殲神封神大戦⑩~オブリビオンマシン『哪吒』
●封神武侠界
「聞け! 六番目の猟兵達よ! 吾が名は哪吒、自律型オブリビオンマシンにして、『殲禍炎剣の代行者』。お前達が本当に戦争を止めたいというのであれば、吾を倒せ! 吾で建業の街で待つ!」
陸戦量産型『哪吒』が、猟兵達に対して挑発混じりに言葉を吐いた。
哪吒にとって、猟兵達は危険な存在。
それ故に、これ以上危険な存在になる前に、滅ぼしておく必要があった。
そうしなければ、いずれ脅威となる事は確実。
……そのため、哪吒に迷いはなかった。
猟兵は滅ぶべき存在であり、この世に存在してはならないモノ。
例え、存在していたとしても、災厄しか招く事がないため、必ず倒す必要があった。
それが、この世界のためであり、自分達のためでもあった。
●ガジルからの依頼
「みんなで力を合わせて、哪吒を倒して欲しいんだよ!」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が真剣な表情を浮かべ、今回の依頼を説明した。
今回の目的は、陸戦量産型『哪吒』の殲滅。
哪吒は体高5mのオブリビオンマシンで、猟兵達と戦うため、建業の街で待っているらしい。
ただし、哪吒は一体だけでなく、街を埋め尽くすほどの大群。
その上、搭乗者がおらず、一糸乱れぬ連携で、猟兵達に攻撃を仕掛けてくるようである。
そのため、猟兵達も可能な限り、キャバリアに乗り込み、哪吒の大軍勢を迎え撃つ必要があった。
「本当ならキャバリアを貸し出したいところなんだけど、ちょっと難しそうなんだよ」
そう言ってガジルが猟兵達から視線を逸らし、ションボリと肩を落とすのだった。
ゆうきつかさ
この依頼は、戦争シナリオです。
今回はキャバリアの貸し出しを行っていないため、所有していない場合は生身での戦闘になります。
第1章 集団戦
『陸戦量産型『哪吒』』
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POW : EP金磚(きんせん)
自身の【増加装甲】から、戦場の仲間が受けた【ダメージ】に比例した威力と攻撃範囲の【装甲炸裂弾】を放つ。
SPD : RXS火尖鎗(かせんそう)
【槍から「破滅の炎」】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : BS-B混天綾(こんてんりょう)
自身の【胸部】から【高出力のエネルギー波動】を放出し、戦場内全ての【液体(生物の血流を含む)】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。
イラスト:雲間陽子
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
董・白
はぁ…
あれが哪吒太子…なのかぁ。
結構憧れてたんですけど…。
今ではアレですか…アレかぁ…乙女の憧れを返しやがれこんちくせう。
キャバリア…ですか。
幸いというかなんというか、一応持っています。
キャバリア「飛来椅」発進です。
『道術』で『操縦』します。
『空中機動』の回避行動と『オーラ防御』と『結界術』の防御行動で哪吒…太子?の攻撃を防ぎつつ、宝貝「五光石」で反撃いたします。
五光石の光弾に『破魔』の術を付与し、光弾を『投擲』します。
乙女の憧れを返しやがれこんちくせう…。
残骸を回収してちゃんとした哪吒太子に生まれ変わらせれば…(ぉぃ)
アドリブや他の参加猟兵との連携はOKです。
火土金水・明
「それでは囮役を兼ねて私は空から攻撃をしましょうか。」「ここはガジルさんの為にも全力でいきましょう。」
魔法の箒に跨って【空中戦】【空中機動】の技能を使用します。
【SPD】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【炎の嵐】を【範囲攻撃】にして、『陸戦量産型『哪吒』』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【火炎耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「私の役目は少しでもダメージを与えて次の方に繋げる事です。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
スピネル・クローバルド
アドリブや他猟兵との連携歓迎
■心情
大勢の哪吒ですか、私達に呼びかけるとは相当な自信がおありの様ですね。
私も戦争を止めたいですので、倒すしかないですね。
■行動
ステルス護衛兵(キャバリア)に騎乗して戦いますね。
【迷彩】でキャバリアを【目立たない】ようにして
UCのハイドスナイプでこちらの戦闘能力を上げますね。
敵に囲まれない様に注意しつつ、背景に同化しながら移動し敵を翻弄し
甲羅割りのハンマーを用い【鎧無視攻撃】や【鎧砕き】で
硬い装甲も砕きながら攻撃し、各個撃破していきます。
混天綾に対しては、こちらも【オーラ防御】で
エネルギー波動を打ち消す様にしますね。
「どうですか、私の動きが見えてますか?」
岩倉・鈴音
哪吒でココ!とはいかないもんだな。こんだけの数いてはな。
ここは逃げるに如かずやで〜(生体電流溜め込みながら)
チラ見せしながら引きつけてるそぶりをみせずジャンプや空中機動しながら逃げる。
炎の攻撃には炎耐性と見切りによる回避やオーラ防御でたえぬこう。無差別なら同士討ちもあるのかな。
生体電流がたまったら哪吒どもにおかえしだ!
返すぜこれがまさかまさかのマサカリ闘法じゃ〜
【ライトニングフォーミュラ】のホーミングレーザーをぶっぱなしダメージを与える。
態勢がととのわないうちに先制切り込みや貫通攻撃でとどめを刺す。
あばよとっつぁん哪吒ども達者でな〜(生体電流溜め込みながら)
天星・暁音
何もキャバリアだけが大きい訳じゃないのよねーとな
星の船、戦闘システム起動、システムオールグリーン、問題なし
さあ、全力全開で、相手の射程外から撃ち尽くすよ
まあ随時補充されるから尽くすなんてないけどね
止まない弾丸、ミサイルにレーザー、雨霰、得と味わいなさい
巨大宇宙船の船上で、宇宙から船の戦闘システムを起動させて、地上の戦場に向けてただ只管に撃ちまくります
武装はホーミングレーザーや特別な強化を施した超長距離ガトリング、ミサイル、一定範囲の時空を歪めて広範囲を破壊する時空爆弾、巨大化させて船に接続した二丁銃による極大砲撃
などです
テンション高めに撃ちまくります
スキルUCアイテムご自由に
共闘可
●
陸戦量産型『哪吒』の大群は、建業の街を更地に変える勢いで、破壊の限りを尽くしていた。
哪吒達の目的は、ただひとつ。
……猟兵達の命を奪う事。
ただ、それだけのために、建業の街を破壊し、住民達を恐怖のどん底に突き落とした。
「はぁ……、あれが哪吒太子……なのかぁ。結構、憧れてたんですけど……。今ではアレですか……アレかぁ……乙女の憧れを返しやがれ、こんちくせう」
董・白(尸解仙・f33242)が複雑な気持ちになりながら、哪吒達を眺めていた。
あれは哪吒であって、哪吒でない。
その証拠に、白の中にあった哪吒のイメージが、音を立てて崩れ落ちた。
「ようやく現れたか、六番目の猟兵達よ! わざわざ死ぬために、ここに来るとは、実に愚か。だが、逃げずに来た事だけは、認めてやろう」
それに気づいた哪吒が、上から目線で言い放った。
「私達に呼びかけるとは、相当な自信がおありの様ですね。……とは言え、私も戦争を止めたいですので、倒すしかないのですが……。
スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)が複雑な気持ちになりつつ、ステルス護衛兵(キャバリア)に騎乗し、迷彩で目立たないようにしながら、【ハイドスナイプ】で戦闘能力(命中率・回避率・ダメージ)を上昇させた。
「それでは囮役を兼ねて、私は空から攻撃をしましょうか」
すぐさま、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)が魔法の箒に跨り、哪吒のまわりを飛び回った。
「……鬱陶しい奴め」
哪吒達が苛立ちを隠せない様子で、剣をブンブンと振り回した。
「ほらほら、こっちですよ」
その間を擦り抜けるようにして、明がビュンビュンと空を飛び回った。
「ここは逃げるに如かずやで~」
一方、岩倉・鈴音(【機械天使12番】JKハングマン・f09514)が生体電流を溜め込み、脱兎の如く逃げ出した。
「……戦場で背中を向ける者に明日はない」
哪吒達が鈴音に狙いを定め、力任せに放り投げた。
「……って、死ぬ、死ぬっ!」
その攻撃をギリギリのところで避けながら、鈴音が哪吒達から遠ざかった。
「何もキャバリアだけが大きい訳じゃないのよねー」
そんな中、天星・暁音(貫く想い・f02508)が水晶らしき物で構成された帆船型の宇宙船(星の船)に乗って、哪吒達に狙いを定めた。
「どうやら、真っ先の墜とすべきモノが決まったな」
その気配を感じ取った哪吒達が、一斉に空を見上げた。
しかし、哪吒達がどんなに頑張っても、宇宙まで届く攻撃方法は存在しない。
それでも、哪吒達は諦めていなかった。
「……仕方ありませんね。残骸を回収して、ちゃんとした哪吒太子に生まれ変わらせましょう」
その間に、白が気持ちを切り替え、飛来椅(キャバリア)に乗り込むと、哪吒達に攻撃を仕掛けていった。
「星の船、戦闘システム起動、システムオールグリーン、問題なし。さあ、全力全開で、相手の射程外から撃ち尽くすよ。まあ、随時補充されるから尽きる事なんてないけどね。止まない弾丸、ミサイルにレーザー、雨霰、得と味わいなさい」
それに合わせて、暁音が星の船の戦闘システムを起動し、地上に向けて撃って撃って撃ちまくった。
だが、哪吒達に反撃する術はない。
そのため、ただ攻撃を避ける事しか出来なかった。
「それじゃ、いまのうちに……! あばよとっつぁん、哪吒ども達者でな~」
鈴音が生体電流を溜めつつ、わざと哪吒達を挑発した。
「……ふざけた真似を!」
その挑発に乗った哪吒達が鈴音の後を追いかけ、力任せに剣を振り下ろした。
「……って、冗談で済まなそうだな、これは……」
鈴音が身の危険を感じながらオーラ防御を展開し、哪吒達の剣を見切ると、シャンプと空中機動を駆使して、一定の距離を取った。
「……許さん!」
次の瞬間、鈴音が槍から破滅の炎を放ち、辺り一面を火の海に変えた。
「……残念。それは残像です。ガジルさんのためにも、ここで負ける訳には行きませんからね」
即座に、明がガジル魂をメラリと燃え上がらせ、オーラ防御を展開しながら、残像を駆使して哪吒達の攻撃を避けていった。
「そろそろ、返すぜ。これがまさかまさかのマサカリ闘法じゃ~」
その隙をつくようにして、鈴音が【ライトニングフォーミュラ】を発動させ、無限に増加するホーミングレーザーを放ち、哪吒達を次々と撃破していった。
「それでは……、全力でいきますよ」
続いて、明が継続ダメージ、鎧無視攻撃、貫通攻撃、フェイントを絡めた【炎の嵐(ファイアストーム)】を発動させ、七色の杖を高々と掲げると、荒ぶる炎の嵐に哪吒達を包み込んだ。
「星の船、特殊兵装以外の全武装を最大展開、星闇銃、能力制御解除、星の船への武装合体、コンツェルト実弾生成開始、魔力充填全弾開放!」
そこに追い打ちをかけるようにして、暁音が【リミッター解除・フルバースト(リミッターカイジョ・フルバースト)】を発動させ、ホーミングレーザー、ミサイル、特別な強化を施した超長距離ガトリング、一定範囲の時空を歪めて広範囲を破壊する時空爆弾、巨大化させて船に接続した二丁銃による極大砲撃を放ち、哪吒の大半を破壊し、ガラクタに変えた。
「……クッ! このままでは……!」
次の瞬間、哪吒が一斉に胸部を開き、高出力のエネルギー波動を放出した。
「……!」
その事に気づいた白がオーラ防御と結界術で守りを固め、空を飛んでエネルギー波動を避けた。
「一時は、どうなるかと思いましたが……」
スピネルもオーラ防御を展開し、自らの身を守りながら、背景と同化しつつ、甲羅割りのハンマーを振り下ろし、哪吒の胸部装甲を破壊した。
「乙女の憧れを返しやがれこんちくせう……」
それに合わせて、白が【宝貝「五光石」(パオペエゴコウセキ)】で宝貝「五光石」】を向け、哪吒達に狙って光弾を発射した。
「そんな攻撃で吾を破壊出来ると思ったら……ググ……まさか、先程、胸部装甲を破壊したのは、そのため……だ……グワァァァァァァ!」
その一撃を喰らった哪吒が激しく痙攣し、断末魔にも似た機械音を響かせ、爆発四散した。
その残骸が雨となって降り注ぎ、ガラクタの山がいくつも出来た。
大成功
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