殲神封神大戦⑰〜斬新たる
●🌈物いわく呑み尽くせ渾沌
正直なところを謂えば、その融合は失敗(ミス)でしかない。病的なおもいを目の裏に隠した女(それ)の意識は何処へやら、何故か妙な感情(ねつ)が溢れてくる。これでは最早『手遅れ』ではないのか。自他ともに回し、嘔(おか)し、殺し尽くさなければ満たされない。成程――つまり『これ』こそが渾沌の原典と解せる。
尾を呑み、左目をひらき、ただ悪徳(いしき)の儘に回転(ぐるぐる)する。引っ掴んだ事務椅子(チェア)が嬉しそうに、渾沌(この)腕(かいな)に収まった。
絶えず時は運び、全ては土へと還る――マーナ=ユード=スーシャーイじみて渾沌(オマエ)は謳う、この眼振が治癒(なお)るまで永久(ずっと)魅せてくれ。
罪深き刃を突き立てて魅せろ。
●グリモア猟兵
隣・人は普段通り、莫迦みたいな面をして回転(ぐるぐる)と予知(み)ていた。それに飽きれるのが説明(はじまり)のワンセット、エチケットの用意は成されていた。渋々と猟兵(きみ)が渾沌氏(むくろのうみ)と貌(たい)した刹那――其処には『メイド』がいた。嫌な予感がする。このままでは自分の身が……主に胃袋とか……が危ういと身構える――(これは、成程、奇妙な嗜好だが、人を殺す事に特化している。悪くはない)――どうやら渾沌氏(カオス)に乗っ取られているようだ、殺(や)るしかない。
手加減もクソも知った事か、今までの恨み――ごほん――世界の為、隣人を『あいして』終え。何、彼女はバーチャルキャラクターだ、簡単には死なないだろう。
モザイクは拭われた、最早正すよりも壊す方が早い。
――猟兵(きみ)は途方もない吐き気に牙を剥いた。
にゃあら
にゃあらです。
隣人ちゃんは隣人ちゃんですよ隣人ちゃんt……。
プレイングボーナス……グリモア猟兵と融合した鴻鈞道人の先制攻撃に対処する。
隣・人ちゃん。
殺人に特化しているグリモア猟兵です。
相手の三半規管をぶち壊し行動不能に陥ったところを叩くのが好みらしいです。その性質を渾沌氏も持っているかもしれません、それが有利不利の鍵ともなるでしょう。
乗っ取られていますが手加減はダメです、知人だからと言って戻せる術とはならないでしょう。全力でやっちゃってください。
宜しくお願い致します。
第1章 ボス戦
『渾沌氏『鴻鈞道人』inグリモア猟兵』
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POW : 肉を喰らい貫く渾沌の諸相
自身の【融合したグリモア猟兵の部位】を代償に、【代償とした部位が異形化する『渾沌の諸相』】を籠めた一撃を放つ。自分にとって融合したグリモア猟兵の部位を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD : 肉を破り現れる渾沌の諸相
【白き天使の翼】【白きおぞましき触手】【白き殺戮する刃】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ : 流れる血に嗤う渾沌の諸相
敵より【多く血を流している】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
何者かの眼球には可愛らしげなメイドが乗っ取られたと映るだろう。何者かの眼球には渾沌(ケイオス)の始まりだと映るのだろう。バーその他によくありそうな椅子に腰掛け『それ』は異質なほどの理性的さで猟兵(きみ)達に貌を晒す――(来るが良い、猟兵よ。この殺意の儘に骰子を投げつけろ)――画面にモザイクがはしりグリモア猟兵の輪郭(かたち)がブレる。
鳳鳴・ブレナンディハーフ
☆…主人格
★…第二人格
★ウオオオオやったぞーーー!!!
隣人ちゃんを殺しに行けるんだね!
僕はもう死んでもいいよ!
☆こんな奴らに挟まれて死ぬのは心から御免こうむりたい!
★悪いが今の僕は誰にも止められない
隣人ちゃんは三半規管のないモノを殺す時にイラつくから最大限そこを煽るよ!
最初の一撃は【気合い】でなんとかして生き残るんだ
生き延びたらメタモルフォーゼででっかいタコに変化する!
そして触手で締め付ける
止めにでかい体で押さえ込む!
うまくいけばケイオス隣人ちゃんは『固定される』
こうなればもう回転はできないね!
あとは肉の一片になるまで締め付けてダメージを与えるよ
たとえ世界がオマエを莫迦にしても、それは当たり前としか咀嚼(い)い貌(よう)がない。お散歩するかの如く、お戯れするかの如く、可変の心身(み)を晒した猟兵(オマエ)は隣人ちゃん――つまり渾沌氏、よくあるお約束な展開――を凝視(ねぶ)りだす。次の瞬間の破顔(つら)には骸の海の化身たる彼も呆然(あ)きれ果てる他なかったのか。絶叫(ウオオオオ)! 歓喜に打ち震えた変態(さなぎ)は虚側を嘔吐(は)き散らかした。隣人ちゃんを殺しに行けるんだね! 僕はもう死んでもいいよ! それなら拙僧のいないところでやってくれ、こんな奴等に挟まれて死ぬのは心から御免こうむりたい――のたうつ人格(シナプス)の嵐と電子の海の混沌(ケイオス)――誰が喜劇(おぶつ)を留め、拭い尽くせると断言(い)うのだ。外套(コスチューム)のデザインはキマっている。
白き翼は七色と輝きおぞましい触手は帯びじみて謳う、挙句刃は錆びついて鈍器(いす)の如くと振り回された。最初の一撃は変化(きあ)いでなんとかする――今の僕はメイドであっても貌無しであっても止められないんだ――語尾につけろよ🌈のマーク、トランプのスートじゃあ臍で茶をわかせる。最大限『あれ』を挑発(いら)つかせるには――!
望みの姿は墨汁(イラスト)み溢れた、とてもお見せ出来ない生命体(しろもの)と謂える。悪夢の世界から這い出た軟体(ぐね)りが触手(す)い捕縛(つ)いて放さない――これではヒトの仔が孕んだ罪ではないか、渾沌(むげん)量の貌(め)がくらむ――否。こうなればもう回転できないね! メイン・ウェポンを削いだのだ、調理するのが蛸(けもの)とはこれ如何に。決まり手は締め付け――ボキ・バキ・と厭な音が響いた。
――肉の一片まで滅ぼすと好い、どうせ奴等は噓っぱちなのだ。
成功
🔵🔵🔴
カグラ・ルーラー
「あんたと喧嘩が闘れて骸の海もボコれるのは面白ェな。乗った」
渾沌氏『鴻鈞道人』inグリモア猟兵の「肉を喰らい貫く渾沌の諸相(POW)」に対しては構えて受けるしかねェか。
お守り程度に猫尻尾をマントの下に仕込んどいたが、得物も取り落とすし立てなくなって吐くんだろう。
けどな、根性でユーベルコード「ノラネコーション」だ!
全身を猫に変えて一旦得物やマントとかの隙間に逃げ込んで、
死角から怪力猫パンチ叩き込んでやる!
殺人に特化してるらしいが、猫を――猫の三半規管を殺せるか、俺が試してやるよ!
全身全霊(フルパワー)を躊躇してはいけない、いつもの流れだ。
額に棒状の何かをつけ、地面とお友達やりつつぐるぐるすると好い。ひっくり返った先には真ん丸いお月様だ、だらしない表情(つら)の儘、妙な妄想(おも)いに殺される――あんたと喧嘩が闘れて骸の海もボコれるのは面白ェな、乗った――まさしく世の中はループ尽くしのジェット・コースター、かよわいかよわいアリスは眼光(ぎら)りと笑って列に並ぶ。ふと赤目(ち)を巡らせれば目と鼻の先にただの腕・腕・ひたすらに、腕。歯を食いしばり猫尻尾(お)を生やし回転(しょうげき)に構える――。
継ぎ接ぎのような埒外(みため)だった、少女らしさに纏わり憑いた鬼(オウガ)の混沌(カオス)、螺旋(バベル)を描く儘に呑み込まれ世界(コントン)の貌(ずんぐり)に苛まれる。嗚呼、得物(ゴリラ)を落としたのは何秒前だったか、込み上げた汚物(さんみ)を噴いたのは今だったのか。それでも――眼振(たお)れるには早い。
水面に映った月を食む事は出来ない、クスクスと微笑(わら)った何者かに否を叩き付けるべきだ。全身(すべて)はネコに還りネコから始まる、これは人が認識しても過去が視認しても骸の海が観察しても『ネコ』なのだ。殺人特化の特殊性癖(ものずき)ではやり難いだろう――有栖上等、爆音(ふ)くよりも先に隠蔽(とざ)す。
俺が試してやるよ――感嘆符(マーク)と同時に放出(だ)されたのは猫(オマエ)の拳骨(パンチ)、視線(きょろきょろ)と隙を晒していた渾沌(ビハインド)の脳天をぶち壊せ――どうした、三半規管(カタツムリ)は健在だぜ。
やはり肉薄(かみひとえ)での殺し合いは良い、そう思える一幕で在った。
成功
🔵🔵🔴
荒谷・つかさ
……鴻鈞道人って、見境が無いにも程があるんじゃ無いかしら。
まあいいわ、どこの誰に憑りついたんだとしても、私のやることはいつだって変わらないもの。
三半規管への攻撃……よくわからないけれど、そんなものは効かない
何故なら、私は脳筋だから
脳が筋肉なのだから、三半規管だって筋肉
そして私の筋肉は最強だから壊れない。いいわね?
(※単なる脳筋精神で耐えてるだけ)
敵コードは正面から「怪力」で受け止める
隣人の身体とか、鴻鈞道人にとって大した代償でもないはず
ならば基礎的な威力しか出ない筈で、私の筋肉に止められない道理は無い
そのまま【鬼神拳・極】で腹パンかます
いつもみたいに、モザイクと一緒に吐き出しちゃいなさい
骸の海(カオス)に底が無いのは想像に難くない、数多のプラスとマイナスが互いを融合(ま)ぜ合わせ塑の一部が現実(リアル)に浮上するとも考えられる。それでも――鴻鈞道人(あれ)は見境が無いにも程がある。もしや左目(めだま)を描いても盲目(みえていない)のではないか。そんな漠然(ぼんやり)とした思考(いろもの)が猟兵(オマエ)の頭蓋を叩いてくる――だが、痛くない。どこの誰に憑りついたんだとしても「私のやることはいつだって変わらない」もの。ぎゅぅぅ、と、擬音(オノマトペ)が軋(おど)る。
物理的に振り回されたところで痒くもない。精神的に弄られたところで笑い返す事が出来る。三半規管がカタツムリなのか否かも「よくわからない」が、そんな拷問(もの)は効かない。嗚呼、隣人(ほんにん)で在れば無駄だと嘆息(は)いただろうに――渾沌氏(あれ)は狂戦士(バーサーカー)の本質を暴けていなかった。
筋肉は最強だから狂わない、揺れない、壊れない――地に足をつけた猟兵(オマエ)は黙示録(きんにく)を説き始めた。脳髄から足先まで悉くが筋肉で在れば『鍛える事が可能』。ならばこの為だけに三半規管(きんにく)を強化してきてもおかしくはない――それではまるで妄想(むちゃくちゃ)ではないか。渾沌氏(ばけもの)が驚愕(いき)を呑む……いや、オマエが耐え切った音か?
私の筋肉に止められない道理は無い――罪深い刃(きんにく)め!
電子の海(にくたい)を代償としたところで『たいした』贅(もの)とは思えない。再生(は)え揃った腕(かいな)を受け止めつつ前へ・前へ・前へと怪力(フリークス)が征く。いつもみたいに、モザイクと一緒に吐き出しちゃいなさい――腹パン! 世界、次元、最終的(は)ては第四(かべ)をぶち貫くだろう衝撃(フルパワー)! 胴体(いぶくろ)に穴を開けたら吐くものも吐けやしない。骸の海(カオス)の一部がこの日、欠けたとも解釈(い)えた――反芻もほどほどに。
成功
🔵🔵🔴
黒玻璃・ミコ
※美少女形態
◆心情
此度の戦争でちょっとばかり出遅れたら不思議な場所に
おや、隣人さん如何されましたか?
◆行動
うーん、三千世界を識るミコさんにも良く判らない変なのを憑けてますね
それとPOWでは絶対に三半規管に良くない攻撃をしてきますよね?
ならば単純【薬品調合】で精製した常人にはヤバめな痛み&酔い止めを
静脈注射して耐えれば良いのです(注:耐性がないと危険です)
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よしギリ耐えました(キリッ)
そんなミコさんからの【黄衣の王命】は単純明快『吐いちゃ駄目』です
遠足(せんそう)はワイハンに帰るまでが本番、歯を食い縛って下さいねー
(脳内麻薬全開で限界突破したミコさんパンチでぶん殴りますよ)
※アドリブ歓迎
尾を呑み込む事など出来やしないさ、嘔吐づくのが基本だろう。
十二(じゅんばん)に磔刑を処(な)して往けば好い、裏切り者は八寒地獄(イイーキルス)に幽閉(とざ)されて朽ち果てる儘と在るべきか。おや――煉獄(いぶくろ)の調子でも悪いのだろうか、お隣さんの貌色がやけに🌈(おぞま)しい。カレイド・スコープを覗き込んで謳(み)ればアルデバランの嘲笑――渾沌(よくわからない)とは海の事か。三千世界(ドリーム・ランド)の尖塔からも臨めない。
非ユークリッド幾何学に抱擁(だ)かれ、懐かしむ暇も赦されなかったのか、ただ回転する神(なが)れに触れて猟兵(オマエ)は【坂をころがっていく】。別表現(けいよう)成せる際は試飲(テイスティング)か――三半規管(カタツムリ)の中身(タール)がざわ憑いてくる、突き刺さったのは耳石(じいし)きか毒矢(せいみゃく)へか。
制御(コントロール)の難い眼球振盪(げんじつ)が半端な心地を再現(もたら)した。気持ち悪さは一切なくとも右へ左へと脳(シナプス)がゆれる。そんな『代物』は猟兵(オマエ)に無かった筈だが――取り敢えず。威嚇(え)みをたたえる。痛くも酸っぱくもない、世はすべて仮面(しろ)く染まって。
ミコさんからの『黄衣の王命(めいれい)』は単純明快、かつ渾沌氏(ビハインド)にとっての最悪(いや)な縛りプレイ。【吐いちゃダメ】――嗚々、擁するのに躊躇しない針の筵が酸味(いえき)を嚥下(の)み――不可能だ。盛大な🌈(リ・バース)と同時(とも)に神風(さら)われる――遠足(せんそう)は猟団(ワイハン)に帰るまでが本番、歯を食い縛って下さいね――脳内麻薬(おくすり)大回転、残滓も集えば化身(にく)と異う。
凄まじい(シンプル)な暴力(こぶし)が再生(なお)り寸前(か)けの腸を破壊(えぐ)る、荒れ模様の食道(のど)から詰まっていた🌈(もの)が漏れていく。
キリッと何処か清々しく、猟兵(オマエ)は混沌(カオス)を覗いていた。
成功
🔵🔵🔴
上野・イオナ
なっ、グリモア猟兵を乗っ取るなんて、許さないぞ鴻鈞道人!
おrrrrrr(隣人さんの行ったなにかにより即座に三半規管ブレイク)
ダメです三半規管がやられました。
このままやられます
手足翼ともに満足に動かせません
背中の触手も暴れております。
……
……背中の触手ぅ!?
なにそれ知らn
(技能【武器受け】【かばう】【環境耐性】【狂気耐性】【乱れ打ち】と、めまいにより暴れ回るイオナの触手で
敵UC【肉を破り現れる渾沌の諸相】の攻撃に無理やり対処を試みる)
UC【漆黒と極彩色の触手群】使用
流れろ流れろ ゲロ吐いて
(コピーにより背中の触手と翼を増やしながら立ち上がる)
血はやばいけど、🌈流しきって少し気分が良くなったかも
知らない触手も頑張ってるし英雄志望として僕も頑張らなきゃ
とりあえず中身っぽい触手が出てるし引っ張り出せるか頑張ってみよう
隣人さんなんとか助けてみるから死なないでね
※アドリブ・連携歓迎
恋患いのような心地(きも)ちが唐突(めつれつ)に沸騰(わ)いたのは混沌(カオス)の仕業だ、渾沌氏(無限量)に鯨飲(の)まれた人物(もの)は自らの存在(いち)を把握(つか)めない――グリモア猟兵を乗っ取るなんて許さないぞ――猟兵(オマエ)が着地した混沌(ばしょ)はどういう喜劇(わけ)か筆舌に尽くし難くも回転(ぎゃるぎゃる)啼き唐突な苛みに墜落(お)とされていく――つまり自動的(オート)な嘔吐一直線、ブレイクされた三半規管(カタツムリ)が粘液(いえき)を逆流(なが)してしまう。遊戯(ゲーム)的な回転床(トラップ)。
ダメです。彩🌈なのか🌈彩なのかも時々違えて終うのだ、こう眩暈(くらくら)に虐待(だ)かれると前後左右(どう)にも治せない。このまま対応(うご)けなければ殺されてバイバイだろうか――手足翼に序での脳味噌(シナプス)、ぐちゃどろとシェイクされたケーキの最悪(きぶん)だ。ほら、背中の触手(フェノメノン)も自棄に騒々しい――じたばたと迫る触手(もの)と絡まっているのか――?
空欄(ま)と共に漏れたのは🌈ではなく驚愕、脅威が謳う中で奇怪に出現(で)た罪深い刃(ユーベルコード)か――「背中の触手ぅ!?」――そんな現象は知らない。そんな美徳(もの)は知らない。あの日あの時、あの混沌で唯一喰らった同化性か。
流動せよ蠢動せよ蠕動せよ、ゲロゲロと煌めいた蛞蝓(すいぶん)が狂ったように刃(まじない)を留める。渾沌の諸相が相手ならば善意の皮膚か。そろそろ眩暈(かさ)ばりも失せる頃、ころころと前転していた群れが『翼脚』となった。
濁々と垂れていく体液(あか)が危険域(かね)を鳴らした。その経過(ぶん)胸(い)のぎゅるぎゅるは鎮静化(しず)まっている。嗚呼、知らない触手(フェノメノン)も張り切って魅せたのだ、オマエが吶喊しないで英雄(なに)に成る――未だ熟すには至れないが『キャラクター』としての性能は上質だ、救済(うで)を伸ばす。
なんとか助けるから死なないでね――こんな状況に晒されても享楽的(レインボードリーム)は揺るがない、一切のブレなく隣人(ビハインド)を引いていく。
ぬるり――描写するのも面倒だと黒部分が呻いた。
ダークヒーローに憧れていた自分を思い出す。
大成功
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シエナ・リーレイ
●アドリブ可
あなたは猟兵さんだよね?とシエナは確認します。
隣人へ歩み寄る拘束されたシエナ、その口から放たれるのは一線を越える前の確認です
シエナはオブリビオンを『お友達』候補と定義しているものの相手が好意(殺意)を向けて来たなら話は別、敢えて攻撃を受けた事により発動した[ユーベル]による強化で拘束を砕くと[怪力]と無意識の凶行が潜むお遊戯を始めます
[ジュリエッタ・リーレイ人形]を[呪詛]で繰り仮初とするシエナに三半規管は愚か凡その感覚が元より存在せずしません
尚、シエナが拘束されていたのは鴻鈞道人から解放されたグリモア猟兵に止めをさして『お友達』に迎える事を防ぐ為の勾留から逃れた直後だったからです
斬新さもクソもない、面白い展開だと神が嗤った。
おつかいも出来ないのだろう、何せ手動が最適なのだ。
好いているから殺したい、大好きだから鏖したい。
――お互い様だ、手を繋ごう。
赤色の地獄(ひとみ)がお友達(なにか)を見つめている、もしくは隣人(なにか)を確かめていると説くべきか。最早、理解し難い妄想(いま)が展開される他になく、狂っているのが誰なのか判断(そしゃく)する歯(すべ)も息絶える――渾沌氏(あなた)は猟兵さんだよね? と、シエナはもう一度問いかけます――こくりと頷いたのは骸の海か電子の海か現在(うつつ)となっては融合(どちら)でも構わなくて――一線を越える前の言辞(ワード)、お人形さんお人形さん、その衣服(メイド)ごっこが愛しくおもえた。
肉(データ)を代償にしたところで、嗜好(データ)をもいだところで、三半規管(カタツムリ)がお隠れになってしまっては意味などない。眩暈(ふる)える為の臓物(なかみ)が備わって異なければ隣人(おんな)の埒外(ちから)は極まって下がる――吐き散らかすのは呪詛(おまじな)いだけで十分だ、🌈色の切なさを左目がようやく認識した。
枷を孕んだのは無限量ではなくオマエ自身だった、ぶちぶちと破壊(くだ)かれた最後の糸(カラクリ)が怪物(シエナ・リーレイ)を征(すす)めて威く。嗚々、これでは正しく『興味を持ったおこさま』――お遊戯会は毒薬(カーテン)の裏側で。
わたしと一緒に遊びましょう! とシエナは子供のようにはしゃいでみます。雑に開放(ひら)かれた掌が渾沌(それ)の諸相(かわ)を剥いでいく。何度も何度も、球体関節人形(ドール)を化粧(ととの)えるが如く――さっき千切った枷でお代官様招けますかね? とシエナは誰かの台詞(くちょう)をまねっこします。
もいだ頭(おつむ)は何処で修復(なお)せば好い、たくさんの腕(パーツ)に誘拐(ねが)われる――後日談(あとさき)は兎も角、渾沌(なみ)の音が消(う)せた。猟兵(きみたち)は柘榴に焦点(あ)わせ、エチケットをかぶせる。
成功
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