲートを突破するネロであった❗
ここはアミダ社傘下、ダット社の工場。サイバーザナドゥ有数の優良企業であり、流通の中心であり。そして。
これから、猟兵たちに襲撃をかけられる場所でもある。
「シンプルでオレ好みの壊し仕事だな。いっちょ暴れてやるとするか」
「そうだな。さてさて。真正面からお邪魔しまーす、おーぷん……せさみっ!!」
見た目美少女。中身はイケイケ系なメガコーポに立ち向かい続けるサ美女、アキラが気合を入れる。
その入れた気合に応えるように一つ頷いて。外道即殺の妖狐、結城が力強く。堂々と正面から。厳重にロックされているはずのゲートを、強いキックでこじ開ける。
「おらおらー!邪魔する奴はオレの拳で吹っ飛ばすぞ!」
こじ開けられたゲートからまず入っていったのはアキラ。警備員や警備タレット、ドローンたちがそれを止めようとアキラに立ち向かっていく。が。
「はっ!もっと重いのを持ってこい!雑魚共が!お前たちの妨害を受けたって、まったく効かねえな」
足が止まることも、傷をつけることも、何一つ彼らにはできはしなかった。
移動速度を犠牲に、パワーとガードに極振りした今のアキラは生半可な攻撃では止まることはない。ただただ一歩、また一歩と攻撃を受けながら進んだアキラは。
「お、らぁ!」
拳一振り。極端までに高められたそのパワーに道を塞ぐそれらの障害は。たった拳一振りだけですべて吹き飛んで。またアキラの道を阻むものは何もなくなった。
「どうした?その程度か?もっと止めにこい!」
挑発しながらも先へ先へ、一歩一歩と踏み進めるアキラとは少し離れた場所。力強いアキラとは別の……いや、力強くはあるが。それよりも。
あまりにも。力強く、速い音がどんどんと工場に近づいていた。
「っらぁ❗正面からどうどういくぜ❗ファントム❗運転頼むぞ❗クラーケン❗洪水の絵本1ページ❗」
自身の分身。ファントムが運転する装甲車、玄武に乗って。ネロがその毛皮をたなびかせ、敷地内に強引にエントリーを果たした。
混乱する警備員や、急遽現れたネロに防衛システムが対応するよりも早く。ネロが使役するクラーケンが起こした洪水が、それらの機能を止め、押し流していく。
「まだまだ❗次❗3ページ❗感電させろ❗そして……よし❗お待ちかねのガトリングタイムだぜ❗」
直後放たれた電気鰻が先程の洪水の影響範囲に電撃属性を追加し。機械たちが機能停止にされ。直後にネロの変形した両腕のガトリングが、それらを木っ端微塵に叩き潰す。
「弾は大きめだから避けれると思うなカス共❗くらえ❗ダブル・ヘル・ガトリング❗」
警備を、防衛システムを、壁を。全てをガトリングと玄武で蹴散らしながら。スピードと破壊力で強引にネロは突き進んでいく。
「おー、やってんなぁ。よし、俺も行かせてもらうかな、っと!」
ゲートを蹴り飛ばし、体勢を整えながら。先を進んだ二名を目に、ニッと笑顔を浮かべる結城。
何とか嵐が過ぎ去り、結城の影に気づいた警備員が応援を要請し、システムもそれを止めようと結城に迫っていく。
「あー、悪いなー。そっちを怪我させる気はないんだ、がっ」
そもそもゲートを破った時も。その持ち前のフィジカルでユーベルコード無しに打ち抜いた結城。力の扱い方は慣れている。
地形を踏み抜き、大きな怪我をさせることなく。しかし防衛システムは確実に動きを止めて。まるで地形を作り替えるように、その怪力を活かし、道を切り開いていく。
「さてさて、さてとだ。大きな壁もなんのその、ってな!」
そうして進み、大きな壁が行方を阻もうとも。同じように。ユーベルコードを乗せたその蹴りはただの一撃で壁を壊し。ただ工場本体に向け、一直線に結城は歩みを進めていく。
「いやー、本命以外を巻き添えにしたら悪いし、力づくでぶち壊して通るしかないからしょうがないよな、あっはっは」
笑みを浮かべながらも一直線に進んでいく結城。どこか楽しそうではあったが、それを止めることも出きず。
警備たちは三者三様に突き進む彼らに近寄ることもできず。突き進んでいく彼らを、荒らされた土地から見ることしかできなかった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
シホ・イオア
ストレスはっさ……じゃなかった、
困っている人を助けるために参上!
『輝石解放、ガーネット。影よ、シホの身を映して群れと成せ。』
みんな~、まずはダット社への侵入場所を探して社内へ。
屋上とか窓とか人のいなさそうな所が理想かな。
そのあと地下への入り口を探すよ。
光ってるから目立つかもしれないけど
ダクトとか天井とか目につきにくい所を使ってみてね。
真面目な侵入だとこんなとこかな。
警備や社内の人が少なければ
500人も分身がいるし450人くらいで社内上層で悪戯しまくって
混乱を引き起こした方が楽しそう。
アドリブ連携歓迎。
「ストレスはっさ……じゃなかった、困っている人を助けるために参上!」
そんな大進撃が行われる少し前。小さな体を活かして屋上についたフェアリーのシホ。彼女は騒ぎを起こさず侵入しようと、ルートを探ろうとしていた。
『輝石解放、ガーネット。影よ、シホの身を映して群れと成せ。』
そんな詠唱を元に。600人のシホよりさらに小さい分身たちが生まれ、ダクトや天井、目立たない場所をはじめとして、ありとあらゆるルートから最善のルートを探り出す。
その特色ゆえに青い体は少し目立つかもしれないが……そもそも限界ギリギリ社員たちはそれに気づくこともない。
むしろ人でも機械でもないその青い光は、逆にカモフラージュとなったのだった。
「ふむふむ……案外気付くのはゆるゆるだったりするのかな?……良い事思いついちゃったかも」
ルートを編み出し、その時の様子からもしかして、と想像するシホ。ニヤッと可愛らしい笑みを浮かべた彼女は。
「よーし!かき乱して悪戯しちゃえ!」
その合図とともに。600人の分身シホたちが社内を一斉に駆け回る。
慌てふためく一般社員はその後反応に遅れ、というより600人の小さな妖精に対応する術を一般社員が持ち合わせるわけもなく。
慌てふためく一般社員を横に、くすくすと笑みを浮かべながら。シホは地下へとこっそり進むのだった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『アミダ・アーミーズ』
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POW : サイバネティック・ランページ
自身の【部下】ひとつを用いた行動・攻撃の威力を3分間3倍にする。終了後[部下]は【過労】により破壊される。
SPD : アンタッチャブル・アドミニストレータ
状態異常や行動制限を受けると自動的に【強制停止コード】が発動し、その効果を反射する。
WIZ : ハイ・アンド・ロー
常識的な行動を囁く【論理AI】と、非常識な行動を囁く【暴走AI】が現れる。[暴走AI]に従うと行動成功率が8倍になる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
他者多様な手段で警備を突破した猟兵たち。
地下へ突入すると、先ほどよりも武装した警備員・役員たちが猟兵たちを待ち受ける。
「好き放題やってくれたようだが、これ以上は荒らさせんぞ。おい!お前たち!乱暴なお客様にお帰り願うぞ!」
指揮官らしき人物が声を上げると、一斉に武器を構える社畜たち。
奴隷たちの姿は未だ見えない。ここでは暴れても被害は出ないだろう。猟兵たちは戦う構えを取り始めた。
護堂・結城
俺らに倒されるか3分後に過労死するか…どっちも地獄だな
無駄にいたぶる趣味はないからさっさと永久に休むといいぞ
【POW】
「外道の手駒を狩ることに変わりはないんだけどな」
「散々痺れて焼かれて酷い目にあってから過労死するか、さっさと退場するか、好きな方を選んでいいぞ?」
緑月と紅月の尾を使い、焔鳳と電撃弾の弾幕を張る範囲制圧射撃を仕掛ける
数が多すぎちゃせっかくの強化も生かしきれないだろ
搔い潜ってきたやつは怪力キックで吹き飛ばし、持ち場にお戻りください、と
追撃に氷牙と吹雪を詠唱鏡に変化させ、魔法の光線による範囲レーザー射撃で蹂躙だ
「必殺…狐さんびぃぃむ!!」
ふざけてるって?遊び心は人生に大切だぞ
「さて、と。外道の手駒を狩ることに変わりはないんだけどな」
武器を構え、自身を睨む警備員たちを挑発する結城。
「散々痺れて焼かれて酷い目にあってから過労死するか、さっさと退場するか、好きな方を選んでいいぞ?」
「っ、舐めるな!」
挑発に耐えきれなくなった警備員数名がリミッターを外し、過労も厭わず3倍の速度で結城に迫る。だが。
「っと、直線は読みやすいぜ?それに、そんだけいりゃ速さも活かせないだろ、っと!」
カウンターのようにその尾から焔鳳と電撃弾の弾幕を放つ結城。
確かに動きが早くとも。弾幕をまとまったところに打たれれば回避不能な攻撃も出てくる。
警備員はその弾幕に吹き飛ばされ……やっとの思いで近づき、武器を振りかざしたものでさえ。
「ほい、お疲れさん。持ち場にお戻りください」
げし、と片足の蹴りで最も容易く戻されてしまう。
「うし、それじゃそろそろ……締めと行くか」
やがて、自身を狙う警備員が疲れた様子を見せると。魔法の力を一点に集める。
「必殺……狐さんびぃぃむ!!」
そんな技名を叫びながらも。氷が圧縮されたその光線は。レーザーのように団体の中心に着弾し……彼らは完全に氷漬けになってしまった。
「まあ、動いてヒートアップした体をそれで冷やしておけばいいんじゃね?」
ふう、と一息つきながら。出来上がった表情たちを前に。にっと笑みを浮かべた結城だった。
成功
🔵🔵🔴
シホ・イオア
武装した人がいっぱ~い☆
さすがにこっちは警備が厳しいようだね。
上と違って一般社員もいないみたいだし、遠慮なしでいこう。
さあ、シホと一緒に踊ろう!
【空中戦】【ダンス】で立ち回り、
【残像】【見切り】で回避を強化したシホを捉えられるかな?
近寄ってくる敵には
ガトリングブーツと空飛ぶハートで【弾幕】【制圧射撃】をプレゼント☆
ああ、そういえばこの人たちって社畜(精神攻撃)なんだっけ?
じゃあ色々疲れてるよね、シホが癒してあげる☆
『世界を癒せ、シホの光!』
癒しが効き過ぎて眠くなったらごめんね~。
アドリブ連携歓迎。
アリルティリア・アリルアノン
ネガティブハートにスマイル配信!
バーチャル魔法少女アリルちゃん、ちょっと遅れてログインなーう☆
テレポートで現れ、お決まりの名乗り口上をひとつ
…って皆さん、そんな怖い顔はノーサンキューですよ!
ほら、笑って笑って〜〜パシャリ☆(空気を読まない撮影)
…バカめ!突然現れた美少女が呑気に撮影するだけだと思いましたか!
今のがアリルのバーチャル魔法、フォトジェニック・ステイシス!もはや動けまい!
オラァ!後は隙だらけになった悪党に電磁属性の魔法弾(属性攻撃+範囲攻撃)を放って一網打尽です!
人々の弱みにつけこみ搾取する暗黒メガコーポの横暴、絶対に許しません!
「わあ、武装した人がいっぱ~い☆」
「ネガティブハートにスマイル配信!バーチャル魔法少女アリルちゃん、ちょっと遅れてログインなーう☆」
そんな環境にきらりと輝く明るい声たち。
警備員たちが声のする方へと振り向くとそこには明らかに暗い職場に似合わない様な。そんな可憐な妖精と美少女が並び立っていた。
「さあ、怖い顔しないでシホと一緒に踊ろう!ついてこれるかな?」
こちらに気づいた警備員たちにふわりと飛んでいくシホ。ふわりふわりと踊る様に飛び回るその妖精を捉えられる警備員は少なく、次々に翻弄されていく。
「っと、お兄さんには残念賞!」
たまにあらゆる手段を用いて近づいてくる警備員もいたが、それらは本格的に近づく前に。シホの靴から放たれる弾幕。それと舞い散るハートによって阻まれる。
そうして翻弄され続け、次第に怒りの表情に満ちていく警備員たちだったが。
「って、ほらほら皆さん!そんな怖い顔はノーサンキューですよ!」
此処にはキラキラしている美少女はもう一人いるのをその声で警備員は思い出す。
一部の警備員たちは振りむき、アリルをその視界に収めた、のだが。アリルはなぜか武器ではなくスマホを構えている。
「ほら、笑って笑って〜〜。3、2、1……パシャリ☆わ、いい写真です!」
呆気に取られているうちに。そんな表情の警備員たちを写真に収めるアリル。
一人はしゃいでるその様子に我に返った警備員は近寄ろうとするのだが。足は動かず。足どころか手も。まるで停滞したかのように、体の自由が利かない。
「……なんてっ!バカめ!突然現れた美少女が呑気に撮影するだけだと思いましたか!」
今の写真こそがアリルのバーチャル魔法の起動であった。写真に撮られた彼らは一時的に。その撮られたときの構図で固定、停滞させられてしまっていた。
身動きが取れず、目の前の少女の豹変ぶりに焦りの表情を浮かべた者もいたが。動けない今、時すでに遅し。
「人々の弱みに付け込み搾取するその横暴!絶対に許しませんよ!」
アリルの傍に浮かび上がる大量の雷を宿した魔法の弾。それをただ見ている事しかできずに。
「せーの!どーん!」
勢いの良い掛け声とともに。動けない彼らはバチバチにシビれさせられて。
パタ、パタリと。地に倒れ、ぷるぷる震えるのであった。
「わぁ、やってるなぁ……あんな攻撃見てもお兄さんたちは社畜?だから逃げれないんだっけ……大丈夫?疲れてない?」
宙を舞いながらそんな言葉の刃を飛ばすシホ。本当に刃を飛ばすつもりだったのかはわからないが、少なくとも刺さる者は居たようで。胸を押さえる人物の姿もあった。
「……ふーん。じゃあ、シホがみんなを癒してあげるね?社畜でも大変だもんね。癒されていって~!世界を癒せ、シホの光!」
そうして。空中に止まったシホから、とても大きな癒しのオーラが溢れていく。それは確かにこの現場の全員を癒し……癒しすぎた場合もあるらしい。
限界労働を続けてきた警備員たち役員たち。気を張っていたのにそれを急に脱力してしまえば。
「……あ、癒されすぎて眠くなっちゃったらごめんね?」
緊張の糸が切れ、急激に襲ってくる眠気に耐えることもできず、次々と眠りに落ちる警備員たち。
かたや轟音にしびれ、かたや癒され眠ってしまい……戦線離脱する警備員たちは、その後しばらく戦線を離脱させられ、その作業にさらに戦力を割かせたという。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
堂島・アキラ
丁寧なお出迎えご苦労さん。お礼に二度と職場復帰できねえようにしてやるから覚悟しな。
今度はさっきの逆だ。装甲を犠牲に移動力を上昇させるぜ。
いくら威力が高くても当たらなけりゃどうって事はねえ。スピードに任せて避けて避けて避けまくってやる。
ただ逃げ回るだけなんてセコイ真似はしねえ。コイツらが壊れる3分以内に決着をつけてやる。
マンティスセイバーでスパっと殺るぜ。避けれるもんなら避けてみな。
高速で動くオレの動きを捉えられたらの話だがな。
とうとう命令する兵隊がいなくなっちまったな指揮官様よ。
つーわけでお前はクビだ。文字通りな。
ネロ・アンドラス
「ホーウ❗揃いも揃って大量の銃火器だな❗これでもくらいな❗」玄武号から出たネロが洪水の絵本の5ページを開き大量の油をばらまき範囲攻撃「撃てるもんなら撃ってみろ❗引火してぶっ飛びてえならな❗ついでに型を成せ❗水狼顕現❗」uc発動し、大量の水狼が襲いかかり❗「言っとくが、そいつらのガトリングは水圧弾だからこっちは撃ち放題だぜ❗お前らに残された道は蜂の巣になるか、突撃するかのどっちかだ❗」コーラを飲みながら挑発するネロ、その中、一体の水狼が敵の銃を奪い隠れる。敵が突撃するのを確認次第玄武号に戻りバリア展開「玄武号はな、核爆発も耐えれるがお前らはどうかな?」水狼が銃を放つ。
「ホーウ❗揃いも揃って大量の銃火器だな❗」
「本当にな。丁寧なお出迎えご苦労さん。お礼に二度と職場復帰できねえようにしてやるから覚悟しな」
炎や雷、癒しのオーラなど様々なものが飛び交う戦場に響く、男女の活力ある声。
見るとネロとアキラ……大きな毛皮に包まれたワーウルフと金髪碧眼の可憐な少女。一見共通点は少なそうだが、その発される言葉の勢い、そして凄みはとても大きな迫力があった。
「さて、そっちの弾幕はさっきも見せて貰った。誤射を気にするな。好きにばらまいて良いぞ」
「っし!んじゃ、まずはこれでもくらいな!」
そうしてここまで乗り込んできた玄武号から飛び降り、その手に持つ絵本から大量の液体を一集団に放出していくネロ。
思わず防御姿勢を取るが、液体に触れても痛くはない、痛くはないが……何やら匂うし、脚が取られ……これは。
「おう、打てるもんなら打ってみろ❗引火してぶっ飛びてえならな❗」
「あっちの動きも止まるしいいじゃないか。……んじゃ、その状態でオレをとらえれるか、な!」
さっき大量に放出した液体。色がつき、匂い、足が取られる……油だった。銃火器をつかうには危険すぎる環境につい動きが鈍る警備員たち。
そんな隙を突き、アキラが駆け出す。先程までの重戦車の様などっしりとした動きではなく、真逆の。スピードに特化した、そんな状態だ。
「お前らが全力を出せるうちにすべてを終わらせてやる。ほら、よ!」
「おらおら❗そっちばかり見てると危ねえぞ❗こいつもくらいな❗」
人混みの真っただ中を駆け巡り、その手のマンティスブレードで次から次へと切り倒すアキラがいる中。その集団にガトリングをぶっ放すネロ。
しかしそれは引火することもなく、ただただ警備員たちを吹き飛ばしていく。
「そいつは水圧弾だからよ❗お前らに残された道は蜂の巣になるか、突撃するかのどっちかだ❗」
「もっともよそ見してる暇はないだろうけどな!」
一方的に水圧弾に吹き飛ばされ、避けようとと意識を向ければ切り倒される。逃げ場をなくした警備員のうち、一名の銃器がすっと手から離れた。
それはコーラを飲み、一息ついていたネロの下にわたり。
「……ああ、そうだ。玄武号はな、核爆発も耐えれるがお前らはどうかな?」
チャキ、と銃を構えるネロの水狼。その周り、猟兵たちを囲むように玄武号からバリアが張られ。
カチ、という音と共に引火したその油は。爆発し、残った警備員たちを一網打尽にした。
残ったのは咄嗟にすべてのエネルギーを防御に回し耐え抜いた指揮官と、バリアに守られた猟兵たち。
「とうとう命令する兵隊がいなくなっちまったな指揮官様よ。つーわけでお前はクビだ。文字通りな」
それでもなお戦おうとする指揮官にそう告げたアキラは。あちらが銃を構えようとする間に。指揮官をクビにした。
静寂が一時、その場を支配するのだった。
大成功
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第3章 ボス戦
『クレイジーバタフライ』
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POW : バタフライ・エッジ
【一対の高周波ブレードの連続攻撃】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : アクセル・デストロイヤー
【骸の海】のチャージ時間に応じ、無限に攻撃対象数が増加する【邪神の力を込めたキック】を放つ。
WIZ : ブラッディ・リバース
【異世界の邪神『第二の蝶』】と合体し、攻撃力を増加する【ダークネスカリバー】と、レベルm以内の敵を自動追尾する【バーニングスケイル】が使用可能になる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠虻須・志郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「はあ、参ったなぁ。私が到着するまで持たないんだ、この子たち」
静寂の中、コツ、コツと奥からヒールの音が鳴り響く。そこから現れたのは蒼いドレスに身を包み。蝶の羽をもち、刃を手にした……美形のドロイドだった。
「この工場を受け持ってしばらく。せっかく軌道に乗っていたのに……損害賠償なんてものじゃ生ぬるいわね」
足元に転がる社員たちに目もくれず、その上を踏み抜いて猟兵たちに迫りよるそのドロイドは猟兵たちを見ると、生気の無い目でそっと微笑んだ。
「ここの責任者、バタフライと申します。どうか今回の代償、命で償いくださいませ」
そうして刃を猟兵たちに向ける。最後の勝負が始まったのだった。
アリルティリア・アリルアノン
なーにが「軌道に乗ってた」ですか?
こんなの今は順調そうに見えてるだけで、いずれダメになるのは明らかです!
ぜーんぶあなたのし…ショクム、タイマン?が招いた事ですよ!
…なんて言ってる間に、何やら力を溜め始めましたね
チャージなどさせるものか!
すかさずタキオンシュートを放って妨害
敵の攻撃は[アート]の知識で可愛いアリルちゃんを精巧に再現した[残像]を多数展開することで、そっちに[おびき寄せ]
上手くかかった所に、[全力魔法]のタキオンシュートをお見舞いしてやります!
さっき代償を払わせるとかなんとか言ってましたね?
でも従業員のフクリコーセーを軽んじたツケを払うのはあなたの方です!!
「なーにが軌道に乗ってたですか!こんなのいずれダメになるのは明らかです!ぜんぶあなたのし……しょくむたいまん?が招いたことですよ!」
「事業を知らないうちでなら。そういう事も言えるでしょうね。けれど。成長のために踏み倒されるものがいるのもまた現実なのよ?」
正面から向かい合うバタフライとアリル。お互いに口火を切った後、自然な動きでチャージ体制に入るバタフライ。
「っと、それはさせませんよ!アリルは早撃ちにも対応済みですから!」
チャージされるその瞬間。早撃ちで妨害を試みるアリルであったが。
「……もう少し速度が欲しいわ、ね!」
それよりも少し。チャージから攻撃に移行するまでの方が。ほんの少しだけ早かった。
その大半はアリルの分身……というより、精密な残像に向かって高速で蹴りを放っていき。その一撃は。
「っ!った、いですね……!」
食らいながらも、全力魔力を込めた早撃ちで痛み分けをするアリル。
お互いに小さくないダメージを負いながらも。相互睨み合い、隙の探り合いに移るのだった。
苦戦
🔵🔴🔴
堂島・アキラ
ほお。なかなかカワイイお嬢ちゃんじゃねえの。ま、俺には劣るがな。
お嬢ちゃんを殴るのは善良なオレの心が痛むぜ。ククク。
お前が何と合体しようとどんな攻撃をしようと、オレには絶対に勝てねえ。
何故かって?それはオレがお前よりも圧倒的にカワイイからだ!
自動追尾する攻撃やその他諸々全部華麗に回避してやる。
カワイイこのオレを傷つけるなんて許されねえからな。
躱しながらオレの拳の射程圏内まで近づくぜ。
近づいた後は思いっきり顔面をぶっ飛ばしてやるだけだ。カワイイ顔が歪んじまうなあ。
続けて殴りまくって完全にスクラップにしてやる。可愛くないお前にもう用はないぜ。
シホ・イオア
(蝶の羽、青い髪、バラの花飾り……キャラ被りでは?)
生ぬるい、ね。
確かにその通りかも。
貴方が奪い切り捨ててきたものを思えば
工場を破壊しただけじゃ足りないよね。
……終わらせてあげる。
邪神と合体?
それなら天劾魔鏡よ、破邪顕正の力で悪しき邪神の根源を映し出して。
『輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
対邪神パワー用に「浄化」「破魔」「神罰」の力を込めて展開。
ガトリング砲と数発の炎を牽制に使い
収束した炎をバタフライ&合体した邪神の根源めがけて叩き込む。
攻撃は残像と空中戦を駆使して回避するとして
スケイルの方は炎と弾丸で迎撃かな。
労働者さん達これからどうするんだろう?
……が、頑張って?
「ほお。なかなかカワイイお嬢ちゃんじゃねえの。ま、俺には劣るがな」
「それに、生ぬるい、ね。確かにその通りかも。貴方が奪い切り捨ててきたものを思えば……終わらせてあげる」
二人並び、共に別の。しかし共通する敵意を向けバタフライを睨みつけるシホとアキラ。
「言うじゃない。けど、どこまで言って居られるかしら、ね!」
異世界からの邪神である『第二の蝶』を憑依させ、そのオーラと戦闘力を増していくバタフライ。
常人であればその威圧感に圧されてしまいそうだったが、この二人は。
「お前が何と合体しようとどんな攻撃をしようと、オレには絶対に勝てねえ。何故かって?それはオレがお前よりも圧倒的にカワイイからだ!」
「邪神と合体?それなら……『輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!』」
かたや自身の可愛さをアピールし、かたや愛の炎を自身の周囲へ展開する。
アキラの自己評価での可愛さはアキラが勝っている。つまり、アキラの方がかわいいのだからアキラが負けることはない!の理論は。アキラ自身の能力を飛躍的に向上させる。
「やれるものなら、やってみなさい!」
邪神と融合し、切れ味の増した刃。そして逃がすことのない追尾する弾丸を得たバタフライは二人に先手を取るべく駆け出し、その弾丸をばらまいていく。しかし。
それらはアキラには当たらず。そしてシホには弾丸と愛の炎で迎撃され、有効打を与えることができない。
「そんなものか?カワイイこのオレを傷つけるなんて許されねえからな……そ、らっ!」
やがて、完全に肉薄したアキラが大きく拳を振り上げる。迎撃しようと刃を振るおうとするバタフライだったが、それよりも先に。アキラの拳が顔面へとめり込み、大きく吹き飛ばされる。
「そのカワイイ顔が歪んじまうな?」
「くっ、きさま……!」
「ほら、よそ見してる、場合かな!」
アキラに顔を向け、起き上がりながらにらみつけるバタフライだったが、その瞬間は確実にシホへの意識は薄れていた。
声を聴いて咄嗟に視線を向けるもすでに遅い。浄化、破魔、神罰。そういった力が込められたその愛の炎は、バタフライの中の第二の蝶をも焦がし、その力を大きく削いだ。
「っ、は、ぁ……きさ、ま……らぁ!」
すでに口調を戻すこともできず。野獣の様な眼光で猟兵たちを睨むバタフライにとどめを刺すべく。シホとアキラも引き続き戦闘の構えを取るのであった。
大成功
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ネロ・アンドラス
玄武号からファントムを出して「てめえがボスか❗なら手加減なしだな、いくぜ❗」ファントムに洪水の絵本を開かせ洪水を相手に放つ。その間にネロは水になりファントムを囮にして洪水に紛れる。綿津見勾玉を使い洪水を操り「水はぶった切っても意味ねえぜ❗」ファントムに言わせて相手を挑発、相手が洪水を避ければ避けた方向に洪水が曲がり空を飛べば洪水が飛んだ方へ追いかける。相手がファントムを倒したらその隙をつき「形あるものが本体だと思ったか❗こっちが本体だ❗」水を操り巨大な水の手の形となり相手を掴み水圧をかけ「リミッター解除❗アクアヴォルティックエンジン最大放出❗そして波動砲もくらいな❗」
護堂・結城
Ohクレイジー…自分のことを棚にあげて言いやがるわ
命で償えって言われてもお前らのほうが消費してる命は多いだろうよ
「まぁ安心するといい、すぐに貴様もこの世から強制解雇になるからな」
戦闘開始後、即UC発動。雷羽をばらまきながらマヒの属性攻撃を仕掛ける
自身は低空で飛翔し空中戦開始だ
「人の精神・血肉・人生をすり潰して儲けてきたんだ、自分が命で取り立てられてもおかしくはないわなぁ」
氷牙をガントレットに変化。武装とオーラ防御で連撃を払いつつ雷撃を込めた怪力キックで貫通攻撃のカウンターだ
「力づくで抑えつけるような儲け方するなら、力づくでぶっ壊されるのも道理ってものよ」
「まぁ安心するといい、すぐに貴様もこの世から強制解雇になるからな」
「てめえがボスか❗なら手加減なしだな、いくぜ❗」
相も変わらず獣のようににらむバタフライに呼び掛ける結城とネロ。
ネロはそういい放つと同時に玄武号から飛び降り、ファントムが放つ洪水と共に姿をくらます。
「っ、あの獣はどこに……」
「おおっと、よそみしちゃだめだぞ!」
雷羽をまといながら飛び上がり、その体をしびれさせようとする結城。
自身も低空を飛びながら、バタフライの動きを少しずつ封じていく。
「猪口才な……!」
迫る水と雷。両方を同時に相手するのは厳しいと判断し、大きく飛び避けて距離を話そうとするものの。
「っら❗水から逃げられると思うなよ❗」
洪水がつぎからつぎへとバタフライに追撃をかける。それでもバタフライは必死に攻撃を凌ぎ続け、雷もかわし。しかしいつまでも続くものではない。
その限界は不意に訪れた。
「っは❗こっちが本体だ❗蝶々さんよ❗」
「しまっ……!」
一瞬足がもつれたタイミング。ネロはそれを見逃さなかった。
水の手が伸び、バタフライの脚を確実に補足する。それからは一瞬だった。
「人の精神・血肉・人生をすり潰して儲けてきたんだ、自分が命で取り立てられてもおかしくはないわなぁ」
「ぬかせ!」
結城のその挑発するようなその口調に我を忘れ刃を振るうバタフライ。だが、そんな怒りに任せた一撃が届くような相手ではない。
「残念賞」
カウンター。雷撃のこもった強力なカウンターとしてのキック。それはあらゆる防御を抜き去り、バタフライの意識を軽く吹き飛ばしかけるほどの一撃だった。
足を掴まれ、蹴りがクリーンヒットし。大きく動きが止まったバタフライの目に飛び込んできたのは、一筋の強烈な、光の奔流。
「リミッター解除❗アクアヴォルティックエンジン最大放出❗そして波動砲もくらいな❗」
言葉を発する間もなかった。目を見開いた瞬間には、動けないバタフライに対して。とても数えきれないほどの弾幕。そして。強力な波動砲の一撃が襲い掛かる。
抵抗する間もなく、その光が消えた後にはバタフライという存在は無く。ここに一社の責任者が完全に消え、崩壊した瞬間であった。
「力づくで抑えつけるような儲け方するなら、力づくでぶっ壊されるのも道理ってものよ」
そんな結城の声と静寂が響きながら、労働者たちを解放し、またメガコーポに一撃を加えることができた猟兵たちであった。
成功
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