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殲神封神大戦⑱〜『破滅』の未来を見せる物

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「みんなは『怖い物』ってあるのかな?」
 そう切り出したのは 諸事情で偽名を登録した猟兵、シャルロット・アルバート(閃光の戦乙女(ライトニング・ヴァルキュリア)・f16836)はこういう。
 彼には新垣瑞希という本名があるのだが、シャルロットという名にも思い入れはある。
 なので偽名で呼ばれることは別に構わない、というスタンスだ。
「三皇『伏羲』の祠……彼の物はオブビリオンとして蘇ってはいないんだけどね」
 陰陽を示す図像、それは入った物に『破滅』の未来を見せる。

「まあ元からそういう側面もなかったわけじゃないんだけどね」
 『破滅』の未来を敢えて見せることでその『破滅』を回避する。
 その用途もこの祠には存在していたのだ。
 なのでオブビリオンの汚染により『破滅』しか見せなくなったとしても不自然ではない。
「しかもその破滅の未来は『現実』として襲い掛かる……んだけどさ」

 猟兵なら戦闘による破滅など現実にされても対抗は比較的容易。
 そう甘く見ている者のためにシャルロットはこういう。
「この『破滅』、分かりやすく効果的な物なんだよね」
 『有り得ない』光景で心を折れないなら『あり得る』光景で心を折る。
 そう、例えば。
「『物凄く恥ずかしい恰好を知り合い全員に見られる』とか、『ギャンブルで一文無しになる』とか」
 『一つ間違えばあり得る破滅』をこの祠は見せるというのである。
 あれ、この依頼ひょっとしてギャグなのでは……と君たちは訝しんだ。
「と、ともかく転移の準備を始めるよ」
 冷たい視線を感じたシャルロットは即座に転移の準備を始めるのだった。


月天下の旅人
 『破滅』と聞いて思いついたのが何故かこれだった、反省しているが後悔はしていない。

●プレイングボーナス……あなたの「破滅」の予感を描写し、絶望を乗り越える。
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第1章 冒険 『八卦天命陣』

POW   :    腕力、もしくは胆力で破滅の未来を捻じ伏せる。

SPD   :    恐るべき絶望に耐えながら、一瞬の勝機を探す。

WIZ   :    破滅の予感すら布石にして、望む未来をその先に描く。

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

パティ・チャン
■SPD
「捕らえられた女騎士」に自分がなる、とは。([落ち着き]つつも、嘆息)
必勝を期するのが騎士、とはいえ、敗北の末、なら、なるほどあり得る未来、か……

と、なればただ私の首を刎ねて終わり、とならないでしょうね

裸に剥いて衆目に晒す、とか……
(官能小説ばりのとんでもない光景が脳裏に浮かぶ)

「ま、まさか……それで私を火刑にでもしようと!?」
火刑だけならまだ解る。私を炙る炎がよりによって自分の愛蔵書を燃やすだなんて!

燃え上がる蔵書を見て涙し、その炎が自らの脚に届かんとするところで、誰でもいいから助けて!と恥も外聞も無く泣き叫び>それがUCのトリガー

「狂戦士・リッキー」に[2回攻撃、なぎ払い、属性攻撃、重量攻撃]で蹂躙してもらいます。

(無事解放されたら)
「……この上なく恐ろしい未来だったわ。(逡巡して)なるほど、私の「過信」がみせた、というわけですか……」
(滝の如く流れる汗を拭いながら。歯の根があわない状態で、なんとか独りごちる)

※連携・アドリブ共歓迎



「『捕らえられた女騎士』に自分がなる、とは」
 そういうのはパティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)。
 必勝を期するのが騎士、とはいえ、敗北の末、なら、なるほどあり得る未来、か……。
 と彼女は[落ち着き]により冷静に捉え、そう納得している。
 そうなれば『ただ私の首を刎ねて終わり、とならないのは道理だ』とも。

 裸に剥いて衆目に晒す、絶望するまで蹂躙し続ける。
 あんまり詳細に書き記すと少年誌で載せられなくなってしまう程の、
官能小説ばりのとんでもない光景がパティの脳裏に浮かぶ。

 彼女のその豊富な知識を依頼先から取ってきた書物から得ているのだ。
 高い[学習力]と[世界知識]によって、書物から得る情報をすぐに身につける。

 果たしてそんな彼女が一番恐れることは自分が凌辱されることなのだろうか?
 答えは否である、と断言してしまってもいい。
 というか仮に凌辱されることが一番恐れることだったとしても採用できない。

「ま、まさか……それで私を火刑にでもしようと!?」

 そう、執行人は彼女の愛蔵書に火を付けその炎でパティを燃やそうというのだ。
「私を炙る炎がよりによって自分の愛蔵書を燃やすだなんて!」
 彼女はその光景を見て涙するも、涙程度で炎が消えることはない。

「誰でもいいから助けて!」
 パティにとって最悪の光景を見て、彼女は泣き叫ぶ。
 それが彼女のユーベルコード、【Whatever】のトリガーだった。
 【狂戦士・リッキー】が[2回攻撃、なぎ払い、属性攻撃、重量攻撃]で執行人を攻撃。
 ついでに水属性の属性攻撃で炎を……消す前に祠の効果が終わる。
「……この上なく恐ろしい未来だったわ。(逡巡して)なるほど、私の「過信」がみせた、というわけですか……」
 パティの身体からは滝のように汗が流れ、歯もガタガタになっていた。
 そんな状況ながらも何とか独りごちつつ、祠を見る。
「魔力もだいぶ減ってますね。恐らく、次が最後でしょう」

大成功 🔵​🔵​🔵​

蛇無・杏珠
◎連携・アドリブ歓迎!POW

蛇無ちゃんにとっての破滅……そんなの、お肉が食べられなくなることだよ……!牙が全部抜けちゃったりしたら、噛み切れなくて食べられないかも……。

でも待って!蛇無ちゃんが頑張った成果……屋台の売り上げが誰かに盗まれちゃったら……考えただけで泣けてくる!

それにそれに!配信に誰も来てくれないところまで追加されたら……うわぁんもうやめて!

祠の中で子供のように暴れ回る蛇無ちゃん。【怪力】によって床や壁が凹むかもしれない。

うぅぅ……こうならない為にも絶対らすぼす倒して戦争を終わらせなきゃ……!

決意をあらたに蛇無ちゃんは往く。



「蛇無ちゃんにとっての破滅……そんなの、お肉が食べられなくなることだよ……!牙が全部抜けちゃったりしたら、噛み切れなくて食べられないかも……」
 と蛇無・杏珠(暴走恐竜配信者・f35795)は一人ごちる。だが彼女にはもっと恐ろしい破滅があった。
「屋台の売り上げが盗まれちゃったので配信します……」
 彼女は骨付き肉屋台の移動販売と配信をやっている猟兵だ。
 そんな彼女にとって一番最悪の破滅は屋台の売り上げが盗まれること、そして……

「どうして誰も来てくれないの!?」
 配信に誰も来てくれない、それを追加で見せられればもう泣き叫ぶしかない。
「わぁんもうやめて!」
 祠の中で子供……それも駄々っ子のようにひたすら暴れまわる。
 その怪力は現実として襲ってきた幻想さえも破壊する勢いであり、
祠にヒビを入れるとすれば充分なレベルだった。
「うぅぅ……こうならない為にも絶対らすぼす倒して戦争を終わらせなきゃ……!」
 ヒビが入ったことで幻想は幻想として消え去り、蛇無はケツイを抱く。
 だがまだ部屋そのものは残っており、消えかけではあるもののまだ対処が必要であった。

成功 🔵​🔵​🔴​

サリー・オーガスティン
■SPD
ボクの破滅はまた事故でバイクに今度こそ乗れなくなること、かな。
(事故で道路に身を横たえている状態で、一人つぶやく)

もっとも、スピードに憑かれてるボクの幕切れがこうなってしまうのも、ある意味織り込み済、だけどね(負け惜しみ)。

どうやらボクはここまで、なのかな?

……いやまて!ボクはバイクに「乗れて」たのか?
乗れてないからこそ、こんなザマになってしまったんじゃないのか!

ならば、ここで終わるわけにはいけない!
[救助活動、医術、激痛耐性]から再び立ち上がるよ
手足が折れようともひん曲がろうとも、ボクはまた走る!
【UC発動】
さぁおいで!まだまだボクは駆けぬけるんだよ!

※アドリブは歓迎



「ボクの破滅はまた事故でバイクに今度こそ乗れなくなること、かな」
 そう一人呟くサリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)。
 彼は陣に入った後、事故で道路に身を横たえていた。
「もっとも、スピードに憑かれてるボクの幕切れがこうなってしまうのも、ある意味織り込み済、だけどね」
 と負け惜しみをするものの、どうやらボクはここまでみたいだと自嘲する。
 だが彼はすぐに思い直す。……いやまて!ボクはバイクに『乗れて』たのか?と。
「乗れてないからこそ、こんなザマになってしまったんじゃないのか!」
 ならば、ここで終わるわけにはいけない!
と彼は思い、[救助活動、医術、激痛耐性]で再び立ち上がる。
「手足が折れようともひん曲がろうとも、ボクはまた走る!」
 という意志で【プログラムド・ライド・コントロール】を発動。
 【脳波コントロール】でバイクを動かすその力で、手足が折れようとも運転ができる。
「さぁおいで!まだまだボクは駆けぬけるんだよ!」
 そうして破滅の未来をサリーは突破した。
 だがもう一人、破滅の未来への挑戦者が祠には残っているのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夕闇霧・空音
アドリブOKPOW
うーん、破滅の未来…ハッ!

(大事な妹の天音に話があると言われてどこかの店に来た。そこには見知らぬ男が…)
『お姉ちゃん!私この人のことを好きになったの!もう結婚することも決めたんだ!』

ゴフッ!!!突然めまいがした上に吐血してしまった…!
ちょっと聞いてないんだけど!?というかもう結婚?!私のことは!?
ちょ、待って!!
この野郎…!
(要するに自分は天音が他のところに行ってしまうのが超ショックなのだと実感する)

天音を連れて行くなら私を倒してからにしろぉ!!
(その後、天音の彼氏らしき男と激しい殴り合いのバトルを繰り返した)

…ふむふむ、そのとおりね。
たとえ彼氏が現れてもこうすれば大丈夫。



「うーん、破滅の未来…ハッ!」
 少し考えこむ夕闇霧・空音(凶風・f00424)はどこかの店に居た。
 空音の妹である天音が『話がある』といって連れてきたのだ。

 空音にそこがどこかは分からなかったが、レストランらしいことは分かった。
 そこには空音だけでなく、彼女にとって見知らぬ男……
 流石にGMも見知らぬ男ではちょっと書き辛いので匿名希望なオタクのアンサーヒューマンとさせて貰う。

「お姉ちゃん!私この人のことを好きになったの!もう結婚することも決めたんだ!」
 相手は良くもなく悪くもない、女性的な容姿でオタクなだけの普通のアンサーヒューマン。
 なので普通なら破滅どころか喜ばしい未来のはずなのだが、空音は吐血してしまった。
 本人いわく眩暈もしてしまったらしい。

「ちょっと聞いてないんだけど!?というかもう結婚?!私のことは!?」

 つまり彼女は重度のシスコンで、天音が他のところに行ってしまうのが超ショックなのだ。
 『ちょ、待って!!』『この野郎…!』といっても天音は聞く耳持たない。
 勿論彼氏の方も彼女ができたことにテンションが上がっているのか以下同文である。

「天音を連れて行くなら私を倒してからにしろぉ!!」
 とはいえ空音は黙っていられない。ついに彼氏へ喧嘩を吹っかけてしまう。

 彼氏も喧嘩にクロムキャバリアを持ち出すのは憚れたのか、律儀に生身で応戦した。
「あなたがそうしないと認めないというなら、僕はあなたに勝って空音さんを貰います!」

 雨降って地固まる、というべきなのか。いつしか彼氏とは友情を結んでいた。
「ね?お姉ちゃんも分かってくれると信じていたよ」
「…ふむふむ、そのとおりね」

 たとえ彼氏が現れてもこうすれば大丈夫。案外、喧嘩すれば分かり合える物なのだから。
 そう空音は思いつつ、陣の外に出る。
 すると陣に溜まっていた魔力は消え去り、破滅のみを見せることは無くなったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年02月05日


挿絵イラスト