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殲神封神大戦⑮〜神農、猟兵の到来を楽しみに待ち受けん

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦⑮ #神農兀突骨

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●三皇五帝。
 古代中華に三皇五帝なる君主あり。
 五帝。
 第一に最初の帝王たる黄帝。
 人々に文化的生活を享受させし者。
 第二に顓頊。
 黄帝の孫にして天人相互間の道を明らかにし五行の気を治め人々を導く。
 第三に帝嚳。
 聡明で徳高く世をよく治めた。
 第四に帝堯。
 歴法定めし者。彼の帝と彼の後を継ぎし帝舜の治世を表し尤も理想的な統治として堯舜の治と評する。
 最後に帝舜。
 堯に見出され仕え帝位を受け継いだ孝道を尽くせし帝。
 彼等五名を以って五帝と呼ぶ。

 三皇、第一は伏羲。
 八卦、網、狩猟や漁猟の方法、火を用いた原初の料理を発明し結婚等の諸制度を整えしは彼の皇なり。
 第二は女媧。
 太古に点を支える四本の柱が折れ世界を災厄が覆いし時、天の欠けを補修し柱を作り直す事で天地の支えを治せし者、伏羲の妻たる皇なり。
 そして第三に……。

●グリモアベースにて。
「そして第三に神農。
 彼は人々に農業や養蚕、其れに市場を設けて商いの仕方を教えたとされるんだなー。
 他にも五弦の琴を発明したり、様々な草を食べて自分を実験台に其の草の効能を調べたり其れを元にした医薬の方法を教えたりした人なんだなー」
 まあ三皇五帝は色々な説があるんで封神武侠界でも同じ組み合わせ、同じ境遇かはわからないんだけどねー等と呑気な表情で宣いつつグリモア猟兵は説明を続けていく。
「でもまあ、神農って存在が封神武侠界には存在していて、更に言うと農耕を司る存在ではある様なんだなー」
 そして、其の神農が何故かは判らないが兀突骨と融合した存在、神農兀突骨が今回の敵である。
「今回厄介なのは二点、一つは向こうが使う武器、ユグドラシルブレイド。
 此れは触れた者を必ず倒すという代物で皆の攻撃を見たのと同時に放ってくるんだなー」
 その上で状況に合わせて変形させての攻撃、数を増やして念力で操る、攻撃が外れても周囲に生え狂う巨大な食肉植物と剣を融合させ自分の有利な場へと変化させていく等のバリエーション豊かな攻撃を仕掛けてくるようだ。
「そして、もう一つは彼は自分よりも猟兵達が強いと認識してる事。
 つまり油断は決してしていないという点なんだなー」
 ただ其の上で神農は猟兵達の強さをより多く見たいと思っている様だ。
「なので相手は此方の攻撃を見るのと『同時に』放ってくる。
 つまり皆の攻撃自体は先に出来るんだなー」
 なので最初の一撃に全てをかけたり攻撃と同時に敵の刃が此方に触れない様な対策も実行するなりすれば対処も可能だろうとの事。
「色々と大変な戦場ではあるけど皆なら乗り越える事は出来るんだなー。
 頑張ってきてねー」
 そう言うとグリモア猟兵は猟兵達を戦場へと送り出すのであった―――。

●三皇神農の塒。
『ふむ、そろそろ此方にも来てくれそうであるな』
『―――――――――――――!!』
『うむ、汝も強者の到来を感じるか兀突骨よ。
 今の人の世を護る者の姿、出来うる限り多く此の目に、この体に焼き付け、骸の海への土産と為そうぞ』
 そう言うと異形の者、神農は楽しそうに笑う。
『ああ、猟兵達、今の世の護り人よ。
 早く世界を護る汝らの力、此の古き世の遺物を乗り越える姿を魅せてくれ。
 汝ら今に生きる者達の姿、此の年寄りが安心して骸の海に戻れる様に早く、のう』
 尤も余り心配はしておらぬがな等と宣いながら神農は猟兵の到来を今か今かと待ちわびるのであった―――。


久渓洞
 初めまして、あるいはお久しぶりです久渓洞です。
 今回の依頼は戦争依頼、三皇五帝の内の三皇が一柱たる神農との戦いとなります。
 プレイングボーナスは必殺剣「ユグドラシルブレイド」に対処する事。
 ユグドラシルブレイドは触れればかすり傷でも戦闘になりますが必ず猟兵側が先に攻撃可能です。
 皆さんのプレイング楽しみにお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『『神農兀突骨』ユグドラシルブレイド態』

POW   :    三皇神農・変幻自在剣
【変形させた必殺剣「ユグドラシルブレイド」】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    三皇神農・無限複製剣
自身が装備する【必殺剣「ユグドラシルブレイド」】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ   :    三皇神農・絶対制御剣
【必殺剣「ユグドラシルブレイド」】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に生え狂う巨大食肉植物を剣と融合し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夜刀神・鏡介
話を聞く限りでは随分と立派な人物……いや、神だったようだが。オブリビオンとなってしまえば、か
或いは元々そういう考えを持っていたのかは分からないが。どうあれ、倒すしかない訳だ

にしても、俺が元々得意とする戦い方はあくまでやり合いながら一瞬の隙を見出す方法なんだが……一撃食らえば終わりな状態でそれをやるのは明らかに愚策か

神刀を抜いて神農と相対
踏み込みつつ、相手が振るってきたユグドラシルブレイドを神刀で防ぐ――ここで防げないと全てが終わるので、全身全霊をかけて防御
首尾よく防いだならば、敢えて刀から手を離し、敵の意表をつくと共に体勢を崩させる
無手のまま敵の懐へ潜り込み、無の型【赤手】。左拳を叩き込む



〇刃を以って神を断つ。
「話を聞く限りでは随分と立派な人物……いや、神だったようだが……オブリビオンとなってしまえば、か。
 或いは元々そういう考えを持っていたのかは分からないが」
 どうあれ、倒すしかない訳だ等と嘯いて夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)は携えた神刀【無仭】を抜き放つ。
(にしても、俺が元々得意とする戦い方はあくまでやり合いながら一瞬の隙を見出す方法なんだが……一撃喰らえば終わりな状態でそれをやるのは明らかに愚策か)
 今回の敵は中々に厄介だなと思いながら鏡介は神農の元へと向かう。
『―――――!!』
『うむ、最初の猟兵が来たようであるな。
 其の姿、その武器、汝は異界の戦士、侍という生き方をしている者かな?』
 そして、神農はそんな鏡介の存在を感知し、興味深そうに彼の方を見る。
 それに対し鏡介はあくまで無言で刀を構えて返すのみ。
『さて、猟兵よ。汝はどう仕掛けてくるのかな?
 其の構えを見た限りだと……此方から仕掛けた方が良さそうであるか!』
 そして自分から仕掛けて来ないと見た神農はユグドラシルブレイドを四つに分割。
 鏡介に向かって異なる角度から其々に斬りかかる。
「……っ!なら、此処は……!」
『ほう、敢えて踏み込むか!その上で我が刃に触れぬように全ての斬撃を受け流していくとは実に見事!
 汝の技量あれば人の世を乱さんとする者達から民を護る事が出来ようぞ!
 其の受け流し何処まで続くか魅せて貰うぞ?』
 此れに対し鏡介は神刀を以って斬撃を時に受け流し、時に避け、刃が其の身に当たらぬ様に全身全霊をかけて対処していく。
(此処で防げないと全てが終わる……焦るな、仕掛けるタイミングは必ずある!)
『うむ、何かを狙っている様であるな!
 ならば其れを魅せてみるが良い!』
 そう言い放つと同時に神農は刃を一つに纏め全力で鏡介へと斬りかかる。
(このタイミングだ……っ!)
 此れに対し鏡介は全力で受け止め……。
『むっ!刀を手放した、だと?!』
 其のまま刀を手放し……敵の懐へと踏み込んでいく。
 此れに対し神農は予想外であったのか体勢を崩し止める事が出来ずにおり……。
「無手相手だと侮るなよ――無の型【赤手】」
 剣術の体捌きを応用した徒手空拳の業、神速の一撃が彼の左手から放たれ、神農の体を貫く!
『ああ、見事!見事だ!汝の武、魅させて貰ったぞ!!!
 此れからも其の武で民を護ってくれ猟兵よ!』
「言われる迄もないさ」
 そして、神農は鏡介を見て嬉しそうに笑うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

煙草・火花
文字通りの必殺剣
その上、相手はこちらは上と見ての気概と……まさに強敵でありますな
小生は決して貴方よりは強いと己惚れたりはしませぬが……
勝利はさせて頂くのであります!

先手を頂けるのであれば遠慮なく
足元を爆発させるのに合わせて敵の懐目掛けて加速!
敵は無数の必殺剣
されど、それはすべて操作されたもの……なれば
剣がこちらを狙うのに合わせて、再度の踏み込みと共に足元を爆破して方向転換と共に再加速
方向転換と再加速を組み合わせて、狙いをはっきりと付けれぬように撹乱していくであります!
ついでに爆発でこの場もよく燃えましょう、煙がでれば目晦ましにもなる筈
そして、隙を見つけたらば……懐へと飛び込み、一閃!



〇火の花舞いて刃奔る。
「文字通りの必殺剣。
 その上、相手はこちらを上と見ての気概、と……まさに強敵でありますな」
 煙草・火花(ゴシップモダンガァル・f22624)は此れから戦う相手である神農に対して思いを巡らせながら神農が待つ戦場へと赴いていく。
『うむ、来た様であるな』
「ええ、貴方を倒しに参りました。
 小生は決して貴方よりは強いと己惚れたりはしませぬが……勝利はさせて頂くのであります!」
 その宣言と共に火花はガス人間である彼女から生じる可燃性ガスによって己が足元を爆発させる。
 そして、其の爆風に押される様に火花の体は神農の懐目掛けて突進していく。
「先手を頂けるのであれば遠慮なく」
『ほう、足元を爆発させて加速であるか。
 これは中々面白い動きをするものだ。
 だが……小回りは大丈夫かな?』
 火花の動きに神農は楽しそうに笑いながら無数の刃を召喚する。
 そして、火花を阻む様に刃の雨が降り注がんとするが……。
(敵は無数の必殺兼。
 此れに触れずに戦うは至難の業でありましょう)
「されど、此れ等すべて操作されたもの……なれば!」
『ほう!そう来たか!』
 降り注ぐ刃に対し火花は其の動きに合わせて再度踏み込み、足元を爆破し方向転換。
 更に加速し紙一重で刃を躱していく。
『成程成程。小回りは十分以上。
 そして刃は無数にあれど操るは我が身のみ、という点をついてきたか』
 其れでは何処まで避けきれるかな?等と楽しそうに笑いながら神農は刃を降らせていく。
 此れに対し火花は時に刃が降り注ぐ方向の反対側へ避けたかと思えば敢えて刃が降り注ぐ側へと加速し刃の隙間を通り抜け、と神農が狙いをはっきりつけれぬ様に攪乱していくのであった。
『うむうむ、実に見事!
 見事な足捌き、そして火薬を加速に用いるという凡そ使い手は多くなかろう技術を此処迄完全に使いこなせている事、称賛に値するものであるな!』
 そして其の火花の姿を見ている神農は上機嫌。
 次々に刃の雨を降らせていき、戦場には刃がぶっ刺さった事によって多くの穴が開き土が散らばる状態に。
 そして、幾度となく火花が起こす爆発によって其れ等の土は舞い上がり……。
『む……此れは……』
(爆発によって生じる煙と共に目晦ましにはなりましょう!)
「華咲くは一瞬……でありますよ!」
 神農が己を補足出来ず隙が生じたと判断した火花は即座に爆発によって再加速。
 一瞬で神農の懐へと飛び込むと火花は刃を一閃。
 神農へと雷の如き抜刀術を叩きこむ!
『爆発によって生じた煙、そして舞い散る砂により我が視界を晦まし、生じた隙を見逃さず刃を放つ、か。
 見事、実に見事な一撃だったぞ猟兵よ!』
「何で其処で嬉しそうなのか反応に困るでありますなあ」
 其れは神農の体へ深い傷を負わせ、故に神農は嬉しそうに笑うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

岩倉・鈴音
驚愕の敵だな。
一撃で仕留めないとヤラれてしまう。
長期戦はない!サイボーグニンジャモード(極)で対処しよう。

食虫植物は環境耐性で邪魔されないよう対処
悔いを残さぬようリミッター解除する。
残像をみせながら神農に狙いをわずかに散らす策をとる。

そして限界突破する。
神々に被造物が立ち向かうにはそれくらいしないとな
そしてROCKET DIVE!
全力でぶつかるぜ
残像不意打ちフェイント鎧無視貫通の捨て身の一撃のプレゼント受け取って下さい!神農!

あ、パイ突骨もね



〇全身全霊の攻撃。
「驚愕の敵だな。
 一撃で仕留めないとヤラれてしまう」
 岩倉・鈴音(【機械天使12番】JKハングマン・f09514)は戦場に降り立った瞬間、神農が難敵であると判断する。
「長期戦はない!サイボーグニンジャモード(極)で対処しよう」
 そう宣言すると同時に鈴音は己の体を環境に合わせて最適化。
 先ずは周囲に存在する巨大食肉植物によって動きを阻害される事のない様に肉体を変化させていく。
「悔いは残さぬように全力で……!」
 その上で己がリミッターを解除した彼女は神農への攻撃を開始する。
 そんな彼女の存在を神農側も漸く把握。
『ほう、汝はサイボーグとかいう者かな?
 哪吒の様な機械に体の一部を置き換えた者達であったな。
 汝の強さは如何様なものか魅せて貰おう!』
 神農はユグドラシルブレイドを変形、四つに分割した状態で待ち構える。
「武器を分割したか、なら!」
『ほう、本物と違わぬ見た目の残像であるか』
 此れに対し先ず鈴音は狙いを僅かにでも散らす為に幾つもの残像を周囲に散らし攻撃を分散させる手段に出る。
 その上で……。
「神々に被造物が立ち向かうには此れ位、しないとな……!」
 リミッターを解除した更に上、己の体の負担を度外視した限界を突破した状態に己を追い込み……神農へと飛び込んでいく。
「「「「「「「全力でぶつかるぜ!!」」」」」」」
『此れは又、どれを攻撃すれば良いか判断に困るものだな』
 自身へと襲い掛かる鈴音と幾つもの残像たちに対し神農は口ではどうこう言いながらも楽しそうに笑いながら此れに対処。
 的確に全ての鈴音に斬撃を加えていくが……。
『此れは……全て残像?』
 此れ等は全てが鈴音の残像。神農は鈴音が何処にいるか周囲を見渡し……。
「そう言う事!残像、不意打ち、フェイント!全力の捨て身の一撃のプレゼント受け取ってください!
 神農!」
『此れは……避けられそうにないであるな』
 己に迫る鈴音を確認した瞬間に神農の護りを容易に貫通する威力の突進によって跳ね飛ばされるのであった。
「あ、パイ突骨もね」
(其処で捕捉するのであるなあ)
 少し呑気な鈴音の捕捉に僅かに苦笑いを浮かべながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・同行:【朱鳥】
・アド/絡◎

■行動
恐ろしい相手ですが、何とかやってみましょうかぁ。

『FMS』のバリアと『FSS』のシールドを前方に配置、私に意識を引きつつ守りを固めますねぇ。
そして『FAS』を使用し飛行、【処檻】発動と同時に大きく退避しますぅ。
リチャードさんと私の【UC】による『二重の拘束』がかかる以上、『斬撃で踏み込める距離』はかなり制限されますから、その範囲から退避すれば回避は可能でしょうし、【処檻】は相手が強い程威力を増しますので、この相手でも有効に働くでしょう。
後は『FRS』による[砲撃]と『FDS』の[爆撃]で削りつつ、お二方が狙われ辛くなるよう[援護射撃]で気を引きますねぇ。


ミリアリア・アーデルハイム
【朱鳥】

農耕の神が穀物を食べない者と融合とは、どういうチョイス?「ユグドラシルブレイド」とはどんな物?お二人はどんな戦いをなさるでしょう?興味は尽きません!

「箒」で飛翔し【空中機動】、距離を取りつつ、お二人が足止めして下さる間に最大限攻撃を叩き込む所存

お相手仕ります!

UC使用、攻撃力を5倍に攻撃回数を半分に。「黄金の騎士」の【封印を解き】斬撃の【衝撃波】を【浄化】の【誘導・呪殺弾】とし【2回攻撃】

「マント」の透明化を発動し急速落下や急旋回を交えて回避
さらに「屏氷万里鏡」を連ねて伸ばし、味方に魔力を込めた防御結界を【オーラ防御】【結界術】

ギリギリでも当たらぬ様に逸らせれば!


リチャード・ライナス
【朱鳥】

「『神農本草経』の正しい在り方を守る(=在るべき方向へ導く)為に戦おう
「仲間へ)もし俺がやられたら肉を供えてくれ(そこか
「仲間へ)一緒に戦ってくれてありがとう。とても助かったよ

POW

るこると同時にUC発動させ、敵の攻撃回数が低下している間に攻撃
UCの感知不能効果に【結界術】も加え、更なる必殺剣命中低下狙う
【空中浮遊】で、ミリアリアと異なる角度から敵に近接
るこるの援護攻撃の隙にメイスで【精神攻撃】して更に敵の気を逸らし、ミリアリアの攻撃命中上昇に尽力
協力・連携し仲間と3人で敵の攻撃力を上回る攻撃を繰り出し、勝利目指す

「これでも一応神なのでね、負けるわけにはいかないのさ



〇三つの力が一つになれば。
「恐ろしい相手ですが、何とかやってみましょうかぁ」
「ああ、神農本草経の正しい在り方を守る為に戦おう。
 もし俺がやられたら肉を供えてくれ」
 そう言って神農の前に現れたのは夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)とリチャード・ライナス(merchant・f29694)であった。
 彼らの前には10枚の円盤と8つの光の盾。
 そんな彼等の存在に神農は興味深げに見守っている。
『ふむ共同で来たか。
 汝等が組んで如何様な力を引き出すか、此の年寄りに早く魅せてくれ』
「言われずとも!」
「見せてやるさ!」
 そんな楽し気な神農に対しるこるは三対のオーラの翼を展開し空へと躍り出て……。
「大いなる豊饒の女神の名に於いて、仇なす者達に厳格なる裁きを!」
『おお、此れは体の重みで動きが阻害され体の内側に発生された何かが痛みを伴ってきている様であるな!』
 彼女から放たれる波動は神農へ到達、生じた超重力空間は形成されると同時に神農を捕縛し内側から神農の体を苛んでいく。
「ちょっと待っててもらえるかな?おかわりもあるんだ」
『此れは三つの感覚を奪う攻撃であるか。
 更に何かで此の身を包み動きを阻害しているのだな!』
 其処にリチャードが断続的微圧力波で周囲を覆い、神農の視覚聴覚嗅覚という感覚を奪い更に結界で彼の体を拘束し動きを鈍らせていく。
 そして……。
「農耕の神が穀物を食べない者と融合とは、どういうチョイス?
 「ユグドラシルブレイド」とはどんな物?
 お二人はどんな戦いをなさるでしょう?
 興味は尽きません!」
 最後の一人、箒に跨り空中で距離を取っていたミリアリア・アーデルハイム(永劫炉の使徒・f32606)は己が体にスケルトンマント、透明になれる特別製の其れを纏って透明化。
 其のまま行動を開始する。
 なお先程発動させたユーベルコードによって他者の事を思いやる心を自身のやりたい事にしか興味を持たない心へと変換されてしまっているが、其れと引き換えに彼女の力は格段に上昇した状態。
 彼女は神農が周囲に振るう斬撃の流れ弾を喰らわぬ様に急旋回等して回避しながら攻撃可能な距離に迄到達する。
『むっ!此の気配は……此れは此の少女が本命か!』
「ええ!お相手仕ります!」
 流石に近付いてきたからかミリアリアの気配に気づき三人の狙いを神農は把握。
『ならば迎え撃たせてもらおう!』
 神農は彼女を撃退しようとるこるとリチャードの二重の高速により動きが鈍い体を無理やりに動かし始める。
 しかし……。
「ミリアリアさんはやらせませんよ?」
『むっ、此方が踏み込もうとした先へ砲撃を叩き込むか!
 其れに此の爆撃は実に面倒であるな!』
 此れに対しるこるが両腕の固定砲台と16台の浮遊砲台から神農が動こうとした先に砲撃を叩き込む事で神農の動きを阻害。
 更に其処におまけとばかりに12台の爆撃用浮遊武装から降り注ぐ爆弾が神農の集中力をそいでいく。
「おっとミリアリア君やるこる君だけじゃないのを忘れてはいけないな」
『此れは又、嫌らしい攻撃であるな。
 此方の意識の外から攻撃し集中力を削いで気を逸らす癖に此方が反撃しようとすれば間合いから離れているとは』
 それに加えてミリアリアと別方向から接近したリチャードによって振るわれるメイスが神農の集中力を削ぎ落し、るこるの攻撃にすら対応しにくい状況を作り出していく。
「これでも一応神なのでね。
 負けるわけにはいかないのさ」
『成程、その矜持は実に見事である!』
 そして、この様な状態でミリアリアの攻撃に対応など到底出来るものではなく……。
「さあ行きますよ!」
『此れは黄金の騎士、であるか』
 彼女が封印を解いた黄金の騎士の斬撃はミリアリアの魔力によって其の威力を増幅され強力な衝撃波となって神農に襲い掛かる。
『此れは……避けきれぬであるな!
 見事、本当に見事であるぞ猟兵達よ!』
 そして、其の斬撃を喰らい神農は満足げに笑うのであった―――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

テラ・ウィンディア
神農様か
薬の神様でもあるのかな

【戦闘知識】
今迄の戦いでこの空間に刻まれた斬撃(ユグドラシルブレイド含)を確認把握
更に敵の動きと攻撃の癖を分析
【属性攻撃】
炎を全身と剣太刀に付与
対POW
【見切り・第六感・残像・空中機動・武器受け・オーラ防御】
その動きを見切り高速で飛び回り残像を残して被弾を避
更にオーラで少しでも勢いを弱め三呪剣で受け止めて絶対に被弾を避ける!

【弾幕・貫通攻撃・重量攻撃】
ドリルビットとガンドライド展開
重力弾で動きを鈍らせつつドリル攻撃で蹂躙
【二回攻撃・早業・串刺し・切断】
三呪剣と共に剣と太刀による連続斬撃から刺突

今迄の斬撃も心に刻み

斬撃濃度が高まれば
消えざる過去の痛み発動!!!



〇炎を宿し断ち切らん。
「神農様か。
 薬の神さまでもあるのかな?」
『うむ、毒や薬草の効能を調べる為に此の身を使い実験した故、後年では薬の神として信仰される事はあるな。
 汝が次の相手であるか?』
 ボソリと意識せず呟いたテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)の言葉を聞き取ったのか神農は其れに回答する。
「……っ?!っと、ああ。おれがあんたの相手だよ神農」
 意識せず漏らした言葉に反応された事に驚きはしたもののテラは歴戦の勇士、即座に戦闘へと移行していく。
(さっき貰った今迄の戦闘のデータ、其れに戦場に漂う斬撃の気配からして……)
 そしてテラは神農に向かいながらもグリモア猟兵から貰った他の猟兵達の戦闘データ、そして周辺の木々の状態や漂う気配から敵の動きの傾向と癖を分析。
「何方かというとユグドラシルブレイドを分割しての四電撃の方が多い、か!」
『うむ、よくぞ三撃目の影に忍ばせた四撃目を見抜いた!
 其の冷静な分析、見事である!』
 その際、自身に迫るユグドラシルブレイドを炎宿せし刃にて三つ切り払い、更に三つ目の刃の影に隠れ襲い掛かる四撃目を受け流す。
『ならば此れはどうかな?』
「此れは……ブレードネットか!又、厄介な物を……!」
 其れを見て精度を上げるべきと判断した神農はユグドラシルブレイドを更に分割。
 触手を用いたネットの中に刃のかけらを組み込んでの捕獲兼攻撃用のネットを生み出し射出していく。
 命中すれば戦闘不能になる以上、一切当たる訳にはいかないとテラは第六感でネットの着弾地点を見切って即座に飛びのいて回避。
 此れに対し神農は更に追撃を重ねていく。
『当たったか?!
 ……いや此れは残像であったか。
 敵が目をごまかす精度等難しかろうに見事であるな!』
「お褒めに預かり光栄、ってな!」
 時には残像を囮にしネットを凌ぎ、時には空すらも飛びまわって回避し、其れでも凌ぎきれぬ網は気の障壁で勢いを殺し更にテラの周囲に浮かぶ白と黒、灰色の刃によって受け止める。
 実に見事としか言いようがない動きであり、そうこうしている内にテラの方の準備も完了する。
「それじゃあ行かせて貰うぜ!」
『むっ、此れは身体が重い……重力操作であるか!』
 テラへの攻撃に集中していたからであろう。
 小型浮遊自走砲台群から放たれた幾つもの重力弾は神農へと命中。
 彼の動きを著しく阻害し……。
「エンプーサ!モルモー!!」
『回転しての貫通力が凄まじいな此れは……!
 成程、此れがドリルというものであるか!!』
 其処に更に二体のドリルビットが神農の体を覆う装甲を貫いていく。
「此れで終わりじゃないぜ!」
『動きにも迷いがない。
 よい判断、動きであるな猟兵よ!』
 更に装甲に穿たれた穴へ浮遊する三つの刃、そしてテラの手に握られた炎宿せし無銘の刃と星の力を宿す宝剣による斬撃、刺突と襲い掛かり、神農に深いダメージを与えていく。
 だがテラの刃は其処で止まりはしない。
 最後に放たれるのはテラの知る限りにおいて最強の魔技である。
「これは我が悔恨…我が無念…そしておれが知る恐るべき刃だ…とくと味わえ…!」
『むっ、此れは……見事、であるな!』
 今迄の斬撃も心に刻み放たれるはテラが嘗て為すすべもなく敗れた敵の魔技。
 其の痛みの記憶と共に再現した斬撃は神農を斬り倒すのであった―――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

待鳥・鎬
※真の姿解放

今回の神農様は今までよりらしい気がして少し嬉しい
それなら……私もこの姿で行かせていただきます

この姿なら翼で【空中戦】も可能だ
「山吹」の光学【迷彩】で姿を晦ませ、宙へ
これでもかとばら撒いた擲弾をUCで大量の花びらに変える

花びらの嵐はただの目暗ましじゃない
全身麻酔という名の猛毒効果を与える【毒使い】の花だ
麻酔深度は最初から一気に第4期まで
意識と痛覚の消失、反射消失……そして呼吸と循環の抑制による死まで、転がり落ちるように速やかに
たとえ動物の造りをしていなくても関係なく症状を付与する安心設計だ
神農様も、巨大食肉植物も、纏めて死の眠りに落としてやる

姿は隠しているけど油断は禁物
刃が届きそうになったら【鋼切で受け】、そのまま力を【受け流し】ながら躱すよ
【体勢を崩さ】せることが出来たら、【カウンター】で【切断】
昔自分が斬られた刀で今度は敬愛する神様を斬るとか、悪い冗談みたいだけど

薬を掬い、毒を掬い、忌避してきた人を傷付ける術も身に付けた
猟兵としての、この薬匙の本気を受け取ってくださいな



〇そして華に送られて還る。
「今回の神農様は今までよりらしい気がして少しうれしいですね。
 それなら……私もこの姿で行かせていただきます」
 鍮の薬匙のヤドリガミである待鳥・鎬(草径の探究者・f25865)にとって薬の神とも言われる神農は強い思い入れもあったのであろう。
 故に全力で当たる為、彼女は覚悟を決め其の姿を変貌させていく。
 髪に花が、其の装いは純白のドレスに変わり、背には植物の生い茂る翼が顕れる。
 そして伴うは純白の羽毛に包まれた白き蛇。
 其の姿は彼女を知らぬ者が見れば植物を司る女神と誤解しかねないであろう程美しい。
「この姿なら空中戦も可能ですからね」
 真の姿となった鎬はそう嘯くと隠れ蓑の力を持つ被衣、山吹を頭から被り、其の身を隠して空へ舞う。
「それじゃあ行きますよ!」
 そう言って彼女がばら撒いたのは無数の薬物を散布する為に用いる擲弾であった。
『ほう、最後に相対する猟兵は何時かと思っておったが、既に来ていたのを我が身が気付いておらなんだだけであったか』
 そして、今か今かと猟兵を待ち侘びていた神農は其れを確認し楽し気に笑う。
 とはいえ鎬の攻撃は此れで終わった訳ではない。
「薬を掬い、毒を掬い、忌避してきた人を傷つける術も身に着けた。
 猟兵としての此の薬匙の本気を受け取ってくださいな。
 擲弾よ毒花へ染まれ」
 鎬の静かな言葉と共に擲弾の雨は無数の硝子の花弁が舞う花吹雪へと変貌する。
 淡紅色や紅色、黄色に白。
 様々な美しい夾竹桃の花弁が舞う幻想的で目を奪う光景が其処に在った。
『む、擲弾が硝子の花弁へと変貌したか。
 この光景、美しいが……恐らく此れは異界より紛れ込んだあの花であるか?』
 だが、此の花は決して美しいだけのものではない事を神農は即座に悟る。
『今、我が身に起こるは痛覚と反射の消失。
 此のままでは意識も喪い、最後には呼吸と循環の抑制による死、と言った所であるか?
 周辺の植物にも効いている様であるし嘗て我が身に試した物よりも強なのは確かであろう』
 転がり落ちるように速やかに、といった所であろうと自身を診断した神農は笑って言う。
 彼は嘗て野に生える草等を自分の体で試し全ての効能、毒の種類等を試した身。
 故に自身の体を正確に理解する事など然程時間のかかるものではない。
『この光景に送られるのは悪くはないが……何もせずに、というのも兀突骨に悪い。
 此の者は強き者との戦いを求めておった故』
『―――――――――――――!』
 そう言って神農は大きく跳躍。
 ユグドラシルブレイドを薙ぎ払うが……。
『うむ、擲弾が降ってきた場所を元に付けた検討は正しかった……汝の実力は見誤っていた様だ。
 その腕、実に見事である!』
「私としては昔自分が斬られた刀で今度は敬愛する神さまを斬ったなんて事を本人から褒められるのは複雑です」
 まるで悪い冗談みたい。
 そんな事をぼやいた鎬ではあったが其の技量は凄まじいの一言であった。
 彼女は姿を隠しているからと油断せず己が居た場所に斬りかかった神農の一撃を刀で受け、其のまま刀の勢いを逸らして受け流したのだ。
 そして其処で終わらず態勢を崩した神農に返す刀で剣持つ腕を一刀両断。
 そんな神業、称賛を受けない訳がないというものである。
『いや、本当に汝は見事であった。
 武芸もであるが此の毒もである。
 これ程の毒を調合できるならば薬も又であろう。
 ならば汝は医を以ってしても多くの民草を救っていけよう?』
 そう言って神農は大笑。
『斯様な者に送られるは実に嬉しき事よ。
 叶うならば何れは汝が医のみを用いて人が為に生きれる事を望むのみであるな』
「そうですね。何れはオブリビオンの脅威がない世が来る日が来てほしいものです」
 そんな事を言いながら神農は静かに意識を喪い、死の眠りに墜ちたのであった―――。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年02月05日


挿絵イラスト