【サポート優先】もふもふこねこは資本主義
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
● 世の中ゼニゃー!
とある都会の片隅に、猫たちが車座になって額を寄せ合っていた。
猫、といっても普通の猫ではない。まんまるな身体に短いチョッキ、大きな背負子にはお菓子がいっぱい。二足歩行もできるかわいいにゃんこーーガキにゃんこと呼ばれるUDCである。集まったガキにゃんこ達は、相変わらずじゃれ合ったりケンカしたり仲直りしたりと忙しない。
やがて車座の真ん中にいた真っ黒な毛並みのボス猫は得意げに髭をくゆらせると、集まった猫たちを見渡して言った。
「諸君! 我ら『ガキぬこ同盟』の次なる標的が決まったにゃ!」
得意げに人語を話す猫に、他の猫たちがじゃれ合うのをピタリとやめる。
おやつを食べながら興味深そうにボス猫をじっと見つめる同盟員達を見上げたボス猫は、金の瞳を光らせるとあさっての方向をピシッと指差した。
「次の標的は、猫田信用金庫! あそこには猫好きの行員がいっぱいいるにゃ!」
「にゃ! あそこにはおやつがいっぱいあるにゃ?」
腕と中指の爪をピッと立てた白い毛並みのガキにゃんこは、返事が来る前に腕を上げ疲れたのだろう。ゆるゆると腕を引っ込めるとおやつを口にした。
そんな白猫ガキにゃんこに、黒猫のガキにゃんこーークロボスはふふん、とヒゲをくゆらせた。
「あそこには大したおやつはないにゃ。でも、あそこにあるお金をいっぱい貰えばおやつがいっぱい買えるにゃ!」
「にゃ? お金って石ころや紙切れにゃ? にゃんでそれがおやつになるにゃ?」
「石ころは硬くて食べられないにゃ」
口々に言い合うガキぬこ同盟の同盟員達に、ボスクロはフシャーっと威嚇した。
「にゃ! 人間どもはおやつを持ってるにゃ! おやつはお金と交換してくれるにゃ! だからお金をあそこから貰って、人間に渡せばおやつになるにゃ!」
「「「「「にゃるほどー」」」」」
納得したように頷き合うガキぬこ同盟の同盟員達の中で、白猫のシロゼニは特に嬉しそうにお金を手に入れる相談に乗る。やがて作戦を立てたボスクロは、短い腕を振り上げた。
「にゃ! それじゃ行くにゃ! 合言葉はひとつ! 世の中ゼニゃー!」
「「「「「ゼニャー!!」」」」」
血気盛んに叫んだボスクロ達は、一斉に猫田信用金庫へと駆け込むのだった。
● グリモアベースにて
「困りましたね。確かにお金を持っていけばおやつは買えるかも知れません。ですが銀行強盗を許す訳には参りません」
困ったように首を傾げたアカネは、ひた走るガキにゃんこ達の姿にはにゃーん、と頬を緩めるとそのまま説明を続けた。
「このガキにゃんこ様達ですが、このまま放置してしまいますと銀行強盗を成功させてしまいます。銀行の中に入られますともう止められませんので、その前にどうにかしてガキにゃんこ様達を少し離れた空き地へと連れ出していただきたいのです」
集会を開いていた空き地から猫田信用金庫への道を走るガキにゃんこ達は、先を走る者についていく習性がある。これを利用すると楽に連れ出せるだろう。
「このガキにゃんこ達の中に一匹だけ、UDC-Pが紛れております。白猫のシロゼニ様といいまして、この方を庇いながら他のガキにゃんこ様達を倒してくださいませ」
シロゼニを保護したら、UDC-P対処マニュアルを作成してUDC職員へと引き渡せば今回の事件は完了となる。
「ガキにゃんこ様をお救いするためにも、皆様のお力をお貸しくださいませ」
始終頬を緩め通しだったアカネは、グリモアを輝かせると空き地への道を作った。
三ノ木咲紀
オープニングを呼んでくださいまして、ありがとうございます。
今回はUDC-P救助シナリオとなります。同じUDC-Pを10体救助したらどうなるかという実験も兼ねています。ガキにゃんこ好き。
概要はオープニングの通りです。ガキにゃんこ達は割とチョロいので、すぐに猟兵達の方へとついていくと思われます。
このシナリオはサポート優先です。
通常参加も受付致しますが、書ける時に書けるだけ書くのんびり(予定)シナリオですので返却される可能性もあります。その時はすぐに送り返していただければ採用させていただきます。
タイミングによっては突然窓が閉まったり、不採用になったりするかも知れませんが、サポート優先ですのでご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願いします。
第1章 冒険
『ターゲットを誘い出せ』
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POW : 挑発して追いかけさせる
SPD : 技術を駆使して行動を誘導する
WIZ : 策を弄して行動を誘導する
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
● 世の中ゼニゃー!
シロゼニは走りながら、お金の素晴らしさについて考えていた。
お金さえあれば、邪神様からおやつを貰うために人間に酷いをしなくてもいいのだ。
お金さえあれば、はらぺこでしょうがない時でもおやつを食べることができるのだ。
お金さえあれば、子供達が美味しそうに食べているおやつをとらなくてもいいのだ。
お金さえあれば、お金さえあれば、お金さえあれば。
お金さえあれば、全部解決するのだ。
「世の中ゼニゃー!」
「「「「「ゼニゃー!」」」」」
シロゼニの叫びに同調したガキにゃんこ達は、一緒になって雄叫びを上げる。
嬉しくなったシロゼニは、猫田信用金庫に向けて一生懸命走るのだった。
リカルド・マスケラス(サポート)
『さーて、どう調べるっすかね~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、非戦闘時はコミュ力や宇宙バイクの機動力で情報収集をしたりなどが可能。ある程度のその世界の知識や常識なども世界知識でわきまえていたりもする。
また、仮面単体の時のサイズを利用すれば、念動力と組み合わせて、狭い場所を通ったり潜入調査を行うこともできる。
基本的には真面目に仕事はしますが、きれいなお姉さんと一緒に行動できる選択肢があれば、迷わずそちらを選ぶチャラいキツネさんです
● ガキにゃんこ誘導ミッション
猫田信用金庫に向けて走るガキにゃんこ達の一群の前に、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)は飛び出した。
今回のミッションは、猫田信用金庫を銀行強盗しようとするガキにゃんこ達を誘導すること。誘導場所は頭に入っている。
宇宙バイク『アルタイル』のエンジン音も高らかに駆ければ、徒歩で走るガキにゃんこを追い越すなどガキの手をひねるよりも簡単なこと。軽やかに駆けたリカルドは、スピードを少し緩めるとガキにゃんこを誘導するようにバイクの後輪を振った。
「にゃ! あっちに行くにゃー!」
蛇行するテールライトに爪を差したガキにゃんこ達が、一斉にリカルドの後を追いかける。猫田信用金庫へ続く道から外れていることに気付かない様子で、夢中でアルタイルを追いかけるガキにゃんこ達だったが、その中の一匹がふと横道へと逸れた。
「あ、百円みっけ」
路地へと逸れるガキにゃんこの姿に、リカルドはふわりと体を浮かせる。ここで放置してしまったら、予知から外れて別の場所で悪さをするかも知れない。バイクの前面についた狐面のヒーローマスクであるリカルドは、バイクの操縦者を振り返った。
「自分はあのガキにゃんこを誘導するっす! アンタは他のガキにゃんこを、打ち合わせの広場に連れてってくれっす!」
「分かった!」
頷いたライダーが、予定通り道路を進む。その姿を見送ったリカルドは、百円拾ってホクホク顔のガキにゃんこの前にふわりと浮かんだ。
「にゃ! 何にゃ!」
「ほら、こっちに来いよ!」
「待つにゃー! お金はそっちにあるのかにゃ?」
フー! と威嚇するガキにゃんこの前で八の字飛行しては誘導する。目の前を走るものを追いかける習性のガキにゃんこは、百円玉を咥えたまま狙い通りリカルドの後を追う。
付かず離れず誘導したリカルドは、無事打ち合わせの空き地にガキにゃんこを誘導するとバイクに戻るのだった。
成功
🔵🔵🔴
カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」
神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!
ソフィア・エーデルシュタイン(サポート)
わたくしは愛され望まれたからこそ生まれてきましたのよ
だからこそ、わたくしはこの世の全てが愛しいのですわ
狂気的な博愛精神の持ち主
命あるものは救われるべき
蘇った過去はあるべき場所に還るべき
果たすためならば手を下すことに躊躇う必要などないと胸を張る
主に【煌矢】を使用し、牽制や攻撃を行います
勿論、他のユーベルコードも必要があれば使いますわ
わたくしの愛するきょうだいである水晶髑髏は、盾にも刃にもなってくれますのよ
怪我など恐れる必要はありませんわ
わたくしが役に立てるのであればこの身が砕かれようとも構いませぬ
他の方の迷惑や公序良俗に反する事は致しません
それは、わたくしを愛してくれる人達への裏切りですもの
● ガキにゃんこの説得
時は少し遡る。
おやつと交換するお金を手に入れるべく、猫田信用金庫を襲う手立てを整えたガキにゃんこ達だったが、一枚岩ではないようで。
脇目も振らず駆け出したガキにゃんこ達が去った広場には、もう少し慎重なガキにゃんこ達が残って作戦を立てていた。
「にゃにゃ! 人間からお金を貰うには、もっと作戦が必要にゃ」
「そうにゃ。まずは銀行員のおひざに乗って、目元を見上げてにゃー……」
「何の話をしてるのかな?」
車座になって話をするガキにゃんこ達の輪に、カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)は割って入った。びっくりしてフー! と威嚇するガキにゃんこ達に微笑んだカツミは、しゃがんで視線を合わせるとガキにゃんこ達に含めるように言った。
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「にゃにゃ? 神様って邪神様かにゃ?」
「僕の神様だよ」
「にゃ? 邪神様と神様は違うにゃ?」
にっこり微笑むカツミに、ガキにゃんこ達は首を傾げる。ガキにゃんこにとって神様イコール邪神様で、他に神様がいるという概念がピンと来ないらしい。
そんなガキにゃんこ達を説得するように、ソフィア・エーデルシュタイン(煌珠・f14358)もまたにっこり微笑みしゃがみ込んだ。
「カツミさんの神様も、ガキにゃんこさん達の邪神様も。わたくしは等しく愛します。わたくしはこの世の全てが愛しいのですから」
「にゃにゃ?」
ソフィアの言葉に、ガキにゃんこ達は目を白黒させる。よく分からないとこめかみをグーの爪でグリグリさせていたが、やがて考えるのが疲れたのだろう。大きくひとつ頷くと、爪で引っ掻いて描いた猫田信用金庫の周辺地図を爪指した。
「にゃ! 会議を再開するにゃ!」
「まずはどうやって行員をロウラクするか、にゃね」
「やっぱり、モフモフの毛並みが強い武器じゃないかな?」
「にゃ?」
首を傾げるガキにゃんこ達に、カツミはそっと手を伸ばす。お膝にのっけたガキにゃんこの頭をモフりとモフってあげれば、手の中に感じるモフモフの毛並みが心地よい。
「うん、やっぱりとってもいい毛並みだね」
「ええ。この毛並みは愛すべきもの。多くの人を魅了してやまないでしょう」
ソフィアもまたガキにゃんこに手を伸ばすと、やわらかく滑らかな毛並みをモフモフ撫でた。少し冷たい手が気持ちよかったのだろう。目を細めたガキにゃんこは、喉をグルグル鳴らして頭をすりつけた。
「にゃあ」
「いいにゃあ。撫でて撫でてにゃあ」
じゃれついてくるガキにゃんこ達をひとしきり撫でたカツミとソフィアは、立ち上がると猫田信用金庫とは別方向の出口を指差した。
「さあ、じゃあ行こうか。あっちだよ」
「にゃ? 猫田信用金庫はあっちじゃないにゃ」
「先に行ったガキにゃんこさん達が、あちらで皆さんを待っているのです。合流することを望まれているのですよ」
「にゃ! それじゃ行くにゃ!」
ソフィアの説得に、ガキにゃんこ達が立ち上がる。歌を歌いながらついてくるガキにゃんこ達を先導した二人は、戦場となる合流地点へと導いていくのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』
乗り物が活躍できる場と
レースが得意分野
基本は相棒バイクか小型宇宙貨物船だけど
貸してもらえるならどんな乗り物も乗りこなしてみせる
乗り物は人の役に立つために作られたんだぜ
移動、運搬、宿泊、尾行に偵察、バイクスタントショーなど
冒険の一助になるなら上機嫌で参戦だ
配達業者バイト歴が長いから配達に偽装した潜入とか得意かも
サイバーアイで地形や天気や人の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で割と冷静に対応
無理せず離脱する派
乗り物に限り整備・修理程度のメカニック作業ができる
明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
軽い気持ちでカッコつけ台詞で登場
滑ってもご愛敬
● 速く走る方が何倍も楽
猫田信用金庫を銀行強盗して得たお金とおやつを交換してもらう。
銀行内に入ったら強盗が成功してしまうので別の場所へ誘導する。
筋が通っているようないないような行動に走るガキにゃんこ達の誘導を買って出た櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)は今、最大の悩みに直面していた。
スターライダーとして速く走ることを至上命題とし、常にライディングの腕を磨いてきた陽里にとって、いくら先行するとはいえガキにゃんこを追い越すのは簡単なこと。
問題は別の場所にあった。
「にゃにゃ! 見てにゃ! こんなところにお花が咲いてるにゃ!」
「おやつおいしいにゃー」
「あ、百円みっけ」
「だあっ! お前ら走る気あるのかよ!」
思わず振り返り叫ぶが、ガキにゃんこ達はなぜ叫ばれたのかよく分からない。キョトン顔で見上げては、自由気ままに走っていた。
陽里は速く走ることができる。誰にも負けはしない。だがゆっくりのんびり走る相手から一定の距離を取って誘導するというのは逆の意味で至難の業なのだ。
そもそも宇宙バイクはゆっくり走るのに向いていない。全速力で走るガキにゃんこ達は先行する猟兵が誘導済み。後続の気まぐれガキにゃんこは一応ついてきているが、このままではいつ到着するか。深く大きなため息をついた陽里は、ライを停車させるとガキにゃんこを抱き上げた。
「にゃにゃ!?」
「このままじゃ日が暮れちまうからな。ツーリングに連れて行ってやるよ!」
「にゃにゃ! 乗っけてくれるにゃ?」
目を輝かせたガキにゃんこ達が、我先にとライの後ろに乗る。しっかりしがみついたのを確認した陽里は、ライを走らせた。
「この辺りをぐるっと一周するか。行くぜ! しっかり掴まってろよ!」
「にゃ! 大丈夫……にゃー!」
「早いにゃ! すごいにゃ!」
滑るように走り出すライに、ガキにゃんこ達が口々に感嘆の声を上げる。最低速度走行から解放された陽里とライも、気持ちよさそうに街中を駆け抜けていく。滑るような走り出しで、赤信号の停車も柔らかい。見事な運転テクニックに、ガキにゃんこ達が一斉に手を叩いた。
「にゃ! 運転上手だにゃ!」
「それが最高の誉め言葉! よし、もう少し速く走れるところに行くぞ!」
「「「楽しみだにゃー!」」」
ガキにゃんこ達の声に気を良くした陽里は、高速道路へとハンドルを向ける。
計画の時間ギリギリまで走りを楽しんだ陽里は、空き地に到着するとガキにゃんこを下ろして去っていくのだった。
成功
🔵🔵🔴
ギャレット・ディマージオ(サポート)
●設定等
ダークセイヴァー出身の冷静沈着な黒騎士です。
かつてオブリビオンに滅ぼされた都市で自分一人だけ生き残ってしまった過去を悔いており、人々を守り、被害を防止することを重視して行動します。
●行動方針
⛺冒険では、事態の解決に向けて自分の出来る範囲で全力を尽くして行動します。
負傷する危険性のある行動でもリスクを顧みずに行い、囮になることも辞さない構えです。
防具を利用して体を張った行動を取る、
他は全てお任せします。
別の猟兵との交流や連携等も自由に行ってください。
どうぞよろしくお願いします。
徳川・家光(サポート)
冒険においては、基本的に「羅刹大伽藍」による力仕事か、名馬「火産霊丸」を召喚し、騎乗技能を駆使した早駆けを利用したスピード勝負を得意としています。
また、冒険では「鎚曇斬剣」をよく使います。頑丈で折れにくいので、鉈や斧、岩盤に打ち込むくさびの代わりに重宝しています。
他には「念動力」技能で離れた場所の物体を動かして驚かせたり、ロープを浮遊させて対岸にくくりつけたりできます。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。また、エンパイアの偉い人には会いません(話がややこしくなるので)。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせ。よろしくです!
● 黒騎士と猫
おやつと交換してもらうお金を入手するため、ガキにゃんこが猫田信用金庫を襲う。
銀行の中に入ると強盗が成功してしまうので、ガキにゃんこを空き地へと誘導する。
グリモア猟兵から事件の概要説明を受けたギャレット・ディマージオ(人間の黒騎士・f02429)は、大きく頷いた。
例えガキにゃんこが無害な子猫の姿をしていようと、オブリビオンはオブリビオン。彼奴らの所業は巡り巡って世界を崩壊へと導く。絶対に倒さねばならない敵だ。
オブリビオンによって故郷を奪われたギャレットは、子猫の姿をしていようが容赦なく倒す覚悟はできていた。のだが。
ギャレットは今、困惑していた。
「わーい肩車にゃ! 見晴らしが良いにゃ」
「……」
成り行きで肩車をすることになったガキにゃんこが、無邪気な声を上げる。ギャレットの足元には、数匹のガキにゃんこがたむろしている。なんだこの状況は。
「おやつ食べるにゃ?」
「いらん」
「にゃあ……」
足元のガキにゃんこの声を一言で斬って捨てた口調に、三毛猫はしおしおとおひげをしぼませた。肩を落とし、しょんぼりしたガキにゃんこは差し出したおやつを自分で口にする。妙な罪悪感を感じるからやめろ。
無邪気にじゃれつくガキにゃんこを、今倒す訳にいかない。それは予知に外れる行為だ。この程度の敵など、漆影剣リグガガの錆にしてやるのは造作もないのにもどかしいものだ。ギャレットは諦め混じりの大きなため息をついた。
事の発端は、動かないガキにゃんこだった。誘導をと言われたが自分から動かずゴロゴロする集団に、ギャレットはガキにゃんこ達が自分で動くのをしばらく待ってみることにした。
佇むギャレットに興味を覚えたガキにゃんこに、肩の上に乗られて今に至る。無論その過程で叩き落とすことも可能だったが、「銀行強盗に行くかは、あの黒い人間の肩の上に乗って決めるにゃ!」と言われては、じっとしているのが得策と思われ。もし何らかの攻撃を仕掛けてくるのならば即応する用意はできているが、ガキにゃんこからはその気配もない。そして無闇に攻撃できるタイミングでもない。
いいからさっさと移動しろ。誘導してやる。頭に顎を乗せるな足をパタパタさせるな尻尾で背中を叩くな。腹の中にふつふつとした怒りを感じるギャレットは、今は絶対聞きたくない人の声に眉間に寄せた皺を深くした。
「おや、ギャレットさん。ガキにゃんこに随分懐かれてますね」
「うるさい」
自他共に認める冒険仲間である徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)が、明らかに笑いを堪えながら歩み寄ってくる。その姿に、ギャレットは大きなため息をついた。
● 将軍と猫
UDCアースでガキにゃんこの誘導をして欲しい。そう依頼を受け現場の広場に立ち寄った家光は、佇むギャレットの姿と、彼の肩に乗るガキにゃんこに思わず目を見開いた。虐殺を生き延び、心に傷を負い未だに素顔を隠し続ける生真面目な男が、かわいい猫にたかられて困惑している。なかなか無いであろう光景に、家光は笑みを浮かべながら歩み寄った。
「おや、ギャレットさん。ガキにゃんこに随分懐かれてますね」
「うるさい」
即座に返ってくる答えに、おそらく不本意なのだろうと当たりをつける。ガキにゃんこに集られる現状を心から喜んでいれば、それはそれでいいのだが、ギャレットの性格上それはない。現にその口調から「放っておいてくれ」というニュアンスを感じ取った家光は、まだ移動しようとしない別のガキにゃんこ達に歩み寄った。
「ガキにゃんこさん達。銀行強盗しに行かなくていいんですか?」
「にゃ? だって本当にお金がおやつになるか分からないにゃ」
「それだったら、邪神様の指令を待ってた方が、おやつに確実にありつけるにゃ」
「あの肩に乗ったカタニャン達が帰ってきたら、一緒にガキぬこ同盟を抜けるにゃ」
「なるほど」
ガキにゃんこ達の言い分に、家光は深く頷いた。ガキにゃんこ達にとって、そもそもお金と物を交換するという概念は遠いところにあるのだろう。家光は財布から500円硬貨を出して見えるように示すと、ガキにゃんこ達の前でゆっくり左右に動かした。
「これが、お金です。見ててくださいね」
「にゃ? 何が始まるにゃ?」
興味津々な視線を受けた家光は、片隅にぽつんとあるジュースの自動販売機の前に立つと500円硬貨を中に入れた。待つことしばし。出てきたオレンジジュースを手渡す家光に、ガキにゃんこ達は目を輝かせた。
「にゃ! お金がジュースになったにゃ!」
「これがお金の力です。これをたくさん手に入れれば……」
「あの箱からジュースがいっぱい出てくるにゃね!」
「そうです。ですから皆で、銀行強盗に行きましょう」
「「「行くにゃー!」」」
目を輝かせたガキにゃんこ達が、歌いながら広場を出る。ギャレットの肩の上のガキにゃんこも銀行強盗に行くにゃ! と息巻いているが降りる気配はない。
「さて、行きましょうかギャレットさん」
「ああ」
頷いたギャレットは、肩にガキにゃんこをくっつけたまま歩き出す。ガキにゃんこの誘導を終えた空き地には、もうどんなオブリビオンもいなくなるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第2章 集団戦
『ガキにゃんこ』
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POW : お菓子が足りない、もっとにゃー。
戦闘中に食べた【お菓子】の量と質に応じて【なぜか空腹感が増し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : 食べ終わってしまったのにゃ。さあ、次の袋にゃ。
戦闘中に食べた【お菓子】の量と質に応じて【空いた袋が増大し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ : このお菓子はおまえらにはやらないのにゃ。
戦闘中に食べた【お菓子】の量と質に応じて【独占欲が増大し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
イラスト:まつもとけーた
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
空き地に全員集合したガキにゃんこ達は、目をまんまるくすると首を傾げあった。
「にゃ? 全員揃ってるにゃ?」
「猫田信用金庫はここじゃないにゃ! あっちにゃ!」
爪をピッと立てるシロゼニに、ガキにゃんこ達は一斉に猫田信用金庫の方を向く。とりあえずやる気になったガキにゃんこ達は、再び空き地から出ようと走り出す。
これを阻止するべく、猟兵達は立ち上がるのだった。
パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用する。
基本は隠密行動。
空中に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて攻守両方に利用し、敵の行動を阻害したところに穢れを知らぬ薔薇の蕾を併用して行動を封じる、もしくはそのまま糸で切り裂くのが主な攻撃方法。
もしくは徳用折り紙で作成した折り鶴を筆頭に折り紙動物たちをけしかけてのかく乱兼攻撃を行う。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
好奇心旺盛ではあるが、行動は慎重。
お宝大好き。宝石などは勿論素材になりそうな物も出来る限り確保しエプロンのポケットに格納する。
もふもふは抵抗できないよう拘束してからもふる。
アドリブはご自由に。
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから7年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
● 銀行強盗なぜダメか
おやつと交換するためのお金を手に入れるために、銀行強盗をする。
そんなかわいいようなかわいくないような理由で猫田信用金庫を目指そうとするUDC-Pのシロゼニの前に躍り出た納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)は、布に包まれた両手を広げた。
「お待ち下さい! おやつのために銀行強盗はいけませんわ!」
「そこをどくにゃ! 銀行強盗して、おやつをいっぱい食べる……にゃにゃ!?」
ピンチンを吹き飛ばす勢いで走るシロゼニだったが、その足がふいに止まった。ピンチンの後ろに隠れたパルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)は、両手を大きく広げると雨紡ぎの風糸でシロゼニを絡め取り、空中に吊し上げたのだ。
「これで、袋のネズミならぬ網袋のにゃんこね」
「にゃ!?」
袋状の網で吊り上げられたシロゼニは、逃げ出そうともがくが外へ出ることができない。うごうごするシロゼニは、苛立たしげな声を上げた。
「にゃにゃ!? ここから出すにゃ!」
「まあまあ。飴ちゃんを差し上げますさかい、少し落ち着いてくださいませ」
両手を上げて宥めながら近づいたピンチンは、布に包まれた手の上に飴ちゃんを乗せて差し出した。ドーナツ型の黄色い飴ちゃんに目を輝かせたシロゼニは、網の隙間から腕を出すとはっしと飴ちゃんを取っては口にした。ころりと飴ちゃんを口に含めば、途端に機嫌よく目を細めて。
「にゃあ。甘酸っぱいにゃあ」
「せやろ? パイン味やねん。それ食べたら銀行強盗なんてやめて、しばらくおとなしくしていてくださいませ」
「にゃ? でも、銀行強盗してお金をもらわないと、おやつを人間から盗らなきゃいけないにゃ。それよりおやつとお金を交換した方が、人間も喜ぶにゃ」
「アタシも商人街出身やさかい、お金がほしいのは分からなくもありませんわ」
「んー、わたしもお宝大好きだけどね」
シロゼニの頭の上に乗ってモフをモフモフ堪能するパルピは、おひさまの匂いのする毛皮で深呼吸すると肘をついた。頭の上から聞こえる声に手を伸ばしたシロゼニの肉球とモフの毛皮に挟まれて、モフぷに気持ちいい。
「にゃにゃ! 分かってくれるにゃか? じゃあふたりとも、一緒に銀行強盗するにゃ!」
「ですが、銀行強盗はいけません。なぜなら、銀行にお金を預けた人が、おやつを食べられなくなるからですわ」
「にゃにゃ!!??」
ピンチンの真剣な声色に驚いたシロゼニの顔が、劇画調に変わる。それは思い至らなかったと顔中で表現したシロゼニは、ひげをしおしおさせるとシュンと俯いた。
「にゃあ。そうにゃよね。人間がおやつを食べられなくなるのはダメにゃね。銀行強盗、やめるにゃ」
「まあでも、シロゼニにはこんなにいいモフがあるんだから、銀行強盗なんてしなくても儲け話はいくらでもあるはずよ」
落ち込んだシロゼニの前に飛んで出たパルピは、力づけるように笑みを浮かべると頭を撫でてあげる。ちょっと元気を取り戻したシロゼニは、パルピの姿に首を傾げた。
「でも、銀行強盗しなきゃお金はもらえないにゃ? だってお金は銀行にあるにゃ?」
「後でUDC職員が来たら、その辺も教えてあげるわ」
「とりあえず今は、これでも食べとき。プチドーナツですが、召し上がりますか? ミニマドレーヌは?」
「にゃ! 食べるにゃ!」
ピンチンが差し出す小さなスイーツを頬張るシロゼニは、幸せそうに目を細めて喉を鳴らす。
他のガキにゃんこ達との戦闘が続く中、シロゼニはおとなしくUDC職員が来るのを待つのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
雁野・リジ(サポート)
「オレが盗んでいいの?それとも盗まれたいの?何をくれる?」
貼り付けたような笑顔を浮かべている女性。
怪盗であると言うが怪盗が何かは分かっていない。
人間の姿をとる狸。人間には人間の、狸には狸の、オブリビオンにはオブリビオンの生活があるし考え方も違う。ということを知っている。
合わせられることは合わしていきたいけれど、
世界が滅ぼされると困っちゃうので、普通に戦う。
● 怪盗 泥棒 銀行強盗
銀行強盗をして手に入れたお金とおやつを交換してもらう。そのために猫田信用金庫を襲うガキにゃんこ達を止めて欲しい。
そんな依頼を引き受けた雁野・リジ(たぬき・f34917)は、空き地から一斉に駆け出そうとするガキにゃんこ達の前に躍り出た。
「ふうん? 怪盗の前で物を盗むんだ?」
「にゃにゃ! 誰にゃ? 銀行強盗を止めに来たにゃ?」
「まさか」
一言で斬ったリジの言葉に、ガキにゃんこは思わず歩みを止める。意外そうな顔のガキにゃんこは、首をかくん、と傾げると興味深そうにリジの足にすり寄った。
「にゃ? 止めないにゃ?」
「怪盗だからね」
言いながら貼り付いたような笑みを浮かべたリジに、ガキにゃんこ達は大喜びで踊りだす。一斉にわらわらとリジの足元に集まったガキにゃんこは、一緒に行こうと猫田信用金庫の方へと誘った。
「にゃ! じゃあ一緒に銀行強盗するにゃ!」
「でも、ひとつ聞きたいんだ。……怪盗って何?」
「にゃ?」
リジの問に、ガキにゃんこは一斉に首を傾げる。鼻を寄せ合いじゃれついて答えを探すが、どうやらいい答えは出てこなかったらしい。
「怪盗は分からにゃいけど、銀行強盗は銀行のお金を盗むにゃ!」
「銀行のお金か。それ、オレが盗んでいいの? それとも盗まれたいの? 何をくれる?」
「にゃ! 手伝ってくれるにゃら、分け前をあげるにゃ!」
「おやついっぱい交換できるにゃ」
「おやつかあ。べつにいらないかな?」
「「「にゃにゃ!!??」」」
劇画調瞳孔真っ白ショック顔に表情を変えたガキにゃんこ達は、この世の終わりのように膝をつく。よよよ、と泣き真似をする姿に、リジはしゃがんだ。
「おやつが、いらにゃいにゃんて……」
「うんうん。でもね、人間には人間の、狸には狸の、オブリビオンにはオブリビオンの生活があるし考え方も違うんだ。だから、無理やり自分のやり方に合わせちゃうのはいけないね」
「そうにゃね……。でも、おやつが食べられにゃいとおなかがすくにゃ」
「だから銀行強盗するにゃ!」
「そうか。なら怪盗としては許せないかな」
ツッコミ不在の会話を繰り広げたリジとガキにゃんこは、改めて距離を取る。ジリジリと戦闘モードに入ったガキにゃんこは、背負子からおやつを取り出そうと手を伸ばした。
「おやつはさっき食べ終わってしまったのにゃ。さあ、次の袋……にゃにゃ!!?」
「お探しのおやつはこれかな?」
ガキにゃんこがおやつを取り出した瞬間予告状を放ったリジは、スティール・カードで手に入れたおやつをヒラヒラさせる。慌てたガキにゃんこ達がジャンプして取り戻そうとするが、どうにも手が届かない。
「にゃー! 返すにゃ! どろぼうはいけないにゃ!」
「銀行強盗もどろぼうじゃないのかな?」
「にゃにゃ!?」
ショックを受けたガキにゃんこに、どろんはっぱを放つ。霧のように消えていったガキにゃんこを見送ったリジは、腕を組んで考え込んだ。
「やっぱりどろぼうはいけないよね」
納得したリジは、グリモアベースへと帰還するのだった。
成功
🔵🔵🔴
リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能
接近戦で戦う場合は鎖鎌の【薙ぎ払い】と鎖分銅の【ロープワーク】による【2回攻撃】がメイン。
遠距離戦では宇宙バイク内臓の武装で【薙ぎ払い】や【一斉発射】
その他状況によって魔術的な【属性攻撃】や【破魔】等使用
猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。
また、無力なNPCが大人数いる場所での戦闘も彼らを【仮面憑きの舞闘会】で強化して戦わせつつ身を守らせることも可能。
● 炎のリカルド
バイクでの誘導を終えたリカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)は、空き地でキョトキョトと左右を見渡すガキにゃんこ達の前にバイクを止めた。
「にゃ? ここは猫田信用金庫じゃないにゃ?」
「ここは猫田信用金庫から離れた空き地っすよ」
「にゃにゃ!!??」
「銀行強盗を成功させる訳にはいかないんでね。ここで倒させて貰うっす!」
「にゃ!? だましたにゃ!? 早く猫田信用金庫を襲って、お金とおやつを交換するにゃ!」
がーん! と擬音を立てながら目を見開いたガキにゃんこは、背負子のおやつを取り出すとあぐあぐ食べ始めた。やがて食べ尽くしたガキにゃんこは、おなかを鳴らすとリカルドに向けて駆け出した。
「にゃー! お金よこすにゃー!」
シャキーン! と爪を立てたガキにゃんこ達が、一斉にリカルドに襲いかかる。大きくジャンプしたガキにゃんこ達がリカルドに爪を立てたが、まるで陽炎のように空を引き裂くばかりだった。
「にゃにゃ!?」
「忍法・神火分霊撃(シンカブンレイゲキ)! ちょっと、火遊びはどうっすかね?」
引き裂かれたリカルドはーーリカルドの姿をした炎は、何事もなかったかのように元の姿に戻ると鎖分銅を構えた。分銅を大きく回して遠心力をつけるその迫力にも負けずに駆け出したガキにゃんこが、今度は噛みつきとばかりに牙をむき出しにする。そこを狙い定めた炎のリカルドは、一斉に鎖分銅を放った。
狙い違わず放たれた鎖はガキにゃんこを拘束し、動きを止める。液体とも呼ばれる猫の柔軟さで鎖分銅から抜け出そうとしたガキにゃんこに、鎖鎌が迫った。
「さあ、遠足の時間は終わりっす!」
「にゃにゃー!?」
回転する鎖鎌が、唸りを上げてガキにゃんこの一団をなぎ払う。胴を両断されたガキにゃんこ達が煙のように消えたのを確認したリカルドは、次の一団に向けて鎖鎌を構える。
次々とガキにゃんこ達を倒したリカルドは、意気揚々と引き上げるのだった。
成功
🔵🔵🔴
エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。
以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。
● その命題
銀行強盗をして手に入れたお金とおやつを交換してもらう。そのために猫田信用金庫を襲うガキにゃんこ達を止めて欲しい。
そんな依頼を受けたエダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)は、強盗を働こうと駆け出すかわいいガキにゃんこ達の姿に拳を握り締めた。
「なんてこと! かわいい顔をして銀行強盗なんていう犯罪行為をするのは許せません!」
決意を胸にしたエダは、ガキにゃんこ達の前に立つと大きく両手を広げた。
「お待ちなさい! 銀行強盗なんて許しませんよ!」
「にゃにゃ!」
急ブレーキで立ち止まったガキにゃんこは、義侠心で目を輝かせるエダの言葉に腕を組んだ。難しそうな顔で眉間にシワを寄せたガキにゃんこは、エダの足元まで歩み寄ると上目使いで見上げてきた。
「にゃ? どうして銀行強盗はいけないにゃ?」
「人の物を盗んじゃいけないからです!」
ふんす、と主張するエダに、ガキにゃんこは腕を組んで首を傾げる。もう90度くらいに傾げたガキにゃんこは、エダを見上げると再び尋ねた。
「にゃ? でも人間はおやつとお金を交換するにゃ。交換せずにおやつを貰うのは盗むって言うにゃ。にゃら人間が喜ぶお金を渡して、おやつと交換するのはいいことにゃ」
「そ、それは……」
「お金とおやつを交換するのは悪いことにゃ?」
「悪くないです!」
「にゃ。じゃあ銀行強盗するにゃ!」
「それはダメです!」
「じゃあおやつを盗むにゃ」
「それもダメです!」
「どっちもダメじゃ、はらぺこになっちゃうにゃ」
「うっ……。はらぺこは辛いですよね。飢え死にするくらいなら盗みも仕方ないのでしょうか? ですがそれは……ううー! 私はどうすれば!」
ぐぅーとお腹を鳴らすガキにゃんこ達に、エダは唇を噛んだ。なんだか色々本質的な話に頭をフル回転させると、とりあえず祈り始めた。
「神よ、我らの道行きに、幸いを……!」
目を閉じ、祈りを捧げる。ただひたすら聖職者として目を閉じ祈りを捧げたエダは、そっと目を開けた。まだ質問してくるガキにゃんこ達がいるかと思ったが、そこには誰もいない。祈りの途中、味方猟兵の気配を感じたから、おそらく巻き添えで倒されたのだろう。
「ガキにゃんこ達は骸の海へ還ったのですね……! 祈りは通じました……!」
1150の幸運に感謝したエダは、小さな宿題を胸にグリモアベースへと帰還した。
成功
🔵🔵🔴
ニケ・ブレジニィ(サポート)
技能を、フル活用します。
仲間を守りつつサポートし、敵を倒すという戦闘スタイルです。
また、このシナリオ内で戦闘不能になったオブリビオンの肉体と魂を、ユーベルコードの『桜の癒やし』で鎮め、転生できるように祈ります。
「…もう鎮まりたまえ、あなたの名を忘れないように私は憶えておいてあげるから…」
リプレイのために、このキャラクターを自由に扱っていただいて、全く問題ありません。
ソフィア・エーデルシュタイン(サポート)
わたくしは愛され望まれたからこそ生まれてきましたのよ
だからこそ、わたくしはこの世の全てが愛しいのですわ
狂気的な博愛精神の持ち主
命あるものは救われるべき
蘇った過去はあるべき場所に還るべき
果たすためならば手を下すことに躊躇う必要などないと胸を張る
主に【煌矢】を使用し、牽制や攻撃を行います
勿論、他のユーベルコードも必要があれば使いますわ
わたくしの愛するきょうだいである水晶髑髏は、盾にも刃にもなってくれますのよ
怪我など恐れる必要はありませんわ
わたくしが役に立てるのであればこの身が砕かれようとも構いませぬ
他の方の迷惑や公序良俗に反する事は致しません
それは、わたくしを愛してくれる人達への裏切りですもの
カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」
神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!
● 本当に欲しかったもの
次々と倒される仲間達の姿に牙をむいたガキにゃんこ達の集団・ガキぬこ同盟のボスーークロボスは、背負子のおやつを取り出すと思い切り頬張った。
「にゃにゃ! みんな倒されちゃったにゃ! でもクロは負けないにゃ! 一匹でも銀行強盗して、お金をいっぱい集めておやつと交換するにゃ!」
「クロボスさん……」
悲痛とも言える決意を示すクロボスの姿に、ニケ・ブレジニィ(桜の精の王子様・f34154)は首を横に振った。
「あなたにはもう、勝ち目はありません。どうかおとなしく……」
「そんなことないにゃ! おやつがいっぱいあれば、またガキぬこ同盟を結成できるにゃ! そうしたら邪神様に頭を撫でて貰えるにゃ!」
「クロボスは、邪神様に愛されたいんだね。でも、僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
切なそうに前に出たカツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)の姿に、クロボスは眉間を寄せると大きく首を傾げた。
「にゃにゃ? ごうに、いっては?」
「そう。人間からおやつを貰いたいなら、人間のルールを守らなきゃ」
「お金を渡せば、おやつをくれるにゃ。それは人間のルールじゃないにゃ?」
「その通りですわ。ですが、そのお金を手に入れる手段を選ばなければなりません」
優しく微笑みながら前に出たソフィア・エーデルシュタイン(煌珠・f14358)は、ガキにゃんこ達と視線を合わせるようにしゃがむと優しく説得を始めた。ここでガキにゃんこ達が引いてくれたなら、戦う必要はないのだ。
「銀行強盗をして手に入れたお金は、人間のルールには反するお金……」
「もういいにゃ! お金がいっぱいあったら、邪神様は喜ぶにゃ! 邪神様のためにも、おやつのためにも、みんなで銀行強盗するにゃー!」
「「「するにゃー!!!」」」
三人の説得にじれたように地団駄を踏んだクロボスは、人差し指の爪をシャキーン! と伸ばすと猟兵達に突きつけた。呼応したガキにゃんこ達は一斉に飛び出すと、しゃがみ込んだソフィアを押しつぶすべく飛びかかった。
「危ない!」
咄嗟に前に出たカツミは、瞬時にたくさんのおやつを作り上げるとガキにゃんこ達の前に差し出した。ケーキにドーナツ、シュークリーム。おはぎにお団子、おせんべい。洋の東西を問わず出された117種類のおやつ達を前にしたガキにゃんこは、攻撃をやめると早速おやつへと手を伸ばした。
「にゃー! おやつにゃ!」
「まずはこれでお茶会しようよ。銀行強盗なんかしなくても、おやつならたくさんあるから」
「そうですわね。おなかがいっぱいになれば、銀行強盗なんてしなくてもいいでしょう? 愛する世界の秩序を乱さなくても、おやつは手に入るのです」
「にゃ! そうするにゃ!」
「ほら、クリームがほっぺについていますよ」
おやつに惹かれたガキにゃんこ達が、一斉に爪を引っ込めておやつに群がる。優しく微笑みながら紅茶を楽しむソフィアの隣では、ガキにゃんこがシュークリームを頬張っていた。ほっぺについたクリームを拭ってあげるニケも、嬉しそうに微笑む。
やがておなかがいっぱいになったガキにゃんこは、丸くなると少しずつ消えていくのだった。
ガキにゃんこ達が次々と消えていく中、一匹だけ残ったガキぬこ同盟のボス・クロボスは、頭を横に振ると立ち上がった。
「クロは行くにゃ……」
「さあさあ、クロボスさん。神様は言ったよ。おやつはまだまだあるよって」
「にゃ……。クロの神様は邪神様にゃ……」
眠たげに目をこすったクロボスは、背負子からおやつを取り出すと口に含んだ。三色だんごを食べたクロボスは目を見開くと、背中の毛を逆立て威嚇の姿勢を取った。
「クロボスさん!」
「クロボスは一匹でも銀行強盗に行くにゃ! 銀行のお金を全部よこすにゃー!」
爪を伸ばし駆け出したクロボスの爪が、ニケに向けて振り上げられる。大きくジャンプして真っ直ぐ襲いかかってくるクロボスの前に立ちはだかったソフィアは、青玉髄の楔を放った。
「届きなさい、穿ちなさい、貫きなさい。蘇った過去はあるべき場所に還るべき」
冷静なソフィアの詠唱と同時に、青玉髄の楔がクロボスに突き刺さる。凍りつき、地面に落ちてもなおもがくクロボスに駆け寄ったニケは、冷たい身体を温めるように抱き締めた。
「にゃ……!」
「クロボスさん。もういいのです。例え世界中のお金をおやつに交換しても、あなたの飢えが収まることはありませんよ」
「そんなこと……ないにゃ! 邪神様に頭を、撫でて貰えたら、クロは……と……っても嬉しいにゃ……」
「今は分からなくても、いつかは分かる日が来ます」
優しく囁いたニケは、腕の中でもがくクロボスをぎゅっと抱きしめると桜の花吹雪を放った。未だにもがいていたクロボスの体が桜吹雪に包まれ、癒やしの力でクロボスの心を癒やしていく。
「……もう鎮まりたまえ、あなたの名を忘れないように私は憶えておいてあげるから……」
「にゃ……」
最後に一声鳴いたクロボスは、だんだん動かなくなる。風に乗った桜吹雪が舞い散った時、そこにはオブリビオンの姿はない。
骸の海へ還ったガキにゃんこ達に黙祷を捧げたニケは、クロボスの転生を祈るとグリモアベースへと帰還した。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 日常
『UDC-P対処マニュアル』
|
POW : UDC-Pの危険な難点に体力や気合、ユーベルコードで耐えながら対処法のヒントを探す
SPD : 超高速演算や鋭い観察眼によって、UDC-Pへの特性を導き出す
WIZ : UDC-Pと出来得る限りのコミュニケーションを図り、情報を集積する
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理う解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
● シロゼニ対処マニュアルーー北条・優希斗の場合
保護されたUDC-Pのガキにゃんこ・シロゼニと向き合った北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)は、UDC-P対処マニュアルを作るべくシロゼニにヒアリングを開始した。
「さて、シロゼニだったかな。なぜ銀行強盗をしようとしたのか、教えて貰えるだろうか」
「にゃ! 銀行強盗をすればお金が貰えるにゃ」
「ほう」
「人間はお金が欲しいにゃ」
「そうだね」
「人間はおやつを持ってるにゃ」
「そんな人もいるな」
「だから、お金とおやつを交換してもらうにゃ」
「シロゼニの言う事は理解できる」
深く頷いた優希斗に、気を良くしたシロゼニはむふーん、と胸を張った。やっぱり自分は間違ってなかった、とヒゲをくゆらせたシロゼニは、優希斗の手を取ると出口を指差した。
「にゃ! 分かってくれたにゃ! にゃら今から一緒に銀行強盗するにゃ!」
「それはできない。もしどうしてもと言うなら俺は、殺してでも、アンタを止めるよ」
「にゃ!」
飛び出す物騒な単語に、シロゼニは震え上がる。一目散に走り出すと柱の陰に隠れ、優希斗を悲しげな目で見上げてはヒゲをしおしおにした。
「にゃあ。暴力反対にゃあ」
「何も問答無用に斬りはしないよ」
苦笑いをこぼした優希斗は、シロゼニを呼び寄せた。恐る恐る近寄ったシロゼニに五百円玉を見せた優希斗は、ぽつんとあった自動販売機にコインを入れるとアップルジュースのボタンを押した。
「にゃにゃ! やっぱりお金はおやつになるにゃ!」
「そう。君の言った通り、人間はお金が大好きだ。だから皆、手に入れようとする。でもみんな銀行強盗をしていたら、あっという間に銀行からお金がなくなってしまう」
知らずシニカルな笑みを浮かべる優希斗に、シロゼニは首を90度傾ける。子供のような仕草のシロゼニは、興味津々に優希斗を見上げた。
「にゃ。銀行強盗しにゃいにゃら、どうするにゃ?」
「お金を手に入れる手段は色々ある。僕の話だけじゃなくて、皆の話も聞いてみると良い」
「そうするにゃ!」
神妙な顔で貰ったジュースを飲むシロゼニに、優希斗は集まった猟兵達を見渡す。素直に頷いたシロゼニは、マニュアルを作ろうと集まった猟兵達の前に駆け寄るとしっぽをぱたりとぱたつかせた。
後は任せても大丈夫だろう。しばらく成り行きを見守っていた優希斗は、UDC職員と入れ違いにグリモアベースへと帰還した。
成功
🔵🔵🔴
城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
必要なら解錠したり、召喚系UCで適切な指示も出せるし、脳筋じゃナイデス。
15歳ナノデ、エッチとグロは(R15的な理由で)だめです。
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。
…未開封ならおやつあったかも?(うろ覚え)
UCによっては暗器サイズじゃない物が出る……ほんとに猫型ロボットじゃナイデスヨ??
UCは必須じゃないので、外しても問題ありません。
あまり汚れる場所には行きたくないお年頃。
料理は人並みに作れるよ?
絵描き?…えっと、持った筆が爆発しちゃうカナー
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから7年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
雁野・リジ(サポート)
青い毛の狸。青い以外は普通の狸に見える。
でも片言の人語を喋る。
自分はふわふわでとても可愛いと思っている。
可愛いから捕まえられそうになるのも仕方がないが、
毛皮や狸汁にされるのはごめんなので敵には容赦しないことにしている。
敵じゃなければ撫でてくれたり、抱っこしてもらいたい。
● シロゼニ対処マニュアルーー三人娘の場合
猟兵たちの前に駆け出したUDC-Pのガキにゃんこ・シロゼニは、三人の前でしっぽをぱたりとぱたつかせると猟兵たちを見上げた。
「にゃにゃ! 人間たちからおやつを取らなくてもいいようにお金が欲しいけど、銀行強盗はやめるにゃ。でもそうすると、どうやったらお金が貰えるか分からにゃいにゃ。教えて欲しいにゃ」
「お金かあ」
腕を組んだ城田・紗希(人間の探索者・f01927)は、シロゼニの要望に小さく唸った。お金を手に入れる。これは資本主義社会に生きる人間にとっても大きな課題だ。ガキにゃんこのシロゼニがお金を手に入れる手段は様々あるだろうが、共通するのはひとつ。
「お金が欲しいなら、行動あるのみです!」
「行動にゃか! にゃら走るにゃー!」
大きく頷いたシロゼニは、その辺をぐるぐる走り出す。やがて走り疲れたシロゼニは、期待に満ち満ちた目で両手を天高く掲げると何かを待った。だが何か起きる気配はない。
「にゃあ。行動したのにお金は手に入らないにゃ」
「それはそうですよ。走るシロゼニさんを見て「お金を払いたい!」って思う人がいなければ、お金は手に入りませんのよ」
しおしおとひげを垂れるシロゼニの前に出た納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)の声に、シロゼニはひげをピーンとさせると顔を上げた。
「にゃ! お金を払ってくれる人間の前で走ればいいにゃ?」
「走らなくても、大丈夫」
シロゼニの隣に歩み出た雁野・リジ(たぬき・f34917)は、青い狸の頭をシロゼニにこすりつけた。挨拶返しに頭をすりつけたシロゼニの隣を通って紗希の隣にしゃがんだリジは、改めてシロゼニと向かい合った。
「おれ、ふわふわでとても可愛い」
「さ、触っても良い? ありがと……うんうん。めっちゃモフモフでかわいいよね!」
リジの背中を許可を得てもふもふした紗希は、その毛並みに目を輝かせた。撫でてくれる優しい手に気を良くしたリジは、おいでと両手を広げる紗希の腕の中に飛び込むと目を細めた。
「人間、もふもふ好き。もふもふはお金になる」
「そうにゃね! ……でも、毛皮になるのは嫌にゃー!」
「うんうん、シロゼニさんの毛皮なら高く売れますし、オブリビオンなら再生も……って、何言わすねん!」
めそめそ泣き始めるシロゼニにノリツッコミをかましたピンチンは、布に包まれた手で盛大に裏拳ツッコミをかます。三人同時に裏拳ツッコミを入れる猟兵たちの様子に、シロゼニは涙を収めると首を傾げた。
「にゃ? 毛皮じゃにゃいにゃ?」
「ちゃうちゃう! 毛皮にするのではなくて、猫カフェで働くのはいかがですか? という話ですわ」
「そうそう! シロゼニかわいいし、モフモフだし。絶対売れっ子になれるって!」
「もし、毛皮や狸汁にしようという輩がいたら……引っ掻け」
ピンチンと紗希の言葉を、リジが大きく頷き肯定する。爪をシャキーン! と出すリジにつられて爪をシャキーン! と出したシロゼニは、神妙な顔で大きく頷いた。
「にゃ。毛皮や狸汁はひっかくにゃ」
「その意気その意気。……シロゼニはそんなに気をつけることもなさそうね。UDC職員さんが来るまで、お茶会しない? 未開封のお菓子があるんだ」
どこからともなくお菓子を取り出した紗希が、ものすごく意外な場所に仕込んであった暗器のナイフで封を切る。嬉しそうに頷いたピンチンは、常備してある小さなスイーツや飴を取り出すと隣に並べた。
「そうですわね。お茶会もお嬢様らしくて素敵ですわ」
「悪く、ない」
「にゃ! あそこにある箱にお金を入れると、ジュースと交換してくれるにゃ!」
紗希の膝から飛び降りたリジが、嬉しそうに目を細める。各々好きなお茶やジュースを買った四人は、早速おしゃべりに花を咲かせる。
UDC職員が来るまでの間、和やかなお茶会が続いていくのだった。
その後。
UDC職員に引き取られたシロゼニは、UDC組織傘下の猫カフェで働くことになった。もふもふと愛嬌を武器にお金を稼いだシロゼニは、今日も嬉しそうにお金とおやつを交換しているのだという。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴