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殲神封神大戦⑰〜混ぜるな危険の混沌遊戯

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦⑰ #渾沌氏『鴻鈞道人』

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#渾沌氏『鴻鈞道人』


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「あははははははははは♪」
 転送直後、『渾沌氏『鴻鈞道人』』は転送を担当したグリモア猟兵アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト艶魔少女・f05202)を自らの元に呼び寄せ、あろうことかその体内に潜り込み融合してしまった。
「……なんということを……」
 人質も同然もその行動に猟兵達は憤り得物を握る手に思わず力が入る。一部、アリスをよく知る者達は鴻鈞道人に同情してるようにも見えたがきっと気のせいだろう。
「『渾沌氏『鴻鈞道人』』弱体化パッチ適応完了☆」
(罪深き刃(ユーベルコード)を刻まれし者た、お前は一体何を言っているのだ)
 そんな猟兵達を尻目に『渾沌の諸相』を身につけたアリスは妙なポーズを取りながらわけのわからないことを言い放つ。中二魂を宿し日々を妄想の世界に生きる少女の妄言はさすがの鴻鈞道人も理解し難いものであったようだ。見得を切る途中で思わずツッコミが入る。
「鴻鈞道人よ、拾い食いしたらダメってお母さんに教わらなかったのか! 早くペッしなさい、ペッって!」
「悪いことは言わないから早く離れた方がいい。頭セカンドカラーに染まってからでは遅いのだ、手遅れになっても知らないぞー!」
(お前は一体普段どのように過ごしているのだ……)
 アリスの知り合いと思われる猟兵達のあんまりと言えばあんまりな本気の忠告に鴻鈞道人も流石に困惑を隠せない。戦いは早くもぐだぐだの様相を呈していた。
(まぁよい。罪深き刃(ユーベルコード)を刻まれし者達よ)
(相争い、私の左目に炎の破滅(カタストロフ)を見せてくれ)
 だが、骸の海そのものだという鴻鈞道人のその言葉は瞬時に場に緊迫感を取り戻す。
「骸の海公式擬人化キタコレ☆ 薄い本が捗るわね♪」
 だが、そんな緊迫感も何のその混沌の少女が妄想全開の発言でぶち壊しにする。公式とはなにか、おそらくはアリス本人も理解してなどいない。
「いっそここで諸共に滅ぼした方が平和じゃね?(く、すごい威圧感だ。手加減していては負ける)」
「どうせあれも端末だろ? いつものように第四の壁突破して復活するだろうし遠慮なくぶちのめそうぜ、あいつもたまには痛い目みた方がいい(死力を尽くしてなお勝てるかどうか……)」
「え? 転送してましたし味方なんですよね?」
「いっつも『我々の業界ではご褒美です』とか言ってるし大丈夫だ、問題ない(く、すまない。戦闘後にどうにか生き残ってることを祈るしかできない、どうか耐えてくれ)」
「本音と建前が逆ー! あ、待って待って今回は流石に本体だから滅ぼされたら滅んでしまいます」
(本当にお前は一体普段どのように過ごしているのだ……)
 猟兵達のアリスに対する猟兵達の反応に、流石の鴻鈞道人も呆れるしかなかったという。


蒼汁の人
 ごにゃーぽぴにゃーたごきげんよう♪
『ネタに逝きネタに死す』蒼汁の人でございます。
 オープニングはぐだぐだですが鴻鈞道人は強敵です、仮に猟兵達がそのグリモア猟兵と何らかの「心のつながり」があったとしても、一切有利には働きません。ただただ、融合した鴻鈞道人が力尽きるまで戦うしかありません。そして……敵は強すぎるために「手加減をする事もできません」。戦闘後に生きていてくれる事を祈る事しかできません。残念ながら現時点で鴻鈞道人を完全に滅ぼす方法は無いようですが、ひとまず戦闘で殺す事は可能ですし、戦力を0にすれば撤退します。(※このシナリオに参加する猟兵は、シナリオ開始時点で既に転移されていたものと解釈します)。
 つまり、『渾沌の諸相』を身につけたグリモア猟兵を全力でぶん殴るしか手はないということです。妙な手心は命取りですので遠慮なくヤッてしまいましょう。
 なお、アリスのメタい発言は全て妄想の産物であり、フィクションを元にして現実をフィクションのように扱う中二病によるもので実際に第四の壁を突破しているわけではないのであしからず。
 では、汝が為したいように為すがよい。
 なお、このシナリオには以下の特別なプレイングボーナスがあります。
 ☆=============================☆
 プレイングボーナス……グリモア猟兵と融合した鴻鈞道人の先制攻撃に対処する。
 ☆=============================☆


 以下のコマンドを使用の場合、特殊な判定を行います。このコマンドは字数節約のためのものですので、使わない場合は無記入でOKです。
 🎲:オープンダイス判定。誰でも確認できる場所で判定のダイスを振ります。
 ☆:お任せ。サポートに準ずる判定。
 ☆🎲:お任せ。判定はオープンダイス。
 ♥:吟遊よりのお任せ。キャラ崩壊バッチコイ解釈違いナニソレオイシイノな人向け。
 今回は負けロール系のコマンドは不採用です、鴻鈞道人はそれを許さないだけの強敵です。
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第1章 ボス戦 『渾沌氏『鴻鈞道人』inグリモア猟兵』

POW   :    肉を喰らい貫く渾沌の諸相
自身の【融合したグリモア猟兵の部位】を代償に、【代償とした部位が異形化する『渾沌の諸相』】を籠めた一撃を放つ。自分にとって融合したグリモア猟兵の部位を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    肉を破り現れる渾沌の諸相
【白き天使の翼】【白きおぞましき触手】【白き殺戮する刃】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    流れる血に嗤う渾沌の諸相
敵より【多く血を流している】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。

イラスト:樫か

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

星川・アイ

あぁ、そんな……アリス先輩が……
今回ばかりは全力でヤらなきゃだから、我慢してね先輩……フフフッ

まずは敵のUCで追加された触手やらを避けつつ様子見
代償で苦しそうにしてるからこのまま逃げ続けて隙を伺うよ
(見切り・情報収集・時間稼ぎ・ダッシュ)

頃合いを見計らって、UCの機械式トラップ群で拘束
更に弱そうな部分を様々なトラップでジワジワ攻めるね
(不意打ち・罠使い・捕縛・継続ダメージ)

最後にアタシが体内に直接ブチ込んで、体力が尽き果てるまでトドメとイクよ♥
(こじ開け・リミッター解除・限界突破・一斉発射)

ゴメンね先輩……手加減、できないの……
べ、別にこれを機にヤり返そうなんて思ってないよ!


数宮・多喜


とりあえずアレだ、流血させないような電撃の『マヒ攻撃』を飛ばして
アリスさんの動きを鈍らせて、っと。

あのな?アタシもな?
割とガチ目でやり合おうって思ってたんだよ?
予想はしてたけどどうしてこうなった……
ほら、鴻鈞道人にすまないとか思わねぇの?
むしろなんで見境なく融合しようとしたんだよ?
まさかアリスさんが誘ったとかじゃねぇだろうな?
とにかくコミュ力で質問しながら、
電撃の『属性攻撃』を飛ばして攻撃(ツッコミ)。
流血しない手段での全力攻撃を最優先するよ。

とかカオスな状況でツッコみつつ説教してると珍獣が来るよなぁ……
珍獣、お前の因果律操作で融合解除できねぇ?
アタシが変身すればできる?……胡散臭ぇー!?


玉依・翠

「諸悪の根源、アリスさん。
ついに本性を現しましたね!
今日こそ倒させていただきます!
翠玉・解放!」

魔法戦士に変身しようとしますが、そこにアリスさんの先制攻撃が!
アリスさんの腕が無数の触手に変わって襲ってきて、変身途中で全裸になっている全身を触手で責められてしまいます。

「くっ、変身中に攻撃するとは卑怯ですっ……」

ですが、アリスさんにとって肉体が触手に変わることなど日常茶飯事。
攻撃の代償とするには安すぎましたね!

なんとか責めを耐えきって、ジュエル・エメラルドに変身です!

「アリスさん、あなたには恨みしかありません。
潔くここで消滅してくださいっ!」

過去の出来事を思い出しつつ全力魔法で攻撃です!


御魂・神治
うわ変なモン憑いとる
除霊師としての本領発揮やな
天将「貴方のやり方は憑依対象ごと吹き飛ばすものでは」
せやな!って言わすな!
得体の知れん、その、何や、ワケわからんもん退かせばええやろ
大物やのに第三者頼みか?大口叩く割にこらまた小心者で卑怯やの

ちょい痛いかもしれんで
『深淵』で憑いとるヤツ強引に引きずり出すで
天将「結局物理行使ですか」

一部でも姿現したら紫電符を叩き込んで【結界術】を施す
どうせすぐまた憑き直すやろうけどそうは問屋が卸さんわ
結界の【破魔・浄化】【属性攻撃】の炎が奴の存在自体を【焼却】するでな
肉体じゃなく概念そのものに効くで
ウザくなったら何時でもグリモア兵から出てこいやジャンクデータ風情が


ビッグ・サン
われらが結社のアリスちゃんが…、これは出不精の私も戦争に参加するしかないですね

いやはや、生きて恥をさらすのもつらいでしょう。
助けてあげますよ

一番いいのは予知で聞いた「肉を喰らい貫く渾沌の諸相」を使わせることですかね
べつにアリスちゃんが代償になっても鴻鈞道人が失った物は大きいと嘆くことはないでしょうし

相手の渾沌とやらで男と少女のゴーレムを身代わりにして、やられた振りして倒しますかね(もし、人形の本体まで見破られていても、マスクが本に載って術を使う)

いや~放射線を使う攻撃を同僚に浴びせかけるなんて心が痛みますが、(ウキウキ)アリスちゃんが死んでも、アンデットにして復活させますので安心してくださいな


バルタン・ノーヴェ
POW ☆🎲(アドリブも野良連携も歓迎)

オオ……何と惨いことを……!
あまりに酷いではありマセンカ……(アリス殿)!
一刻も早く、犠牲者(鴻鈞道人)を解放することがワタシにできる手向けでありますな!
ご安心くだサーイ、遠慮なくぶっ放しマース!

アリス殿の攻撃は、ファルシオンで受け流し、鉄球で受け止め、当たらないよう見切りマース!
そしてカウンターのUC!
「六式武装展開、闇の番!」

何が出るか、仕込んだか覚えてないロシアンランチャーで爆撃デース!
継続ダメージで苦しんでいるところを、取り出したる各種武装兵装で滅多打ちにするのであります!
ヒャッハー! いつもお疲れ様デース!


リカルド・マスケラス
「好意的に解釈すれば、『骸の海』ってどう手を出していいか分からない概念的なものを、アリスが弄って攻撃可能にしてくれたって事っすかね?」
などと当てずっぽうな推理をしてみたり。アリスならできそうな気がするっすし

で、どうするっすかね?
【結界術】で攻撃を防いだり、異形化した部分を指定して結界に封じ込めて動きを封じたりとかっすかね?アリスの真似事とかしてみたいっすけど、いかんせんレベルが足りないっすね

反撃に転じる場合はUCで強化した宇宙バイクのビーム砲に【破魔】とか【浄化】の【属性攻撃】とか込めて焼き払う
「アリスならみんながアリスって概念を覚えている限りひょっこり復活しそうっすしね」


九重・白亜

あああああ!!よりによって一番憑いちゃいけない奴に入ってんじゃねーかァ!!
破壊します(死の宣告)

手加減抜きで遠慮なく攻撃を当てていいということらしいんで、リミッター解除し肉体改造、UCにありったけの全力魔法術式をクイックドロウした上で直接セカンドカラー様の顔面に『破砕』をぶち込みます。

えっ足りない?しょうがねぇなぁ……多重詠唱開始。限界突破してもう一度同じものぶち込こんでやるぜ!!

──とはいえ、いくら手を抜くなといえ旅団長を殴るのは心苦しいですね。
しかし何故でしょう。このコイツならナニしても許される感は……

【アドリブ・絡み可】


シャムロック・ダンタリオン
🎲☆

(アスモダイXを【操縦】してエントリー)
よかろう、死にゆく【覚悟】はできているというわけだな、名状しがたき変態グリモア猟兵。
ならば今のうちにハイクを詠むがいい。そしてブザマな姿を晒して死んでいけ(ぉぃ)(【威厳・挑発・存在感・悪のカリスマ】)。

――とはいえ、憑依している奴は骸の海そのものを自称しているときたか。確かに油断はできぬ。
そして奴の【先制攻撃】は――おそらくあの変態を構成する混沌を具現化して【蹂躙】すると見たな。ならばまずは攻撃を【見切り】つつ、【推力移動】で回避に徹しながら、【世界知識・戦闘知識】を駆使して【情報収集】を行う。
そして敵の動きが鈍ったところで、光の精霊を【武器改造(+:攻撃力、-:装甲)】した大剣をもって斬りかかる(【重量攻撃・切断・属性攻撃・全力魔法・破魔】)。
我がオーバーロードをもって、滅びよ、腐れ(放送禁止用語)!!(ぉぃ)

※アドリブ・連携歓迎(ただしエロは×)


白石・明日香
❤カハッ!混沌が憑りつくか・・・・やりがいがある!ケツバットだアリスっ!
残像で撹乱しながらダッシュで背後に回り込むように接近。異形化した部位を見極めてその攻撃を見切って回避、躱せなければ武器受け、激痛耐性、オーラ防御で耐える。間合いまで接近して背後に回り込んだら怪力、2回攻撃、属性攻撃(炎)、鎧無視攻撃で叩き切る!(即ちバックスタブ)
手に持つは金棒、アリスの背後を取ったら渾身の力を込めて抉りこむように
掘るべし!掘るべし!!掘るべし!!!


七那原・望
5 浮気NG

わたしの大切な人をよくも!

無駄に攻撃しなければ敵の先制攻撃は発動しない。万が一自傷したらこちらも激痛耐性頼りで対抗を。

鏡映変性・ウィッシーズミラーに変身。
使うのはアリスお姉ちゃんの不可思議なる妄想世界への誘い。

第六感と野生の勘で敵の攻撃、特に触手は全力で見切り回避。
結界は結界術に浄化属性を付与して矢のように範囲を集中させて突き崩し、敵の触手に紛れさせた触手の不意打ちで殴ります。

物理的に融合しているというなら形態変化で無理矢理分離させて鴻鈞道人側は無力なドールにでもしましょう。

アリスお姉ちゃんもわたしにドレインされてる分アレからドレインしたらどうです?
美味しさは理解出来ないですけど。



「あああああ!! よりによって一番憑いちゃいけない奴に入ってんじゃねーかァ!! 
破壊します」
 九重・白亜(今を歩む魔術師・f27782)が最悪の事態だと術式を書いたメモ用紙を構える。あの変態に憑くなど一体何を考えているのか、きっとろくでもない事がおこるだろう。ならば諸共に破壊するのが最善である。
「諸悪の根源、アリスさん。ついに本性を現しましたね! 今日こそ倒させていただきます! 翠玉・解放!」
 玉依・翠(魔法戦士ジュエル・エメラルド・f26913)がやはりアリスはオブリビオンだったのかとジュエルスタッフを掲げた。翠はアリスの斡旋する依頼で割と酷い目に遭っており、その黒幕がアリスだと思いこんでいた。故にこの機に討伐する気なのだ。
「あぁ、そんな……アリス先輩が……今回ばかりは全力でヤらなきゃだから、我慢してね先輩……フフフッ」
 星川・アイ(男の娘アイドル風プロゲーマー・f09817)は心配してるように見せかけてヤる気満々だ。これを機にヤり返すつもりだなんてそんなまさか等と乾いた笑いを浮かべているがそういうことなのだろう。
「われらが結社のアリスちゃんが……、これは出不精の私も戦争に参加するしかないですね。いやはや、生きて恥をさらすのもつらいでしょう。助けてあげますよ」
 ビッグ・サン(永遠を求める研究者・f06449)は同じ結社に所属する者として介錯し、あわよくば死霊術の素材にするつもりのようだ。
「オオ……何と惨いことを……! あまりに酷いではありマセンカ……(アリス殿)! 一刻も早く、犠牲者(鴻鈞道人)を解放することがワタシにできる手向けでありますな! ご安心くだサーイ、遠慮なくぶっ放しマース!」
 バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)の嘆きは深い。本来強敵として活躍するはずだったおそらくラスボス候補が、かの変態のせいでネタ堕ちしようとしているのだ。
「よかろう、死にゆく覚悟はできているというわけだな、名状しがたき変態グリモア猟兵。ならば今のうちにハイクを詠むがいい。そしてブザマな姿を晒して死んでいけ」
 シャムロック・ダンタリオン(図書館の悪魔・f28206)は古代魔法帝国時代に建造されたと思しき、悪魔型キャバリアアスモダイXに搭乗し油断なくアリスを見つめている。危険因子を排除する良い機会だ。
(な、なぜ私が救出対象として扱われておるのだ。いったいどうなっておる)
 渾沌は混乱していた。グリモア猟兵“から”自分を救おうなどというその発想が理解不能である。
「うわ変なモン憑いとる」
 御魂・神治(除霊(物理)・f28925)にとってアリスはほぼ初対面であり思うことは何もない。依頼でたまにちらっと見かけたかな? 程度の存在だ。それがまるでバッカルコーンのように頭を開いて触手化したものだから盛大に引いた。
「除霊師としての本領発揮やな」
「貴方のやり方は憑依対象ごと吹き飛ばすものでは」
「せやな! って言わすな!」
 相棒の人工式神である天神の指摘にツッコミを入れる。
「得体の知れん、その、何や、ワケわからんもん退かせばええやろ。大物やのに第三者頼みか? 大口叩く割にこらまた小心者で卑怯やの」
 それはそれとして、渾沌の小物っぷりを指摘し挑発する。
「好意的に解釈すれば、『骸の海』ってどう手を出していいか分からない概念的なものを、アリスが弄って攻撃可能にしてくれたって事っすかね?」
 リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)は一歩引いた視点からそう考察する。十中八九たまたまの偶然ではあるだろうがアリスならやりかねないと思えてしまう。
 所属も思想もスタンスも違う一癖も二癖もある猟兵達の姿に数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が大きくため息を吐いた。ガチ目にやるつもりではいるのだが、どうもそれは望めそうもない。視界の端でちらちらと出番待ちしてる珍獣の姿も頭の痛い問題であった。
「わたしの大切な人をよくも!」
 そこに幼い少女の声が響き渡る。思わず視線を向けた猟兵達の目に写ったのは目隠しをした幼女、七那原・望(封印されし果実・f04836)の姿であった。怒りのためかぷるぷる震える姿は真剣にアリスを救おうとしていることが窺える。
「こんな幼い子まで騙して毒牙にかけるだなんて……やはりアリスさん、あなたを許すわけにはいきません! 確実にここで仕留めます! 『エメラルド・ジュエル・リリース』」
 そんな望の姿に脳内でどんなストーリーを描いたのか翠が憤り変身バンクに入る。服が解け裸体が顕になったそこに触手が殺到する。
「くっ、変身中に攻撃するとは卑怯ですっ……」
 変身中で動けない翠は歯噛みする。だが、
「おっとエロは御遠慮願おうか」
「させるわけがないのデース」
「そいつを許しはしやしないよ」
「アリスの真似事とかしてみたいっすけど、いかんせんレベルが足りないっすね」
「おら、ぶっこわれな!」
「せや、まずは先制攻撃に対処せなあかんかったんやな」
 シャムロックの魔法とバルタンのファルシオンが踊り、多喜の雷撃が感電させ、リカルドと神治の結界術が阻む。
「カハッ! 混沌が憑りつくか……やりがいがある! ケツバットだアリスっ!」
 そこに白石・明日香(十字卿の末裔・f00254)が飛び込み大暴れする。浮かべる笑みは笑顔とは本来威嚇のためのものであるということをありありと感じさせる凄絶なものであった。背後に回り込みところではあるが、まずはこれらを処理しないと難しそうだ。
「触手はやーなのですー」
「みんなナイス、このまま避け続けて隙を覗うよ」
 望とアイも危なげなく触手を回避し続けていた。しかし、渾沌の元に引き寄せられる人形遣いの男性と少女の人形、ビッグは回避しそこねたらしく手足が曲がってはイケない方向へ曲がっていた。
「「え? これそこまでガチだったの!」」
 一人犠牲者が出たことで猟兵達に戦慄が走る。だが、一人冷静な者がいた。
「とうとう猟兵を手にかけてしまいましたか、アリスさん、あなたには恨みしかありません。潔くここで消滅してくださいっ!」
 翠、いや、変身を終えた魔法戦士ジュエル・エメラルドである。これまでにされた色々を思い出し恨みを込めて構築した光の魔法に籠められた魔力は尋常ではない。掲げたジュエルスタッフを振り下ろせば狙い違わず全力の魔法がアリスを呑み込む。
「くっ、私の力だけでは足りませんか」
「大丈夫、おかわりをあげマース」
 エメラルドの一撃は確かなダメージを与えたが仕留めるには至らない。そこにバルタンがいつの間にか構えていたグレネードランチャーを放つ。
「『六式武装展開、闇の番!』」
 何を仕込んだのかバルタン自身も覚えていないロシアンランチャーの追撃が次々と叩き込まれる。言動からはそうは思えないがバルタンは熟練の兵士だ、これで仕留めきれるなどと楽観視したりはしない。追加で兵装を取り出しアリスを滅多打ちにしていく。
「ヒャッハー! いつもお疲れ様デース!」
 その攻撃密度に渾沌は思わず一歩下がる。その足にトラバサミが噛み付いた。
「ゴメンね先輩……手加減、できないの……」
 アイが仕掛けた無数の機械式トラップだ。
「『トラップ起動! この機械の罠に耐えられるかな~?』」
 次々と起動するトラップがアリスに突き刺さりその動きを阻害し、出来た傷口を多喜の放つ雷撃やエメラルドとシャムロックの火炎魔法が焼き止血する。魔法と砲撃が飛び交う中をアイはアリス目掛けて駆け寄っていった。
「最後にアタシが体内に直接ブチ込んで、体力が尽き果てるまでトドメとイクよ♥ べ、別にこれを機にヤり返そうなんて思ってないよ!」
 アリスの体内に機械罠が生成されうめき声を上げた。
「『あるものを、なきものにする。原初的な破壊』」
 そこに白亜が破壊属性を宿した魔力の爆発で触手化したアリスの頭を吹き飛ばす。
「えっ足りない? しょうがねぇなぁ……多重詠唱開始。限界突破してもう一度同じものぶち込こんでやるぜ!!」
 だが、アリスが再生し始めたのを見て白亜はメモの枚数を増やし、それぞれの起動詠唱を多層的に紡ぎながら限界を超えて魔力を注ぎ込みもう一度頭を吹き飛ばした。
「──とはいえ、いくら手を抜くなといえ旅団長を殴るのは心苦しいですね。しかし何故でしょう。このコイツならナニしても許される感は……」
「まぁ、先輩だしねぇ」
 同じ旅団員である白亜とアイはそんな言葉を交わしつつも攻撃の手は緩めない。
「チャージ完了したっすよ」
 リカルドのその言葉に近接戦闘を仕掛けていた者達が一斉にアリスから離れる。
「『アルタイル! すごいとこ見せてやるっすよ』」
 リカルドが跨がる宇宙バイク『アルタイル』に搭載されたビーム砲にありったけの破魔や浄化の力を込めて発射する。極太のビームがアリスを薙ぎ払う。
「アリスならみんながアリスって概念を覚えている限りひょっこり復活しそうっすしね」
 完全に消滅させるつもりで放つのはそのしぶとさを信じていればこそだ。
「べつにアリスちゃんが代償になっても鴻鈞道人が失った物は大きいと嘆くことはない、と思っていましたが。アリスちゃんが代償を補おうと渾沌氏に侵食して異形化させるのもそれなりにリスクは高いようですね」
 ビッグが使っていたぬいぐるみが突如おきだし行動を始める。このぬいぐるみの中のフェアリーの肉体こそがビッグであり、先程殺られたのはビッグが操る人形(フレッシュゴーレム)だったのだ。事ここにいたり殺られたフリはもはや不要と動き始めたのだ。
「いや~放射線を使う攻撃を同僚に浴びせかけるなんて心が痛みますが、アリスちゃんが死んでも、アンデットにして復活させますので安心してくださいな」
 ビッグはウキウキしながら物騒なことを言い出した。放射能と聞いて粛々と防御態勢を取る猟兵達。
「『放射線を放つ魔導書を見つけましてね。目にも見えない匂いもない放射線攻撃をかわせますかね』」
「ちょっとー」
 アリスは全身を触手化し見えざる何かを包み込むかのように動く、直後その身体が内部で何かが爆発したかのように膨れ上がった。
「なんなん? みんな容赦なさすぎひん? これじゃわいの深淵が豆鉄砲みたいなもんや」
「いえ、十分えげつない技だと思いますよ」
 ここまでの流れに神治からツッコミが入る。あまりにも殺意の高い攻撃ばかりであった。
「まぁええ。『深淵』で憑いとるヤツ強引に引きずり出すで」
「結局物理行使ですか」
 天将のツッコミを流しながら神治は神器銃『天地』を構える。発射されるのは防御不可能の圧殺暗黒球だ。 雑多な怨霊であればこれでパパっと吸い込んで、圧縮して、終わりなのだが、骸の海を自称するだけあり渾沌はなかなかにしぶとい。
「どうせすぐまた憑き直すやろうけどそうは問屋が卸さんわ」
 耐えきれずアリスから吸い出された渾沌の一部を破魔の結界術で封じていく。封じられた渾沌の肉体は浄化の炎で焼却されていった。
「肉体じゃなく概念そのものに効くで。ウザくなったら何時でもグリモア兵から出てこいやジャンクデータ風情が」
 確実に堅実に渾沌を削っていく。
「憑依している奴は骸の海そのものを自称しているときたか。確かに油断はできぬ」
 魔法攻撃で支援に回っていたシャムロックがここで動く。今戦ってる相手に有効であるという技の特性上相手の情報を集め分析しそれが今終わったのだ。
「あの変態を構成する混沌を具現化しているのだな。ならば『精霊よ、我が武器となり、力を与えよ!』」
 光の精霊が集い大剣を形成していく。ただの大剣ではない、悪魔型キャバリアであるアスモダイXのサイズに合わせた大剣だ。アリスに有効なだけありその輝きは聖なる力を帯び聖剣と呼ぶべきものへとなっていた。
「我がオーバーロードをもって、滅びよ、腐れ――」
 シャムロックの言葉は途中でキャバリアのブースターの音にかき消される。キャバリアの装甲の強化に回していた魔力を全て聖剣に宿し一気呵成に斬りかかる。一度でなく何度も繰り返しアリスを切り刻んでいく。
「この変態の再生力は知っている、だがこれは」
 シャムロックの計算によればアリスのリソースはとっくに尽きているはずであった。だが、渾沌との親和性が高すぎたのだろう。確実に削れてはいるものの今一歩足りない。
「ようやく後ろを取れたぜ、後は任せろ」
 シャムロックの猛攻で緩んだ触手の攻勢の隙間を潜り抜け、ようやく明日香はアリスの背後に回り込むことに成功した。これまでに手に持つ金棒で粉砕してきた触手の破片や体液で汚れているのも気にせず支援魔法を受けて赤熱化した得物を強く握りしめる。
「『虚無に還るがいい!』渾身の力を込めて抉りこむように掘るべし!」
 あらゆる防御を無視する突き込みがアリスの尻に吸い込まれていく。
「ひぎぃ!」
 極太の赤熱金棒に内蔵を抉られ焼かれる痛みにアリスが苦悶の声をあげる。顔を青ざめさせぷるぷる震える両手がダブルピースを形作る。
「まだ余裕があるようだなぁ! 掘るべし!! 掘るべし!!! 掘るべし!!!」
 そのダブルピースに明日香はまだアリスに余力があると判断。何度も金棒を抜き差しし尻を蹂躙する。
「って、おま! なにやってんの! ここまで完璧な流れだったじゃん! いい感じにガチ戦闘出来てたじゃん! それをおま! 最後の最後で何やってんの!」
「え? 固い相手には柔らかい内蔵を狙うのは基本戦術だろ?」
「そうかもしれないけどもっとこうあるじゃん!」
「そんなことを気にしてる余裕なんかないだろ」
「そのとおりだよ、ちくしょう!」
 感電によるマヒでアリスの動きを阻害し戦況に貢献していた多喜が思わずツッコミをいれたが、なかなかに反論しずらいことを返され頭を抱えた。
「あのな? アタシもな? 割とガチ目でやり合おうって思ってたんだよ? 予想はしてたけどどうしてこうなった……ほら、鴻鈞道人にすまないとか思わねぇの? むしろなんで見境なく融合しようとしたんだよ? まさかアリスさんが誘ったとかじゃねぇだろうな? ってやべぇ、これ自分でシリアスぶち壊しちまったんじゃ」
 だが、一度吹き出したものは止まらない。堰を切ったように言葉が溢れ出す。そして、自分が盛大なフラグを立ててしまったことに気がついた。冷や汗を流しながら振り返るとそこには目隠しをして珍獣を抱えたアリスがいた。
「はっ?」
「大丈夫、鏡映変性・ウィッシーズミラーの力で変身した望ちゃんだよ」
 それは望が変身した姿であった。アリスに変身しその力を借りた望は、その力で渾沌からエナジードレインをしていたのだ。
「アリスお姉ちゃんから鴻鈞道人を引き剥がすのを協力して欲しいのです」
「あ、ああ。できるのか?」
「多喜ちゃんが魔法少女に変身すればできるよ!」
「え? この状況で? ……胡散臭ぇー!?」
「手段を選んでる暇はないですよ」
「ああ、もう! ここまできたらやってやるよ」
 目隠しをしている望にその姿を見ることはかなわない。だが、気配を感じることはできる。静寂に包まれた中みんなが身体を震わせている。
「みんなあんなに感動に打ち震えて、よほど神々しい姿なのですね」
「え?」
 震えは更に大きくなり中には平伏するものまで現れたようだ。
(私がこのようなことで……くっ!)
「鴻鈞道人も多喜さんの神々しさの前には身を震わせるしかないようなのです」
「いや、あれ絶対に笑いを堪えてるだけだろ……」
「アリスお姉ちゃんも私がドレインした分をアレからドレインして、鴻鈞道人も大分弱ってきているのです。今なら分離できるはずなのです」
「お、おう。そうだな」
 いよいよクライマックスに入ったことを察し多喜は早々にツッコミを諦め締めに入る。マジカルハートロッド(戦車砲)を振り回し因果律を操作する。それにより渾沌がアリスに融合した事実をなかったことにした。
「ぶえっくしょい!」
 盛大なくしゃみと共に吐き出された鴻鈞道人を望がドールへと変えていく。望がアリスからコピーした不可思議なる妄想世界への誘いの効果だ。そのアリスは渾沌との融合が解除されると同時に赤い糸を伸ばし望とつないだ。直後、鴻鈞道人への集中攻撃が殺到する、アリスを巻き込む形で。
 ところで、因果を操作すれば揺り戻しがあり、この場には爆発オチを好む者がおり爆発を扱う者がいた。おわかりいただけただろうか? この場にそれは大きな大きなキノコ雲ができあがった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
WIZ

アリスったら寄生されててもブレないわねぇ

相手が先制UCで強化したら
私も守護霊の【ドーピング】で強化。
【第六感・戦闘知識】で攻撃を【見切り】
指を弾いて弾丸の如く空圧を放つ【怪力・衝撃波】の指弾で
ほぼノーモーションの【不意打ち・カウンター】
相手が怯んだ隙に『絶対なる理想郷』で戦場全体を覆う骸の海と化し
118秒間の一方的な生命力吸収と
媚毒の【呪詛・継続ダメージ】で弱体化

骸の海は貴方だけじゃないわ。
オブリビオン救済に力を貸しなさい

寄生されるのと咀嚼して喰らうのは別。
【化術】で肉棒を生やし
立ちバックで【串刺し・慰め・乱れ撃ち】
雌の悦びを教えつつ【生命力吸収・狂気耐性・気合い】で取り込む



「アリスったら寄生されててもブレないわねぇ」
「あら、ルルもきてくれたのね」
 ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は感心したようにアリスに話かける。そんなドゥルールに対し渾沌は乗っ取ったパラサイトテンタクルの触手を伸ばしてくる。
 ドゥルールは守護霊を宿し指を弾く。圧縮されて空気が弾丸のごとく放たれ触手を弾き返した。触手の動きを完璧に見きったドゥルールのほぼノーモーションで放たれる空気の指弾は一切の流血を許さずに触手を押し返してイく。
「『私自身が第2の骸の海となる!!』」
(なに、これは)
「あら、ちょっとだけ手を貸すわね」
 そして、ドゥルールの肉体を霧散し、戦場全体を包む骸の海と化した。その効果時間は119秒ではあるが、アリスが時間質量の操作でその時間を引き伸ばす。
「骸の海は貴方だけじゃないわ。オブリビオン救済に力を貸しなさい」
(何を言って……むぅ、これは……)
 絶対なる理想郷(イモータル・ラブオーシャン)、この中では常に強力な快楽と魅了効果を齎す媚毒の呪詛に晒され全ての攻撃が無効化される。渾沌が快楽に苦悶の声を上げる。そんな渾沌に見せつけるようにドゥルールは欲棒を生やす。
(ま、まて。ナニをするつもりだ)
 焦る渾沌を尻目にアリスはドゥルールに背を向けて混沌の木により掛かるとスカートをたくしあげる。
「さぁ、ルルきて♥」
「ええ、アリス。鴻鈞道人にたっぷりと雌の悦びを教えてあげましょ♥」
(や、やめろ。そんなモノをいれるんじゃな……おほぉ♥)
 アリスと融合してしまっている渾沌は逃げることも出来ずに受け入れるしかない。アリスを介して与えられる快楽とラブオーシャンの媚毒が渾沌の意識を灼き白く染めていく。
「あら、いい声で哭くじゃない♥ そろそろ出すわよ」
「ええ、ルル。奥にたっぷりと注いでちょうだい♥」
 僅か119秒、だが解放された時間質量は邯鄲の夢の如く体感時間を引き伸ばし濃密な時間を過すことができる。その中でドゥルールとアリスはたっぷりと愛し合い鴻鈞道人に雌の悦びを刻み込んだ。そうして身も心も白く染めあげられた渾沌はドゥルールに取り込まれてイくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

久遠・翔
アドリブ絡み歓迎


アリスさん取り込んだ!?それ無事なの!?
そして何で周囲の皆さん普通に全力で攻撃できてんの!?

異形化攻撃…でも元はアリスさんなので今まで他のアリスシリーズとの模擬戦に大きさによる修正。攻撃種類を計算すれば初手の内は避けられるはずなので先制攻撃はこれで耐える。避けられない攻撃は事前に見た地形の利用でガード

UCを起動して疾走
一気に間合いに詰め寄りお腹に一撃
武器を使わずの素手なので外側よりも中に入り込んだ方にダメージが余計に行くはず…何よりそこ意外攻撃するのは異形化してようがアリスさんですからね?可愛いお姿が崩れるのは忍びない

もちろん手加減する余裕はないので全力叩き込んですぐ後退します


秋山・軍犬

骸の海そのものとか大層な事言ってる割には
やる事は妲己の安眠妨害やら
グリモア猟兵に寄生したりっすか
三下臭すごいですね

所で心のつながりが有利に働かないって言った?

まず、妲己とのつながりで一手
アイテム『桃月の花仙丹』
宝貝の力を乗せた覇気を纏い
相手に組み付いて拘束、動きとUCを封じる

アリスさんの力の本質や底は見えんが
お前(鴻鈞)が使う程度なら対抗してみせる

んで…まあ、アリスさんには迷惑かけたり
かけられたりって感じなんすけど

?「桜の息吹 壱の型」

それでも、ビビリなヘタレが自分から助けに来る程度には
働いた見たいっすよ…心のつながりってやつが

喜乃「桜花爛漫」

アリスさんを避けて実体(鴻鈞)を全力で叩き斬る。


クレア・トーチ

…人は食べたらお腹壊すからアカンで?めっ!
それは兎も角、アリスさんには日頃お世話になっとるしウチも微力ながら頑張って助けるで!

ランタンシールドを持って突撃や!
躱せるんやったらそのまま、躱せなさそうやったら相手のUCに合わせて腰を落として両手で盾受け、がっしり受ける構えで
そのまま受け流し…できたらええなぁ…【幸運】

そんで戦闘不能にならんかったらルーンソードを抜いて、トリニティ・エンハンス!攻撃力を上げて仕掛けるで!


セレヴィス・デュラクシード

手加減無し、したら拙いしするつもりも無い
けど…ボク普段から無手で良かった
さ~て帰ったらご飯奢って貰うんだからね(背伸び

要するに効果を発動させなければ良いんだよ
ボクと相対した時の相手の状況にもよるんだけど……つまり、こう!
【鈴付き黒布帯】に付いてる水晶球を叩き割り破片で自傷、鴻鈞道人より出血量を増くしUC発動の阻止を図る
攻撃は拳と脚

【指定UC/ダッシュ】で目にも留まらぬ速さで駆け回る仙狐達を隠れ蓑に
【踏みつけ】て一緒に移動したり、背後から狐に襲わせて自分は【空中戦/ジャンプ】で【だまし討ち】を仕掛けたり
出血はさせないけど最低でも全身複雑骨折や脳震盪は覚悟してもらうから
その身体は返してもらうよ!


津上・未有
わー!なんかアリスがオブリビオンと融合してる!?大丈夫か!?
…大丈夫な気もしないでもないが…むしろ敵が大丈夫じゃない気もするが…
とにかく助けるしかないな!
悪いがアリス、手加減は出来んぞ!

ってぎゃあああああ!?
やーらーれーたー…
…とでも思っていたか?
あいにくだが、貴様のユーベルコードなどアリスからもらった結界リゾート『うさぎの穴』の結界術が防いでくれたわ!
貴様がアリスの身体を乗っ取ろうとも、我とアリスは絆で繋がっているのだ!

そして…既に仕込みは済んでいる
貴様の足元には既に我とアリスのユーベルコードがあるっ!
さあ受けるがいい!そして地獄へ落ちろ!
禁断の魔具!



「何で皆さん普通に全力で攻撃できてんの!?」
「え、あれ大丈夫なのか? いくらアリスでもヤバいんじゃないか?」
 遠くに上がる巨大なキノコ雲を呆然と見ながら久遠・翔(性別迷子・f00042)と津上・未有(自称真の魔王・f10638)。放射能とか確実に殺りにいってるとしか思えない。
「アリスさんがあの程度で死んでくれるななら誰も苦労しないんスよね」
「まぁ、アリスさんやしな。あの程度ではくたばらんやろ」
「そうそう、アリスちゃんだし平気なんじゃないかな」
 そんな二人と対照的に秋山・軍犬(悪徳フードファイター・f06631)、セレヴィス・デュラクシード(故郷ヲ想イ心焦ガレシ幻想ノ紛イ物・f04842)、クレア・トーチ(闇夜を照らす灯火の騎士・f32464)は楽観視していた。あちらはもう終わったのだ問題はこの先にいる。
「みなさん、こちらです」
 五人を先導してるのはアリスの異母姉妹を名乗る翔の使役獣達。この先に“アリスのもう一つ可能性”がいるのだという。
「しっかし、量子的可能性からの同時存在とかまたくっそ厄介なUC作ったものっすねアリスさんも」
「まったくだよねー」
「それって分身と何が違うん?」
「分身は本体倒せば消えるっすけど、今回は全部潰さないとダメなところっすかね?」
「量子的可能性からの同時存在? よくわからんがかっこいい響きではないか。ずるいぞアリス、これが終わったら教えてもらうからな」
 近づくほどに高まっていく緊迫感を誤魔化すように会話を続ける。ペースに飲まれたら終わりだと全員が理解していた。そして、とうとうその姿を捉えた。
「アリスさん取り込んだ!? それ無事なの!?」
「わー! なんかアリスがオブリビオンと融合してる!? 大丈夫か!? ……大丈夫な気もしないでもないが……むしろ敵が大丈夫じゃない気もするが……とにかく助けるしかないな! 悪いがアリス、手加減は出来んぞ!」
「……人は食べたらお腹壊すからアカンで? めっ! それは兎も角、アリスさんには日頃お世話になっとるしウチも微力ながら頑張って助けるで!」
「骸の海そのものとか大層な事言ってる割にはやる事は妲己の安眠妨害やらグリモア猟兵に寄生したりっすか。三下臭すごいですね」
「手加減無し、したら拙いしするつもりも無いけど……ボク普段から無手で良かった
さ~て帰ったらご飯奢って貰うんだからね」
 五者五様の反応を示しながらそれぞれが構えをとる。そこに津波の如く触手が殺到する。
「これは躱せへんな」
 クレアがランタンシールドを構える。その量に足が地面に二本の線を引きながら後退を余儀なくされるもしっかりと受け止めていた。
「異形化攻撃……でも元はアリスさんなので」
 翔は使役獣であるアリスシリーズとの模擬戦を思い出しながら触手の動きを予測、時に触手を足場とみなし駆け上がりながら避けていく。
「要するに効果を発動させなければ良いんだよボクと相対した時の相手の状況にもよるんだけど……つまり、こう!」
 立ち位置の関係かセレヴィスの元にくる触手は異様に少ない。故に危なげなく回避しながら鈴付き黒布帯についている水晶玉を叩き割り自らを傷つける。自身の出血を増やすことで渾沌の強化を防ぐつもりなのだ。
「ってぎゃあああああ!?」
 未有は触手の群れに呑み込まれてしまった。だが、慌てもせずに軍犬が前にでる。
「所で心のつながりが有利に働かないって言った? まず、妲己とのつながりで一手」
 その手にあるのは宝貝『桃月の花仙丹』。口に含めば莫大な覇気が放たれ触手を寄せ付けることはない。
「アリスさんの力の本質や底は見えんがお前(鴻鈞)が使う程度なら対抗してみせる。そして、アリスさん自身がつないだ一手」
 その目を未有が呑まれた触手に向ける。その触手が内側から弾け飛んだ。
「やーらーれーたー……とでも思っていたか? あいにくだが、貴様のユーベルコードなどアリスからもらった結界リゾート『うさぎの穴』の結界術が防いでくれたわ! 貴様がアリスの身体を乗っ取ろうとも、我とアリスは絆で繋がっているのだ!」
「絆かっこ貢ぎ物かっことじるは盲点やったわ」
「にゃははー、物理的に存在する絆なら確かに有効なんだよ」
「まぁ、そうっすよね。俺の使役獣(アリスシスターズ)もある意味形あるアリスさんとの絆っすし」
『うさぎの穴』の結界術が拡大していき触手の津波を押し返していく。
「今や! 灯火の力を今ここに、骸の海に還りや!」
 クレアがルーンソードを引き抜いて斬りかかる。剣身に刻まれたルーンの内、風と炎のルーンを活性化させれば迷いし者を導く灯火の如く淡い輝きを帯びる。浄化の灯火が触手を根本から断つ。
「『一瞬で、決めます』」
 そこに翔が一瞬で詰め寄りアリスに強烈な腹パンを決め後退する。アリスの身体がくの字に折れ曲がりわずかに宙に浮く。
「おかわりもどうぞなんだよー」
 更にセレヴィスが素早く駆け寄り追撃の腹パンをおみまいした。
「う、おげぇ」

*ただいま大変お見苦しい映像が流れております。暫くおまちください。

「あっれぇ? 異形化してようがアリスさんですからね? 可愛いお姿が崩れるのは忍びないと思っての腹狙いだったんすけど……」
「出血はさせないけど最低でも全身複雑骨折や脳震盪は覚悟してもらうつもりだったけど、流石にボクもこれには近づきたくないかな?」
 翔の思惑とは裏腹に吐瀉物に塗れた無惨なアリスの姿がそこにはあった。使役獣のシスターズがツンツンとつついて反応を窺っている。セレヴィスが距離を取りながら召喚した9匹の白毛四尾の仙狐に目を向ければ、アリスにむかって蒼い燐火をはきだした。
「これできれいになったんだよー」
「なんでそんなに躊躇いがないの!」
 よく見ればセレヴィスにはアリスから伸びた赤い糸が繋がっておりお目々がぐるぐるになっていた。
「あれ、これもしかしてアリスさんに洗脳されてません?」
 セレヴィスに密着するように関節を極められているアリスはどことなく嬉しそうだ。
「……既に仕込みは済んでいる。貴様の足元には既に我とアリスのユーベルコードがあるっ! さあ受けるがいい! そして地獄へ落ちろ! 禁断の魔具!」
 そこに未有がアリスから献上されていた禁断の魔具を解放した。アリスとセレヴィスの下に魔法陣が広がる。
「あれ? なんでボク巻き込まれる形になってるのかな?」
「それはね、せれせれだけが個別判定ではファンブルだったからよ♪」
「メッタなこといわないでー、にゃー!」

*只今大変エグい内容が流れております。暫くおまちください。

「うわぁ」
「うわぁ」
「うわぁ」
「まさかのホラー方向でのエグい内容だったっすね。巻き込まれたセレヴィスさんはお疲れっす。後でなんかおごるっすよ、アリスさんが!」
 召喚された描写するのも憚られるなんかエグくてヤバい恐ろしいナニカに全員がどんびいた。
「それでこれ効果いつまで続くん?」
「アリスが作ったやつだし、鴻鈞道人が倒れればアリスがなんとかすると思ったんだが」
「無理そうなんですが……」
「え、これどうやって収拾つけるん?」
「このままだと手が出せ、ん? この時期に桜だと」
 なかなか帰ろうとしないナニカに頭を悩ませる一同。そこにひとひらの花びらが舞い落ちる。
「……まあ、アリスさんには迷惑かけたりかけられたりって感じなんすけど」
 その花びらに軍犬が何かに気づいたように振り向いた。視線の先には一人の少女。
「桜の息吹 壱の型」
 それは本来ここには来れないはずの少女。アリスが授けた妖刀を携えしサクラミラージュの学徒兵。
「それでも、ビビリなヘタレが自分から助けに来る程度には働いた見たいっすよ……心のつながりってやつが」
 猟兵ならぬ身でありながら、軍犬の奇跡の力で一時だけ世界の壁を越えて。
「桜花爛漫」
 季節外れの桜が咲き誇った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ベルカ・スノードロップ
❤9

色々とカオスな事になりそうですが、ひとまずは動きを鈍らせたりする必要はありますね
【鎧砕き】で服を破り捨てて【ロープワーク】で【捕縛】するまでを【早業】でこなし
《桃色ポーション》で動きや思考力を低下させます

《見せ槍》してから《幸運の印(完全版)》をアリスの下腹部の紋様に合わせて付与
肉槍でアリスの蜜壺を【串刺し】にして【〇距離射撃】
中に打ち込む際に《選択UC》を発動すれば
グリモア猟兵であるアリスの身体は『傷つけず』に
悪因・悪性である『渾沌氏『鴻鈞道人』』だけを攻撃できますからね

敵UCの効果は、より搾り取る方向に働いた様で、これならアリス本人は無事
「いつもは分身だったり、色々と制御してますけど、今日のアリスさんは本人ですし、制御できないですね。デキちゃったら嬉しいですけど♪」
(アリスさん。グリモア猟兵を乗っ取りにくるような奴なんて、骸の海に送り返して、今助けますからね)
本音と建前が逆になっています。デキたらいいなは、本音

大義名分の許に、いつも以上にアリスさんの中に注ぎます



「色々とカオスな事になりそうですが、ひとまずは動きを鈍らせたりする必要はありますね」
 ベルカ・スノードロップ(少女を救済せし夜の王【中将】・f10622)は手早くアリスの服を脱がしロープで縛りつけた。そして、桃色のポーションを取り出し……異形化したアリスの触手に割られてしまった。
「む」
「先制対策は1UCに付き1対策必要よ。正直一発くりてかるがなければお流しする内容でした」
「なるほど、では技能で対処するとしましょう」
 ベルカはアリスと手をつなぎ祈りを捧げる。すると、みるみるうちにアリスの異形化が解けていく。アリスの下腹部にある紋様に手をかざしさらなる術式を重ねる。全力魔法で刻む子孫繁栄の刻印だ。ドクンと淫紋が脈動しアリスの身体に熱が灯る。
 ベルカはアリスに覆い被さり欲望のままに貫いた。
「いつもは分身だったり、色々と制御してますけど、今日のアリスさんは本人ですし、制御できないですね。デキちゃったら嬉しいですけど♪(アリスさん。グリモア猟兵を乗っ取りにくるような奴なんて、骸の海に送り返して、今助けますからね)」
「ふふ、いいわよ♪ 量子的可能性からその未来を選択してあげる♥」
「……もしかして今回も分身だったりします」
「いいえ、本物よ。今の私は量子的可能性を操作して同時に存在しうるの。すべて本物よ?」
「なるほど、ではこのままお持ち帰りしてしまいましょう」
「ここにいる私は“ベルカさんのモノになった可能性”の私。どこまでも憑いていってあげる」
 ベルカとアリスは深く深く繋がり交わってイく。因果を断ち切る魔力を込めたベルカの愛がアリスの中に注がれる度に渾沌が削れていく。悪因と悪性を断ち切る夜王の慈愛だ。
 渾沌が小さくなるにつれアリスも次第に肉体の制御を取り戻していった。僅かに残った渾沌の残滓でアリスは蜜壺の中を異形化させる。それは別の生き物のように蠢き精をより搾りとる。
「ふふ、たくさん出したわねぇ。続きは帰ってからにしましょうよ」
「そうですね、その方が落ち着いてできますし。デキるまで寝かしませんから覚悟してください」
 そうしてベルカに注がれた愛でアリスのお腹がぽっこり膨らみ始めた頃、渾沌は完全に消滅したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月26日


挿絵イラスト