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銀河帝国攻略戦⑱~リキッドフィンガー

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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 アマルテア情報艦隊。
 ドクター・オロチ配下の情報分析部隊の艦隊である、その中枢にい位置する巨大な粘液のプール、それこそが情報を分析するコンピューター。
 『リキッドコンピューター』が今までの情報、戦局を分析の結果。
 帝国兵士の強化が必要であると判断した。

「皆さん、お疲れ様なのです」
 リリィエル・ロックウェル(クレヨンの勇者・f01438)は猟兵達に対してぺこりと頭を下げる。
「エンペラーズマインドもほぼ制圧が完了して主導権はこちらが握っている形なのです」
 リリィエルはとある宙域を示す。
「なのでそろそろ戦いが終わった後のことも考えなければらないのです、ここにいるアマルテア情報艦隊を制圧してほしいのです」
 リリィエルはアマルテア情報艦隊のいる宙域の宙図の座標をクレヨンでコンコンと叩きながら 説明を続ける。
「このアマルテア情報艦隊と言うのは帝国が合法、非合法問わず工作員が集めた情報を分析、指示を出す帝国の諜報機関の母艦群なのです、ここを抑えることができれば帝国は情報源を失って戦争に勝った後の残党も動きづらくなるのです」
 リリィエルは更に説明を続ける。
「ただ、このアマルテア情報艦隊はドクター・オロチの配下の艦隊なのです、リキッドコンピューターって言うプールみたいな液体自体が情報を蓄積、処理するコンピューターなのです」
 リリィエルは次第に真面目な顔になる。
「このリキッドコンピューターが今までの帝国軍を液体で強化再現した者を出現させて皆さんを迎撃してくるのです、ただし本体は自分では動けないリキッドコンピューターなのです、そこを突くといいかもなのです」
 リリィエルは説明が終わるとテレポートの準備に入る。
「今回は戦艦内部に直接送れるのです、なのでいきなり戦いになるかもしれないからちゃんと覚悟しておいてくださいなのです、それじゃあ行ってらっしゃいなのです」


忍P
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
 忍Pです、艦隊内部の戦闘になります、敵はいわゆるコピーです、再生怪人です、けど強いです。
 けど本体は動けないコンピューターです。
 では良いプレイングをお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『アナリシス』

POW   :    アナライズ&コードテイカー
【ダメージのない解析ビーム 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【対象のユーベルコードを借用した攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    カウンターコード
【近くで使われたユーベルコードを解析する事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【そのユーベルコードのコピーを使用する事】で攻撃する。
WIZ   :    ミラーフォーム
対象の攻撃を軽減する【対象と鏡映しの姿(ミラーフォーム) 】に変身しつつ、【対象が所持するユーベルコードを借用する事】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠鏡繰・くるるです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アシェラ・ヘリオース
「落ち着いて対処すると良い。どれも過去に見たことのあるものばかりだ」
猟兵達に落ち着いた声で語りかけ。
「強化が施されているので、記憶の二割り増しで余裕を持って対処すると良い。対戦経験のある者が率先して対応すれば問題はない」
その都度に具体的な指示を出して、落ち着いた対応を促す。
この指示自体は、聞かれても良いし聞かれなくても良い。全ては現場の判断だ。
ただ落ち着いたリズムで、落ち着いた声音で明確な指示を出し続ける事自体に意味がある。
赤光の剣を振るい、黒の外套にフォースを纏わせたオーラ防御で自他を庇いながら指揮を続けたい。
将棋を詰めるように、動けないコンピューターへの道を拓こう。

※アドリブや連携歓迎です


アリス・フェアリィハート
アドリブや他の方との連携も歓迎です

ここがアマルテア情報艦隊の内部…
母艦群を制圧できれば
帝国さん達は情報源を失うんですね…

『貴女が…リキッドコンピュータさんが強化再現した兵士さん…?』

他の猟兵さんとも連携
強化再現の敵さんと戦闘

手にした剣
『ヴォーパルソード』での
剣戟――空色の光焔を纏った【属性攻撃】や【2回攻撃】、【鎧無視攻撃】、遠距離攻撃として【衝撃波】等や
UCを駆使し攻撃

敵さんの攻撃は【第六感】、【見切り】、【残像】で回避

また
戦闘しつつ
【第六感】を働かせ
本体のリキッドコンピュータさんを探します

『あれが…リキッドコンピュータさん!?』

見つかったら
リキッドコンピュータさんを
優先的に攻撃
UC等で破壊


緋月・透乃
液体がコンピューターなんて帝国も変なもの持ってるんだね。
まあ、どんなものでも敵のものなら壊すだけだよ。

私は近距離攻撃しかない上に特に足が速いわけでもないから、他の味方が本体を攻撃しやすいように再現された敵をひきつけてみるよ!
まずは【色々食べよう!】を防御力重視で発動させよう!
できればテレポート前に食べておきたいけれど、どうなのかな?
そしてこのユーベルコードをコピーすると敵はどの能力を重視するのかな……まいっか。
少しでも敵の気をひくために大声を上げながら接近して、怪力をいかして掴みかかって拘束したり投げ飛ばして本体から引き離したりしたいね。
防御力も上がっているからダメージは気にせず強引にいくよ!


トルメンタ・アンゲルス
コピーですか。
狡いですねぇ、くだらないですねぇ。
やる事なす事全部性悪ですよ。
――徹底的に、叩き潰しますよ。

行くぞ、NoChaser!変、身!
『MaximumEngine――Mode:HotHatch』


先ず、アクセルユニゾンを使用。
宇宙バイクを防御力重視の装甲として変身合体します。
最初から最高速でダッシュし、縦横無尽に駆け巡って撹乱し、味方にチャンスを作るために時間稼ぎしますよ。

さて、液体がどこまで追いつけますかねぇ!
物理法則を無視した俺の「追撃のブリッツランツェ」、計り切れますか!

なんせ情報収集できるのはこちらも同じ。
機械には無い第六感で感知し、クイックドロウからの零距離射撃も見舞いますよ!


ヴェロニカ・ウィンター
なにこのぬるぬる…気持ち悪いわね
スーツが汚れる前にさっさと片付けましょう
【WIZ】
日本刀やジャッジメントロッドでの接近戦を仕掛けるわよ!
【先制攻撃】で相手より早くラッシュをかましつつ【カウンター】で反撃の応酬
とにかく相手に隙を与えず注意を引きつけ【時間稼ぎ】を狙うわ
その間にUCで"センセイ"こと初代アイビスの霊を呼び出してコンピューターのコア部分等を百発百中の矢で射抜いて貰いましょう
ご老体にもたまには運動して貰わないとね


ガーネット・グレイローズ
あれがリキッドコンピューター……!液体自体が情報を蓄積し、保存して進化するわけか。

【妖刀の導き】で装備武器を強化。妖刀と、クランケヴァッフェの二刀流だ。〈2回攻撃〉に〈フェイント〉を交えた連続斬りをお見舞いしよう。〈メカニック〉の知識を活用して、敵の挙動や敵の構造上脆い部分を観察。本体のリキッドコンピューターを見つけ出すぞ。
確かに、私とよく真似た太刀筋ではある。だが、寸分違わぬ性能という訳でもあるまい? 傷口から送り込む〈呪詛〉は、コンピューターウイルスのようにお前の処理能力を鈍らせる。私の呪いは、一朝一夕で練り上げたものではないぞ。私は長い年月をかけて呪詛への耐性を養ったが、お前はどうかな?



  アマルテア情報艦隊の内の一隻に転移された猟兵達。
 目の前には広い通路とその奥に巨大なプールのような施設、リキッドコンピューター。
 リキッドコンピュータの粘液が人のような何かの形、アナシリスの形をとる。
「落ち着いて対処すると良い。どれも過去に見たことのあるものばかりだ、と言いたい所だが私は始めて見る敵だ」
 アシェラ・ヘリオース(ダークフォースナイト・f13819)は周りの猟兵達に呼びかける。
「誰かあの敵と対峙したものはいないか?」
 アシェラは仲間の猟兵に呼びかけるが全員首を横に振る。
「……あれ?もしかして全員初見の敵か?」
 当てが外れたアシェラは一呼吸おいて落ち着き。
「まあいい、皆落ち着いて対処すれば大丈夫、皆初見なら強化も何も気にしないで済むだろう」
 アシェラが赤光の剣を抜いて構える。
「要は叩き潰せばいいんですよ!行くぞ、NoChaser!変、身!」 
 トルメンタ・アンゲルス(流星ライダー・f02253)が宇宙バイクと合体し、アナシリスとの距離を詰める。
「速さだ、速攻で決めるぜ!追撃の!ブリッツランツェ!」
 トルメンタの追撃のブリッツランツェがアナシリスを飛び蹴りでリキッドコンピューターまで押し出そうとする。
 しかしアナリシスはトルメンタの足に自分の足を合わせ。
「何?これは俺の」
 お互いが物理法則を無視した結果、トルメンタはアナリシスの蹴りにはじき返される、トルメンタは後方に吹き飛ばされてアシェラが受け止めた。
「大丈夫ですか?」
「ああ、助かった、けど一つ分かったことはあります」
 トルメンタは息を整える。
「あいつのさっきの技は追撃のブリッツランツェ、俺のユーベルコードです……痛っ」
 アシェラがトルメンタの言葉を聞いて冷静に情報を整理する。
「つまりこちらのユーベルコードに対応して同じものを使ってくる敵が本体のリキッドコンピューターをガードしている、と言うわけか、鏡を相手にしているようなものだな」
 ふう、とアシェラは息を吐く。
「なら複数で一気にかかればいい、鏡に映る姿が多ければ多いほど返すことは困難になる、トルメンタさんは少し休んで、いつかチャンスが来ます」
「……悪い、ここは我慢ですね」
 トルメンタは自分のユーベルコードを受けた足を抑える
「ははりはひら、ひんはへひっひにははれはいいれふね」
 緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)は口の中に食べ物を歩奪った状態でしゃべるのを見てシャアラは呆れる
「食べてから喋ってくれ」
『そうね、その間は私にお任せよ』
 ヴェロニカ・ウィンター(アイビス・f12756)が日本刀を振ってアナシリスを攻撃する。
 アナリシスはその攻撃を見切り粘液の一部を刀に変えて攻撃するが。
『後の先のそのまた先!』
 ヴェロニカは更にその攻撃に対するカウンターで頭の一部を切り裂く。
 切られた部分は崩れ落ちてリキッドコンピューターから即時補充される。
「ふうん、後ろのコンピューターがダメージを補填するけど本体は減っていくって感じ?」
「お待たせしました!!」
 その間に食べ終わった透乃が大声を上げる。
「分かりました!皆でかかればいいですね!」
 透乃はアナシリスと手四つで組む、純粋なパワー勝負に持ち込んだ透乃は一つの事実に気付く。
 透乃の大量に食べることで発動するユーベルコード「色々食べよう!」で自身の防御力を強化しているが、当然アナシリスも防御は強化しているはず、だが。
「パワーは強化されて無い!素の力なら私の方が上!」
 透乃は手四つのままアナリシスを押さえつける、ガーネット・グレイローズ(灰色の薔薇の血族・f01964)が2本の刀を抜く。
「妖刀『朱月』解放、腕を抑えられれば真似もしようが無いな!」
 朱月ともう一刀「躯丸」の斬撃がアナシリスを襲う、アナリシスは3つに分断されるが真ん中の胴体だけを残して塞がれた手を含む残り2つは融解。
 だがリキッドコンピューターからの新たな粘液供給が明らかに遅く、再生に手間取ってその場から動けない状態となる。
「私の呪いは、一朝一夕で練り上げたものではないぞ。私は長い年月をかけて呪詛への耐性を養ったが、お前はどうかな?」
 ガーネットの呪詛がウィルスの様に傷口から侵入、リキッドコンピューターの処理能力を阻害していた、腕の再生もままならないまま硬直するアナリシス。
「今だ!今ならリキッドコンピューターの粘液供給も遅い!ここで再生不可能なほどのダメージを与えれば倒せる!」
 アシェラが今がチャンスとばかりに呼びかける。
「ガーネットさん、皆さん、ありがとうございます、このチャンスは逃しません」
 アリス・フェアリィハート(猟兵の国のアリス・f01939)がヴォーパルソードを手にダッシュする。
「ジャバウォックからは命を、勇士へは首を」
 アリスの手に力が入る。
「受けて下さい、ヴォーパルの剣閃……!!」
 ヴォーパルソードから放たれる光焔の奔流がアナシリスの残った部分を切り裂く。
 これ以上の維持は不可能と判断したリキッドコンピューターはアナリシスの体を完全に誘拐させて粘液の水溜りとなった。
「やりました……」
 アリスはヴォーパルソードを構えたまま息を切らす。
「いや、まだだ、リキッドコンピューターのコアを壊さないと」
 シャアラの言葉と同時にリキッドコンピューターは新たな強化オブリビオンを作りだそうと粘液を放出しようとしている。
 ガーネットの呪詛と今までのダメージでその速度は大幅に遅れているがそれを見たアリスは勘で、ガーネットはメカニックとしての経験でコアのある場所を探す。
「リキッドコンピューターさんの底です!」
「このプールの底だ!」
 2人は同じ結論に至る。
 ヴェロニカがにやりと笑いユーベルコードの準備に入る。
「そんじゃたまには頑張ってもらおうかしら、ねぇ『センセイ』」
 ヴェロニカの師にして初代『アイビス』の霊、弓矢を構えてヴェロニカに話しかける
『ワシに頼るとはまだまだひよっこじゃのうロニィ?まあいいわい』
 初代アイビスの霊が放った矢はリキッドコンピューターの粘液を真っ二つにしてそこにあるコアを向き出しにするがコアまでは届かない。
「お待たせしました!トップスピードで!」
 トルメンタがヴェロニカの明けたコアまでの穴をブースターを吹かして最速で降下する。
「最短で!最速の!追撃のブリッツランツェ!!」
 追撃のブリッツランツェがコアと、戦艦の船底を貫く、コアを失った選管はその線体を維持できず爆発し、轟沈しようとする。
「任務完了、転移を要請する」
 冷静に告げるシャアラの声と共に猟兵達はグリモアベースへと転送され、敵戦艦はそれと同時に爆発、宇宙の塵と消えた。
 アマルテア情報艦隊の内の1隻を沈めた猟兵達、だがまだこの戦争は道半ば、この功績は勝ってこそ意味が有る。
 勝たなくては、と猟兵達は思った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月14日


挿絵イラスト