●少女地獄編、ゾク
世の中にはどうしようもないほどに、強く、溺れるような感情が有るのだ、と、人は知った。何度も何度も繰り返し、痛みを覚えたところで喉元を過ぎれば粘付きでしかない――嗚呼、まるで全ては理想郷、黄金時代、これを竜宮城(しあわせ)と認識して何がいけないのか――病的なまでの快楽の中、鯛や鮃が眩いおどる。とても愉しそうな面だろう。
全てが蠕動している。全てが涎をこぼしている。全てがマイナスからプラスへと、手足頭を懸命に蠢かせていく――。
●とある老人のおはなし
近江・永都と名乗った老人(もの)はグリモア猟兵たるロバート・ブレイズ、猟兵(きみ)達に向けて言葉を垂らした。
「僕はかつて竜宮城と呼ばれる難破船のようなメガリスに囚われていました。そして今、どうやらその竜宮城(メガリス)が強大な王と共に蘇ってしまったのです。これを放置してしまいましたらメガリスは浮上し、大海の大群が陸上(せかい)を呑み込んでしまうでしょう――ここに竜宮城(メガリス)の座標を示した手紙があります――何故か図書館付近を示していますが、おそらく骸の海のような状態なのでしょう。未定義の何かがうようよと居そうです。水中なので呼吸など対策しておいた方が良いでしょう。宜しくお願い致します」
おそらく大きく長い戦いになるだろう。猟兵(きみ)は気を引き締めてその場を後にした。
●アメフラシの恍々
ザア、ザア、ザア、ザア。
――白く、白く、白く。
にゃあら
にゃあらです。
決戦の時間です。
第一章。
竜宮城(メガリス)を目指して水中を行きます。防衛機構がある為、一筋縄ではいかないでしょう。更に水中である為、動き難く、呼吸が不可能になっています。何かしらの対策をプレイングに書いてください。
第二章。
竜宮城内部にてオブリビオンとの戦闘です。
内部には空気があるので普段通りに動けるかと思われます。
第三章。
竜宮城の『王』との決戦です。
どうやら配下が無限湧きするそうです。
撃破後、竜宮城は消滅するので急いで脱出しましょう。
宜しくお願い致します。
第1章 冒険
『竜宮城をめざして』
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POW : 防衛機構の攻撃を耐え抜き、一直線に竜宮城まで泳ぐ。
SPD : 防衛機構の隙を掻い潜り、竜宮城を目指す。
WIZ : 魔法で呼吸や行動の自由を確保する。
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
undefined――まるで骸の海(カオス)の如くだと猟兵(オマエ)は思った。深く々く、塩辛い渦巻き(ワールプール)の底に竜宮城(メガリス)は存在するのだろう。肺胞が破れそうな想いだけが浮かんでいく。
少女地獄編にゾクが付いたならば、成程、防衛機構とは即ち刺激なのだ。ゾクゾクと波打つ感覚はまさしく悦び、藻掻けば藻掻くほどに世界が眩んでしまう。
急がなければならない。正気を失い、夢魔(リリス)の如くと成り果てたくなければ――嗚呼、全てが真白く染まる。
露木・鬼燈
宇宙空間でも普通に戦えるのが猟兵
水中程度ならどーということはないのです
まぁ、楽できるならした方がいいけどね
本番まで体力を温存するのはとーぜんなので
キャバリアなら水に体力を奪われることもない
呼吸だって問題ない
使わない理由がないよね?
とゆーことでアポイタカラで出るですよ
更に水中での機動力を上げるべく<颯駆之術>を発動
防衛機構をすり抜けたり破壊したりして進むのです
水中での実弾兵器は…ちょっと扱いづらい
ダークネスセイバーとダークネスウイングをメインにするっぽい
ふむふむ、順調なんだけどなんかイヤな予感がするんだよなー
やっぱりこの先がヤバいのかなー
体力を温存する作戦は正解だったっぽい!
暗黒物質(ダーク・マター)が混沌(カオス)を横断していく、幻想(メルヒェン)の様子をご覧になれと人魚姫(マーメイド)が謳う。ルル・ララ、と反響(ひび)く朦朧(ねいろ)の先で悪鬼羅刹(オマエ)は何処に向かうと謂うのか。嗚呼、たとえば、此処が銀河の中心で渦巻く断片(アザトート)と見做して浮(み)よう、それでも猟兵は害(かべ)なく戦闘(うご)ける筈だ。まるで水を得た魚、鰓を開閉する新鮮さ。まぁ、楽できるならした方がいいけどね――総ては必然、偶然で片付けるのは骰子(かみさま)だけで十分だ。昔、々、誰かさんは助けた亀に誘われて――アポイタカラ、出るですよ。
異形(い)は如何なる激流にも真正面(めん)と遊泳(む)けるに違いない。高機動(へんけい)した機体(キャバリア)に敵(しょうがい)など無く、片っ端から破壊(こわ)していく――赤と黒の濁流(ジュース)が迸り厄介な竜巻(うず)を相殺(ころ)すのか。嗚呼、順調だ。順調だからこそ『嫌な予感』が増していく。
体力の温存を選択(えら)んだのはおそらく『正解』なのだろう。視界の隅に這入り込んだ白っぽい『もの』を『使うつもりのなかった』実弾(たま)で墜とす。あれはヤバい。この先、もっと【ある】だろう。
殻の中だと謂うのに名状し難い臭いが蔓延している。
――もしくは胎の中とでも表現すべきか。
勿論、悉くは戯れでしかなく、機構(へその緒)は衝撃に耐えられなかった。胎児(たま)が棺(ほのお)へと転がって逝くような。
成功
🔵🔵🔴
泉・火華流
水中活動ができる存在…というイメージを持って指定UCを使用
繭の中で火華流の耳が鰭のような形…足も尾鰭へと変化、背鰭や腰鰭…指の間には水掻き…首元にも鰓が形成されていく
思っていたより魚っぽくなっちゃったわね…
防衛機構は【野生の勘・第六感】などで感知し【瞬間思考力・見切り・早業】で回避していく
多少の被弾などはUCの効果『防御力10倍と欠損部位再生力』でごり押しして進んでいく
いくら傷を負っても血は出ずに再生する様を見て
…やっぱり私…今、人間やめちゃってるのよね…
『むしろ生物ですら無いのかもしれない』…とか思っているときに、腕が一本飛ばされ…根元から元通り再生
…人魚…ってよりは蜥蜴な気分ね…
嚢は罪を意識している、中身を罰だと描くのか。アレもコレもソレも見つけたのは猟兵、オマエの脳髄(スポンジ)の吸収(しる)だろう。継ぎ接ぎの木乃伊は瑞々しい肉を食めない、それが常識、されどこの場は非常識なのだ。
普遍的無意識(ゆめ)が猟兵(オマエ)を包むのか、猟兵(オマエ)が領域(ゆめ)を孕むのか、聳え立つ理想は数多の為の記憶(くさり)で在り、言の葉は魂に変質を齎す。嗚呼、蚕(オマエ)よ、蚕(オマエ)は何処まで沈澱(しず)むのだ。堕ちて々ちて歪むのではなく、ハッキリとした意識(おも)いの儘にはえていく――耳は鰭へ。足は尾鰭へ。挙句は背鰭に腰の鰭――ひたひたと広がるのは水搔きだろうか。鰓がばくばくと地を怨んでいる……思っていたより魚っぽくなっちゃったわね。まるで猟兵(オマエ)こそが、繭からでたディープ・ワン。濁々と嘲笑う時化(あれ)尽くしの水中に相応しい。
臓物(にく)の波を突き進むような気分だった。途中々々に設置(お)かれていた、如何にもな罠に腸(なわ)が引っ掛かっている。刹那の思考(はんだん)で身を逸らしたら薄皮一枚、銛の戯れ――いや、躱しきれていない。抉られた部分が即座に再生(なお)ったのだ。やっぱり――今の私、人間やめちゃってるのよね。秩序(せかい)がオマエを受け入れた証拠とも謂えよう、嗚々、あの蒼褪めは諦めの境地(しまつ)か。むしろ、機構が猟兵(オマエ)を嫌っている様子とも解せ。
生物ですら無いのかもしれない――薄らぼんやりと遊泳(すす)んでいたら『通り過ぎる』何か。鈍感(にぶ)くもなったのか猟兵(オマエ)、ちょっとした衝撃(とこ)を視認(たし)かめる。成程、腕(オマエ)が一本失せている。群がる魚(ディープ)は鋭いのか或いは――ぐずぐず。ムズ痒い、根元からの再生(ナイトメア)。
人魚――ってよりは蜥蜴な気分ね。何度も何度も千切れてはえて、ふと、考えたくもない想像(おも)いに行き着く。頭(ボール)遊びも程々に。
成功
🔵🔵🔴
カタリナ・エスペランサ
話は至ってシンプル、オブリビオンが出ればこれを狩るのが猟兵だ
どんな戦いであれ打ち勝つまでさ
物理法則の《ハッキング+属性攻撃》に特化した【架空神権】の黒風を纏い進むよ
万理万象我が意の儘に、我在る処は我が神域。まぁ戯言さ
黒風で隔てた領域は一種の《結界術》
海水を拒み酸素等を取り出す《環境耐性》であり
外部状況を知覚する《情報収集》のセンサーでもある
《第六感》で《見切り》防衛機構は避けて進むけれど、
少しくらい摘まみ食い――黒風の《略奪+捕食+学習力》で解析するのも一興かな
万能過ぎてつまらない? 大いに結構!
征伐で粛清で蹂躙だ、一方的なくらいでちょうどいい……なんてね
適当な軽口を口ずさみながら往くとしよう
阿鼻叫喚を口笛吹いて歩むのは何処の悪魔か何処の怪物か、無辜は愈々本物と成り果て森羅万象(あまね)く地獄(みち)を均していく。正しく草の根ひとつ残されない、神に背いた愚か者への宣言か神の真似した紛い物への哄笑か――話は至ってシンプル、過去(オブリビオン)が出ればこれを狩る、忘却(オブリビオン)が浮かべばこれを還す。猟兵(オマエ)の脳裡にはしっかりと設定(インク)が注ぎ込まれていた――どんな戦いであれ打ち勝つまでさ。お約束なんぞ踏み潰してしまえ。望ましい展開など茶番だと塗り替えてしまえ。「万理万象我が意の儘に、我在る処は我が神域」……結局は三千世界、戯言の範囲に過ぎない。繋げ、暴き、改め、架空神権(フィクション)の第二原稿。少しくらい主人公に『分』があってもいいじゃないか。黒く々く啼いた風、水を拒み酸素(いき)を掴む。
摘まみ食いしてもいいだろう、何せ『誰も』文句を吐かないのだ。躱した銛の先端を一部だけ拝借、解析するのも一興かな――おや、これは不愉快(おもしろ)い。鉱物かと思えば生物ではないか。如何やら細胞を摂取して成長するらしい。いや、繁殖する、と書き換えた方が好いだろう。
それにしても万能が酷くないか。壁向こうの過去(フリークス)が埒外に狡いと垂れていく――大いに結構! 相手は神に喧嘩を売った莫迦だ、相手は猟兵に嚢を渡した阿呆だ。征伐で粛清で蹂躙、一方的なくらいでちょうどいい……なんてね――軽口を叩きながら遊(あゆ)めば竜宮城(メガリス)近く、如何様な身の程知らずが這いまわるのか。
成功
🔵🔵🔴
天王寺・七海
SPD
今回の水中の竜宮城…こういうのは、潰さないとなのね。
呼吸対策は、事前に水上出て呼吸してから潜る…何時もの事である。
海の中でどこかに隙がないか見て回る。
そして、確認したら、シャチホコファンネル2機を使って幾つか防衛機能潰し、そして、その隙に竜宮城に進み侵入する。
「偽りの楽園なんて、破壊するのね」
UCは使わない。
アドリブ絡み歓迎
生物の営みには本能が欠かせない。抗い難い三大欲求のうち、何れかが肥大化しているような『気』がした。実に忌々しい、命を冒涜するかの如き呼び声。真っ白い雨は天から降るのか底から涌くのか。
まだ見ぬ巨大なメガリス、竜宮城を目指すのは何も『陸上に特化した生き物』だけではない。十人十色の埒外(ユーベルコード)を有す猟兵はその存在だけでも十分に驚異的なのだ。宙をおどるのは艶々とした表面(かわ)に覆われ、三日月じみた貌(フォルム)のオマエ。嗚呼、大方、人類であれば愛玩ともとれる『ギャング』なのだろう。つまり猟兵(オマエ)、シャチの輪郭(すがた)だった――水上に出て肺膨らませ、ただ潜る。これだけで長い時間(ヒト基準)活動出来るだろう。しかも視界良好、なんなら動きも早い。
其処から先は楽々だった。海中にてぐるりと観察(み)てみれば『明らかに防衛機構が集中している場所』の特定。一定の時間動き続ける絡繰りとでも解けようか。だいたい※分に一度、全ての銛(エモノ)が静止する――叩き込めシャチホコファンネル、右も左も潰してしまえば『あとは悠々いくだけ』だ。侵入した刹那に茫々(ひろ)がったのはピンク色のサンゴ――いや、これは本当にサンゴなのか? やけに大きく思える。
何にせよ――偽りの楽園なんて、破壊するのね――ゆっくりと生きていくのに過去(オブリビオン)の脅威は要らない、早々にこれを還すのだ。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『新米リリスの乙女たち』
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POW : 一緒に楽しみましょう
レベルm半径内を【リリスたち】で覆い、[リリスたち]に触れた敵から【抵抗する意志】を吸収する。
SPD : 欲望を満たしましょう
【自分たちの身体】を披露した指定の全対象に【リリスたちに支配されたいという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
WIZ : 仲良くしましょう
【誘惑する仕草や甘言】が命中した生命体・無機物・自然現象は、レベル秒間、無意識に友好的な行動を行う(抵抗は可能)。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
凄惨な海中を抜けた先は竜宮城だった。
否、これでは遊郭ではないか。
数多の珊瑚(ピンク)に埋め尽くされ、名状し難い香に塗れている。
その中心でおどり、まわるのはリリス、リリス、リリス。
挙句の果てには壁からぬろりと生えてくるリリス、リリス、リリス。
一緒に楽しみましょう。
欲望を満たしましょう。
仲良くしましょう――猟兵さん。
どうやら環境は『地上と同じ』ようだ。こんな場所で立ち止まってはいられない。早々に幽霊(リリス)を殲滅し強大な王とやらを斃さねば!
筆舌に尽くし難い戦闘が始まる。
カタリナ・エスペランサ
っ……度し難いな
すぐに目を閉じ《念動力+情報収集》の力場展開で知覚確保
動きを《見切り》《空中戦》で対応……するのが定石だけど。
――支配されたい、だって? 巫山戯るなよ下賤共
その干渉が逆鱗に触れれば《早業》で自己《ハッキング》し《狂気耐性》の障壁を展開し拒絶
束ねた髪をほどき《封印を解く》事で【堕聖の偶像】発動、
晒す夢魔の姿は魅了に特化した化身が一つ
この姿に声、纏う香、存在の全てが《誘惑+催眠術+属性攻撃》の幻惑となる
無力化すれば後は《蹂躙》未満、幻惑を深め焼き払う紫炎と纏う羽衣の斬撃で鏖殺の報いをくれてやろう
堕落とは試練でありそれを司る側が欲に呑まれるなど言語道断
惑い堕ち果てるがいい痴れ者共ッ!
妖艶と謂うにはひどく醜いものだ。淫らはただ乱れただけの衣服を纏い、無意味か無価値か解せないダンスを熟している。リズム感も世界観も滅裂だ。まるで地獄に落ちた魂が我先にと蜘蛛糸へ群がるが如く――度し難いな――双眸(ピンク)を閉ざした猟兵(オマエ)は知覚の確保と同時に空(くう)へと移動(う)かぶ。一方的な撃滅戦――ここまでは『定石』のおはなし。黒山羊(かみさま)なしの落とし仔どもは只管、哀れなほどに強欲でも在った。
竜宮城にて猟兵(オマエ)は腸(にく)滾る音(ね)を知った。出所は理解している。今にも燃え爛れそうな、沸々とわらう感情(これ)は――支配されたい、だって――己の、だ。最早冷える事のない激情だ。最早止める事の赦されない激動だ。巫山戯るなよ下賤共。化け物の怒りに触れた人間は如何なるのか。神の怒りに触れた夢魔は如何なるのか。もう『問い掛ける』必要も見当たらず――逆鱗が誘惑(リリス)を振り切った。
拒絶、否定、真っ向からの障壁。狂いは正へと戻され本物の貌(かたち)を解放(ひもとい)た――はらり、はらり。聖人(ひと)が堕ち、神が堕ち、愛に溺れるとしたならば【このような】輪郭――夢魔(かみ)は夢魔(リリス)の前に降りその化身(み)をおどらせた。刹那、総てのグロテスクが静止する。眼窩に突き刺さった真実に呑まれていく。
堕落とは試練であり、それを司る側が呑まれるなど言語道断――幻惑(恍惚)に涎を垂らした夢魔(リリス)が一斉に、ぼぼぅ、と紫炎(ほむら)焼かれていく。絶頂(いただき)の悲鳴(こえ)と共に鏖殺(た)たれれば幸か。
惑い堕ち果てるがいい痴れ者共ッ!
三(み)ほどに分かれたウェルダンがオマエを視続けている。自分が既に骸の海へと還った事も知れず。嗚呼、過剰摂取(オーバードーズ)、もう手遅れ。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
◆おまかせ
ヤバいとは思っていたですよ?
うん、確かに予感は当たっていた
いたんだけど…なんか違くない?
海中ってことで冒涜的な感じかと思っていたのです
まぁ、壁から女の子が生えてくるのもあれなんですけどね!
でも冒涜的かというと…いや、これはこれで冒涜的かも?
SAN値がピンチにはならないっぽいけど
それはさておき…どーやって突破したものだろうか
暴力で突破する?
それは気分的によくないとゆーか…そもそもキリがなさそう
どんどん生えてきてるですよ?
ここは忍らしく隠密技能で抜けてしまうのがいいかもね
失敗したら?
秘伝忍法<毒餌>でくっころ!
なんかいい感じの呪詛毒でなんとかするっぽいー
蒼々とした茨道を泳(すす)んだ先、双眸(め)に飛び込んだのは言葉にし難い桃だった。確かに最初から嫌な予感――この場合は妙な予感が正解だろう――に撫でられていた。ヤバいと思っていたのは本当だ。そして、うん、確かに第六感(よかん)は当たっていたのだ。それにしても……咽喉に魚の小骨でも引っ掛かったのだろうか。米粒を探しても見当たらない。いっそ水でも飲んで『流そう』ではないか……なんか違くない? 想像していたのは人魚の真逆だ。蛙と人との中間みたいな面でぶよぶよと肥えた、おぞましさ極まってうたう邪神の混血児――そんな冒涜とはもう真逆だ、これもうリリスチャンカワイイで好いだろ。まぁ壁から女の子が生えてくるのもあれなんですけどね! にょきぃ、新しいの増えた。
つまり正気じゃなくなって危ういなんて事態(こと)はなくなった。しかし『見た目は可愛い』としても相手はオブリビオン、重ねて幽霊(ゴースト)の群れだ。何処から崩して往けば好い。最も簡潔なのは暴力だろう。常日頃の如く悪鬼羅刹(オマエ)を前面に晒して滅ぼせば吉――でも気分的にどうだ? そもそもキリがなさそう。ふと目をぐるり、思案中でも出てくる出てくるポコポコ出てくる、どんどん生えている。ここは忍らしさを活かして『オサラバ』するのが正解。ささっと静かに……ぼんやりしていた一個体がスッ転んだ! そこに偶然差し足していたオマエ!
沈黙――気まずい空気を最初に破ったのはオマエだった。それはお約束展開。様式美。回避不可能予測可能――くっ……殺せ! 我先にと駆けてくるリリス、リリス、リリス。一着の娘が無効化(と)けていき数多の呪詛(どく)へ変わって戻(い)く。大混乱。阿鼻叫喚の底に無数のリリスが融解(き)えて終った――なんかいい感じになったっぽい。嚢の中こそが蟲毒だと。
成功
🔵🔵🔴
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
WIZ
歓迎してくれて有難う♪
ええ、身も心も……魂までも求め合いましょ♥
【誘惑・催眠術】を籠めた睦言や
媚毒の【呪詛】を含んだ唾液を飲ませる口づけで魅了し返し
服も下着も脱ぎ捨て、隔てる物なく【慰め】合い【生命力吸収・大食い】
元々これは存在そのものを否定されるオブリビオンに
恐怖と苦痛の中での死ではなく
温もりと快楽の中での救済を与える為の友好的な行動だし
私は誘惑されると愛欲という名の【気合い】が漲って強くなるの♥
【狂気耐性】も相まって操られる事は無いわ
数の不利でイカされたら『狂愛』で120人のちびルルに分裂。
小さな体を活かし、大事な所の奥まで愛してアゲル♥
寿命消費も生命力吸収で相殺できるわ
鯱の背後(せ)に跨るかの如く貌(すがた)を晒した猟兵(オマエ)はひどく歓迎された。仲良くしましょう。仲良くしましょう。壁からはみ出る頭も含めて過去(リリス)が一斉に啼いたのだ。有難う――両者『理解』と称される腕(カイナ)を伸ばしたならば幕開ける色は定められて異る。三大欲求が一、嗚呼、身も心も魂も求め合いましょ。幾度となく嘔吐(あふ)れたハート・マーク、心臓がバクバクと笑ってたまらない。
這いまわる睦言を皮肉(かわにく)の間に、ゆっくりと遊ばせていく。一歩、二歩、三歩と寄ったところで互いの肌(もち)が凸凹をつくる。触れる、抱く、夢魔(アナタ)を唇(かじつ)の側へ――大切なものを交換する。唾液(ぬ)れた舌どもの弄りが外へと響いていく。あとは流れ々れでやると良い、そんな布切れ一枚外すのに誰が怠惰を表明するのか。
ぬくもりと快楽の底へ々へ、これもひとつの救済、オマエが欲した友好的な展開か。オブリビオンは存在を否定されている。オブリビオンは人間から嫌われている――ああ、あの蜘蛛(こ)は結局、守る事が出来なかった――後悔を根として伸びていく誘惑、愛欲(きあい)。強くなるの。強くやるわよ。こんなんじゃ収穫時期を違えてしまう。死(マイナス)は生(プラス)の悦びへと。
どろりと垂れたのは汁気ではなく埒外(オマエ)だった。総数120の猟兵(ちいさいきみ)が恍惚とした貌(もも)で芯の々まで擽っていく。大事な所の奥まで、一番良いって思うとこ、たくさん愛してアゲル――循環する命(エネルギー)、螺旋は何処までも続く。ひくり、ひくり、ひくり。甘噛みが昂ぶりとなったのか涎(いと)きれた。
成功
🔵🔵🔴
天王寺・七海
侵入成功、ここからが本番なのね。
…早速お出ましのようなのね。
んじゃ、早速…ゴーストって、ここの敵のようなのね。
オブリビオンなのか不明だけど、襲いかかるなら、やっぱり七海ちゃんの敵ってことで、竜宮城内部も水中でもあるから、群れのみんなを呼んで排除するのね。
んじゃ、大きな体でどんどん体当たりして敵の数を削っていくのね…いや、全て潰すじゃん!!
スープの作り方は理解していた、まずジュースで咽喉を潤すと良い。メロンパンにメロンが使用されていないのだ、オマエも同類と考えられる。
改められた脳髄(プリン)が異常なまでの皴(らちがい)を編んでいく、狂い始めた鯛と鮃は結局のところ鯱(オマエ)の餌でしかないのか。三枚におろさずとも丸呑みで味わえる、制御し難い三大欲求とは即ち食欲(ほんのう)と謂えた――ここからが本番なのね――欲望を満たしましょう、なんて、妖艶(うま)そうな魚類(リリス)の群れが訴え掛けてくる。嗚呼、ゴーストだとか夢魔(サキュバス)だとか知った事ではない、彼女等(あれら)が襲って魅せるならば『敵』なのだ。七海ちゃんの敵なのだ。不称、オブリビオンでも――ざばり、と貌(つら)を晒したのはお仲間さん、ギャングは一頭で成り立たない。排除の合図が不可聴(きこえずとも)。
竜宮城(せかい)はサメ映画ならぬ鯱映画の表舞台、水中(ちゅう)を往き地を駆ける輪郭(さま)は暴力の肉塊だろう。大きな体躯(からだ)で突っ込めば壁(胎内)諸共吹っ飛んでいく。全て潰すじゃん!!! 巻き込まれたリリスが腸漏らしている、実に新鮮(やわ)らかなウミガメか――獲物が何で在れ手を抜いてはならない、これが自然界の厳しさだ。
塩胡椒がないのは少し残念だが『人でなければ』問題ないだろう。煮込む必要も在らず骨の髄までいただくと良い。
成功
🔵🔵🔴
泉・火華流
誘惑する仕草や甘言…に、逆に激怒
理由:火華流ちゃんは『巨乳嫌い・巨乳は絶対に殺すマシン』だから(誘惑に怒りが勝った)
仲良くですって…そんな事出来るかああぁぁぁぁ!!!!!!!!
絶叫と共にUCを使用…(武装は、機銃か爆撃用投下弾)
shark小型戦闘機隊を召喚し、機銃掃射【制圧射撃・弾幕】か絨毯爆撃【爆撃】でリリス達を攻撃【範囲攻撃】
火華流自身も『エアシューズ』で疾走しつつ【ダッシュ・悪路走破・継戦能力】
『ミニガン』『FBC』で攻撃【制圧射撃・砲撃・弾幕・スナイパー・貫通攻撃】
リリス達を容赦なく殲滅する【掃除】
…巨乳は私の敵よ…
見せ、押し付け、滅ぼすような輩には相応の報いだった。
最早瓦礫でしかない空間(ば)からヌゾり、と、新たなる過去(リリス)が滲み出た。一緒に遊ぼう、キモチイイことしよ、さあ、私の手を握って――愈々見境なしではないか、彼女等の目から余裕が削がれつつ――嗚呼、狗が歩いて衝突(ぶつ)かったのは成程、壁。壁である。如何しようもない壁、まだ救いようはあるかもしれない壁、壁、壁……大切な糸(もの)がブチリと切れた。静(ちろちろ)していたコンロが盛大に、爆音を轟かせる――仲良くですって……そんな事出来るかああぁぁぁぁ!!!!!! 発狂! まるでドでかいエネルギーを積んだ機関車(てつのかたまり)だ。猟兵(オマエ)、怒髪天を衝く。
空間(ちゅう)から顕現(つら)晒した機銃(けもの)が一斉に咆哮(ほ)えた。蜂の巣も穴あきチーズも真っ蒼なミンチ製造機の完成だ、リリスは細切れになり今夜はきっとハンバーグ。しかし脂肪分が多くないか? 何、全部ミルク? ぶっ殺す。
誰が呼んだか巨乳絶対鏖マシン、滑走する貌(さま)は正しく排除(つぶ)す為だけの移動手段(ほうほう)と謂えよう。三次元的(床も壁も蓋も)オマエの領域だ、埃ひとつとして残してはならない――跳弾(は)ねる跳躍(は)ねる刎ねた! ウェルダンじゃあ気が治まらない、やはり炭化がお似合いだ――巨乳は私の敵よ。
赤い閃光(いと)が鎮まる頃には影も形も失せている。
――不倶戴天に告げると好い、早々に死(逝)ね。
クレーターの真ん中で憤懣を込める。
成功
🔵🔵🔴
アト・タウィル(サポート)
『どうも、アトです。』
『ふふ、それはどうも。』
『私にできることなら、なんなりと。』
ねじくれた魔笛≪Guardian of the Gate≫を携え、ふらっと現れる女性。性質は大人しく、いつも笑顔を浮かべているが、その眼は深く開いた穴のように光を写さない。大体平常心で、驚くということがあまりない。その代わり、空気は読むので、必要に応じて驚いたふりなどはする。
戦闘では、魔笛を用いてUCを使う。音楽系はもちろん演奏で、サモニングガイストもそれに合わせて現れる形。ミレナリオ・リフレクションでは、相手のUCが剣などを使う場合は必要に応じて武器としても使う。
後はお任せします、自由に使ってください
眼窩――彼女等は筆入れの勇気を持てなかった。
壁の中で四肢(あし)を踏むのはおそらく鼠に違いない、人を喰ったかの如く髭(け)が騒ぎ出し、支離滅裂な妖艶(からだ)だと夢魔(リリス)は告ぐ。嗚呼、大母神(マグナ・マータ)の繰り返しだ、世の中こそが色欲(じごく)だと編集者(ひとびと)が触れていく。仲良くしましょう、猟兵(オマエ)さん。ふふ、ふ。それはどうも――可笑しな話題(なが)れか。まるで何もかもが『うまく』往っている様子、それとも絶頂して異るのか。お人形さんで遊ぶにしては大き過ぎる――捻じれ、歪んだ輪郭。涎をぬぐう布(きれ)もない。
吸い込まれたのは夢魔(リリス)の方だった。一欠片(しずく)の狂気(くる)いに唆されて過去(オブリビオン)が蛇尾(なら)んでいく。此方へどうぞ。彼方へどうぞ。虚無(うろ)へと投身したならば焔・焔・焔――戦士(アストラル)は腐敗(みどり)掲げた。
炙られた夢魔(おんな)は発狂(さけ)びつつ己の末路を理解(は)んで終った。最早、秘密(みつ)の甘さは失せおぞましい灰(ちり)に融解(と)けて消ゆ――こんな事ならもっと粘つけば良かったのだ。嚢がついばまれる、痛い、苦しい、こぼれる。串刺しが大好きだと謂うならばひと思いにやってくれ。
それでは門(ページ)を繋げましょう。
――竜宮(みやこ)は安寧(ぬかるみ)、汁気を濃(のこ)すか。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『アメフラシのホワイトレイン』
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POW : ホワイトレイン・テンタクル
近接範囲内の全員を【発情状態】にする【白濁の雨の如きスライム触手】を放ち、命中した敵にダメージと麻痺、味方に隠密効果を与える。
SPD : ホワイトレイン・ストーム
【スライムの肉体】から、戦場全体に「敵味方を識別する【白濁の雨(ホワイトレイン)】」を放ち、ダメージと【ずぶ濡れ】【うごめき】【恥ずかしい】の状態異常を与える。
WIZ : ホワイトレイン・プール
【身体を弾けさせた白濁粘体の雨】を降らせる事で、戦場全体が【擬態と寄生能力を持つスライムプール】と同じ環境に変化する。[擬態と寄生能力を持つスライムプール]に適応した者の行動成功率が上昇する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠テレサ・バスカヴィル」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
竜宮城最深部――夢魔(リリス)を退けて辿り着いた底は『罪』でしかなかった。白く白く白く、ただ白く粘ついた領域(せかい)はある種、生命への冒涜(かせ)と謂えよう。嗚呼――こんな過去(もの)が王だと。こんな存在(もの)が王だと。沸き立つマイナス、その内に這い遭わせた強烈な悦び……赦されない。歓喜する自分が赦せない。これ以上『進んで』はいけない。
玉座は既に胎(からだ)だったのだ。先程歓迎してくれた夢魔(リリス)の複数体が自ら『坐』として絡まっている。それに乗っかっているのは、嗚々――アメフラシ。巨大で、ヌメヌメと白濁(あめ)を降らす王(なに)か。
嫌だ。行きたくない。そう強く強く思っても猟兵(オマエ)は名状し難い感覚に屈してしまいそうだ……早く斃さなければ※※※!
ホワイト・レインに中てられて夢魔(リリス)が無限に涌いている。群がる彼女等掻き分けて王の心臓(いのち)を狙うのだ。決して身を委ねてはならない。決して心をほぐしてはならない。決して――。
カタリナ・エスペランサ
下劣な酒池肉林にも飽いた
万象一切、焼き払って仕舞いとしよう
【失楽の呪姫】、魔神の魂の《封印を解く》事で《ドーピング》し能力増強
あらゆるものを終焉の概念に塗り潰す劫火を
《属性攻撃+オーラ防御+ハッキング+焼却》の要領で纏い、
雨が触れる前に蒸発気化も許さず焼滅させる
放つ黒雷は有象無象を《薙ぎ払い・蹂躙》する《神罰》であると同時、
その軌跡で魔法陣を描く《多重詠唱+魔力溜め+エネルギー充填》代わり
発動すれば《全力魔法+天候操作+地形破壊+結界術》、
範囲内に捉えた全てを《浄化》し塵一つ残さない鏖殺領域を形成する
塩の柱も不相応、退廃の根城には抹消刑が似合いだろう
骸の海の底の底、忘却の果てへと失せるがいい!
白濁とした塔(バベル)が歓喜に打ち震え、下劣な太鼓(ダムダム)を乱して往くと謂うのか。いかれた生命(いのち)への冒涜が酒池肉林(おあそび)として認識されてしまう。スライム状の礫(あめ)がザァザァと戯れ始めひとつの嚢(せかい)を構築して謳う――万象一切、焼き払って仕舞いとしよう。こんなにも愚かしい存在(もの)が胎を満たすと嗤うならば早々にダンス・マカブル、杜鵑(あくむ)は殺して終幕(しま)うと好い――仕方がない、などと、ぶぅぶぅ啼いている暇(とき)は無く、疾く死ねと魔神(かみ)が告ぐ。森羅万象(ことごと)くに色を与え給え、焼却、焼滅、あらゆる猛りに劫火在れ。
荒れ狂う儘に魂(アストラル)が渦巻き天蓋(がい)焦げる貌(さま)は黒雷(ふんぬ)か。きせきが爆ぜれば描かれる魔の領域(テリトリー)、それ即ち竜宮城(メガリス)包む傲慢(つみ)――塩の柱も不相応、退廃の根城(バベル)には抹消刑が似合いだろう――正しく鏖殺領域、天変地異が涌き過去(アメフラシ)絶望(うた)う。
神は人に斃されなければならない。化け物は人に殺されなければならない。ならばアメフラシは――乙女に駆逐されなければならない。骸の海の底の底、忘却の果てへと失せるがいい――全身全霊、オマエの本性(こころ)が埒外と成って淫靡を薙いだ。
ホワイト・レインは粒もなく墜ちた園に縋る。夢魔(リリス)に絡まった肉片の味わいは如何だ、吐き気がするほど煮えていた。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
あーこれはヤバいですねっ!
精神に干渉してくる系はなー
拳で防げない系は困るですよ
これはどーしたものだろうね?
ふむふむ、やっぱりリリスちゃんはスルー安定だよね
家のリリスちゃんを呼んでの対決も面白そうなんだけどね
そんなに時間をかけられない感じがするし
ちょっと自分の思考の方向性が怪しくなってきてるのを感じるです
この体が火照って胸がドキドキする感じは恋!
…じゃなくて欲情だよね状況的に
このままだと流されて大変なことになるっぽい!
速攻で片づけるためにアメフラシだけを狙っていくですよ
近づいて魔剣で切り刻めば万事解決!
途中で僕がダメになっても何とかなるようにしておかないとね
<無想演舞>で僕は自動的なのです
ぷるぷる戯れていたスライムが此方を観察(み)ている、どんなに欲しがっても与えてはいけない。渡せば渡すほど濃厚なブツを求むのだ。
餓鬼が群がってくる、ぷっくりと膨れた嚢を啜るように。
七色に染められた脳味噌(オツム)を落っことしてしまったのだ、粘性(アメフラシ)の触覚(のう)に触れたらサぁたいへん、変質するのは胃液だけで十分だと拒んでやれ。これはヤバいですねっ! 白濁の雨(ホワイト・レイン)の只中で嫌な予感は惚々に変わる。これでは拳で防げないではないか。これでは足でも払えないではないか。厭、々、これはどーしたものだろうね? カワイイヤッター万歳三唱? ふむふむ。やっぱり夢魔(リリス)ちゃんはスルー安定だよね玉座ごっこで忙しいだろうし。もしや視聴者諸君はリリスちゃん対決を所望で……? 頭(のう)を振ってみた。何かまずい方向へと流されている気が――素晴らしい。このドキドキは恋煩いっぽい。あの粘々した貌がなんとも愛おしくて……じゃなくて。危険信号は常にドピンク、欲情の儘にはねる心臓が騒々しい。
解決方法はシンプルだ、近付いてアメフラシぶった切る。ただでヤラレルわけにはいかない。自由の意味をもう一度辞書で確認してくれないか――武もしくは舞、此度は後者に違いない。たとえ僕がダメになろうとも――埒外オート・モード、神を降ろしたのか夢を纏ったのか。美しくも悪鬼羅刹(おに)は敵を裂いた。
咲いた・咲いた、とても真白い花(にく)が散った。どくどくと脈動(ふる)えた果実のしたたり、膨大な白濁(レイン)の下で喝采をあびる。
成功
🔵🔵🔴
天王寺・七海
うわっ、奇っ怪生物!
さて、こいつをどうするかなんだけど、雨降らす能力が厄介なのね。
だから、その雨を吹き飛ばしておかないとなのね。
七海ちゃん的には、ここは空気があるから一気にエアロストームを連発して雨を吹き飛ばさせていくのね。
なんか、コレは噛みたくないから、シャチホコファンネルで集中的に撃ちまくるのね。
アドリブ歓迎
目と目が遭った。お互いに奇妙な生物(もの)だと首を傾げる。
肉襞からにじんでいた白濁の意味を想像するのは容易かった。鼻腔(あな)を擽り始めた魔性は本能と呼ばれる脳(みそ)へと刺(くだ)入れるのだろう。嗚呼、俗的に説明(と)いた方が幾等か正気(ひと)なのだ――奇っ怪生物! 或いは過去からの侵入者、どく・どくと鬱陶しい鮑型の悪夢――さて、如何調理(さば)くのが望ましい。包丁を扱うのか鍋で煮るのか。何方も嫌悪感(いや)だ、あの断層に寄生虫(むし)が居るのかも解せやしない。ざらら、ざらら、雨粒がぽちゃりと脳天を叩く。これを赦してはならない。
空気の有難みを理解するのに海底(そこ)は要らない。呼吸器(あな)から放出(いで)たのは異常なまでの空気(かぜ)だろう。轟々とうなり始めた埒外(ユーベルコード)、造られた乱気流は欲情諸共吹き飛ばすのか――雨風のち鉛玉、なんかコレは噛みたくない。形容し難いほどの感覚が全身をめぐった。
右も左もただアメフラシ、過去在る真ん中へと集中した。シャチホコの光輝(かがや)きが蹂躙し体液(えき)ひとつすらも滓(のこ)さない。撃ちまくれ々ちまくれ、弾(なかみ)空と化すまで追撃を止めるな――異種間何某これにて終いとする。
見境なしには丁度好い破裂音だ、吐き出す事すら地獄でしろ。
成功
🔵🔵🔴
子犬丸・陽菜
ぎゃあああああ、キモっ!
おとぎ話が台無しだー!
見なかったことにしてさっさと退治しよう
しかしなんだか体が変?
これはまずい気がする
宝珠を起動し殲滅のための動力を得る
はらわたをかき回さねければならないのはいつものことだけどうぐ…っ
んあっ
な、なんだか体がどんどんあつく
この感覚は、だめっ
力を得た剣で触手をなぎ払う
これに触れちゃいけない気がする!
でも体が鈍く、前に走ろうとしてもどかしさを感じる夢の中のよう
いつのまにか何もいない、なぜ?
触手に腹を打たれて胎が蠢く
手当たりしだいに視線で枷を放つ、当たれば儲けもの
動力を得るために抉る臓物の強さが上がっている
相手を倒すため?
それとも…?
あぁ、言い訳だ、痛みは恍惚…
艶々(なまなま)しい夢魔(にく)に埋もれた、のたうつ過去(それ)は自らの傷(あな)から液を垂らしていた。蠢々とまわる白濁(しるけ)に縋っていた無限(リリス)が恍惚(とろ)りとした貌(つら)で発狂(おど)り続ける。もっと欲しいもっとくださいもっと――助けた亀に誘われて鯛や鮃が舞い上がった――絶叫。猟兵(オマエ)は猟兵(オマエ)の仰天に気付けなかった。台無しな御伽噺が展開されている。見ていないし聞いていない、ついでに触れていないから、さっさと乙姫様とやらを退治してやれ……それは猟兵(オマエ)自身ではないのか。嫌な予感はひっくり返り、まるで腸詰めの如くギッチリと……?
宝珠(たま)が腹の底で、いや、胎の底でぐじゅぐじゅと痛みを孕んでいく。壁が剥がれ地獄が涌き生命(いのち)の真似事が冒涜(おど)っている。もれた、漏れた、何があふれた、何かイケナイ背徳(おも)いがこぼれてみせる。ん……あ、ぁ。ぶくぶくと滲んだ布一枚、だめだ、だめ、この感覚(ここち)はだめなのだ。これに触れちゃいけない気がする――触手(うで)を薙いだ。惜しい、々しいと内なる怪物が囁いている。
導はさかのぼり動かしても動かしても足が運べない。まるで兎を追い掛ける少女の真似事だ。夢の中には何も無い、幻の果てには何も無い、現の隣には何も無い――何故? もう遅い、既に触れている、触れられている、気か? 胎内(からだ)か? 蹴られた、蹴られた、アメフラシに蹴りを入れられた……ゆれた視線(め)の暈(まま)に乱れ。
腸か胎か最早、オマエの内は撹拌(おな)じようだ。抉る強さは尋常ではなく漏れる溢れる胡蝶の如く――相手を斃す為、過去へと還す為。それとも――言い訳やかましい、と、夢魔(リリス)が転がった。気持ち良い、気持ち良い、気持ち良い……。
とろけた貌が映っていた、最後はきちんと脳髄までぐちゃぐちゃしてくれ。
大成功
🔵🔵🔵
テレサ・バスカヴィル
戦闘シナリオでは、基本的にボクの立ち位置は後衛の魔術系アタッカーだね。
ボクのイェーガーカードを観て貰えるかな?
ボクが魔術系カードを持って居ると思うけれど、此れが武器ね。
カードを投擲したり魔術を放ったりするよ。
西洋妖怪×文豪なので、自らの著書から西洋黒魔術を繰り出すのさ。
基本的に戦闘は其処に居る仲間達の意向に合わせるよ。
メインで戦う人が居たらボクの役割は補助的な物。
逆にボクがメインで戦う場合かボクだけの場合は後衛攻撃に出るよ。
UCは「其の答えを識るまで、僕は死ぬ事もままならぬ」を使用予定。
アドリブ歓迎。お任せプレイング。NG無し。
頭の中に潜んでいた悪魔が、何度も何度も、ボクの情念(のう)を吸引していく。百合園(エデン)に見せ掛けた、おぞましい有象無象(むちゃくちゃ)が嚢の中を弄んでくるのだ。どうしてそんなに色っぽいのだろう。どうしてそんなに滅裂なのだろう。王様は日々跡継ぎを望んでいる、血の繋がりを求めている、つまり『そういう』在り来たりなのだろう。猟奇と謂うにはあまりにグロテスクで、スプラッタの『す』の字も見当たらない――不器用な悪役(トリックスター)にも思えてきた。ずぶぬれ、うごめき、恥ずかしい。
赤々とした瞳(め)を泳がせつつ雨の虚側(なか)、四散(ち)るインクを嘔吐(は)いて魅せた。嗚々、願わくば美少女風文豪バトルロワイアル、この場限りは黒く染まってくれないか――ボクは死ぬ事もままならぬ。たくさんの舌の代わりに牙が生えた。ねぶるのは後にしてほしい。すするのは後にしてほしい。文字だ、文字だけが現、欲を支配する。
短編は此度、掌編へと改稿(あらた)められ王道ミステリの名を破棄(す)て去った。暗黒神(ダゴン)は鎌首をもたげて終にアメフラシを喰(やぶ)って往く。濃厚だ、これぞオマエの探し求めていた真逆のシナリオ――侵され犯され冒され、ぶちまけた濁り酒。本番まで至れない、あわれな不定形。
深淵(しこう)へと沈んでいくのはこわれた過去(アメフラシ)或いは竜宮城(メガリス)。消滅する前に脱さなければ皆々まとめてサヨウナラ、だ。満足な答えは得られずタダ悶々とオマエは踵を返すのみ――恋人の逆立ち。
ホワイトレインが墜ちていく、彼方側に在るのは永久だろう。
果汁がぼたり、蕾を包んでゾクリゾクリ。
――角在る悪鬼が鞭うつ音、崩壊。
成功
🔵🔵🔴
最終結果:成功
完成日:2022年02月21日
宿敵
『アメフラシのホワイトレイン』
を撃破!
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