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銀河帝国攻略戦⑰~敵の兵器は全て脳

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●非道兵器をぶち壊せ!
「なぁ、お前等は邪悪ってどういうものだと思う?」
 エイト・ヒガは視線を宙に彷徨わせ、呼び掛けに応じた猟兵達に語り掛ける。
「俺達と解放軍は「エンペラーズマインド」を突破した。次に目指すのは旗艦『インペリウム』になるな」
 その進路上にある艦隊の一つが黒騎士アンヘル率いる『アゴニーフェイス』艦隊だ。
「艦隊と言っても戦艦があるわけじゃあない。兵器本体と最低限の護衛だけだ」
 精神破壊兵器『アゴニーフェイス』は専用カートリッジを使うことで作動し、放たれた強大な『テレパシーの悲鳴』を受けた艦の人間の精神を破壊する。
 そして現状、悲鳴を防ぐ手段は無い。射程範囲で放たれてしまえば一巻の終わりだ。
「防御不可能だから過剰に守る必要がない。戦う必要もない。それ単体に戦闘力は無い」
 だからこそ機動性と隠密性を重視し、無力化した敵を僅かな戦力で撃破する。
「それ自体は合理的だ。少ない戦力で大きな戦果、素晴らしい作戦だ」
 だがな、とエイトは視線を猟兵達に戻す。その表情は完全なる無だった。
「『アゴニーフェイス』の外観は、『苦痛に喘ぐ人間の顔のような形をした金属の塊』……そして何より、使用される専用カートリッジの中身は『特殊加工したサイキッカーの脳』だ」
 なんたる非道。なんたる外道。とても許せるものではない。
「それだけじゃあない。護衛の『バトルドロイド』だって捕虜の脳髄から造られているって話だ。その材料がどこから調達されたのか……帝国ってやつは余程脳髄が好きらしい」
 そんな艦隊に襲撃をかける事になるわけだが、当然の如く相手はこちらに『アゴニーフェイス』を放ってくる。防ぐことは不可能だ。だがそこにこそ希望がある。
「俺達猟兵も影響は受けるが、その悲鳴で死ぬ事は無い。せいぜい理性が飛んで真の姿になるくらいだ。相手の必殺技が不殺技になる、その隙を突く」
 むしろ真の姿になることで戦闘力は上がるだろう。
「人を道具としてしか見ず、弱者を踏付けにするその邪悪。ああ気に食わない。実に気に食わないな。だからぶち壊して来てくれ、その吐き気を催す邪悪を。完膚なきまでに」
 踏付けにされたものを解放する為に。そう猟兵達に告げ、エイトは彼等を送り出した。


灰寺詠
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 ごきげんよう、灰寺詠です。初の戦争シナリオとなります。
 今回のシナリオでは皆さんは開幕時に「アゴニーフェイス」の効果によって『理性を失い』、『強制的に真の姿へ変身』します。その上でどう戦うか、その選択を楽しみにさせていただきます。

 なお🔵が規定数に到達次第、以降のプレイングは却下させていただくことになります。ご了承ください。

 それでは皆さんのプレイングお待ちしております。
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第1章 集団戦 『バトルドロイド』

POW   :    バトルスイッチオン
【超戦闘モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    精密射撃
【狙撃用プログラム】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【熱線銃(ブラスター)】で攻撃する。
WIZ   :    シュートダウン
対象のユーベルコードに対し【正確にタイミングを合わせた射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 それは極小惑星の影に隠れてしまうような、そんな小さな艦だった。
 先刻まで相手取っていたエンペラーズマインドとはまるで正反対の、最低限のシールドとスラスターのみを備えた小型艦。戦艦と呼ぶには武装が足りず、軍艦と呼ぶには簡素過ぎた。だがそれこそが今回狙う『アゴニーフェイス』艦隊の一つだ。
 
 猟兵達をデブリと誤認でもしていたのか、艦首に取り付くまでに艦隊側からの目立った防衛行動は無かった。帝国側としてもまさか解放軍が艦無しで接近してくるとは思わなかったのだろう。だが、接触すれば流石に気付かれる。
 シールド範囲で侵入を試みる猟兵達に反応し、バトルドロイドが『アゴニーフェイス』の防備を固める。迎撃に出たバトルドロイドと侵入を果たした猟兵が接敵したその瞬間、精神を蝕む声無き悲鳴が猟兵達を貫いた。
『――#$%、e=a――、――@/z*――ッ]@|=――\!!』
 助けて。苦しい。どうしてこんな目に。死にたくない。寒い死にたい痛い冷たい夢なら覚め熱い喉ガ乾イてイやだドウしテ足が眼が死ぬ死ぬ死シ市四刺肢死――!
 言葉ではない意識の伝達。カートリッジに圧縮された彼等彼女等の苦痛と絶望と狂気の記憶が断末魔と共に流れ込み、その追体験が心を斬り裂き魂を潰す。

 動きを止めた猟兵達にバトルドロイドが銃を向けた。
 だが猟兵達も動き出す。オブリビオンを狩る本能を以て。
 世界が認めた真なる姿で。
リグレース・ロディット
真の姿にならなきゃいけないくらいの強い敵がいるんだねぇ……頑張ろう……どうして、どうしてこう悪い事しかできないの?もう殺すしかないじゃあないか。殺してやろう。ありったけの怒りをぶつけよう。
【POW】UCの『サイコキネシス』で攻撃だ。『束縛の黒』でサイキックエナジーを強化したうえでの攻撃だ。
あれは動くもの、特に早い奴を狙っているのだろう?なら見えないこの攻撃が最適。攻撃ついでに銃を奪えるかも試してみよう。奪えなければ足を狙うか。あれがこけるというのはなかなか滑稽だろうさ。
あれからの攻撃が来た場合は血を吸わせた『暴食紫炎』で防ごう。防げなければ『激痛耐性』で耐えてみせよう。

(絡み・アドリブ大歓迎)


須賀原・あすむ
「兵器として非道に使われた人達を慰める為にも全てを破壊する。全てを」
と普段とは違って静かに怒りを表します

真の姿は真っ黒い人型の影の塊の姿になります。厄災の契りを使用しバトルドロイドを黒剣で叩き潰していきます。理性は飛んでいるけどバトルドロイドを潰していくたびに涙を流しなら戦います。
まるで兵器にされてしまった人達を早く解放しようとするかのように

カートリッジを見つけたらそれも叩き壊していきます




 専用カートリッジ(誰かの脳)が使わ(つぶさ)れた。それを認識した途端、激しい怒りが湧き上がる。その根源が脳の記憶か、自分の精神か、猟兵の本能なのかは解らない。 だが、その感情がどうしようもなく本物である事だけは確信出来た。
 
 戦闘の始まりはリグレース・ロディット(夢みる虚・f03337)の慟哭だ。
「何故、どうしてこう悪い事しか出来ないの? もう殺すしかないじゃあないか!」
 リグレースの普段よりも色白な手指には紫色の爪がある。髪は黒に、瞳は紅に。何より身体が大きく成長していた。何故か異様に力は漲り身体が軽い。無防備な敵に剥き出しの本能。強い衝動がリグレースの身体を突き動かした。
「殺して、殺して……このありったけの怒りをぶつけるっ!」
 目標、前方のドロイド。腕に着けた『束縛する黒』が【サイコキネシス】を増幅する。不可視の力場が宙を歪ませ法則を曲げ、その装甲を軋ませた。予想以上の出力だ。
「すごい……。理由はわからないけど、それならこうだ!」
 殴打、重圧、脚部を掴み振回し、別ドロイドを打ち叩く。上がる火花、そして沈黙。重なり倒れて動きを止めた。
「足りない、少ない。まだ終われない!」
 次の獲物を探す瞳が残骸の影に違和感を見た。突出た銃口が此方を向いている。
 超戦闘モードは超攻撃と超耐久を獲得させる。指と引金は……まだ繋がっている!
 しまった、暴食紫炎、血、間に合わな――破砕音。残骸は真なる骸に変化した。
 リグレースの瞳に映るは漆黒の影。
 須賀原・あすむ(ファントムブラック・f03833)とその黒剣である。
「一部のドロイドは超耐久を得ている。確実な止めを」
 リグレースが頷く。確認したあすむは別のドロイドに向き直った。
 今のは防げた、しかし次防げるかはわからない。自分は今から残る理性を放棄する。
「兵器として非道に使われた人達を慰める為にも全てを破壊する。全てを」
 日常の温和を打ち消す静かな怒り。決意を胸に剣と自身の力を解放した。
「喰らえ喰らえ すべてを その腹が満ちるまで 目に映るものを喰い尽くすまで」
 【厄災の契り】。黒のオーラが身体を包み、その漆黒を深くする。理性が弾けて力が増した。ドロイドに向け跳びかかり、黒剣を力の限り振回した。
 振抜いては引き千切り、振下ろしては押し潰す。全て一撃。暴れる頬が涙に濡れた。
 せめて苦痛の無い様に。兵器からの解放こそが供養だと言う様に。
 あすむは予備カートリッジを破壊するまで止まらなかった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リステル・クローズエデン
真の姿に変わると同時に【呪力解放・瞬撃斬空形態】が自動発動します。

氷の刃の如き殺気をオーラに。
「ですが、違和感は否めませんね。」

高められた視力と戦闘知識で敵の行動を見切り。
残像を残すダッシュでフェイントも交えて回避しながら移動。
かわしきれない攻撃は、オーラの盾で受け。オーラの鎧で耐える。

刀による鎧を無視して柔らかい部分を狙った二回攻撃と

”【刀の切っ先を向けた方向に、氷結呪縛の吹雪】を放つ”による
冷気属性攻撃+呪詛によるマヒ攻撃を行う。
「凍てつき、斬り裂かれ、砕けるが定命」

「しかし、やはり何かが……足りないような。違うような……」




 リステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)の身体が青を纏う。冷気を噴出し身体を包み、肌を、刀を呪いで染めた。溢れる凍気が鎧へ至る。氷刃の如き殺気はオーラへ変わり、リステルの周囲を漂った。真の姿に成ると同時に【呪力解放・瞬撃斬空形態】が発動したのだ。
「ですが、違和感は否めませんね」
 少々体が軽すぎる為、間合いの誤算には注意が必要だ。ドロイドを見遣ると動かない筈の敵が動いた事による動揺か、僅かに照準が逸れている。好機。普段よりも軽く感じる刀にオーラを籠めて加速し攻撃。二度の斬撃が頸椎と腰椎の可動部を切断する。遅れて他のドロイドより放たれた銃弾は、しかしリステルを透過した。
「残像ですよ、それ」
 少しズレた座標から、刀の切っ先を此方に向けた姿が映る。
「凍てつき、斬り裂かれ、砕けるが定命」
 青のオーラが弾けて凍る。刀身より放射された氷結呪縛の吹雪が複数のドロイドを凍結させた。動きは鈍り、銃口は塞がれる。後は止まった敵を斬るだけだ。
「しかし、やはり何かが……足りないような。違うような……」
 違和感の由来が掴めないまま、リステルはドロイドを処理していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アンシェ・ローム
「何これ身体が……。この手、人間?……わ!?」

(どうしてっ!?)

「ちょっとどう言うことよこれ!ずっと猫のままでよかったのに!!
あなた達のせいね…!絶っ対許さないわ!」

人間に戻ってしまったことによる怒りを抑えきれず敵に突撃します。多少攻撃を食らっても止まりません。
怒りの闘気を纏った人形を敵に飛ばして、10本の糸で相手を絡め取り、銃を次々と奪って辺り一帯を銃撃します。

(真の姿:人形になった猫のアンシェを操る、人形遣いの女性(人間)口調は女性的。)




 悲鳴の直後、一瞬だけ途切れた視界が復活したアンシェ・ローム(ですわ〜・f06211)を強烈な違和感が襲う。敵が小さい。銃を構えたドロイド達は、確か見上げるほどに巨大だった筈だ。周囲を確認すると、一緒に突入した猟兵達も一様に皆、縮んでいる。
 皆が小さく……? いや、確か予知では悲鳴で真の姿に……って……真の、姿?
「何これ身体が……。この手、人間? ……わ!?」
 体毛が無い。肉球も無い。顔に触れてもヒゲは無かった。着衣にも見覚えがある。
(どうしてっ!?)
 間違いない。これは以前の――呪いがかかる前の、人間だった頃の自分の肉体だ。
「ちょっとどう言うことよこれ! ずっと猫のままでよかったのに!!」
 沸々と怒りが湧き上がる。からくり猫アンシェ人形が闘気を纏い立ち上がった
「あなた達のせいね…!絶っ対許さないわ!」
 人形と共に集団に突撃。殴り、蹴り、羽交い絞め、無理やり銃を奪い取る。
 周囲のドロイドが放つ熱線がアンシェを掠め、血が滲む。服もところどころ焼け焦げた破れた。だが多少の痛みなどどうでもいい。とにかくこいつらは絶対潰す!
 アンシェは動ける限界まで奪った銃で攻撃を続けた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

エダ・サルファー
どういう背景があったらこういう兵器が作られるんだろうねぇ。
……というか、どういう神経してたらこんな兵器作れるんだろうねぇ。
すっげー胸くそが悪いので、徹底的に破壊させてもらうわ。

開始すぐに理性が飛んで真の姿になるらしいので、とりあえず味方を攻撃しないように注意……出来たら良いなぁ。
理性が飛ぶ前にある程度味方との距離を取れそうなら取っておこう。
バトルドロイドとの戦闘は理性無い状態だし、とにかく目につくやつに聖拳突き打ち込むというつもりで挑もう。
理性を失っても兵器破壊の目的は忘れないように頑張ろう。

(真の姿は全身から赤黒いオーラのようなものを吹き出し、前腕が巨大な鎧で覆われたような感じになります。)


トリテレイア・ゼロナイン
(悲鳴がシステムを浸食、エラーを吐く。何とか修正しようとするも、偽装甲冑装甲が強制パージ、黒いフレーム剥き出しの騎士とはとても呼べぬ戦闘マシンめいた真の姿に)

……不愉快です。

軽くなった身体を活かし攻撃を「見切り」ながら接近
剣と盾で「なぎ払い」つつ、格納されていた銃器による「スナイパー」「二回攻撃」で追撃
近くにいれば「怪力」で地面に叩きつけ、頭を「踏みつけ」脚部パイルを作動、貫通粉砕による「鎧砕き」

バトルスイッチに対しては剣と盾を上に投げ捨て囮にし、格納銃器による「だまし討ち」も使用

(戦闘がひと段落して落ち着いて)
この戦いぶりで騎士とは滑稽ですね…。ただの戦闘マシンです。
(苛立ち紛れに壁を殴る)




 首を振り、悲鳴を振り切る。頭が痛い。思わず抑えようとした額に硬く冷たい感触を感じ見遣るとエダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)の前腕は巨大鎧に包まれていた。既に真の姿に変化しているようだ。噴出すオーラのせいか視界はやや赤黒い。
 ドロイドに視線を向け、先程の追体験を思い出す。一体どの様な思考と発想と神経があればこんな兵器を形に出来るのか。酷く胸糞が悪いしイライラする。衝動を抑えるのも限界だ。事前対策で近接格闘範囲に他の猟兵は居ないので躊躇の必要は無い。エダは両の拳を握り締め、腰を落として力を溜めた。オーラが拳に収束してゆく。
「まずは私の分! 必殺聖拳突きぃっ!」
 防御の事等考えない。怒りと祈り、気合と怪力を籠めた全力の左が銃をへし折り装甲を砕き、その活動を停止させる。
「そしてこれが……悲鳴を上げた皆の分だぁっ!!」
 続く連撃。渾身の右が空間を撃ち抜く。振り抜いた衝撃波が砕けたドロイドの残骸を巻き込み礫と変えて撃ち出され、周囲のドロイドを艦床の表層ごと鉄の塵へと還元した。
「ふぅ……すっきり。ってあれ?」
 エダの姿が元へと戻る。どうやら『アゴニーフェイス』ごと撃ち抜いたようだった。


(システム浸食エラー。修正を試行……失敗。システム保護の為、装甲を切り離します)
 ロックが解除され、強制的に偽装甲冑装甲がパージされる。漆黒のフレームやセンサーが剥き出しとなったトリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)は、自分が戦闘機械めいた風貌を晒した事に耐え難い不快を感じていた。収まらない苛立ちがあり、ぶつけるべき相手が目の前に居る。削れた理性が本能を促した。
「目標を排除します」
 外装分軽くなり、向上した速度でドロイドの熱線を見切って接近。剣と盾でなぎ払いつつ、体内の格納銃器でバースト射撃。足を止めたドロイドを掴んで振回し、地面に叩きつけ頭を踏みつけ固定する。脚部展開、パイル発射。脳を粉砕して活動停止させる。超戦闘モードのドロイドには剣や盾、ドロイドの残骸を投げつけ注意を引いて銃器で撃った。ある程度削ったところで再びパイル。
 視界内のドロイドを殲滅した頃、外装エラーが解除された。
 同時に戻った理性で戦闘記録を把握し、愕然とした。今回は実に合理的な戦いであった……正々堂々という言葉が翳む位に。
「この戦いぶりで騎士とは滑稽ですね……」
 これでは本当に只の戦闘機械ではないか、と苛立ち紛れに壁を殴る。
 その手は再び偽装甲冑装甲に包まれていた。


 作戦は成功した。これで解放軍の被害は少なくなる筈だ。
 これからどう動くのかを確認する為にも、一度戻る必要がある。
 戦争の行方に思案を巡らせながら、猟兵達はグリモアベースへと帰還した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月14日


挿絵イラスト