「その、混沌とした状況下にて。悪しき企みを進めるオブリビオンがございます。あなた様には、『上海マフィア』の配下を集め、再起を図ろうとしているオブリビオンの動きを阻止していただきたいのです」
西東西
こんにちは、西東西です。
『封神武侠界』にて。
『上海租界』で起こる事件の解決を目指します。
このシナリオは、【サポート優先】シナリオです。
・サポート参加者を優先的に採用します。
・通常参加者を採用する場合もあります。
・執筆は不定期に行われます。
執筆状況について連絡事項がある時は、ページ上部のシナリオタグで通知します。
第1章 集団戦
『死告鳥』
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POW |
●死告旋翼翔
【翼を広げ、回転しながら繰り出す】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【多くの死告鳥】の協力があれば威力が倍増する。
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SPD |
●死告嵐
【翼】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
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WIZ |
●死求鳴
【人の死を求める鳴き声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
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👑11 |
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴 |
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
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猟兵たちが潜入した劇場は、三階建ての建物だった。
吹き抜けになった二階以上にも観覧席が設けられ、上層からでも舞台を鑑賞することができる。
肝心の『戯台(ぎだい)』というのは、中国における劇場の舞台をさす。
建物内に方形の舞台を据え、欄干で囲んだもので、明確に観客席と舞台を仕切るつくりになっている。
煉瓦造りの床の上には、いくつもの籐椅子が並べられている。
舞台の端には鳴り物を手にした者たちが控え、胡弓、月琴、銅鑼などを使い、演目の場面に合わせた賑やかな楽を添えていた。
――本日の演目は、とある武将と傾国の美女が織りなす悲劇の物語。
舞台上では武将と美女が並び立ち、台詞をかけあう見せ場を迎えていて。
客は思い思いの場所に腰かけ、立ちあがって高らかに拍手をしては、役者たちへと熱い声援をおくる。
高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
雪代・桜花(サポート)
桜の精の仙人×パーラーメイド、17歳の女です。
普段の口調は女性的(私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
サクラミラージュの山奥で生じた桜の精で、普段は『帝都桜學府』に通いながら色んなアルバイトをしている猟兵です。
UCによる技能強化で他参加者の文字通りのサポート役(戦闘支援の他、一般人相手の情報収集や敵地の偵察、給仕など)が理想です。
UCの『オールワークス!』で状況や目的に応じた手持ちの防具に着替え、その初期技能を上昇させ【情報収集】や【破魔】などでサポートします。あるいは軽機関銃と素の【援護射撃】や【制圧射撃】で戦闘をサポート。
その他、桜の精として影朧の転生やUCによる回復も可能。
蒼月・暦(サポート)
デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。
普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
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劇場内が名演に沸いた、その時だ。
一般客にまぎれ劇場内を警戒していた高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)の視界に、上層階から次々と舞い降りる『死告鳥』の群れが映った。
絢爛豪華な装束に身を包んだオブリビオンは、事情を知らぬ者が見れば舞台役者にでも見えて、違和感を覚えぬのだろうか。
客たちはオブリビオンに気づくことなく、舞台上の役者たちへ拍手喝采を送り続けている。
(「そうはさせません……!」)
茉莉の眼鏡の奥に煌めくのは、黒曜のごとき知性を秘めた瞳。
その眼でオブリビオンの動きをしかと見定めると、胸に抱いた魔導書の表紙に手を置き、唱える。
(「風に舞う茉莉の花々よ、華やかな芳香とともに、敵を切り刻みなさい……!」)
次の瞬間、一般人客に迫ろうとしていた『死告鳥』たちを、茉莉の花吹雪が襲った。
建物内を舞い散る花びらは、一般人たちには舞台演出のひとつと見えたらしい。
客たちは、さらに大きな歓声と拍手を演者たちに贈っていたが。
人々が『日常』を堪能できたのは、そこまでだった。
劇場内に複数の猟兵が潜んでいることに気づいた『死告鳥』が、次々と「人の死を求める鳴き声」をあげはじめたのだ。
金属をすり合わせたような耳障りなその声は、『死告鳥』たちの戦闘力を増強する効果がある。
なおも一般人を攫おうと手を伸べるオブリビオンを阻んだのは、
「はい、そこまでだよ!」
蒸気エンジンを搭載し、破壊力を増加させた改造ナノブレードを振りかぶった小柄な少女――蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)だった。
一見すると、胸元と帽子の赤いスカーフが映える、年相応の愛らしさを感じさせる少女だったが。
ワンピースの裾をなびかせ、艶めくローファーで軽やかにステップを踏んで。
戦場を駆けまわりながら次々とオブリビオンを仕留めていく様は、仲間たちの眼にも頼もしく映る。
「賑やかできれいな演劇、もっと見ていたかったけど。ちゃんとお仕事もしないとねー」
翼人との攻防を繰り返し、華麗に立ち回る暦の姿を見れば、さすがの一般人たちも現場が『非日常』と化していることに気づいたらしい。
我先にと建物からの脱出を図ろうとする者たちへは、劇場内の給仕アルバイトとして潜入していた桜の精――雪代・桜花(桜仙・f23148)が冷静に避難を呼びかけた。
「みなさま、焦らず落ち着いて出口へと向かってください……!」
『死告鳥』たちの鳴き声はなおも建物内に響き渡わたり、戦闘力を増強し続けていたが。
桜花は一般人の避難を見守りながらも、時には軽機関銃を手にオブリビオンたちへ制圧射撃を行っていく。
応戦する間に茉莉や暦が負傷したとみれば、桜花は疲労をおして、持ち前の『生まれながらの光』を使うべく仲間たちの元へ走った。
複数同時の高速治療は使い手の体力を大幅に削ったが、それを厭う桜花ではない。
「避難誘導と回復は、私にお任せくださいませ。きっとお役に立ってみせます」
成功
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日下・彼方(サポート)
人間のUDCエージェント × 月のエアライダーの女です
戦闘での役割はレガリアスシューズを使っての空中戦、
影の狼を使役して斥候・偵察ができます
武器は通常大型ナイフを使用しますが
強敵には太刀・槍を持ち出す事もあります
普段は(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
機嫌が悪いと (私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
性格は受けた仕事はキッチリこなす仕事人のような感じです
仕事から抜けると一転惚けた風になります
ユーベルコードは必要に応じて、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
皐・芽衣(サポート)
瑞獣カイチの仙人で、16歳女じゃ。
口調は「わし、お主、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?」じゃな。
青龍偃月刀「鉅角」と格闘、眷属カイチの召喚、偃月刀に飾られた羊毛宝貝「雷公羊毛」での電撃と黒い筋斗雲役カイチ「筋斗羊毛」での空中機動が主要な武器じゃ。
公正な勝負が好きじゃ。
公正ならば真っ向勝負も良いし、搦め手も良い。ルール内で工夫するのは面白いしな。
もしも嘘や不公正があるなら【澄清ノ角突】が役に立つかもしれん。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用、多少の怪我は厭わず積極的に動く。依頼の成功のためでも、他猟兵に迷惑をかける行いや公序良俗に反する行動はせん。
あとはお任せする。宜しく頼むのう!
宴・段三郎(サポート)
基本は味方に自分がその場で地国炉開闢か鍛治仕事で周りの物質、死体、なんでも使って即興で鍛えた妖刀を味方に渡してさぽーとするんじゃ。
わしの鍛えた妖刀はみな、大いなる代償と引き換えに大いなる力を与えるでのう。どんな刀を渡せるかたのしみじゃ。
基本自分は自己防衛かのう。
味方をサポートするのが優先じゃ
おんしゃ、刀がほしーか?
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一般人たちの多くは、猟兵たちの手によって無事に避難させることができた。
しかし、『死告鳥』たちは今度は明確に猟兵たちを狙い、集団で襲い来るようになっていた。
群れ成す鳥たちを牽制したのは、無人の舞台上にあがった瑞獣の少女――皐・芽衣(金色一角のメイメイ・f35724)だ。
剣舞のごとき華麗な刀さばきを披露すると、剣先を『死告鳥』たちへ向け、見得を切るように声を張り上げて。
「逃げまどう一般人を襲い、一方的に攫うなど言語道断。わしの眼に留まったからには、即刻、己の行いを猛省するのじゃな!」
劇場内のすべての敵に宣戦布告するかのごとく高らかに宣言すれば、手にしていた青龍偃月刀『鉅角』を天へと掲げる。
「そら。丁度、雷が貯まった頃合いじゃ」
刀に飾られた羊毛がばちばちと火花を散せば、すぐに激しく明滅する雷と化し、戦場全体へと降りそそぐ。
次々と墜ちる鳥を見やり、漆黒のつなぎを見にまとった少女――日下・彼方(舞う灰の追跡者・f14654)が呟く。
「そう。受けた仕事は、キッチリこなさないとな」
次の瞬間、レガリアスシューズでリズミカルに空を蹴り、芽衣の雷を回避した敵の間合いに迫って。
中空で四本一組の短刀――試製封刃『Tyr』の内二振りを両手に構えると、すれ違いざまに次々と敵の翼を切り裂いていく。
墜ちる鳥に続いて彼方自身も着地すると、己の影を撫でるようにして、告げる。
「出てこい、お待ちかねの狩りの時間だ」
呼び声に応え現れたのは、影で形作られた狼の群れ。
内なる獣は、彼方が示すより早く『遊び相手』を見極めると、牙と爪を剥いて鳥たちに飛びかかっていく。
――そう。内なる獣は、いつだって遊び相手に飢えているのだ。
感電や追撃によって次々と鳥が地に堕ちたところで、待ち構えていたのはそれまで一般人の避難や、自己防衛に徹していた宴・段三郎(刀鍛冶・f02241)だった。
銀髪を揺らし天井を仰ぎ見れば、もはや上空を旋回する鳥はいなくなり。
戦場が完全に猟兵優勢となったのを確かめ、頷く。
「常であれば味方の力添えをするところじゃが、此度はそれには及ばぬようじゃな。――ならば」
段三郎は翼を巨大化させ反撃しようとする鳥を前に、大太刀の妖刀『化生炉』を構え、言った。
「こやつが、おんしらを使って鍛刀したがっておるのでな。覚悟せい」
迫る敵たちへ、有無を言わさずそう告げて。
手にした得物を大槌のごとく振るうと、燃え盛る炎を鳥たちへと放射する。
やがて猟兵たちの連携により、すべての鳥が息絶えると、
「どれ。どんな刀が仕上がるかのう」
段三郎は安全な場所を確保して、鍛刀のための資材選びに入った。
観客も、鳥たちもいなくなった劇場内は、しんと静まり返っている。
猟兵たちは、この『戯台(ぎだい)』を主催する粋人――事件を起こしているオブリビオンの居場所を突き止めるべく、さらに劇場の奥へと向かった。
成功
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