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ただ甘いものが食べたいだけなんです(作者 川内主将
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#サクラミラージュ  #オーバーロード歓迎  #プレイング受付中  #通常0、サポート3、オーバーロード0 


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 帝都に住む女子のお話をしようか。
 サクラミラージュ、帝都の街角にはいちごパフェや甘み100%の漉し餡桜餅など、たくさんの絶品を食べられるスイーツカフェというものがあって、彼女はそこの常連さんであったのだよ。
 ただ数年前、友人たちをそこで偶発的に発生した爆破テロで亡くしてしまって。その悲しみを今はもう乗り越えられた、とそう思ってしまっていたのだけど。
「……臨時、休業?」
 最近近くに不審な人物が出没していたというのでその店は今日休み。悲しい出来事を忘れない為に毎日訪れていたそのカフェ、今日は楽しめないのだよ。まあまた明日通えばいいか、と思いはするけれど。
「貴女、悲しくはないの?」
 ああ、影朧がそんなことを恨めし気に囁くから!
「今も悲しいよ」
 そんなことするから今更な復讐心が生まれてしまうんだ!
「ならそれでいいじゃない、貴女の理不尽な怒りを解き放ちなさいよ」
 叶わぬ復讐。何故なら犯人はもう、この世にはいないんだ。影朧も似たような境遇があって、爆発に巻き込まれて死んでいたもんだから。
「…あぁ、」
 だから、叶わぬ願いを京子が口にするんだと。
「甘い物が、食べたいなあ」

「残念ながら彼女の願いは叶いません」
 悲しいことですけど、その過去ばかりはこの予兆だけではどうしようもありません――それが宙に浮くグリモア猟兵の答え。學徒の服を着こんで、椅子の上に降り立って、名を東・よるはと申せば。
「わたくしの故郷、サクラミラージュに点在する帝都の有名なカフェですが、その近くへのテレポートから1分後に爆発。近くの都民が大勢巻き込まれ死亡します」
 そんな急ぎ過ぎた未来を宣ったものだからやってきた猟兵たちもまあびっくり、それじゃどうしようもないじゃないか、否しかし。
「幸い誰がそれを行うかは割り出せました。帝都の学校に通う、18歳の京子という女の子です…彼女は影朧、オブリビオンに憑依されて、寂しさのままにその力を振るうようです」
 その悲しさは、一緒に甘い物を楽しむ友を失った悲劇から来たもの。だからあのカフェもまた、後々リニューアルして新装開店したのだという。要は再度の爆発を、それも被害者自身の手で引き起こされてしまう因果を止めろというお話。
「彼女を影朧から解放することは可能です。それが叶えばオブリビオン退治にまで持っていけますから――ただ前述の通り、最初は時間がそれを許してくれません。理由がどうあろうが、まず強引に止めることから始めてください。目印はピンクの着物にピンクの花飾りです」
 勤勉にもそう語るのだ、この猟兵は。ではどうする、強引に止めたとして、具体的には何をすればいい?
「…彼女の願いは叶わないといいました。甘い物を友達と一緒に食べる願いは」
 それこそ臨時休業が解かれない限りは――。
「そうですね、例えば…わたくしなら、奇跡があってもいいんじゃないかなと思いますよ」
 ああ、そういうことか。
「超弩級戦力が未然に爆破を阻止して、それを偶然、店主さんに見られる、とかね」
 やはり、未来を変えられるのは猟兵だけだ。紫のミニグリモアキューブを左手に載せて、ほらくるり。
「桜の世まで幾千里、旅は道連れさあどうぞ」





第2章 日常 『甘いモノはお好きですか?』

POW目指せ、メニュー全制覇!
SPDお気に入りの一品を味わう
WIZお店のお薦めをいただく
👑5 🔵🔵🔴

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ただ縄で縛るにはきつすぎると店主が仰るので。
「自分は悪いことをしました」
 ええ、白の着物の帯の予備でぐーるぐるされた京子の姿がある。臨時休業であるはずの店内だ、しかし事が事なので猟兵たち共々店内に案内されたことだろう。店の外観もとても良いものだが、内装まで清潔とあっては人が大勢来るのも仕方なし。
「そっか、京子ちゃんは寂しかったのね。だからあんな風になってしまったの」
 猟兵たちによる説明はしっかりとなされ、セミロングの店主さんも納得の表情。超弩級戦力たる猟兵がここに駆け付けたのであれば、心配は凡そあるまいよ。
 では、今度は影朧を京子から切り離してみよう。キーは甘い物を京子と一緒に食べてあげること。
「そうだ、あなたたちも折角だし、何か食べてみる? 常連さんを助けてくれるんだもの、お礼はたくさんしないとね」
 何もこの店お薦めのいちごパフェ、甘み100%の漉し餡桜餅だけじゃない。ここには絶品の甘味がたくさんある。どんな食べ物が並んでいるか…和菓子、洋菓子、全てが想像に難くない。
 ついでに召し上がってしまえ、思い切り。影朧の影響がこうして完全に鳴りを潜めた今、京子もそれを享受してくれるだろうから。
四王天・焔
アドリブや他猟兵との連携歓迎

■心情
京子さんを、影朧から切り離して解放させてあげなきゃね。
折角だし、焔もこの店の甘い物を一緒に食べて楽しみたいな。

■行動
焔は、この店のお薦めのいちごパフェを頂こうかな。
「お薦めってだけあるから、どんな物が出て来るんだろう。楽しみだなー!」
「わぁ、とても美味しそうなパフェ!苺が宝石みたいで凄く綺麗だね!」

京子さんと一緒に甘い物を食べて、楽しもうね。
「京子さんも、ここのパフェを食べたらきっと心も落ち着くと思うよ」

苺パフェを食べて感想も述べてあげようね。
「とっても甘酸っぱくて、幸せな気分になるなぁ。こんな絶品を食べたのも久しぶりだよ」
後は影朧が襲って来るのに備えるね。


根底にあるものはわくわくだとも。
「ねえねえ京子さん! この店のお薦めのいちごパフェ、一緒に食べてみようよ!」
焔の無邪気さと純粋さがまた京子の心を拾い上げる。
「お薦めってだけあるから、どんな物が出て来るんだろう。楽しみだなー!」
「えっ…でも、いいの?」
先のことがあって、遠慮がちにする様を認めたとしても。
「折角だし、焔もこの店の甘い物を一緒に食べて楽しみたいって思ったの。京子さんも、ここのパフェを食べたらきっと心も落ち着くと思うよ!」
件のパフェをお盆に乗せて持ってきた店主にいいよねと頷けば、解ける白の着物の帯。忽ち解放された京子、そして猟兵…二人の目に映るのは、一番下にサクサクのクッキーのピースを敷いて、いちごのムースと生クリームを交互に重ねた有様がグラスの中、そして上層にはふんわり美味しいいちごのトッピングに、頂上には桜の花びらを模したピンク色のチョコレート。
「わぁ、とても美味しそうなパフェ!苺が宝石みたいで凄く綺麗だね!」
「うん。桜の花びらのチョコレートも、可愛いよね…ムースにクリームもとろっとろで!」
宝石のように輝ける大正の一席、時代の絶品。一緒にわくわくに胸を膨らませるだけで、あれよあれよと言う間に京子の心が跳ねそうだ、焔もそれに気付けばにこりと京子に笑ってみせて。
「どうぞ召し上がれ」
そう言って笑う店主にお礼を言って、二人でいただきます。スプーンで救ってみろ輝きを、口に運んで乗せてみるだけで心に馴染んで溶けていくようだ。世界を味わうひとときに頬が落ちる。
「ん〜! とっても甘くて美味しいな! 苺のジューシーさも、ムースの甘さも、クリームの舌触りも、ぜんぶぜんぶ食べちゃいたいくらい!」
「ほんとに! 何度でも食べたくなるよ…!」
 ああ、幸せが高まる。刻が降り積もる。
「とっても甘酸っぱくて、幸せな気分になるなぁ。こんな絶品を食べたのも久しぶりだよ」
「うん。自分も、一緒にこれを食べることができて嬉しい」
 記憶せよ、体感せよ。豊かで穏やかで、満たされるような瞬間。魂を込めて、影朧を出迎える準備は如何ですか。
成功 🔵🔵🔴