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銀河帝国攻略戦⑰~帝国の秘密兵器

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●『アゴニーフェイス』の脅威
「みんな、銀河帝国攻略戦も、いよいよ本番よ」
 カナタ・アマガは、集まった猟兵達に状況を説明する。半月ほど前から始まったこの戦争も、激闘の末、エンペラーズマインドの防衛線を突破することに成功した。現在は、内部の攻略を進めつつ、さらに奥の敵との戦いになっている。
「エンペラーズマインドの戦いでは、ウチら『解放軍』が大勝利した訳だけど、ある意味本番はここからよ。エンペラーズマインド防衛線から先に待ち受けているのは、帝国の二大巨頭が率いる精鋭部隊との戦いになるわ。これまで以上に厳しい戦いになることは間違いないわ。でも、この世界の苦しんでいる人たちのために、絶対負けられないの!」
 カナタの言葉に、その場の猟兵達が頷く。すでに、『解放軍』に加わった人たちにも少なからぬ犠牲が出ている。彼らの思いを無駄にしない為にもこの戦いに負ける訳にはいかないのだ。
「ウチらの相手は、『黒騎士』アンヘル率いる部隊との戦いよ。彼らの保有する精神破壊兵器『アゴニーフェイス』を破壊するの」
 ホログラムに、苦痛に喘ぐ人の顔のような金属の塊が映し出される。
「これが、『アゴニーフェイス』よ。これは、テレパシーの悲鳴を飛ばして、範囲にいる者の精神を破壊するの。普通の人間に防ぐ術はないわ。動けなくなった相手を一方的に虐殺するってわけ。昔の『解放軍』にもかなりの被害が出たらしいわ」
 カナタは、「ちなみに、使用するには、サイキッカーの脳を装填したカートリッジを消費するそうよ」と小さく付け加える。まさに、非人道的といえるだろう。
「ウチら猟兵なら、そのテレパシーの悲鳴を聞いても動けるの。ただ、理性がなくなって、真の姿になる、一種の暴走状態よ」
 その状態でも、『アゴニーフェイス』さえ壊せば、元に戻るという。周囲に護衛の部隊もいるので、『アゴニーフェイス』を破壊後には、彼らを撃破、もしくは突破する必要もある。
「危険だけど、この兵器は放っておけないの。どうかアレを壊してちょうだい!」
 カナタは、猟兵達の無事と作戦の成功を祈りつつ、彼らを送り出すのだった。


夢月
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
 というわけでマスターの夢月です。『解放軍』の戦力をゴリゴリ削る危険な兵器の破壊作戦です。みなさんの力をお貸しください。
 リプレイの流れは、

 急襲→『アゴニーフェイス』発射→真の姿に変化するシーン→真の姿での戦闘シーン→『アゴニーフェイス破壊』→元の姿に戻る→敵を掃討。

 が基本ですが、プレイング次第で、自由にしていいということなので、アドリブをどんどん入れていきます。なので、やりたいシチュエーションのある方は、どんどんプレイングに書き込んでください。
 真の姿で戦うことが基本になるので、真の姿がどのようなものかの説明もお忘れなく。
 戦場の都合上、プレイング即リプレイ執筆になりますので、よろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『小型歩行戦車』

POW   :    インペリアルキャノン
【機体上部に装備されたビームキャノン】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    タンクデサント
【完全武装した銀河帝国歩兵部隊】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    サイキックナパーム
【機体後部から投射する特殊焼夷弾】が命中した対象を燃やす。放たれた【搭乗者の念動力で操作できる】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

尾崎・ナオ
前衛さん居ないかにゃー?可愛い子の壁になりませーん?
(連携歓迎)

真の姿は、なんと、猫耳が生えまーす!髪の毛の横の部分がね、猫になるよ!
(普通の姿で戦闘でもOK! 書きやすいようにアレンジしてください☆)
(真の姿時は、陽気さウザさが3割増し)

【拳銃早打ち】で仕留めるよ!
「これ、見える~ぅ?」
相手を茶化しながら早打ち!
技能【クイックドロウ52】も乗せて、高速の早打ちを仕掛けるよ!
弾薬が足りない?いやいや、大丈夫。
拳銃自体が沢山あるから!同じ銃ちゃんと複数装備してるから!

あとは【ナイフいっぱい☆】も使って攻撃しようかな。
ちゃーんと投げる前に【毒使い13】でしっかり毒を塗ってまぁす!
念力で遠距離攻撃!



 帝国が生み出した精神破壊兵器『アゴニーフェイス』。周囲の人間の精神を崩壊させる恐るべきこの非人道兵器を破壊せんと、猟兵達が決死の攻撃を仕掛けようとしていた…。

「『アゴニーフェイス』はやらせるな!」
「迎撃開始!仕留めろ!」
 『アゴニーフェイス』の護衛部隊が、一斉に銃火器を放つ。尾崎・ナオ(人間のシーフ・f14041)はその合間を、敵の小型歩行戦車を踏みつけながら進んでいく。
「ふふふっ~、そんなんじゃ当たらないよぉ?」
 ナオは、挑発しつつ、拳銃の早撃ちで障害となる帝国兵を排除し、目標へと迫る。が…、
『アゴニーフェイス、発射!』
 帝国軍の対応が一歩早かった。ナオに向けて、テレパシーの悲鳴が浴びせられる。
「がっ…!?うっ…!?」
 彼女の身体が痙攣をおこし、眼が見開かれる。帝国兵は勝利を確信しただろう。しかし、彼らの望んだ結末とはならなかった。
「ふふふっ…、ふふふふっ…!」
 ナオがニヤリと笑う。その頭には、猫の耳が生えてくる。目は、瞳孔が変わり、獣のそれになる。これが、彼女の真の姿。
「ざぁんねぇんだったねぇ?私には効かないみたいぃよぉ?」
 次の瞬間、帝国兵達は銃弾を浴びせられ、バタバタと倒れていく。目にも留まらぬ拳銃早撃ち。いつのまにか彼女の周りには、撃ち尽くして弾の尽きた拳銃がいくつも浮いている。
「ば、化け物め!」
 帝国兵が戦車の砲塔を向ける。
「うふふ、その化け物にやられる気分はどぅ?」
 言い終わった時にはすでに勝負はついていた。戦車の砲塔に正確に撃ち込まれた弾丸が砲身に入り込み中から大爆発を起こす。帝国の誇る戦車部隊は一瞬で壊滅した。
「楽しめたけど、これで終わり、ね?」
 ナオは、残った弾丸を全て『アゴニーフェイス』に叩き込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

大神・零児
真の姿最終段階「前足首外側・両肩・両脇・背中の両肩甲骨の上に【血色のオーラを纏い血が滴り落ちる妖刀】の刀身が生えた、瞳の紅い白銀の狼の姿。刀身と体の境目は伸縮幅が広く腕のように刀身を自在に動かせる【筋肉と黒剣「黒鞘」が融合したもの】で繋がれている」
(真の姿時、セリフはカタカナと漢字、二重三重と声が重なる)


急襲の瞬間に無双の意識を全開

無双の意識と「第六感」「野生の勘」「追跡」で『アゴニーフェイス』の位置の感知
道中の障害となる敵の動きを「見切り」足を止めずに「フェイント」と「残像」を織り交ぜ、間を縫うように通過しながら擦違いざまに斬り、加速して『アゴニーフェイス』破壊


元の姿時も基本は同じ動きで戦う



大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)もまた、『アゴニーフェイス』を破壊するべく、帝国の軍勢に突入、食い破る。
「この程度の戦力で、俺を止められるつもりか?」
 範囲内の全てを知覚することが出来る『無双の意識』を発動した彼に、通常の兵士の攻撃など通用しない。だが、そんな彼にも『アゴニーフェイス』が放たれる。
「がっ…!?」
 『無双の意識』により感覚が研ぎ澄まされていた零児には、通常の何倍もの威力に激しく身悶えする。
「今だ!」
 そんな彼に向けて、帝国軍が集中砲火を浴びせる。次々と、着弾。爆煙に包まれる。
「やったか!?」
 帝国兵が目を凝らして煙の向こうを覗う。が、そこにいたのは、さっきまでの男ではなく、一匹の銀色の狼だった。否、狼と呼ぶには、あまりにも荒々しい。前足首外側・両肩・両脇・背中の両肩甲骨の上、それぞれから刀が生えている。刀はそれぞれ血の色をしたオーラが滴るようにまとわりついている。
『俺ニコノ姿ヲ曝サセタナ…』
 二重三重と声が重なって聞こえる。紅い瞳が帝国兵達を捉える。その瞳を見た帝国兵達が動けなくなる番だった。
 次の瞬間、零児の身体から伸びた刀に、帝国兵と『アゴニーフェイス』は貫かれていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

チトセ・シロガネ
【WIZ】
攻撃を受けている一つの解放軍の戦艦の前に立って
サイキックナパームを【オーラ防御】で防いで炎の中で真の姿を解放、
【勇気】と【早業】で踏み込んでアゴニーフェイスを真っ二つにするよ。

【成功加護】の詠唱を心の中で唱えれば、
胸のフォトンが強く熱く光り、体中に回路のような文様が浮かび上がる。
ザンテツがリミッターを外し、けたたましい音を立て、光刃が眼前の敵を切り裂かんと炎のように燃え上がり、大きな刃となる。

これが、ボクのテンションが最高潮になった時だけ見せるスペシャルな姿ヨ!今回は最高にアンガーネ!
サイキックのミンナ、今こそ苦しみから解放してやるネ!
グッバイは言わないネ!



「ヒャッホー!そこをおどきネー!!」
 チトセ・シロガネ(チトセ・ザ・スターライト・f01698)は、帝国の弾幕の中を突き進む。彼女には、スポットライトが当たっている。それは彼女の逆境に応じて彼女の戦闘力を強化していくのだ。スターライト・プロテクション“星光加護”。今の彼女は攻撃を受ければ受けるほど強くなる。
「ボクを止めようたってそれはインポッシブルネー!」
 そんなチトセに『アゴニーフェイス』のテレパシーの悲鳴が襲いかかる。
「こ、これは…!」
 悲しい叫びは、チトセのフォトンを揺さぶる。
「今、解放してやるネ…!」
 チトセの思いに応えるように、彼女の手にする光の刃のサムライブレイド『ザンテツ』がけたたましい音をたてて、大きな炎の刃へと変じる。
「これが、ボクのテンションが最高潮になった時だけ見せるスペシャルな姿ヨ!今回は最高にアンガーネ!帝国兵さん!お覚悟ー!!」
 チトセの振るった燃え盛る刃は、帝国の戦車の装甲をあっさりと切り裂く。防衛ラインに穴があく。
「サイキックのミンナ、今こそ苦しみから解放してやるネ!グッバイは言わないネ!」
 そう告げて、彼女は『アゴニーフェイス』に刃を振り下ろす。その時、感謝を述べる声が聞こえた気がしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シホ・エーデルワイス
他の方との連携とアドリブ希望

真の姿は首輪と手首足首に枷が付き
それらからは幻の鎖(罪悪感を視覚化した物)が伸びていて体中を覆います
鎖は半ば中空を漂って私の動きを阻害する事はなく
敵の攻撃から味方を庇います
<おびき寄せ、かばう、オーラー防御、武器受け>相当

この鎖は私が咎人である事の証であり
私を安易に死なせない為の枷…
(普段と比べて悲壮感が増します)

【生まれながらの光】で味方の回復を優先

攻撃の機会があれば【鈴蘭の嵐】を<2回攻撃、フェイント、鎧無視攻撃、誘導弾>で
なるべく多くの敵を巻き込めるよう移動しながら使います

敵の攻撃は<見切り、第六感、カウンター>で回避し反撃

決着後
散った命に祈りを捧げて弔います


荒谷・つかさ
・真の姿
髪が解けて伸び白銀に変色、角と両腕が鬼神化して大型化し、瞳孔が縦に割れる
全身に禍々しい死霊を纏い、周辺にも漂っている
発動中はトランス状態に陥り、ぼんやりと微笑んだまま容赦なく攻撃を行う

アゴニーフェイスの悲鳴を受け【怨霊降霊・迷晴往生】を反射的に発動
真の姿へと変性すると共に、その戦場の死者・犠牲者の霊を際限なく吸収

「イタイクルシイヤメテカエシテワタシノカラダイヤダドウシテイッソコロシテヤダヤダヤダヤダ」

微笑みの表情のまま犠牲になったサイキッカーの亡霊の声を垂れ流しながら
ゆったりとした動きで、ゆっくりと敵を素手で引き千切り壊していく

「ニガサナイ」
「ユルサナイ」
「コワレテシマエ」



「そこをどきなさい!」
 荒谷・つかさ(焼き肉担当・f02032)は、刀を振るい、真っ先に敵陣へ突入、瞬く間に帝国兵を斬りふせる。そんな彼女に対し、帝国軍は、味方ごと吹き飛ばすという戦法に出た。瀕死の帝国兵ごと主砲の集中砲火を浴びるつかさ。
「光よ!」
 爆風により傷を負ったつかさを、シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)が『生まれながらの光』で即座に回復する。
「助かります!」
「つかささん!ここは退いて態勢を立て直しましょう!」
「いえ!『アゴニーフェイス』を放っておくわけはいきません!多少の危険は承知の上です!荒谷・つかさ!推して参ります!!」
 果敢に敵に向かっていくつかさ。サポートすべくその後を追うシホ。二人に向けて放たれる精神破壊兵器『アゴニーフェイス』。
「うぐっ…こ、これは…!?」
「あ、頭が…!」
 二人を苦しめるテレパシーの悲鳴は、彼女達の根源を揺さ振り起こす。動きの鈍った二人に帝国兵は攻撃を加える。放たれた銃撃は、しかし、シホの身体から伸びた鎖に阻まれる。自らを縛る枷と鎖。それらはシホの罪悪感が形となったものだ。
「イタイクルシイヤメテカエシテワタシノカラダイヤダドウシテイッソコロシテヤダヤダヤダヤダ」
 つかさの口から紡がれるのは、数々の怨霊の声がまるで呪詛のようになった言葉だ。彼女の髪は、それまでの黒から白銀へと変わり、羅刹の証たる角は伸びより禍々しいものとなる。両の腕はまさに鬼と呼べる荒々しいものだ。彼女の周りには怨霊が目に見えるほどに集まりそれはその場に地獄としての形を示す。
「この鎖は私が咎人である事の証であり、私を安易に死なせない為の枷…」
 シホは悲壮な声で呟くと、手を上にかざす。それが合図となって、鎖は一斉に鈴蘭の花びらとなって舞う。彼女の罪が、帝国兵を襲う。
「ニガサナイ」
 つかさはゆらりと戦車に近づく。
「ユルサナイ」
 素手で砲塔を掴むと、力任せに引き千切る。
「コワレテシマエ」
 憎悪の言葉が次々と紡がれる。それはあるいはこの悲鳴をあげる者の言葉なのだろうか。彼女は、『アゴニーフェイス』を掴むとそれを一息に握り潰したのだった。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月16日


挿絵イラスト