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殲神封神大戦⑯〜◯◯しないと出られない部屋

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 女媧が残した祠は『消えることのない炎』と『固まることのない泥』で満たされている。
「というわけで、その泥が部屋になるなら愛を語ろうって話だよ」
 諸事情で偽名を登録した猟兵、シャルロット・アルバート(閃光の戦乙女(ライトニング・ヴァルキュリア)・f16836)はこういう。
 彼には新垣瑞希という本名があるのだが、シャルロットという名にも思い入れはある。
 なので偽名で呼ばれることは別に構わない、というスタンスだ。

「恥ずかしいって意見がありそうだけどさ」
 シャルロットはそう前置きするが、その泥を放置してはおけないのだ。
「何しろ女媧が残した魔力のような物だからね」
 幸いなことに、とシャルロットは続ける。
「愛はどんな物でもいい。例えばロボットへの愛とか」

 どこぞの異世界転生したロボオタよろしく、ロボットの愛を語ったり。
 愛であればとにかく何でもいいから語ればいい。
 そう考えたらむしろ気楽にいける、とシャルロットは考えた。

「むしろ逆に考えて、愛する何かを思いっきりいうチャンスだよね」
 ちなみにシャルロットもイチカの愛を叫びたくてうずうずしている。
 のだが転移の手伝いがあるので部屋に行くことはできない。
 シャルロットの愛は博愛の類いだが敵討ちするくらいには深い。

「僕の話はいいからとっとと転移の準備をしてっていわれそう」
 話が本題から逸れてしまった気がしたシャルロットは思わずそういう。
 そして彼は気を取り直し、転移の準備を始めるのだった。


月天下の旅人
 戦争に少しでも貢献したいので、よろしくお願いします。

●プレイングボーナス……誰か(あるいは何か)への愛を語る。
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第1章 日常 『愛を語らないと出られない部屋』

POW   :    情熱的に愛を語る

SPD   :    淀みなく愛を語る

WIZ   :    語彙を尽くして愛を語る

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

イネス・オルティス
私が語るとすれば開祖に対する敬愛かしら
そう、私の故郷である隠れ里を拓いた、ビキニアーマーの女戦士
里に残された掟から考えて、きっと猟兵だったのね

開祖よあなたの残した掟通り、世のため人のため里の戦士は
ビキニアーマーを纏い活動しています
私を含め里の皆、今でもあなたを敬愛し
一歩でも近づけるように努力を続けています
どうか我々を御守りください



「私が語るとすれば開祖に対する敬愛かしら」
 そう語るのはイネス・オルティス(隠れ里の女戦士・f06902)。
 彼女の格好はとても防御力が高いとは思えないのになぜかゲームで高い防御力を誇る『鎧』。
 いや、それは鎧にしてはあまりにも防御面積が狭すぎた。
「私の故郷である隠れ里を拓いた、ビキニアーマーの女戦士。里に残された掟から考えて、きっと猟兵だったのね」
 そう、彼女の故郷では不思議な力を持つ者は、
 ビキニアーマーを付けて里の外に出て世のために力を振るわなくてはならないという掟があるのだ。

 確かに猟兵に覚醒した人間がオブビリオンと戦うという掟は理に叶っている。
 しかも彼女の里にはビキニアーマーの精霊が存在するようなのだ。
 ユーベルコードに【ビキニアーマーの精霊への信頼】があるんだから、
存在すると断定していいかもしれないが具体性には欠けている。
「私を含め里の皆、今でもあなたを敬愛し。一歩でも近づけるように努力を続けています」
 どうか我々を御守りください、とあふれんばかりの敬愛は部屋をあっさり開く。
 ビキニアーマーの精霊に関する詳細がどうであれ、彼女の開祖への敬愛は伝わったということである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

葛葉・玲
妾か。妾が愛をもって言葉を尽くし語れる事……食べることじゃ。

そうじゃの
例に挙げるならば外つ国より伝わりし、豚カツレツじゃ
外つ国のカツレツは肉を叩き潰し均し、乾いた細かいパン粉をつけて揚げたものじゃ

しかしそれが日本に来て製法が変わった!
ロース肉であれば筋は切られ、ひれ肉であれば観音開きされ、更に串を刺して縮まらなぬようにされ
しっとりぱさぱさじゃない粗いパン粉をつけ油で揚げられる…

このしっとりな粗いパン粉をつけることが肝心じゃ!
水分を含んだパン粉を油で揚げることにより水分が飛び、じゃくっと音がするじゃろ?
目は口よりもものを食べるというが、最早五感で食って居るのだ!

まず油の匂いを嗅覚で食い、視覚で揚げ具合の色を食う
口に運べば舌と歯の触感、じゃくっと衣を噛み砕いた聴覚で食い
そして最後に味覚でもって味わう
全ての感覚で感じられてこそ美味いと思うのじゃ
その美味いをたらふく食えたら、幸福な気分になれるであろう
幸福な気分…愛と敬意を感じる入る瞬間じゃ

じゃから最後に言うであろう?
ごちそうさまでした、とな



「妾か。妾が愛をもって言葉を尽くし語れる事……」
 と、葛葉・玲(呪われ森の巫女姫・f36059)はいう。
 彼女は『運命の糸症候群』で若返ったこともあるのか年の割には古風な話方だった。
「そうじゃの。例に挙げるならば外つ国より伝わりし、豚カツレツじゃ」
 豚カツレツというのは外国から来た物だが日本に来て製法が変わった。
 それというのもカツレツは元々肉を叩き潰し均し、乾いた細かいパン粉をつけて揚げたものなのだ。
 しかし日本においては違う。
 ロース肉であれば筋は切られ、ひれ肉であれば観音開きされ、更に串を刺して縮まらなぬように。
 そしてしっとりぱさぱさじゃない粗いパン粉をつけ油で揚げられる…
 
 カツレツに限らず日本で作り方が変わった料理は挙げればキリがないので、
彼女はとりあえずカツレツの話を続けた。

「このしっとりな粗いパン粉をつけることが肝心じゃ!」
 水分を含んだパン粉を油で揚げることにより水分が飛び、じゃくっと音がする。
 『目は口よりもものを食べるというが、最早五感で食って居るのだ!』と玲は力説する。

 もはやその力説だけで愛を感じたのか扉はとっくに開いているが、
語り足りないのかまだ彼女は話を続ける。

「まず油の匂いを嗅覚で食い、視覚で揚げ具合の色を食う。口に運べば舌と歯の触感、じゃくっと衣を噛み砕いた聴覚で食い」

 聞いているだけでお腹が空いてくる猟兵が出てくる、もはや飯テロだ。
 マスターは食が細いので夜中にカツレツ食べたくなることはないが。

「そして最後に味覚でもって味わう、全ての感覚で感じられてこそ美味いと思うのじゃ」
 『その美味いをたらふく食えたら、幸福な気分になれるであろう。幸福な気分…愛と敬意を感じる入る瞬間じゃ』
 
 玲は部屋から出る前に……食事をする時の作法も添える。

「じゃから最後に言うであろう?ごちそうさまでした、とな」

 そうして彼女が部屋から出た後、泥の魔力は無くなり完全に消え去っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月28日


挿絵イラスト