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殲神封神大戦⑯〜火鍋どんな鍋?

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 封神武侠界の人類の祖とされる神、『女媧』の祠。主が存在していないこの祠は、消えることのない炎と固まることのない泥で満たされており、常に恐ろしい魔力で満ちている。

「今回の戦争は変わった場所が多いのじゃ、流石封神武侠界じゃの」
 ゆったりふかふかの椅子に座り、集まった猟兵達を見上げるサーラ・ビアンコ(La fanciulla del gatto・f27059)。
「この祠に着いたら、目の前に凄まじい威力の炎のかまどが出現するそうじゃ」
 このかまどで美味しい料理を作ると、この場所が浄化されていくのだそうで。
「美味しい料理を作って食べる事、戦争の最中じゃがちょっとした息抜きにもなるじゃろ?」
 食材は持ち込んでも良し、欲しいものがあれば念じると泥の中から湧いて出て来るらしい。何が食べたいのか思いつかなくても、とりあえず向かってしまえばどうにかなるだろう。
「火鍋、という料理があるそうじゃの」
 金属製の鍋に羊などの肉類やモツ等、菜や葱類を入れ、辛いスープを注ぎ強い火でぐらぐらと煮込んだもの。このかまどの火はかなり強く、そういった火力を使う料理に向いているとの事。今回出てくるかまどは鍋向きの大口のものらしい。
「辛いけど、美味しいらしいのじゃ。そういったものを楽しんでくるのも良いかもしれんな」
 その他にも酸辣湯、担々鍋、薬膳や餃子鍋。好きなもので身体を温め、次の戦いに備えるのも良いかもしれない。
「鍋の締めは麺かご飯か、どちらも譲れぬものではあるが……そんなものも出て来るらしいのじゃ」
 一寸の時間だけ。ピリ辛お鍋で鋭気を養うのも、大詰めを迎えた今だからこそ良いのかもしれない。


真空。
 見て頂き有難う御座います、真空。(まそら)です。

 プレイングボーナスは【かまどでおいしい料理を作って食べる】です。
 お鍋。今の時期にはいいですねえ。

 1章完結戦争シナリオのため、公開後即受付します。

 同行者がいる場合は【相手の名前(呼称も)とID】のご記入お願い致します。

 皆様の参加、心よりお待ちしております。
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第1章 日常 『炎のかまどで食い尽くせ!』

POW   :    豪快な料理を作る

SPD   :    手早く料理を作る

WIZ   :    じっくり料理を作る

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

楊・宵雪
豆乳鍋を作るわ
豆乳やお豆腐は美容にいいらしいわよ

ベースは出汁で味付けした豆乳

豆腐は絹ごし
野菜は白菜と水菜
えのき茸も必須ね
お肉は豚肉薄切りと鶏つくねで
好物の落とし卵は譲れない
〆は雑炊

ピリ辛要素で
薬味として豆板醤と生姜、刻みネギを用意
麻婆豆腐っぽくなるかしら

焦げ付きを防止するために
煮立ったら土鍋に蓋をしてタオルで包んで余熱調理

出来たらしっかり食べて英気を養う
「寒いからお腹を温めないとね



 楊・宵雪(狐狸精(フーリーチン)・f05725)が女媧の祠へと足を踏み入れると、その場に大きなかまどが現れる。横の壁にはいくつも鍋が立てかけてあり、好きなものを使って良いようだ。
「豆乳鍋を作るわ」
 ざっと眺めて深めの土鍋を手にすると、続いて食材を選びに向かう。揺蕩う泥へと手を差し伸べると、思い描いた通りの食材が姿を現した。
「豆乳やお豆腐は美容にいいらしいわ、ベースは出汁で味付けした豆乳ね」
 出汁と豆乳を味を見つつ鍋へと注ぎ入れる。
 絹ごし豆腐に白菜と水菜、えのき茸。野菜を多めに、お肉は豚肉薄切りと鶏つくね。後で落とし入れるための卵も忘れずに。〆の雑炊用のご飯も確保しておこう。
 ざくざくと野菜を切り、豚肉も一口大に。つくねを匙で掬って鍋へと落としたら後は暫く煮込んでから、焦げ付かないように火から離すとタオルで包んで余熱で仕上げ。
「薬味がいるわね」
 何にしようかしら、と宵雪は首を傾げる。すぐに転移前に聞いた話を思い出し、ピリ辛要素も入れてみようと豆板醤と生姜、刻みネギを用意。スープに溶けば麻婆豆腐っぽい感じになるだろう。
 余熱で仕上げた鍋を、かまどへと戻す。但し、火からは外して。近くに置いておくだけでも、熱は保たれるだろう、と思えるほどにかまどの火力は強い。
「寒いからお腹を温めないとね」
 まずはそのまま。シンプルな味わいは野菜の甘みを引き立て、柔らかくなったお肉はじんわりと脂を溢れさせて身体を温めていく。続いて、薬味を一寸落としてみる。赤く染まったスープは辛みを足す事で、逆に甘さが際立ったようにも思えた。卵を落とせば、まろやかさも加わり先程までのあっさりからしっかりした味へと鍋を変えていく。思う存分楽しんだ後は、最後の雑炊。薬味として避けてあった葱と生姜を散らし、レンゲで掬って口に運べばも元々の出汁に加えて具材からの味が追加、それを葱と生姜が引き締めて豊かながらも飽きの来ない味になっていてついつい手が進んでしまう。
「うん、美味しかった」
 美味しい、と言う程にこの場に満ちた魔力が穏やかなものへと変わっていく感じがする。宵雪は丁寧に後片付けを済ませ、新たな戦場へと向かっていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仰木・弥鶴
火鍋、いいね
普段羊肉ってあんまり食べる機会がないから是非

実はさ、鍋を陰陽の形に分けて白湯と紅湯を同時に煮る二色鍋っていうのをやってみたいんだよね
解体ナイフで羊肉を切り分け、一枚ずつ薄く切って食べやすい大きさに
せっかくだからモツ類もいってみたいな…泥から何でも出てくるんでしょ? 何とは言わないけど、皆には内緒でね

味付けしたスープに具材を入れたら煮込み終わるまでゆっくりしていようか
こんな便利な場所、浄化しちゃうのはなんだかもったいないね

いただきます
火鍋って結構歴史のある鍋料理なんだって?
昔は軍でも振る舞われたみたいだし、戦争中にこうやっていただくのは戦勝祈願になりそうで、やる気が出るよ

締めはご飯で



「火鍋、いいね」
 仰木・弥鶴(人間の白燐蟲使い・f35356)は火を上げるかまどを見ながら、眼鏡の位置を直すとまずは鍋を探しに動く。
「鍋を陰陽の形に分けて白湯と紅湯を同時に煮る二色鍋っていうのをやってみたいんだよね」
 並ぶ中から、専用の鍋を取るとかまどへと戻り、次は食材を集めに向かう。
「普段羊肉ってあんまり食べる機会がないから是非……後は何だろう?もやしに白菜、葱に豆腐…ってところかな?」
 泥の中から現れた羊肉の塊を解体ナイフで薄くそぎ切りに。ふと思いついて泥へと戻ると、手を伸ばす。
(せっかくだからモツ類もいってみたいな…泥から何でも出てくるんでしょ?)
 新たに追加した具材も下処理を行い、鍋へ。赤いスープは唐辛子に山椒を入れて辛めに。白のスープは鳥ガラの出汁をベースにごま油を利かせてシンプルに。
 両方のスープを煮立て、具材を入れてしっかりと煮込む。肉が柔らかくなるまで暫しの休憩、あちこちから炎が噴き上がる光景を眺めながら時折鍋をかき回して。
「かまどが出てきたり、食材が手に入ったり……こんな便利な場所、浄化しちゃうのはなんだかもったいないね」
 炎さえなければ、名所として人が集まりそうな気がするけれど。本来は人類の祖の祠、聖地として祈りの対象となっても良い場所で弥鶴は漂う香りを楽しみながら思索に耽る。
「そろそろ、かな」
 強火でしっかりと煮込まれた鍋は、具材を掬い上げると食欲を刺激する香りを盛大に上げた。
「いただきます」
 まずは羊肉。強火で煮込む事で繊維が解れ、そこにスープが浸み込んでいるそれを口に運ぶ。赤スープは辛みが食欲を刺激し、意外にあっさりと食べられる。白スープは同じ具材でもコクを増して、あふれる旨味につい箸が伸びてしまう。
「火鍋って結構歴史のある鍋料理なんだって?」
 軍隊の中で振舞われたのが発祥とも言われている――諸説はあるようだが。世界史の教師らしい知識を披露しつつ、旺盛な食欲を発揮する弥鶴。
「戦争中にこうやっていただくのは戦勝祈願になりそうで、やる気が出るよ。よし、締めはご飯で」
 二色の鍋に半分ずつご飯を落とす。赤いスープには溶き卵を、白いスープには葱と胡麻を。出来上がった雑炊も完食し、立ち上がる。
「ご馳走さま、じゃ行こうか」
 大詰めを迎える戦争、確りと英気を養う事が出来たようだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御宮司・幸村
【蔵人君(f25425)】と

戦争中に美味しい物を食べて戦果になるなんて、美味しいねー!
色んな意味で😆

えっ?カメラ回ってる?
どーもー、おじさんと蔵人君の食テロ配信スタート🎵

うんうん、大きい鍋でOK🙆
おじさんは、蔵人君のたくさん食べてるトコ好きー☺
二色鍋、イイね!
☯のマークみたいで縁起も良さそうー

赤と白の見た目も良いし、辛さの赤とまろやかな白
交互に食べたら、無限に食べられちゃいそうー✨

蔵人君は食い道楽だけあって、流石美味しい物知ってるねー!

んっ、あーん😄
(モグモグ)
ホントだー、より美味しくなった気がするー😋

ふふーふ、カップルみたいだねー😆

蔵人君、顔赤いねー?
少し逆上せちゃったかなー


巨海・蔵人
アドリブ歓迎
【幸村さんとf02948一緒にお鍋】
戦争中だけどね、幸村さんとおうちデートみたいで楽しみだね。
ご飯はおいしく楽しく食べれた方がいいもんね
いつもの癖では配信しちゃってる
■準備
お鍋お鍋、僕が沢山食べるから大きいのだよね、それと二人で食べるなら鴛鴦火鍋がいいよね。辛くて赤いのとまろやかな豆乳の二色鍋。
材料は思うだけで好きな物の食べ放題ってキマフュみたいだけど、
新鮮な海鮮をそのまま牡蠣とかカニもしゃぶしゃぶってすごく贅沢、
作るのはパンダ師父ドローンにお任せだしね


美味しくなるって言うっから一度やってみたかったんだよね、
はい、幸村さん、あーん
(この後間接キスだと気付き慌てるレベルの恋愛能力)



「戦争中に美味しい物を食べて戦果になるなんて、美味しいねー! 色んな意味で」
「確かに戦争中だけどね、幸村さんとおうちデートみたいで楽しみだね」
 御宮司・幸村(いいかげんサマナー・f02948)と巨海・蔵人(おおきなおおきなうたうたい・f25425)は、いつものようにカメラを回しながら祠へと近付いていた。
「えっ? カメラ回ってる? どーもー、おじさんと蔵人君の食テロ配信スタート🎵」
 二人は何を食べるかを話しながら、まず鍋を選ぶ。
「お鍋お鍋、僕が沢山食べるから大きいのだよね、それと二人で食べるなら鴛鴦火鍋がいいよね。辛くて赤いのとまろやかな豆乳の二色鍋」
「うんうん、大きい鍋でOK🙆 おじさんは、蔵人君のたくさん食べてるトコ好きー☺ 二色鍋、イイね! ☯のマークみたいで縁起も良さそうー」
 食に詳しい蔵人が率先してメニューを決めていく。幸村は考えながら手を動かす姿を楽しげに見つめ、カメラの位置を調整しながら後を追って泥の方へと。
 まずスープを注いだ鍋、カラフルな色合いに幸村が歓声を上げる。
「赤と白の見た目も良いし、辛さの赤とまろやかな白、交互に食べたら、無限に食べられちゃいそうー✨」
「材料は思うだけで好きな物の食べ放題ってキマフュみたいだけど、新鮮な海鮮をそのまま牡蠣とかカニもしゃぶしゃぶってすごく贅沢だね」
 食べたい具材を引き上げ、材料を揃えたら、後はお任せ。
「ここからは、みんな楽しい夢の塔。かわいいミニパンダ師匠とアシスタントテレビウムドローンの共演をお楽しみ」
 蔵人が呼び出した、お料理用パンダ師父ドローンとアシスタントテレビウムドローンが一斉に動き出す。ちゃんとインサート映像を取りながら、綺麗に切られ放り込まれていく具材達。かまどに乗せられぐつぐつと煮立つ鍋のアップの映像は迫力十分、時折ドローン達のサービスカットまであって配信映像としてはかなり面白いものが出来上がっていった。
「そろそろかな?」
 かまどの近くでのんびりと座って待つ二人へ、ホカホカと湯気を立てる取り分けた料理が届けられる。食レポの時間のようだ。
「頂きまーす! うん、美味しい😄 蔵人君は食い道楽だけあって、流石美味しい物知ってるねー!」
「具材が新鮮だからかな、旨味が強いや」
 ピリ辛の赤鍋、豆乳のまろやか白鍋。海鮮をメインに使う事で更にそれぞれの食材の持つ出汁が追加され、正反対の味を交互に食べる事で飽きが来る事無く楽しめる。それぞれの具材を食べるごとに一言レポを喋りながら、箸を進めていた蔵人がふと何か思いついたように一度手を止め。
「美味しくなるって言うから一度やってみたかったんだよね、はい、幸村さん、あーん」
 自分の器の中から、ふっくりと煮上がった牡蠣を箸で摘まんで幸村へと差し出した。僅かに目を細めた幸村が顔を寄せて。
「んっ、あーん。ホントだー、より美味しくなった気がするー😋 ふふーふ、カップルみたいだねー😆」
 蔵人は言われて気付く。自身が使った箸で差し出した具を食べてもらう、すなわち間接キス。一気の顔を赤く染め、じたばたとした動きで辺りを見回し、ドローンが差し出した水を一気に飲み干す、そんな姿を。
「蔵人君、顔赤いねー? 少し逆上せちゃったかなー」
 軽やかに受け流す幸村。但し、蔵人を見るその目は甘く優しい。その頬が微かに赤いのは、鍋の熱の所為だろうか。
 〆は饂飩と中華麵、具材の味が溶け込んだスープが絡んだ麺はどちらも美味しくてついつい空になるまで食べ切ってしまう。
「はーい、という事で今回はこの季節にぴったりなお鍋でしたー🎵」
「またねー」
 ドローンを仕舞いカメラを切って、そろそろ帰ろうかと。立ち上がって目を合わせて。どちらからともなく、ふっと微笑う。
「また来たいね😆」
「次は違うお鍋にしようね」
 何時と決める事無い次の約束。とりあえずは、この戦争を終わらせることに力を注ごうと二人は歩き出す。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イヴォール・ノトス
火鍋、寒い季節には外せないな
肉も野菜も〆まで旨い。鍋最高
まぁ、この場所に限っては寒い季節関係無さそうだけどな…すげー火力

どうせ食べるなら欲張って麻辣と白湯、二色スープの鴛鴦火鍋にしよう
充分過ぎるくらいの火力だ、鶏ガラと香味野菜煮込みまくって旨い白湯作るぞー
白濁前に取り分けて、麻辣用のスープも作ろう

更に、泥のお陰で食材に困らねェのは有難いな
葱、椎茸、キクラゲ、白菜、青梗菜、春菊…
生姜と何種類か生薬入れて、肉は牛豚鶏羊、色んなの食べ比べだ
こんなに沢山肉が食えるなんて夢か(泥に合掌

完成したら早速いっただっきまーす!
二色スープだから永遠に食べていられるな…うンマー
〆は麻辣で雑炊、白湯でラーメン!美味!



 イヴォール・ノトス(暴食・f25687)はまず鍋用のスープを取るところから始めていた。鶏ガラと香味野菜を大きな鍋に放り込み、かまどの強火力を使ってグラグラと煮立てていく。
「火鍋、寒い季節には外せないな」
 作るつもりなのは、麻辣と白湯、二色スープの鴛鴦火鍋。ならば折角食べるのだし、一寸手をかけて寄り美味しいものになる方が良い。ある程度煮立てたら、白濁してくる前に半分取り分け豆板醤と山椒などを使い麻辣用のスープも作っていく。
「肉も野菜も〆まで旨い。鍋最高……まぁ、この場所に限っては寒い季節関係無さそうだけどな……すげー火力」
 一定して強い火力のおかげで、スープ作りもあっという間に完了。続いて鍋用の具材を探しに行く。
「泥のお陰で食材に困らねェのは有難いな」
 葱、椎茸、キクラゲ、白菜、青梗菜、春菊……様々な野菜を選び出し、葱や生姜、幾つかの生薬を風味付けと身体の事を考えて追加。肉はどうしようかと考えて。
「――よし、肉は牛豚鶏羊、色んなの食べ比べだ。こんなに沢山肉が食えるなんて夢か」
 手に入れた肉の豪華さに思わず泥を拝む。どんな高級食材でも食べ放題なんて、こんな贅沢なことは無い。
 選んだ具材を鍋に入れ、2色のスープで煮込んでいく。アクを取りながら暫し待ち、程良く火が通ったところで完成。
「いっただっきまーす!」
 いそいそと取り分け、たっぷりの具材を箸で掴んで口へと運ぶ。様々な肉を使ったからか、旨味が増して野菜にも浸み込み、非常に贅沢な味を出している。丁寧に取った白湯スープは奥深い味わい、麻辣スープは軽めでしっかりと辛く。お肉もそれぞれ、牛はスープを吸いながらも齧れば旨味を溢れさせ、豚は脂の甘さが辛いスープに引き立つ。鶏は濃い目の白湯スープの中でもさっぱりと、羊は独特の香りが香味野菜と合わさり食欲を刺激する。
「二色スープだから永遠に食べていられるな……うンマー」
 交互に食べる事で、飽きがこない味。イヴォールは目を輝かせながらしっかりと食べ切り、〆に手を伸ばす。
「〆は麻辣で雑炊、白湯でラーメン! 美味!」
 こちらもダブルで。ピリ辛の雑炊はご飯の甘みで食べやすく、白湯にラーメンを入れれば縮れ麺にスープが絡んで口いっぱいに広がっていく。
 綺麗に鍋を空にして、ぱん、と手を合わせる。美味しいものを食べ、力が溢れるようだ。さあ、そろそろ行かなければ。
「ご馳走さまでした!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ハロ・シエラ
ええ、【ファランビー】です!
エプロン姿のお二人も素敵です。
私もエプロンをして、髪を括ると【気合い】が入りました。
よろしくお願いします!

刃物の扱いには慣れています。
チェリカさんが手伝って下さるので、まずは野菜の皮を【早業】で剥きましょう。
切るのもやりますが、肉の方がやりやすいですね。

お米やスープを炊くのって何だか科学っぽくて、ロランさんがやると様になってますね。
チェリカさんの豪快な鍋振りも素晴らしいです!

味は……お塩はこれくらい?香り付けにハーブとか胡麻油とか……
いいんですね?私に任せると【第六感】頼りですよ?

ええ、どちらも間違いありません!
はい、いただきます。
……うん、上出来でしょう!


チェリカ・ロンド
【ファランビー】!

エプロンよし!バンソウコウよし!カクゴ、よしっ!
さぁ料理するわよ!ロラン、野菜炒めとスープのレシピ、ありかと!
………………なるほど!ハロ、ロラン!お願いね!

お米はロランに任せて、ハロのお手伝いをするわ!
お、お芋なら切れるわよ!他の野菜もざっくりとなら、たぶん!

野菜炒めのお鍋を振るのは任せて!だてにしょっちゅうでかい剣振り回してないんだから!
力加減よチェリカ……力を調整してェェェェッ!!(ガコガコと慎重に)

またちょっと自信ないから、味付けは二人にパス!

ッ――はぁ、はぁ――できたわ!
私達の絆の結晶ね!絶対美味しいに決まってるわ!

それじゃさっそく、いただきまーす!
うん!おいしー!!


ロラン・ヒュッテンブレナー
お料理でも【ファランビー】なの!
(エプロンを付けつつ)

みんなでお料理、久しぶりだね?
前より難しい物に挑戦なの
辛い物は苦手だから、野菜炒めとご飯とスープを作ろ?
レシピは、マリア(従者のメイドNPC)からもらったのがあるからね

ハロちゃんが具材を切ってくれてる間に、ご飯を炊いておくね
手の毛が入らない様に、笊にお米を上げて洗うの
水加減、火加減も良いはずなの
後は狼の聴覚で、炊け具合を見とくの

チェリカちゃん、がんばって
華麗な鍋振りを応援するの
ハロちゃんの味付けを狼の嗅覚で確認して相談しながら調整なの
盛りつけて並べて、完成

いただきます
ん、お料理でも、連携ばっちりで、おいしくなったね
ぼくたち、成長してるね?



「エプロンよし! バンソウコウよし! カクゴ、よしっ!」
 可愛らしいエプロンをつけたチェリカ・ロンド(聖なる光のバーゲンセール・f05395)の威勢の良い声が響く。くすくすと笑いながら、ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)もかまどの前へ。
「エプロン姿のお二人も素敵です。私もエプロンをして、髪を括ると気合いが入りました。よろしくお願いします!」
「みんなでお料理、久しぶりだね?」
 最後にロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)が続く。手には何やら、細かく書きつけた紙を何枚か持っている。
「前より難しい物に挑戦なの。辛い物は苦手だから、野菜炒めとご飯とスープを作ろ? レシピは、メイドのマリアからもらったのがあるからね」
「ロラン、野菜炒めとスープのレシピ、ありかと!  ………………なるほど! ハロ、ロラン! お願いね!」
 ロランの持ってきたレシピを暫くじっと見つめ、チェリカは大きく頷く。理解したのかどうかは……後々わかるだろう。
「まずは野菜の下拵えからしましょうか」
 泥から取り出してきた色々な野菜を並べ、ハロとチェリカが一口大に切っていく。ハロが手慣れた様子で芋や人参等の皮を手早く剥いていき、チェリカがそれを慎重に丁寧に切る。
「チェリカさんが手伝って下さるので、助かります」
「お、お芋なら切れるわよ! 他の野菜もざっくりとなら、たぶん!」
「はい、ざっくりで大丈夫です。私も切るのもやりますが、肉の方がやりやすいですね」
 二人が野菜に向かっている間に、ロランはご飯を担当する。笊に入れたお米を、手の毛が入らないように気をつけながら丁寧にといでお釜へ。慎重に水を計り、かまどに乗せると乗せた位置を調節しながらじっとお釜を見る。目と、狼の聴覚で小さな音の変化も聞き逃さない、最高のご飯を炊くために。
「お米やスープを炊くのって何だか科学っぽくて、ロランさんがやると様になってますね」
 ロランが真剣にかまどを見つめる姿に、ハロが信頼の視線を向ける。任せてしまって大丈夫、となればこちらは次の作業に移らなければ。スープは野菜炒め用を切る時に一寸取り分けておいた材料を入れて、かまどへ。そのまま蓋をしてじっくりと煮込んでおくとして、メインの野菜炒めへとかかる。
「野菜炒めのお鍋を振るのは任せて! だてにしょっちゅうでかい剣振り回してないんだから! 力加減よチェリカ……力を調整してェェェェッ!!」
 その動きは華麗に、豪快に。炎の上がるかまどで鍋を振るチェリカへ、二人が応援の声を上げる。
「チェリカちゃん、がんばって」
「チェリカさんの豪快な鍋振り、素晴らしいです!」
 軽やかに宙を舞う野菜、ざっくりと火が通ったら味付け――なのだが。
「またちょっと自信ないから、味付けは二人にパス!」
 パスされた二人が、調味料を持ってかまどへと近寄っていく。
「味は……お塩はこれくらい?香り付けにハーブとか胡麻油とか……いいんですね? 私に任せると第六感頼りですよ?」
「大丈夫だと思う……あ、お塩もうちょっと」
 ハロの味付けを、ロランが狼の嗅覚で確認して相談しながら調整。出来上がった野菜炒めは、程良い火の通りとごま油が香る、とても食欲をそそるものとなった。
「ッ――はぁ、はぁ――できたわ! 私達の絆の結晶ね! 絶対美味しいに決まってるわ!」
「ご飯と、スープも盛り付けて、完成なの」
「ええ、間違いありません!」
 並んだ皿を前に、3人でパチリ、と手を合わせて。いそいそと、出来上がった料理の前に並んで座る。
「「「いただきます!」」」
 炊き立てつやつやのご飯に、彩り鮮やかな野菜炒め。じっくり煮込んだスープが全力で頑張った身体に沁み込んでいく。
「……うん、上出来でしょう!」
「おいしー!!」
「ん、お料理でも、連携ばっちりで、おいしくなったね。ぼくたち、成長してるね?」
 3人で作った、絆すらも感じるような味――そして、こうして笑い合いながら食べるご飯の素晴らしさ。新たな思い出の一ページを刻むと共に、これからの戦いに向けての活力が湧き上がっていく。
 そして。
「わ、ぁ……」
 それは誰が上げた声だっただろうか。気が付けば、この場に満ちていた魔力が浄化され、祠自体もかまどの火も、辺りの木々すらも清浄な光を帯びているように輝いて見えた。
「楽しかったね」
「また、一緒に」
「もちろん! 今から楽しみだわ!」
 柔らかな日差しが射しこみ、3人を照らす。明るい笑い声が、祠へと響いていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月30日


挿絵イラスト