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暗雲激雷!?飛空艇レースを成功させろ!

#ブルーアルカディア

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#ブルーアルカディア


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●暗雲立ち込める飛空艇レース
 雲海に浮遊大陸がぷかぷか浮かび、勇士たちが敵と戦い飛空艇で大空をばびゅんと駆ける。
 そんなブルーアルカディアにおいて超ちょうちょ〜う大人気の競技、飛空艇レース。
 その開催は人々をテンション爆アゲ!にするはずだった、しかし......。

 ザーザーザーゴロゴロゴロゴロドッシャーーン!

 突然の大嵐。
 激しい強風にまーっくろな雨雲。
 飛空艇を飛ばすのは危険な状態だ。
 どうなってしまうのだろう......。

●無事に飛空艇レースを完走させろ!
「皆さん悪天候の中危険なフライトを成功させてみたいと思ったことはありませんか?ありますよね!」

 そう口にしたのはマイネル・プラス(快刀乱麻のAI探偵・f36429)。
 ホログラムに映りながら大げさな身振り手振りで訴えている。

「なんと!そんな夢を叶える事ができるんです!!」

 そう言って飛空艇レースについて話し始めた。

「かなりの悪天候の予報で本来なら飛空艇を飛ばすのは危険なんですが、勇士の皆さんが張り切っちゃって。」

 息を吸う素振りをして更に続ける。

「もーっと運の悪いことに、そこにオブリビオンが襲撃します!!」

「そこで!皆さんにはそのオブリビオンを倒してついでに飛空艇を完走させて欲しいんです!」

「急に飛空艇にテレポートすることになりますが、猟兵さん達なら大歓迎してもらえますからご安心を。何ならレースで1位を狙ってもOKです!」

「ゴール地点は大都市なので、盛大に出迎えてもらえますよ〜!」

 そう言い切ってお辞儀をして両手をぱたぱたと振る。

「ご武運を〜!皆さん頑張って下さいねー!」


クラゲナナリ
 こんにちは、クラゲナナリです。初シナリオでどきどきです。

●第一章
 レース中のいくつかの飛空艇にそれぞれワープします。勇士たちと嵐を掻い潜って飛空艇を進めてください。

●第二章
 飛空艇を狙ってオブリビオンが襲ってきます。飛空艇を守りながらオブリビオンを倒してください。勇士達と協力することもできます。

●第三章
 レースの祝勝会です。宴会を楽しんでください。
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第1章 冒険 『飛空艇レースを楽しもう!』

POW   :    危険ではあるが近道を進む

SPD   :    飛空艇を細かく操作し進む

WIZ   :    風を読んだり操る事で進む

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●飛空艇レース当日
 降り注ぐ雨、吹き付ける風、終いには雷。飛空艇レースの開催日はあいにくの天気であったが......。

「嵐がなんだ、もっと危ない時なんて幾らでもあったぞ!絶対に飛んでみせる!」

「うちだって相当気合い入れてきたんだ。不戦敗で終わるつもりはねぇよ。」

「こんな嵐で飛ぶなんて正気?うちは安全運転で行かせてもらうわ。」

「勝つ。絶対。」

 勇士達は気合十分。手慣れた動きで飛空艇の準備をしている。

「そ、それでは、第○○回飛空艇レース、開始します。」

 打ち上げられた狼煙。それを合図にそれぞれの飛空艇は動き出した。
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルは常に中継配信+後で編集しての動画配信
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先!
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNG!

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!



「はっはっは、妾、推参!」

 飛空艇に降り立つ影。暴風下であるのに力強く立つ姿。鋭い眼光が、船員を射すくめる。

「嵐のレースとは、何とも盛り上がる事であるな!妾も参加させて貰おうではないか!」

 飛び入り参加宣言をする御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)。突然の猟兵の加勢に勇士たちは歓迎ムードだ。どうやら問題が発生していたらしい。

「飛空艇が激しい気流と雷雲に囲まれた。前に見える島の間を縫うように進むしかない。」

 前方には島がいくつも浮かび飛空艇の通る隙間など殆ど無い。

「なるほど、妾の出番であるな!前進あるのみ!邪魔な島は破壊しようでは無いか!」

 そう言うなり天を指さす。幾つもの光の筋。島へと降り注ぐ。流星群が落ちた島が次々と崩れ去っていく。頭ほどの島の欠片が超速で飛来する。

「ふぬ!」

 しっぽが揺れる。粉砕された欠片が砂となって船の上に散った。

「願い事はすませたかの?全速前進!」

 飛空艇は崩れ去った島の上を駆けていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

土御門・泰花(サポート)
※アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱変更・その他歓迎

「あらあら……。ふふ、ご安心を。お手伝い致します」

一人称:私
口調:基本的に敬語。柔和な印象を与える口ぶり。
表情:基本的に柔和な笑みを湛え、義憤もその下に隠す。
性格:普段はおっとりだが「陰陽師の家系の当主」という自覚があり、凛々しくみせる時も。

【軽業/早業】にて【地形の利用】もしながら先行し、【第六感/聞き耳】で【情報収集】した結果を他の仲間たちへ伝えます。
暗ければ【暗視】も活用。

何か困っていたり負傷したりしている猟兵には、状況次第で【義侠心】から優しく元気を与える他、必要に応じて【医術】を。

UCは状況に合わせてどれでも使用。
後はお任せ。



「ふふ、お邪魔します。飛空艇を守りに来ました。」
凛とした立ち姿、安心させるかのような柔らかな笑みで土御門・泰花(風待月に芽吹いた菫は夜長月に咲く・f10833)は勇士たちに話しかける。
「なにかお困りのことはありませんか?お手伝い致します。」
その言葉に勇士たちは顔を見合わせた。
「そいつは助かる。実は暴風流の真ん中に入っちまってなぁ。余りの乱流に風が読めなくなっちまった。」
船長はどこか期待するような眼差しでそう語った。
「あらあら......。それならお手伝い出来そうです。少々お待ちくださいね。」
軽やかに空に踏み出す。ぐんぐんと飛空艇の先へ進んでゆく。
「さて......。風向きは分かりましたが、どうやって伝えましょう............。」
少し困った顔をする泰花。ひらひらとした美しい服装が風でたなびく。それは旗のような役割を果たし、飛空艇に風向きを伝える。
「これで風がよく分かる!猟兵さんありがとよぉ!」
飛空艇から大声が聞こえてくる。
「いえ、お役に立てて良かったです。」
飛空艇は強風を活かして進んで行った。

成功 🔵​🔵​🔴​

クロネ・ネルネコン
アドリブおまかせです

飛空艇レースを襲撃するオブリビオンですか……見過ごせませんね。
ではまずは飛空艇の安全を確保しましょう。
ヒーローとしてまずは人命第一!です。

飛空艇に到着したらまずは勇士の方に挨拶ですね。良好な関係には丁寧な挨拶は欠かせませんですしね。

飛空艇の操縦やメカニックのようなに整備する事などは私には難しいので飛空艇への物理的な驚異を排除することにしますね。
そういった荒事はそれなりに得意です。これでもヒーローですので!

UCを発動し攻撃回数を重視して水球をいくつも作り出します。
物理的な驚異(この場合落石とかになりそうですね)が襲ってきたら作り出した水球をぶつけて迎撃していきましょう。



ちょこんとした小さな影が飛空艇に降り立つ。透き通る様な青い瞳、明るいピンクの髪が風になびく。
「急な同乗失礼します。猟兵のクロネ・ネルネコンと申します。飛空艇をお守りさせて下さい!」
その小さな人影は、そう言って綺麗なお辞儀をした。
「クロネさん、助かるわ、目的地まで宜しくね。」
船長はそう言ってウインクする。乗客の増えた飛空艇はすいすいと空を進んでゆく。
船は雷雲を避けて丁寧に操縦されて行く。しかし......。
「前方に渡り鳥の大群!避けられません!」
雲の切れ目から急に現れたのは渡り鳥の群れ。鳥との衝突は飛空艇乗りにとって最も恐れる自体のひとつだ。エンジンに鳥が入ってしまえば、飛空艇の墜落は避けられない。
「ここは私に任せて下さい!」
勇士たちの頼むような視線がクロネに集まる。
クロネは気負うこと無くすっと手を前に出した。彼女の前に無数の水球が現れる。
「発射します!」
飛空艇に衝突しそうだった鳥は手当たり次第生成された水球へと絡め取られていく。
「これで全部ですね!」
飛空艇の上に降ろされた鳥達はクロネの傍に集まってきた。抗議するかのように鳴きあっている。
「羽がべたべたになっちゃいましたね。」
ぐわ、ぐわぐわ。渡り鳥達は飛空艇に一緒に乗る事にした様だ。羽繕いをしてあげるつもりだろう。長いクチバシでクロネの足をはむはむとついばむ。
「ちょっと力が強いですよ。」
黒くてツヤツヤの羽。てかりとした黄色の長い嘴。黒くて丸い瞳。
「結構かわいいですね、あなた。」
クロネはしゃがんで鳥に指を向けると、嘴を軽く撫でた。
勇士に猟兵、渡り鳥まで乗った飛空艇は賑やかに進んでゆく。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『革命の扇動者』

POW   :    驟雨
レベルm半径内を【呪詛を纏って降り注ぐ矢の雨】で覆い、[呪詛を纏って降り注ぐ矢の雨]に触れた敵から【自身の傷を癒す為の生命力】を吸収する。
SPD   :    遠雷
【魔力を解放することにより】【自身の傷と状態異常異常を治癒し】【戦場に散った仲間たちの無念と怨嗟】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    狂嵐
自身が戦闘不能となる事で、【自身にとどめを刺した】敵1体に大ダメージを与える。【憎悪や怨恨】を語ると更にダメージ増。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ラファエラ・エヴァンジェリスタです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


飛空艇レースもいよいよ終盤、散っていた参加者達も集まりだしレースは接戦の様相を示す。
どの飛空艇もエンジン全開で1位を狙う。
にわかに雲が集まり始める。怪しい風が吹き付ける。血のように赤い髪、人型のオブリビオンが姿を現す。
御形・菘
皆が熱く楽しむ飛空艇レースに、襲撃を入れるとはのう
実に罪深いし、その目の付けどころは悪行ポイントが高いぞ?
故に! 妾が全力で迎撃してやろう!

右手を上げ、指を鳴らし、さあ鳴り響けファンファーレ!
降り注ぐ矢も眼前の此奴も、焼き尽くしてくれよう! 他の部分は即消火だ!
はーっはっはっは! そもそも矢程度は左腕で振り払ってくれよう!

飛空艇を守るためにも、できるだけ攻撃は妾のみの向くようにするわけだ
だが消耗戦にはならんぞ? 妾に集中させて生み出した隙に、勇士の皆にも攻撃をしてもらうのでな
はっはっは、もう強い絆で結ばれている妾たちが、単独で仕掛けてくるお主に負けるわけがなかろう!



「皆が熱く楽しむレースに襲撃を入れるとは、結構な悪行ポイントの高さであるぞ。相手にとって不足なし!妾が全力をもって迎撃してやろう!」

黄金の瞳が不敵に揺らめく。御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は右手をゆったりと掲げ、ぱちりと指を鳴らした。

「鳴り響けファンファーレ!!」

目前に炎が生まれる。
刹那、オブリビオンから無数の矢が放たれた。呪詛を纏い、飛空艇に降り注ぐ。
ごう、轟々。炎は勢いを増し矢も呪詛も塵へと変える。炎は益々燃えさかる。

――生半可な攻撃では飛空艇を落とせない。厄介、煩わしい、不愉快。
風を起こして身体に移った炎を吹き飛ばす。無念。恨めしい。許せない。怨。呪。殺。
飛空艇の甲板に女が立っている。女の瞳の奥が蠢いた。

「妾を刮目してみよ!」

――腹立たしい。腹立たしい!女を睨む。目が離せない。

「勇士達よ!加勢を頼む!」

弓、ボウガン、銃。ありったけの武器を集めていた彼らは一斉に攻撃を始める。
オブリビオンは御形から一切目を離さない。隙だらけの身体に矢、ボルト、弾丸が撃ち込まれる。
オブリビオンの身体から血が流れ始めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クロネ・ネルネコン
アドリブおまかせです

現れましたね!レースを台無しにしようとするオブリビオンはミューカス・レディが許しません!

一気に攻撃を行いたいところですが、敵はどうやら強大な相手のようです。ここは私の最大火力である「Hpミューシレージキャノン」で勝負を決めましょう。

この技は粘液に圧力をかけるのに少し時間がかかってしまうという弱点があります。
なので飛空艇を操縦している勇士の方に技が発動できるまで回避行動に専念してほしいという風に頼んでおきましょう。

準備が整えばこちらのターンです。飛空艇を安定した瞬間を狙いUCの一撃を叩き込みます。
高圧で放たれる粘水をオブリビオンに命中させ一気に吹き飛ばしてしまいましょう!



「レースを台無しにするオブリビオンは、このミューカス・レディーが許しません!」

そう言って勇士達も思わず拍手するくらいしっかりとポーズを決めるクロネ・ネルネコン(ミューカス・レディ・f36457)。
空気が変わる。瞬間、雷が落ちる。オブリビオンから怪しげな魔力が漂い始めた。オブリビオンはゆっくりとクロネの方に身体の向きを変える。
クロネは急いで船に向かって呼びかける。

「今から大技を打ちます!少し時間が掛かるので回避をお願いします!」

船長はにやりと笑って大きくうなずく。

「ええ、大船に乗ったつもりで任せてちょうだい!」

エンジンがガタゴト音を立てる。皆が慌てて身体を固定する。

「ぶっ飛ばすわよ〜!」

飛空艇を狙って無数の矢が飛来する。飛空艇はぐねぐねと進路を取り大きく傾いてそれらを避け続ける。

「なかなかエキサイティングなフライトですね!攻撃準備できました!」

一回転。飛空艇はその声を聞き、オブリビオンの背後でちょうど水平になる。

「高圧粘水砲行きます!」

粘水はオブリビオンの背中に吸い込まれてゆき、その身体を大きく損傷させた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能

接近戦で戦う場合は鎖鎌の【薙ぎ払い】と鎖分銅の【ロープワーク】による【2回攻撃】がメイン。
遠距離戦では宇宙バイク内臓のビーム砲で【薙ぎ払い】
その他状況によって【属性攻撃】や【破魔】等使用。

猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。



「正義のヒーローの登場っすよ~」

そう言ってバイクに乗って現れたのはリカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)。

「飛空艇レースの襲撃なんて困った奴っすね〜」

おちゃらけた口調でそう言うと、オブリビオンを観察する。

「息も絶え絶えって感じっすね、ここはいっちょ豪快に行かせてもらうっすよ!」

そう言うなり、分銅の付いた鎖を振り回してオブリビオンに飛びかかる。

――傷が深い......。不快。不快。不愉快!

リカルドは呪殺弾を放ち、その隙に鎖鎌で切りかかる。

一閃......、二......、三......。

――ここで終わってなるものか。仲間の無念、潰えさせるものか!

「志半ばで倒れども蘇ったこの命、仲間の無念、我が無念、決して忘れる事は無い!我らの道を阻むものは何人も許さぬ。受けてみよ我が......」

オブリビオンの姿が揺れる。

「道連れなんてごめんっすよ!」

リカルドは素早く四回目の攻撃を放つ。
ぱたり、力を失ったオブリビオンは倒れ伏した。

「きっちり四回目、我ながら見事っすね。」

成功 🔵​🔵​🔴​


※トミーウォーカーからのお知らせ
 ここからはトミーウォーカーの「猫目みなも」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
星川・杏梨(サポート)
『この剣に、私の誓いを込めて』
 人間のスーパーヒーロー×剣豪、女の子です。
 普段の口調は「聖なる剣士(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 時々「落ち着いた感じ(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格はクールで凛とした雰囲気です。
常に冷静さを念頭に置く様に努めており、
取り乱さない様に気を付けています。
戦闘は、剣・銃・魔法と一通りこなせます。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


田中・香織(サポート)
『あたしに任せて』
 ヤドリガミの戦場傭兵×鎧装騎兵、19歳の女です。
 普段の口調は「明るく元気な少女(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、真剣な時は「勇敢なヒーロー(あたし、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」です。

いわゆる熱血ヒーロータイプで一直線に行動する性格です。
戦闘では重火器一斉射撃など火力でごり押し型のシンプルな戦い方をし、ユーベルコードもそういった使い方をします。

描写上のタブーは一切無し、フリー素材やNPC感覚でご自由にお使い下さい。



 倒れ伏したオブリビオンの骸が、やがて風に溶けるように消えていく。注意深くその様子を見つめていた星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)が、そこで小さく息を零した。
「……倒し切れたみたいね。これでレースは安泰かしら」
 呟く彼女のツインテールが、ブルーアルカディア上空を吹き荒れる暴風に大きくたなびく。この嵐の中、飛空艇はなおも凛々しくそこにあり、互いの速度を競っていた。
「そうみたい。他に魔獣なんかの影もないみたいだし……せっかくだから、このレースを特等席で楽しませてもらおうかしら? ほら、一応万一の護衛も兼ねてってことで!」
 額に掌を翳し、ゴールのあるであろう方角を見やって、田中・香織(ヒーローに憧れた人形・f14804)がそう笑う。殴りつけるような雨は止まないし、雲の中ではしきりに雷光が弾けている。あまりにも危険な悪天候だが、それすらもスリルと楽しむ勇士達の姿は、ヒーローに憧れた彼女の目には好ましくも映った。わくわくと瞳を輝かせる香織の横顔をちらと見て、笑うでもなく、けれど拒絶するでもなく、クールに杏梨は一度だけ頷く。
「万一の護衛ね……ええ、そういうことなら一緒しましょう。それに、こういう状況を体験するのも悪くないわ」
 猟兵とて、いつも安定した地形の上で戦えるわけではない。時には荒れ狂う海を往く海賊船の上、時には巨大な魔獣の背中の上、時には宇宙空間――あらゆる戦場へ赴く身だからこそ、こうした非日常の環境を体感し、慣れておくのも、きっといつか何かの役に立つ筈だ。
 ――そんな理由を付けてこの場に留まった猟兵をも乗せて、飛空艇は嵐の空を駆けていく。前へ、前へ、どこまでも前へ。雲を貫き、風を受けて、勇士達の船はいよいよ最後の直線へ至る。突き刺すようにして降りしきる雨の中、色とりどりの装飾を施されたゴール地点が確かに見えて――そして、レースの無事の終了を叫ぶ号砲が黒灰色の空に響き渡った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 日常 『勇士達の酒盛り』

POW   :    沢山飲んで沢山食べる

SPD   :    宴会芸で盛り上げる

WIZ   :    自慢の料理やドリンクを振る舞う

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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

杼糸・絡新婦(サポート)
関西弁口調。
とある忍者が使っていた武器・鋼糸【絡新婦】のヤドリガミ。
白い女物の着物を着用しているが、
名前沿った姿なだけで、オネエとかではなく中身はれっきとした男。

子供や親子中心に一般人には愛想よく接するが、
敵とみなしたら容赦なく叩く。
日常でも戦場でも自分のペースを崩さず、
フェイントや挑発、相手の動きを拘束するように阻害したり、
あえて誘い出してこちらに攻撃を仕向け、
自他へのすきを作り出したりする、戦闘スタイル。
また使えるものはなんでも使う。
元の持ち主の影響で、忍者らしい動きも見せる。

所持する黒い狩衣を着た狐獣人の姿をしたからくり人形は、
かつての主人が作ったものを模したもの、名前はサイギョウ。



 レースを完走し終えれば、後は互いの健闘を讃え合い、無事を祝っての酒盛りだ。街一番の賑わいを見せるという巨大な酒場に集う勇士達にある者は引きずられるようにして、ある者は面白そうだからと自主的に同伴して、猟兵もまた同じテーブルを囲み始める。杼糸・絡新婦(繰るモノ・f01494)も後者のうちのひとりだった。
「なんやこの嵐の中、お空で競争してたんやって? えらい無茶するなぁ」
「無茶を通してこその俺達よ。アンタにも見せてあげたかったねぇ、俺の華麗な舵取りをさ!」
「あはは、本当に! ――と、お兄さん、杯が空やない。ささ、もう一杯」
「おお、悪いねぇ!」
 絡新婦に勧められるままに酒のお代わりを煽って、レースに参加していたという勇士のひとりは豪快に笑う。あっという間に再び空になったグラスの底で木製のテーブルを叩いて、次に彼は親しげに絡新婦の肩を叩いた。
「アンタもどうだい? 酒がダメだってんなら茶もあるぜ、俺にはよく分からんが何やらいい茶葉の美味いやつらしくてな」
「そうやねぇ、それなら――」
 レースの興奮冷めやらぬまま、されど平和に、賑やかに。宴の時間は過ぎていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
必要なら解錠したり、召喚系UCで適切な指示も出せるし、脳筋じゃナイデス。
15歳ナノデ、エッチとグロは(R15的な理由で)だめです。

暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。
…未開封ならおやつあったかも?(うろ覚え)
UCによっては暗器サイズじゃない物が出る……ほんとに猫型ロボットじゃナイデスヨ??
UCは必須じゃないので、外しても問題ありません。

あまり汚れる場所には行きたくないお年頃。
料理は人並みに作れるよ?
絵描き?…えっと、持った筆が爆発しちゃうカナー



「おお、盛り上がってますね。宴もたけなわってやつですか」
 酒場の扉を潜るなりそう呟いた城田・紗希(人間の探索者・f01927)にも、あちらこちらのテーブルに居る勇士達から歓迎の声がかかる。既に上機嫌で酔っているらしい彼らに座れ座れと促され、あれやこれやと料理や飲み物を勧められて、ほほう、と紗希は笑みを浮かべた。
「これ、丸焼きっぽく見えますけど何のお肉です? へえ、セラフィムビーストの尻尾を豪快に。こちらは肝の臭みを香草で消してお野菜と合わせた炒め物。おお……おお、これは!」
 物は試しと差し出された料理を順番に一口ずつ試した紗希の瞳が、きらりと輝く。肉厚な尻尾の丸焼きは噛み締めると程よい弾力が心地よく、中から溢れ出してくる肉汁の深い旨味が口内を満たす。肝と野菜の炒め物はほのかな苦味が効いており、臓物特有のクセも香草のお陰で気にならない。巨鳥の卵を丸ごと使ったという巨大オムライスは迫力満点だし、骨をじっくり煮出したスープも絶品だ。
「……あ、飲み物はジュースでお願いシマス。私、19歳の女子大生ですので!」
 挙手しつつそう宣言すれば、山葡萄のジュースが即座にどんと瓶のままテーブルに供される。約束されているであろうその美味しさにもまたにやりと笑って、早速紗希はグラスを手に取った。

成功 🔵​🔵​🔴​

エリー・マイヤー(サポート)
どうもグリモア猟兵さん。エリーです。
手が必要そうなので、手を貸しに来ましたよ。

ということで、【念動力】で解決できる事ならお任せください。
そう、遠くから押したり引いたり掴んだりとか、
持ち上げたり回したり投げたりとか、
そんな感じに遠隔で力を加える系のあれです。
動かした感触は何となくわかるので、
微弱な力を撒いてソナー代わりにも使えますよ。
後はスプーンを曲げに曲げてコルク抜きにしたりとか、
タネなし手品で子供を喜ばせるとかも朝飯前です。
や、子供は煙草の臭いで嫌がるかもですが…
ともかく、物理的な問題なら、状況に応じて色々やれますよ。

魔法的・心理的な問題は苦手ですが…
まぁ、やれというならがんばりましょう。



「どうも勇士さん。この席、煙草は大丈夫ですか」
「おう、大丈夫だよ。俺も一本吸うかな」
「では。お隣失礼します」
 少なくとも煙草嫌いではないらしい勇士の横に陣取り、エリー・マイヤー(被造物・f29376)は早速自前の煙草に火を付ける。立ち上った白煙が一瞬奇妙に揺らめき、そのまま天井の方へと上っていった。
「レースは皆さん無事完走されたようで。お疲れ様でした」
「ああ、全く何よりだ。労いどうもな」
 何か飲むかいと問われ、ではおすすめをと返して、そこでふとエリーは勇士の前に置かれた皿の中身に目を止める。恐らくは何かしらの魔獣肉の揚げ物、なのだろうが……赤い。火でも付いているかのように赤い揚げ物に、香草らしき葉物が添えられている。彼女の視線に気付いて、勇士は皿をそちらへ押しやった。
「これかい? 魔獣肉の辛揚げだよ、エールにまた合うんだこれが」
「……辛いのですか?」
「苦手だったかい」
「いえ。逆ですね」
 淡々と答え、エリーは飲み物を運んできたウェイトレスの少女にこれと同じものをと追加で注文を出して、テーブルの勇士達に向き直った。
「揚げたてを待つ間、余興でもしましょうか。タネのない手品など、得意としているもので」
 そうしてテーブルが、驚きに満ちた笑いとざわめきで溢れ返る。陽気な宴は夜へとそのままなだれ込み、賑やかに続いていった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年10月14日


挿絵イラスト