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【サポート優先】封神武侠界に盗賊団現る!

#封神武侠界 #盗賊団 #シリーズ① #オーバーロードありがとうございました。 #素敵なプレイングを頂けて、嬉しかったです。

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#封神武侠界
#盗賊団
#シリーズ①
#オーバーロードありがとうございました。
#素敵なプレイングを頂けて、嬉しかったです。


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「これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。」

●昼夜を問わない盗賊団
 本来、キョンシーは夜行性とされ、日光を嫌う性質があるとされていた。
 しかし、オブリビオンとして蘇ったこのキョンシー軍団は違う。
 日が昇っていようが月が昇っていようがお構いなしで、突然現れては家屋を破壊し、「あるモノ」を強奪していくのである。
 そうして一切合切持ち出すと、近くに居る人々の生き血を吸い、仲間を増やして去って行く。
 次に現れる時には、数を増やして襲撃してくる為、被害は日に日に大きくなっていった。
 当然、皇帝司馬炎は解決に乗り出す。
 有能な武将と共に軍隊を差し向け、都を包囲するように守備を固めた。
 しかし、相手はオブリビオン。司馬炎の軍隊でも歯が立たず、仙人達も駆り出されたが、本来のキョンシーとは異なる存在であるが故に対処に困っていた。
「手も足も出ぬか……」
「キョンシーを恐れた民が都を離れております。このままでは都は衰退し、いずれ国をも揺るがす事態になるかと……」
「うぅむ……仕方があるまい。彼らに救援要請を!」
 都の守備を任されていた大将はサラサラと筆を走らせると、書簡を大鷲に託す。大鷲は大きな翼を広げると窓から飛び立ち、やがて姿を消したのだった。

●グリモアベースにて
「皆様、日頃お疲れ様です」
 ナノ・ナノン(ケットシーの聖者・f18907)は、グリモアベースを訪れた猟兵たちに深々とお辞儀した。
「さて、封神武侠界から救援要請が来ました」
 そう言うとナノンの手には、書簡が握られていた。
「普の比較的大きな都で盗賊団が大暴れしているようです」
 なんでも、貴重な美術品を中心に強奪していくのだそうだ。しかも、狙うのは箱や壺といった入れ物の類ばかりだというのだから不思議な話である。
「普通に考えれば、装飾品や宝石の類を狙っても良いようなものですが……」
 説明するナノンも首を傾げていた。
「残念ながら、私の予知では彼らの目的まで覗き見ることはできませんでした。ただ、彼らがただの盗賊団ではなく、オブリビオンの集団である事はわかっています」
 オブリビオンが相手では、都の守備を任された将軍率いる軍隊では手に負えない。
「なので、猟兵の皆様に討伐をお願い致します」
 ナノンはそう言うとグリモアを宿した杖を取り出し、転送の準備をはじめた。
「まずは、逃走中の盗賊団一味を追跡し、討伐をお願い致します」
 一味が倒されれば、騒ぎを聞き付けた盗賊団の首領が姿を現すはずだ。首領のオブリビオンを討伐後に盗賊団のアジトに乗り込み、その場に居る元締めを倒して欲しいとの事だ。
「それでは、お気をつけて」
 説明を聞き終えた猟兵たちは盗賊団を殲滅すべく、床一面に描かれた転送用魔法陣に次々と飛び込んだ。


柚子胡椒
 こんにちは、柚子胡椒です。
 まずは、「これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。」

 以下補足です。
 第1章、集団戦『死人集め・輪廻』
 都中を騒がしている盗賊団の一味、キョンシーで構成された一味です。
 主の命に忠実で、残忍な行いも平気で行う存在です。
 鎌を愛用し、仙気と組み合わせた攻撃を仕掛けてきます。
 街中での戦闘です。人々は避難した後となります。

 第2章、ボス戦「龍使い『劉累』」
 頭領である劉累との戦闘です。
 引き続き街中での戦闘ですが、人々は避難した後となります。

 第3章、ボス戦『赤顔大王』
 アジトは都の中にある元貴族の屋敷です。広大な敷地、あるいは巨大な屋敷での戦闘となります。
 現時点では、何故お宝を集めているのかはわかりませんが、お宝は別の所に集められ保管されているようです。

 それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。よろしくお願い致します。
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第1章 集団戦 『死人集め・輪廻』

POW   :    獄鎌・死人刈
予め【武器を振り回しておく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    外法『死人繰り』
【鎌の一振り】が命中した部位に【仙気】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
WIZ   :    外法『悪鬼の鎌』
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【巨大な鎌】で包囲攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 救援要請に応じた猟兵たちは魔法陣を抜けると、すとんと地面に着地した。そして、街の状況を確認しようと、周囲を見渡した。
 真っ直ぐ伸びる道の両脇には、赤を基調とした豪華絢爛な建物が軒を連ねていた。視線を上に移すと店と店を結ぶように張られた縄に等間隔で提灯がぶら下がり、ゆらゆらと風に揺れている。
 瑠璃瓦が美しい屋根の端はぐっと反り上がり、彼方此方に竜の装飾が施されている事から、ここが雪の降らない温暖な気候である事が窺える。
 本来なら人々が行き交い、商売人の威勢の良い声が響いていたことだろう。しかし今は、盗賊団の度重なる襲撃で都の賑わいも失われてしまったようだ。
キャロライン・メイ(サポート)
ダークセイヴァーの貧民街の生まれ。生きるため、悪事に手を染めてきた。ある日商人から一振りの剣を盗み出す。剣は呪われており、その邪悪な魔力によって、呪われし黒騎士へとその身を堕とす。その冷酷な様を人々はアイスドールと呼ぶ。

自身の半生に強いコンプレックスを持ち、心の中では常に自己を否定し続けている。死に場所を探しているかのような言動をとることがある。

ダーインスレイヴ~漆黒の魔剣による強力な一撃。
ライフドレイン~魔剣の血塗られた鉄鎖が無数の棘に変形し敵に突き刺さる。

「私は人形・・・ただ冷ややかな心で剣を振るうだけ。」

エロやグロに巻き込まれなければ、どんな展開でも大丈夫です。




 キャロライン・メイ(アイスドール・f23360)は静まり返った都の一画で、一振りの大剣を手にキョンシー軍団を待ち構えていた。
 ダークセイヴァーの貧民街で生まれたキャロラインにとって、この豊かな都の景色は眩しくてしょうがなかった。しかし幸福に満ちた都は今、ダークセイヴァーと同じくオブリビオンによって恐怖と死が支配する世界に変えられようとしている。
「……いや、私は人形。ただ冷ややかな心で剣を振るうだけ」
 心の奥底から湧きあがりそうになった感情を再び深淵に沈めようと、キャロラインは静かに呼吸を繰り返す。
 やがて、壁を破壊しながら禍々しい鎖鎌を携えた『死人集め・輪廻』の集団が姿を現すと、意識をオブリビオンへと向けた。
 漆黒の刀身を持つ魔剣『ダーインスレイヴ』の剣先を輪廻達に向け、地面を思い切り蹴る。風を切る音を纏い、輪廻達の合間を縫って走りながら次々と斬りつけていく。しかし、傷口からは1滴も血が流れることはなかった。
 キャロラインが輪廻達の集団を抜け、振り返ると、魔剣で薙ぎ払った輪廻達が地面に倒れていた。ところが、彼女達はぎこちない動きで立ち上がると、手にしていた鎖鎌を構え直し、ブンブンと鎖を振り回し始めたのである。
 痛覚もない、思考力もない、ただ主の命にのみ従う死ぬことすら許されない存在ーー。
 理から外れた存在は目の前の獲物に静かに微笑むと、【獄鎌・死人刈】でキャロラインの命を刈り取ろうと襲いかかった。
 一方、キャロラインは輪廻達の攻撃を避ける素振りすら見せず魔剣を垂直に掲げると、【ダーインスレイヴ】を発動した。

「哀れな人形に終止符をーー。これでもくらえ!!!」

 魔剣から禍々しい光が放たれ、それに呼応するかのように輪廻達の体に刻まれた魔剣の傷が赤黒く輝く。次の瞬間、輪廻達の体が爆ぜた。
 次々と体が破壊されていく中、輪廻達は再度鎌を振り上げる。しかし、その刃がキャロラインに届くことはなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルは常に中継配信+後で編集しての動画配信
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先!
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNG!

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!




「はっはっは、妾、推参!」
 真の蛇神にして邪神たる御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は高らかな笑いと共に美しい都に降臨すると、ぐるりと視線を走らせ満足そうに頷いた。
 中国式の派手な建造物は見栄え良く、何より敵が盗賊団とくれば、アクションの見応えも十分なものになる筈だ。
「つまり、見せ物としては最高のステージであろう。しかし、観客が誰1人いないというのは、ちと寂しいか……」
 がらんとした建物内を覗き込み、肩を竦める。しかし、すぐに気を取りなおす。
「まぁ、良い! 後に編集した映像を見せれば拍手喝采どころでは無いであろう」
 そう言って御形がアングルを確認していると、突如目の前の壁が派手に破壊される。土埃と共に現れたのは、『もう1人の主役』でもある『死人集め・輪廻』の集団だった。
 着物を着崩したような風貌に、不釣り合いな巨大な鎖鎌。そして、屍とは思えぬ程の美しい容姿。それらを見て、御形が満足そうに笑った。
「現れたか盗賊団! なに、ディスりはせんよ。だが、妾の方がもっとスゴくて強い!!」
 御形はそう宣言すると、先手必勝と言わんばかりに敵の集団に臆する事なく突撃した。
『!?』
 まずは、殺気を放つ右腕で数体の輪廻を吹き飛ばし、続いて左腕で1体の頭を掴み、高々と持ち上げる。勿論、視線の先では『天地通眼』、通称『天地』がベストショットを収めていた。
 その間、鎖鎌で斬り付けてくる輪廻も居たが、尾形は気に留めずそのまま振り回し、周囲を巻き添えに薙ぎ倒していく。
「はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう! !」
 その言葉に触発されたのかは分からないが、輪廻達が御形を取り囲むと、鎖を頭上で振り回し一斉に放った。そして、鎖で拘束した邪神の首を跳ねんとする1体の輪廻が飛び上がり、【外法『悪鬼の鎌』】を発動する。
 数え切れぬほどの【巨大な鎌】が回転しながら飛んでくる中、御形の金の瞳が一瞬キラリと光り輝く。
「はーっはっはっは! これぞ絶体絶命にしてクライマックスに至る最高のシーン!! お主らは素晴らしき強者として、皆の心に感動とともに記憶されることであろう!!!」
 御形がそう叫ぶと左腕を天へと突き上げた。音速を超えた左ストレートから傘状の雲と同時に、『とてもエモカッコいいフィニッシュ』属性の衝撃波が放たれ、巨大な鎌と輪廻達を跡形もなく吹き飛ばす。
 ジャラリと御形を拘束していた鎖が鳴り、地に落ちた時には全てが終わっていた。
「Via Sacra!(ウィア・サクラ)、この攻撃からはいかなる存在も逃れることはできぬよ」
 口元に指を這わせ微笑む御形は、これから映像を編集するという大事な作業があるのだと告げ、早速適当な場所を見つけて映像のチェックを始めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

テン・オクトー(サポート)
色々な事に興味津津のんびり屋なボクだけど役に立てるといいな。
戦わなきゃ!と思うまで少し臆病に慎重に行動するよ。
倒すべきものを見据えたら恐怖を振り払い戦うよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。あとはおまかせ。よろしくおねがいします。


ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。

行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。

台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎




「ラムダよ、よろしく」
「ボクはテン、こちらこそよろしくね」
 テン・オクトー(ケットシーのシャーマン・f03824)とラムダ・ツァオ(影・f00001)の2人は挨拶もそこそこに、盗賊団の追跡を始める。
「それにしても、色々な世界で色々な事をしてみたいなとは思っていたけど……」
 封神武侠界の色鮮やかな街並みを眺め、初めは青い瞳をキラキラさせていたテンも、無人となった街の寂しさに肩を落とした。
「そうね。どうせなら、人々が賑わう光景が見たいわよね」
 ラムダはまるサングラスを下に少しズラし、やや上目使いでテンを見つめ微笑んだ。
「その為には、一刻も早く盗賊狩りを遂行しないと……」
 すると、予知通り2人の目の前に『死人集め・輪廻』の集団が姿を現した。
 テンは腰にぶら下げていた『虚ろなランタン』を右手に、猫の形をした『丸盾』を左手に持ち、構える。
 彼女達は一見価値の無さそうな水瓶、古い漬物の壺、タライ、金魚が泳ぐ金魚鉢まで運び出していた。
 その光景からは、「兎に角、入れ物という入れ物をかき集めて来た」とも取れた。
「一体、何が目的なのやら……」
 テンとラムダが首を傾げながら呟くと、輪廻達の視線が2人に集中し、動きが止まる。
「さて、どいつからやられたいの?」
 ラムダが愛用のダガー『黒刃』を構え、テンが『虚なランタン』を掲げた。
 ランタンが宿すぼんやりとした光が蠢き、ゆらり大きく揺れた次の瞬間。本能的に猟兵を敵だと認識した輪廻達が運んでいた物を放り投げ、一斉に襲いかかってくる。
 禍々しい光沢を放つ鎖鎌が「シャン」と振り下ろされる中、ラムダは攻撃を次々と見切り、テンはオーラ防御を展開して丸盾で弾いていく。
 鎌がラムダの残像を切り裂くと、輪廻達が鎌をグルン、グルンとリズム良く回転させ始める。
 ラムダは敵が【獄鎌・死人刈】で戦闘力を増強しようとしていると察し、【剣刃一閃】を発動した。
「隙だらけだよ!」
 ラムダの黒刃が鎌を持つ輪廻の腕を切断し、テンが衝撃波で吹き飛ばす。
 2人の息の合った攻撃は確実に数を減らしていった。
 すると今度は、【外法『悪鬼の鎌』】が発動される。
 輪廻達の頭上に何十という巨大な鎌が現れ、音もなく振り下ろされる。
 テンは再び丸盾を構えると、巨大な鎌を指差した。

『ジャッジメント・クルセイド!』

 天から溢れ落ちる垂直の光は、次々と巨大な鎌を弾いていく。弾かれた巨大な鎌はコントロールを失い、そのまま輪廻達へ飛んで行くと無情にもズン、ズンと押し潰した。
 やがて力を失った巨大な鎌が消滅すると、下敷きになった輪廻達の体もまた飛散して消えていったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

スフィア・レディアード(サポート)
『皆さん、頑張りましょう!』
 ミレナリィドールの妖剣士×鎧装騎兵、21歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は元気で、楽しい祭りとかが好きな少女。
武器は剣と銃をメインに使う。
霊感が強く、霊を操って戦う事も出来る(ユーベルコード)
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


蒼月・暦(サポート)
 デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。

 普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ルーヴェニア・サンテチエンヌ(サポート)
(※アドリブやアレンジ、協力大歓迎!)
ダークセイヴァー出身の人狼ですけれど、普段はUDCアースに滞在しておりますの。
どんな歌でも心惹かれ、聞いた歌は歌いたくなりますわ。
エレキギターからは軽やかに澄んだ音からぐちゃぐちゃに歪んだ音まで。思いのままに、奏でてみせますの。

~さま呼び、ですの、ですわ口調ですけれど、時折崩れますし、歌う時は自由なのですわ。

実は戦いは得意でなく……少し離れてエレキギターで衝撃波攻撃、オーラ防御したり、歌や演奏で魔法を掛けるような戦い方ですの。
回復系は、歌を媒介として神の御技(みわざ)を分けてもらう(唐突なクレリック要素)のですわ。
新たな設定・戦い方の提案、歓迎しますわ!




 スフィア・レディアード(魔封騎士・f15947)、蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)そしてルーヴェニア・サンテチエンヌ(命短し吼えよ狼 夜は明けねど歌えよ乙女・f13108)の3人は、大衆食堂前に居た。
 断っておくが、別に食事をしに来たわけではない。
「入れ物を好んで盗んでいくのよね?」
「そう伺ってますわ」
「だったら、食堂はピッタリな条件よね? 酒瓶とか酒ダルとか、こういう所には結構入れ物があるじゃない?」
 スフィアとルーヴェニアの会話を聞き、蒼月が目の前の大衆食堂を指差した。
 そっと中を覗き込むが、誰もいない。
 盗賊団の襲撃前なのか、或いは当てが外れたのかと思い悩んでいると……。
「あ、居ましたわ!」
 そう言って、ルーヴェニアが上を見上げた。
 見れば盗賊団の『死人集め・輪廻』達が瑠璃瓦の上を器用に渡り、建物から建物へと飛び回っている。
「よいしょ!」
 スフィアは早速霊体に干渉し、分解する為のエネルギー砲台「霊素還元砲台」の設置を始める。
「相手はオブリビオンだけど、キョンシーでもあるわけだし。キョンシーなら、霊体を宿しているよね?」
 ならば、肉体に直接ダメージを負わせるより効果的ではないか、というのがスフィアの考えである。
「それも一理ありそうね。なら私は、この医療用ノコギリ『改造ナノブレード』で解体していくわね」
 蒼月はイキイキとした表情で「改造ナノブレード」を構え、タイミングを見計らっていたルーヴェニアが「『59』Mélodie de Rosy(バラ色のメロディ)」にそっと手を添える。
「すぅ……はぁ……。いきますわよ!」
 突如、「ぎゅいーーん」と激しい音が鳴り響く。
 緩急激しいエレキギターの演奏は遠くまで届き、都中の輪廻達を惹き寄せた。
 やがて3人を包囲した輪廻達は、手にした鎖鎌を構える。真っ赤に染まった瞳に光はなく、灰色の肌からは死者特有の臭いが微かに漂ってくるようだった。
 統括している存在を誘き寄せる為にも、ここで残らず倒したい所である。
「さぁ、皆さん頑張りましょう!」
 スフィアはそう言うと霊素還元砲台から、ありったけのエネルギーを放出した。
 霊体を攻撃された輪廻達が次々と痙攣していく中、蒼月は改造ナノブレードを振り翳し、部位破壊でもって輪廻達にトドメを刺していく。
 しかし、スフィアと蒼月が接近戦を繰り広げる後方では【外法『悪鬼の鎌』】が発動され、何十もの巨大な鎌が姿を現していた。
 召喚された巨大な鎌は、幾何学模様を描きながら3人の頭上に飛んでくると、ギロチンの如く垂直に落下する。
「わたしが止めて見せますわ!」
 ルーヴェニアは【Ma la scène, la Seine.(マラセーヌ・ラセーヌ・・・ココハワタシノブタイ)】を発動し、迫り来る鎌を迎え撃つ。

『今だけでも、ここはわたしのための舞台。そう。つくりかえてみせるの』

 エレキギターの音色とルーヴェニアの歌声は虹色のオーラとなって広がり、落下してくる巨大な鎌を阻止すると同時に、仲間の能力を向上させていく。
「なんか、力が湧いてきたよ!」
 歌声に鼓舞されたスフィアは、相手より先にユーベルコードを発動することが出来た。【予知霊視(ヨチレイシ)】によって輪廻達が更に【外法『死人繰り』】が発動する未来の光景を見たスフィアは、赤い髪を靡かせたながら霊素還元砲台の向きを修正した。

『あなたの動きなど、見抜いているよ!』

 砲台から再びエネルギーが放たれ、仙気を送り込んで周囲を爆発させようとしていた輪廻達を狙い撃っていく。すると次の瞬間、派手に自爆していく輪廻達。どうやら、仙気が暴走したようだ。ともあれ、残るは蒼月を取り囲む輪廻達のみとなる。
 蒼月は無言で【獄鎌・死人刈】を発動した輪廻達に片腕を差し出した。そして、輪廻達が鎌で腕を切り落とすその瞬間を狙い、【デッドマンズ・スパーク】を発動する。
 腕一本を犠牲に発動した高威力のデッドマンズ・スパークは、輪廻達を一瞬で炭化させた。
 こうして、都を騒がしていた盗賊団の主力である輪廻達を討伐した猟兵たちは、この後現れるという頭領を迎え撃つため、場所を移動するのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『龍使い『劉累』』

POW   :    伝豢龍使令法
自身の【生命力】を代償に、1〜12体の【小型龍】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
SPD   :    我要斬龍手
【剣による斬撃と】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【使役する龍】の協力があれば威力が倍増する。
WIZ   :    撃賊巨龍術式
【使役する龍のうち一体】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はピオネルスカヤ・リャザノフです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 猟兵たちが輪廻達と派手にやり合っていた頃ーー。
 盗賊団の頭領、龍使い『劉累』は都の東に位置する「青龍門」に腰掛け、使い魔の小竜を待っていた。
 やがて都の偵察から戻って来た小竜が劉累の差し出した腕に止まると、猟兵たちの出現と輪廻達が全滅したと告げる。
「雲行きが怪しくなってきたか……」
 劉累は右手の掌に顎を乗せ、都の外へと視線を向けた。
 元締めから盗賊団の結成と共にある指令を受けたのは、今から数日前の事ーー。
「古くて思い入れのある『入れ物』を集めて来てほしい?」
「そうだ。出来るだけ人の念や情が染み付いている代物が良いだろう」
「しかし、キョンシーにそのような物が判断できますでしょうか?」
「あれらは仙気を操れる故。問題なかろう」
「……なるほど」
 人の念や情などは、一種の『気』を宿すという。であれば、彼女達にその『気』を辿らせ、『気』を放つ入れ物を探させれば良い。そして、そういう物は大抵、高価な美術品や工芸品、古から伝わる物や人々が愛着を抱き大切に扱う、所謂『宝物』が殆どだ。
 最近、同志達が『猟兵』と名乗る者達の手によって『骸の海』へと還されているらしい、という噂は耳に入っていた。
 高価な物を狙う盗賊団であれば、猟兵たちの目を逸らすにも丁度良い。
「奴らに此方の思惑を悟られてはならん」
「承知しました」
 しかし、ここ最近は都から人々が逃げ出し、高価な物が入手し辛くなった。そのせいで、キョンシー達は手当たり次第『入れ物』になりそうな物を持ち帰るようになってしまった。
 こうなっては、猟兵たちに此方の思惑を知られるのも時間の問題と言える。
「そろそろ、潮時ってやつだろう」
 劉累はスッと立ち上がり、今度は都の方に目を向ける。
「猟兵……か。どんな奴らか確かめてみるのも悪くない」
 ひとり呟く劉累は人好きしそうな柔らかい笑みを浮かべ、猟兵たちの元へと向かうのだった。
シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!


人柄

普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します


心情

仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています


基本行動

味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します

一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします

またUC【贖罪】により楽には死ねません

ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います


戦闘

味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用


戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます


禍沼・黒絵(サポート)
『クロエと遊んでくれる?』
 人間の人形遣い×ビーストマスター、13歳の女の子です。
 普段の口調は「無感情(自分の愛称、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」、独り言は「ちょっと病んでる(自分の愛称、アナタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

一人称はクロエ、人からクロエと呼ばれると喜ぶ。
ちょっと暗い感じの無表情なキャラ
武器は装備している物を自由に使って構いません。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


緋神・美麗(サポート)
絡み・アドリブ歓迎
技能を駆使して命中と威力を底上げした一撃必殺UCを選択して使用しボスに向かって全力攻撃する




 龍使い『劉累』が姿を現すのにそう時間はかからなかった。
「やぁ、やぁ。お前達が噂の猟兵か?」
 颯爽と現れた、一見人が良さそうな雰囲気のオブリビオンは猟兵たちを見てこう告げてくる。
「言葉で語る必要はなさそうだ」
 つまり、こちらの情報は一切明かすつもりはない、という事だろう。
 ある意味、潔い。
 劉累は朗らかな笑みを浮かべ、静かに太刀を構えると、猟兵たちもまたそれに応えるように武器を構え、攻撃のチャンスを伺う。
「行くぞっ! 我要斬龍手!!」
 ヒュッと空を斬る短い音がした次の瞬間、劉累は太刀を突き出し、そのまま目にも止まらぬ速さで突撃してくる。
「この世界は退屈しないで済みそうかしら」
 ライトニングセイバーを構え、顔の半分を『蝶人仮面ゴールデンパピヨン』で隠した緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)は、【超高速演算モード(チョウコウソクエンザンモード)】で応戦する。

『アクセラレーション!』

 緋神は今まで経験してきたオブリビオンとの戦闘を元に超高速演算を開始し、相手の攻撃の予想と回避を試みる。しかし、敵の速さの方が僅かに上回っていた為、反応が遅れてしまう。
 結果、完全に回避する事が出来なかった緋神は、咄嗟にライトセイバーで劉累の太刀を受け止めた。
 劉累の突進力を活かした攻撃は、そのまま緋神を遥か後方へと剣圧で吹き飛ばす。しかし、緋神も黙ってやられるわけではない。手にしたライトニングセイバーがバチバチと蒼白い雷を放電し、そのままカウンターを放つ。
「くっ!」
 雷を纏った斬撃波は、太刀で弾きかえそうとした劉累を感電させ、少しだけ動きを鈍らせた。
 その隙を突くように、ゴスロリを着こなす禍沼・黒絵(災禍の輩・f19241)が日食の名を持つ槍『エクリプス』で斬りかかる。
「次はクロエと遊んでくれる?」
「なにっ!?」
 クロエはクルクルと回転しながら身軽なステップでエクリプスを操り、わざと劉累の太刀を攻撃していく。そして、相手に悟られぬよう徐々に相手の生命力を奪っていく。
「助太刀します!」
 シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)もまた、白と黒の2丁銃、『聖銃』ピア(Pea)_甲WSとトリップ(Tulip)_甲WSを構え、援護射撃を開始する。
 クロエの動きに合わせ、尚且つ劉累の足元を中心に撃ち込まれていく無数の弾丸に、劉累の動きが更に鈍る。
「くそっ! 思ってたより連携が取れているなコイツら。ならば……伝豢龍使令法!!」
 劉累は流れた己の血で文字を描くと、その生命力を代償に6体の小竜を召喚した。
 小竜は「ギャ、ギャ!」と短い鳴き声を繰り返しながら、猟兵たちに襲いかかった。
「まるで、獣が放つ威嚇みたいで耳障りな鳴き声ね」
 クロエがほんの少し眉を寄せ、【呪われた霧の肉体(カースド・ミスト)】を発動させた。

『クロエを捕らえる事が、出来るかな?』

 小竜が襲いかかろうとした瞬間を狙い、体を呪いを纏った霧に変異させると小竜の口や鼻へと侵入した。そして、内部から呪いを放つ。
「ギギギギギギギィーーーーーー!!」
 呪いの霧を腹にため込んだ小竜は、次の瞬間壊れたオモチャのような不快な音を発し、バタバタともがき苦しみながら一度上昇すると、コト切れたのか力なく墜落していった。
 小竜があっさりと倒されていく光景に、劉累の顔色が変わるのをシホは見逃さなかった。シホは『聖剣』パッシモン(Persimmon)_甲WPに持ち帰ると、【剣星 吸血鬼殺しの元騎士団長にして養父(ケンセイ・ジークフリート・フォン・エーデルワイス)】を発動する。

『お義父様、力をお貸しください』
『シホ、ここは僕に任せてくれ。それと……』
『どんな時も諦めるな、ですね』

 剣の師匠『ジークフリード』が姿を現すと、シホの代わりに劉累と対峙した。
 ジークフリードは聖剣を垂直に構えると、一瞬で劉累の死角を的確に突く。次々と繰り出される神速の斬撃は、確実に劉累を追い詰めていった。
「……認めるよ。お前らは確かに厄介な異邦人だ」
 劉累が掌を前に差し出すと、ジークフリードの持つ聖剣を素手で掴み動きを止めてみせた。
『……!!』
 深々と刺さった聖剣はビクともせず、その間に劉累が持っていた太刀の剣圧でジークフリードを消し去ってしまう。
「はぁ〜、危なかった。さてと……いったん仕切り直させてもらう」
 劉累は掌に付いた血を舐め取りながら後方に飛びと、そのまま姿を眩ましたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。

悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います

 ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


フィアクラ・ディアミッド(サポート)
デュラハンの殺人鬼×黒騎士の老紳士。
元より首のない妖精のため、視野や聴覚等で不利になることはない様子。
武器は身の丈ほどの白銀の鋏。

※喋りません
 身振り手振りで伝えようとする努力はします。

基本的に穏やかな性格ですが、敵を倒すためなら一切の容赦はしません。敵の見た目や言動にも一切ブレません。ただ倒します。
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

人間は好き、敵ではない動物も好き。
頭は金属兜に入っていますが、基本的に家に置きっぱなしなので触れずで大丈夫です。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


シフィル・エルドラド(サポート)
『皆に元気を分け与えにやって来たよ!』 

ハイカラさんの勇者×国民的スタアの女の子。
 普段の口調:明るい(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
 嬉しい時の口調:ハイテンション(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

元気一杯で天真爛漫な性格をしていて、ポジティブな思考の持ち主。
困っている人や危機に陥っている人は放ってはおけず
積極的に助ける主義です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●龍使い『劉累』の誤算
 首無し妖精にして、デュラハンの老紳士フィアクラ・ディアミッド(いつか聞いた足音・f34123)は非常に困っていた。
 彼は元から首がない為、話せない。普段なら身振り手振りで感情表現、および仲間とのコミュニケーションも器用にこなすのだが、今回はそうもいかなかった。
 何故なら、逃走を計った盗賊団の頭領『龍使い劉累』と偶然鉢合わせ、そして周囲にはまだ他の猟兵たちが駆けつけていなかったからである。
 故にーー。
「(非常に困った……)」
 一方で劉累は、興味深そうにフィアクラを見つめている。
「おぉ、異邦人の中には、こんな奴までいるのか。いやはや、奥が深いというかなんと言うか」
「(今できる事、それは時間稼ぎ……)」
 他の猟兵たちに居場所を知らせ、且つ到着するまでに時間が稼げればと、フィアクラは自在に変形する『黒剣』を構えた。
 劉累も柔らかい笑みを浮かべながら太刀を構えると、ユーベルコードを発動する。
「先程のように大勢で押しかけられると厄介だ。伝豢龍使令法!」
 上空から12体の小竜を呼び出した劉累は、「やれ!」と叫ぶ。
 フィアクラは咄嗟に黒剣を振り、近くにあった建物の一部を破壊した。建物から立ち昇る白い煙が狼煙代わりになればーー。そう考えての行動だった。
 すると……。
「さぁ、楽しませて下さいますわよね」
「皆に元気を分け与えにやって来たよ!」
「気に入らねぇ奴をぶっ飛ばせばいいんだろ?」
 ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)、シフィル・エルドラド(ハイカラさんの勇者・f32945)、そして陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)がタイミング良く駆け付けた。
 フィアクラは思わず「パチパチパチ!」と物凄い速さの拍手を送り、次いで劉累と小竜を指差す。
「ようやくタイマンに持ち込めるかもと思っていたのに。まぁ、来ちゃったものはしょうがない。まとめて相手してやる!」
 劉累は太刀を握り直し、左手を素早く横に振る。それを合図に、上空で待機していた小竜達が次々と猟兵たちへ体当たりを開始した。
「ここは俺に任せなっ! ブラッド・ガイスト発動!!」
 陽環が元気に叫ぶと、名刀『マタタビ丸』を引き抜いた。そして、左手に持った爆符『烈火乱れ咲き』から誘導弾を放ちながら、己の血を代償にマタタビ丸の封印を解く。
 封印を解かれたマタタビ丸が禍々しく輝き、瞬く間に殺戮捕食態へと姿を変えると、陽環が大きく飛んだ。
 誘導弾を避けて飛ぶ小竜の動きを読み、マタタビ丸を振るうと、小竜を殺戮捕食対象と認識したマタタビ丸が小竜を頭からバクバクと捕食していく。
「まさか、あれも猟兵の力なのか!」
 伝豢龍使令で呼び寄せた小竜が陽環の武器にペロリと飲み込まれるのを見ていた劉累は、「ピィー」と指笛を吹く。
 どうやら、残りの小竜を引き返させたようだ。
 シフィルとローズは小竜に攻撃が止んだこのタイミングを逃さず、劉累との距離を一気に縮める。
「はぁ!」
「たぁ!!」
 シフィルが『聖剣エデン』でなぎ払いを放ち、ローズが夕焼け色の剣『夕の憩い』で追撃する。
 2人の息の合った剣技を受けた劉累は攻撃の全てを太刀で受け止め、弾き返すと、太刀を構え直し【我要斬龍手】を繰り出した。
 剣による斬撃と突進を前に、シフィルは待ってましたと【ハイカラさんは止まらない】を発動する。
 手に持っていた聖剣エデンを『アイドルの聖書』に変え、突如熱中し始めると、シフィルの背後から眩いほどの後光が差した。そして、いかなる攻撃も遮断する力となって劉累の攻撃を防いでみせた。
 当然、援護しようと飛んでいた小竜も光に阻まれ、劉累と共に動きを止めた。
「くぅ、こんなふざけた攻撃で防がれるとは……。ならば、撃賊巨龍術式!」
 劉累は素早く印を結び、残っていた小竜が巨大な竜へと変貌させる。
 ローズは再び『夕の憩い』を構えると、臆する事なく巨大な竜の前を走り抜け、【夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(ローズ・ワルツ)】を発動した。

『さぁ、数多に咲き誇りなさい!』

 ローズの構えていた『夕の憩い』がバラバラと千切れるように形を崩し、無数のオレンジ色の薔薇の花びらに姿を変える。
 花びらは風の影響を受けることなく可憐に舞い、巨大な竜を取り囲む。そして、その薄さを活かし硬い鱗の隙間に入り込むと、その肉を裂いた。
 巨大な竜は、花びらを振り払おうと暴れ回る。しかし、無駄なこと。小さな花びらを振り払うには体が巨大過ぎた。
 やがて竜が次々と血を吹き出しながら消滅すると、劉累が血を吐きながらその場に蹲った。その背後に、大鎌の形に変形させた黒剣を持つフィアクラが立つ。
 黒剣がフィアクラの首から溢れ落ちる青い光を受けて青々と輝く様は、まるで身なりの良い死神が青い炎を纏って舞い降りたかのようだった。
 
『──』

 フィアクラは【Bíodh turas maith agat.(ヨイタビジヲ)】を発動すると、静かに黒剣を振り下ろした。そして、『死を想起する』属性の斬撃でもって、劉累に残っていた生命力の全てを綺麗に刈り取ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『赤顔大王』

POW   :    破頭地落砕
レベル×1tまでの対象の【頭部】を掴んで持ち上げる。振り回しや周囲の地面への叩きつけも可能。
SPD   :    赤顔王軍
自身の【身体の赤い部分のいずれか】を代償に、1〜12体の【分身体】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
WIZ   :    赤死撃
【錘の振り下ろし】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に赤い毒池を作り出し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●そして、アジトへ
 猟兵たちの奮闘で盗賊団の頭領が討ち取られる。
 あとは、元締めが居るアジトへ赴くだけなのだが、その場所へ至る道が未だ示されないでいた。
 猟兵たちが不安に駆られていると、青龍門が微かに光を帯び始める。
「もしかして……?」
 門の中心に歪みが生まれ、ユラユラ、キラキラと波打ち、猟兵たちを誘うように妖しく輝いた。
 暫く様子を伺っていた猟兵たちだったが、ひとり、またひとりと門を潜っていく。
 ほんの少しだけ頬にぬるりとした感触がし、次に目に入って来たのは豪華絢爛な邸宅だった。
 中庭の四方を囲う様に作られ、柱は全て朱色に統一されていた。この建物も至る所に凝った装飾が施されている。元貴族の屋敷だという言葉に納得である。
 ふと、邸宅の外と上空に目をやると、赤紫色の膜が波打っていた。恐らく、この建物を隠す為の結界だろう。
 猟兵たちが邸宅に入ろうとすると、突如赤い肌をした大柄の男が姿を現した。この大男こそ、今回の騒動を引き起こした盗賊団の元締め『赤顔大王』である。
 閻魔大王を彷彿とさせる容姿の赤顔大王は猟兵たちをギロリと睨みつけると、武器を構えて襲いかかって来る。
 猟兵たちもまた武器を構えると、言葉を交わす事なく戦闘を開始した。
四十物・寧々(サポート)
サポートプレイングです。

ひとつの肉体に複数の人格を有し、人格ごとに別々の特性を修得でき、人格を切り替える事で様々な状況に対応できます。(多重人格者の種族説明より抜粋)

そのため、口調は「現在の状況に対応できる人格」です。
シナリオ進行に必要な内容など、喋らせたいことを喋らせて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

多少の怪我は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。


カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」

神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!


御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルは常に中継配信+後で編集しての動画配信
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先!
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNG!

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!


勝守・利司郎(サポート)
神将の四天王×花蝶神術拳伝承者、勝守・利司郎だ。
花蝶神術が何かって?オレが言い張ってるだけだが、練った気を花や蝶のごとく扱うやつ。
しっかし、『トーシロー』が達人っていう設定なぁ。あ、オレ、神隠し先で神将になる前はバーチャルキャラクターな。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動する。そうだな、主に拳に練った気を集めてグローブ代わりにして、殴ることが多いか?

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。オレの美学(味方ならば邪魔をしない)に反するからな。作戦なら別だが。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないからな。
あとはおまかせ。好きによろしく!



●色々と隠しきれていない元締め
「猟兵だかなんだか知らんが、突然現れた存在にワシらの邪魔はさせん!」
 赤顔大王は猟兵たちに大声で言い放つと、双錘を構えて立ちはだかって来た。その首には、大きな鍵がぶら下がっている。
「きっとあれが、盗品を隠した部屋の鍵でしょう」
「隠すつもりもない、と?」
 その身に複数の人格を宿す四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)は標準語でそう言うと、紐状の器官が伸びるUDC怪物的要素のある『ポンポンヴァッフェ』を、カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)は水の力を秘めた蛇腹刀『水流燕刃刀』を構えた。
「はっはっは、妾、再び推参! むしろ、分かりやすくて良いではないか!!」
 御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は、赤顔大王の派手な服装と迫力のある風貌を見て、満足そうに大きく頷いてみせた。きっと、今回も派手な演出を視聴者に届けられる事だろう。
 勝守・利司郎(元側近NPC・f36279)はというと、猟兵として初めて戦いに参加することもあり、やや緊張した面持ちだ。
「うわぁ、オレ1人じゃ、どうにもならなさそうな相手か……」
 とは言え、今は出来ることを全力でやるだけだと腹を決める。その手には、黄色のチューリップの形を成した覇気『鬱金香覇気』が可憐に咲いていた。
 赤顔大王は膝を深く曲げ、次に大きく飛び上がると空中でくるりと向きを変え、自らの重量を乗せた双錘で攻撃を仕掛けてくる。
 四十物とカツミ、そして勝守が後方に飛び退くと、御形がオーラ防御を纏わせた『左腕』で受ける。
 バチバチと互いの闘気がぶつかり合うなか、御形は右手の『八元八凱門』から自ら邪神オーラと呼ぶ黒い謎の物質で球体を作り出し、赤顔大王に向けて放った。
 四十物とカツミ、そして勝守もまた攻撃を開始する。
 最初に四十物がポンポンヴァッフェから紐状の器官を何本も伸ばし、赤顔大王の左手の錘に巻き付け、力一杯引っ張った。その間にカツミが背後に周り、水流燕刃刀を振るう。水流燕刃刀は水流を纏い、鞭のようにしなやかにしなりながら赤顔大王の大きな背中を斬り裂いた。勝守も鬱金香覇気を放ち、赤顔大王の注意を惹く。
「ガーッハッハッハッハ。なんだ、これは攻撃なのか?」
 赤顔大王は双錘をバトンの様に回し覇気を弾くと、ゴロゴロと転がるように素早く移動する。
「硬いですね」
「なかなか攻撃が通らないね……」
「しかも、見かけによらず俊敏かよ!」
 攻撃が殆ど通らないどころか怯む様子もない赤顔大王は持っていた双錘の片方を投げ、「攻撃とはこういうものだ」と【破頭地落砕】を発動させた。
 すると御形の目の前に突如、赤顔大王の大きな手が現れる。次の瞬間、御形は頭部をガッシリ掴まれた。
「クッ! 初めから妾を狙っておったか!!」
 猟兵たちの中で大きな体を持つ御形に狙いを定めていた赤顔大王は、軽々と御形を持ち上げると、続いて振り回し始めた。
 巨大な力で振り回される邪神の体は一種の凶器となり、周囲にある物を破壊していく。バラバラと木片や石や壁が降り注ぐ中、四十物は敢えて攻撃をその身に受け、その代償を以って【アンディファインド・フラグ・クラッシャー(アンディファインド・フラグ・クラッシャー)
】を発動した。

『(二枚目でも三枚目でも薔薇投げて激励して立ち去るだけでもまぎれもなくヤツでもご自由にどうぞ)』

 召喚された【男装の麗人の寧々】は、負傷した四十物の代わりに『ポンポンヴァッフェ』を構えると、ポンポンヴァッフェから紐状の器官を何本も伸ばした。そして、紐状の器官は振り回される御形の体を捉え、なんとか減速させる。
 その間、カツミは【水の権能、五『烹炊』(ホウスイ)】を発動し、仲間の傷の治療を試みた。

『作っちゃうぞー!』

 何処からともなく食材が現れ、大量の料理を作るカツミ。その料理の力で四十物の傷が回復していく。
 一方、赤顔大王は御形を思い切り地面へと叩きつけようとしていた。
「フハハハハ! これでも喰らえっ、猟兵どもぉ!!」
 御形の長い尾や巨大な羽が地面に打ちつけられ、地面が大きく揺れる。地面が割れ、ボコボコと隆起すると大量の土埃が舞った。
「土煙で視界が遮られると厄介だ!」
 勝守は【花蝶神術:灰塵悪(オレリュウカイジンジュツ)】を発動すると、両手に破棄を集中させる。

『オレのやり方、練り方でいくと……!』

 十分に練り上げた気を籠めた『青紫の葡萄風信子』から勾玉を飛ばした。黄色く輝く勾玉は赤顔大王の放つ邪気を追跡し、流星の如く飛んでいく。
 すると、勝守の足元から上機嫌な御形が姿を現した。
「はーっはっはっは! 良いぞ、なかなかに良い。だが妾の方が、もっとスゴくて強い!!」
 激闘に気分を良くした邪神は高らかに笑うと、【楽土裁断(ジャッジメント・テイル)】を発動する。

『浅墓で身勝手な正義と希望をその身に抱いたまま、蛇神の裁きの下に潰れて果てるが良い!』

 御形は、勝守の放った勾玉の輝きを目印に重たい【蛇尻尾】の一撃を放つ。邪神の巨大な尾が赤顔大王の頭頂部に直撃した直後、轟音が響く。しかし、御形は尚も力を込め、既に形が変わってしまった大地に赤顔大王を押し潰していく。
「はーっはっはっは! 先程のお返しよ!!」
 やがて土埃がおさまり、辺りが静かになる。そして、大地にめり込んでいた赤顔大王が猟兵たちの目の前でゆっくりと立ち上がる。
「うぬぅ、これほどの力とは。頭領がやられるわけか……」
 赤顔大王は頭部から流れ出る夥しい血を袖で拭い去ると、白い歯を見せながら大笑いする。
「面白い、面白いぞ! さて次はどんな力を見せてくれるのか」
 そう言って再び双錘を構える赤顔大王は、場所を変えようと提案し、大きく飛び上がってその場を離脱したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
 サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写していただけるとありがたいです。ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的な特徴として「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
 嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。また、エンパイアの偉い人には会いません(話がややこしくなるので)。
よく使う武器は「大天狗正宗」「千子村正権現」「鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせ。よろしくです!


ハイパー・マン(サポート)
『来たぞ、私が、ハイパーマンだ!』
 神のスーパーヒーロー×ミュータントヒーロー、39歳の男です。
 普段の口調は「男性的(私、~くん、だ、だな、だろう、なのか?)」、敵には「高圧的(俺、貴様、言い捨て)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
スーパーヒーローとしてふさわしい振る舞いを意識し、依頼の成功に全力を注ぎますが、何より周りの誰かを助けることを優先します
パンチはニュートラルパンチ、キックはブリッツキックと叫びながら攻撃します


大神・零児(サポート)
アドリブ共闘可
単純戦闘の場合
強力な一撃を叩き出せそうなUCか、形勢逆転が狙えそうなUCを

味方や護衛・救助対象への援護や支援が必要な場合
味方や護衛・救助対象へのサポートとなるようなUCを

戦闘のみ
所持している武器・アイテムを効果的に使い戦局を有利にするよう行動(所持アイテム等を駆使し攪乱や敵の隙をつくる等)

救出・護衛
対象者の命最優先で行動
敵の動きに注意し、牽制しながら戦う
仲間との連携・連絡はアイテムも駆使し密に

常時使用技能
戦闘知識
第六感
野生の勘
見切り
地形の利用
世界知識
咄嗟の一撃
情報収集
早業

護衛・救出対象等有
拠点防御
時間稼ぎ
鼓舞
失せ物探し
オーラ防御
覚悟
救助活動
かばう
聞き耳

C-BA使用
運転
操縦
運搬
騎乗


藤・美雨(サポート)
私は藤・美雨
デッドマンの猟兵さ
キョンシーじゃない、キョンシー擬きだよ

戦う時は近接攻撃を中心に
強化した肉体で怪力で暴れまわったり
装備した刃物でザクザク切り込むのが好きかな

死んでいるから怪我にはあんまり執着しない
危なくなればヴォルテックエンジンで自分を叩き起こすからね
負傷は気にせず気力で突っ走るのが好きだよ
その方が楽しい!

でも死んでるからといって人生を楽しんでいない訳じゃない
飲食とかは出来るし好きだよ
綺麗なものや楽しいものに触れるのだって大好きさ

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ
例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動もしない
気持ちよく勝って帰りたいし!

あとはおまかせ
よろしくお願いするね!



●実は、色々と明かしたい赤顔大王
「さてと。僕も将軍なんだから、戦わなきゃね」
「来たぞ。私がハイパーマンだ!」
 徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)とハイパー・マン(神のスーパーヒーロー・f16472)が赤顔大王の前に立った。背後からは、藤・美雨(健やか殭屍娘・f29345)と大神・零児(魂から別れたもう一人の令二・f01283)が迫る。
「むぅ、挟み撃ちか」
 赤顔大王が向きを変え、左右に視線を走らせると白い歯を見せた。
「そんなにワシらの企みが気になるのか? 気になるのか!」
 そして、猟兵たちの返事を待たずに「そうだろう、そうだろう」と1人で大きく頷き始める。
「おっと?」
「どうも、隠し事が苦手なタイプのようだね」
「そのようです」
「あぁ」
 どこか上機嫌な様子の赤顔大王に、ハイパー・マン、藤、徳川、大神は短くため息を吐いた。
「しかしだなぁ、それをすると非常にまずい、まずいのだ。と言うわけで、ワシを倒せたならコレをくれてやろう」
 赤顔大王は首から下げていた鍵を掴み4人に見せつけると、双錘を構えた。
 面倒な流れにならずに済んだ事に安堵した4人もまた、それぞれ武器を構えると赤顔大王との戦闘を開始する。
 最初に飛び出したのはキョンシー擬きの藤だった。服の袖から『お気に入りの匕首』を取り出すと、長い手足を利用して格闘技の要領で振り翳し、敵を切り刻まんとする。
「軽い、軽すぎる! 攻撃は重さが重要なのだ!!」
 赤顔大王は短刀を双錘で弾き返すと、両手を大きく振り上げ【赤死撃】を発動した。
 もちろん、藤もユーベルコード【機械仕掛けの心臓は笑う(アレグロ)】を発動する。

『もっと楽しくやろう!!』

 赤顔大王が全身を【ヴォルテックエンジンから生み出した電気】で覆われた藤へと双錘を振り下ろし、藤がギリギリで見切り避ける。そしてーー。
「果たして、この攻撃も『軽い』なんて言ってられるかい?」
 赤顔大王の発言は、藤の凶暴性を引き出すには十分なものだった。侮辱された怒りの感情を乗せ匕首を赤顔大王の脇腹に深く差し込むと、体を蹴って一気に引き抜く。
 空振りした双錘は勢いのまま地面を打ちつけられ、地面に無数のヒビを入れると赤い毒の水が溢れ出した。
 毒水は瞬く間に一帯を毒池へと変えると、赤顔大王は敢えて毒沼に身を沈めていく。その脇腹の傷からは血が溢れ、衣を赤く染め上げながら毒沼の赤と混じる。
「うぬぅ……!」
 赤顔大王は全身から赤く毒々しい闘気を放出すると、己の流した血と混じり合った毒沼を代償に【赤顔王軍】を発動した。
 毒沼がボコボコと沸き、中から2体の赤顔大王の分身体が姿を現す。そして、本体と同じく双錘を手に、徳川、ハイパー・マン、そして大神へと突撃してくる。
「この家光、悪は決して許せぬ!」
『大天狗正宗』を鞘から抜いた徳川はオーラ防御を纏った状態で分身体の攻撃を受け止め、弾き返すと一文字斬りを放つ。そして、分身体が攻撃に怯んだ隙に【火産霊丸(ホムスビマル)】を発動した。

『火産霊丸よ、焔の底より出ませい!』

 自身の身長の2倍の燃える白馬『火産霊丸』を召喚すると、颯爽と跨り戦場を縦横無尽に駆けた。火産霊丸の燃え盛る立髪と尾が徳川の刀を赤々と照す。
「一か八か……嫌いな言葉じゃありません!」
 徳川が大天狗正宗を水平に構えると、分身体と本体の横を駆け抜け様に斬り払う。
 続いて大神が【霧血魂喰(ムケツタマグライ)】を、ハイパー・マンが【ラジカルザッパー(ラジカルザッパー)】を発動した。

『「魂喰」、体は預けたぞ』 

『クリスタル起動、ガントレット展開、くらえ! ラジカルザッパー!』

 大神の肉体が血の霧へと変わり、分身体と本体を縛る付けるとハイパー・マンが【高密度情報体からなるビーム】を放った。
 ビームは分身体を掻き消し、本体である赤顔大王にも直撃する。そして、赤顔大王がビームを正面から両腕で受け止め、身動きが取れずにいる所を狙い、大神がすかさず至近距離から妖刀『魂喰』の一太刀を浴びせた。
 流石の赤顔大王も立て続けに攻撃を受けた事で、ようやく瀕死の状態に近付きつつあった。
 ところが……。
「ま、まだだ。まだ、お前らにコレをくれてやるわけにはいかんっ!」
 赤顔大王はギリギリの状態にも関わらず素早い動きで転がると、そのまま邸宅の中へと逃げて行った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

シホ・エーデルワイス
まさか弱体化しているとはいえ
猟兵以外にお義父様を退けられるとは…

肉親に準じる養父が消し去られた事に少し動揺していると
前世の養父との思い出が少し蘇る

養父は騎士長で私の剣の師匠でした

私が師匠に剣の稽古を付けてもらい
ついて行けず弱音を吐いた時…

やっぱり無理ですよ
師匠の様な達人の動きに付いて行くなんて…

師匠
「僕だって最初からできた訳じゃない
シホ
剣を取れ
僕達は一歩ずつでも前に進むしかないんだ」

…師匠は騎士団の他の誰よりも強くて
でも驕る事は無かった

師匠
「僕よりも強い人は必ずいるさ
でも大事なのは強者になる事ではなく
皆と生き残る事だと思う」

そうですね…
私が今成すべき事は人々を襲うオブリビオンを討伐する事
師匠の遺志も私は継ぐと決めたのでした


敵の攻撃は第六感と聞き耳による読心術で見切り
ダンスの様な動きで残像回避と
聖銃の零距離射撃カウンターで弾き飛ばしつつ
誘導弾で【迅奏】


戦後
第六感で集められたお宝を探し
何に使うつもりだったか情報収集

特に大切にされている物は…思念が宿っている?
何かの触媒にでもする気かしら?



●思い出の先にあるものはーー。
(弱体化しているとはいえ、まさか猟兵以外にお義父様を退けられるとは……)
 赤顔大王の元へと向かうシホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)は、少し動揺していた。
 脳裏に浮かぶのは、盗賊団の頭領『劉累』との戦いの光景。
 ユーベルコードで召喚された『ジークフリード』は、その神がかった剣技で劉累と対峙した。
 劉累を追い詰めていくジークフリードの姿に、シホは師匠の勝利を信じて疑わなかった。
 ところがーー。
「……認めるよ。お前らは確かに厄介な異邦人だ」
 劉累が掌を前に差し出し、その手でジークフリードの聖剣を掴むと、持っていた持って太刀の剣圧でジークフリードを消し去ってしまったのだ。
 信じられなかった。
 シホにとってジークフリードは肉親に準じる養父。目の前でその存在が消し去られれば、動揺して当然とも言える。
 すると、前世の養父との思い出が蘇る。

 養父であり、騎士長であり、剣の師匠でもあったあの頃……。
 その日もシホは、師匠に剣の稽古を付けてもらっていた。
「シホ。どうした、足が止まっているぞ」
「はぁ、はぁ、やっぱり無理ですよ。師匠の様な達人の動きに付いて行くなんて……」
 膝を付きそうになるのを必死で堪え、肩で激しく息をしながら、なんとか師匠の方を見る。するとジークフリートは手にした剣を下ろし、弱音を吐くシホにこう告げた。
「僕だって最初からできた訳じゃない」
 しかし、シホにはその言葉が信じられなかった。
 天才は生まれながらにして天才であり、センスは生まれ持ってのものだと。そして、目の前に居る師匠もまた剣において天才であり、動き1つとってもセンスを感じる。
(それに比べて私は……)
 自然と考えは暗い方向へと向き、視線が地に落ちる。当然、手にした剣を握る力も弱くなった。しかし、師匠はそれを許さない。
「シホ、剣を取れ。僕達は一歩ずつでも前に進むしかないんだ」

(師匠は騎士団の他の誰よりも強くて、でも驕る事は一度も無かった……)
 シホは空を見上げ、静かに目を閉じた。
「僕よりも強い人は必ずいるさ。でも、大事なのは強者になる事ではなく、皆と生き残る事だと思う」
 師匠の優しい言葉、愛情のこもった声、そして全てを受け入れることの出来る器の大きさと心の広さでもって、自分に教えを説き続けてくれた事へ感謝する。
「そうですね……。私が今成すべき事は人々を襲うオブリビオンを討伐する事。師匠の遺志も私は継ぐと決めたのでした」
 シホは迷いを振り払うと青龍門を潜り抜け、赤顔大王と対峙したのだった。

「お前も猟兵か?」
 赤顔大王は双錘と呼ばれる武器を握り、シホをギロリと睨みつけてくる。その胸には、大きな鍵がぶら下がっていた。
「そうです。私は猟兵、師匠の意志を継ぐ者です」
 シホはそう告げると、『聖銃』のピア(Pea)_甲WSとトリップ(Tulip)_甲WSの銃口を赤顔大王に向ける。
「お前1人でワシの相手をするというのか、面白い! 返り討ちにしてくれるわぁ!!」
 赤顔大王は双錘を振り回し、シホへと突撃して来る。
 シホは、次々と繰り出される打撃を第六感と聞き耳による読心術で見切ると、両腕を交差し聖銃から弾丸を放つ。魔力で作られた弾丸は赤顔大王の太い腕を貫通し、確実にダメージを与えていく。
「むぅ、この腕は使い物にならんか……。ならば、赤顔王軍発動!、来たれ、紅蓮の分身!!」
 赤顔大王は弾丸で撃ち抜かれダラリと力なく垂れた左腕を掴むと、ブチブチと自ら引きちぎる。そして、それを代償に己のユーベルコードを発動すると、3体の分身体を召喚してみせた。
 しかし、今のシホの心は無風状態の湖面の様に静かだった。
(今なら、何でも出来そうな気がします)
 感覚は研ぎ澄まされ、赤顔大王達のバラバラの動きが全て視える。
 時間の流れが緩やかになり、動きひとつひとつが手にとるように分かる。
 シホは、赤顔大王達の攻撃を残像を残しながらダンスを舞うように回避すると、聖銃からカウンターを放った。零距離で弾丸を放った衝撃で敵を弾き飛ばし、続いて誘導弾を放つと【『迅奏』聖銃二丁で奏でる超絶技巧曲(ジンソウ・セイジュウニチョウデカナデルトッカータ)】を発動する。

『あなたの魂が安息を得られますように』

(……そして、師匠に届きますように)
 シホは両手に持った聖銃を連射する。発砲音が音階に変化し、聞き惚れる高速演奏が行われる中、赤顔大王達は弾丸の雨に成す術もなかった。
 絶え間なく流れる音と弾丸に体中を弾かれ、まるで下手な舞を舞っているかのように滑稽な動きをする赤顔大王達はやがて力尽き地に倒れていく。
 分身は途中で煙となって消え、本体だけが残るとシホはその胸元から鍵を掴み取った。
「……師匠、見てくれていますか。少しはシホも、師匠に近づけたでしょうか」
 シホは小さく呟くと、何処からか師匠の声が聞こえたような気がして大きく頷いたのだった。

●盗品の行方と燃え盛る邸宅
 シホは、第六感を使い盗品が集められた部屋を探す。しかし、赤顔大王から入手した鍵が合う部屋が見つからない。
「もしかしたら、この邸宅にはないのかもしれない……」
 それにしても、大量の『入れ物』を何に使うつもりだったのか。
「特に大切にされている物は……思念が宿っている?」
 と言う事は、何かの触媒にでもするつもりだったのだろうか。
 シホが色々と考えていると、何処からか「火事だ!」と叫ぶ猟兵たちの声が聞こえて来る。
「!?」
 慌てて邸宅から外へと飛び出すと、赤顔大王が自ら邸宅へと火を放つ姿が見えた。
「ガーッハッハッハ! 燃えろ、燃えろ!!」
 火は赤顔大王の言葉通り、瞬く間に巨大な炎となり邸宅を飲み込み、燃え広がっていく。
 猟兵たちは仕方がなく調査を中止し、邸宅からの撤退を余儀なくされた。炎の中からは、未だ赤顔大王の笑い声が聞こえてくる。
「ガーッハッハッハ……!」
 しかしそれも、邸宅の屋根が崩壊すると聞こえなくなった。
 猟兵たちはしばらくの間、火の粉が散ら、大きな音を立てながら燃え崩れる邸宅を眺めていたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年02月08日


挿絵イラスト