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殲神封神大戦⑰〜もふもふな強敵を倒せ

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦⑰ #渾沌氏『鴻鈞道人』

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#渾沌氏『鴻鈞道人』


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●もふもふグリモアベースにて
「皆さま、お集まりいただきありがとうございますわ!」
 もきゅっと空中にふわふわ浮きながら、まるい毛玉こと、イエモン・タナカ(モーラット・f35385)は集まった猟兵達へと勢いよく一礼する。
 ……勢いが良すぎて一回転してしまうのはご愛嬌である。
「今回は仙界の最深部にある、いまだ形定まらぬ「渾沌の地」に、自らを【骸の海】と自称する謎の敵、『鴻鈞道人』が待ち受けておりますので、その鴻鈞道人を倒していただきたいのですわ!」
 ふわふわもふもふと力説する毛玉。
「鴻鈞道人は、これまでに倒した筈のオブリビオン、或いはまだ戦場にいるオブリビオンさえも、「再孵化」という能力で容易く作り出し、猟兵を攻撃してきます。渾沌の地も、作られたオブリビオンに応じて形状を変化させるようなのですが……」
 ぐぐっと拳を握り、目線を下へと揺らす。言いにくそうに告げるのは。
「わたくしが見ましたのは、皆さまを転送した直後。わたくしだけを呼び寄せ、その……わたくしに潜り込んで融合し、皆様と戦う映像でしたの……」
 ですが、と集まっている猟兵たちを強く見つめる。
「鴻鈞道人は強敵ですわ。ここで倒しておかないとさらに大変なことになってしまいます。ですから、容赦なく、手加減なく、わたくしごと倒してくださいませ!」
 きりっとした顔でイエモンは希う。
「皆さまなら大丈夫だと、わたくし知っていますから!よろしくお願いしますね」

●混沌の地にて
 全ての猟兵の転送が終わる。
 ソレを待っていたかのように、鴻鈞道人は自らの元へとイエモンを呼び寄せる。
「みなさま、てかげんなしでおねがいしますね……!!!」

(絶えず時は運び、全ては土へと還る)
(罪深き刃ーユーベルコードーを刻まれし者達よ)
(相争い、私の左目に炎の破滅を見せてくれ)

「もきゅ」
 そこには白い羽を生やし、存在感を増したモーラットが浮かんでいた。


林言音
●もふもふ
 閲覧ありがとうございます、林言音です。
 今回は鴻鈞道人を倒す、一章完結の戦争シナリオとなります。

●補足になります。
 鴻鈞道人の膨大な力によって『渾沌の諸相』を身につけたグリモア猟兵が、他の猟兵達に襲いかかってきます。……鴻鈞道人は強敵であり、仮に猟兵達がそのグリモア猟兵と何らかの「心のつながり」があったとしても、一切有利には働きません。
 ただただ、融合した鴻鈞道人が力尽きるまで戦ってください。
 また、鴻鈞道人の強さは手加減をする事は不可能です。戦闘後に生きていてくれる事を祈ることしかできません。
 そして、残念ながら現時点で鴻鈞道人を完全に滅ぼす方法は無いようですが、ひとまず戦闘で殺す事は可能ですし、戦力を0にすれば撤退します。
(このシナリオに参加する猟兵は、シナリオ開始時点で既に転移されていたものと解釈します)

●補足その2
 アドリブ、連携、それぞれがNGの場合のみプレイングにご記載ください。
 お連れさまがいる場合は愛称とID、もしくはチーム名をご記載願います。

 皆様の素敵なプレイング、お待ちしております。
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第1章 ボス戦 『渾沌氏『鴻鈞道人』inグリモア猟兵』

POW   :    肉を喰らい貫く渾沌の諸相
自身の【融合したグリモア猟兵の部位】を代償に、【代償とした部位が異形化する『渾沌の諸相』】を籠めた一撃を放つ。自分にとって融合したグリモア猟兵の部位を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    肉を破り現れる渾沌の諸相
【白き天使の翼】【白きおぞましき触手】【白き殺戮する刃】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    流れる血に嗤う渾沌の諸相
敵より【多く血を流している】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フィロメーラ・アステール
あ、ああ……!
なんてことだ!
もももモーラットが!?

こんなもきゅふわ相手じゃ戦えないよ!
【空中浮遊】して【ダッシュ】で逃げ回るしかない!
勝てない!

一体どうやったらこんな人畜無害そうなモーラッ……ん?
ぎゃー!
モーラットが超強化されモーラットじゃなくなっていく!

びっくりして攻撃を受けてしまうかもしれない!
【全力魔法】パワーで【オーラ防御】バリアだ!

しかしよく考えれば!
これで、もきゅふわ度は低下して敵っぽくなった!
おのれ、よくもモーラットを意味わからん姿に!

怒りの【気合い】で【リミッター解除】された!
【君が見た閃光の流星雨】で【カウンター】だ!
【破魔】【属性攻撃】の【浄化】光線の総攻撃で【焼却】する!



● 君が見た閃光の流星雨
 あ、ああ……!
 なんてことだ!
 もももモーラットが!?

 フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)は、ふわふわと浮くモーラットーイエモン・タナカ(モーラット・f35385)(中身は鴻鈞道人)を目の前に、軽く絶望していた。

「こんなもきゅふわ相手じゃ戦えないよ!」

 そう叫ぶと、パチパチと静電気を放ってくるモーラットから全力で空中を縦横無尽に逃げ回るフィロメーラ。

「一体、どうやったらこんな人畜無害なモーラットに……!?」
 逃げ続けていたフィロメーラは、ふと後ろをチラッと覗き見る。
(鬼ごっこは終わりか)
 思念で語りかけてくる鴻鈞道人。彼は空中すらも自由に逃げて行くフィロメーラを追いながら、背には白き天使の翼を、モーラットの足らしき部分には白きおぞましき触手を、さらにはしっぽの先には白き殺戮する刃を宿し、自身を強化していた。

 ……。
 強化されまくったモーラットを二度見する。
「モーラットが超強化されモーラットじゃなくなった!」
(何を言っている)
 ブゥンと飛んでくる、白き殺戮する刃となった尻尾。それをフィロメーラはギリギリでオーラによる防御に成功する。
「おのれ、よくもモーラットを意味わからん姿に!」
 そう、鴻鈞道人による自己強化でもきゅふわ度は低下して敵っぽくなっている!!
「もきゅふわを、返せー!!」
 怒りによってリミッターが解除されていく。

『ふれあいの心に導かれ、あらわせ幸せの軌道!』

 白き刃を構え、飛んでくる白い毛玉。だがそれはフィロメーラへと届く寸前、数多の流れる星の光によって地へと叩き落とされるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エウトティア・ナトゥア(サポート)
※アドリブ・連携歓迎

負け描写、引き立て役OK

キャラを一言で言えば、なんちゃって部族じゃよ。
精霊と祖霊を信仰する部族の巫女をしておる。
自然が好きなお転婆娘じゃ。
あとお肉が大好きじゃよ

活発で単純な性格で事の善悪にはあまり興味はないのう。
自分とその周囲の安寧の為、オブリビオンが害になるから戦っておる。

専ら【巨狼マニトゥ】に騎乗していて、移動や回避・近接戦闘等は狼任せじゃよ。

ボス戦時は、動物や精霊を召喚しての行動(実は未熟ゆえ精霊や動物たちにフォローされている)で数で対抗しつつ、自身は後方で弓矢や術で援護するスタイルじゃ。



● 緋色線条の巫女姫
「これは、やりづらいのう」
 エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)は巨狼マニトゥに跨り、叩き落とされていくモーラットへと樹齢千年を越えた霊木より作り出された杖を構えながら、呟く。

「じゃが、全力で倒せということじゃからの!」
 地面へたどり着く前に空中で止まり、敵意を向けてくるエウトティアへと、背に生やした羽根から巨大な一つの刃を作り出す。
(ああ、そうだ。私の左目に炎の破滅を見せてくれ)
 振り下ろされる刃をマニトゥが駆け、紙一重で避ける。

『奔れ!風の精霊よ!』
 エウトティアの呼びかけに、風の精霊が応え、奔る。
 その風は幾つもの風の刃となり、モーラットへと襲いかかる。だが、風に切り裂かれ、傷つくことすら厭わずに、モーラットは作り出した刃を更に振り上げ、エウトティアへと向かってくる。

 刹那。
 風に翻弄され、気付くのが遅れたモーラットは、エウトティアの放った矢を受け、再び地へと叩き落とされていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニノン・トラゲット(サポート)
『容赦なんてしませんから!』
『アレ、試してみちゃいますね!』
未知とロマンとお祭りごとを愛してやまない、アルダワ魔法学園のいち学生です。
学生かつ魔法使いではありますが、どちらかと言えば猪突猛進でちょっと脳筋っぽいタイプ、「まとめてぶっ飛ばせばなんとかなります!」の心で広範囲への攻撃魔法を好んでぶっ放します。
一人称はひらがな表記の「わたし」、口調は誰に対しても「です、ます、ですよね?」といった感じのあまり堅苦しくない丁寧語です。
基本的にはいつも前向きで、ネガティブなことやセンチメンタルっぽいことはあまり口にしません。
その他の部分はマスターさんにお任せします!



●ケットシーの精霊術士
「アレ、試してみちゃいますね!」
 ニノン・トラゲット(ケットシーの精霊術士・f02473)は放物線を描きながら飛んでくるモーラットへとメイスを構える。
「えい!」
 タイミングよくぶぅんと振り回したメイスの先端はモーラットの真芯をとらえ、そのまま足元へと叩き落とす。
(何……だと)
 抵抗しようとしたのであろう、モーラットは天使の翼を広げる。その瞬間、ニノンによる毛づくろいを受けてしまう。
「つるつるすべすべです」
 それは摩擦抵抗が極限まで減らされるユーベルコードである。モーラットは空気抵抗すら受けることができず、飛びあがることがままならなくなってしまう。
(ならば)
 白きおぞましき触手、そして白き殺戮する刃を宿して自身を再度強化していく。だが、滑る。白き刃をニノンへと向けて振るうも、受け流されてしまう。
「さあ……容赦なんてしませんから!」
 鈍く動くモーラットへと、持ち替えたエレメンタルロッドを通し、高速詠唱を経た全力魔法が放たれ、哀れモーラットは再び空中へと投げ出されるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)

~なの、~なのねぇ、~かしら? そっかぁ
時々語尾がユルくなる柔かい口調
商魂たくましく、がめつい

参考科白
んンッ、あなたって手強いのねぇ
えっあっヤダヤダ圧し潰……ギャー!
私も気合入れて働くわよー!
悪い子にはお仕置きしないとねぇ
さぁお尻出しなさい! 思いっきり叩いてあげる!

乗り物を召喚して切り抜けるサポート派
技能は「運転、操縦、運搬」を駆使します

広域では営業車『Floral Fallal』に乗り込みドリフト系UCを使用
狭域では魔法攻撃や『シャッター棒』をブンブンして戦います



●花屋
「あらあら、盛り上がってるわね」
 ぽーん、ぽーんと打ち上がる白い毛玉……鴻鈞道人の融合したモーラットを眺め、ニコリネ・ユーリカ(花屋・f02123)はそんな感想を抱く。
 新しい販路を開拓するにも、まずはここの戦場に勝利する必要がある、と自身の乗った営業車……『Floral Fallal』のハンドルを握りこみ、飛んでいくモーラットを追いかけていく。
 私も気合入れて働くわよー!

「お忙しい所、お邪魔しまーす!」
 飛んでいるモーラットと並走しながら声をかける。それは、飛ばされているモーラットの虚をつくことに成功した。
「新しい販路を求めてやってきた花屋です。
 宜しくお願いしまーす」
 タイミングをあわせながら進入角度をコントロール。ヒール&トゥー、そのままアクセルでリヤを流し、ハンドルでフロントを流す。
(……!)
 瞬時に生やしていた翼を切り落とし、向かってくる車へと抵抗を試みる。だが、一手足りず。超高速でのドリフトはモーラットへと車のリアをぶち当てることに成功したのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

クリス・フェルディナント
ふむ、あの時の上品なもふもふか。呑まれてしまった様だな。

俺も騎士だ。救うべき物の為には手を抜く事は無い。
敵の先制攻撃にはユーベルコードで対応しよう。発動している間は身動きが取れんが思考は可能だ。
その間に触手や刃の軌道を見る。
第一波を凌いだらユーベルコードを解除、スナイパーの技能を活かし、詠唱ライフルでの射撃を行いながら距離を詰めて行く。迫る攻撃には軽業と武器受けの技能を活用し、エアシューズを使った蹴撃で捌いていこう。
距離が詰められれば、バスタードソードによる近接戦に切り替える。攻撃は重いだろうからな、しっかりと両手持ちで振るい、エアシューズでの蹴りを織り交ぜた剣戟を行っていこう。



●蒼き狼
 無敵城塞……それは自身の力を全て防御へと振り切り、あらゆる攻撃に対抗しうる手段である。……ただし、自身は全く動けなくなるというデメリットもあるが、しかし。
 クリス・フェルディナント(蒼狼・f35796)は、先刻、車に乗った運転手とのすれ違いざまの合図により、確実にここへとモーラットが飛ばされてくることを知っている。
 自身の腕であろう部分を異形化し、『渾沌の諸相』の一撃を狙ったモーラットは、剣を下段に構え、無敵城塞を起動したクリスへと、吸い込まれるように向かってきた。

(「よし」)
 クリスは第一波を無敵城塞により、凌ぎ、弾きかえすことに成功する。
 そのまま間髪入れず、ユーベルコードを解除。詠唱ライフルの射撃へと攻撃を切り替え、勢いよく跳ねたモーラットへと距離を詰めていく。
 モーラットは白き羽を飛ばし、その影に刃を仕込み、クリスへと飛んでくる。彼女は華麗に羽を躱し、刃はエアシューズを履いた足で受け流し、捌き、さらに追い縋る。
 そして一閃。尻尾の部分を代償に向かってくる一撃へと、手にしたバスタードソードを振り抜き、払う。
「俺も騎士だ。救うべき物の為には手を抜く事は無い」
 そうして振り下ろした剣の一撃は、異形と化したモーラットを捉え、骸の海を名乗る混沌氏ー鴻鈞道人を切り裂いたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月29日


挿絵イラスト